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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名

Head-up Tilt Test May be Useful for Determining Permission of Flight for Regular Passenger Aircraft Pilots with Vasovagal Syncope

(血管迷走神経性失神と診断された定期旅客機運転操縦士の乗務許可の 判断におけるヘッドアップチルトテストの有用性)

専攻科目名 昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門 氏名 中村 友哉

内容要旨

自動車運転の職業運転手が血管迷走神経性失神と診断された場合のガイ

ドラインは存在するものの,血管迷走神経性失神と診断された航空機操縦

士に関しての明確なガイドラインはない.航空機乗務の許可には,事故が

起きた際の社会的損害の大きさから,慎重な判断が求められている.しか

し失神を定量化して評価することは難しく,病勢の判断は医師の問診や臨

床判断に負うところが大きい.航空機操縦士に対しての反射性失神の再現

性と治療効果判定のためにヘッドアップチルトテストを施行している施

設もあるが統一された判断基準はない.【目的】ヘッドアップチルトテス

トを用いた乗務許可までの判断基準を作成し、ヘッドアップチルトテスト

の有用性を検討する.【方法】血管迷走神経性失神と診断された連続 7 人

のパイロットにヘッドアップチルトテストを行い,その結果を用い乗務許

可までのアルゴリズムを作成し有用性を検討した.【結果】7 人の操縦士

のうち 6 人に常務許可があり、乗務許可された操縦士は 2 年間失神の再発

はなかった.【結語】ヘッドアップチルトテストは血管迷走神経性失神を

定量的に判断することが可能であり,航空機操縦士への生活指導,失神再

発のリスク管理教育の機会としても有用である.今後ヘッドアップチルト

テストを用いた航空機操縦士の乗務許可基準の作成が期待される.

参照

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