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(1)

災害採択の基本原則について

国土交通省 水管理・国土保全局 防災課 総括災害査定官

(2)

H26災害復旧に係る主な運用改変 査定、変更協議の効率化 ○査定設計と実施(発注用)設計の乖離縮小 ★単価、数値基準を実施設計に整合 ★処分費、事業損失防止費を計上可 (ただし、限度額判定の際は対象外) ・工事分割発注の必要性は事前相談可 ○査定前着工(事後査定)の奨励 ★契約済み箇所は実施設計を査定 ○概略図面での査定拡大と概略工事発注の奨励 ・総合単価の上限撤廃【現在検討中】 ○写真、机上査定 ★写真撮影(全景、縦横断)の省力化徹底 →省力化対応していない申請は不受理 ★ビデオ(生中継、録画)や3D画像の活用可 ○その他 ★単費合冊は重変手続き不要(明確化) ・2ヶ月査定:引き続き状況に応じて柔軟対応 ・査定は週連続4日上限制(8月中旬~12月) 採択要件の明確化 ○新規追加 ★下水道を追加 ○既施設とのすりつけ工(雑工) ★必要に応じて、影響範囲の既設ブロック 積の取り壊し、再設置を可。 ○兼用施設(護岸等)の申請主体 ★効用の大きな施設で申請 →要件を満たせば、いずれでもよい。 ○カゴ護岸の根入れ ★必要に応じて0.5~1.5m可 ○原形復旧不適当の活用 ★護岸上部の土羽被災に対する法覆い工 設置例を表示 美山河改定 ○チェックリスト(A表) ★設計書作成時点等各段階で提示 ★査定官によるクロスチェック 注)★はH26災害手帳の記載事項

(3)

L=13.0m 3.0m 5.0m 5.0m 註1) 起終点の確認、距離判別のため、可能な限り正面から撮影のこと 註2) 被災の全景、範囲等が良く分かるように周辺を合わせて撮影のこと 註3) 写真の歪みなどにより、起終点付近の距離判別しにくい場合には水平ポール 等を設置して、延長の判別が可能なように工夫のこと リボンテープ、 作業員を省略 現 状 改訂(案) 杭間距離表示の例 測点ポール 起点(NO.○) 終点(NO.○) NO.○ NO.○

スケール貼付の例

※ 改訂(案)のポール、木杭等 はイラスト表示であり、実際 には実物を設置すること。

(4)

災害復旧制度の特色(1)

• 復旧事業の性質 1.被災した施設を復旧する=元に戻す 新設や改良ではなく、消極的な事業 2.民政の安定を図り、被害の拡大を防ぐ 早期に実施する必要がある事業 3.一般に、不時にかつ多額な費用が必要 地方での財源の調達は困難 4.施設規模、被災状況は千差万別 現地での復旧工法等決定が必要

(5)

災害復旧制度の特色(2)

• 災害の範囲 :異常な天然現象による災害 • 復旧の程度 :原形復旧主義 • 国の負担 :高い負担 • 適用除外 • 復旧進度 :当該年を含む3カ年以内 • 査定と立会 :現地における分散処理 適正かつ迅速な処理

(6)

災害復旧事業のフロー

災害報告 国庫負担申請 災害査定 事業費決定 工事実施 成功認定 災害緊急調査 事前打合せ 応急工事 失格 欠格 協議設計保 留 廃 工 工事中止 設計変更 合併施行協議 (再調査)

(7)

災害復旧事業関係法令

• 公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法(法) (昭和26年) • 同法施行令(令)(昭和26年) • 同法施行規則(規則)(平成12年) • 同法事務取扱要綱(要綱)(昭和31年) • 公共土木施設災害復旧事業査定方針(方針) (昭和32年) • 災害査定官申し合わせ事項(申合)

(8)

Ⅱ 負担法の目的・災害の定義

○公共土木施設の災害復旧事業費について ○地方公共団体の財政力に適応するように、 国の負担を定めて ○災害の速やかな復旧を図り、公共の福祉を 確保する

負担法の目的(法第1条)

(9)

災害の定義(法第2条)

「災害とは異常天然現象により生ずる災害をいう」 ○暴風、洪水、高潮、地震 ○その他の異常な天然現象 津波、豪雨、なだれ、突風、旋風、竜巻、 地すべり、積雪、融雪、噴火、干ばつ、落雷、 異常低温等

(10)

Ⅲ 災害の採択要件

1.異常な天然現象により生じた災害である 2.地方公共団体又はその機関が維持管理し ている公共土木施設の被災である 3.地方公共団体又はその機関が施行するも のである ただし、負担法の適用除外(法第6条)に該当 しないものであること

Ⅲ-1 「負担法」でいう災害の必要3条件

(11)

1.河川 ①警戒水位以上の水位 ②河岸高の5割程度以上の水位(警戒水位なし)→「護岸高」ではなく「河岸高」 ③長時間にわたる融雪出水等 2.河川以外の施設災害 ①最大24時間雨量80mm以上の降雨 ②時間雨量が20mm以上の降雨 3.最大風速(10分間平均風速の最大)15m以上の風→瞬間最大ではない。 4.高潮、波浪、津波による軽微でない災害 5.地震、地すべり、落雷、竜巻等による災害 6.積雪が過去10ヶ年間の最大積雪深の平均値を超え、かつ1m以上の雪に よる災害 7.低温による凍上災、火山活動

Ⅲ-2 異常な天然現象の基準

(12)

-3 災害復旧事業の対象(法第3条)

地方公共団体またはその機関が維持管理し ている公共土木施設 具体的には、下記の11施設 河川、海岸、砂防施設、林地荒廃防止施設、 地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、 道路、港湾、漁港、下水道、公園 (赤字は国交省防災課所管)

(13)

-4 管理者が2者以上の場合の取り扱い(1) 1.兼用工作物(双方国交省所管の場合) 効用が大きい施設でも申請が可能 2.共同施設 多目的ダム等、管理者の負担割合を乗じて得た額が限度 この場合は道路の効用が大 この場合、破堤の恐れがあるので 河川の効用大 道路 D.H.W.L L.W.L 河川 道路 D.H.W.L L.W.L 河川

(14)

Ⅲ-4 管理者が2者以上の場合の取り扱い(2) 3.他省所管と関係ある 施設 二重採択防止のため 各管理者間で協議し、 証明書を提出 4.行政区間をまたぐ施 設 管理者間の協定に基 づきそれぞれの負担 分を申請 被災状況 復旧範囲(農水は上限範囲) 15m 堰 10m 被災区間 15m 堰 10m 農林水産省災害 国土交通省 災害 被災区間

(15)

Ⅳ 適用除外(失格・欠格理由:方針第10)

1.失格(限度額未満) 2.被災の事実なし 3.異常な天然現象によらない 4.過年災 5.前災処理(変更設計対応) 6.別途施工 (別途施行で対応済み) 7.重複(別途採択済み) 8.対象外施設 9.所管外施設 (農林水産省、他局所管) 10.被害少 11.経済効果少 12.維持工事(のみ災) 13.設計不備 14.施行粗漏 15.維持管理不良 16.埋塞 17.天然河(海)岸 18.工事中災害(他事業工事) 19.小規模施設 ※2~19は欠格

(16)

Ⅳ 適用除外(法第6条) ●都道府県、政令指定市 120万円未満 ●市町村 60万円未満 (ただし、いづれの場合も応急仮工事費、処 分費、事業損失防止施設費は含まない)

Ⅳ-1 【失格】1箇所の工事費

(限度額以上であることが採択条件)

(17)

①管理者の別により区分 ②工種の別により区分 ③災害の別により区分 (被災が分離不可能なものを除く) ④直線距離で100mを超えるものを区分

1箇所工事の判断

道路 B県 河川 B県 河川 B県 河川 B県 河川 A市 100m以内 100m超 100m以内 100m以内 1箇所工事 ②工種で区分 ①管理者で区分

(18)

分冊の事例

200万円 100万円 申 請 300万円 80m 1箇所 150万円 100万円 30mカット 110m 分冊 2箇所 採 択 150万円 失格

(19)

●河川、海岸の経済効果を算出する必要が あるもの ①設置時と周辺状況が著しく変化し ②被害を放置しても影響が軽微なときは ③経済効果を算定し ④その他、復旧による効果も含めて総合的 に採否を決定 Ⅳ-2 【欠格】工事費用に対して、効果が著しく小さいもの

(20)

1.トンネル巻立コンクリートの軽微な亀裂修繕 のみ 2.石積・石張の破損防止のコンクリート突っ込 みのみ 3.間詰めのみ 4.直ちに破損する恐れがなく、他に被害を及ぼ す恐れのない石積・石張の差狂いの修正の み、又は欠脱の補充のみ Ⅳ-3 【失格】維持工事とみるべきもの「のみ災」(1)

(21)

5.堤体に被害のない場合の漏水止のみ (漏水止の応急工事の実施が必要条件)

-3 【欠格】維持工事とみるべきもの「のみ災」(2)

漏水止の応急工事の実施状況 (黄海川・岩手県)

(22)

-3 【欠格】維持工事とみるべきもの「のみ災」(3) 6.木工沈床の枠木の軽微な破損修繕のみ 7.少量の捨石補充のみ 8.堤防、護岸等に直接影響のない河床又は海岸 地盤の低下に対する根固め、床止め、突堤の み 注(基礎が露出し、堤防・護岸等の安全に支障がある、 又はその恐れがある場合は採択可能) 9.橋梁、トンネルの照明設備のみ 10.地すべり防止施設の安定に影響ない流失盛 土の補充のみ

(23)

11.待ち受け式擁壁背後の堆砂容量に満 たない土砂の排除のみ 12.排水施設で管渠断面の3割に満たない 埋塞の排除のみ 13.その他、これらに類する工事 Ⅳ-3 維持工事とみるべきもの「のみ災」(4) 「のみ災」は2つ以上重複しても「のみ災」で あるが、他の施設と同時被災すれば採択可能

(24)

-4 明らかに設計の不備又は工事施行の粗漏に 基因して生じた災害 ①異常天然現象の程度、築造後の経過年数、 被災施設の原形等を調査検討のうえ、慎 重に決定 ②特に工事竣工後1年以内に被災した施設 の災害は、原因をよく調査検討のうえ採否 を決定‥ ‥ ‥ 「未満災」 ③国土交通大臣が手直し工事、補強工事を 命じた個所でその工事の未完了が原因で 被災した場合は不採択

(25)

-5 甚だしく維持管理義務を怠ったことに 基因して生じた災害 1.柵工、枠工、木工沈床、木橋等の甚だしい 腐朽により、これらの施設に生じた災害 2.水門、樋門等の操作、その他の管理が著 しく不良のために当該施設に生じた災害 3.堤防における耕作等により当該堤防に生 じた災害 4.その他、これらに類する災害

(26)

災害査定官申合事項 第一「採択の範囲」に追加

要綱第十三第四号にいう、「その他前各

号に掲げるものに類する災害」には、

視・点検及び点検などに基づく必要な維

持補修並びに維持補修に関する計画

(施

設の長寿命化に関するものを除く)

の履

行を著しく怠ったことに起因して生じたこ

とが明らかに認められる災害を含むものと

する。

(27)

埋そく土砂 農耕地 海 公共施設 人家 渡船等の通行不能 埋そく土砂

-6 河川、港湾及び漁港の埋塞(1)

(但し維持上、公益上必要なものは採択可)

●維持上、公益上必要なもの 1.河口の埋塞により ①破堤した場合、人家・公共施設・農耕地に甚大な被害 を与えた場合、渡船等が通行不能となった場合 ②次期出水でこれらの恐れが大きい場合 土砂除去

(28)

-6 河川、港湾及び漁港の埋塞(2)

(但し維持上、公益上必要なものは採択可)

2.河道の著しい埋塞(河道断面の3割程度以上埋塞) により ①破堤した場合、堤防・護岸等が決壊した場合、人家・ 公共 施設・農耕地に甚大な被害を与えた場合 ②次期出水でこれらの恐れが大きい 土砂除去

(29)

-7 天然河岸・海岸の欠壊

(但し維持上、公益上必要なものを除く)

●維持上、公益上必要なもの 1.天然河岸の欠壊により ①人家・公共施設等が流失、橋梁・床止工・井せき等 の機能喪失、堤防・護岸の損傷、河道変化で他に被 害を与えた ②これらの恐れが大きい 2.天然海岸の欠壊により ①人家・公共施設等が流失、堤防・護岸が損傷 当該天然海岸の堤防効用喪失 ②これらの恐れが大きい

(30)

隣接の堤防もしくは護岸が 損傷した、又はこれらの恐 れが大きい

人家、公共施設等が流失、 又はこれらの恐れが大きい

(31)

-8 災害復旧事業以外の事業の工事施行中災害 ●他事業の工事施工中災害は工事請負契約によ り対処する(災害復旧事業では採択しない) ●他事業計画区域内の在来施設の被災は必要最 小限で採択 ①他事業が確定している場合は他事業が着工さ れるまでの必要最小限の工法で採択 ②施工中の他事業の手戻りとなるものは不採択 ③他事業で在来施設を利用する場合は採択 ④将来、他事業で撤去される場合は、その間の必 要最小限で採択

(32)

-9 直高1m未満の小堤、幅員2m未満の道路、 及び主務大臣が定める小規模施設

①直高1m未満とは ●h1,h2のいずれも1m未満

h

h

(33)

②幅員2m未満とは

●道路は総幅員 ●橋梁は高欄内側 又は地覆内側 ●橋梁部は幅員1.5m以上、前後道路2m以上で採択可 W W W W 道路の幅員(W) 橋梁の幅員(W) W2 取 付 道 路 橋 梁 取 付 道 路 W W

(34)

③小規模な施設に関るもの

「路面」とは z 舗装道路では路盤に至らない部分 z 砂利道・厚さ3cm未満の舗装道では 下層路盤に至らない部分(改良済の場合) 又は深さ30cmまでの部分(未改良の場合) ●渓流の直高2m未満の石垣・板柵類のみ ●道路の路面又は側溝のみ

(35)

④車馬の交通に著しい妨げのない 道路上の崩土の除去のみ ●幅員5m以上の 国道・主要地方道 ●その他の道路 W>5m w> 0.6Wm 崩土 W 3.0m w> 崩土 5.0m未満の一般 国道、主要地方 道 一般県道、市町 村道(幅員を問 わない)

(36)

-10 その他の適用除外

(1)応急仮工事後の災害は本工事の一部とな るものを除き原則として採択しない (2)道路の附属物のみの被災は次の施設を除 いて対象外 ●採択できる道路付属物 柵、駒止め、街灯、道路情報管理施設、道路標識、 共同溝、資機材置場、防雪防砂施設、駐車場、駐輪場 (3)トンネル照明灯のみの被災 (4)法面処理工のみの被災 (5)凍上災における歩道のみの被災

(37)

Ⅴ 災害復旧事業の採択範囲

災害復旧事業の定義(法第2条)

1.原形復旧の原則(法第2条の2) (従前の効用を復旧することを含む) 2.原形復旧困難又は不適当な場合はこれに 代わる施設で復旧(法第2条の3) ①原形復旧 ②原形復旧不可能 ③原形復旧困難 ④原形復旧不適当 ※災害の未然防止、効用の増大等は災害復旧 事業の範囲外→(災害関連事業等)

(38)

-1 原形復旧(要綱第2の1)

●災害復旧の4要素である ●位置 ●形状 ●寸法 ●材質 の等しい施設に復旧する ●但し、位置の変更はできないが、形状・寸 法・材質は社会通念上許される程度の変 更が可能である

(39)

-2 原形復旧不可能(要綱第2の2)

●地形・地盤の変動により原形復旧では従前 の機能回復が不可能な場合に適用 ●同じ位置に形状・寸法・材質を変更して復 旧 ●従前の効用復旧が限度 ●法長・延長の増、根継、嵩上、基礎工法の変更等 ●根固工、水制工、床止工、突堤工、消破工、擁壁 工、法面保護工、山留工、路側工、谷留工、排水 工等の新設 復旧工法

(40)

Ⅴ-3 原形復旧困難(要綱第3の1)

●原形復旧(不可能含む)可能であるが技 術的・経済的に位置・法線を変更して施行 する場合 ●これに伴い、寸法・材質の変更も可能 ●従前の効用を復旧 ●「原形復旧不可能」の場合とほぼ同様の内容 ●道路を橋梁、さん道、トンネルで復旧することも可 復旧工法

(41)

-4 原形復旧不適当(要綱第3の2)

●原形復旧は可能であるが、被災後の状況変 化、投資効果、国民経済上の観点から原形復 旧が著しく不適当な場合に適用 ●従前の施設(効用)に代わる施設で復旧するも ので、必要最小限度の効用の増大(改良)も認 められる

(42)

②大規模な山腹崩落等により,地形が大きく変動したため,原 位置での原形復旧が困難な場合 → 道路のルートを変更し,トンネルで、被災した施設に変わる べき施設を復旧 ④洪水等が堤防を越える「越水被害」が発生し,背後地の集落 地、主要交通幹線路が浸水する等,原形での復旧が不適当 である場合 →当該災害を与えた洪水等を対象として堤防を嵩上げして復旧 ③木橋が全橋被災し,原形での復旧が不適当である場合 → 現在の設計基準に合わせ,コンクリート橋で復旧 ①広域の地盤沈下,極端な河床の洗掘等により,地形地盤が大 きく変動したため,原形での復旧が不可能な場合 → 地盤の沈下量や河床の洗掘深を考慮した上で,従前の効用 (防災機能など)を復旧 復 旧 被 災 被災前 コンクリート橋で復旧 洪水で木橋が流出 原形と異なる施設形状での復旧 42

(43)

原形復旧不適当 事例

●河川堤防の被災 被災堤防に接続する堤防断面に合わせて復旧 改修済 改修済 (集落地) A A B B断面 A断面

(44)

原形復旧不適当 事例

●道路の被災 未改良個所が被災し、接続する改良済みの 断面に合わせて復旧 改良済 改良済 未改良 復旧復員6.0m 3.0m

(45)

原形復旧のとらえ方~連続性を欠く復旧~

支障事例(H19全国知事会資料よ り抜粋

(46)

原形復旧のとらえ方~被災原因が除去できる?~

負担法逐条解説:既設土羽部分を栗石などに材料を変更(要綱3-【2】-イに該当)

(47)

Ⅵ 工法 未満災(1年以内再度被災)の原因は?

被害少としてカットした区間を含めた未満災

護岸天端保護工をカットした箇所の未満 災

(48)

Ⅵ 河床安定、被災状況から当該工法は妥当か

事前協議済みのボックスカルバート 工法を是認(前後護床工、護岸設置 なし)

(49)

・帯工下流の洗掘被災(左写真)に対する根固めブロック工法(申請)を護岸根 継ぎ工法に変更。積算の結果120万円未満となり失格。 ・失格箇所は単独費で対応。(右写真:ただし対策範囲は疑問あり) Ⅵ 工法変更~不適当な工法変更で欠格~ 根固ブロックカットにより失格 L=6.8m

(50)

最大洗掘深の分布 0m 33.3% 0.1m 9.6% 0.2m 13.0% 0.3m 10.7% 0.4m 5.5% 0.5m 9.2% 1m 11.7% 1.5m~ 7.0% 1.5m 2.9% ①最大洗掘深 ・0mが約1/3 調査不足又は計算チェック不足? ・0.2m以下で約6割近くに上り、0.5m以下で約8割 ・1mを越えるのは1割程度 ②河床勾配 ・1/50より急勾配が概ね半数 ・急流河川が多い 全体的に洗掘深の適切な評価がなされているのかが疑問 1/10~ 1/30 勾配別分布 ~1/10 1/30~ 1/50 1/50~ 1/100 1/100~ 1/500 1/500~ 平成21年 災害復旧申請数(河川) 約6,000件※ ※ 平成21年申請数(河川)約6,000件に対し、収集したB表データ数は約28,000件

(51)

復旧目的が重複していないことの説明が必要

根継と根固 擁壁とロックネット ロックネットと ストンガード いわゆる二重対策 では?

復旧工法が重複している場合

(52)

Ⅶ 応急工事

-1 国庫負担の対象となる範囲(令4・2)

応急工事は原則管理者の負担で施行すべきで あるが、主務大臣が特別認める場合は、費用の 全部又は一部が国庫負担の対象となり得る 1.応急仮工事(要綱9・1) 仮道、仮さん道、仮橋、仮締切、欠壊防止工事、 仮排水施設、仮処理施設 2.応急本工事(要綱9・2) 査定前の施行工事で復旧工事の全部又は一部 となるもの

(53)

-2 応急仮工事の採択要件

(1)仮道、仮さん道、仮橋工事 イ)一般国道・主要地方道、又は都道府県道・市町村道で 交通上特に重要(※)な道路で、交通に著しい支障が あり、復旧に長期間要し、適当な迂 回路(原則2km以 内)がない場合 ロ)道路・橋梁が被災し、民生の安定上(食糧物資の輸送 又は復旧資材の運搬等)必要な場合 1.応急仮工事費を除く本工事費(処分費、事業損失防 止施設費を含めない)が限度額以上であること(方針7・ (1)) 2.応急仮工事の採択工法(要綱9・1) ※①交通量100台/日以上の路線②定期バス又は定期貨物路線③官公署、学校、 病院、郵便局、 停車場等公共的施設に通じる路線

(54)

(1)仮締切工事 ●河川、海岸、これらと効用を兼ねる道路、砂防、 地すべり、急傾斜、下水道、公園 が被災し ●通常の状態(河川:警戒水位又は河岸高の5 割程度の水位、海岸:推定春秋大潮満潮面+ 1m)程度の水位)で流水又は海水が浸入し ●当該施設・隣接施設・背後地に甚大な被害を 与えている、又はその恐れが大きい

Ⅶ-3 応急仮工事の採択工法(1)(要綱9・1)

※仮締め切り高さは、上下流現況堤防高又は計画堤防高としているものが多い。

(55)

(2)欠壊防止工事 ●河川、海岸、これらと効用を兼ねる道路、砂防、 地すべり、急傾斜、下水道、公園が被災し ●次期出水等により当該施設・隣接施設・背後地 に甚大な被害を与える恐れが大きい

Ⅶ-3.応急仮工事の採択工法(2)(要綱9・1)

※決壊防止工の高さは、被災水位(背後に重要施設、家屋の場合は地盤高)と しているものが多い。

(56)

-4 応急仮工事の再度被災の採択要件

(要綱10・1・2、方針7・2)

本工事完成前に被災した応急仮工事は、本工 事の一部になるものを除き原則認められない が、次の要件に該当するものに限り採択できる (1)応急工事採択年の災害が激甚で個所数が 多く、重要個所から順次復旧している等、やむ を得ない理由で復旧が遅延している (2)復旧工事の竣工まで長期間を要する (3)原施設と同一年に新たに被災

(57)

Ⅶ-5 応急工事費等の取扱い

(要綱10.2、申合せ2)

• 査定時に竣工している応急工事の費用は精算額と設 計額の低い方を国庫負担の対象とすることとなってい るが • 査定業務簡素化のため、当分の間、竣工・未竣工に関 らず未着手扱いとして設計額を計上する • 応急仮工事費は「内仮工事費」と内書きする • 応急仮工事の撤去費用は計上できないが、次のもの は計上しても差支えない ①本工事に転用する材料・施設 ②本工事の施工に障害となるもの ③仮設リース橋 ・ 査定時に、全て応急工事として着手済みの箇所は、実 施設計を対象に査定する。(契約額ではなく設計額)

(58)

応急対策の実施例 河川災害の対応

欠壊状況

(59)

応急対策の実施例 橋梁災害の対応

(60)

被災直後 応急仮工事 本復旧 被災直後 応急仮工事

国庫負担の対象となる応急工事の範囲は?

(61)

増破の取り扱い(要綱第19)

●前災害の未施工部分の取り扱い 前災害と増破の発生年が同じ場合を「内転属」、異な る場合を「内未成」として増破部分と合算し新たな災 害復旧事業として取り扱う 災害査定が完了し工事費が決定された後で竣工に、 同じ個所(不可分)が再度負担法の対象となる災害 を受けた場合「増破」という 施工済 未施工 (内転属・内未成) 増破 前災害 新たな災害復旧事業 増破部分が限度額に 満たない場合は前災 の設計変更により対 応する

(62)

事前打合せ

• 一定災として申請する個所 • 査定前に緊急に施行する個所(事前着工) • 地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、 海岸、橋梁、ダム、流木の堆積 • 工事竣工後1年に満たないもの • 地すべり防止対策を主体とするもの • 越水させない原形復旧を適用するもの • 特殊な災害・特殊な構造物(文化財等含む) • 4億円以上の個所、保留が想定される個所 事前打合せが必要なもの(義務付けではない)

(63)

災害復旧についてのポイント

1.公共土木施設災害復旧費国庫負担法に照 らして妥当か? • 基本は原形復旧。(従前の機能を復旧することを含む) • 必要に応じ、改良復旧事業と組み合わせる。 • 他施設ではないか。(二重採択防止) • 被災前の状況は?(法6条の適用除外では?) 2.被災原因を把握 • 原因は必ずある。⇒ひとつとは限らない。健全部との違い • 原形復旧に決めつけない。⇒被災原因に見合った対応工法。 3.被災現場の確認 • 周辺の土地利用状況。背後地、交通量等 • 上下流の施設、高さ、用地幅、基礎の露出状況等

(64)

4.最適復旧工法の検討 • 被災原因の除去になっているか? • 二重対策になっていないか。 • 比較設計、経済的に見合う工法になっているか? • 周辺環境への配慮がなされているか? • 設計条件は妥当か 5.仮設工の計上 • 水替え、仮締め切り、工事用道路 6.チェック体制 7.災害復旧の迅速化 • 普段からの準備(台帳の整理、現況の把握等) • 人材育成

災害復旧についてのポイント

(65)

申請者心得10箇条

1.現地(特に背後地、前後施設、地質)を見ましたか。 2.被災水位(DHWL)を確認しましたか。 3.用地境界は確認しましたか。 4.起終点は明確ですか。 5.被災原因を把握しましたか。 6.適正な復旧工法になっていますか。 7.美しい山河を守る災害復旧基本方針に則しています か。 8.仮設等の工種は適正かつ計上漏れはありませんか。 9.設計書を担当者任せにしていませんか。 10.その写真で机上査定ができますか。

参照

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□一時保護の利用が年間延べ 50 日以上の施設 (53.6%). □一時保護の利用が年間延べ 400 日以上の施設

 吹付け石綿 (レベル1) 、断熱材等 (レベル2) が使用されて

設備がある場合︑商品販売からの総収益は生産に関わる固定費用と共通費用もカバーできないかも知れない︒この場

・1事業所1登録:全てのEPAに対し共通( 有効期限:2年 ) ・登録申請書の作成⇒WEB上での電子申請( 手数料不要 )

 吹付け石綿 (レベル1) 、断熱材等 (レベル2) が使用されて