爆発衝撃 による FRP の損傷について
井上 卓書 ,沢 田継男榊,森本修司♯
FRP が爆発 に よる敦カな圧力波の負荷 を受ける時 .FRP 本件 は何 らかの娘傷 を受ける。
圧力波が FRP 内払 を進行す る場 合,境界面において反射波が生起するが.この反射波 と FR P が受ける姐傷の関係について. FRP の耐爆 設計 という立場から究明する必寮がある。本報 告は,この間癌について集魚的に嗣べたものであるが.特に FRP の頼層構 造の好守について 調べた点に特徴がある。科られた結果は次の通 りである。
(1) 反射引中 り波が生起するような条件の下では.プラ・ Jトワイズ方向の衝撃 を受けると, はく促による破壊が起る 。FRP は この よ うな負荷に対 しては,庇 も胞鰐である.
(2)
反射圧縮波が生起するような条件の下では,フラットワイズ方向の衝撃 を受けると, 断面の全面にわた り白化が生 じる机 はく艇による成城は起 らず,敷皮の低下率 も小 さ
い。
一方.エ・ /ヂワイズ方向の衝撃 を受けると,その断面に郎分的な白化が生ずるが,白 化部の捨石報は,フラ・ /トワイズ方向の衝撃の場合よりも少 く.i 封帯革性は大きい。
1 . 穂 首
現在 接推敦化プラスチック(以下 FRP と略記)は.
きわめて多方面に使われているが,今回.笹者らは, FRP とい う特 殊な構造 をもつ複合材料が爆発衝撃 を 受 けた場 合,どの よ うな81 俄を中るかについて集散 を行 ったので,その結果について報告する。
FRP の衝撃 就敦には,シャルビー. またはアイゾ ット衝撃鮮魚機が使用 されるが.これらは材料に局部 的な帯革 を与える方法 を採 っているので,材料全面に わたる衝撃 (例えば,爆風旺)を受けるような場合に は.これらによる妖艶結果は参考に し軽い.
爆発衝撃の与え方には屯々の方法が考えられる
が,準者らは, ジア・ /ジニトt )フェ ノール ( 以下 DDNP
と略記)と FRP 就敦片 との関に銅板 を介在させて間 接的に衝撃 を加える方法を採った。
この集魚において.まず,釈放片内を遠過 した圧力 波が底面 (境界面)において,圧縮波 として反射する 場合と,引張 り波 として反射する場合について,衝撃 の効果,すなわち損傷の色度,特鞍 を嗣ペ,比供 した。
昭和5 5 年1 1 月1 8 日受理
●大阪府立大学 工業短期大学か
〒 5 4 4 大阪市生野区勝山南 3‑ 1‑4 TEL
鴨‑ 7 1 2 ‑ 0 3 4 1 ( 代)
+ + 近点大学 理工学部
〒 5 7 7東大阪市/ ト君江 3 2 1 TEL
防 ‑721‑2 3 3 2( 代)
次に ,FRP の強化材 であるガラスクt lスの頼層方向 に対 し,衝撃の方向が荘角をなす歩合 と,平行になる 場合の両者について,衝撃の効果 を比較検討 した。
2 . 異境方法および杖峻片
Fi g. I に示す通 り,敢 萩 ( ba c kuppl a t e ) の上面に FRP 試 験片 を位き.その上に坪さ 2mm の銅板 ( c ov ‑ e rpl a t e ) をのせる。次に c o v e rpl a t e の上面中央鰍 こ爆
dbo Br d t I ox
c o M S ( p r F ● c P A l l n l I l e , 7 J ) l . . 日
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Fi g. 1 Ar r A ngme ntoEc l e me nt sf or e x pl os i vei mpa c t .
薬 (DDNP)を配位する。本来敦では DDNP を底面 が 3 0 mmx3 0 7 nm で任意の高さをもつ トレーシングべ
‑, . ' ‑穀の角筒容掛 こ東庄栂の状銀で入れ,点火玉 を
用 いてこれを爆発させる 。ba c kuppht e には密EE の
K6gyaKay ak t J .Vo) . 4 2 .No. 4.1 9 8 1
‑ 2151Fi g.2 Re h60nbe t we e ni mpa c tdi r e c t i o n A ndl i L mi na l edi r e c don
典なる各破材料 ( 銅,アル ミニケん FRP. べ‑クラ イ ト 発泡 スチロール) を使用する。
本来故T・ は. Fi g. 2 (I ) . ( Ⅱ)に示 す よ うに.突 放 をこ大別する。すなわち,爽魚 Ⅰにおいては , 1 4 0 m mx3 0mmxl Omm の拭故片に対 し.dラスクt )久の 樹層方向に直角に (7ラ・ Jトワイズに)衝撃 を加 える。
また爽 故 Ⅱにおいては. 1 0 0 mmxl Ommx1 0mm の 角棒状釈放片に対 し.ガラスクt ・スの研層方向に平行 な方向 (すなわち,エ・ Jジワイズの方向) とフラット ウイ*の方向に衝撃 を加え,紙俗の軽度 を比牧する。
釈放材料は朱子粒 ガラスクt ,スによる強化ポ l )エス テル耕庸積層板である。以下にこの材料の成分と成形 条件を示す。
〔 成分〕
樹脂 ポl Jエ ステル81 庸 ( 一点用 2 4 01 L) 強化剤 無アルカ リガラス朱子扱 クt Zス dラス含有率
61%( 瓜氏朝合)
〔 成形条件〕
熟額温度
60℃‑T o℃
圧力成形 約 4kg / ct J (プレス成形) 成形所辞時間 3 時間
Tabl e1 Expqi me nb)c ondi t i or L SA nd
3
衝撃荷正
本英敦において使用する DDNP の爆 ご う圧力に関 してI L 沢田の研兜報告l )がある。この租皆によれば.
DDNP の爆 ご う圧力は爆薬放血に開併せず.容辞内
‑の爆薬の充填癖虎に関係する。妹着らは.まず砕ご う圧力 を知 るため,使用する DDNP の 盤 血 とその体 額 を測定 して充填密度 を求め,沢田の研究 より得 られ た充填密度 と爆ごう圧の関係扱E Bを用いて圧力伍 を求 めた。その着果,奉典故における DDNP の爆 ご う圧 力は,おおよそ 3xl O lkdc J となることがわかった。
次に,上紀のような爆 ごう圧力をもつ爆ごう鼓は.
爆轟 と相接する飾製 c oyq ph t eに重い衝撃 を与 える ため.圧力波が発生 し,これが・ 伝はするもの と考えら れる。
o o yq pl a l e 内 を通過 した圧力波I L 次の碇界面に おいて,一缶は FRP に入射 し. l d は反射 して c o ye r pl a l e に返 る。 したがって ,FRP に入射 す る圧力波 の圧力,すなわち衝撃荷或は前述の爆ごう圧力に比 し て相当に低下するものと考えられる。
4.
爽験結果および考察
4. 1 反射波か引張 り波になる場合の軌傷の特徴 Fi g. 1 の衝撃爽政装位において ,ba c kuppht cに 発泡 スチt 2‑1 レを使用すれば.発泡 スチt 7‑ルは多血 の空気 を含んでいるので,姫界面は自由面に近い状位 になる。したがって,この場合 ,FRP 内 を達過 した 圧力波の反射波は引裂 り波 となる。
Ta bl e lにおける典故番号 1‑ 1 および Ⅰ‑ 2 の爽 故はこの場合に当る。この TA bl e lは典故番号.央故 条件ならびに共助結果 (釈放片の内払状位の密化) を
まとめて示 したものである。
央 魚 Ⅰ‑ 2 における衝撃故の細 片の耽腿を Fi 8.3 の写FE に示す。この写fE よ り,dラスクt lスの額屑称
v a r i a t i o nols pe s i me nsJt q i t t L pa C I . ( Ca s eOfExpe r i ment I)
de me ns i on oEs pe c i me n:3 0mmx1 4 0mmx1 0 nt n( t hi c k ne s s ) di r e c t i onoI' ) mpa C l : n& t wi s e
No.Of We i g htof C h 町 ge
.d MB t e r i A J s OE Ki T I dsoL VA da d
OnOf e
xper i me nt DDNP c d x c p n I cOsJi t y
YC b a c k up r e ne c t i y e 叩e C
i mc T I Sdt c r 也) ( g / c m S ) pl a t e S t r
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S Wa Ve i J nPC t I‑ 1 7. 5
0.
83S t yr oE oz L m t e
nsil iwJ I Ye )
h c de t ur I A m i na eby t i on I‑ 2 1 2 . 5 0
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0.
83s t e e l c omp
res s i yewa y e I‑4 1 0. 0 0. 8 6 s t e e l al mpr 鰯 i vewA
V e
I‑5 1 2 . 5
No. ofExper i mentI ‑ 2
F
i g. 3 Cr i npc o s s ‑ L s ec t i onoLt hes p∝i me n 血
No.of Exper
i ment I ‑4
Fi g. 4 Cr o s s r ‑ S e C l i onoLt he s pe c i me n a f t
e r i mpa c t .
が1
噂 層にはく鮭 してい
る様子がわかる。この現象は 前述の通 り ,
FRP 内 を透通 してきた圧括波が,境界 面における H
opk i ns on 効果により,引張 り波 として 反射することにより起るも
のと考えられる。
4 . 2 反射波が圧掠波になる場合の租傷の Fi g. 1の衝撃典故襲跡 こおいて ,ba c 特赦
kuppl a t e に 銅板 を使用すると ,ba c
kupph l e の衝撃インビ‑ダ ンスが FRP の衝撃インピーダンスより大
きくな り, 反射波は圧縮波となる。ここにいう衝撃 インビ‑
ダン 久とは,物質の嘘庇 とその物車内を伝ばする圧力
波の 伝ば速度 との額 をいう。 Fi g . 4は集 魚 Ⅰ
‑4 における衝撃後の筑敦片の断面 写井 を示 したものであるが,供扱片全件にわ
たって白 化が起 り,また中央鰍 二は横方向に走るかな り明 り上 うな線が静められる。この線は圧締波の干渉 によって
生 じたものと考えられる。 襲 敦 Ⅰ‑ 3‑ I‑5 は ,
TA bl e lに示 している通 り 使用爆薬且 を変化
させて典故 を行ったものであるが, Fi g. 5 はこの
爽敦において,衝撃後の FRP 板より引 破 り‑ W の釈放
片 を切 り出し.それらに対 し引中 り 妖敦を行 った籍果
を示 したものである。国中の最 も左 にナt ,・ Jトした点臥
衝撃 していない FRP の引裂 り 敷皮 を示 したもので.こ
れを基準にして強度変化の割 合を知 ることができる。
使用爆薬丑は 7. 5g から 1 2 ・ 5
gの範囲で密化させているが,ほぼ一様に 1 5 % 程度の 強度低下が謬められる。この来
政では爆薬の充填癖庇 はほぼ同程度 ( 0 . 8 3‑0.
8 6g / cd) になるようにして いるので,上紀の現魚は,
爆薬(DDNP)の充填癖皮を 一定にすれば
.発生する爆ごう波の汝とう圧力 も一定
して,材料 (FRF D の受ける8I 俄 もほl 各一棟になるこ 0
0爪 0 L r ] . l n し
へ L I n . . I . J
J t J t 6 U と
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13
To 5
1 0 1 S
cbr ge d Tg Fi ) g h tof DDNP Ft g, 5 Va r i a t i o no Et e ns i l e
s t r e ng t ha l t e r e xp l o
s i v ei mpc tl oa di ng.
とを示
している。
4 ・ 3 7ラ・ Jト
ワイズ方向とエ ‑ Jジワイズ方向 の衝撃効果の
比較
( 実 数Ⅱ▲‑1〜ⅡA ‑ 14 ,臥 ‑ 1〜t h
‑ 4) この実験においては,フラットワイズ方向とエ・ /ジ ワイ*方
向の衝撃効果 を比較するため.次のような方 法で帯革集魚 を行 う.すなわち
,
断面 1 0mmxl Omm の正方形の形状 をもった長 さ
1 0 0mm の
角棒状の FRP 釈放片 を 4 本平行に密督 し て bB d kuppl a t e 上に並べる。この場合 ,ba c k u
p pl a t e には,ベークライ ト(密度 p ‑ 1 . 3g /
cz z f ) .FRP ( 0‑2 . O dcd [ ) , アI L ,ミニウ
ム ( p=2. 7 g/cJ) . 銘 ( p=7 . 晦 / c J)の 4 笹の材料 を使用 して.反射波の反 射率 を硬化 させ,衝撃後の細 片の内廊組稔にどのよ うな硬化が生 じるかについて.断面写ftよ り調べる。
Ta bl C2 における英虫番号 ⅡA ‑
I〜 正人 ‑4 は衝撃 方向がフラットワイズの場合であ り
. EB‑1 〜 I h ‑
4はエッ
ジワイズの場合である。
4 . 3 ・ 1 反射引破 り波か作
用する構台の南街隼方向 による衝撃蝕取の比
較
反射引頼 り波が作用するような条件下において,節 撃方向が
7ラ・ /トワイズの敏合とエ ・ Jジワイズの場合 について衝撃効果 を比較す
る。
典 故
Ⅱ▲14は7 ラ・ Jトワイズの娘合であ り ,
I 4はエ ・ /ジワイズの場合である。これ らの歩合はい
h‑ず れも しているの で,発泡スチロI/I,を使用した場合と同様.反射引張 り波が生ずる . bA C kupph t el こベークライ トを使用
F
T8bl e2 Exp e T i me nt A Jc ondi t i onz ndvui di onoEs pe c i J ne nSa f t e ri mpc t . ( C a s eo EEx pe r i me ntⅡ)
de me J ui onoh pC C i me n:1 0mm
x1 0 mmx l O Omn
No. Of Di r e c t i onWe i ght〇一 Cbr ge d MA t e r i a l s Ki ndsOE VA r i d○n〇一 No. oE
Fi gur e e me X
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‑i t npA o L c t DDNP Q! ) e de ( 叩l g ′ mi cn O s t D y i ve oEba pht e c kup r S e t r Ac e s c SwA t j y e V
spe c i me
nsbhot o p ph
e
血i mpc l o Es e c don)
Ⅱ ▲‑ I AJ l t Wi s e 1 3 . 7 0. 81 St e e l c wa ompー v e C 8 B i ye Fi g. 7‑( A )
Ⅱ
▲‑ 21 3 . 7 0. 81 Ahmi nun c ompr e s s i ve Fi g. 7 ‑仙)
Ⅱ
▲‑ 3 1 3. 5
0.
82FRP Wa r e Fi g.7‑( a )
Ⅱ ▲‑ 4 1 4 . 0 0. 7 9 Bi 血di l
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ns i l evA V e t di w01 y i de 8 dht ye r S ○ Fi g. 6‑( A )
ⅡB‑ I e dge wi s e 1 3 . 8
0.
80