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現在に至る情報システムの発展の流れ 1980 年代からの実世界指向コンピューティング ユビキタスコンピューティングへの流れ 1990 年代には実現物理世界と計算機世界 ( 仮想世界 ) との連携 2000 年前後からのネットワークの浸透 常時接続ブロードバンドインターネットの普及接続技術の進展と 組

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(1)

HEMS の現実と勘所

スマートIoT推進フォーラム 技術・標準化分科会長 情報通信技術委員会(TTC) 特別委員 宅内直流給電アライアンス 議長

ECHONETコンソーシアム アドバイザリフェロー

スマートコミュニティアライアンス 通信インタフェース SWG 座長

ITU-T アカデミアメンバ コンタクトパーソン

IEC TC100 62608 expert / JEITA 客員 電気学会SGTEC 委員 (IEC TC57 国内委員) 総務省 情報通信審議会 専門委員 北陸先端科学技術大学院大学/情報通信研究機構 康雄 [email protected] 2016.07.07

(2)

現在に至る情報システムの発展の流れ

1980

年代からの実世界指向コンピューティング

ユビキタスコンピューティングへの流れ

1990

年代には実現

物理世界と計算機世界

(

仮想世界

)

との連携

2000

年前後からのネットワークの浸透

常時接続ブロードバンドインターネットの普及

接続技術の進展と、組込みシステムの高度化

複合的なシステムにならざるを得ない状況に

Web2.0(2005

)

以降のネット内の大きなインテリジェンス

現在のビッグデータ解析に至る急速な流れ

上記

3

つが組み合わされた スマート なシステムへの注目

社会システムの見直し、第一次産業への展開

Industrie 4.0

に代表される、国をあげての取り組み

仕事のしかたや社会的な制度の見直しといったメタなところまでも

(3)

「スマート IoT 」なシステム

2016 ©TAN Yasuo

 従来型の計算機 (IT) システムとも、組込み計算機 (ET) システ ムとも異なる

 その二つの融合した形態に近い

実世界とのやりとりがあること

センサ アンド アクチュエータ

CPS(Cyber Physical Systems)

ネットワークを利用し、個々の要素が連携すること

M2M(Machine to Machine), IoT(Internet of Things), IoE(Internet of Everything)

SoS(System of Systems)

インテリジェンスがネット ワークのどこかにあること

クラウド

ビッグデータ

C

C

C R

C

(4)

「スマート IoT 」なシステム実現の5要素

1. つなげる

使える道具(情報)を確保する

[

コネクティビティの確保

]

2. 感じる

様子をみる、空気を読む

[センシング、物理情報の取得]

3. 判断する

知識に基づいて何をするか決める

[

制御、ビッグデータ

]

4. 動かす

手を出す、働きかける

[

アクチュエーション、物理的な作用

]

5. 記憶する

知識を蓄える

[

データベース化

]

(5)

HEMS 時代の つなげる 技術

TTC TR-1043

に記載されている伝送技術

2016 ©TAN Yasuo 5 記載されている技術は規格文書がフリーになる流れに

5-7 ECHONET Lite

Layer2の フレーム上

ECHONET

Lite

4 UDP / TCP

3 IPv4

IPv6

IPv6 6LoWPAN

IPv4 IPv6

IPv6 6LoWPAN

2 IEEE802.3 ファミリ

G.9961

G.9972 IEEE1901 ITU-T G.9903

IEEE802.11 ファミリ

IEEE802.15.1

ファミリ PANプロファイル

IEEE802.15.4 IEEE802.15.4e

1 IEEE802.3 ファミリ

G.9960 G.9963 G.9964 G.9972

IEEE1901 ITU-T G.9903

IEEE802.11 ファミリ

IEEE802.15.1

ファミリ

IEEE802.15.4 IEEE802.15.4g

媒体 UTP

光ファイバ 電力線 電波

(2.4/5G)

電波 (2.4G)

電波

(2.4G/920M) (※)

Ethernet ITU-T G.hn

IEEE1901 JJ-300.20 JJ-300.21 HD-PLC

ITU-T G.hnem JJ-300.11

G3-PLC

Wi-Fi Bluetooth

IEEE802.15.4/4e/4g JJ.300-10

Wi-SUN ZigBee IP, 920IP

(6)

サービス実現方法 -

制御とビッグデータ収集

-

(7)

次世代ホームネットワーク = 家電を端末とした クラウド (2007 年当時の構想 )

Inter net

NGN

...

... ...

...

...

ノンインテリ ジェント 機器群

特定領域プロトコル機器群 特定領域内

コントローラ群

宅内IP In-House network ホームゲートウエイ群

ISP群

通信事業者群 ポータル/

プラットフォーム群 サービス

提供者群

ブリッジ

ブリッジ 宅配、設置

修理サービ スなど 既存異業種

7

(8)

現在の状況

特定の分野、たとえばホームネットワークという分野では

HEMS

のような特定のサービスについて、基礎的な要件は満たされつつある

クラウドの中のサービスインタフェースや、パーソナルデータ、セキュリティなどの 難しい問題や、遠隔管理運用などの直近の課題に直面

同じ住宅内で様々なサービスを受けるので、統合的なプラットフォームが有効

しかし、一般的な「スマート

IoT

」ということでは

新たな機器が次々と出現

新規の通信技術がこれからも続々出現

BLE, Bluetooth 5.0, ZigBee3.0, DECT, IP500, IEEE802.11ah, IEEE802.15.4kのような前 からある流れの新しい技術、LoRa, SigFox, Ingenu(OnRamp)などのいわゆる

LPWA(Low Power Wide Area)と、NB-IoTのような3GPP/LTE由来の規格

爆発的に増えつつあるミドルウェア規格

OneM2M, W3C WoT, IIC, AllJoyn, ASA(ALLSeen), OCF(IoTivity OIC), IPSO, Thread, Nest API, OMA GotAPI, ECHONET, ZigBee, KNX,

Google Home(Chirp), Amazon Echo, Apple HomeKit/Home App, Microsoft Cortana, etc.

クラウドサービスの使われ方も必ずしも明確ではない

標準化という話が出てくる前の状況に逆戻り

(9)

ホームネットワーク開発の大まかな経緯

1980年代

ISDN、ホームバス時代 ホームネットワークは歴史のあるテーマ

1990年代

IEEE1394POFといった新技術 家電のデジタル化

担当エンジニアの代替わり UNIXIP使いが就職し始める

ECHONETHAViといったフォーラム標準 オブジェクト指向のようなソフトウエア工学の

成果が活用される

2000年代

DLNAIPTVNGN 世の中のインフラに"標準プロトコル"TCP/IPが入り込む 常時接続

Internetを前提としたシステム設計の一般化

HDMIZigBee 新規の"特定領域プロトコル"の出現

Web2.0という概念の登場 家電版集合知、サービスプラットフォーム

2010年代、今後

サービス実現方法の変化 クラウド時代、ビッグデータ時代に

健康関連機器、センサネットワーク、ロボット 新しい機器群

新世代のOTTNHK HybridCastのような統合サービス 放送系の新展開

急に巻き起こった感のあるスマートグリッドブームと日本の震災

創エネ蓄エネの実用化 エネルギーマネジメント系は新たな段階に

(10)

ECHONET の現状

 2015 年に任意団体から一般社団法人化

 2015 年度の ECHONETLite 機器出荷台数は 250 万台超で、

2016 年度は 500 万台、 2019 年度以降は 2000 万台規模を見込 む

 国際標準化は全て完了済みで、あとは随時改訂

日本の

ECHONET

コンソーシアムでの規格に入れ込めば、しばらくする

IEC

ISO/IEC JTC1

の国際標準規格になる

 第三者認証のしくみが立ち上がる

2015

年度のスマートメーターのくわえ、重点

8

機器も対象に

検証ツールは会員には無償で提供しており、手元で十分にチェックして から認証試験に出すことができる

 コントローラーに対するオブジェクトから定義される

リモコンモデルからの脱却

(11)

HEMS はホームネットワークでも No.1 のダメアプリ

 20 年ほどかけて実用にならないことを証明してきた

 HEMS

の寿命の期間に、

HEMS

で浮いた光熱費では

HEMS

は 買えない

 HEMS

関連機器の導入で消費電力は増える

ネットワークに常時接続して通電

情報系の機器が増えるので低圧直流省電力電源が必要で効率が 悪い

 HEMS

がちゃんと動き続けるために年に数回もサービスマン が来なければならない

 モノとして売るというモデルから発想を変えねばならない

(12)

他の xEMS と比較した HEMS の問題点

課題 1. ホームネットワークには管理者がいない

システムの全体を把握し、導入および更新計画を立てるとと もに、稼働状況においては障害対応も含めた管理運用を行な う要員がいない

課題 2. 生活環境と密着している

ホームネットワークシステムが対象としている機器類はユー ザーの生活の場で稼働しているものであり、ユーザーに直接 的な作用を及ぼす。特に、冷暖房や空調機器においては人 命に直接影響を与える可能性もある。

課題 3. 導入のためのモチベーション / インセンティブがわき にくい

費用対効果まで考えてユーザーに訴求できるメリットをつくる ことは容易ではない。

(13)

HEMS を作る側の目的と ユーザー目線の導入意義

 目的 1. 省エネ、電力需要の総量削減

 目的 2. 自然エネルギー ( 再生可能エネルギー ) の有効利

以上

2

つは

CO2

削減に資する。総量削減につながる話

 目的 3. 需要のピークシフト、ピーク時の需要削減

こちらは電力系統の安定が目的で、総量は増える

 導入意義 1. 光熱費の削減

 導入意義 2. 投資

 FIT

のような制度頼み

 導入意義 3. 地球環境保全への協力

 導入意義 4. 非常時への対応

(14)

何をやる HEMS なのか、何ができる HEMS なのか

 制御があるのかないのか ( 見える化システムなのか、自 律動作するシステムなのか )

見える化はユーザー

(

の良心

)

に動作判断を委ねるので、

ユーザーの関知しないことはできない

ユーザーのやりたくないことはしない

ユーザーの生活そのものを変える可能性がある

 創エネ・蓄エネ機器があるのかないのか

ない場合にはもっぱら需要の抑制

(

総量削減

)

という観点に

創エネが入ると自立に向けて一歩を踏み出すことにはなるが、

実際には蓄エネがない限りうまく使うことは難しく、逆潮流の ように、誰かにぶら下がらねばならない

蓄エネが入ると作ったエネルギーのタイムシフト利用という観 点が入り、創エネを使い切ることが加わると

CO2

削減にもなる

(15)

HEMS を成り立たせる政策

 固定価格買い取り制度 (FIT: Feed in tariff)

自然由来の再生可能エネルギーを全国民で買い取る

アッという間に限界を超えてしまった

出力抑制のためのHEMS(モドキ)の市場がこれから出現

 2011 年から 2013 年の HEMS 補助金

 10

万円

→7

万円の国の補助金で、実質的に

HEMS

導入価格を

0

円にする

その後、地方自治体の政策として残っているところもある

 2017 年度までにネガワット取引 (VPP) を導入

各家庭の電力をアグリゲータが制御してネガワットを生成

それに対応するだけの通信・制御インフラとしての

HEMS

とはいえ、他の

xEMS

に比べて

HEMS

はどうか

(16)

スマートグリッドに関する規格群の位置関係

IEC62325

・Energy Market

IEC61970-CIM

・EMS Operation

Power Systems IEC61968- DCIM

・DMS Operation

Asset Management

Consumer Meter

・Load Control

OpenADR(Automated Demand Response)

OASIS

EI(Energy Information standards)

EIS Alliance

FSGIM(Facility Smart Grid Information Model)

ASHRAE SPC201 ZigBee SEP2(Smart Energy Profile)

EUI(Energy Usage Information model)

ESPI(Energy Service Provider Interface)

NAESB

CIM Core, Domain package

UML

Usecase, Class diagram

・Sequence, State Transition

XML

RDF Schema

・XML Schema

Smart Grid Domain Model

Smart Grid Common Base Model Information Technology

DR

BEMS

HEMS

エネルギー使用情報

エネルギー基本情報

配電管理 系統運用

電力取引

ECHONE T

詳細は電気学会技術報告、

「スマートグリッドにおける需要 家施設のサービスインフラ」

(2015.02発行予定)を参照

KNX

(17)

これからの HEMS のあり方の例

 BEMS 並の HEMS

インターネット側から

OpenADR2.0b

を受けられる

スマートグリッドで流通している情報の形式を適切に解釈し、

自分のところに対する要求をどう家庭内で実現するのかにつ いて計画、実行する

 オマケ HEMS

何か別のサービスのために導入した設備

(

通信、情報処理

)

の 上で無料で実現する

HEMS

もちろん、原資さえどっかから出てくれば新しく設備導入をし ても良いし、複数で相乗りしても良い

 NTT

のフレッツジョイントという法人向けサービスは実は

2011

年から既に提供されている

(18)

ホームネットワーク分野で喫緊の課題とし て上げた項目 (2016.02.26 の TTC セミナ )

 遠隔管理運用

 サービス API の意味論

 パーソナルデータの取り扱い

 IoT セキュリティ

 AI 活用に向けての準備

(19)

遠隔運用管理

 「スマート IoT 」システムの特徴の一つは、あるサービスに対し、

関わっているネットワークノードの数が爆発的に大きくなるこ と

 IoT 化したからといってサービスから上がる収益が爆発的に 増えるとは考えられないことから、もし、ネットワークノード数 分だけ管理運用コストがかかるとすれば、コストの伸びの方 が大きくなってしまう

 ホームネットワークにおいては片手未満の数のネットワーク ノードでも「一般客」に対して売るとどれだけ管理運用コストが 上がってしまうかは経験済みで、サービスマンの派遣を必要 としないための検討が進展

決め打ち構成のシステム販売

HTIP (TTC JJ-300.00&01 / ITU-T G.9973)

のような取り組みが継続

(20)

サービス API -1

 ハードウエア資源を抽象化、仮想化してアプリケーショ ン・プログラマに提供するという観点からみた API の成熟 度の議論が必要

現状、データ構造とアクセスプロトコルの共通化程度のところ が関の山

サービス開発の生産性向上、信頼性の向上を考えればより 抽象度の高い記述ができるしくみを提供する必要がある

「温度を

25

度に設定する」 「室温を高めにする」 「軽く発汗するよう な環境にする」

抽象度の異なるインタフェース間の接続/連携のしくみが必要 だが、そもそも、抽象度が異なっているということを認識するこ とがまずは必要

(21)

サービス API -2

 ある境界面での API で構成されている複数のアプリケー ションが互いに保護されつつ同時に稼働できるしくみが 必要

一つのアプリケーションしか稼働しない

一つのアプリ ケーションが全ての機能を持つ

機能が限られれば現実的な解

プリエンプティブな「

OS

のようなもの」のもとで、複数のアプリ ケーションが稼働する

単純に時分割での資源割り当てと排他制御を行えば良いのではな

物理的作用に注目した「物理環境管理」のような概念が必要

アプリケーションが物理デバイスを直接操作できないようなしくみ

物理デバイスは目的と性質に応じて各アプリケーションからの支配 を受ける

(22)

パーソナルデータの取り扱い

クラウド型の「スマート」なシステムがうまくゆくのはデータが集約できるから

誰かが目的を持って集めたデータではない

それぞれの利用者が自分のための活動をした結果、そこにたまってゆくデータ

これは

Web2.0

以降のクラウドデータそのもの。但し、テキストデータや画像データで

はなく、センサデータや操作

/

動作履歴データといった、抽象度の低い生データ

複数のデータを加工すると様々なことがわかる

これが今までにないサービスや使い勝手を生む

一方で、プライバシの侵害となりうることも

単体では匿名化されているデータを複数集めると、個人が特定できてしまう可能性も

「目的外」利用に関する国民の視線が厳しくなりつつある

産業競争力という点では規制が前面に出てしまうのは問題

2014

6

24

日づけで内閣府が制度改正大綱を発表し、関係法整備にあたっ てはいるが

...

基本は利用する方向に

ガイドラインは国自体ではなく、各業界団体が作成

(23)

情報セキュリティの定義

©TAN Yasuo 2016 23

JIS Q 27002 (ISO/IEC 27002)

機密性

(confidentiality):

情報へのアクセスを認められた者だけが、その情報に

アクセスできる状態を確保すること

完全性

(integrity):

情報が破壊、改ざん又は消去されていない状態を確保する

こと

可用性

(availability):

情報へのアクセスを認められた者が、必要時に中断する

ことなく、情報及び関連資産にアクセスできる状態を確保すること

以上

3

点を維持すること。さらに、以下の

4

点を含めて定義してもよい

真正性

(authenticity):

ある主体又は資源が、主張どおりであることを確実にす

る特性。真正性は、利用者、プロセス、システム、情報などのエンティティに対し て適用する。

責任追跡性

(accountability):

あるエンティティの動作が、その動作から動作主 のエンティティまで一意に追跡できる事を確実にする特性。

否認防止

(non-repudiation):

ある活動又は事象が起きたことを、後になって否

認されないように証明する能力

信頼性

(reliability):

意図した動作及び結果に一致する特性

(24)

情報セキュリティから サイバーセキュリティに

 情報セキュリティに対する脅威の高度化

大規模化、手口の巧妙化

純粋に技術的な方法だけではなく、普段の慣習、人間同士の信頼関係 を利用したソーシャルエンジニアリングの手口も

 サイバー空間の発展

インターネットに始まった情報ネットワークは、クラウド、ビッグデータと、

加速度的に広まる

ネットワークにつながっていない計算機はほとんど役に立たず、ネット ワークのどこかにデータもアプリケーションも存在して、単に人間の相 手をする部分だけが手元にある、という状況に近づきつつある

 情報セキュリティの技術を使って、サイバー空間内での治安 維持、防衛をする時代に

事件が起らないのを目指すのではなく、事件が大きな問題とならないよ うに被害を抑えこむという考え方に

(25)

サイバーセキュリティと IoT セキュリティ

 IoT セキュリティには大きくわけて二つの観点がある

ネットワークにつながるノード

(=

サイバーセキュリティの対象

)

が極めて多くなる

ノードの多くがリソース不足で十分なセキュリティ対策が行われない

ノードが多すぎて管理の手が回らない

 IoT

システムのノードは、実世界とのインタラクションを有する

物理的に危害を加えることができる

物理的な情報を取得、収集することができる

 これらとは別に、システムとしてみたときの IoT システム の特徴も

設置される場所の広がり

複合型、統合型のシステム

(26)

「スマート IoT 」システムのセキュリティ -1

物理的なやりとり

(

センシング

/

アクチュエーション

)

を有し、人命に直結する

ホームネットワークシステムの初期のころの冗談だった、「冷蔵庫の設定温度 をこっそり上げて、食べ物を腐らせてしまうテロ」は、離島のような環境下や、イ ンスリン製剤をはじめとする医薬品を保存している場合には直接人命に関わる 可能性がある

自宅の室内で熱中症で亡くなる高齢者の例をみても、スマートハウスを悪意を もって制御すると人命に関わる事件に発展する可能性も

太陽光、風力など再生可能エネルギーが系統連携している場合、大停電も

スマートメーターの例をみてもわかるように、侵入できる入り口が極めて 多く、かつ様々な場所に設置される可能性がある

従来型の制御システムや、組込みシステムとは異なるオープン型、あ るいは

System of System

という性質をもつ

システム全体の構造を誰も把握していない

対象となるシステムの具体例もはっきりしていないことがほとんど

一部の、例えばスマートグリッドのように仕組みの標準化が進んでいるものに ついてのみ

NIST IR 7628

のような文書が作成できるが一般論的には曖昧に

(27)

「スマート IoT 」システムのセキュリティ -2

2016 ©TAN Yasuo

セキュリティとプライバシの関係

?

セキュリティとプライバシには密接な関連はあるものの、集めたデータがどういった目的 まで利用可能なのかという観点でプライバシを考えると、プライバシの方が一段メタなレ ベルであるとみなすことができる

プライバシを実現するための一技術としてのセキュリティ

プライバシ問題は最終的には社会的コンセンサス (事故がなくせなくても自動車はなくならない)

時代の変遷による落としどころの変化

社会的コンセンサスの変化 (酔っぱらい運転の例)

コスト見合いでの妥当性の変化 (対策にかかるコストの変化)

この分野における「出口対策」とは

?

エンタープライズ系のセキュリティで当然のこととなっている出口対策のIoT版は何に当 たるか

アクチュエーションした結果が事故(accident)を起こさなければ良しとするのであれば、情 報システム内というよりも、物理空間内での防止という観点も出てくる

機能安全とセキュリティとの関係に関する検討が重要

安全性を担保するための専門のシステムの必要性と、「OSのようなもの」への組み込み

(28)

IoT 推進コンソーシアム

(29)

スマートIoT推進フォーラム

技術戦略検討部会の下に当面は以下の3分科会を設置し、検討を推進。

分科会の活動を通じ、産学官の今後の戦略の策定や具体的なプロジェクト組成、テストベッド活用ノ ウハウの共有、国際標準化活動の推進を実施。

今後、必要に応じて分科会を追加。

スマートIoT推進フォーラム 技術・標準化分科会

技術戦略検討部会

部会長 森川 博之 (東京大教授)

技術・標準化分科会

テストベッド分科会

【主な検討テーマ】

IoT人材育成分科会

国内外の動向把握と技術・標準化戦略、

普及展開戦略の検討 等

技術実証・社会実証を促進するテストベッ ドの

要件とその利活用促進策の検討 等

IoTの利活用等に必要な専門知識の要件に 関する検討、技術開発人材等の育成の推進

(30)

分科会の活動イメージ

分科会名 活動内容・アウトプット【例】

技術・標準化 分科会

国内外の動向把握(技術・利活用、標準化・グローバル連携等)

開発者のシーズと利用者のニーズのマッチング交流会を開催し、適用分野を抽出

適用分野の技術参照モデルの検討

技術・標準化戦略、普及展開戦略の検討

グローバル連携の観点からのフォーラムの活用方策

テストベッド 分科会

テストベッドに関する新技術・必要な機能等に関する意見交換、テストベッド利用 者による成果報告等を実施

テストベッドに対する利用者のニーズを汲み取るとともに、利用者相互の意見交換 の場

として活用

公開(全会員参加可)の形で開催

IoT人材育成 分科会

関心のあるIoTのベンダ、事業者、ユーザに分科会への参加を求め、IoTの利活用 等に

必要な専門知識の要件について検討を行い、スキルセットを策定

策定したスキルセットに準拠した人材育成の取組を促進

(31)

スマートIoT推進フォーラム

技術・標準化分科会の下に当面は以下のTFを設置し、検討を推進。

今後、必要に応じてTFAdHocを追加。

TFの設置

技術戦略検討部会

技術・標準化分科会

分科会長 丹 康雄(北陸先端大学教 授)

通信プロトコル TF

【主な検討テーマ】

 IoTシステムを構成する通信プロトコルの 国内外の動向把握と技術・標準化戦略、

普及展開戦略の検討 等

(32)

まとめ

 ホームネットワーク、特に HEMS は IoT 時代に先駆けて開 発されてきたもの

 一方で、ビジネスモデルの難しさが目立っていることも事 実

 HEMS 単体 ( システムの売り切り ) で製品として成り立たな いことは長年実証してきた

 何の目的、導入意義で入れる HEMS なのかを明確にし た上で取り組むことが必要

 FIT やネガワット取引のように、国の制度に大きく左右さ

れることも事実

参照

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