ご挨拶
新型コロナウイルスの感染拡大は、経済にかつてないほどの大きな打撃を与え、多くの企業が 深刻なダメージを受けています。さらに、将来にわたって、経済だけでなく、労働環境、生活習 慣に至るまで、社会全体に予想のつかない大きな変化をもたらしてきており、中小企業を取り巻 く環境は、先の見えない極めて厳しい状況が続いていくものと思われます。
そのような中、地域経済の回復には、中小企業が立ち直り、ポストコロナ社会に対応するため の変革を進めていくことが重要です。
福岡県工業技術センターでは、「研究開発」、「人材育成」、「技術相談」、や研究会・講演 会等の「情報収集・提供」「技術交流」、「試験分析」、「コーディネート」を基本業務と定め、
外部関係機関と緊密に連携・協力しながら、新たな社会ニーズに対応した高付加価値製品の開発 や生産性の向上に取り組む中小企業を横断的・総合的に支援しています。
また、「ふくおか食品開発支援センター」「CAE支援ラボ」「高分子材料開発支援ラボ」
「家具試作・評価支援ラボ」の4つの支援拠点を整備し、製品開発支援と人材育成に一層力をい れているところです。
今回、これらの支援業務を通じて、新たに製品化や事業化ができた成果を整理し、令和2年度 版「福岡県工業技術センター 概要と成果」を取りまとめました。概要部分では、各組織が担当 する技術分野や支援機能を掲載しておりますので、技術開発などを行う際に参考にしていただき たいと思います。
私ども福岡県工業技術センターは、県内産業の中核を担う県内中小企業の発展を目的として実 践的な支援を行ってまいりますので、遠慮なくご相談いただくとともに、より一層のご活用をお 願い申し上げます。
令和2年10月
福岡県工業技術センター 所長 櫻谷 洋一