集沈殿における、再生石膏の凝結補助材としての効
2
0
0
全文
(2) 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). Ⅲ‑310. 4.試験結果 (1)ジャーテスト 試験結果は表 4.1 に示すとおりであった。表から、 石膏を用いた際により大きな濁度低下が得られてい ることがわかる。 表 4.1 試験後の上澄み濁度 石膏なし 石膏あり. 濁度(FTU) 21.87 13.16. 21.16 13.7. 28.31 15.52. 図 5.1 沈殿物の様子. (2)シリンダーテスト. (2)石膏を用いた無機・高分子併用凝集沈殿. 沈降速度(cm/s). 試験結果は図 4.1 に示す通りであった。. 特性の評価. 350. 本実験では、高分子凝集剤の添加濃度を pH12.2 で. 300. の最適添加濃度に設定している 1)。最適添加濃度は、. 250. pH が高いほど低濃度になるため、この条件下では pH. 200 150 100. 石膏あり. が中性に近づくほど添加濃度が最適値を下まわり、. 石膏なし. 凝集性能が低下する。図の二つの近似曲線に現れて. 対数 (石膏あり) ― 近似曲線 対数 (石膏なし). 50 0. 6. 7. 8. 9. 10. 11. いる沈降速度差の傾向は、pH 上昇に伴う高分子凝集 剤の凝集効果の増大が、石膏の凝結補助によるフロ 12. ックの状態の向上によって促進されたために生じて. pH. 図 4.1 pH と沈降速度の関係. いるものであると考えられる。. pH がアルカリ側によるほど、沈降速度は大きくな っており、また中性からアルカリ性のすべての範囲 で石膏添加による沈降速度の上昇が見られた。. 6.まとめ ①無機系凝集沈殿において石膏を用いることは、二 水石膏などの沈殿物の生成を助長し、濁度低下を促 進させることができる。. 5.考察 (1)石膏の凝結補助効果について. ②凝結補助剤として石膏を使用することで、高分子. 試験結果から、溶解状態の石膏を用いることによ る凝集効果の向上が見られた。こうした傾向は、二. 凝集剤の適正 pH 領域における凝集効果の増大が期 待できる。. 水石膏やエトリンガイトなどの沈殿物の生成量の増 加に起因するものであると推測し、乾燥状態の沈殿. 謝辞:本研究の作成にあたり、東興開発(株)のご援助. 物を電子顕微鏡にて観察したところ、図 5.1 のように. をいただいた。記して、謝意を表する。. 針状のエトリンガイトはほとんど確認できなかった。 よって、懸濁粒子量の減少やフロック径の増大は二. 7.参考文献. 水石膏が生成される際に、周囲の土粒子を巻き込む. 1)赤木,毛利,田中,石田(2006),土の塑性指数と pH. ことで生じ、こうした要素が凝集を促進していると. に着目した土壌洗浄における凝集沈殿・脱水処理プ. 考えられる。. ロセス管理,土木学会論文集 G,Vol62,No.3,359-368. ‑620‑.
(3)
関連したドキュメント
4-2 角度特性の測定結果 図 12~図 15 に,吸収量の角度特性の測定結果を示す.ここで,図 12~図 13 は周波数 2.45GHz における TE 波および
ラドンバリア材の母材には経済的かつ安定的に入 手可能なまさ土を用い、遮水性を高める添加材には 米国産ボルクレイ原鉱石、中国産レッドヒル原鉱石
図 2 はアンカー鋼材の φ10 から φ22 までの埋込み深さ 5D と 10D のアンカー 引抜強度の関係示したものである.図か らわかるように,アンカー鋼材の埋込み 長さが
リシャ美術と人体―」展(東京藝術大学、 2013 年)のパンフレットを置き
[図 1]雄型 [図 2]雌型 [図 4]Ⓒ型押し [図 3]Ⓐ型打ち 石膏型は雄型 19 (図 1)と雌型 20
3.2-30 (3) 試験結果 ①ベローズ試験体(平成 26~27 年度) a) 原子炉格納容器貫通部ベローズ 表 3.2.2-3
3)純度試験(亜鉛) 規格案:Zn として 70μg/g 以下
表‐5 促進腐食試験結果 (ハイグリップ・メタルバンドの腐食比較) 供試体 供試体 腐食状況 (記号) 番号 a鉄筋にハイグ