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高齢者保健福祉計画及び第5期浦安市介護保険事業計画(素案)

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Academic year: 2018

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(1)

浦安市高齢者保健福祉計画

及び

第5

期浦安市介護保険事業計画

素案)

(2)
(3)

(4)
(5)

第1部 総論 ...1

第1章 計画の基本的な考え方 ...3

第1節 計画策定の背景と趣旨 ... 3

第2節 法的根拠... 5

第3節 計画の位置づけ ... 7

第4節 計画期間... 8

第5節 計画の策定体制 ... 8

第2章 高齢者の現状と将来予測 ...9

第1節 人口構造の推移と推計 ... 9

(6)

基本目標Ⅶ 生活環境の整備 ...7 5 第2節 事業の円滑な実施のための方策 ...8 4 1 高齢者保健福祉サービスの全体調整 ...8 4 第2章 介護保険事業計画 ... 8 7 第1節 第5期介護保険事業計画の基本的考え方 ...8 7 1 基本的な考え方 ...8 7 2 計画策定の方向 ...8 7 3 日常生活圏域 ...8 8 4 介護給付適正化への取り組み ...9 0 第2節 介護保険事業の現状 ...9 1 1 人口と高齢者数 ...9 1 2 認定と給付...9 2 3 介護保険サービス計画値(第4期計画)の検証 ...9 8 4 事業の効果... 1 0 1 5 各サービスの利用状況と今後の見込み ... 1 0 3 第3節 被保険者数等の今後の見込み(平成 2 4 ∼2 6 年度) ... 1 2 2 1 被保険者数の推計 ... 1 2 2 2 要介護認定者数の年次別推計 ... 1 2 2 3 介護サービス利用者数の推計 ... 1 2 3 4 地域密着型サービスの種類と計画数 ... 1 2 3

※ 以下、第4節・第5節及び第3部資料編につきましては、今後の介護報酬地域単価や、新サー

(7)

第1部

総論

第1部

(8)
(9)

第1章 計画の基本的な考え方

3

第1章

計画の基本的な考え方

第1節

計画策定の背景と趣旨

日本の高齢化は急速に進行しており、昭和 6 0 年には 1 0 %だった高齢化率が平 成 2 2 年 1 0 月には 2 2 .8 %に達しています。国の予想によると、高齢化率は平成 2 6 年には 2 5 %になり、国民の4人に1人が高齢者になるとされています。

浦安市は、全国でも高齢化率の低い自治体といわれていますが、近年、高齢化 が着実に進み、平成 1 8 年には、9 .4 %であった高齢化率が、平成 2 3 年4月には 1 1 .9 %となっています。また、人口将来推計によると、平成 2 0 年以降、人口の 増加とともに、高齢化率も上昇し、平成 2 6 年には 1 3 .8 % 、1 0 年後の平成 3 3 年には 1 6 .5 % になると予測されます。

このような状況の中で、高齢者が心身ともに健康を維持し、地域社会の中で、 生き生きと安全・安心に生活できる地域を実現することが、市民共通の願いとい えます。

浦安市では、現行の「高齢者保健福祉計画及び第4期介護保険事業計画」に基 づいて、高齢者に対して、各種の保健・福祉サービスや介護保険サービスを総合 的に提供してきました。

現在、高齢者をめぐっては、増加する要介護・要支援の高齢者への各種サービ スの充実から、認定を受けていない人や認定を受けて自立と認定された人に対す る介護予防、認知症高齢者対策やひとり暮らし高齢者・高齢者世帯への支援、さ らには元気高齢者の生きがいづくりまで、幅広い分野にわたる課題が残されてい ます。

こうした状況にあって、国においては、第5期計画において、「医療との連携の 強化」「介護サービスの充実と強化」「予防の推進」「見守り・配食等の生活支援サ ービスの確保と権利保障」「高齢者の住まいの整備」という5つの項目を重点的な 取り組みとして位置づけ、高齢者が身近な地域で安心して生活できるよう、多様 なサービスを組み合わせて、切れ目のない支援をしていくことのできる地域包括 ケアシステムの一層の充実を図る、という方向性を強く打ち出しています。また、 認知症対策についても、最も重点的に取り組むべき事項とされています。

(10)

第1部 総 論

4

まで幅広い事業を通して、支援体制を構築していくことも重要です。

こうしたことから、前計画の基本理念である『高齢者が地域で安全・安心に暮 らすまちを目指して』を継承しながら、地域包括ケアシステムの充実や介護予防、 認知症対策の重視という観点に立って、日常生活圏域の実情に即したサービス提 供体制の一層の充実を図るため、前計画の見直しを行いました。

(11)

第1章 計画の基本的な考え方

5

第2節

法的根拠

この「高齢者保健福祉計画及び第5期介護保険事業計画」は、老人福祉法第 2 0 条 の8に定められている「老人福祉計画」及び介護保険法第 1 1 7 条に定められている 「介護保険事業計画」が一体となった総合的視点から策定しています。

なお、市町村老人保健計画は平成 2 0 年3月末で廃止となり、これに関連した事業 は健康増進法や高齢者の医療の確保に関する法律に移管されましたが、高齢者の保健 と福祉は関連が深く,本市では従来どおり保健に関する計画も包括した内容としまし た。

■ 平成 2 3 年度の介護保険法の一部改正

介護保険制度は施行されてから 1 0 年を経過していますが、その後の急速な高齢化 を踏まえて、平成 2 3 年 6 月に「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一 部を改正する法律」(平成 2 3 年法律 7 2 号)が公布されました。この法律改正にお いては、医療ニーズの高い高齢者や重度の要介護者の増加、ひとり暮らし・高齢者の み世帯の増加への対応、介護人材の確保等の課題の解決に取り組むため、医療、介護、 予防、住まい、生活支援を切れ目なく提供する「地域包括ケアシステム」の構築の必 要性が強く打ち出されています。

(12)

第1部 総 論

6

地域包括ケアシステムの5つの視点による取り組み ①医療との連携強化

・2 4 時間対応の在宅医療、訪問看護やリハビリテーションの充実強化 ②介護サービスの充実強化

・特養等の介護拠点の緊急整備 ・2 4 時間対応の在宅サービスの強化 ③予防の推進

・できる限り要介護状態とならないための予防の取り組みや自立支援型の介護の推進 ④見守り、配食、買い物等多様な生活支援サービスの確保や権利擁護等

・一人暮らし、高齢夫婦のみ世帯の増加、認知症の増加を踏まえ、様々な生活支援(見 守り、配食等の生活支援や財産管理等の権利擁護サービス)サービスの推進

⑤高齢期になっても住み続けることができるバリアフリーの高齢者住まいの整備 ・高齢者専用住宅と生活支援拠点の一体的整備

・持ち家のバリアフリー化の推進

地域包括ケアシステムの構築

医療①

住宅⑤

生活支援④ 介護予防③

(13)

第1章 計画の基本的な考え方

7

第3節

計画の位置づけ

この計画は、『浦安市総合計画』を基本とし『浦安市地域福祉計画』の一環とし て、高齢者の保健福祉及び介護保険事業運営に関する本市の取り組みをまとめる ものです。

また、老人福祉法、介護保険法等の法令や市の関連個別計画との整合を図って 策定します。

都の関連計画

第 二 次 千 葉 県 地 域 福 祉 支 援

計画

千葉県高齢者保健福祉計画

第 四 次 千 葉 県 障 害 者 計 画 ・ 障害福祉計画

千 葉 県次 世 代育 成支 援 行 動 計画

健康ちば21

浦安市総合計画

浦安市地域福祉計画

社会福祉協議会

うらやす地域福祉活動計画Ⅱ

高 齢 者 保 健 福 祉 計 画

第5期介護保険事業計画

浦安市子育て支援総合計画 浦安市障がい者福祉計画

健康うらやす 21/特定健診等実施計画

その他の

関連個別計画

教 育

住 宅

交 通

環 境

情 報

防 災 等々

国の関連法制度・計画

障 害 者 基 本 計 画 / 重 点 施 策

実施5か年計画

健康フロンティア戦略/ 高齢者医療確保法と特定保 健事業等実施計画

(14)

第1部 総 論

8

第4節

計画期間

この計画は、老人福祉法に基づく高齢者福祉計画と介護保険法に基づく3か年計画 としての第5期介護保険事業計画が一体となった計画であり、計画期間は、平成 2 4 年度(2 0 1 2 年度)から平成 2 6 年度(2 0 1 4 年度)までの3か年計画とします。 第5期計画は、第3期、第4期の延長線上に位置づけられ、第3期計画策定時に定 めた平成 2 6 年度までの目標を達成する仕上げの計画とします。

■計画期間(浦安市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画)

2 3 年度 2 4 年度 2 5 年度 2 6 年度 2 7 年度 2 8 年度 2 9 年度

第5節

計画の策定体制

この計画は、福祉・保健・医療分野の専門家、学識経験者ならびに公募による 被保険者代表で構成する、浦安市介護保険運営協議会等で検討しました。また、 高齢者等実態調査及び第5期介護保険事業計画に伴う基礎調査及び日常生活圏域 ニーズ調査のほか、事業所ヒアリング、パブリックコメント等を通じ、幅広く市 民の要望・意見を反映しました。

今後、策定される浦安市復興計画と十分に調整を図りながら進めていきます。

見直し

第 5 期計画

策定

第5期計画

第 6

期計画

見直し

(15)

第2章 高齢者の現状と将来予測

9

第2章

高齢者の現状と将来予測

第1節

人口構造の推移と推計

人口構造の推移

総人口は、平成2 3 年4月1日現在、1 6 5 ,1 2 8 人で介護保険制度がスタート した平成1 2 年から約3 5 ,0 0 0 人増加しています。4 0 ∼6 4 歳人口の横ばいに対 し、前 期高 齢者 人口 及び後 期高 齢者 人口 とも増 加に 推移 し、 平成1 9 年 には、 1 0 %に達しています。今後も人口の増加とともに高齢化率の上昇が見込まれま す。

今後、浦安市では平成3 3 年にかけて人口の増加とともに、高齢者数と高齢化 率が上昇していくと予測されます。浦安市では、こうした状況に対応できるよ う、中長期的な視点に立って、高齢者のための各種サービスの見直しや住宅の 整備を行います

■ 人口構造の推移

(人)

平成 1 8 年 平成 1 9 年 平成 2 0 年 平成 2 1 年 平成 2 2 年 平成 2 3 年

総人口 A 1 5 5 ,7 1 4 1 5 7 ,8 9 6 1 6 0 ,0 3 1 1 6 2 ,9 4 4 1 6 4 ,0 4 0 1 6 5 ,1 2 8

4 0 ∼6 4 歳人口 B 4 9 ,7 5 4 5 0 ,5 2 0 5 1 ,6 9 8 5 3 ,1 0 1 5 4 ,6 0 8 5 6 ,2 0 9

比 率 B/ A 3 2 .0 % 3 2 .0 % 3 2 .3 % 3 2 .6 % 3 3 .3 % 3 4 .0 %

6 5 ∼6 9 歳人口 5 ,6 5 6 6 ,1 8 4 6 ,5 5 3 7 ,0 7 8 7 ,3 5 1 7 ,2 1 7

7 0 ∼7 4 歳人口 3 ,7 6 5 4 ,0 3 8 4 ,3 3 5 4 ,5 9 0 4 ,8 8 7 5 ,2 0 2

前期高齢者人口 C 9 ,4 2 1 1 0 ,2 2 2 1 0 ,8 8 8 1 1 ,6 6 8 1 2 ,2 3 8 1 2 ,4 1 9

比 率 C/ A 6 .1 % 6 .5 % 6 .8 % 7 .2 % 7 .5 % 7 .5 %

7 5 ∼7 9 歳人口 2 ,5 3 9 2 ,6 3 8 2 ,8 0 9 2 ,9 4 3 3 ,0 7 7 3 ,3 6 5

8 0 ∼8 4 歳人口 1 ,4 7 0 1 ,6 6 0 1 ,8 0 8 1 ,9 1 1 2 ,0 5 3 2 ,1 5 3

8 5 歳以上人口 1 ,1 5 5 1 ,2 5 4 1 ,3 6 6 1 ,4 7 8 1 ,5 5 7 1 ,7 1 0

後期高齢者人口 D 5 ,1 6 4 5 ,5 5 2 5 ,9 8 3 6 ,3 3 2 6 ,6 8 7 7 ,2 2 8

比 率 D / A 3 .3 % 3 .5 % 3 .7 % 3 .9 % 4 .1 % 4 .4 %

高齢者人口 E 1 4 ,5 8 5 1 5 ,7 7 4 1 6 ,8 7 1 1 8 ,0 0 0 1 8 ,9 2 5 1 9 ,6 4 7

比 率 E / A 9 .4 % 1 0 .0 % 1 0 .5 % 1 1 .0 % 1 1 .5 % 1 1 .9 %

出典:登録人口( 4月1日現在) ※ 登録人口とは住民基本台帳登録数+外国人登録者数の合計です。現在まで、別々ですが本年7月より一緒になる予定です。 ※ この計画では 6 5歳∼7 4 歳を「前期高齢者」、7 5 歳以上を「後期高齢者」と表現しています。

(16)

第1部 総 論

10

■ 高齢化率の推移

出典:登録人口( 4月1日現在)

■ 前期・後期高齢者人口の推移

出典:登録人口( 4月1日現在) 155,714 157,896 160,031

162,944 164,040 165,128

9. 4

10. 0

10. 5

11. 9 11. 0

11. 5

0 50,000 100,000 150,000 200,000

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 (人 )

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0

総人口

高齢化 率

(%)

9,421 10,222

10,888 11,668

12,238 12,419

5,164

5,552

5,983

6,332

6,687

7,228

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

後 期高齢者

前 期高齢者

(17)

第2章 高齢者の現状と将来予測

11

人口構造の将来推計

人 口 将 来 推 計 で は 、 平 成 2 4 年 以 降 も 増 加 傾 向 に あ り 、 平 成 2 6 年 に は 、 1 7 0 ,3 9 2 人と予 測さ れています。高齢化率 も年々上昇が見込まれ 、特に平成 2 4 年から平成2 6 年にかけて高齢化率が1 2 .3 %から1 3 .8 %へ上昇することが 予測されています。

■人口構造の将来推計

(人)

平成 2 4 年 平成 2 5 年 平成 2 6 年

総人口 A 1 6 7 ,8 4 6 1 6 9 ,4 7 1 1 7 0 ,3 9 2

0 ∼1 4 歳人口 B 2 7 ,9 3 9 2 8 ,1 0 2 2 8 ,0 3 4

比 率 B/ A 1 6 .6 % 1 6 .6 % 1 6 .5 %

1 5 ∼2 9 歳人口 C 3 1 ,5 3 6 3 1 ,3 5 5 3 1 ,1 5 3

比 率 C/ A 1 8 .8 % 1 8 .5 % 1 8 .3 %

3 0 ∼6 4 歳人口 C 8 7 ,8 1 0 8 7 ,8 8 6 8 7 ,7 2 0

比 率 C/ A 5 2 .3 % 5 1 .9 % 5 1 .5 %

6 5 歳以上人口 D 2 0 ,5 6 1 2 2 ,1 2 8 2 3 ,4 8 5

比 率 D / A 1 2 .3 % 1 3 .1 % 1 3 .8 %

出典:人口推計業務委託報告書( 平成 2 3年3月)

■人口構造の将来推計

出典:人口推計業務委託報告書( 平成 2 3年3月) 27,939 28,102 28,034

31,536 31,355 31,153 87,810 87,886 87,720

20,561 22,128 23,485

167,846 169,471 170,392

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000 200,000

平 成24年 平成25年 平成26年

0∼14歳 人口 15∼2 9歳人口 30∼ 64歳人 口 6 5歳以上 人口

(18)

第1部 総 論

12

人口構造の将来推計(1 0

年後)

人 口 将 来 推 計 で は 、 平 成 2 4 年 以 降 も 増 加 傾 向 に あ り 、 平 成 3 3 年 に は 、 1 7 2 ,9 2 8 人と予 測さ れています。高齢化率 も年々上昇が見込まれ 、特に平成 2 9 年には高齢化率が1 5 .3 %を超え、平成3 3 年には1 6 .5 %になると予測され ています。

■ 人口構造の将来推計

(人)

平成 2 4 年 平成 2 5 年 平成 2 6 年 平成 2 9 年 平成 3 2 年 平成 3 3 年

総人口 A 1 6 7 ,8 4 6 1 6 9 ,4 7 1 1 7 0 ,3 9 2 1 7 3 ,2 0 9 1 7 3 ,1 4 2 1 7 2 ,9 2 8

0 ∼1 4 歳人口 B 2 7 ,9 3 9 2 8 ,1 0 2 2 8 ,0 3 4 2 7 ,6 0 2 2 6 ,1 5 2 2 5 ,7 1 2

比 率 B/ A 1 6 .6 % 1 6 .6 % 1 6 .5 % 1 5 .9 % 1 5 .1 % 1 4 .9 %

1 5 ∼2 9 歳人口 C 3 1 ,5 3 6 3 1 ,3 5 5 3 1 ,1 5 3 3 0 ,7 7 8 3 1 ,7 3 4 3 2 ,1 6 4

比 率 C/ A 1 8 .8 % 1 8 .5 % 1 8 .3 % 1 7 .8 % 1 8 .3 % 1 8 .6 %

3 0 ∼6 4 歳人口 D 8 7 ,8 1 0 8 7 ,8 8 6 8 7 ,7 2 0 8 8 ,2 9 9 8 7 ,1 4 8 8 6 ,5 9 9

比 率 D/ A 5 2 .3 % 5 1 .9 % 5 1 .5 % 5 1 .0 % 5 0 .3 % 5 0 .1 %

6 5 歳以上人口 E 2 0 ,5 6 1 2 2 ,1 2 8 2 3 ,4 8 5 2 6 ,5 3 0 2 8 ,1 0 8 2 8 ,4 5 4

比 率 E/ A 1 2 .3 % 1 3 .1 % 1 3 .8 % 1 5 .3 % 1 6 .2 % 1 6 .5 %

出典:人口推計業務委託報告書( 平成 2 3年3月)

■人口構造の将来推計

27,939 28,102 28,034 27,602 26,152 25,712 31,536 31,355 31,153 30,778 31,734 32,164 87,810 87,886 87,720 88,299 87,148 86,599

20,561 22,128 23,485 26,530 28,108 28,454

167,846 169,471 170,392

173,209 173,142 172,928

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000 200,000

平成24年 平成25年 平成26年 平成29年 平成32年 平成33年

0∼14 歳人口 15∼ 29歳人 口 3 0∼64歳 人口 65歳以 上人口

(19)

第2章 高齢者の現状と将来予測

13

年齢階級(3区分)別人口の推移

年齢3区分別人口推移では、平成1 8 年から年少人口は微増傾向に推移し、老 年人口の比率は2 .5 ポイント上昇している一方、生産年齢人口は2 .8 ポイント減 少し高齢化が進んでいます。

■ 年齢3区分別人口の推移

(人)

平成 1 8 年 平成 1 9 年 平成 2 0 年 平成 2 1 年 平成 2 2 年 平成 2 3 年

総人口 A 1 5 5 ,7 1 4 1 5 7 ,8 9 6 1 6 0 ,0 3 1 1 6 2 ,9 4 4 1 6 4 ,0 4 0 1 6 5 ,1 2 8

年少人口 B 2 5 ,1 6 7 2 5 ,7 2 9 2 6 ,1 5 2 2 6 ,7 3 2 2 7 ,0 2 9 2 7 ,1 0 6

比 率 B/ A 1 6 .2 % 1 6 .3 % 1 6 .3 % 1 6 .4 % 1 6 .5 % 1 6 .4 %

生産年齢人口 C 1 1 5 ,9 6 2 1 1 6 ,3 9 3 1 1 7 ,0 0 8 1 1 8 ,2 1 2 1 1 8 ,0 8 6 1 1 8 ,3 7 5

比 率 C/ A 7 4 .5 % 7 3 .7 % 7 3 .1 % 7 2 .5 % 7 2 .0 % 7 1 .7 %

老年人口 D 1 4 ,5 8 5 1 5 ,7 7 4 1 6 ,8 7 1 1 8 ,0 0 0 1 8 ,9 2 5 1 9 ,6 4 7

比 率 D / A 9 .4 % 1 0 .0 % 1 0 .5 % 1 1 .0 % 1 1 .5 % 1 1 .9 %

年少人口指数 ※ 1 2 1 .7 % 2 2 .1 % 2 2 .4 % 2 2 .6 % 2 2 .9 % 2 2 .9 %

老年人口指数 ※ 2 1 2 .6 % 1 3 .6 % 1 4 .4 % 1 5 .2 % 1 6 .0 % 1 6 .6 %

老年化指数 ※ 3 5 8 .0 % 6 1 .3 % 6 4 .5 % 6 7 .3 % 7 0 .0 % 7 2 .5 %

出典:登録人口(各年 4月 1日現在)

25,167 25,729 26,152 26,732 27,029 27,106 116,393 117,008 118,212

14,585 15,774 16,871 18,000 18,925

19,647

118,086 118,375 115,962

155,714 157,896

160,031 162,944

164,040 165,128

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000 200,000

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 ( 人)

老年人口

生産年齢人口

(20)

第1部 総 論

14 用語解説

※ 1

年少(0 ∼1 4 歳)人口指数とは、生産年齢(1 5 ∼6 4 歳)人口 1 0 0 人に対する年少人口比率のことです。

1 0 0 生産年齢人口

年少人口

年少人口指数 

※ 2

老年(6 5 歳以上)人口指数とは、生産年齢人口 1 0 0 人に対する老年人口の比率のことです。

1 0 0 生産年齢人口

老年人口

老年人口指数 

※ 3

老年化指数とは、年少人口 1 0 0 人に対する老年人口比率のことです。

1 0 0 年少人口 老年人口

(21)

第2章 高齢者の現状と将来予測

15

第2節

高齢者のいる世帯の状況

高齢者世帯の状況

平成2 2 年国勢調査の総世帯数は7 1 ,4 1 1 世帯で、その中で高齢者のいる世帯 は、1 3 ,3 2 0 世帯の1 8 .7 %となっています。高齢者単身世帯及び高齢者夫婦世 帯は平成1 7 から平成2 2 年において、急激に増加し、合わせた高齢者のみ世帯 は、平成1 7 年の4 ,0 2 7 世帯から5 ,9 4 6 世帯まで増加しています。

■ 高齢者世帯の推移

(世帯)

平成2年 平成7年 平成 1 2 年 平成 1 7 年 平成 2 2 年

総世帯 A 4 3 ,8 2 5 5 0 ,1 1 6 5 6 ,6 5 4 6 7 ,4 4 6 7 1 ,4 1 1

高齢者のいる世帯 B 3 ,9 0 7 5 ,4 0 7 7 ,4 9 5 1 0 ,0 5 1 1 3 ,3 2 0

比 率 B/ A 8 .9 % 1 0 .8 % 1 3 .2 % 1 4 .9 % 1 8 .7 %

高齢者夫婦世帯 C 6 5 9 1 ,0 1 8 1 ,8 2 2 2 ,0 9 8 3 ,1 0 2

比 率 C/ A 1 .5 % 2 .0 % 3 .2 % 3 .1 % 4 .3 %

高齢者単身世帯 D 4 1 7 8 8 1 1 ,5 1 8 1 ,9 2 9 2 ,8 4 4

比 率 D / A 1 .0 % 1 .8 % 2 .7 % 2 .9 % 4 .0 %

出典:国勢調査 。

■高齢者世帯比の推移

8.9

10.8

13.2

14.9

18.7

3.1

4.3

4.0 1.5

2.0

3.2

2.9 2.7

1.8 1.0

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0

平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

高齢 者のい る世帯比

高齢 者夫婦 世帯比

高齢 者単身 世帯比

(22)

第1部 総 論

16

高齢者世帯の住居状況

平成2 2 年国勢調査の高齢者のいる一般世帯の住居状況を見ると、「持ち家」 が8 1 .6 %となっています。また、単身世帯については、「持ち家」が6 3 .6 %に なり、「民営の借家」が2 5 %となっています。

■ 高齢者世帯の住居状況

(世帯)

持ち家

公営・公社

・公団住宅

民営の借家 給与住宅 間借り

高齢者のいる世帯 1 0 ,8 4 7 7 5 9 1 ,5 0 3 8 1 1 0 0

構成比 8 1 .6 % 5 .7 % 1 1 .3 % 0 .6 % 0 .8 %

高齢者単身世帯 1 ,7 9 9 2 3 2 7 0 7 2 4 6 6

構成比 6 3 .6 % 8 .2 % 2 5 .0 % 0 .9 % 2 .3 %

(23)

第3章 計画の基本理念と基本的方向

17

第3章

計画の基本理念と基本的方向

第1節

基本理念

国民の平均寿命は年々延伸し、「人生 8 5 年時代」を迎えようとしています。 いつまでも健やかで、目標を持ち、生きがいに満ちている充実した高齢期を過 ごしていくためには、その人生 8 5 年時代に合致した考え方・生き方を一人ひと りが見つめなおすことが求められています。

一方、それに伴い、要介護者の増加とともに、高齢者の虐待や生活の安全を脅 かす事件の発生等、様々な問題の噴出や拡大が懸念されています。

このため、地域社会は、長寿を謳歌できる環境や仕組みを整えるとともに、様々 な不安を払拭し、セーフティネットとしての機能を十分果たしていくことが求め られます。

また、今回の東日本大震災で、改めて家族の絆や地域の人々のつながりの大切 さが認識されたことから、地域の人々の支えあいの輪を広めていくことが求めら れています。

このような認識に立ち、市民団体・企業・浦安市等が協働し、「自助・共助・公 助」のバランスが取れ、高齢者一人ひとりの権利尊重を重視した施策を推進する ことにより、「高齢者が安心して暮らせる地域社会をめざして」を目指すものとし ます。

また、平成 2 0 年3月に策定された「千葉県地域ケア整備構想」では、「誰もが、 ありのままにその人らしく、地域で暮らすことが出来る地域社会の実現」を目指 しての具体的な取り組みが示されており、本市においても、地域包括ケアシステ ムの充実を図り、様々な施策を講じていきます。

高齢者が安心し

て暮らせる

地域社会を

めざし

(24)

第1部 総 論

18

第2節

基本的方向

元気な方を含めたすべての高齢者が、心身ともに、生き生きと生活できるよ うな環境づくりを総合的に進めていきます。

要介護状態にならないための予防対策、元気な方も含めたすべての高齢者が 生きがいや活力を得られる環境づくり等、より幅広い視点で、高齢者施策に取 り組んでいきます。

「ふるさとうらやす」をいつまでも

地域に根ざした保健福祉の環境づくり』

高齢者関連施策・サービスが質・量ともに増大する中で、全市的な取り組み とともに、生活圏域等地域レベルの視点を大切にした、きめ細かい対策の充実 が求められています。

高齢者のニーズは様々であるとともに、長い歴史と都市としての近代性を併 せ持つ本市が醸成する多様なコミュニティのあり方等を踏まえ、地域に根ざし、 高齢者により身近な存在としての各施策・支援体制の充実に取り組んでいきま す。

「まちの活力」をいつまでも

持続性・循環性のある高齢者まちづくり』

福祉ニーズの増大等、様々な変化に対応することはもとより、ふるさとの活 力をいつまでも維持・継承していくために、関連する行財政の安定運営等、持 続性のある高齢者のためのまちづくりが求められています。

浦安市の活力を維持し、安定的なまちづくりを持続させるために、高齢者が いつまでも自主的な生活を送れるよう、支援するとともに、元気な高齢者の社 会参加を促進していきます。

また、本格的な高齢社会の下では、高齢者の活力は地域社会全体の活力へと 大きく波及することも期待されます。高齢者のためのまちづくりが幅広い世代 を通じた地域社会へと循環し、活力の相乗効果を生み出すような取り組みにも 努めます。

「私らしさ」をいつまでも

(25)

第3章 計画の基本理念と基本的方向

19

第3節

基本目標

基本目標に連なる施策群や主な施策事業等は以下のとおりです。

基本目標 施策群 施策事業等

① 総 合 的 な 健 康づ く り の 計画で あ る 「 健 康 うら や す

2 1 」を推進します

②地域で健康づくりをします

③生活習慣病の予防をします 1.健康づくり ・保健事業 の体

系的な推進

④健康推進員の活動を充実させていきます

⑤いのちとこころの支援をしていきます

2.健康情報の周知

①広報紙、ポスター、ホームページ等により関連情報

を周知します

3.健康づくり拠点の活用

① 健 康 づ く り 拠点 と し て 健康セ ン タ ー の 活 用を 図 り

ます

①健康手帳の有効活用を進めます

②健康教育を実施します

③健康相談体制を充実します 4.保健サービスの充実

④各種健( 検) 診等を実施します

① 要 介 護 と な るお そ れ の 高い方 ( 二 次 予 防 事業 対 象

者)の把握に努めます

②二次予防事業の充実を図ります

③介護予防に関する知識の普及啓発を行います

④ 地 域 で 介 護 予防 を 推 進 する体 制 づ く り を 目指 し ま

Ⅰ.高齢者保

健 サ ー ビ

スの整備

5.介護予防の充実

⑤介護予防教室を開催し、介護予防の普及啓発を行い

ます

①後期高齢者医療制度の充実を図ります 1.高齢者医療サービスの充実

②老人医療費の一部助成を行います

③予防接種費用の助成を行います

①新病院として東京ベイ・浦安市川医療センターを平

成2 4 年4月に開院します。

② 順 天 堂 大 学 医学 部 附 属 浦安病 院 の 高 度 救 急医 療 体

制の充実に働きかけていきます

③在宅医療支援事業を推進していきます 2.地域医療体制の整備

④訪問歯科診療を推進していきます

Ⅱ.高齢者医

療 サ ー ビ

スの整備

3.持続的な施 策の取り組 み強

(26)

第1部 総 論

20

基本目標 施策群 施策事業等

1.介護保険サービスの充実 ①各論 介護保険事業計画に掲載しています

①高齢者世帯住み替え家賃等を助成します

②バス乗車券を交付し、社会参加の促進を図ります

③歩行補助車(シルバーカー)購入費の助成を行いま

④交通安全つえを給付します

⑤緊急通報装置を貸与します

⑥高齢者用電話を貸与します

⑦白内障用特殊眼鏡等購入費を助成します

⑧補聴器購入費を助成します

⑨住宅用火災警報器の購入費用を助成します

⑩はり・きゅう・マッサージ利用券を交付します

⑪給食サービスを実施します

⑫はいかい探索サービスの利用料等を助成します 2.日常生活支 援サービス の充

⑬お元気コール・ホームサービスの充実を図ります

⑭高齢者あんしんマンション支援事業を推進してい

きます。

① 介 護 保 険 施 設利 用 高 齢 者送迎 サ ー ビ ス を 実施 し ま

②要介護高齢者等へ紙おむつの給付をします

③ 要 介 護 高 齢 者出 張 理 髪 サービ ス 利 用 券 を 交付 し ま

④夜間安心訪問ヘルプサービスを実施します

⑤通院ヘルプサービスを実施します

⑥家族介護慰労金を交付します

⑦住宅改修費を助成します

⑧福祉タクシーの利用費を助成します

Ⅲ.在宅福

祉 サ ー ビ

スの整備

3.在宅介護支 援サービス の充

⑨要介護高齢者寝具乾燥消毒サービスを行います

1.地域包括支 援センター 相談

業務

①総合相談業務の充実を図ります

2.在宅介護支 援センター 相談

業務

①在宅介護支援センター相談体制の充実を図ります

Ⅳ.相談サー

ビ ス の 整

3.老人福祉センター相談事業 ①老人福祉センターでの相談体制の充実を図ります

①高齢者虐待防止に努めます 4.権利擁護の推進

②福祉サービス利用援助事業を推進していきます

③成年後見制度の利用を促進していきます

(27)

第3章 計画の基本理念と基本的方向

21

基本目標 施策群 施策事業等

①老人クラブ会員の確保に努めます

②運営費補助金を交付し、活動の活性化に努めます 1.老人クラブ活動の充実

③クラブ会館の整備を行います

2.老人福祉センターの充実 ①老人福祉センターの運営充実を図ります

①うらやす市民大学の充実を図っていきます

②出前講座の充実を図っていきます

③文化・芸術活動を推進していきます

④世代間交流活動を促進していきます

⑤各地区の公民館活動を支援していきます 3.生涯学習の推進

⑥図書館施設・設備や蔵書の充実を図ります

①生涯スポーツを推進していきます 4.スポーツ活動の推進

② 高 齢 者 が ス ポー ツ に 親 しめる 環 境 づ く り を進 め て

いきます

①中・長期的な視点による高齢者就業・生きがいづく

り振興策を確立していきます

②ワークシェアリングの維持に努め、就業機会を拡大

していきます

③就業に関する知識・技能・安全の習得・向上を図っ

ていきます

④ セ ン タ ー の 会員 増 加 P Rと加 入 を 促 進 し てい き ま

⑤組織・執行体制の強化を図ります

5.シルバー人材センターの充実

⑥自主事業の推進を図っていきます

①高年齢者雇用促進奨励金の活用を促進します

Ⅴ.生きがい

対策・社会

参 加 事 業

の推進

6.高齢者の雇用促進

② 高 齢 者 職 業 相談 や 職 業 紹介等 就 業 を 支 援 して い き

ます

①介護予防リーダーを養成していきます 7.高齢者が高 齢者を支え あう

環境づくり

②介護予防リーダーの活動を支援していきます

①ひとり暮らし高齢者等に対し、支援していきます

1.社会福祉協議会との連携強化

②福祉車両の貸出しを実施していきます

2.民生委員・ 児童委員活 動の

推進

①活動の推進と組織強化をしていきます

3.ボランティア活動等の推進

① ボ ラ ン テ ィ アセ ン タ ー を拠点 に 活 動 を 推 進し て い

きます

Ⅵ.地域福祉

活 動 の 推

4.市民活動への支援 ①市民活動団体の支援と協働事業の促進をします

5.市民による 生活支援の 仕組

みづくり

① 市 民 に よ る 生活 支 援 の 仕組み づ く り を 検 討し て い

(28)

第1部 総 論

22

基本目標 施策群 施策事業等

①市営住宅の維持管理に努めます

②市営住宅の優先入居等、優遇策を図っています

③住宅セーフティネットの構築等に努めていきます

④分譲集合住宅対策を推進していきます

⑤地域優良賃貸住宅制度を検討していきます

⑥あんしん賃貸支援事業の検討をしていきます 1.住宅の整備

⑦高齢者住宅相談窓口を創設します

2.外出しやすいまちづくり ①道路環境の整備の充実に努めます

②公共交通・交通拠点の整備を図ります

③公共建築物の改修等を進めます

3.防災・防犯体制の整備 ①災害に強い都市づくりを推進します

②自主防災組織の推進と防災意識の高揚に努めます

③災害時要援護者対策を推進していきます

4.消防・救急救命体制の整備

①高齢者や要支援・介護者に対する防火対策を推進し

ていきます

②救急救命体制の充実強化に努めます

③救急メディカル情報支援事業を推進します

①防犯体制の充実に努めます

②消費者被害防止のための啓発を行います

③ 高 齢 者 世 帯 への 消 費 者 対策の 充 実 を 図 っ てい き ま

Ⅶ.生活環境

の整備

5.安全な日常生活の確保

(29)

第3章 計画の基本理念と基本的方向

23

第4節

重点施策

高齢者が安心して暮らせる地域社会を目指して ∼地域包括ケアシステムの充実∼

高齢者が住み慣れた地域で、趣味や社会的な活動に生きがいを感じ、毎日を楽し く生き生きと暮らせ る ような地域社会をみ ん なで力を合わせて組 織 的につくって いくことが高齢者の健康を維持していくために重要です。要介護状態にならないた めの予防対策、元気な方も含めたすべての高齢者が生きがいや活力を得られる環境 づくり等、より幅広い視点で高齢者施策に取り組んでいきます。

また、長い歴史と都市としての近代性を併せ持つ本市は、コミュニティのあり方 も地域により違いがあります。ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯は年々増 加しており、地域によっては子どもに呼び寄せられ、ふるさとから都会に移り住む 高齢者が増えている地域もあります。そのため、高齢者は孤立しやすく、地域内の コミュニケーション 不 足やネットワーク力 の 低下が懸念されるた め 地域の見守り 機能を強化していきます。

さらに、市民ニーズは多様化し、地域が抱える課題も多岐にわたり、行政のみの 力でそれらすべてに対応し解決することが困難な社会環境になりつつあります。地 域の中でのさまざまな課題を市民が自分たちの問題として受け止め、解決に向けて 自らの意志で主体的に取り込もうとする意識のある人々が徐々に増えています。こ うした思いがボランティアやN P O 等の活動に発展し地域社会の中で新たな役割を 担うことのできる環境を整えていきます。

こうした状況にあって、国においては第5期計画において、「医療との連携の強 化」「介護サービスの充実と強化」「予防の推進」「見守り・配食等の生活支援サー ビスの確保と権利擁護」「高齢者の住まいの整備」という5つの項目を重点的な取 り組みとして位置づけました。さらに、多様なサービスを組み合わせて、切れ目の ない支援をしていくことのできる地域包括ケアシステムの一層の充実を図る、とい う方向性を強く打ち出しています。また、認知症対策についても、最も重点的に取 り組むべき事項とされています。

(30)

第1部 総 論

24

重点施策1

医療と介護の連携強化

高齢者が地域で自立して生活していくために、病気や介護が必要になった 場合でも、地域の中で福祉や保健のサービスだけでなく、適切な医療を受け られる体制が求められています。

したがって、高齢者の在宅療養を支援するために訪問看護事業等を充実さ せていきます。また今期から制度化される「定期巡回・随時対応型訪問介護・ 看護」や「複合型サービス」(小規模多機能施設と訪問看護の組み合わせ等) を実施できる体制の整備を図っていきます。

こうしたことから、福祉だけではなく、地域の中で高齢者が自分に最も合 ったサービスを受けられるよう、保健、福祉、医療の各分野が、それぞれの 役割を明確にしながら、緊密に連携していきます。

重点施策2

生活支援サービス

高齢者が、地域の人々に支えられながら、安全に安心して生活していけ る社会が求められています。そのためには、高齢者が介護予防や介護等の 介護保険サービスだけではなく、見守り・声かけ・買い物支援等の介護保 険外の生活支援サービスを受けられる体制を構築することが必要です。

(31)

第3章 計画の基本理念と基本的方向

25

重点施策3

高齢者の居住に係る連携

高齢者が要介護状態になっても、住みなれた地域の中で安全に、安心して 生活していくためには、各種のサービス提供体制が整備されているだけでは なく、生活の基盤である住居が、生活しやすいよう整備されていることが重 要です。

こうしたことから、高齢者の持ち家のバリアフリー化を推進し、サービス 付き高齢者住宅等の整備を検討していきます。

現在、浦安市では特別養護老人ホームの入所希望者は3 0 0 人を超えていま す。浦安市は全国の中でも高齢化率は低くなっていますが、今後高齢化が進 むにつれて、施設への入所を希望する高齢者が増加することが予想されます。

こうした施設への入所を希望する高齢者が、施設の中で適切な支援を受け ながら、安心して生活できるようにしていくことが重要な課題となっていま す。

このような状況に対応するために、広域型特別養護老人ホームの建設に向 けて準備を行い、入所希望者の解消を図ります。

また、小規模特別養護老人ホームを2 4 年度に2ヶ所( 定員合計5 8 名) 、2 5 年度に1ヵ所( 定員2 9 名) 整備します。さらに老人保健施設の整備も検討しま す。

■ 高齢者向け住まいの位置づけ

養護老人ホーム

サービス付高齢者住宅

生活支援ハウス

軽費老人ホーム・シルバー ハウジング

介護付有料老人ホーム(介護専用)

グループホーム グループリビング

ケアハウス

低 高

(32)

第1部 総 論

26

重点施策4

認知症支援策の充実

近年、認知症の高齢者が増加しており、本人のみならず家族を含めた総合 的な支援体制を構築することが求められています。

こうした状況に対応するため、地域の人々の認知症に関する理解を促進す るために、認知症サポーターを養成し、地域の支援体制の充実を図ります。

今後は、保健、福祉、医療が緊密に連携し、認知症の予防、早期発見、治 療、介護の充実を図るとともに、相談体制の整備、認知症高齢者へのデイサ ービスの充実を図るほか、認知症高齢者用のグループホームを設置していく 等、認知症高齢者とその家族を支える支援体制の充実を図ります。

また、今後は親族による成年後見が困難な認知症高齢者が増加するものと 予想されます。そのため、認知症高齢者に対して、介護サービス利用契約等 の支援を行う、成年後見制度の推進を図ります。

さらに虐待被害を受けている高齢者には、認知症の症状がある人が少なく ないとの指摘もあることから、認知症の高齢者虐待の予防、早期発見、支援 についても、取り組んでいきます。

重点施策5

健康づくり・介護予防の推進

高齢期を健やかに過ごし自分らしい生活を実現するための準備として、健 康づくり・介護予防に取り組むことが大切です。健康づくりから介護予防ま で一貫性のある事業を身近な地域で幅広く実施していきます。

(33)

第3章 計画の基本理念と基本的方向

27

地域包括支援センターの機能充実

地域包括支援センターでは、高齢になっても住み慣れた場所で安心して生 活を続けられるように様々な相談に応じています。高齢者が自らの能力を最 大限に発揮して、尊厳ある生活がおくれるように、介護保険サービスや福祉 サービス、その他のインフォーマルサービス等を上手に使うための様々な支 援をしています。

また、支援を要する高齢者を支えられる地域づくりを目指すと共に、身体 的な状況が変わっても、切れ目のないサービスが提供され、その人らしい生 活を地域でおくることの出来るように、関係者を集め定期的に「地域包括ケ ア評価会議」を開催し、地域包括ケアシステムの構築をすすめます。さらに、 「高齢者虐待防止研修会」や「認知症勉強会」等を開催し、支援者側のスキ ルアップを図ると共に、市民への普及啓発を行っていきます。それらにより、 地域のなかで高齢者の様々な困難な状況が早期に発見され、適切に対応でき る体制を整えていきます。

そして、地域包括支援センターの認知度が低いことから、どのようなセン ターなのかがイメージができるような愛称も検討していきます。

今後は、各地域における高齢者人口の増加の推移等を考慮しながら、第5 期介護 保険 事業 計画 期間中 に地 域包 括支 援セン ター を増 設す る方向 で検討 します。

地域による

支えあい

高齢者

地域包括ケアシステムの 推進

在宅介護

支援センター

地域包括

支援センター

在宅医療や

訪問看護など

医療サービス

健康づくり

介護予防

日常の

生活支援 住まい

連携

《地域包括ケアシステム》

行政等

関係機関

介護

サービス

小規模ネットワーク

(34)
(35)

第2部

各論

第2

(36)
(37)

第1章 高齢者保健福祉計画

31

第1章

高齢者保健福祉計画

第1節

施策の展開

基本目標Ⅰ

高齢者保健サービスの整備

高齢者が心身ともに健康で、生き生きと生活することのできる社会が求め られています。

そのため、高齢者1人1人の健康意識を高めるため、健康づくりに関する 情報の提供を充実させるとともに、身近な地域での健康増進に係わる活動を 促進する等、市民の主体的な取り組みを支援していきます。

また、生活習慣病に対する予防として、食生活の改善や日常的な心身の健 康づくり等の一次予防のための保健サービスの充実を図るとともに、早期発 見・早期治療のための各種健診事業の充実を図ります。

(38)

第2部 各 論

32

1.健康づくり・保健事業の体系的な推進 ① 健康うらやす 2 1

施策事業 内容

■ 総合的な健康づくりの計画である「健康うらやす2 1 」に基づき、ラ

イフステージに合わせた健康づくりを推進し、高齢者世代へのきめ 細かい取り組みや、若年世代からの対策を充実させることで、健康 づくりの意識や実践が全市的な輪となって広がるよう努めます。

計画期間の 取り組み

◆ 「健康日本2 1 」の次の健康計画を見極めながら、事業や周知方法等

の見直しを行い、市民参加の促進を図ります。

担当課及び 関係機関

健康増進課

② 地域の健康づくり 施策事業

内容

■ 老人クラブへの周知活動や出前講座の活用等を推進し、地域で健康

に対する意識を高めていくことができるようにします。

計画期間の 取り組み

◆ 各老人クラブへの出前講座についてチラシやポスターを作成し、配

布します。各地域の老人クラブ会館へ、出張健康チェックの実施を 推進します。

担当課及び 関係機関

健康増進課

③ 生活習慣病予防 施策事業

内容

■ 特定健診および後期高齢者検診や各種がん検診等の受診を勧奨し、

異常の早期発見に努めます。

計画期間の 取り組み

◆ 各種検( 健) 診では、受診を勧奨するだけでなく、検診事後の保健指導

や介護予防の取り組みを充実していきます。

担当課及び 関係機関

(39)

第1章 高齢者保健福祉計画

33

④ 健康推進員活動 施策事業

内容

■ 健康づくりボランティアである健康推進員を通じて、健康に関する

様々な情報を発信していきます。健康推進員の平成2 3 年度現在の委 嘱数は2 4 名です。

計画期間の 取り組み

◆ 健康推進員とともに活動できるような健康づくり事業を推進してい

きます。

担当課及び 関係機関

健康増進課

⑤ いのちとこころの支援事業 施策事業

内容

■ 浦安市いのちとこころ支援対策協議会を設置し、身体の健康だけで

なく、こころの健康づくりについても、積極的に取り組んでいきま す。

計画期間の 取り組み

◆ 高齢者のうつ予防や自殺予防について、啓発に努めていきます。

担当課及び 関係機関

(40)

第2部 各 論

34

2.健康情報の周知 施策事業 内容

■ 広報紙・ポスター・ちらし・ホームページ等による関連情報の周知

をはじめ、健( 検) 診の受診を促す個別通知等を継続し、高齢者等の健

康づくりに対する知識の普及に努めます。また、受診率の横ばい傾 向や受診者の固定化等が続く場合には、よりわかりやすく関心を高 める方法等を検討し、サービスの適切な利用を進めます。

計画期間の 取り組み

◆ 健( 検) 診の個別の発送物を、市民に分かりやすい内容にしていきま

す。

◆ 4 月上旬から 健( 検 ) 診 を受診できるように 、 3月に個別通知を送付

し、受診しやすい環境づくりを推進します。

担当課及び 関係機関

健康増進課

3.健康づくり拠点の活用 施策事業

内容

■ 高齢者のほか、幅広い市民を対象に健康の情報を発信するとともに、

健康相談や健康教育、健康診査や介護予防事業等、各種事業の拠点 となる健康センターの活用を図ります。

計画期間の 取り組み

◆ 「健康うらやす2 1 」や「特定健康診査等実施計画」と連動しながら、 さらに市民に健康づくりの拠点の場として健康センターの定着を図 っていきます。

◆ 健康センターを利用した市民が、健康に関する情報や知識を得られ

るよう、センター内の掲示物の工夫や、チラシやリーフレットの配 布、トイレ等への健康教育配布物等の設置を推進します。

担当課及び 関係機関

健康増進課

4.保健サービスの充実 ①健康手帳

施策事業 内容

■ 健( 検) 診結果等の記録ができ、市民の自主的な健康管理・健康づくり

を支援する「健康手帳」を健康センター窓口や医療機関等で交付しま す。

■ 健康手帳の交付状況(単位:件)

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

合計 5 ,1 0 3 5 ,1 2 6 6 ,6 7 3

計画期間の 取り組み

◆ 健康づくりや健( 検) 診の内容を掲載し、適宜内容の充実を図っていき

ます。

担当課及び 関係機関

(41)

第1章 高齢者保健福祉計画

35

②健康教育 施策事業 内容

■ 個別健康教育

個別健康教育については、1人の対象者の指導に時間とマンパワー を要することから、集団健康教育における個別相談や、小集団を対 象とした実施も併せて、効率的に行います。

■ 集団健康教育

生活習慣病の予防、介護を要する状態にならないための予防、その 他健康に関する事項について、正しい知識の普及を図るとともに、 肥満・高血圧等の病態別健康教育・歯周疾患の健康教育等を一般健 康教育として実施します。

■ 健康教育の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

回数 1 1 1

生 活 習 慣 病 予 防

教室

参加者 3 4 2 6 2 5

回数 1 2 1 0 1 0

食 と 健 康 を 考

える講座 参加者 2 1 4 1 9 0 1 6 7

回数 6 6 1 4

骨 の 健 康 チ ェ ッ

参加者 7 6 2 8 5 7 1 ,6 8 0

回数 6 3 7 6 8 4

乳 が ん 自 己 触 診

セミナー

参加者 2 ,9 7 5 3 ,9 2 5 3 ,9 5 2

回数 1 2 1 2 1 2

プ ロ に よ る 歯 み

がきレッスン

参加者 1 6 8 1 5 7 1 5 5

回数 1 2 1 8 1 8

運動指導

参加者 2 4 0 3 0 3 2 5 2

計画期間の 取り組み

◆ 生活習慣病の予防、適切な食事、歯科疾患の予防等日常生活上の心

得や健康づくりに必要な知識を普及するため、各種教室を充実させ ます。

◆ 健康教育のリピーターを増やすとともに、新たな参加者を増やすた

め、広報やホームページ等の活用を図ります。

担当課及び 関係機関

(42)

第2部 各 論

36

③健康相談 施策事業 内容

■ 重点健康相談

生活習慣病予防のための、病態別の健康相談の充実を図ります。健 康診査等、他の保健事業との連携を図りつつ、個人の健康状態や生 活習慣に応じた指導や助言を行います。

■ 総合健康相談

健康に対する様々な相談に対応できるように、窓口や電話等での相 談体制の充実を図ります。

■ 定例健康相談の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

回数 1 2 1 3 2 3

相談者数 2 3 9 2 6 3 3 2 0

■ その他の健康相談の実施状況

区  平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

回数 1 7 8 2 0 4 1 9 4

相談者数 1 ,1 2 4 1 ,1 1 3 1 ,2 4 6

■ 成人栄養相談の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

回数 2 1 3 1 7 7 2 4 0

相談者数 2 1 3 1 7 7 2 4 0

計画期間の 取り組み

◆ 健康相談が必要な方について、かかりつけ医や他の保健事業と連携

を図りながら対応していきます。窓口や電話相談等については、個 人の相談内容に合った対応ができるよう努めていきます。

◆ 要介護者の家族等に健康相談を周知する等、健康相談事業の周知方

法や内容の充実を図ります。

担当課及び 関係機関

(43)

第1章 高齢者保健福祉計画

37

④各種健( 検) 診・健康診査 施策事業

内容

■ 糖尿病やがん等生活習慣病の予防・早期発見を図るために、健康診

査や各種がん検診をはじめとする事業を今後も実施していきます。

■胃がん検診の実施状況

区分 平成 2 0 年  平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

対象者数 ※

2 5 ,3 5 8 2 5 ,3 5 8 2 5 ,3 5 8

受診者数 4 ,2 3 1 4 ,9 5 0 4 ,4 6 1

受診率 1 6 .7 1 9 .4 1 7 .6

要精密検査者数 1 6 4 2 1 2 7 0

※ 対象者は4 0 才以上の市民

■肺がん検診の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

対象者数 ※

2 5 ,3 5 8 2 5 ,3 5 8 2 5 ,3 5 8

受診者数 1 3 ,8 1 9 1 4 ,0 3 2 1 5 ,3 4 9

受診率 5 4 .5 5 5 .3 6 0 .5

喀痰細胞診検査数 4 5 4 4 5 7 4 1 6

要精密検査者数 1 4 2 1 2 4 1 3 7

※ 対象者は4 0 才以上の市民

■ 大腸がん検診の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

対象者数 ※

2 5 ,3 5 8 2 5 ,3 5 8 2 5 ,3 5 8

受診者数 1 1 ,9 5  1 3 ,1 1 9 1 4 ,3 2 4

受診率 4 7 .2 5 1 .7 5 6 .5

要精密検査者数 4 4 0 4 6 4 4 9 2

※ 対象者は4 0 才以上の市民

■ 子宮がん検診の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年  平成 2 2 年度

対象者数 ※

2 9 ,7 0 9 2 9 ,7 0 9 2 9 ,7 0 9

頸がん 1 1 ,1 9 4 1 1 ,4 6 9 1 1 ,5 7 2 受診者数

体がん 1 ,8 8 8 1 ,9 7 9 2 ,1 3 0

受診率 3 7 .7 3 8 .6 3 9 .0

頸がん 1 5 7 1 8 2 1 8 2

要 精 密 検 査

者数 体がん 2 5 2 0 1 9

(44)

第2部 各 論

38

■乳がん検診の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平 2 2 年度

対象者数 ※

1 7 ,5 3 0 1 7 ,5 3 0 1 7 ,5 3 0

受診者数 2 ,9 7 5 3 ,9 2 5 2 ,9 1 5

受診率 1 7 .0 2 2 .4 1 6 .6

要精密検査者数 2 8 1 2 9 0 3 3 1

※ 対象者は4 0 才以上の女性市民

■前立腺がんの実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平 2 2 年度

対象者数 ※

2 1 ,6 3 2 2 2 ,0 7 6 2 2 ,3 4 8

受診者数 4 ,3 5 7 4 ,9 4 3 5 ,5 2 3

受診率 2 0 .1 2 2 .4 2 4 .7

要精密検査者数 5 0 4 1 4 0 1 4 9

※ 対象者は5 0 才以上の男性市民

※ 前立腺がん検診以外の対象者数については、厚生労働省が受診率を同一基準で比

較・評価するために算出したもの。

推計対象者数=人口−(就業者数−農林水産業従事者数)

(いずれの数字も平成1 7 年1 0 月1日時点の国勢調査による)

■ 特定健康診査・特定保健指導

平成2 0 年度より、医療保険者に生活習慣病予防のための特定健康診 査実施が義務付けられました。浦安市では、国民健康保険に加入さ れている4 0 歳∼7 4 歳の方を対象に実施します。

■ 特定健康診査の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平 2 1 年度 平成 2 2 年 

4 0 歳以上人口 6 3 ,7 4 5 6 6 ,7 6 8 6 8 ,4 0 4

対象者数 2 0 ,1 2 1 2 1 ,2 6 7 2 1 ,5 3 4

受診者数 7 ,6 0 9 8 ,6 7 5 9 ,5 1 0

受診率 3 7 .8 4 0 .8 4 4 .2

積極的支援者  2 2 9 3 0 6 3 2 3

動機付け支援者 6 9 3 8 0 3 8 4 3

(45)

第1章 高齢者保健福祉計画

39

■ 後期高齢者健康診査

7 5 歳以上の方への健康診査を、千葉県後期高齢者医療広域連合より 委託を受け実施します。また、各事業についてより多くの受診がな されるよう、周知を図ります。

■ 後期高齢者健康診査の実施状況

区分 平成 2 0 年度 平成 2 1 年度 平成 2 2 年度

7 5 歳以上人口 6 ,3 1 6 6 ,6 7 3 7 ,0 2 5

対象者数 6 ,4 3 2 6 ,3 8 3 7 ,0 1 1

受診者数 2 ,6 2 8 2 ,6 5 2 3 ,1 2 1

受診率 4 0 .9 4 1 .5 4 4 .5

計画期間の 取り組み

◆ 特定健康診査の結果、メタボリックシンドローム該当・予備群と判

定された方に特定保健指導を行い、健診事後指導の充実を図る等、 より効果的な実施を行います。特定保健指導の対象とならない場合 も、必要により個別に健康教育を行います。

◆ 各種がん検診について、普及・啓発の充実と受診率向上を図り、がん

の早期発見・治療に向けた取り組みを推進します。

担当課及び 関係機関

健康増進課、国民健康保険課、浦安市医師会、市川市医師会、千葉県 国民健康保険団体連合会、千葉県後期高齢者医療広域連合

5.介護予防の充実

①二次予防事業対象者把握事業 施策事業

内容

■ 要介護認定を受けていない高齢者の方に、「おたっしゃ度チェックリ

スト」を実施し、介護を要する状態となるリスクの高い「二次予防 事業対象者」を把握します。

■ 「おたっしゃ度チェックリスト」実施者には、その結果を発送し、

書面にて個々に応じた助言を行うとともに、介護予防教室等の案内 をします。

計画期間の 取り組み

◆ 「おたっしゃ度チェックリスト」の回収率アップに向けて周知活動

を行うとともに、未回収者へのフォロー体制を確立します。

◆ 介護予防の重要性について周知を図り、二次予防事業対象者

* の事業 への参加を推進します。

担当課及び 関係機関

介護保険課、地域包括支援センター、在宅介護支援センター

(46)

第2部 各 論

40

②二次予防事業 施策事業 内容

■ 「おたっしゃ度チェックリスト」の結果により、個々に必要な転倒

骨折予防・栄養・口腔機能の改善を目的とする通所型の教室を開催 します。

■ 多くの高齢者が介護予防について知り、自分の生活に取り入れる方

法を学んでいただき、教室終了後も自身で介護予防の取り組みがで きるよう支援します。

計画期間の 取り組み

◆ 二次予防事業対象者の把握数及び対象者の傾向を踏まえ、教室開催

数及び教室内容の充実を図ります。 ・ハツラツ体操教室

・お口元気アップ教室 ・おいしく元気アップ教室

◆ 教 室 終 了 後 も 地 域 の 中 で 介 護 予 防 の 取 り 組 み を 継 続 し て い け る よ

う、介護予防活動をしている住民・団体や各関係機関との連携の強 化を図ります。

・ハツラツ体操フォローアップ教室 ・いきいきクッキング広場

・男性のためのクッキング広場 ・おたっしゃ体操教室

・浦安介護予防アカデミア *

等による介護予防教室等

担当課及び 関係機関

介護保険課、地域包括支援センター、浦安介護予防アカデミア、公民 館、その他関係機関

*浦安介護予防アカデミア・・・地域包括支援センターが平成 2 1年より開講した「介護予防リーダー養成講座」の受講 生が、住民主体の介護予防による元気な街づくりを目指し組織されている。地域包括支援センターの活動支援と介 護予防に関する諸々活動(栄養改善、口腔機能向上・運動器の機能向上、脳トレ、談話、ウォーキング等)を行っ ている。平成 2 3年度、市の協働事業として実施している。

③介護予防普及啓発事業 施策事業

内容

■ 地域において自主的な介護予防に資する活動が広く実施され、高齢

者が積極的にこれら活動に参加し、介護予防に向けた取り組みを実 施する地域社会の構築を目的として、介護予防に関する知識の普及 啓発を行います。

■ 運動・栄養・口腔機能の低下を防ぎ、早くから介護予防の必要性を

認識していただくため、広く一般高齢者を対象とする教室等を実施 し、高齢期の健康づくりの支援を行います。

計画期間の 取り組み

◆ 介護予防普及講演会の開催や出前講座、パンフレットの配布により、

介護予防の普及啓発を推進します。また広く一般高齢者を中心とし て教室を開催し、介護予防を生活の中で取り入れられる意識を高め ることを推進します。

◆ 市民一人ひとりの健康寿命を延伸する取り組みが身近な地域で行え

るよう、各関係機関との連携を強化し、介護予防活動拠点の整備を 進めます。

◆ 行政だけでなく市民と協働し、介護予防の普及啓発をしていきます。

担当課及び 関係機関

(47)

第1章 高齢者保健福祉計画

41

④地域介護予防活動支援事業 施策事業

内容

■ 介護予防を普及することを目的として、介護予防リーダーを養成し

ます。

■ 身近な地域で介護予防が継続して行える環境づくりを行い、介護予

防を推進します。

計画期間の 取り組み

◆ 市民が主体的に介護予防に取り組めるよう介護予防リーダーの育成

を進めます。

◆ 身近な場所で元気なうちから健康づくり(介護予防)に取り組める

よう支援します。

担当課及び 関係機関

介護保険課、地域包括支援センター、浦安介護予防アカデミア

⑤介護予防教室の開催 施策事業

内容

■ 地域の高齢者ができる限り要介護状態にならず、健康で生き生きと

した生活が送れるように、介護予防に関する知識の普及啓発を行い ます。

計画期間の 取り組み

◆ 介護予防全般に関して、地区特性やニーズに応じた魅力的なプログ

ラムを作成していきます。

◆ より多くの高齢者に働きかけられるよう、地域の関係機関と連携し、

周知活動に努めます。

担当課及び 関係機関

(48)

第2部 各 論

42

基本目標Ⅱ

高齢者医療サービスの整備

高齢者が安心して生活するためには、いつでも身近なところで、適切な医 療サービスを受けられることが重要な条件です。

そのため、在宅療養高齢者に対する支援等において、介護サービスと医療 サービスが一体となって、切れ目のない支援を提供できるよう、介護関係者 と医療関係者の情報交換の促進を図る等、両者の連携の強化を図ります。

1.高齢者医療サービスの充実 ①後期高齢者医療

施策事業 内容

■ 平成2 0 年4 月からこれまでの老人保健制度に代わり、7 5 歳(一定の

障害がある方は6 5 歳)以上の方を加入者とする、後期高齢者医療制 度が創設されました。

この医療制度は、都道府県単位で設置されている後期高齢者医療 広域連合が主体(保険者)となって運営を行い、市町村の事務とし ては被保険者証の引渡し、資格や給付に関する届出の受付及び保険 料の徴収等を行っています。

制度発足当初、高齢者の医療費を安定的に支え、高齢者と若い世 代が公平に医療費を負担するため創立された制度ですが、高齢者を 区別する制度だと批判となりました。

これにより国は、現行制度の廃止と高齢者のための新たな医療制 度等を構築するため、厚生労働大臣の主宰による「高齢者医療改革 会議」を立上げ平成2 2 年1 2 月に最終取りまとめとなりました。新 制度では年齢で区別せず、被用者保険、国民健康保険に加入し、国 民健康保険の運営を都道府県単位にする等が決められました。厚生 労働省は今後、法案提出に向けて取り組んでいきます。

計画期間の 取り組み

◆ 制度改正に際しては、被保険者に混乱を招くことのないよう、国・

県へ要望していきます。

担当課及び 関係機関

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