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地域医療支援病院等の医療提供体制上の位置づけに関する研究

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(1)

1

厚生労働行政推進調査事業費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)

統括研究報告書

地域医療支援病院等の医療提供体制上の位置づけに関する研究

研究代表者 伏見 清秀 東京医科歯科大学大学院 教授 研究分担者 清水 沙友里 医療経済機構研究部 主任研究員

小段 真理子 国立病院機構本部 総合研究センター診療情報分析部 主任研究員 新城 大輔 国立成育医療センター情報解析室 室長

研究要旨

○研究目的

本研究は、地域医療支援病院を含む全国の病院に関する複数の公表データを収集し、これらのデータ を組み合わせてデータベースの構築を行うとともに、一部データでは収集されない情報については地域 医療支援病院への質問紙調査を実施することで、地域医療支援病院に関する分析を行うことを目的とし た。今後、地域医療支援病院のあり方を考える上で、都道府県による承認要件のばらつきや病床機能の 偏りといった現状を把握し、医療提供体制上の役割や位置づけを明らかにすることが目的である。

○研究方法

研究にあたっては、まず分析用データベースの構築を行った。データ元はいずれも平成

27

年度時点の 公表データであり、都道府県へ提出された地域医療支援病院からの業務報告書データおよび病床機能報 告データを活用した。また、本データベースに加え、施設基準等を含む厚生局の公表データや、急性期 病院の診療内容などを含む

DPC

データとのリンケージを行い、多方面での分析を行った。

○研究結果

その結果、地域医療支援病院とそれ以外の病院(その他病院)との比較が可能となり、地域医療支援 病院は医療従事者の配置といった体制面においても、MDC 別患者数、手術数、化学療法数などの診療面 でも一定の役割を果たしていることが確認された。

地域医療支援病院は、地域における中核病院という特性から二次医療圏に

1

つ以上あるのが望ましい とされているが、実際は必ずしも全ての二次医療圏に所在しているわけでない。地域による偏在もみら れており、その承認要件についても今後の検討が待たれるが、本研究により、 これまで多面的に分析さ れることがなかった地域医療支援病院の現状をより詳細に分析することが可能であることが明らか となった。

○結論

本研究は、公表データを基に構築されたデータベースがその前提となるため、元データそのもの に不備がある場合や、データの定義上より詳細な分析が不可能であるという限界はあるが、本研究 結果は、地域医療支援病院の役割やあり方の検討を進める際の基礎資料の一つになると考えられ る。

A.

研究目的

我が国の医療提供体制は、昭和

23

年の医療 法制定以降、昭和

60

年の医療計画制度導入(二 次医療圏の設定)、特定機能病院・療養型病床群

(平成

4

年)および地域医療支援病院(平成

9

年)の制度化などの政策により整備されてきた。

平成

9

年の第三次医療法改正において創設さ れた「地域医療支援病院」は、我が国の医療を リードする特定機能病院(大学病院等)に続き、

地域医療の中核的な役割が求められる立場に あり、都道府県の認可によって承認されること

となっている(医療法第

4

条)。そのための承 認要件として、 (1)紹介率・逆紹介率の基準を 満たすこと、 (2)診療所等と医療資源の共同利 用が可能なこと、 (3)救急患者の受け入れ体制 の整備、 (4)地域の医療従事者に対する研修の 実施、等が定められている。その後、平成

24

3

月より「特定機能病院および地域医療支援病 院のあり方に関する検討会」において、これら の承認要件に対する検討が開始され、まずは特 定機能病院における要件の見直しが行われた

(平成

28

2

月「特定機能病院および地域医

(2)

2

療支援病院の承認要件見直しについて(中間と りまとめ)」 ) 。続いて、地域医療支援病院に関す る検討が必要とされる中、平成

26

年に成立し た「医療介護総合確保推進法」により、全国の 医療機関が自院の医療機能を選択して都道府 県に報告する「病床機能報告制度」が始まり、

都道府県はこれらのデータを活用したうえで

「地域医療構想」を策定することが求められる こととなった。このように医療提供体制に関す る法整備が進められるなかで、地域医療支援病 院の役割や位置付けを検討する必要性がより 一層高まっている。

そこで本研究では、地域医療支援病院の医療 提供体制上の役割や位置づけを明らかにする ことを目的とし、デ ータに基づく分析や地域 医療支援病院へのアンケート調査を実施し、

地域医療支援病院の実態把握を行った。

B.

研究方法

本研究は、以下の手順にそって実施した。

倫理審査については、東京医科歯科大学医学 部 倫 理 審 査 委 員 会 に お い て 承 認 を 得 た

(M2017-018)。

(1)データの収集・データベースの構築 データに基づく分析のためには、複数の医療 情報を収集し、それらを同一のプラットフォー ムに整備する必要がある。本研究では、まず各 種データの収集に着手し、対象を平成

27

(2015)

年度の①地域医療支援病院の業務報告書デー タ、②病床機能報告データとした。いずれも都 道府県が

Web

サイトに公表されており、ダウ ンロードが可能であった。詳細については、分 担研究報告書1を参照のこと。

(2)分析用データベースに基づく現状分析 次に、これらのデータベースを活用し、基礎 集計を行った(資料3) 。また、地域医療支援病 院群とそれ以外の病院群(その他病院)の比較 として、地域医療支援病院の職員数などの体制 面の評価や、術式別手術数やがん治療などの診 療実績面での評価を行った。詳細については、

分担研究報告書2を参照のこと。

(3)

DPC

データを加味した分析

さらに、より詳細な診療実態を把握するため、

構築された分析用データベースと DPC データと リンケージを行い、追加分析を行った。疾患別

(MDC 別)患者数や、DPC 機能評価係数等を考 慮した地域医療支援病院群とそれ以外の病院 群(その他病院)の比較である。詳細について

は、分担研究報告書3を参照のこと。

(4)地域医療支援病院向け質問紙調査の実施 上記(2)および(3)のデータ分析では表 れない事項として、全国の地域医療支援病院を 対象に質問紙調査を行い、地域医療支援病院に おける医師の状況に関する調査を行った(資料 2)。

C.

研究結果

(1)データの収集・データベースの構築 平成 27 年度の病床機能報告データの個票、並 びに地域医療支援病院の業務報告書データを統 合し、地理情報などのデータを付加した地域医療 支援病院分析用データベースを作成した。

その際、データの取り込み失敗や個票データの 誤記等については、エラーログやチェックソフト による確認と対応を行ったが、一部、修正不可能 と思われるケースについてはそのままデータベ ースに取り込んだ。ただし、全体のデータテーブ ルのバリデーションを実施し、9 割程度のデータ は正確に反映されていることを確認している。

(2)分析用データベースに基づく現状分析 分析用データベースに基づく分析の結果から、

地域医療支援病院は、その特性として掲げられて いるとおり、地域の中核的な存在となっている様 子がうかがえた。地域医療支援病院の病床規模は 約 440 床であり、手術数やがんに対する治療とい った診療実績について、それ以外の病院(その他 病院)の実績を上回っていた。

指定の承認要件である「紹介率・逆紹介率」に ついては、それぞれ 68.4%と 81.7%であったこと から、地域医療支援病院が地域への逆紹介を積極 的に行っている可能性が考えられた。

診療実績の比較では、手術件数(総数、全身麻 酔手術数、胸腔鏡下手術数、腹腔鏡下手術数)、お よびがん治療件数(悪性手術数、化学療法数、放 射線治療数)のいずれも地域医療支援病院がそれ 以外の病院(その他病院)の実績を上回っていた。

(3)

DPC

データを加味した分析

続いて、

DPC

データを基に

DPC

の基礎係数別 にグループをつくり、本研究の分析用データベー スを統合して分析した結果、地域医療支援病院と それ以外の病院(その他病院)比較から、次の内 容が確認できた。

1)Ⅱ群病院の多くは地域医療支援病院の承認

を受けている、2)Ⅱ群病院においては、承認要件

と関連が深い項目について顕著な差があるもの

が確認される。また、

DPC

出現分類割合・カバー

率係数などの差が大きい、

3)Ⅲ群病院においては、

(3)

3

病床規模や高度医療の提供割合の差があるほか、

機能評価係数Ⅱの各項目などの差が大きい、

4)地

域医療支援病院は、少なくともⅢ群の標準的な病 院とは果たす機能が異なっている。

(4)地域医療支援病院向け質問紙調査の実施 地域医療支援病院における医師の役割を調 査するため、平成

30

3

月に地域医療支援病 院(562 施設)に質問用紙を配布し、37.0%に あたる

208

施設から回答を得た。

これらの回答を集計した結果、地域医療支援 病院のうち「へき地医療拠点病院」の指定を受 けているのは

33

病院(15.9%)であり、このう ち

6

病院が巡回診療、15 病院が医師派遣、20 病院が代診医派遣を実施していた。指定を受け ていない病院のうち、巡回診療を行っている病 院は存在しなかったが、医師派遣(26 病院)、

代診医派遣(8 病院)は実施していた。

医師派遣については、他の病院へ医師を派遣 しているのが

33

病院、診療所へ医師を派遣し ているのが

22

病院であった。また、1 施設が 派遣する医療機関数は病院

1~2、診療所1

との 回答が約半数となっており、延べ派遣日数は

100

日未満との回答が最多であった。

専門医の養成状況として診療科別の養成機 関数をみると、基幹施設については内科(114 病院)、外科(42 病院)、救急科(40 病院)、総 合診療科(35 病院)の順に多かった。連携施設 については、脳神経外科(128 病院)、泌尿器科

(125

病院)、外科(117 病院)であった。基幹施 設・連携施設のどちらでもない病院については、

臨床検査科(189 病院)、リハビリテーション科

(160 病院) 、精神科(155 病院)であった。地 域枠で卒業した医師の勤務状況については、卒 後年数が上がるにつれ医師数が減少する傾向 がみられた。

病院管理者の勤務経験については、卒後

39

年前後の医師が多かったが、へき地での勤務経 験を有する者は一部に限られていた。

D.

考察

本研究では、地域医療支援病院による業務報告 書データ、病床機能報告データ、厚生局データ、

DPC

データといった公表情報を組み合わせ、地 域医療支援病院の現状について複合的な分析を 行い、質問紙調査を追加した。

これらの結果から、地域医療支援病院は全国の 二次医療圏に必ずしも配置はされておらず、1 つ の医療圏に複数の地域医療支援病院が存在する など地域による偏在が起きていることが確認さ

れたものの、地域医療支援病院として体制面や診 療面においても一定の役割を果たしていること と考えられる。地域医療支援病院の承認要件であ る各項目間では強い相関関係が確認されなかっ たものの、それぞれの項目において地域の中核病 院としての役割を果たしている姿がデータを通 じて明らかとなった。ただし、例えば逆紹介率に ついていえば、地域に患者を返す役割を果たして いると解釈できる一方で、実態としては退院後に はいったん自宅に戻り、直後のフォローアップと して自院に通院した後に他施設に転院するケー スが含まれている可能性もあるため、さらなる調 査が必要だと考える。また、

DPC

データを用いた 分析においても、Ⅲ群病院においては様々な病院 が存在することから、一定の病院特性・機能を考 慮した分析が必要であろう。

本研究では、データには表れない医師の配置や 巡回診療等についての質問紙調査も実施したが、

今回は回収数が限定的であったこともあり、地域 医療支援病院の役割を明確に示すための根拠と はなったと

は考えにくい。今後は、本研究で明らかになっ た限界点を考慮した上で、地域医療支援病院の実 態をより明らかにする研究が望まれる。

E.

結論

本研究により、公表データを複数組み合わせる ことで、これまで多面的に分析されることがなか った地域医療支援病院の現状をより詳細に分析 することが可能となった。

分析の結果として、地域医療支援病院とそれ 以外の病院(その他病院)との比較という視点 から現状が示されたことで、地域医療支援病院 が一定の役割を担っていることが伺えた。

本研究は、公表データを基に構築されたデータ ベースがその前提となるため、元データそのもの に不備がある場合や、データの定義上より詳細な 分析が不可能であるという限界はあるものの、本 研究結果は、地域医療支援病院の役割やあり方の 検討を進める際の基礎資料の一つになると考え られる。

F.

研究発表

(資料

1)平成29

12

15

日開催「第

14

回 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方 に関する検討会」にて発表(研究代表者 伏見 清秀)

G.

知的財産権の取得状況

該当なし

(4)

4

地域医療⽀援病院等の医療提供体制 上の位置づけに関する研究

(中間報告)

研究代表者 伏⾒ 清秀(東京医科⻭科⼤学教授)

業務報告書データによる分析

病床機能報告データによる分析

DPCデータによる分析

⼆次医療圏におけるシェア

1

本研究で活⽤したデータについて

下記データのリンケージにより分析⽤データベースを構築し、分析を実施。

1.病床機能報告データ(平成27年度)

全国の病床を有する医療施設(地域医療⽀援病院含む)が都道府県に報告(Webサ イトで公表)。

レコード数:13,754施設(うち病院は7,231)

収載項⽬数:病院票(B表・388項⽬)と病棟票(C票・93項⽬)で構成。

2.業務報告書データ

地域医療⽀援病院の承認を受けている病院が都道府県に報告(Webサイトで公表)。

レコード数:543施設

収載項⽬数:98(病床数、紹介・逆紹介率、共同施設・研修体制・救急医療など)

3.厚⽣局公表データ

上記1と2を統合したデータに、施設名をキーとして突合した医療施設の情報を追加。

レコード数:1,389施設

収載項⽬数:45(救急、災害、へき地、周産期医療、がん拠点病院など)

4. DPC公表データ(DPC評価分科会)

レコード数:1,569施設

収載項⽬:DPC病院における医療実施状況等(後述)

2

(5)

5 分析⽤データベースの作成について

病床機能報告+αデータ部分(ベースデータ)※

個票データ収集&整形のアプリケーション開発 .net C#

仮想テーブルを作成 SQL Server2014

地理情報データの付加 ArcGIS 10.3

取得漏れ、異常値等のエラーログのチェック,ランダムサンプリングでの データチェック

①~④の繰り返し→データテーブル完成 地域医療⽀援病院部分

業務報告データを⑤と連結しDB構築完了 DBの精度チェック

病床機能報告は機械的に取得できないデータが複数存在

記⼊漏れや記⼊ミスと思われる項⽬であっても修正していない

H28年度データと⼤幅に乖離していないかを全ての項⽬で確認

研究成果のオープンアクセスの観点から、取りまとめた病床機能報告データは公開している

3

データベース項⽬について

地域医療⽀援病院業務報告書 病床機能報告書データ

病床のある医療機関

・ 医療機関基礎情報

(

名称

,

所在地

,

⼆次医療圏

,

座標

,

許可病床数

…etc)

・⼊院基本

/

特定⼊院料ごとのレセプト件数

・職員数

(

看護師

,

薬剤師

,

理学療法⼠等

)

・⼊院患者の状況

(

⼊棟

,

在棟

,

退棟

,

転棟

)

・退院後の在宅医療の必要状況

・⼿術

,

がん

,

救急

,

精神

,

リハ等への対応

データソースは全て公開情報

・病床機能報告データ:都道府県

・コード内容別医療機関⼀覧表:厚⽣局

・郵便番号データ:⽇本郵便

地域医療⽀援病院

・紹介率

/

逆紹介率

・初診

/

救急患者数

・施設の共同利⽤

・研修体制

・図書室

平成27年7⽉1⽇時点で⼀般病床・療養病床を有する病院および有床診療所(診療所・⻭科診療所)が対象。精神病床のみ、

結核病床のみ、感染症病床のみなど、調査対象外となる要件有り。 4

(6)

6 DPCデータ分析に利⽤したデータについて

DPC公表データ(DPC評価分科会)を集約化

医療機関別の次の情報をデータベース化

・DPC導⼊の影響評価に関する調査(参考資料) [平成28年度第4回]

病床数、DPC算定病床割合、平均在院⽇数、退院先、MDC⽐率、

⼿術化学療法放射線療法全⾝⿇酔の有無、

予定・救急医療⼊院医療機関別MDC別集計 等

・診療報酬改定(DPC制度関連部分)の概要 [平成28年度第1回]

機能評価係数の内訳

地域医療指数(体制評価指数)の内訳

※DPC6桁別の情報は患者数が多いものに絞り込んで収集

5

業務報告データにおける分析 地域医療⽀援病院について

6

(7)

7 地域医療⽀援病院 ①設置状況

地域医療⽀援病院 200床以上の病院

⼈⼝集中地区

業務報告書等を基に作成

⼆次医療圏別に地域医療⽀援病院がカバーする⼈⼝を算出し、

⼈⼝の規模別にグラフ化。ただし、地域医療⽀援病院の存在 しない⼆次医療圏(111医療圏)を除いている。

⼆次医療圏数 344

地域医療⽀援病院数 543 カバー⼈⼝(⼈)

平均値 163,594

中央値 124,202

標準偏差 204,181

25パーセンタイル 0

75パーセンタイル 229,004

7

地域医療⽀援病院 ②体制(平均値)

平均値 平均値

総病床数(床)

440.0

共同利⽤・延べ医療機関数

1,520

⼀般病床

422.3

共同利⽤に係る病床の病床利⽤率(%)

40.4

療養病床

4.1

精神病床

8.3

研修プログラム有施設(%)

97.8

その他

5.0

研修委員会設置施設(%)

98.5

研修の実施回数(回)

37.7

紹介率(%)

68.4

研修者数(⼈)

1,507.7

紹介患者数(⼈)

8,905

逆紹介率(%)

81.7

図書室数(部屋)

1.1

逆紹介患者数(⼈)

10,656

蔵書数(冊)

8,241.2

業務報告書を基に作成

8

(8)

8 地域医療⽀援病院 ③体制別施設数(分布状況)

病床機能報告データを基に作成 9

地域医療⽀援病院 ④患者数別施設数(分布状況)

業務報告書を基に作成 10

(9)

9

分析⽤データベースにおける分析 地域医療⽀援病院と

その他病院との⽐較

11

地域医療⽀援病院とその他病院

分析⽤データベースを基に作成

基本情報 ・地域医療⽀援病院:業務報告書の提出があった病院

・その他病院:それ以外の医療施設(ただし診療所を除く)

地域医療⽀

援病院 その他

施設数 543 6,687

病床数(⼀般病床) 231,433 643,549

病床総数(⼀般病床・平均) 426 96

延べ在棟患者数(年・平均) 121,946 40,404

新規⼊棟患者数(年・平均) 11,131 1,721

⼿術総数(年・平均) 356 63

12

(10)

10 地域医療⽀援病院とその他病院との⽐較 ①⼿術

(注)箱ひげ図にある箱の上辺は25%タイル値、下辺は75%タイル値、

ひげの上端は最⼤値・下端は最⼩値を⽰す。⽂字形式などのデータ は不明として削除したが、外れ値は削除せず集計対象としている。

⼿術別実施状況(分布)

地域医療

支援病院 その他 地域医療

支援病院 その他 地域医療

支援病院 その他 地域医療 支援病院その他 平均 346.0 63.0 147.2 17.0 6.9 0.0 32.3 0.0 中央値 315.0 62.7 128.0 21.4 0.0 0.4 26.0 2.7 25%タイル 200.8 18.0 76.0 0.0 0.0 0.0 18.0 0.0 75%タイル 465.5 0.0 198.0 0.0 13.0 0.0 40.0 0.0 実施件数

(月間・件数)

手術総数 全身麻酔 胸腔鏡下手術 腹腔鏡下手術

分析⽤データベースを基に作成 13

地域医療⽀援病院とその他病院との⽐較 ②がん治療

(注)箱ひげ図にある箱の上辺は25%タイル値、下辺は75%タイル値、

ひげの上端は最⼤値・下端は最⼩値を⽰す。⽂字形式などのデータ は不明として削除したが、外れ値は削除せず集計対象としている。

がん治療件数(分布)

(月間・件数)

地域医療

支援病院 その他 地域医療

支援病院 その他 地域医療 支援病院 その他 平均 44.6 4.7 72.1 11.2 14.3 1.5 中央値 36.5 0.0 63.5 0.0 13.0 0.0 25%タイル 21.8 0.0 34.0 0.0 0.0 0.0 75%タイル 61.3 0.0 97.3 0.0 21.0 0.0

実施件数

悪性腫瘍手術 化学療法 放射線治療

分析⽤データベースを基に作成 14

(11)

11 地域医療⽀援病院とその他病院との⽐較 ③⼊退院・在宅

分析⽤データベースを基に作成 15

DPCデータによる分析 DPC病院種別(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ群)

地域医療⽀援病院の⽐較 ×

16

(12)

12 DPCデータ分析 基礎係数の補⾜

DPC病院の基礎係数(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ群)について 医療機関群毎の基本的な診療機能を評価したもの

直近の診療実績(改定前2年間分の出来⾼実績データ)に基づいて設定

・Ⅰ群:⼤学病院本院

・Ⅱ群:⾼機能な病院群

(診療密度、医師研修、⾼度医療技術、重症患者の要件有)

・Ⅲ群:その他の病院 基本情報

DPC病院種別(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ群) Ⅰ群 Ⅱ群 Ⅲ群

施設数 80 99 1,390

病床総数 68,095 59,834 418,450

病床総数(平均) 851 604 301

DPC算定病床割合(平均) 94.6% 96.9% 82.1%

在院⽇数(平均) 13.5 12.0 12.8

救急⾞による搬送の率(平均) 8.5% 16.1% 17.1%

救急⾞による搬送_1カ⽉当たりの数(平均) 106.5 174.6 67.6

患者構成の指標(平均) 1.05 1.05 1.00

在院⽇数の指標(平均) 1.01 1.12 1.02

【留意点】DPCデータ分析の集計について、データの紐付けに病院名を利⽤した。そのため、同⼀病院名が複数ある などにより区別ができない場合は集計対象外とした(名称変更等は可能な範囲で考慮) 17

DPCデータ分析 ①基本情報

DPC病院の基礎係数(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ群)・地域医療⽀援病院別の⽐較

DPC病院種別(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ群) Ⅰ Ⅱ Ⅲ

その他 その他 地域医療

⽀援病院 その他 地域医療

⽀援病院

施設数 80 24 75 961 429

病床総数 68,095 15,154 44,680 241,679 176,771

病床総数(平均) 851 631 596 251 412

DPC算定病床割合(平均) 94.6% 97.8% 96.6% 77.6% 92.3%

在院⽇数(平均) 13.5 12.2 12.0 12.8 12.7

救急⾞による搬送の率(平均) 8.5% 13.1% 17.1% 17.0% 17.4%

救急⾞による搬送_1カ⽉当たりの数(平均) 106.5 151.0 182.2 49.1 109.1

患者構成の指標(平均) 1.05 1.05 1.05 1.00 1.00

在院⽇数の指標(平均) 1.01 1.08 1.13 1.02 1.04

出現DPC種類数(平均) 1,454 1,105 1,221 492 866

出現DPC種類割合(平均) 50.6% 38.5% 42.5% 17.1% 30.1%

18

(13)

13 DPCデータ分析 ②⾼度医療情報

DPC病院種別(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ群) Ⅰ Ⅱ Ⅲ

その他 その他 地域医療

⽀援病院 その他 地域医療

⽀援病院

施設数 80 24 75 961 429

⼿術有割合(平均) 52.9% 49.4% 48.8% 40.2% 44.2%

化学療法有割合(平均) 11.2% 12.9% 8.2% 4.9% 7.2%

放射線療法有割合(平均) 2.4% 2.4% 1.2% 0.5% 0.8%

救急⾞搬送有割合(平均) 8.3% 12.9% 16.8% 16.9% 17.1%

いずれか有割合(平均) 67.8% 69.7% 66.9% 57.7% 62.7%

全⾝⿇酔割合(平均) 26.6% 23.7% 22.8% 17.0% 19.0%

DPC病院の基礎係数(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ群)・地域医療⽀援病院別の⽐較

19

DPCデータ分析 ③退院先

DPC病院の基礎係数(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ群)・地域医療⽀援病院別の⽐較

20

(14)

14 DPCデータ分析 ④機能評価係数

DPC病院の基礎係数(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ群)・地域医療⽀援病院別の⽐較

21

⼆次医療圏におけるシェア

⻑野県の例

22

(15)

15

⻑野県における⼆次医療圏別のシェア(1)

分析⽤データベースを基に作成 医療圏 施設数 医療圏 施設数

佐久 1 ⼤北 0

松本 2 ⻑野 3

上伊那 1 飯伊 1

上⼩ 1 北信 0

諏訪 1 ⽊曽 0

地域医療⽀援病院の配置数

23

⻑野県における⼆次医療圏別のシェア(2)

分析⽤データベースを基に作成 24

(16)

16 まとめ

業務報告書データによると、地域医療⽀援病院は400〜500床規模の病院が 多く、紹介率・逆紹介率はともに60~70%程度となっている。救急患者数は 年間1万⼈以下の病院が多く、その半数は救急⾞での搬送が占めている。

分析⽤データベースによる分析の結果、地域医療⽀援病院の⼿術状況はその 他病院よりも実施件数が多く、「全⾝⿇酔⼿術」、「胸腔鏡⼿術」、「腹腔 鏡下⼿術」のいずれの術式においても多くの⼿術を実施している。

がんについては、「悪性腫瘍⼿術」、「化学療法」、「放射線治療」のいず れにおいても地域医療⽀援病院がその他病院に⽐べて実施件数が多い。

⼊退棟前後の場所については、地域医療⽀援病院では「院内での転棟」や

「⾃宅」の割合が⾼いが、その他の施設では「介護施設」の割合が地域医療

⽀援病院よりも⾼い。

DPCデータ分析では、地域医療⽀援病院の「在院⽇数の指標」、「救急搬送 率」等は、その他の病院よりも⾼い。

⼆次医療圏別のシェアをみると、地域医療⽀援病院は限られた施設数ながら も、患者数、⼿術数、救急数ともに⾼い医療圏が複数存在している。

上記より、地域医療⽀援病院は医療提供体制の観点から、⼀定の役割を担っ ていることがうかがえる。

25

(17)

17

(資料2)

地域医療支援病院 管理者 各位

地域医療支援病院に関する調査

実施主体

平成

29

年度 厚生労働科学研究費厚生労働行政推進調査事業費補助金(地域医療基盤開発推進 研究事業)「地域医療支援病院等の医療提供体制上の位置づけに関する研究」

研究代表者 伏見清秀(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科医療政策情報学分野 教授)

調査の背景と目的

現在厚生労働省において、医師偏在対策を推進するため医療法及び医師法の 一部を改正する法律案が検討されています。医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第2次中間取りまとめ)によれば、地域医療支援病院が医師 派遣機能やプライマリ・ケアの研修・指導体制の確保などについて評価を行う ことが検討されるなど、地域医療支援病院が医師偏在対策において果たすべき 役割などについて検討が行われているところです。このような状況を踏まえ、

地域医療支援病院の実態を踏まえた施策を検討するための基礎資料を作成する ことを目的として、調査を実施させていただく次第です。

なお、調査結果については、ホームページ等で公表させていただきますが、

医療機関が特定されることはありません。

ご多忙とは存じますが、何卒、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

回答期限

お忙しいところ恐れ入りますが、本調査票に直接回答いただき、3月8日(金)

までに送付くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

送付先

〒 113-8519 東京都文京区湯島 1-5-45

東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医療政策情報学分野 伏見 清秀 宛

問合せ先

東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医療政策情報学分野 太田 理津子 email : [email protected]

※ メールの件名は「地域医療支援病院に関する調査」と明記してください。

(18)

18 1. 貴院について

・ 病院名:

・ へき地医療拠点病院の指定の有無(有・無)

2. 医師派遣の実施状況(平成29年度見込み)

無医地区等数 実施回数 延べ診療日数 延べ患者数 巡回診療

支援病院数 支援診療所数 実施回数 延べ派遣日数 医師派遣

代診医派遣

※ 可能であれば、派遣先の内訳(医療機関名、医療機関所在地等)がわかる資料についても、

添付願います。

※ 無医地区等:無医地区及び準無医地区

※ 無医地区:原則として医療機関のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点として、概ね 半径4

km

の範囲区域内に

50

人以上が居住している地区であって、かつ、容易に医療機関を 利用することができない地区

※ 準無医地区:無医地区ではないが、これに準じて医療の確保が必要と都道府県知事が判断し、

厚生労働大臣に協議し適当と認めた地区

※ 巡回診療:無医地区等の診療所がない地域の住民に対し、巡回診療を実施し、医療の提供を 行うもの

出典: 「へき地保健医療対策等実施要綱」(平成

13

年5月

16

日付け医政発第

529

号厚生労働省 医政局長通知)

※ 医師派遣:派遣先の医療機関等に一定期間(数ヶ月から1年程度)医師を派遣し、期間終了 後の当該医師の人事について、派遣元が責任を負うもの

※ 代診医派遣:派遣先の医療機関等に勤務している医師が、休暇・研修等により不在となる際、

当該医師の代わりに診療を行う医師を派遣するもの

(19)

19 3. 専門医の養成状況(平成30年度)

基幹/連携 募集人数 採用人数 指導医数 専門医数 内科

外科 小児科 産婦人科 精神科 皮膚科 眼科

耳鼻咽喉科 泌尿器科 整形外科 脳神経外科 形成外科 救急科 麻酔科 放射線科 リ ハ ビ リ テ ー ション科 病理 臨床検査 総合診療

※ 二次選考までの実績を記載すること。

※ 連携病院の場合については、募集人数、採用人数の記載は不要。

4. 地域枠医師の勤務状況(平成29年度見込み)

実人数 人・月 主たる診療科

卒後1年目 記載不要

卒後2年目 記載不要

卒後3年目 卒後4年目

※ 地域枠の医師については、奨学金の有無を問わないこと。

※ 主たる診療科について、卒後1年目、卒後2年目の臨床研修医については記載不要。卒後

3年目、卒後4年目については、「内科2名、外科1名」のように、地域枠医師が専攻して

いる基本領域と専攻医の数を明記すること。

(20)

20 5. 管理者(病院長)の勤務経験

・医師免許取得後の経験年数 ( )年

時期 勤務先医療機関 役職 所在地(自治体名)

※ 管理者(病院長)の勤務歴を時系列でご回答ください。

(記入例)

〇年〇月~○年○月 ○○病院 部長 ○○県○○市

〇年〇月~○年○月 ○○診療所 副院長 ○○県○○村

※ 本質問は、医療従事者の需給に関する検討会医師需給分科会(第2次中間取りまとめ)に おいて、医師派遣機能を有する地域医療支援病院の管理者に求められる基準の一つとして、

医師少数区域等における勤務経験を評価するべきであるとされていることを踏まえ、現行の 地域医療支援病院の管理者の勤務経験について把握することを目的としています。

6. 医師偏在対策の推進にあたり、地域医療支援病院が果たすべき役割について、

ご意見がありましたら、お願いします。 (自由記載)

7. 今後、本調査に関連して、簡単なヒアリングをお願いするかもしれませんが、

その際にご協力いただくことは可能でしょうか。

① はい

・ ご担当者:

・ ご連絡先(メールアドレス) :

・ ご連絡先(電話番号) :

② いいえ

ご協力いただき、ありがとうございました。

(21)

21

地域医療支援病院に関する 調査

厚生労働省医政局総務課

1.調査の背景と目的

• 現在、厚生労働省において、医師偏在対策を推進するた め医療法及び医師法の一部を改正する法律案が検討さ れている。

• その中で、医師派遣機能やプライマリ・ケアの研修・指導 体制の確保など、地域医療支援病院が医師偏在対策に おいて果たすべき役割について検討されている。

• そこで地域医療支援病院の実態を踏まえた施策を検討す るための基礎資料を作成することを目的として、調査を実 施した。

2

(22)

22

2.調査方法

• 地域医療病院について、平成29年度の医師派遣の実施 状況、専門医の養成状況、地域枠医師の勤務状況、管理 者の勤務経験などに関する質問紙調査を行った。

• 2018 年 3 月に全国の地域医療支援病院に対して、調査票 を郵送にて送付した。

• 送付した 562 施設のうち、 37.0% にあたる 208 施設から回答 を得た。

3

3 ‐ 1. 巡回診療・医師・代診医派遣の実施状況

回答を得た208病院のうち、へき地医療拠点病院の指定を受けていた のは、全体の15.9%にあたる33病院であった。

巡回診療、狭義の医師派遣、代診医派遣を実施している病院のうち、

高い割合をへき地医療拠点病院が占めていた。

4 20

15 6

8 26

0 20 40 60

代診医派遣 医師派遣 巡回診療

へき地医療拠点病院の指定有 へき地医療拠点病院の指定無

, 33

, 169

不明

, 6

へき地医療拠点病院の指定の有無 平成29年度 巡回診療・医師派遣・代診医派遣の実施状況

(実施有りと回答した病院数)

巡回診療:無医地区等の診療所がない地域の住民に対し、巡回診療を実施し、医療の提供を行うもの 出典:「へき地保健医療対策等実施要綱」(平成13年5月16日付け医政発第529号厚生労働省医政局長通知)

医師派遣:派遣先の医療機関等に一定期間(数ヶ月から1年程度)医師を派遣し、期間終了後の当該医師の人事について、派遣元が 責任を負うもの

代診医派遣:派遣先の医療機関等に勤務している医師が、休暇・研修等により不在となる際、当該医師の代わりに診療を行う医師を 派遣するもの

(23)

23

3 ‐ 2 .巡回診療の実施状況

巡回診療を実施していると回答した6病院は、すべてへき地医療拠点病 院であり、実施状況は以下の通りであった。

5

無医地区

等数

実施回数 延べ診療 日数

延べ患者 数 病院

A 1 12 12 120

病院

B 1 24 24 96

病院

C 3 47 47 171

病院

D 4 12 12 159

病院

E 4 60 60 364

病院

F 5 206 206 540

(平成29年4月~平成30年3月の診療実績)

無医地区等:無医地区及び準無医地区

無医地区:原則として医療機関のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点として、概ね半径4kmの 範囲区域内に50人以上が居住している地区であって、かつ、容易に医療機関を利用することができない地区

準無医地区:無医地区ではないが、これに準じて医療の確保が必要と都道府県知事が判断し、

厚生労働大臣に協議し適当と認めた地区

3 ‐ 3 .医師派遣の実施状況

支援病院数及び支援診療所数の最大値は、それぞれ74、28であり、

同一の施設であった。

同施設を除いた支援病院数及び支援診療所数の分布、延べ派遣日 数(同施設含む)は以下の通りとなった。

6

医師派遣:派遣先の医療機関等に一定期間(数ヶ月から1年程度)医師を派遣し、

期間終了後の当該医師の人事について、派遣元が責任を負うもの

平成294月~平成303月にかけての実績

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18

病院数

支援病院数

支援病院数

0 2 4 6 8 10 12 14

1 2 3 4 5 6 7 8

病院数

支援診療所数

支援診療所数

0 5 10 15 20 25 30

病院数

延べ派遣日数

延べ派遣日数

(24)

24

4 ‐ 1. 専門医の養成状況

7 114

2742 17 7 15 1

3 21 2 3

2540 3 16 2

35

57 98 117

104 46 98

105 105

125 124 128 82

75111 113

47 114

17

43

37 83 49 87 155 109

98 102

8063 78 123 93

72 92

160 88

189

130

内科 外科 小児科 産婦人科 精神科 皮膚科 眼科 耳鼻咽喉科 泌尿器科 整形外科 脳神経外科 形成外科 救急科 麻酔科 放射線科 リハビリテーション科 病理 臨床検査科 総合診療科

基幹 連携 基幹・連携のどちらでもない

各診療科について基幹・連携施設である病院数

※基幹かつ連携施設と回答したものについては、基幹施設としてカウントした

・すべての診療科について基幹施設、連携施設のどちらでもないと回答した病院は30病院あった。

5 地域枠医師の勤務状況

• 卒後年数が上がるにつれ、地域枠医師を有する病院及び 地域枠医師の合計人数は少なくなる傾向が見られた。

8 36

40

27

11

104

116

42

22

0 50 100 150

卒後

1

年目

卒後

2

年目

卒後

3

年目

卒後

4

年目

地域枠医師が勤務

している病院数

地域枠医師の合計

人数

(25)

25

6. 管理者(病院長)の勤務経験

• 管理者の医師免許取得後の経験年数は、へき地医療拠 点病院とそうでない病院において、それぞれ平均 39.1 年、

38.5 年とほぼ同様であった。

• 都市部の病院においては、大学病院等の大規模病院で 勤務した後に、管理者として着任する例が多く見られた。

• 他方、地方の一部の病院においては、若い時から同じ病 院で長い期間に渡って勤務し、そのまま管理者となってい るケースも見られた。

• へき地での勤務経験を有する管理者は、へき地医療拠点 病院の一部でのみ見られた。

9

(26)

26

(資料3)

地域医療支援病院分析用データベースに基づく基礎的な集計について

(1)地域医療支援病院の属性等について(業務報告書データより)

・病床数(病床数合計・精神・感染症・結核・療養・一般)

・所在都道府県

・所在二次医療圏

・開設主体

(2)地域医療支援病院の要件に係る部分について(業務報告書データより)

・紹介率、逆紹介率

・初診患者数

・救急患者数(6 項目)

・共同利用の実績(3 項目)

・研修の実績(2 項目)

・研修の体制(2 項目)

・図書室(2 項目:室数、蔵書数)

(3)地域医療支援病院と非該当病院の比較(業務報告書・病床機能報告データより)

二次医療圏内でのシェアの集計(地域医療支援病院・特定機能病院・その他の 3 群)

・新規入棟患者数(1 年間)

・新規入棟患者数(1 ヶ月間)

・退棟患者数(年間)

・退棟患者数(1 ヶ月間)

・退院患者数(1 ヶ月間)

・手術総数、全身麻酔の手術件数、胸腔鏡下手術、腹腔鏡下手術、悪性腫瘍手術、

放射線治療、化学療法

・救急車の受入件数

・レセ件数(一般 7 対 1、一般 10 対 1、7 対 1(一般、特定機能、専門の合算)、

10 対 1(一般、特定機能、専門の合算)

・レセ件数(救命救急合算、ICU 合算、HCU 合算)

(4)病床 100 床あたりの集計(地域医療支援病院・特定機能病院・その他病院の 3 群)

・看護師(常勤+非常勤)

・退院調整部門の有無

(27)

27

・退院調整部門の職員数

(5)都道府県別の集計(地域医療支援病院・特定機能病院・その他の病院の 3 群)

・退棟先の場所

・退院後の在宅医療

(6)各病院の集計

・平均在院日数(1 年間)

(28)

28

(1)地域医療支援病院の属性等について

・地域医療支援病院の病床数平均等

・地域医療支援病院の病床規模

一般病床 療養病床 結核 感染 精神病床

n数(施設数) 321 321 321 321 321 321

平均値 440.0 422.3 4.1 3.3 1.7 8.6

中央値 420.0 410.0 0.0 0.0 0.0 0.0

最大値 1161.0 1151.0 199.0 100.0 26.0 279.0

最小値 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0

全体 病床種別

一般病床 療養病床 結核 感染 精神病床

321 321 321 321 321 321

0床 0 0 300 279 225 271

1~50床未満 0 0 9 34 96 22

50~100床未満 0 0 8 7 0 25

100~150床未満 3 4 3 1 0 2

150~200床未満 12 20 1 0 0 0

200~250床未満 31 27 0 0 0 0

250~300床未満 20 22 0 0 0 1

300~350床未満 45 46 0 0 0 0

350~400床未満 23 27 0 0 0 0

400~450床未満 38 37 0 0 0 0

450~500床未満 32 36 0 0 0 0

500~550床未満 42 35 0 0 0 0

550~600床未満 19 20 0 0 0 0

600以上 56 47 0 0 0 0

全体

病 床 規 模

全体 病床種別

(29)

29

・都道府県別の地域医療支援病院の施設数

543 100.0%

北海道 12 2.2%

青森県 5 0.9%

岩手県 4 0.7%

宮城県 12 2.2%

秋田県 2 0.4%

山形県 5 0.9%

福島県 9 1.7%

茨城県 14 2.6%

栃木県 10 1.8%

群馬県 14 2.6%

埼玉県 13 2.4%

千葉県 15 2.8%

東京都 30 5.5%

神奈川県 33 6.1%

新潟県 7 1.3%

富山県 4 0.7%

石川県 3 0.6%

福井県 4 0.7%

山梨県 1 0.2%

長野県 10 1.8%

岐阜県 10 1.8%

静岡県 20 3.7%

愛知県 20 3.7%

三重県 12 2.2%

滋賀県 8 1.5%

京都府 12 2.2%

大阪府 35 6.4%

兵庫県 30 5.5%

奈良県 3 0.6%

和歌山県 5 0.9%

鳥取県 5 0.9%

島根県 5 0.9%

岡山県 12 2.2%

広島県 18 3.3%

山口県 13 2.4%

徳島県 7 1.3%

香川県 6 1.1%

愛媛県 3 0.6%

高知県 3 0.6%

福岡県 36 6.6%

佐賀県 5 0.9%

長崎県 10 1.8%

熊本県 16 2.9%

大分県 11 2.0%

宮崎県 7 1.3%

鹿児島県 14 2.6%

沖縄県 10 1.8%

全体

都 道 府 県

割合

施設数

(30)

30

・都道府県別の地域医療支援病院の総病床数平均

324 439.7

北海道 12 455.8

青森県 4 578.0

岩手県 0 -

宮城県 12 428.3

秋田県 2 348.0

山形県 5 586.4

福島県 0 -

茨城県 12 401.6

栃木県 9 406.8

群馬県 12 384.9

埼玉県 13 378.8

千葉県 12 488.3

東京都 0 -

神奈川県 28 476.1

新潟県 0 -

富山県 4 581.3

石川県 3 507.0

福井県 4 555.0

山梨県 0 -

長野県 8 439.6

岐阜県 9 549.0

静岡県 19 512.4

愛知県 17 632.3

三重県 0 -

滋賀県 5 589.2

京都府 0 -

大阪府 0 -

兵庫県 0 -

奈良県 0 -

和歌山県 0 -

鳥取県 4 380.5

島根県 0 -

岡山県 11 457.0

広島県 0 -

山口県 12 379.9

徳島県 7 326.1

香川県 6 468.7

愛媛県 3 571.7

高知県 3 546.7

福岡県 36 408.2

佐賀県 0 -

長崎県 10 377.3

熊本県 0 -

大分県 11 302.4

宮崎県 7 281.0

鹿児島県 14 272.4

沖縄県 10 361.8

全体

都 道 府 県

総病床数

施設数 平均

(31)

31

・所在二次医療圏別の地域医療支援病院の施設数

施設数 割合

543 -

12 100.0%

南渡島 1 8.3%

南檜山 0 0.0%

北渡島檜山 0 0.0%

札幌 7 58.3%

後志 0 0.0%

南空知 0 0.0%

中空知 0 0.0%

北空知 0 0.0%

西胆振 0 0.0%

東胆振 0 0.0%

日高 0 0.0%

上川中部 1 8.3%

上川北部 0 0.0%

富良野 0 0.0%

留萌 0 0.0%

宗谷 0 0.0%

北網 1 8.3%

遠紋 0 0.0%

十勝 1 8.3%

釧路 1 8.3%

根室 0 0.0%

5 100.0%

津軽地域 0 0.0%

八戸地域 3 60.0%

青森地域 2 40.0%

西北五地域 0 0.0%

上十三地域 0 0.0%

下北地域 0 0.0%

4 100.0%

盛岡 1 25.0%

岩手中部 1 25.0%

胆江 1 25.0%

両磐 1 25.0%

気仙 0 0.0%

釜石 0 0.0%

宮古 0 0.0%

久慈 0 0.0%

二戸 0 0.0%

12 100.0%

仙南 1 8.3%

仙台 9 75.0%

大崎・栗原 1 8.3%

石巻・登米・気仙沼 1 8.3%

2 100.0%

大館・鹿角 0 0.0%

北秋田 0 0.0%

能代・山本 1 50.0%

秋田周辺 1 50.0%

由利本荘・にかほ 0 0.0%

大仙・仙北 0 0.0%

横手 0 0.0%

湯沢・雄勝 0 0.0%

二 次 医 療 圏

秋田県 岩手県

宮城県 全国

北海道

青森県

(32)

32

施設数 割合

5 100.0%

村山 2 40.0%

最上 0 0.0%

置賜 1 20.0%

庄内 2 40.0%

9 100.0%

県北 3 33.3%

県中 3 33.3%

県南 0 0.0%

会津 1 11.1%

南会津 0 0.0%

相双 0 0.0%

いわき 2 22.2%

14 100.0%

水戸 4 28.6%

日立 1 7.1%

常陸太田・ひたちなか 2 14.3%

鹿行 0 0.0%

土浦 1 7.1%

つくば 2 14.3%

取手・竜ヶ崎 2 14.3%

筑西・下妻 0 0.0%

古河・坂東 2 14.3%

10 100.0%

県北 1 10.0%

県西 0 0.0%

宇都宮 3 30.0%

県東 1 10.0%

県南 2 20.0%

両毛 3 30.0%

14 100.0%

前橋 4 28.6%

高崎・安中 2 14.3%

渋川 2 14.3%

藤岡 1 7.1%

富岡 0 0.0%

吾妻 0 0.0%

沼田 0 0.0%

伊勢崎 2 14.3%

桐生 1 7.1%

太田・館林 2 14.3%

13 100.0%

南部 1 7.7%

南西部 1 7.7%

東部 0 0.0%

さいたま 2 15.4%

県央 1 7.7%

川越比企 1 7.7%

西部 2 15.4%

利根 3 23.1%

北部 2 15.4%

秩父 0 0.0%

埼玉県 茨城県

栃木県

群馬県 二

次 医 療 圏

山形県

福島県

(33)

33

施設数 割合

15 100.0%

千葉 4 26.7%

東葛南部 4 26.7%

東葛北部 1 6.7%

印旛 2 13.3%

香取海匝 1 6.7%

山武長生夷隅 0 0.0%

安房 1 6.7%

君津 1 6.7%

市原 1 6.7%

30 100.0%

区中央部 4 13.3%

区南部 3 10.0%

区西南部 5 16.7%

区西部 2 6.7%

区西北部 2 6.7%

区東北部 2 6.7%

区東部 1 3.3%

西多摩 0 0.0%

南多摩 1 3.3%

北多摩西部 3 10.0%

北多摩南部 4 13.3%

北多摩北部 3 10.0%

島しょ 0 0.0%

33 100.0%

横浜北部 5 15.2%

横浜西部 4 12.1%

横浜南部 7 21.2%

川崎北部 1 3.0%

川崎南部 3 9.1%

横須賀・三浦 3 9.1%

湘南東部 2 6.1%

湘南西部 3 9.1%

県央 2 6.1%

相模原 2 6.1%

県西 1 3.0%

7 100.0%

下越 1 14.3%

新潟 2 28.6%

県央 1 14.3%

中越 1 14.3%

魚沼 0 0.0%

上越 2 28.6%

佐渡 0 0.0%

4 100.0%

新川 0 0.0%

富山 3 75.0%

高岡 1 25.0%

砺波 0 0.0%

3 100.0%

南加賀 0 0.0%

石川中央 3 100.0%

能登中部 0 0.0%

能登北部 0 0.0%

4 100.0%

福井・坂井 4 100.0%

奥越 0 0.0%

丹南 0 0.0%

嶺南 0 0.0%

二 次 医 療 圏

富山県

石川県

福井県 神奈川県

新潟県 千葉県

東京都

(34)

34

施設数 割合

1 100.0%

中北 1 100.0%

峡東 0 0.0%

峡南 0 0.0%

富士・東部 0 0.0%

10 100.0%

佐久 1 10.0%

上小 1 10.0%

諏訪 1 10.0%

上伊那 1 10.0%

飯伊 1 10.0%

木曽 0 0.0%

松本 2 20.0%

大北 0 0.0%

長野 3 30.0%

北信 0 0.0%

10 100.0%

岐阜 6 60.0%

西濃 1 10.0%

中濃 1 10.0%

東濃 1 10.0%

飛騨 1 10.0%

20 100.0%

賀茂 0 0.0%

熱海伊東 0 0.0%

駿東田方 2 10.0%

富士 1 5.0%

静岡 6 30.0%

志太榛原 3 15.0%

中東遠 2 10.0%

西部 6 30.0%

20 100.0%

名古屋 10 50.0%

海部 0 0.0%

尾張中部 0 0.0%

尾張東部 1 5.0%

尾張西部 2 10.0%

尾張北部 2 10.0%

知多半島 1 5.0%

西三河北部 0 0.0%

西三河南部西 2 10.0%

西三河南部東 1 5.0%

東三河北部 0 0.0%

東三河南部 1 5.0%

12 100.0%

北勢 4 33.3%

中勢伊賀 4 33.3%

南勢志摩 4 33.3%

東紀州 0 0.0%

8 100.0%

大津 2 25.0%

湖南 3 37.5%

甲賀 1 12.5%

東近江 1 12.5%

湖東 0 0.0%

湖北 1 12.5%

湖西 0 0.0%

二 次 医 療 圏

滋賀県 愛知県

三重県 静岡県 山梨県

長野県

岐阜県

(35)

35

施設数 割合

12 100.0%

丹後 1 8.3%

中丹 2 16.7%

南丹 0 0.0%

京都・乙訓 8 66.7%

山城北 1 8.3%

山城南 0 0.0%

35 100.0%

豊能 5 14.3%

三島 3 8.6%

北河内 3 8.6%

中河内 3 8.6%

南河内 1 2.9%

堺市 5 14.3%

泉州 3 8.6%

大阪市 12 34.3%

30 100.0%

神戸 11 36.7%

阪神南 3 10.0%

阪神北 5 16.7%

東播磨 2 6.7%

北播磨 2 6.7%

中播磨 4 13.3%

西播磨 1 3.3%

但馬 1 3.3%

丹波 0 0.0%

淡路 1 3.3%

3 100.0%

奈良 1 33.3%

東和 1 33.3%

西和 1 33.3%

中和 0 0.0%

南和 0 0.0%

5 100.0%

和歌山 2 40.0%

那賀 0 0.0%

橋本 0 0.0%

有田 0 0.0%

御坊 1 20.0%

田辺 1 20.0%

新宮 1 20.0%

5 100.0%

東部 3 60.0%

中部 0 0.0%

西部 2 40.0%

5 100.0%

松江 2 40.0%

雲南 0 0.0%

出雲 1 20.0%

大田 0 0.0%

浜田 1 20.0%

益田 1 20.0%

隠岐 0 0.0%

12 100.0%

県南東部 10 83.3%

県南西部 1 8.3%

高梁・新見 0 0.0%

真庭 0 0.0%

津山・英田 1 8.3%

鳥取県

島根県

岡山県 兵庫県

奈良県

和歌山県 京都府

大阪府

(36)

36

施設数 割合

18 100.0%

広島 5 27.8%

広島西 2 11.1%

呉 4 22.2%

広島中央 1 5.6%

尾三 3 16.7%

福山・府中 2 11.1%

備北 1 5.6%

13 100.0%

岩国 2 15.4%

柳井 1 7.7%

周南 2 15.4%

山口・防府 3 23.1%

宇部・小野田 2 15.4%

下関 3 23.1%

長門 0 0.0%

萩 0 0.0%

7 100.0%

東部 4 57.1%

南部 2 28.6%

西部 1 14.3%

6 100.0%

大川 0 0.0%

小豆 0 0.0%

高松 3 50.0%

中讃 2 33.3%

三豊 1 16.7%

3 100.0%

宇摩 0 0.0%

新居浜・西条 0 0.0%

今治 0 0.0%

松山 2 66.7%

八幡浜・大洲 1 33.3%

宇和島 0 0.0%

3 100.0%

安芸 0 0.0%

中央 3 100.0%

高幡 0 0.0%

幡多 0 0.0%

36 100.0%

福岡・糸島 11 30.6%

粕屋 1 2.8%

宗像 1 2.8%

筑紫 3 8.3%

朝倉 1 2.8%

久留米 4 11.1%

八女・筑後 1 2.8%

有明 1 2.8%

飯塚 1 2.8%

直方・鞍手 0 0.0%

田川 1 2.8%

北九州 10 27.8%

京築 1 2.8%

5 100.0%

中部 2 40.0%

東部 1 20.0%

北部 1 20.0%

西部 0 0.0%

南部 1 20.0%

福岡県

佐賀県 香川県

愛媛県

高知県 広島県

山口県

徳島県

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