• 検索結果がありません。

画 教育研究員研究報告書

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "画 教育研究員研究報告書"

Copied!
26
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

中 学 校

成8年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

東 京 都 教 育 委 員 会

(2)

平 成8年 度

簿(教 育 課題)

分科会名 区 市 町 村 名

世 田 谷 区 希 望 丘 申 学 校

秀 一 郎

江 戸 川 区 松 江 第 四 中 学 校

調

小 金 井 市 小 金 井 第 一 中 学 校

稲 城 第 五 中 学 校1

道 灌 山 中 学 校

志 村 第 五 中 学 校

東久留 米 市 西 信 次 郎

西 落 合 中 学 校 也ll

日 の 出 町

世話 人 副世話人

担 当 教育庁 指導部 中学校教 育指導課指導主事 多摩教育事務 所指導課指導 主事

(3)

1研 究 主 題 及 び 主 題 設 定 の 理 由 2

「主 体 的 に 生 き る 意 欲 を 高 め 、 積 極 的 に 社 会 参 加 す る生 徒 の 育 成 」

進路指導分科会 の研究 3

「自 ら の 生 き 方 を 主 体 的 に 考 え 、 自 己 選 択 能 力 を 高 め る 進 路 指 導 の 充 実 」

14

(1) (2)

副 主 題 設 定 の 理 由 研究 の方法

年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 の 工 夫 進 路 セ ン タ ー の 活 用 と そ のIl夫 3研 究 の 構 造

4研 究 の 内 容 (1)

(2)

年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 の 工 夫 進 路 セ ン タ ー の 活 用 と そ のL夫 5研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題

3333444821

生 活指導分科会 の研究 14

「自 分 の よ さ を 伸 ば し 、 た く ま し く 生 き る 生 徒 の 育 成 」

190σ4

5 (1}

(2>

副 主 題 設 定 の 理 由 研究 の方法 研究 の構想 研究 の内容

ア ン ケ ー ト調 査 か ら 見 た 生 徒 の 実 態 具体的 な実践例

集 団 の 自 治 活 動 を 導 く 「話 合 い 活 動 」 ボ ラ ン テ ィ ア 体 験 学 習

研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題

生 徒 が 役 割 と 責 任 を も っ て 取 り組 む 学 習 指 導 の 工 夫 生 活 指 導 の 観 点 を 生 か した 学 習 指 導 の1:夫

生 徒 の 自 発 的 、 自 治 的 な 能 力 や 態 度 を は ぐ くむ 生 徒 会 活 動

445667791234111111112222

(4)

1研 究主題 及 び主題設 定 の理 由

教育課題研 究主題

主 体 的 に 生 き る 意 欲 を 高 め 、 積 極 的 に 社 会 参 加 す る 生 徒 の 育 成

主 題 設 定 の 理 由

戦 後50年 、 わ が 国 の 経 済 は め ざ ま し く成 長 し、 私 た ち の 生 活 水 準 を 向 上 さ せ た 。 ま た 、 交 通 、 情 報 通 信 シ ス テ ム を は じ め と す る 様 々 な 分 野 に お け る 進 展 は 、 私 た ち の 生 活 を よ り 便 利 な も の

に して き た 。 反 面 、 人 々 の 生 活 は あ わ た だ し く、 心 に ゆ と り を も ち に く い 状 況 に あ る 。

こ の よ う な 社 会 の 大 き な 変 化 は 子 供 た ち を と り ま く教 育 環 境 も大 き く変 化 さ せ た 。 子 供 た ち も ま た 、 大 人 と 同 様 に 、 物 質 的 豊 か さ や 便 利 さ を 享 受 す る 一 方 、 日 常 生 活 の 忙 し さ か ら ゆ と り を 失 い つ っ あ る 。

家 庭 に お い て は 、 核 家 族 化 、 少 子 化 が 進 み 、 子 供 た ち の 人 間 関 係 を 作 る 場 が 減 っ た こ と が 、 子 供 た ち の 社 会 性 や 自 立 の 遅 れ の 一 因 と な っ て い る。

地 域 社 会 に お い て は 、 地 縁 的 な 結 び っ き や 連 帯 感 が 弱 ま り、 知 識 偏 重 の 教 育 と 相 ま っ て 、 子 供 た ち の 社 会 性 や 倫 理 観 を 育 て づ ら く な っ て き て い る 。 こ う し た 家 庭 、 地 域 社 会 の 教 育 力 の 低

下 は 今 後 も進 む と考 え ら れ る。

一・

、 こ れ か らの 社 会 は国 際 化 、 情 報 化 、 科 学 技 術 の 発 展 が 一 層 進 み 、 子 供 た ち が 社 会 の 担 い 手 と な る21世 紀 は 、 よ り変 化 の 激 し い 、 先 行 き 不 透 明 な 社 会 に な る と 思 わ れ る。

こ の た め 、 学 校 教 育 に お い て は 、 自 ら学 び 、 自 ら考 え る教 育 へ の 転 換 を 図 り、21世 紀 の 担 い 手 と して の 子 供 た ち が 、 こ の 変 化 の 激 しい 社 会 を 生 き抜 く た め 、 豊 か な 人 間 性 を も ち 、 自 ら学 び 、 考 え 、 主体 的 に 判 断 、 行 動 で き る 「生 き る 力 」 を 獲 得 で き る よ う 指 導 、 援 助 して い く こ と が 求 め ら れ る 。 す な わ ち 、 学 校 の 教 育 活 動 を 通 し、 生 徒 が 自 ら生 き る 目 標 を 見 い だ し、 目 標 実 現 の た め に 意 欲 を も っ て 取 り組 む 態 度 、 目 標 実 現 の た め に 直 面 す る 課 題 を 解 決 す る 能 力 、 次 代 の 担 い 手 と し て よ り よ い 社 会 を 築 い て い く た め に 、 積 極 的 に 社 会 に 参 加 し よ う と い う態 度 な ど を 育 成 す る こ と が 課 題 と な って い る。

以 上 の よ う な 社 会 的 背 景 や 子 供 た ち の 状 況 を 踏 ま え 、 「主 体 的 に 生 き る 意 欲 を 高 め 、 積 極 的 に 社 会 参 加 す る生 徒 の 育 成 」 と い う本 主 題 を 設 定 し た 。

教 育 課 題 部 会 で は 、 進 路 指 導 分 科 会 と 生 活 指 導 分 科 会 と に 分 か れ 、 そ れ ぞ れ の 視 点 か ら 自 ら 学 び 、 考 え 、 主 体 的 に 判 断 、 行 動 で き る 生 徒 を 育 成 す る こ と に 主 眼 を お き 、 実 践 研 究 に 取 り組

ん だ 。

進 路 指 導 分 科 会 で は 、 年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 実 践 と 進 路 指 導 セ ン タ ー の 利 用 を 通 し て 生 徒 の 自 己 選 択 能 力 、 自 己 決 定 能 力 を 高 め る 方 法 を 探 っ た 。 生 活 指 導 分 科 会 で は 各 教 科 、 特 別 活 動 を 通 し て 、 悶 題 解 決 能 力 や 自 己 責 任 の 感 覚 や 行 動 力 を 身 に 付 け る と と も に 、 達 成 感 や 自 己 存 在 感 を 実 感 さ せ る こ と に よ って 、 自 己 の よ さ を 伸 ば し、 た く ま し く生 き る 生 徒 の 在 り方 を 追 究 して き た 。

一2一

(5)

II進 路 指 導 分 科 会 の研 究

進 路 指 導 分 科 会 副 主 題

自 ら の 生 き 方 を 主 体 的 に 考 え 、 自 己 選 択 能 力 、 自 己 決 定 能 力 を 高 め る 進 路 指 導 の 充 実

1副 主 題 設 定 の 理 由

中 学 校 の 進 路 指 導 で は 、 生 徒 が 自 分 の 能 力 や 適 性 を 理 解 し、 主 体 的 に そ れ を 生 か そ う と す る 「生 き 方 」 を 見 っ け て い け る よ う に 指 導 、 援 助 して い く こ と が 大 切 で あ る。

そ の た め に は 、 一 人 一 人 の 生 徒 を よ く 見 っ め 、 理 解 を 深 め る と と も に 、 認 め 、 勇 気 づ け 、 励 ま す な ど 、 教 育 活 動 全 般 を 通 して 自 己 の 特 性 の 自 覚 を 促 す よ う指 導 す る こ とが 重 要 で あ る。

現 在 、 多 く の 学 校 が 啓 発 的 体 験 学 習 を 取 り 入 れ て い る。 そ れ は 、 生 徒 自 らが 生 き方 を 考 え 、 意 思 決 定 す る 力 を 育 て る た め に 必 要 な 指 導 の 一 つ と し て 考 え られ て い る か らで あ る。 そ の 一 方 、 こ れ ま で 最 終 学 年 で は 進 学 指 導 や 就 職 指 導 と い っ た 出 口 指 導 に 偏 り が ち で あ っ た の も 、 否 め な い 事 実 で あ る 。 さ ら に 、 中 学 校 卒 業 後 も、 不 適 応 な ど を 理 由 と した 中 途 退 学 や 転 職 な

ど の 増 加 が 社 会 問 題 の 一 っ と さ え な っ て い る 。

生 徒 が 学 力 や 合 格 の 可 能 性 ば か り に と ら わ れ 、 啓 発 的 体 験 学 習 に お け る 様 々 な 情 報 活 用 の 体 験 が 、 進 路 選 択 に 当 た っ て 十 分 に 生 か さ れ て い な い こ と が そ の 一 因 と考 え られ る。 そ こ で 、 生 徒 が 自 己 の 特 性 を 理 解 し 、 様 々 な 体 験 や 、 そ こ で 得 られ た 情 報 を 活 用 し て 、 自分 の 生 き る 道 を 決 定 す る こ と が で き る よ う な 指 導 の 在 り方 を 工 夫 す る 必 要 が あ る。 ま た 、 で き る だ け 多 くの 正 し い 情 報 を 生 徒 自 ら が 収 集 ・選 択 ・活 用 す る こ と が で き る よ う な 場 を 意 図 的 に 設 定 す る必 要 も あ る。

こ う し た 現 状 を 踏 ま え 、 「自 ら の 生 き 方 を 主 体 的 に 考 え 、 自 己 選 択 能 力 、 自 己 決 定 能 力 を 高 め る 進 路 指 導 の 充 実 」 と い う副 主 題 を 設 定 し た 。

2研 究 の 方 法

本 研 究 で は 、 生 徒 の 「自 己 選 択 能 力 」 「自 己 決 定 能 力 」 を 高 め る こ と を ね ら い に 、 年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 の 工 夫 と、 進 路 セ ン タ ー の 活 用 の 二 っ の 実 践 に 取 り組 ん だ 。

本 分 科 会 で は 次 の よ う な 点 に 重 点 を お き、 研 究 を 進 め た 。 (1)年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 の 工 夫

年 間 指 導 計 画 の 収 集 と 分 析 を す る 。

進 路 に 関 す る 実 態 調 査 を し、 指 導 上 の 問 題 点 を 探 る。

自 己 選 択 、 自 己 決 定 を す る 場 面 を 盛 り込 ん だ 授 業 を 工 夫 し実 践 す る。

(2>進 路 セ ン タ ー の 活 用 と そ の 工 夫

進 路 セ ン タ ー の 活 用 の 実 態 と 、 利 用 に つ い て の 意 識 調 査 を す る。

理 想 的 な 進 路 セ ン タ ー を 模 索 し理 想 的 な 活 用 方 法 を 探 る 。

様 々 な 状 況 に 応 じ た 進 路 セ ン タ ー を 設 置 し、 進 路 セ ン タ ー の 活 用 と 運 営 方 法 の 検 討 を す る 。

進 路 セ ン タ ー 設 置 後 の 実 態 と 意 識 調 査 を す る 。

(6)

3研 究 の 構 造

の 実 進 路 指 導 の 問 題 点1際 自 らの 責 任 で 選 択 決 定

蕊鱗 謡 劉

生 徒 一一人 一 人 が 、 自 分 の 将 来 の 生 き 方 に 関1 心 を も ち 、 主 体 的 に 進 路 選 択 を 行 い 、 生 涯 に わ た っ て 自 己 実 現 を 図 って い け る よ うな 、 適 切 な 進 路 指 導 が 行 わ れ て い な い。

ら学 ぶ 意 欲 と社 会 の

雛 擢 鷹

i

[

i進 路 指 導 の充 実i l

1副 主 題 自 らの 生 き方 を 主 体 的 に考 え 、 自 己選 択 能 力 ・自 己決 定 能 力 を 高 め る進 路 指 導 の充 実1

説欝 難 灘 嚢鰍 副

自 己決 定 能 力 が 高 ま るで あ ろ う。

説讐轟繕 撫 鞭 劉

調

調 一1 生徒の実態進路室の利用状況

理 想 的 な進 路 セ ン ター の 構 想 生徒対象

進 路 に対 す る意 識

教師対象 進路指導の実態

文 献 ・資料 の研 究

自 己選 択 ・臼己決 定 をす る場 合 を 盛 り込 ん だ指 導 案 の 作 成

進 路 セ ン ター設 置(都 内5校)

実 践(授 業 研 究)

噺 ヨ 利 用 の促 進 を 図 る

手 だ て 、 工 夫

進 路 セ ン タ ー の 活 用 (授 業 ・自 主 的 活 用 等)

1礒雛男辮 璽 四

研究の成果 研 究 の ま とめ 4研 究 の 内 容

(P年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 の 工 夫

本 分 科 会 で は 、 生 徒 の 進 路 に 対 す る 臼 己 選 択 能 力 ・ 自 己 決 定 能 力 が 身 に 付 い て い な い の は 、 進 路 の 年 間 指 導 計 画 に 原 因 が あ る の で は な い か 、 も し そ う な ら ば も っ と実 践 しや す い 指 導 計 画 の モ デ ル プ ラ ンを 考 え よ う 、 と い う こ と で 研 究 を 始 め た 。 と こ ろ が 、 都 内 約50校 の 今 年 度 の 年 間 指 導 計 画 を 集 め 分 析 し て み る と 、 ど の 学 校 に も啓 発 的 体 験 学 習 な ど を 積 極 的 に 取 り 入 れ た3年 間 を 見 通 し た 計 画 が あ る こ と が 分 か っ た 。 そ こ で 、 仮 説 を 次 の よ う に 変 え て 研 究 を 進 め る こ と に し た 。

こ基づき自腿 択'配 をする場面を盛 り込んだ授業を展開 していけば・

L生 壁の配 選択能か 配 決定倉動 が高まるであろう・

一4一

(7)

実 態 調 査

研 究 を 進 め る に 当 た り 、 ま ず 都 内5校 の1〜3年 生481人 の 生 徒 に 対 し て 、 進 路 に 対 す る 意 識 や 自 己 選 択 能 力 、 自 己 決 定 能 力 に っ い て の 調 査 を 行 っ た 。 さ ら に 、128校 の 進 路 指 導 主 任 に 各 学 校 の 進 路 指 導 の 実 態 に っ い て 調 査 した 。

σう 結 果 と 分 析

自分の進 路 につ いてわ か らな い ことがあ った ら どう します か

進 路 に つ い て の 情 報 収 集 の 方 法

何 も しない3%

自 分 の 進 路 に つ い て 分 か ら な い こ と が あ っ 自分で調べる5%そ の他2%

友 だちに聞 く

た と き 、 生 徒 は 親 や 上 級 生 、 友 だ ち な ど に 尋 兄弟に聞く

10%

ね て 解 決 し よ う と す る傾 向 が 強 い 。 学 年 が 進 む に つ れ て 、 「親 に 聞 く」 生 徒 は 減 少 し、 「先 生 に 聞 く」 生 徒 が 増 加 す る 。 ま た 、 「自 分 で 調 べ る 」 生 徒 は 少 な い が 、 学 年 が 進 む と や や 増 加 し て い る。

部 活 動 や 選 択 教 科 の 選 び 方

6割 強 の 生 徒 が 、 部 活 動 や 選 択 教 科 を 「自分 の 意 思 だ け 」 で 決 め て い る。 部 活 動 で の 割 合 は 学 年 進 行 に伴 っ て 増 え る が 選 択 教 科 で は 逆 に 減 る傾 向 に あ る。

③L級 学 校 や 職 業 を 決 め る と き の 基 準

一L級学 校 を 決 め る と き の 基 準 と して 、1年 生 は 「や り た い も の が あ る 」 を1位 に あ げ た生 徒 が 多 い が 、2・

3年 生 に な る と そ の 割 合 が 減 少 し 、 「成 績 」 を あ げ た 生 徒 の 方 が 多 い 。 そ れ に 対 して 、 教 師 は 「や り た い も の が あ る 」 が 圧 倒 的 に 多 い 。 一方 、 職 業 を 決 め る と き

先生に聞 くis%

上級学校を選択す る際 、何 を基準に選択 しま すか。(生 徒)

上級 学校を選択する際、何 を基 準に選択 して ほ しいと思 いますか。(教 師)

認 駕 も

  ほ レ き

◎fWGm・tis

の 基 準 と し て は 、 多 く の 教 師 が 「自 分 に と っ て や り が い が あ る 」 を あ げ て い る の に 対 し て 、 生 徒 は そ れ 以 外 に 「自 分 の 特 技 が 生 か せ る 」 こ と も 重 要 だ と 考 え て い る 。

ま た 、 「収 入 の 多 さ 」 を あ げ た 生 徒 も 多 く 、 学 年 が 進 む に っ れ て 増 え て い る 。

進 路 の 学 習 に 対 す る 興 味 ・関 心

進 路 に っ い て の 学 習 で 取 り 組 ん で み た い こ と と し て 、 約6割 の 生 徒 が 「自 分 の 将 来 に っ い て 考 え る 」 を あ げ た 。 次 い で 「職 業 の 種 類 に っ い て 調 べ る 」 「勉 強 す る 目 的 と 意 義 に っ い て 考 え る 」 「自 分 に つ い て 知 る 」 の 順 と な っ て い る 。 「〜 に っ い て 考 え る 」 「〜 に っ い て 調 べ る 」 と い う 項 目 がL位 を 占 め て い る こ と か ら 、 進 路 の 学 習 に 主 体 的 に 取 り 組 み た い と 考 え て い る 生 徒 が 多 い こ と が 分 か る 。

進 路 指 導 の 実 態

進 路 指 導 に 関 す る 学 習 を 、1・2学 年 で は 平 均 し て 年 間6〜7時 間 、3学 年 で は 14〜15時 間 行 っ て い る 。 内 容 と し て は 、1学 年 で 職 業 調 べ 、1〜2学 年 で 職 場 訪 問 、

2〜3学 年 で ヒ級 学 校 調 べ 、3学 年 で ヒ級 学 校 訪 問 や 、 卒 業 生 や ヒ級 学 校 の 先 生 の 話 を 聞 く と い う 流 れ に な っ て い る 。 多 く の 学 校 で 啓 発 的 体 験 学 習 が 定 着 し て き て い

る よ う で あ る 。

(8)

(イ)ま

進 路 の 学 習 に 主 体 的 に 取 り 組 み た い と 考 え て い る 生 徒 が 多 い 。 ま た 、 ど の 学 校 で も 様 々 な 取 り 組 み が 行 わ れ る よ う に な っ て き て い る 。 し か し、 進 路 に 対 す る 自 己 選 択 能 力 ・ 自 己 決 定 能 力 を 生 徒 に 十 分 に 身 に 付 け さ せ る ま で に は 到 っ て い な い よ う で あ る 。

こ れ は 一 っ 一 っ の 進 路 の 学 習 の 展 開 の 仕 方 に 問 題 が あ る の で は な い だ ろ う か 。

そ こ で 、1年 生 の 「自 分 を 知 る 」 と い う 学 習 を 取 り 上 げ 、 研 究 を 進 め る こ と に し た 。

授 業 実 践 例(第1学 年) 1)題

2)題 材 設 定 の 理 由

3)指 導 計 画

自 分 て ど ん な 人(自 己 理 解)

こ れ か ら3年 間 に わ た っ て 自 己 実 現 を 目 指 し、 進 路 の 学 習 を 進 め る わ け で あ る が 、 そ の 第 一 歩 が 自 分 を 知 る=自 己 理 解 で あ る 。 自 分 の 長 所 を 発 見 し、 そ れ を 大 切 に 育 て よ う と す る と こ ろ か ら進 路 の 学 習 が 始 ま る 。 そ の き っ か け と して 本 題 材 を 設 定 した 。

第1時 学 年 集 会 で 進 路 学 習 の 意 義 、 自 己 理 解 の 大 切 さ を 指 導 す る 。 第2時(本 時)「 自 分 て ど ん な 人(自 己 理 解)」

第3時

資 料 を 使 っ て 学 習 す る 。

「ま と め の 学 習 」

LL二23

第2時 で 得 た 情 報 か ら必 要 な も の を 選 択 し 、 自 分 像 を ま

と あ る 。

4)本 時 の 計 画

ね ら い ・人 の よ さ を 見 っ け る に は 、 様 々 な 観 点 が あ る こ と に 気 付 か せ る 。

・様 々 な 方 向 か ら 自 分 を 見 っ め 直 し 、 自 分 の 長 所 を 発 見 さ せ る 。

・情 報 を 集 め る 方 法 に っ い て 考 え さ せ る 。

授 業 展 開 指 導 案(次 ペ ー ジ参 照)

評 価 の 観 点

授 業 の 展 開 で 生 徒 の 活 動 が 「選 択 か ら 決 定 ま で の 過 程 」 に 基 づ い て 行 わ れ る よ う に 配 置 し(右 図)、 そ れ ぞ れ の 過 程 を 目 で 追 え る 資 料 を 用 意 した 。

本 題 材 に 関 す る 評 価 は 、 以 下 の2点 で 行 う。

a生 徒 が 自 己 選 択 を 行 う こ と が で き た か 。

⇔ 作 業 カ ー ド1、2、3(次 ペ ー ジ) b生 徒 が 選 択 し た 情 報 を 基 に 自 己 決 定 す る

こ と が で き た か 。

⇒ 作 業 カ ー ド4(次 ペ ー ジ)

2

3

4

5

自己 選 択 か ら 自己 決 定 まで の 過 程 情報の収 集能力

/

情報 の分析 ・選 択 能力

〕一

ま と め の 学 習 後 に 生 徒 が 提 出 し た 作 業 カ ー ドに は 、4月 の 自 己 紹 介 カ ー ド で 自 分 の 長 所 を 書 く 欄 を 空 欄 に し て い た 生 徒 も す べ て 自 分 の 長 所 を し っ か り 記 入 し 、 自 分 が

こ れ か ら 大 切 に し て い き た い と こ ろ を 記 入 し て き た 。

一6一

(9)

指導案

教 師 の 働 きか け 指導上 の留 意点 過程

本時 の学習の 目標 を 進路 の学 習の意義、 自己理 解の大切 さを再 例 を 示 し なが ら な る べ くわ か り 自分の長所 を発 見す ることが

提 示 す る。 確 認 す る。 や す く説 明 す る。 '進 路 の 第 一一歩 に な る こ と を理

解 させ る。

自 他 の よ さを 考 え る 入 を 誉 め る と き使 う言 葉 を 発 表 す る。 黒 板 に 板 書 しな が ら進 め る。 な るべ く様 々 な 言 葉 が 出 て く

ための観点を見付 け (班 ご と に発 表 す る) る よ う に働 きか け る。

さ せ る 。 観 点 別 に ま と め る。 1

発 表 し た言 葉 の 中 か ら これ か ら生 き て い く 生 徒 の意 見 に よ って 選 択 して 2.3

た め に必 要 だ と思 わ れ る 言 葉 を選 択 す る。 い く。

入 の よ さ を考 え る た め の 観 点 を確 認 ず る。 ま と め た観 点 を 示 す 。 人 の よ さ を 考 え る に は様 々 な 観 点 が あ る こ とに気 付 かせ る。

資 料 を使 い、 自 分 の 自分 の長所 の発 見 資料 を配布 し、 記入方法を説明 観 点 に つ い て は、 生 徒 が選 択 1

長 所 、 友 人 の長 所 を 発 見 す る。

観 点 を記 入 し、 自己 評 価 す る。 す る。

人 を見 る と きに は様 々 な方 向 か

して記 入 す る。

ら見 る こ との 大 切 さ を説明 す る。

友 人 に 自分 の 長 所 を 指 摘 して も ら う。 活 動 に つ い て の 説 明 をす る。 カ ー ドは2〜3人 に 記 入 して 1 自分 の評 価 して ほ しい 観 点 を カ ー ドに 記 入 一 人 に カ ー ドが 集 中 しな い よ う も ら うよ う に指 示 す る。

す る。カ ー ドを記 入 して も ら う友 人 を 選 ぶ 。

に配 慮 す る。

友 人 を選 び きれ な いで い る生 徒 に配 慮 す る。

カ ー ドの記 入 内 容 の 集 ま った カ ー ドの 評 価 を比 べ て み る。 教 師 自 身 の カ ー ドを例 に分 析 の 人 に よ って 見 方 が違 う こ とを 2.3

分析 方 法 を 示 す 。 気 付 か せ る と共 に 、 情 報 を集

め る こ と の大 切 さ を 理 解 させ

上 記 の 友 人 以 外 に カ ー ドに 記 入 して も ら う 次 の 時 間 まで カ ー ドを記 入 して る 。 1

次 の時間の学習 につ と した ら誰 に 記 入 して も ら うか 考 え る。 も ら うよ う に指 示 す る。

い て ヵ 一 ドを 準 備 す る。 ま とめ の 方 法 を示 す。

f

磁闘隔

い」ろいちな饅」邑幽ら自分の昌を通し て、自分をじっ《鯛見つ劾てみよう

自分 の 目で 自分 を見 つめ る と

…邸

fuc 

5る コ ユ ヨ

00000⊂ 00000⊂ 00000⊂ ⊃ OOOOO⊂ 00000⊂ OOOOO⊂

1

}・・ ・一 ・一

あな た の ロか らな をユ る と

bl

:45408:s Es'4aiuc.nuten

6  ユ コ ユ ヨ るaヨ

f OOOOO⊂=)OOOOO⊂ 11111111!1

鎧難贋 は

笹鞠

sxwf

』432」

00QOO⊂ ⊃ 00000⊂ ⊃

f灘8

00000⊂ 00000⊂

翻 縄 酎 四

轟 。鰹

,

上醐 」t●◎レて.9分09「r轟 亀騰 0員 属盤

藍 ダ

「L【ヨ【コ励「「一ゾ、

作 業 カ ー ド1

1

ヤ}「1【 …】K】励rピーゾ.

作 業 カ ー ド2

oo人CSRてもらう発幽分o良 婁

蓋 ダ

闘 拶

卿分りこん葛 と二る壱 窓oに 脅て熱 、

縄ゑの夢

.

や,て み怠い仕亭

L」

作 業 カ ー ド4

本 研 究 の 主 題 で あ る 「生 徒 の 自 己 選 択 能 力 、 決 定 能 力 は.高ま っ た か 」 に っ い て は 今 回 だ け の 授 業 で は 結 論 は 出 せ な い 。 今 後 も、 進 路 の 学 習 に 限 ら ず 、 様 々 な 場 面 で 「選 択 か ら決 定 ま で の 過 程 」 を た ど る こ と が で き る よ う な 指 導 を 継 続 し て い く こ と で 、 生 徒 一 人 一 人 の 選 択 能 力 や 決 定 能 力 を 高 あ て い く こ と が で き る と考 え る。

作 業 カ ー ド3

一7一

(10)

(2)進 路 セ ン タ ー の 活 用 と そ のil夫

生 徒 の 進 路 に 対 す る 興 味 ・関 心 を 高 め る た め に は 、 多 く の 旺 し い 情 報 と そ れ を 自 由 に 活 用 で き る 場(進 路 セ ン タ ー な る 情 報 発 信 地)が 必 要 で あ る と 考 え た 。 そ こ で 、 次 の よ

う な 仮 説 を 立 て た 。

進 路 セ ン タ ー を 設 置 し、 整 備 運 用 の 方 法 を 工 夫 し て い け ば 、 生 徒 の 進 路 に 対 す る 興 味 ・関 心 を 高 め て い く こ と が で き る で あ ろ う。

実 態 調 査

研 究 を 進 め て い く に 当 た り 、 教 員 と 生 徒 そ れ ぞ れ に 対 し 、 進 路 室 の 実 態 調 査 を 行 っ た 。 な お 、 「進 路 室 」 と は 、 進 路 資 料 室 ・進 路 学 習 室 ・進 路 指 導 室 ・進 路 相 談 室 な ど 、 学 校 に よ っ て 様 々 な 呼 び 方 を し て い る 教 室 を 総 称 し て っ け た 。

δ 進 路 室 利 用 に つ い て(生 徒 向 け ア ン ケ ー トNW査 か ら)

「自 分 の 進 路 に つ い て 分 か ら な い こ と が あ っ た ら ど う し ま す か 」

・他 人 に 聞 く(親 。友 達 ・先 生 ・兄 弟 ・先 輩 の 合 計)1年93%2年84%3年82%

・ 自 分 で 調 べ る1年4 .5%2年7.5%3年10.6%

「進 路 室 を 利 用 し た こ と が あ り ま す か 」(進 路 室 の 設 置 さ れ て い る 学 校 の 回 答)

・3年 は41%で あ っ た が 、1年 と2年 に っ い て は ほ と ん ど 利 用 さ れ て い な か っ た 。

「進 路 室 で ど ん な こ と が で き る と よ い と 思 い ま す か 」(複 数 回 答)

・一 番 多 か っ た の は 「上 級 学 校 に っ い て の 資 料 が 見 ら れ る 」 で 、1年84%、2年73

%、3年67%で あ っ た 。 続 い て 「職 業 に っ い て の 資 料 が 見 ら れ る 」 「 ヒ級 学 校 の ビ デ オ が 見 ら れ る 」 で あ っ た 。

・そ の 他 と し て は 、 「コ ン ピ ュ ー タ を 利 用 して の 性 格 判 断 や 適 性 検 査 」 は1年51%、

2年39%、3年58%と 、 コ ン ピ ュ ー タ 等 の 情 報 機 器 を 利 用 し た 自 己 理 解 の 方 法 に 興 味 が あ る こ と が 分 か っ た 。 ま た 、 「先 生 と 進 路 の 相 談 が で き る 」 は1年42%、

2年38%、3年40%で 、 多 く の 生 徒 が 教 師 と 相 談 で き る 場 の 設 置 を 希 望 し て い る 。 (イ〉 進 路 室 の 活 用 に っ い て(教 員 向 け ア ン ケ ー ト調 査 か ら)

活 用 状 況 に 関 す る 記 述 式 の 回 答 の 申 で 、 次 の3点 が 主 な 課 題 と し て 挙 げ ら れ る 。

教 室 の 数 に 余 裕 が な く 進 路 室 の 設 置 が 不 可 能 。(設 置 さ れ て い な い 学 校 の 回 答)

資 料 の 整 理 を 含 め 、 進 路 室 の 管 理 が 大 変 。(設 置 さ れ て い る 学 校 の 回 答)

進 路 室 の 利 用 状 況 が 思 わ し く な い 。 本 来 の 目 的 が 達 成 さ れ な い 。(② に 同 じ) (ウ)分 析 の ま と め

生 徒 向 け ア ン ケ ー ト の 結 果 か ら は 、 生 徒 の 願 い に 応 え る 進 路 指 導 を 進 め るLで 、 十 分 な 資 料 の 整 備 と 情 報 提 供 の 場 の 設 定 が 求 め ら れ て い る と 考 え ら れ る 。 ま た 、 教 員 向 け ア ン ケ ー ト の 結 果 か ら は 、 進 路 室 設ice'.後の 運 営 上 のT.が 進 路 室 の 有 効 活 用 を 左 右 す る も の と 考 え ら れ る 。

一g‑一

(11)

理 想 的 な 進 路 セ ン タ ー の 構 想

実 態 調 査 の 結 果 か ら 、 生 徒 の 進 路 学 習 の た め に 「情 報 発 信 地 」 の よ う な 役 割 を も っ た 進 路 セ ン タ ー を 設 置 す る こ と に し た 。 そ こ で 、 理 想 的 な 進 路 セ ン タ ー の 条 件 と し て 次 の

4点 を あ げ て 、 試 案 を 作 成 し た 。 そ の 際 、 活 用 し や す い 配 置 に つ い て1一 分 考 慮 し た 。

・情 報 収 集 が で き る 場 で あ る こ と ・進 路 学 習 が で き る 場 で あ る こ と

・進 路 相 談 が で き る 場 で あ る こ と ・教 師 の 指 導 参 考 資 料 等 が あ る こ と

カー テ ン 0000

OOOO

テ ー ブル

テ ー ブル 000

⁝関,⁝灘

8囲8囲

§回§

捌 ⑥ 棚⑦

O

oo 9

0

W入 口 掲示 板⑩

①r進 路 資 料 塞 」 使 用 上 の 注 意 ・都 内 全 図

② 奨 学 金 の お知 らせ(ポ ス ター)

③ 高 絞 税 明 会 ・見 学 会 ・体 験 入 学 の お 知 ら せ

④ 過 去 の 入 試 閥 題 ・受 験 案 内 書 ・啓 発 的 体 験 学 習 の ま とめ の 冊 子

⑤ 進 路 に 関 す る書 籍(な るに は シ リー ズ 蹴 ど)

⑥ 教 飾 用 書 棚(指 導 に 参 考 に な る 資 料 等)

⑦ 学 絞 案 内 パ ン フ レ ッ ト ・高 校 紹 介 ビデ オ

●進 路 指 導 用 ビ デ オ'

⑧ 視 嚇 覚 機 器(モ ニ タ ー/ビ デ オ デ ヲキ)

⑨ パ ソ コ ン

⑩ ⑪ 進 路 に 関 す る お 知 らせ

⑫ 持 ち帰 っ て も よ い 資 料

掲示 板⑪

出入 口 進 路 セ ン タ ー の 設 置 と 実 践

実 際 に 進 路 セ ン タ ー を 設 置 す る と い う こ と は 、 ど の 学 校 に お い て も 可 能 と い う わ け で は な い 。 む し ろ 、 教 室 が 確 保 で き な い と い う 場 合 も 多 い 。 そ こ で 、 研 究 員 の 各 校 で そ れ ぞ れ の 実 情 に 合 わ せ た 進 路 セ ン タ ー を 開 設 し 、 実 践 す る こ と に し た 。

実践例 調査時 の有 無

A校 既 に開設 環 境 的 に 整 備 さ れ 、 利 用 し や す い 状 況 に あ る。

B校 既 に開設 VTRを4台 設 置 し、 生 徒 は 希 望 に よ り 自 由 に 観 る こ と が 可 能 C校 無7月 準 備 9月 か ら 開 室 。 生 徒 の 係 活 動 を 重 視 して い る。 現 在 整 備 中 。 D校 無4月 準 備 9月 か ら 開 室 。 運 用 面 を 学 校 体 制 で 検 討 中 。

E校 無4月 準 備 図 書 室 の1隅 に 進 路 コ ー ナ ー を 設 け た 。 自 由 に 閲 覧uJ能

(12)

進 路 セ ン タ ー を 利 用 し た 授 業 実 践 例(A・C校)

研 究 に 当 た り、2校 が 同 じ題 材(「 上 級 学 校 を し らべ る 」)で3年 生 を 対 象 に 実 践 した 。 A校 は 進 路 セ ン タ ー に お い て 飼 別 学 習 の 形 態 で 行 い 、C校 は 進 路 セ ン タ ー と 隣 接 の 教 室 に お い て グ ル ー プ学 習 の 形 態 で 実 践 し た 。

1)目

進 路 セ ン タ ー の 正 し い 利 用 方 法 に っ い て の 理 解 を 深 め る。

資 料 の 中 か ら必 要 な 情 報 を 探 す こ と が で き る能 力 を 高 め る 。

生 徒 に 将 来 の 生 き 方 を 考 え さ せ 、 進 路 に 対 す る 興 味 ・関 心 ・意 欲 を 高 め さ せ る 。 2)指 導 上 の 王 夫

生 徒 一 人 一 人 の 興 味 ・関 心 を 生 か す 支 援 ・ 助 言 を 行 っ た 。

課 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 円 滑 に す る た め に 個 別 学 習 と グ ル ー プ 学 習 の2っ の 学 習 活 動 の 場 を 設 定 し、 そ れ ぞ れ の 目 標 を 明 確 に し た 。 3)評 価 の 観 点

進 路 セ ン タ ー の 正 し い 利 用 が で き た か 。

必 要 と す る 情 報 を 探 す こ と が で き た か 。 4)進 路 セ ン タ ー を 利 用 し て の 感 想

i<

耀 、

・ も っ と 調 べ や す く な る と う れ し い ・ も っ と 資 料 を 増 や し て ほ し い 。

・整 理 さ れ て い て と て も 使 い や す か っ た 。

・ 自 分 の 知 り た い 学 校 に っ い て 詳 し く 調 べ る こ と が で き た の で 良 か っ た と 思 い ま す 。 5)授 業 後 の ア ン ケ ー ト 調 査(C校 の3年 生153名 で 実 施)

1今 回 の 授 業 は 、 自 分 に と っ て ど の よ う な 点 が 「よ か った 」 と思 い ま す か 。 高 校 の 種 類 が い ろ い ろ あ る こ とが わ か った 。

高 校 以 外 の学 校 の こ と が わ か っ た。

上 級 学 校(高 校 な ど)で どん な 勉 強 を す るか が わ か っ た 。 仕 事 に就 く まで の 流 れ が わ か っ た 。

職 業 に つ い て の こ とが わ か っ た 。

2こ れ か ら 「も っ と調 べ て み た い 」 と思 う こ とは あ り ま す か 。 学 校 の 「科 」 の違 い に っ い て(工 業 科 の こ と、 商 業科 の こ と な ど)

各 学 校 ご と の特 色 に っ い て(○ ○ 高 校 、 ○ ○ 学 校 に つ い て な ど) 入 試 の こ と に っ い て(仕 組 み や 問 題 の 内 容 な ど)

職 業 の こ と に っ い て(仕 事 の 内 容 や必 要 な 資 格 な ど)

0 50 100 150(人)

0 50 100 150(人)

6)授 業 実 践 の ま と め

進 路 セ ン タ ー を 使 用 し た 授 業 に よ り、 生 徒 は 様 々 な 資 料 を 自 主 的 に 興 味 を も っ て 閲 覧 し て い た 。 ま た 、 事 後 ア ン ケ ー トか ら も 進 路 に 対 す る 興 味 ・関 心 が 高 ま っ た と

言 え る の で は な い か 。

授 業 を 進 路 セ ン タ ー で 行 っ て か ら 、 進 路 セ ン タ ー の 利 用 人 数 は 多 く な り、 自 主 的 に 利 用 す る 生 徒 が 多 く な っ た 。 ま た 、 進 路 に 関 す る 質 問 や 相 談 も 増 え た 。

一10一

(13)

昼 休 み ・放 課 後 の 時 間 を 通 し た 進 路 セ ン タ ー の 活 用 (,}進 路 セ ン タ ー 運 営 上 の ポ イ ン ト

昼 休 み 、 放 課 後 の 利 用 を 進 あ る た め に は 、 生 徒 が 「行 っ て み た いJ「 ま た 来 て み た い 」 と 思 え る 進 路 セ ン タ ー に す る こ と が 大 切 で あ る 。

具 体 的 に は 、 以 下 の3点 を 柱 と し て 展 開 し て い っ た 。

資 料 の 充 実

常 に 新 し い 情 報(パ ン フ レ ッ ト等)を 使 い や す く 整 理 す る

校 内 で の 進 路 学 習 の 成 果(職 場 訪 問 等)を ま と め る 。

積 極 的 なPR

進 路 だ よ り 、 ポ ス タ ー の 作 成 、 昼 の 放 送 や 朝 礼 等 で 進 路 セ ン タ ー の 充 実 ぶ り を PRす る 。

進 路 係 の 生 徒 が 中 心 と な っ て 、 進 路 セ ン タ ー の 整 備 、 運 営 を 行 う 。

係 の 生 徒 が 主 体 と な っ て 活 動 し、 教 師 が 援 助 す る こ と で 、 「自 分 た ち が 作 る進 路 セ ン タ ー 」 と い う 自 覚 が 生 ま れ 、 様 々 な ア イ デ ア を 出 し 合 い 、 進 路 セ ン タ ー が 活 性 化 す る 。 ま た 、 利 用 す る 生 徒 に と っ て も 入 り や す い 雰 囲 気 と な る 。

(イ)活 用 の 具 体 例

運 営 上 の 工 夫 の 例 を い く っ か 挙 げ る 。

ビ デ オ 上 映 の 定 期 化

上 級 学 校 紹 介 の ビ デ オ の 上 映 を 、 番 組 表 を 作 成 し て 行 う 。(番 組 編 成 等 は 進 路 係)

教 師 の た め の 資 料 の 集 中 化

生 徒 だ け で な く 、 教 師 も こ の 部 屋 に 来 て 、 進 路 指 導 に 関 す る 資 料 を 閲 覧 で き る よ う に す る 。(管 理 は 教 師 が 行 い 、 取 扱 い に は 十 分 配 慮 す る)

進 路 セ ン タ ー の ス ペ ー ス が 十 分 で な い 場 合 の 工 夫

施 設 上 の 制 約 で セ ン タ ー を 設 置 で き な い 場 合 、 進 路 関 係 の 資 料 は 教 室 に 保 管 、 利 用 さ れ る こ と が 多 い 。 こ れ で は 学 校 全 体 で の 資 料 の 活 用 と い う 面 で は 不 十 分 に な ら ざ る を 得 な い 。 そ の よ う な 場 合 、 図 書 室 の 一 部 に 「進 路 コ ー ナ ー 」 を 設 け る な ど の 工 夫 を す る 。

小 さ い ス ペ ー ス で も 資 料 を 集 中 さ せ る と 次 の よ う な メ リ ッ ト を 出 す こ と が で き る 。

「こ こ に 行 け ば 進 路 の 資 料 が あ る 」 と い う 場 所 が で き、3年 間 の 進 路 学 習 を 系 統 的 、 計 画 的 に 進 め る 際 の 情 報 発 信 地 と し て の 役 割 を も た せ ら れ る 。

部 数 の 少 な い 資 料 を 有 効 に 活 用 で き る 。

資 料 を 扱 う 教 員 と 進 路 に 関 す る 相 談 が 気 軽 に で き る 。

ま た 、 「進 路 コ ー ナ ー 」 の 活 用 と 各 教 室 で の 進 路 資 料 の 活 用 と に 関 連 性 を も た せ る に は 、 進 路 係 が 両 方 の 運 営 に 積 極 的 に 関 わ る よ う に す る こ と も 大 切 で あ る 。

利 用 の 実 態

利 用 状 況 で 目 立 っ た こ と は 、 ど の 学 校 で も1・2年 生 の 利 用 が 少 な い こ と で あ る 。 こ れ は 、 進 路 セ ン タ ー の 多 く が3年 生 の 教 室 に 近 い 場 所 に 設 置 さ れ る 点(立 地 面)と 3年 生 の 利 用 が 促 進 さ れ る ほ ど1、2年 生 に と っ て は 「行 き づ ら い 場 所 」 に な っ て し ま う 点(運 営 面)が 原 因 で あ る と 考 え ら れ る 。

一‑‑一

(14)

5研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題

生 徒 が 自 己 実 現 に 向 け て 自 己 選 択 能 力 、 自 己 決 定 能 力 を 身 に 付 け て い く こ と は 、 「生 き る 力 」 を 身 に つ け て い く上 で も 大 き な 課 題 に な る と考 え ら れ る 。 そ こ で 今 年 度 は 、 よ り確 か な 選 択 を す る た め の 前 提 と な る 豊 か な 情 報 の 提 供 … … 情 報 発 信 地 と して の 進 路 セ ン タ ー の 在 り 方 と 、 得 た 情 報 を 的 確 に 選 択 、 決 定 す る 力 を 身 に 付 け る 方 法 を 学 ぶ 授 業 の 在 り 方 の2つ を 軸

に 研 究 を 進 め て き た 。 (1)研 究 の ま と め

年 間 指 導 計 画 に 基 づ い た 授 業 の 工 夫

げ〉 年 間 指 導 計 画 の 収 集 、 分 析 か ら次 の 点 が 明 らか に な っ た 。

1)平 成4年 度 の 実 態 調 査 に よ る と 学 年 単 位 で 年 閤 指 導 計 画 を 作 成 す る と い う学 校 が 70%近 くあ っ た が 、 学 校 単 位 で3年 間 を 見 通 し た 指 導 計 画 を 作 成 す る 学 校 が 着 実 に 増 え て き て い る 。 進 路 指 導 を 進 め る 際 の 系 統 的 な 年 聞 指 導 計 画 の 重 要 性 が 再 認 識 さ れ た 結 果 と 考 え ら れ る 。

2)進 路 指 導 に か け る 時 数 は 十 分 と は 言 え な い ま で も増 え る 傾 向 に あ る 。 特 に 、1、

2年 次 の 時 閤 数 の 増 加 が 見 ら れ る。 こ れ は 系 統 的 に 進 路 指 導 が 進 め ら れ て き た た め と 考 え られ る。

3)多 く の 学 校 で 啓 発 的 体 験 学 習 を 取 り 入 れ た 指 導 計 画 が 作 成 さ れ て い る 。 生 徒 が 自 己 の 将 来 を 考 え て い く上 で 必 要 な 情 報 を 得 る場 面 と し て の 体 験 学 習 は 今 後 も増 え る

と 考 え ら れ る。

ω 進 路 に 関 す る 意 識 調 査 、 実 態 調 査 か ら次 の 点 が 明 ら か に な っ た 。

1)多 くの 学 校 で 啓 発 的 体 験 学 習 を 取 り入 れ た3年 間 を 見 通 した 指 導 計 画 が 作 成 さ れ 、 進 路 の 学 習 時 間 も増 え て い る 。

2)上 記1)に よ り多 く の 情 報 が 提 供 さ れ る 状 況 に あ る に もか か わ ら ず 、 生 徒 は 自 分 の 将 来 を 考 え る と き に 大 人 に 情 報 源 を 求 め が ち で あ る と い う傾 向 が あ る 。 こ れ は 、 情 報 の 収 集 の 方 法 、 情 報 の 処 理 の 方 法 と い っ た 選 択 か ら決 定 ま で の 過 程 を た ど る す べ

が 充 分 に 身 に 付 い て い な い た め と 考 え ら れ る。

3)教 師 は 「や り が い 」 「や り た い もの が あ る」 を 選 択 基 準 の 第 一 に あ げ て い る が 、 生 徒 は 「成 績(=合 否)」 と い っ た 現 実 的 な 基 準 を あ げ て い る 。 合 否 は 生 徒 が 進 路 を 選 択 す る 際 、 避 け て は 通 れ な い 問 題 で あ る が 、 安 易 に 合 否 だ け で 選 択 す る 傾 向 に な い だ ろ う か 。 合 否 に い た る ま で の 過 程 で 生 徒 の 自 己 実 現 を 促 す 指 導 が な さ れ て い る か ど う か が 大 切 に な る が 、 今 回 の 調 査 で は 明 らか に な ら な か っ た 。

(ウ)以 上 の 分 析 と 調 査 の 結 果 か ら 仮 説 を 立 て 、 自 己 選 択 、 自 己 決 定 を す る 場 面 を 盛 り込 ん だ 授 業 実 践 を し た 。

1)資 料 を 準 備 し、 選 択 か ら決 定 ま で の 過 程 を 意 識 し た 授 業 を 展 開 す る こ と で 、 生 徒 の ほ ぼ 全 員 が 自 己 理 解 を 深 め る こ と が で き た 。

2)進 路 の 学 習 の 評 価 は 難 し い と い わ れ る。 本 授 業 実 践 で は 、 選 択 か ら決 定 ま で の 過 程 で 生 徒 が 提 出 す る 資 料 に よ っ て 、 課 題 達 成 に 到 る ま で の 過 程 を 評 価 し、 個 別 に 指 導 で き る よ う に 工 夫 し た 。

一12一

(15)

進 路 セ ン タ ー の 活 用 と そ の 工 夫

0う 進 路 セ ン タ ー 設 置 前 後 の 意 識 調 査 か ら 次 の 点 が 明 ら か に な っ た 。 進 路 セ ン タ ー を 開 設 し 、 広 くPR

を 行 っ た と こ ろ 、3年 生 で は 、 事 前 に は55%も い た 「一 度 も 利 用 し た こ と が な い 」 生 徒 が 、 全 く い な く な る な ど 、 利 用 状 況 に 顕 著 な 変 容 が 見 ら れ た 。

ま た 、 関 心 の 薄 い 生 徒 が 多 か っ た 1・2年 生 に つ い て は 、 利 用 状 況 に 大 き な 変 容 は 見 ら れ な か っ た も の の 、

「3年 生 の 階 だ と 行 き づ ら い の で 、 学 年 ご と に 設 置 し て ほ し い 」 「利 用

3年 生 の 利 用 状 況

進 路 セ ン ター一を どれ く らい利 用 して い ます か 。

01020304(」5060

■ 事前

m事

で き る 曜 日 を 学 年 ご と に 決 め て ほ し い 」 な ど の 要 望 が 多 く 出 さ れ た 。1・2年 生 に っ い て も 進 路 に 対 す る 興 味 ・関 心 が 高 ま っ た も の と 考 え ら れ る 。

(‑r)進 路 セ ン タ ー の 在 り 方 と 管 理 運 営 方 法 に つ い て

意 識 調 査 を 基 に 、 理 想 的 な 進 路 セ ン タ ー を 構 想 し 、 各 学 校 で の 取 組 み を 進 め た 。 そ の 過 程 で 、 空 き 教 室 や ス ペ ー ス の 問 題 、 設 備 面 の 問 題 、 学 年 間 の 生 活 指 導 上 の 問 題 な ど 、 様 々 な 問 題 が 持 ち 上 が っ て き た 。 そ こ で 、 ま ず 、 各 学 校 の 実 情 に 合 わ せ た 進 路 セ ン タ ー を 設 置 し 、 管 理 運 営 す る 方 法 を 工 夫 す る こ と が 大 切 で あ る と 考 え 、 実 践 し た 。

3学 年 を 中 心 に 進 路 セ ン タ ー を 活 用 し た 授 業 を 行 っ た 結 果 、 生 徒 が 自 主 的 に 利 用 す る 回 数 も 増 え 、 「も っ と コ ン ピ ュ ー タ ー や ビ デ オ を 増 や し て ほ し い 」 「い っ で も 相 談 で き る よ う に 先 生 が い て ほ し い 」 な ど と い っ た 要 望 が 多 く 出 さ れ る よ う に な っ た 。 ま た 、 係 生 徒 が 行 っ たPR活 動 を 通 し て も 「自 分 た ち の 部 屋 」 「身 近 な 教 室 」 と い う 意 識 が 生 ま れ 、 進 路 セ ン タ ー へ の 関 心 が 高 ま っ た 。

(2)今 後 の 課 題

進 路 セ ン タ ー を 設 置 し 、 情 報 を 提 供 し て い く こ と は 、 生 徒 の 進 路 に 対 す る 興 味 、 関 心 を 高 あ る 上 で 大 き な 役 割 を 果 た す 。 今 後 、 生 徒 が 主 体 的 に 情 報 を 求 め る 進 路 学 習 を 進 め る た め に 、 以 下 の 点 に つ い て 研 究 を 深 め て い き た い 。

1)学 級 活 動 で の 進 路 指 導 の 授 業 に お い て 、 生 徒 が 進 路 セ ン タ ー を 情 報 の 収 集 ・分 析 の た あ に 活 用 す る よ う に 、 授 業 と 進 路 セ ン タ ー 利 用 と の 関 連 を さ ら に 明 確 化 す る こ と 。 2)設 備 や 資 料 の 充 実 及 び 全 校 体 制 で の 管 理 の 運 営 方 法 を さ ら に 検 討 す る こ と 。

3)生 徒 の 進 路 係 を 設 け て 進 路 セ ン タ ー の 企 画 運 営 へ の 参 加 を 図 る な ど 、3年 生 中 心 で は な く 、 全 生 徒 が 利 用 し や す い 体 制 を 整 え る こ と 。

4)進 路 相 談 の 充 実 に も 目 を 向 け 、 生 徒 の 多 様 な 要 望 に こ た え ら れ る よ う 研 修 を 深 め る こ と 。 ま た 、 こ の よ う に し て 得 た 情 報 を 生 徒 の 自 己 選 択 、 自 己 決 定 の 過 程 の 中 で 生 か し 、 選 択 能 力 、 決 定 能 力 を 高 め る た め に 、 日 々 の 授 業 の 中 で 前 述 し た 過 程 を 意 識 し た 授 業 を

1学 年 か ら 継 続 的 に 行 っ て い く こ と が 、 今 後 の 課 題 で あ る 。

参照

関連したドキュメント

活用のエキスパート教員による学力向上を意 図した授業設計・学習環境設計,日本教育工

研究計画題目.

特に、その応用として、 Donaldson不変量とSeiberg-Witten不変量が等しいというWittenの予想を代数

Analysis of the results suggested the following: (1) In boys, there was no clear trend with regard to their like and dislike of science, whereas in girls, it was significantly

「地方債に関する調査研究委員会」報告書の概要(昭和54年度~平成20年度) NO.1 調査研究項目委員長名要

海洋技術環境学専攻 教 授 委 員 林  昌奎 生産技術研究所 機械・生体系部門 教 授 委 員 歌田 久司 地震研究所 海半球観測研究センター

LUNA 上に図、表、数式などを含んだ問題と回答を LUNA の画面上に同一で表示する機能の必要性 などについての意見があった。そのため、 LUNA

山階鳥類研究所 研究員 山崎 剛史 立教大学 教授 上田 恵介 東京大学総合研究博物館 助教 松原 始 動物研究部脊椎動物研究グループ 研究主幹 篠原