The Concord of the Indefinite Pronouns inEighteenth-Century English

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Kyushu University Institutional Repository

The Concord of the Indefinite Pronouns in Eighteenth-Century English

小松, 義隆

九州大学大学院比較社会文化学府

https://doi.org/10.15017/4494539

出版情報:比較社会文化研究. 13, pp.12-20, 2003-03-31. Graduate School of Social and Cultural Studies, Kyushu University

バージョン:

権利関係:

(2)

Social and Cultural Studies  No.13 (2003), pp.12 20 

1 8 置紀英語における不定代名詞の呼応 ( C o n c o r d )

コ マ ツ ヨ シ タ カ

小 松 義 隆

§ 

1 . はじめに

不定代名詞 (indefinitepronoun)は今日,文法的には単 数と考えられ,それを受ける代名詞,動詞との単数呼応が 正用法とされている。そしてこのような不定代名詞が単数 であるという概念をもたらしたのは18世紀の規範文法家達 であると言われている。しかし規範文法が盛んな18世紀の 英語には,不定代名詞を受ける代名詞や動詞が複数である 次のような例が見受けられる。

(1) "If there be any body below, let them speak. " 

(Gulliver, 152/19‑20) 

(2)  "If there be injury there shall be redress: and this I may  say without boasting,  that none have ever taxed the  injustice of Sir William Thornhill." (Wakefield, 277 /3‑6) 

不定代名詞の呼応に関して問題となるのは上例 (1)の様 な不定代名詞とそれを受ける代名詞の数の一致と, (2)に 示すような不定代名詞主語と述語動詞の数の一致である。 小論の目的は, 18世紀のイギリスの小説,戯曲を資料とし

て , そ の 中 に 見 ら れ る 不 定 代 名 詞 の 数 の 一 致 (Concord) に関する実態を観察することである。はじめに代名詞呼応 について,次に動詞呼応について見ていく。

不定代名詞の定義は各文法家によって様々であるが,小 論では不定代名詞の中でも呼応が問題となる everybody, everyone, anybody, anyone, somebody, someone, nobody, no  one,  none, either,  neither,  eachを調査対象とする。尚,呼 応状況(単数呼応,複数呼応)に影響を及ぽすのではない かと考えられる文体や不定代名詞の綴り等についても簡単 に見てみたい。また18世紀の呼応状況を通時的に観察する 為, 19世紀英語の呼応を調査した Dekeyser(1975),そし

1Murrayの指摘箇所は次のようになっている

て18世紀末から19世紀初めにかけ執筆活動を行った英国の 女流作家 JaneAusten (1775‑1817)の全作品を通して不定 代名詞の数の一致を調査をした末松 (2000)にも触れる。 小論で調査した8作品についての略称,及び刊行年代等 は次の通りである。

Crusoe Daniel Defoe, Robinson Crusoe (1719)  Gulliver Jonathan Swift, Gulliver,STravels (1726)  Pamela Samuel Richardson, Pamela (17 40)  Andrews Henry Fielding, Joseph Andrews (17 42) 

Tristram Laurence Sterne, Tristram Shandy (1760‑67)  Otoranto Horace Walpole, The Castle of Otoranto (1764)  Wakefield Oliver Goldsmith,  The Vicar of Wakefield 

(1766) 

Scandal Richard B. Sheridan,  The Scool for Scandal  (1777) 

§ 

2 . 不定代名詞の代名詞呼応

まず,不定代名詞の代名詞呼応について見てゆく。前述 したように,不定代名詞を受ける代名詞は今日文法的には 単数呼応が正用法とされる。しかし今日の不定代名詞の呼 応に関して最も詳しい説明をしているWDEU (1994, s.v.  agreement: indefinite pronouns)によると,不定代名詞を複 数代名詞they,their,  themで受ける用法は, 14世紀まで遡 ることが出来るという。そしてこれが不適切な用法とされ たのは18世紀からであるという。Dekeyser(1975, p. 67)  に よ れ ば , 最 初 に 単 数 呼 応 と 決 め た 文 法 家 は Murray (1795, p. 102)である。1)

これらの不定代名詞が複数呼応する主な理由としては,

次の3つ が 考 え ら れ る。1つ 目 は WDEU(1994, s.v.  agreement: indefinite pronouns)に述べられている概念的一

"The distributive pronominal adjectives each, every, either agree with the nouns, pronouns, and verbs, of the singular number only:" (Murray  1795, p.  102

12 

(3)

18世紀英語における不定代名詞の呼応 (Concord) 致 (notionalconcord)である。これらの不定代名詞は文法

的には単数であるが,概念的には,つまり意味的には複数 である。そして初期近代英語期には呼応は往々にして概念 的一致に従っていたと述べられている。2つ目は英語の3 人 称 単 数 代 名 詞 に お け る 通 性 代 名 詞 の 欠 如 で あ る。江川

(1955,  p.  84)にも次のように述べられている。「これらの 性 別 を 問 題 と し な い 不 定 代 名 詞 を 受 け る 代 名 詞 と し て he

(男 性),she(女性), it(中性)の3つがあるが,厳密に 考えるなら heor sheと言わなければならず,現にそうい う例もあるが, heor sheというのはいかにもぎこちない表 現なので, Fowler (MEU: p.  391)が 言 う よ う に , 特 に そ の必要がある場合 (例えば法律の文句など)の他は殆ど用 い ら れ な い。これを避ける方法として, 一般に he(明ら か に 女 性 が 多 い と き は she)を用いるが,便宜上theyと 複数で受けることも極めて自然と言える」。3つ 目 は 呼 応 関係の密接さである。木原 (1955,p.  26)は,「不定代名 詞とそれを受ける代名詞間の関係は,代名詞が不定代名詞 と同一文中に起こる必要性がなく,また例え同一文中に起 こったとしても不定代名詞主語に対する動詞ほどの密接さ を持っていない」,「不定代名詞と代名詞間の呼応関係の密 接さは不定代名詞主語と動詞の呼応関係と全く同一ではな い」と述べている。これら 3つの理由により特に代名詞呼 応では複数呼応が起こると考えられる。

小論で調査した18世紀の小説,戯曲8作品に見られる不 定代名詞の代名詞呼応の分布状況は次の通りである。

単 数 呼 応 複数呼応 計

every body/everybody2>  2  6  8 

every one  7  14  21  any body/anybody  1  4  5  any one  6  2  8  some body/somebody 

゜ ゜ ゜

some one 

no body/nobody 

no one  3 

none 

either 

neither 

゜ ゜ ゜

each  4  1  5 

計 24(39%)  37(61%)  61 

取り上げた12の不定代名詞のうち, somebody /some‑

body, neitherには呼応の該当例は見られなかった。some one, no oneは単数呼応のみが見られ, nobody/nobody,  none, eitherは複数呼応のみが見られる。その他は単数呼 応と複数呼応の間で揺れが見られるが, everybody/ every‑ bodyでは3倍, everyoneでは2倍, anybody /anybodyで は4倍,複数呼応が単数呼応を上回る。一 方 , 単 数 呼 応 が 複数呼応を上回っているのはanyone, eachだけである。

全体的には,総用例数61例のうち,単数呼応24例 (39%), 複 数 呼 応37例 (61%)と複数呼応が単数呼応を大きく上回 っている。19世 紀 に 関 し て 調 査 を 行 っ たDekeyser (197 5,  p.  78)の 結 果 は 総 数480例 中 , 単 数 呼 応305例 (73%),複 数 呼 応113例 (27%)と , こ ち ら は 圧 倒 的 に 単 数 呼 応 が 支 配的である。3)しかし, Dekeyserの調査では,小論で調査

した不定代名詞以外にも, every/each+noun,any(of),  any+noun, no+noun, who(ever), a person, a man, a being, a  slave, a soulを対象としている。こ れ ら は ほ ぽ 常 に 単 数 呼 応する名詞類であり,これらを含めた結果と比較をするこ

とは適当ではない。従 っ て , こ こ で は そ れ ら を 除 外 し た デ ー タ の み を 取 り 挙 げ る。小 論 の18世紀に関するデータ,

Austenに関する末松 (2000,p.  63)のデータと合わせて示 すと,以下のようになる。

18世紀

19世紀 (Dekeyser,1975)  Austen(末松,2000)

単 数 呼 応 複数呼応 計 24(39%)  37(61%)  61  160 (59%)  111 (41%)  271  3 (4%)  77(96%)  80  抜き出した Dekeyser (1975, p.  78)の19世紀英語に関す る 結 果 は , 総 数271例 の う ち , 単 数 呼 応160例 (59%),複 数 呼 応111例 (41%)となる。常 に 単 数 呼 応 す る 不 定 形 容 詞十名詞の用例を除外したので複数呼応がかなり多くなっ ているが,依然として単数呼応が優勢である。調査資料の 違いも考慮しなければならないが, 18世紀の結果とは逆の 状況を示している。このことから, 19世 紀 に 比 べ18世紀で は不定代名詞の代名詞呼応は概念的一致に従い,複数呼応 が 多 か っ た と 言 え る の で は な い だ ろ う か。事実, Dekeyser (1975, pp. 71‑72)はMurray以前,あるいは同時代の文法 家達が呼応の一致の問題に余り関心を払っていなかったこ

2)当時の不定代名詞の綴りには2語に分けて綴られるものと、今日のように 1語で綴られるものとが見られた。表の中では該当例に両方 の形式が存在する場合にはeverybody I everybodyのように記述し、どちらか一方の場合にはその形式で記している。

3)彼はまた、 17世紀に関するQuireynen(1973, pp. 80‑81)及び18世紀に関する Vurstuyft(1972, p.  79)の同様の調査結果と比較して、 17世 紀から19世紀にかけ、相対的に複数呼応が増えていると述べているが、後述するように、小論の調査結果とは異なるように思われる。 彼の参照している論文は以下の2点である。

Quireynen, R. 1973. Number Concord with Collectives and lndefinities in  17th Centuy British English. Unpublished memoir of the University of  Leuven. 

Verstuyft, M. 1972. Number Concord with Collectives and lndefinities in  18th Century British English. Unpublished memoir of the University of  Leuven. 

(4)

と,不定代名詞に関する数・性の一致は主に19世紀の論点 であったことを述べている。Murray(1795)が発表された 年代を考えれば,小論で取り上げた8作品は全てその前に 書かれた作品であり, Murray説の影響を受けるはずがな いのである。従って,小論で取り挙げた不定代名詞に関し ては, 18世紀は概念的一致に従って比較的自由に代名詞選 択がなされ, Murray説が影響を及ぼした19世紀にかけて,

次 第 に 規 範 文 法 に 対 す る 認 識 が 普 及 し , 文 法 的 一 致 (grammatical concord)に従う傾向が現れている結果と言え るのではないだろうか。前述したように,初期近代英語期 には概念的一致に従う傾向があったこと,通性の三人称単 数代名詞が存在しなかったこと,代名詞呼応では不定代名 詞と呼応代名詞の呼応関係が疎であることの3つの理由を 考えれば,小論における複数呼応の多さも納得のいく結果 と言えるだろう。

次に18世紀から19世 紀 初 頭 に か け て 執 筆 活 動 を 行 っ た Austenを調査した末松 (2000,p.  63)を見ると,総数80例 のうち,単数呼応3例 (4%),複数呼応77例 (96%) と ほぽ全て複数呼応している。つまり, 18世紀と19世紀の接 点に位置するにも関わらず,どちらとも著しく異なる。こ の興味深い結果について末松 (2000,p.  64)はDekeyser (1975. p. 81)の指摘する女性の複数代名詞多用傾向の理 由「英語に共通性が無い為,女性として everybody,each,  等を指すのに単数代名詞を用いるのに抵抗があるからでは

ないか」を上げ,「この指摘は女性である Austenにもあて はまるように思われる」と述べている。実際に末松 (2000) の 単 数 呼 応 の 用 例3例 を 見 て み る と , 呼 応 す る 代 名 詞 は one's  1例, he1例, her1例であり,僅か3例の単数呼応 の中でも heで受けているのは 1例のみであった。調査対 象の作品群は1811‑1818の19世紀初頭に出版されたもので,

Murray  (1795)の概念が影響を及ぼしていたと推測される 時期の作品群であることを考えれば,興味深い調査結果で ある。偶然にも小論で採り挙げた8作品は全て男性の著作 であるが,代名詞の単数呼応は Austenと比べるとかなり 多い。し か も 受 け る 単 数 代 名 詞 に つ い て は , 女 性 代 名 詞 she, her, her, herself, または文法的,概念的に最も正しい とされる, heor she, his or her, him or her, himself or herself  等で受けている用例は 1例もない。全てhe,his, him, him‑

selfで受けている。書き手の性別による単数,複数の選択,

または代名詞の性別選択の違いが現れるという興味深い現 象である。

以下に,小論で調査した不定代名詞別の用例を単数呼応,

複数呼応それぞれ1例づつ示していく。作品名,頁数,行 数を括弧内に示す。

《everybody/everybody》単数呼応:2例/複数呼応: 6例 (3)  As this was a time when every body had his own life to 

think of,  no body minded me, or what was become of me 

; (Crusoe, 12/1‑2) 

(4) "Why, truly, for a pair of diamond ear‑rings, a necklace,  and a diamond ring for my finger, which would not become  me: for a few paltry fine clothes which, when I wore  them, would make but my former poverty more ridiculous  to every body that saw me, especially when they knew  the base terms I wore them upon." (Pamela, 176/14‑19) 

《everyone》単数呼応: 7例/複数呼応: 14例

(5I find it  necessary to consult every one a little in his turn:  and therefore must beg pardon for going on a little farther  in the same way: (Tristram, 6/5‑7) 

(6I have all  along shewed your letters to my master:  he  employed me for that purpose: he saw every one, before  I carried them to your father and mother: and then sealed  them up, and sent me with them. (Pamela, l 02/16‑19) 

《anybody/anybody〉単数呼応: 1例/複数呼応: 4例 (7"Was there any reason to suppose her otherwise: or has 

any body taken it  into his head to try her?" (Pamela,  16/22‑23) 

(8"If there be any body below, let them speak. " 

(Gulliver, 152/19‑20) 

〈anyone〉単数呼応: 6例/複数呼応: 2例

(9I am very willing to give any one of'em a crown to help  me with his tackling, to get my father and my uncle Toby  off the stairs, and to put them to bed. (Tris tram, 207 /8‑

11) 

(10) I did so:  but had any one in England been to meet such a  man as I was, it must either have frighted them, or rais'd  great deal of laughter: (Crusoe, 109/37‑39) 

《someone〉単数呼応:1例/複数呼応: 0例

(11) Now ride at this rate with what good intention and resolu‑ tion you may‑‑'tis a million to one you'll do some one a  mischief,  if  not yourself‑‑He's flung‑‑he's off‑‑he's lost  his hat‑‑he's down‑‑he'll break his neck‑‑see ! ‑‑if  he  has not galloped full  among the scaffolding of the under‑ taking criticks ! ‑‑he'll knock his brains out against some  of their posts‑‑he's bounced out! ‑‑look‑‑he's  now riding  like a mad‑cap full tilt  through a whole crowd of painters,  fiddlers,  poets,  biographers,  physicians,  lawyers, logi‑

(5)

18世紀英語における不定代名詞の呼応 (Concord) c1ans,  players,  school‑men, churchmen, statesmen, sol‑

diers,  casuists,  connoisseurs, prelates,  popes,  and engi‑ neers. (Tristram, 216/31‑217 /2) 

〈nobody〉単数呼応: 0例/複数呼応: 5例

(12)  You scorned to borrow any man's wit; and if  nobody had  followed your example, till  they had had your qualities,  the number of rakes would have been but small. (Pamela,  417/35‑38) 

〈noone》単数呼応: 3例/複数呼応: 0例

(13)  ‑‑As the number of wounded was prodigious, and no one  had time to  think of any thing but his own safety‑‑ (Tristram, 418/14‑15) 

〈none〉単数呼応: 0例/複数呼応: 3例

(14)  Thus, hope and expectation would be kept ahve; none  would complain of broken promises, but impute their dis‑ appointments wholly to fortune,  whose shoulders are  broader and stronger than those of a ministry. (Gulliver,  203/14‑17) 

〈either〉単数呼応: 0例/複数呼応: 2例

(15)  "I have not seen either since I left you; but I can inform  you that they never meet." (Scandal, 230/6‑7) 

〈each〉単数呼応: 4例/複数呼応: 1例

(16)  From this last mode of idle industry I took the hint of set‑ ting such as chose to work at cutting pegs for tobacconists  and shoemakers, the proper wood being bought by a gen‑ eral subscription,  and when manufactured, sold by my  appointment; so that each earned something every day‑‑a  trifle, indeed, but sufficient to maintain him. (Wakefield,  233/16‑23) 

(17)  "Of each of these therefore in  their turn; and first,  for  the first of these,  namely, impatience." (Andrews,  247/12‑14) 

以下,視点を変えて,時代的な相違,作家作品別の相違,

文体の相違,_body/‑oneの相違,綴りによる相違の点から 代名詞呼応を見ることにする。

(i) 時代的な相違

上述した小論の結果と Dekeyser(1975, p. 78)の結果を 勘案すると, 18世紀から19世紀にかけて次第に文法的一致 に従うようになり,複数呼応が減少し単数呼応が増加する

傾向が見られる。では,小論で調査した18世紀中には時代 的な呼応の変化はあるのだろうか。18世紀を前半 (1700‑ 1750),後半 (1751‑1800)に分けて観察してみる。取り上 げた小説と戯曲8作品を刊行年代順に分類すると,ちょう

ど4作品ずつ,前半: Crusoe0719), Gulliver (1726),  Paela(1740), Andrews 0742),後半: Tristram(1760‑ 67), Otoranto (1764), Wakefield (1766), Scandal (1777)  のように分けられる。

18世紀前半 18世紀後半

単数呼応 11 (25%)  13 (76%) 

複数呼応 計 33 (75%)  44 

4 (24%)  17 

18世 紀 前 半 は 単 数 呼 応11例 (25%),複数呼応33例 (75%),後半は単数呼応13例 (76%),複数呼応4例 (24%),とあたかもパーセンテージが入れ替わってしまっ たかのように極めて顕著な差がでた。この結果から不定代 名詞の代名詞呼応に関しては18世紀中においても前半の方 が各作家が概念的一致に従って複数呼応することが圧倒的 に多かったことが分かる。後半になると逆転する。つまり 単数呼応が圧倒的に多くなる。

(ii)作家,作品別の相違

小論で調査した小説7作品,戯曲1作品の作家,作品別 に何らかの呼応状況の相違は見られるだろうか。作品の刊 行年代順に用例数を示してみよう。

単 数 呼 応 複 数 呼 応 計 Defoe, Crusoe (1719)  3 (50%)  3 (50%)  6  Swift, Gulliver (1726)  1 (33%)  2 (67%)  3  Richardson, Pa la(1740)  4 (15%)  23  (85%)  27  Fielding, Andrews (17 42)  3 (38%)  5 (6況) 8  Sterne, Tristram (1760‑7)  9 (8汎) 2 (18%)  11  Walpole, Otoranto (1764)  2 (67%)  1 (33%)  3  Goldsmith, Wakefield  (l 766)  2(100%) 

(0%) 

Sheridan, Scandal (1777) 

(0%)  (100%) 

計 24  37  61 

上記の表でまず明らかなことは,前項( i)で既に見た ことではあるが,丁度18世紀の半ば,つまり Fieldingと Sterneの間を境にして,単数呼応と複数呼応の割合が入れ 替わっていることであろう。 Fielding以前は複数呼応が優 勢であり, Sterne以降は単数呼応が優勢である。唯一,後 半の Sheridanにおいて複数呼応が優勢ではあるが,この 作品では用例が1例のみである。その他目に付くことは,

複数呼応が支配的である前半4作品の中でも特に Pamela において複数呼応の割合が85%と非常に高くなっている。

(6)

この理由としては,この作品だけが全絹を通して手紙文で 構成されている書簡体小説であることが考えられる。他の 3作品Crusoe,Gulliver, Andrewsは通常の散文小説であ る。ということは,文語体(書き言葉)の中でも,通常の あらたまった書き言葉に比べて,口語的な手紙文には複数 呼応が多く見られる傾向があると言えるのではないだろう か。このことは後半4作品中で,戯曲Scandal(全編会話 文)に僅か1例ではあるが複数呼応のみが見られることに も現れている。実際 Curme(1931, p. 50)も複数呼応は特 に古い文学作品や口語体等に見られると述べている。

(iii)文体の相違

上に述べた Curme(1931, p. 50)の指摘にもあるように 文語体(地の文)と口語体(会話文)の間に呼応の相違は 見られるだろうか。文語体と口語体に分けた結果を以下に 示す。

文語体 口語体

単数呼応 複数呼応 計 17(4況) 24(58%)  41 

7 (35%)  13 (65%)  20  計 25  39  64 

複数呼応における文語体 (58%),口語体 (65%)の差 は7%と非常に僅かである。しかし口語体に複数呼応が多

く見られるという Currneの指摘を裏付けている。

(iv)  ‑body/‑oneの相違

不定代名詞内部の現象にも目を向けてみよう。WDEU (1994, s. v.  everybody, everyone)によると everyoneは everybodyよりも2倍以上単数代名詞で受ける割合が多く,

それは恐らく oneの持つ隠れた単数性のためではないかと いう。これはeverybody,everyone以外のany‑,some‑, no‑ 全ての複合代名詞についても言える。該当例を以下に示 す。

単数呼応について everybody/everybody (25%), every  one (33%)ではさほど顕著ではないが,それでも every oneの方がeverybody /everybodyより単数呼応が多い。そ

の他anybody/anybody (20%), any one (75%)では3倍 強,.anyoneの方が単数呼応が多く, somebody /somebody 

(0 %), some one (loo%)では僅か1例ではあるが単数 呼応がsomeoneにのみ見られる。更に興味深いことに no body/nobody (0 %), no one (loo%)では単数呼応の該 当例3例全てがnooneにおいて見られただけでなく,複数 呼応の該当例5例全てがnobody/ nobodyにおいて起こり,

no oneには複数呼応の用例が全く見られなかった。これは,

WDEU (1994,  s. v.  everybody, everyone)の述べる oneの 持つ潜在的な単数性を裏付ける結果を示している。裏返せ ばbodyには潜在的な複数性が見られると言えないであろ うか。実際,該当例のなかった somebody /somebodyを除 けば,その他全てにおいて複数呼応が単数呼応よりも圧倒 的に優勢である。

(V)綴りによる相違

不定代名詞内部の現象として綴りによる違いも挙げられ る。現代英語では everybody,everyone, anybody, anyone,  somebody, someone, nobodyのように続けて書くことが定 着しているが,当時は everybody, every one, any body,  any one, some body, some one, no bodyのように2語で綴る

ものと,現代の綴りのように1語で綴るものが共起してい る。これらの中で両者の呼応の該当例が見つかった every body/everybody, any body/anybodyにおける呼応状況に何

らかの相違は認められるであろうか。以下に用例数を示 す。

単数呼応 複数呼応 計 every body 

everybody  any body  anybody 

2 0 1 0  

5  7 

単数呼応 複数呼応 計

every body/everybody  2 (25%)  6 (75%)  8  ここで注目すべきことは,単数呼応が everybody, any  every one  7 (33%)  14 (67%)  21 

bodyと2語に分かれる用例にしか見られないということ any body/anybody  1 (20%)  4 (80%)  5  である1語からなる用例everybody,anybodyにはどちら any one  6 (75%)  2 (25%)  8  も複数の用例のみである。このことから2語で綴られるこ some body /somebody 

(0%) 

(0%)  とにより,形態と同時に意味的にも every,anyとbodyの some one  1 (100%) 

(0%)  それぞれの語に別れ, bodyの方に牽引されて単数呼応が 起こったのではないかと推測される。

nobody 

(0%)  (100%) 

no one  3 (100%) 

(0%) 

16 

(7)

18世紀英語における不定代名詞の呼応 (Concord)

§ 

3 . 不定代名詞の動詞呼応

代名詞呼応のところでも述べたが,代名詞呼応と比較し て動詞呼応は呼応する不定代名詞主語との物理的距離も近 く,密接さも高い。従って概念的一致よりも文法的一致が 優先され,単数呼応が多くなるであろう事は容易に推測さ れる。まず最初に,先に触れた WDEU(1994)によると,

今日通常単数動詞のみを取るとされる everybody,every‑ one, anybody, anyone, somebody, someone, nobody, no one  について観察し,その後で単数形動詞,複数形動詞両方を 取るとされる none,either,  neither,  eachについて見てゆ

く。まずは全体的な用例数を以下に示す。

単数呼応 複数呼応 計 every body/everybody  28  1  29  every one  25 

25 

any body /anybody  7 

any one  7 

somebody 

someone  2 

nobody  25 

25 

no one  11 

11 

none  4  6  10 

either  1  2 

neither 

, 

10 

each  1 

計 121(93%)  9(7%)  130 

12の不定代名詞のうち, everyone, any body /anybody,  any one, somebody, some one, nobody, no one, eachの8つ

は 単 数 呼 応 の み で あ る。4)その他の everybody/ every‑

body, none, either,  neitherには単数呼応,複数呼応両方が 見られるが, noneを除いて,複数呼応はそれぞれ1例 づ つである。総 数130例中,単数呼応121例 (93%),複数呼 応9例 (7%)と単数呼応が圧倒的に優勢である。代名詞 呼応と比較すると極めて顕著な差が現れた。今日,単数呼 応を常とする不定代名詞everybody/everybody, every one,  any body /anybody, any one, some body/ somebody, some  one,  no body/nobody, no oneと,単数,複数両方とりうる

とされる none,either,  neither,  eachに分けて見てみると,

違 い は 歴 然 で あ る。前 者 は 総 数107例 中 , 単 数 呼 応106例 (99%),複数呼応 l例 (1%)とほぽ完全に単数呼応が規

則的であるのに対して,後者は総数23例中,単数呼応15例 (65%),複数呼応8例 (35%)と複数呼応が3割強も現れ ている。今日,常に単数呼応する everybody/everybodyに

1例見られる例外的な複数呼応は,次の(18)である。

(18) "I  am sorry," said he,  "you take it  so;  but every body  don't think alike." (Pamela, 92/23‑24) 

この例は会話文に起きており,話し手はPamelaに登場 する御者の Robertという人物で余り教養がない。そのた め作者Richardsonが下層階級の言葉遣いの味を出すため,

意図的に複数呼応を用いたものと考えられる。

19世紀に関する Dekeyser(1975, p. 75‑77)は不定代名 詞の用例のみを抜き出す必要があるが,動詞呼応では用例 数の記述が独特で,小論で調査した不定代名詞のみの用例 の総数を抜き出せなかった。しかし,その中で不定代名詞 別 に 用 例 数 が 挙 が っ て い た も の を み る と , everybody, everyoneは全て単数呼応, anybody,anyoneは総数69例の

うち,単数呼応68例,複数呼応l例, nobody,no oneで総 数183例のうち,単数呼応181例,複数呼応2例とほぽ規則 的に単数呼応をしている。

Austenに関する末松 (2000,pp. 66‑67)の動詞呼応の結 果は,総数206例 中 , 単 数 呼 応192例 (93%),複数呼応14 例 (7%)で,小論の結果と同一の割合である。代 名 詞 呼 応では,恐らくは書き手の性別の問題からほぼ完全に複数 呼応という特異な結果を示したが,動詞呼応には性の一致 は関係ないので,女性作家の Austenといえども文法的一 致に従ったのであろう。更に代名詞別に見てみると,今日,

通例単数のみ取ると言われる everybody/everybody, every  one, any body/anybody, any one, some body/somebody,  some one, no body/nobody, no oneでは全て単数呼応してお

り,複数呼応しているのはnone,either, eachである。

次に単数・複数両方を取り得るとされる不定代名詞を個 別に見てゆく 。

(i) none 

WDEU (1994, s.v. none)によると, noneはOEのnan, ne (not) +an (one)から派生した語であり,OE期から今日

まで代名詞,動詞呼応においてずっと単数,複数両方の用 法があったという。noneが単数であるという概念は19世紀

4)これらの不定代名詞を主語とする場合にも次のような一見複数呼応であるかのような例が見受けられる。

In these diversions he was interrupted by a noise at the closet door, as if  some body were opening it; (Gulliver, 128/12‑17) 

しかしこの場合は動詞が複数になるのは不定代名詞呼応と言うよりは仮定法の影響と考えられる。従ってこの様な例は統計から除外し

(8)

後半に起きた神話的な概念であり, 5)単数,複数の選択は 書き手の判断に委ねられると述べている。また noneの呼 応に関しては文法的一致よりも概念的一致の傾向が強いと

いう。さらに動詞呼応に関して noneが単独で用いられる 場合と,後ろにof十複数名詞を取る場合があり,前者は単 数を,後者は複数を取ると思われがちだが,どちらも単数,

複数の用法があることも指摘している。小論の18世紀にお ける結果は単数呼応4例 (40%),複数呼応6例 (60%), 19世紀に関するDekeyser(1975)は単数呼応26例 (38.8%), 複 数 呼 応41例 (61.2%,) と18世紀と19世紀との割合は極 めて近いものになった。Austenでは単数呼応3例 (25%), 複数呼応9例 (75%)と更に複数呼応の割合が高いものの,

これら3つの結果を通じて noneにおいては複数呼応が単 数呼応を圧倒している。前述したように noneが単数呼応 であるというのは19世紀後半に起きた「神話」であること を考えれば不思議はなく, 18世紀, 19世紀を通じて呼応動 詞の単数,複数の選択は書き手の判断により自由に選択さ れており,往々にして概念的一致に従っていたことを裏付 けている。

単独で用いられる場合と of十複数名詞が後続する場合の 違いはどうであろうか。 18世紀における noneの用例のう ち,単独形には単数呼応4例,複数呼応5例,前置詞形に は複数呼応 1例のみが見られた。即ち18世紀においては,

of十複数名詞を取る取らないに関係な<noneでは複数呼 応が多い。単独形の用例を単数呼応,複数呼応l例づつ,

前置詞形は 1例のみであるが,その例を示す。

〈none〉 単数呼応: 4例/複数呼応: 6例

(19)  "No treachery is  designed on my part:  I hope none is  intended on thine:  here take my gage" (Otoranto,  65/18‑19) 

(20)  "You are afraid of your friends when none are near  you." (Pamela, 17 4/9‑10) 

(21)  ‑‑And I have often wondered, continued he, evading the  question,  why none of our gentry,  who live upon large  plains like this of ours,... attempt nothing of this kind:  (Tristram, 85/31‑36) 

(ii)  either/neither 

WDEU (1994, s. v.  either)によると, eitherが主語であ る場合には単数の動詞を取るのが普通であるが, of十複数 名 詞 が 後 続 す る 場 合 に は 複 数 呼 応 に な る 場 合 も あ る と い う。また複数呼応は文語体よりも口語体に起こりやすいと

述べられている。neitherについても, WDEU(1994,  s.v.  neither)は, either同様, neitherが単独で使われる場合に は単数になることが多いが, of十複数名詞を伴うと概念上 の一致,近接の原理から複数動詞を取ることもあると述べ ている。しかし either,neitherどちらについても,単独形 の場合は単数呼応,前置詞形の場合には複数呼応になりが ちという傾向は絶対的なものではなく,単独,前置詞形両 構文において単数呼応,複数呼応どちらも起こりうるとい うことである。小論の結果は eitherが単数呼応,複数呼応 1例ずつで半々, neitherは単数呼応9例,複数呼応l例で 単 数 呼 応 が 複 数 呼 応 を 圧 倒 し て い る。19世 紀 に 関 す る Dekeyser  (1975)はeither,neither併せての用例数しか挙 がっておらず,それぞれの用例数は不明であるが,両者の 合 計 は 総 数18例中,単数呼応 7例 (38.9%),複数呼応11 例 (61.1%)となっている。Austenに関する末松 (2000) ではeitherには複数呼応3例のみ, neitherには単数呼応l 例のみが見られる。つまり Austenはeitherでは概念的一 致に, neitherでは文法的一致に従っている。

単独形と前置詞形の違いについて,小論の either,ne1‑ therそれぞれの用法を見てみると, eitherは全て前置詞形 で単数呼応l例,複数呼応l例, neitherは単独で用いられ る形が9例で全て単数呼応,前置詞形が1例で複数呼応で あった。従って eitherについては文法的一致と概念的一致 の間に揺れが見られるが, neitherに関してはほぼ完全に文 法的一致が守られている。以下にeitherは前置詞形を単数,

複数一例づつ, neitherは単独形,前置詞形l例づつ示す。

〈either〉 単数呼応: 1例/複数呼応: 1例

(22)  ‑‑If either of these is your case, as I write to instruct, I  will  tell  you in  three words what the  book is. ‑‑

(Tristram, 62/16‑17) 

(23)  "I know not any equal either of you have." (Paela, 240/39‑40) 

《neither》 単数呼応: 9例/複数呼応: 1例 (24) Neither was this all ; (Crusoe, 29 /33) 

(25)  "But to wave a subject,  in  which, as I can with pleasure  say, neither of us have much concern, tell me, my dear‑ est,  how you were employed before I came up?" 

(Pamela, 217/14‑16) 

(iii)  each 

WDEU (1994,  s. v.  each)によると, eachは今日単数動

5) WDEU (1994, s.v. none)は"Clearly,none has been both singular and plural since Old English and still is. The notion that it  is singular only 1s a  myth of unknown origin that appears to have arisen late in the 19th century."といっている

(9)

18世紀英語における不定代名詞の呼応 (Concord)

詞を取るのが普通であるが,この一般的概念は18世紀に起 こったものであるという。また複数先行詞やof十複数名詞 に後続する場合,また複数名詞主語に後続する場合には概 念的複数性が強くなり,複数動詞を取りがちであると述べ ている。19世紀に関する Dekeyser (1975,  p.  75‑77)では every+nounとeachの用例がまとめて示されているため比 較はできないが, Austenに関する末松 (2000,p.  67)の 結果は,総数10例中,単数呼応8例,複数呼応2例と単数 呼応が圧倒的に多い。小 論 の eachの用例は 1例のみで,

単数呼応である。以下にその例を示す。

〈each〉 単数呼応:1例/複数呼応: 0例

(26)  For, the walls are near an hundred foot thick,  built of  hewen stone,  whereof each is about forty foot square,  and adorned on all  sides with statues of gods and emper‑

ors,  cut in  marble, larger than the !if e,  placed in  their  several niches. (Gulliver, 119/22‑26) 

§ 

4 .

結 論

以上, 18世紀英語に関して不定代名詞とそれを受ける代 名詞,及び不定代名詞主語とその動詞との数の一致に関し て見てきた。まとめると次のようになる。

不定代名詞の代名詞呼応に関しては, 18世紀全体では複 数呼応が圧倒的に多い。しかし18世紀を前半と後半に分け て見てみると,複数呼応が支配的である前半から単数呼応 が支配的な後半にかけ,概念的一致から文法的一致への移 行の流れが見られた。そしてこの流れは, 18世紀末ー19世 紀初頭の Austenのように(おそらくは作者の性別に起因 すると思われるが),ほぼ複数呼応になっているような例 外はあるが,概して18世紀の概念的一致の傾向から19世紀 のDekeyser (1975, p.  78)の調査結果にも見られるような 単 数 呼 応 が 優 勢 の 文 法 的 一 致 傾 向 へ 移 行 し て い る と 言 え る。

作品については,書き言葉の中では口語的と考えられる 書簡体小説のPamelaに複数呼応が多く見られ,文体的に は,口語体に僅かながら複数呼応が多く見られた。

不定代名詞内部の要因についてはーbodyと―one別の相 違について—one 型に単数性が見られ,綴りの相違につい ては, 2語に分かれる綴りにのみ単数呼応が見られるとい う結果が出た。

動詞呼応については18世紀の初頭から文法的一致に従い 単数呼応がほぼ規則的である。その中でも今日,通例単数 呼応のみを取るとされる everybody 

everybody, every one,  any body/ anybody, any one, some body /somebody, some  one,  no body/nobody, no oneはほぽ完全に単数呼応するの

に対し,単数,複数両方とるとされる none,either,  ne1―  ther, eachには複数呼応の例も見られた。特に noneでは代 名詞,動詞呼応を通じて圧倒的に複数呼応が多く見られた。 呼応関係が密接で,文法的一致傾向が強い動詞呼応につい ては文体や綴り等の要因による相違は殆ど関係なく,社会 言語学的要因による例外的な 1例を除けば,一貫して単数 呼応であった。

以上,調査した限りにおいて, 18世紀の不定代名詞は動 詞 呼 応 に つ い て は 文 法 的 一 致 に 従 う 傾 向 が 一 貫 し て い る が,代名詞呼応については特に前半において概念的一致の 傾向が強く,後半になると文法的一致が多くなる。書き手 が次第に文法的一致の側面に注意を払う傾向が現れている 世紀と言うことが出来るかもしれない。

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参照

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