お が さ わ ら
せ か い し ぜ ん い さ ん ち い き
小笠原支庁土木課
〒100-2101 TEL : FAX :
小笠原村父島字西町 04998-2-2123 04998-2-2302
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制作・発行 : 写真提供 : 編集 : 絵 & デザイン : 平成24年3月
登録番号(23)6
東京都小笠原支庁 尾園 暁、苅部 治紀、千葉 聡
(株)プレック研究所 羽馬有紗
TOKYO
東京都
METROPOLITAN GOVERNMENT
海の真ん中に ぽっかりと 生まれたんだね。
うみ
う
ま なか む こ じ ま れ っ と う
ち ち じ ま たんじょう
父島・聟島列島
父島・聟島列島 母島列島
むかしむかし、 海底のプレート同士がぶつかり 合い、 片方のプレートがもう片方の下に沈み込 み始めました。 すると、 プレートが沈み込んだ 場所ではマグマが生じ、 火山活動が引き起こさ れました。
プレートの沈み込みが続き、 時間がたつにつれ、
火山活動の場所はだんだんと西にずれていきま した。
こうした火山活動で作られた山が隆起して海面 から顔を出し、 小笠原の島々が生まれたのです。
かいてい どうし
あ かたほう した しず
ばしょ
こ
つづ じかん
つく やま りゅうき
にし はじ
しょう かざん かつどう ひ お
かいめん
かお だ おがさわら しまじま う
小笠原の島々は、生まれてから今まで 一度も大陸と陸つづきになったことが ありません。生きものたちは空を 飛んできたり、海の上を漂って きたり、風に飛ばされてきたり、
鳥に運ばれてきたりして、
限られた生きもののみが 島にたどりつきました。
そして競争相手が少ない中で、
島の環境に合ったものだけが 生き残り、さらに適したものへと 独自に進化しながら島内に広が っていきました。
日本では、屋久島、白神山地、知床につぐ4番目の 世界自然遺産です。
小笠原は、 このような生態系の価値が認められ、平成 23年6月に世界自然遺産に登録されました。
小笠原では、生きものたちが独自の進化を遂げた結果、
ここにしかいない固有の生きものや、 それらが織りなす 独特の生態系を見ることができます。
おがさわら
いちど たいりく りく
い そら
と うみ うえ ただよ
かぜ と
とり はこ
かぎ
きょうそう
い どくじ しんか と けっか
おがさわら
か ち みと
せ か い し ぜ ん い さ ん
へいせい
ねん がつ とうろく
にほん や く し ま し ら か み さ ん ち し れ と こ ばんめ
こゆう い お
どくとく せ い た い け い み
あいて
しまじま う いま
む こ じ ま れ っ と う
ち ち じ ま れ っ と う
は は じ ま れ っ と う
か ざ ん れ っ と う
お が さ わ ら し ょ と う
すく なか
しま かんきょう あ
い のこ てき
どくじ しんか
せ かい お が さ わ ら
とうない ひろ
し ぜん い さん
か ざ ん
は は じ ま
お が さ わ ら う
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お が さ わ ら
せ か い し ぜ ん い さ ん せ い た い け い はぐく い
うみどり
お が さ わ ら
へ ん か
そ と ひ と
い
ま え
いま ねん まえ
あ と
ちちじま
かざん かつどう かいちゅう
ははじま
むこじま れっとう
ころ
うみ かお だ
などでは、こうした植物 を絶滅から守るための調査や研究にとりくんでいます。
まも しいく はんしょく
ぜつめつ まも ちょうさ けんきゅう
オガサワライトトン ボなど小笠原固有のトンボが繁殖できるように、父島列島 にトンボ池をつくっています。
ちちじまれっとう
ています。また、東京の多摩動物公園でも、オガサワラシ ジミを絶滅から守るため、飼育や繁殖ができるようとりく んでいます。
母島では、地元の方々の協力を得ながら、残されたオガサ ワラシジミやその貴重な生息地を守るとりくみが進められ
ぜつめつ まも しいく はんしょく
また、東京の上野動物園や多摩動物公園では、ハトを絶滅 から守るため、飼育や繁殖ができるようとりくんでいます。
アカガシラカラスバトが繁殖しやすい環境を守るために、
多くのハトが繁殖する父島東平の国有林に「アカガシラカ ラスバトサンクチュアリ」がつくられています。そこでは ハトが生活できる森を大切に守り、ハトをおそうおそれの あるノネコを捕獲するなどのとりくみが行われています。
ぜつめつ
モクマオウの落葉が 地面を覆い、 他の 植物が発芽して育て ない状態の林をもと に戻すために、薬剤 などを用いた駆除 を進めています。
おちば
じめん おお ほか
しょくぶつ はつが そだ
じょうたい はやし
もど やくざい
もち くじょ
すす
カタツムリの仲間を食べるニューギニアヤリガタ リクウズムシなどが、 靴底にくっついて父島から 広がらないように、 父島のははじま丸船客待合 所の前や、母島の下船口に、海水を含ませたマッ トを用意し、靴底を洗うように呼びかけています。
なかま た
くつぞこ ちちじま
ひろ まるせんきゃくまちあい
しょ まえ げせんぐち かいすい ふく
ようい あら よ
カタツムリの仲間
なかま
排
はい
父島や母島ではカゴわなや柵を使ってノネコ を排除しています。捕まったノネコは、東京 都獣医師会などの協力により、本土で人に馴 らす訓練がされてから新しい飼い主に引き渡 されます。また、小笠原村では、条例による 飼いネコの登録義務化やノネコと区別するた めのマイクロチップの装着など、責任ある飼 い方が進められています。
外来種の命も大切な命ですが、この島でしか生 きていけない生きものの命を守るために、外来 種を排除するとりくみを行っています。排除に あたって、外来種がいなくなることにより、今 ではそれに頼って生きるようになった固有種が 生きていけなくなったり、あらたな別の外来種 が広がってしまうこともあるので、島ごとなど、
生態系全体のバランスに注意しながらとりくみ を進めています。また、オオヒキガエルやギン ネムなど、ここでとりあげたもの以外にも対策 にとりくんでいる外来種があります。
ちちじま ははじま さく つか
はいじょ つか とうきょう
と
カタツムリの仲間、
カタツムリの仲間
また、 昆虫類を守るため、森の 一部を柵で囲うなど、 グリーンアノールの部分的な 排除にとりくんでいます。
じゅういしかい きょうりょく ほんど ひと な
くんれん あたら か ぬし ひ わた
おがさわら むら じょうれい
か とうろく ぎ む か くべつ
そうちゃく せきにん
かた すす いがい
山や他の島に行くときに、外来の植物の種や小さな動物を くっつけて運んで、広げてしまわないようにすることが大事 です。 そのためにわたしたちができることは・・・
アカギやグリーンアノールのように、 小笠原の生態系に 大きな影響を与える植物・動物が、新たに加わるのを防ぐ ことが大事です。そのためにわたしたちができることは・・・
山や他の島に行くときに、 靴の裏や服、
荷物に、種や小さな虫などがくっついたり、
まぎれ込んだりしていないかチェックする ようにしよう。
飼いネコは不妊去勢手術をし、マイクロ チップを入れて登録して、 できるだけ 屋内で飼うようにしよう。
日本の本土から小笠原に広がるおそれの ある、 植物や動物、 土や土のついた苗 などを持ち込まないようにしよう。
山に行くときに、 植物を踏みつけたり、 鳥の繁殖を邪魔 したり、 カタツムリなどの動物が生活する場所を踏み荒ら したりしないようにすることが大事です。
そのためにわたしたちができることは・・・
山に行くときに、歩道や決められたルート の利用のルールを守り、 ルートから踏み 出さないようにしよう。
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