岡山大早耳致 .数学教育学会誌
『パ ピルス』第L号 (1994年 )85日〜94頁
小学校教員養成過程 の学生 の
図形領域の公理的構成 に対 する感覚 につ いて
‑ 学生の定義 の理解 を通 しての考察 ‑
3‑橋 敏 雄 岡山大学教育学部
小学校算 数科 においては、 どの ような事柄 を どの よ うに教 えるべ きなのであろ う かOそ もそ も、中学校以降は数学 と呼ぶ科 目を、小学校 では何 ゆえに算数 と呼ぶの だろ うか。 これについては色 々な考 え方があることと思 うが、私 は次の ように考 え ている。数学 は、い くつかの基本法剛を公理 とし、公理か ら論理的 な推論 (論証 ) によって色 々な定理 を導 き出 して一つの学 問体系 を構成 する、所謂 一積み上 げ式ー の学 問であ る。然 しなが ら、小学生 に公理 を押 し付 けることは もちろん、論理的 な 推論 を要求 することも不可能であろ う。それゆえ小学校 では、 日常身の回 りにある 具休的な事柄 に注 目させ、各 々の考 えを発表 させ、具休的な操作 、思考実験 、議論 をさせて共通の認識に まで高め させ 、納得 させ、そ してその結果 を定理 とするので あ る。従 って、それ等の定理 には数学的な公理の義付 けが無 く、数学の定理 とは言 い難 いのである。 この ような方法 は、中学校 の2年の中頃 まで操 り返 され る。その 後、論証の何 たるかを教 え、それ まで納得 して作 り上げた定理 を基 に.論理的な推 論 を行 なって、定理 を積み上げてい くのである.言い換 えれば、小学校か ら中学校 2年 までの間は、誰 で もが 自然 に其理であると認 めることので きる公理系 を作 って いるのであ る。それ故、小学校では数学ではない算数なのである、 と私は思 ってい る。
本稿 は、小学校 での、上の ような意味での算数が、数字的 な根拠 を持 っているこ とを解説 する目的で、学校教育 に配慮 した平面鴇何の構成 を行 なった講義の結果 に ついての考察 である。
1。は じめ に。
平面幾何は、平面上の点 、直線 、半直線 . 線分 、三角形 、四角形 、円などか らなる図 形 の性質 を研究す る字間であるAユーク リ
ッ ド幾何 では、始めに生壁 と呼ばれ るい く つかの基本法剛を定める。そ して公理か ら 出発 して論理的 な推論 によって星空 と呼ば れるい ろい ろな法則を蔀 き出 してい くO定 理 を導 き出 してい く推論が延盟 であるo こ の とき、公理 や定理や証明 を述べ るために
‑ 85‑
用いる術語の意味 をはっきり定めておかな ければならない。術語の意味 を、既 に意味 が分 かっている術語 を用いて説明するのが 星垂 であるD ところが、一つの開語 を定義 しよ うとす ると、既 に定義 された用語 を用 いて定義 しなければな らない。用語の定義 をす るために、 この よ うにさかのぼ って行 くと、最 も基本的 な用語 に到達せざ るをえ ない。 これ らの基本的 な用語は、定義 しな いで用いる。 これ らを無定義弔請 とい うO
平面幾何 では、 "点''、 ■■病根" 、 ー平面"
"通 る■'、 ●●間 にある''、繊分の ●●長 さ'●I 角の ''大 きさ''等 を無足並
別
語 とす ()"一帖 に 、い くつ かの載本法則 を公理 とし、
公理 か ら論理的 な推論 (論証 )に よってい ろい ろな定理 を碩 き出 して一つの学問体系 を捕成 す ることを公理的横桟 とい J)0 19 世紀 末 に ヒルベ ル トに よって、屍 も完桟度 が高 い といわれ るユー ク 1)ッ ド幾何の公坪 的構成 が な され た. ヒルベル トの公理系 で は、点 、直線 、平 面は、 単なる3伸輔の異 なる物 で あ r)、それ らは一連の公理系 を満 た してい さえすれ ば何 で も良い とされてい る。 しか しなが ら、彼の書評 には、至 ると ころに図 が描かれ てお り、 これ等 の図は、
述 べてい る申柄 の 内容 を埋解 する̲Lで不 可 決 の もの である よ うに思 われ る。 この こと か ら ヒルベ ル トは、具休的 ・直観的 なtii柄 が数学 を理解 す る上 で不可欠 である と思 っ てい たの ではないか と思われ る。 この こと は、小学 校 や中学 校 で算数 ・数学 を理解 さ せ 、納得 させ る上 で大変重 要 なこを示唆 し て い る もの と思わ れる。
私 は、将 来小学 校の先生 になるなる学生 を対象 に、小学数 学Cとい う講義 を開講 し、
拙著 の レクチ ャ‑ ノー トを用いて、学校教 育 に配慮 したユー ク リッ ド幾何の公理的構 成 を行 な うと共 に 、実際の教科書 ではどの
よ うに取 り扱われ てい るか を解説 してい る。
この時 、無 定義用語 とは、改めてその意味 を定義 する まで もな く、その愚昧が あ らか じめ誰 で も直感的 に分か っていて、共通の 作解 があ る、あた りまえな用語 であ ると見 徹 す ことに してい る。その後、期末試験 で 色 々な用語 の定義 を述べ させ た.受験 した 学 生 は 8 1名 であ った。本稿 では、その試 験 の結 果 を分析 し、今後の講義 に際 して注 意 すべ きこ と等につ いて考察 してみ たい。
2。試験 間窺。
‑ 86 ‑
19 93年9月 28Elに行 なった試験 の 問題 は次の10問 であ る。
(l)純分の註兼 を述 べ よO (2)半平面の定義 を述 べ よ。
(3)=角形の内部の足並 を述 べ よ.
(4)運動 (合 同変換 )の定義 を述 べよ。
(5)二つの三 角TF三が合 同の定滝 を述 べ よO (6)i7111角 と同位角の定義 を述 べ よ。
(7)四辺形の定義 を述 べよO (8)平行綿の定義 を述 べ よO (9)等脚台TF/I/の定義 を述べよn
(lO)辛/(rFq辺JF三の足先 を述 べ よ∩
以下 の節で、誹題の流 れに沿 って訊歳 の 内零 を解説 しなが ら
I
T解 を述べ 、その 後、'tF/ItのiiPt吉例 を紹 介 し、何ゆえに斯か る誤 答が/i‑'.したのか について、その理 由を苛烈 する。
30問E3(1)に‑)い て.
'一点 '' ●‑直綿 一、
‑
平面一 一●通 る■'、日間にある【等 の用語 は、誰で もその意 味 がは っ き り分か ってい る もの として、 これ か ら考 える点 や直線等 は 、全 て同
‑
0)平面 上 にあ るもの とし、次の公理 を与 え る。公 理 1 . 相異 なる 点A
,
Bが 与 え られ たとき、 Aと Bを通 る直線 が ただ‑一つ存在 する。 これ を直
線A
Bとい う。』公 千里 2 . 直線 AB上に 、 Aと ち Bとも異 なる点Cを取 れば、次の(i).(ii).
(iii)のいずれか一・つ だけが成 り立 つO
( i )
CはA とBの間 にある。(ii) AはCと tiの問 にある。
Hii) Bは 八とC
の
問 にある。』これ等の公理0)下 に、両線 A Bの 、 Aと B の間 にあ る部分 に、点 A とBとを付 けノJUえ たもの を積分 A̲Bといい、記号
旦
里 で表 す ことに している。従 って、問迦 (1)の回 答 は、次の よ うに なる。【解答 (1)】 垣根 A Bの、 Aと Dの 間にある部分 に、点AとBとを付 け加 えた
もの を線 分A Bとい う。』
4。問遵 (2)について。
平面 が 、一つの直綿 に よって二つの部分 に分割 され るこ とに傑ル て、次の公理 (バ ッ シュの公 理 と呼 ばれてい る)を採用 する。
公 理
3 .
直線mが三点A.B,
Cの いずれ をも通 らない時、mは.三つの 綿分A B. BC. CAの いずれ とも交わ ら ないか 、 または、その うちの二つ とだけ交 わ る。』
この公理 に基づ いて、次の よ うに定盤 する ことがで きる。
≡巨
義 1 . 直線mと、mの上 にな い二点A. Bを考 える.純 分 ABが直線m と交わ らない とき.直綿 mに関 して Aと B はM にあ る、 または、 Aと Bは直線m の且 旦皿 にある と言 うQ線分ABがmと交 わ る とき、直線mに関 してAとBは反旦 皿 にあ る、 または、Aと Bは直線mの反丑劇 にあ ると言 うo』この定義 の下 に、次の定理 が成 り立つ。
芸
巨 埋 3 . 1 . 直綿 mと、rnの 上 にない三 点A.B.C
に対 して、(1)mに関 して. BとAが同 じ側 にあ り、 CもAと同 じ側 にあれば、 BとCは同 じ側 にあ る。
(2)mに関 して、 BとAが反対側 にあ り、 CもAと反対側 にあれ ば、 BとCは同 じ側 にあ る。
(3)mに関 して、 BとAが同 じ側 にあ り、 CがAと反対 側 にあれば、 BとCは反 対側 にあ る。』
この定理 に よ り、直線mの上にない二 つ の点 が. mに関 して同 じ側 にある とい う関 係 は同値 関係 であ ることが解 り、直線mは 平面 を、 mに関 して互 いに反対側にあ る二 つの 部分 (同値類 )に分 け ることがわか る.
これ らの各 々の部分 を、 mが定 め る豊里画 と言 う。従 って、問題 (2)の解答 は、次
‑
87 ‑l ̲L
の よ うになる。
【解答 (2) 】 平面 は、一 つの直線 に よって互 いに反対側 にあ る二つの部分 に分 け られ る。 これ等 の各 々の部分 を半平面 と い う。』
5。問題 (3)について。
三点
A,B.C
が同一直線上 にない とき、三 つの線分AB. BC.CAか らな る図TFIJ を三角形ABCといい、△ A BCで表わ す。
三つの点A.a,Cを△ ABCの退畠 、三 つの線分AB. BC. CAを△ A BCの辺 とい う。 この よ うな約束の下 に、次 の よ う に定義 す る。
定 義 4 △ A BCにおいて .点 P が、直線BCに関 しては頂点 Aと同 じ剛に あ り直線CAに関 しては頂点 Bと同 じ側 に あ り、直線A Bに関 して は頂点Cと同 じmEJ にあ る とき、点Pは△ A BCの内
部
̲にあうとい う。△ ABCの内部 にあ る点 全体 を
△ A BCの凸型 とい う。』
従 って、問
遺 (3
)の解答 は、次の よ うに な る。【解 答 (3) 】 △ ABCにおいて、
点Pが、直線BCに関 して は頂点Aと同 じ 側 にあ り、直線CAに関 して は頂点 Bと同 じ側 にあ り、直線A Bに関 しては頂点 Cと 同 じ側 にある とき、点Pは△ A BCの内部 にあ るとい う。△ A BCの内部 にあ る点全 体 を△ A BCの白墨 とい う。』
6。問題 (4)につ いて。
運動 (合同変換 )につ いて述べ るために は、 まず、線分の長 さ と角の大 きさについ て説 明 しなければ な らない。先 に も述 べ た よ うに、棉分 の "長 さー と角の ̀大 きさ は、その意味 が誰 で も明確に解 って いる も の とみ なす無 定義 用語 であ る。 その うえで、
次の よ うに説 明す る。
各線 分には、星三 、 と呼ばれ る正 の実数
が対応 す る。線分 A Bの長 さを、線分 を表 わ すの と同 じ記号旦旦 で表 わす。 A Bが綿 分 を表 わ しているのか、線 分の長 さを表 わ しているのかは、その前後 の文脈 に よって 明 らか であ って、混同す る恐れは ない。例 えば 、等 式 A B‑ CDは、二つの線分 A B と CDの長 さが等 しい ことを表わ す。 A B
‑ CDは 、 A Bと CDは等 しい、 と読 む。
す なわ ち,二つの線分が等 しい、 とい うと きは、二つの綿分 の長 さが等 しい ことを意 味 する。線分 A Bの長 さを、二点 A, B間 の星巨塵 ともい う。線分 A Bと線分 BA とは 同 じ線 分 であるか ら、 A B= BAであるO 色 の意味 は既 に解 ってい るもの として、
次 の よ うに定義 す る。各角 には、左 皇三 、 と呼 ばれ る正の実 数が対応 する。 ∠AOB の大 きさを、角 と同 じ記号 ∠AO Bで表 わ す。 ∠ A O Bが角 を表わ しているのか、角 の大 きさを表わ しているのかは、その前後 の文脈 に よって明 らかであ って、混 同す る 恐 れ はない。例 えば等式 ∠AOB‑∠ C PD は 、∠ A O Bと∠ CPDの大 きさが等 しい こ とを表 わ す。 ∠ AO B=∠ CPDは
∠ AO Bと∠ CPDは等 しい、 と読 む。 す なわ ち、二つの角 が等 しい、 とい うときは、
二 つの角の大 きさが等 しい ことを意 味 する。
∠ AO Bと∠ BOAは同 じ角であるか ら
∠A O B=∠ BOAであ る。 これ等の 了解 の下 に、問題
(4
)の解答 は次の よ うにな る。【解答 (4) 】 平面 か らそれ 自身の上 への一対一 の点対応 (これ を変旗 とい う) 中が次 の3つの条 件 を満 たす とき、変換中 を選勉 (または合 同変換 ) と言 う。
(1)直線 の、◎に よる像 は また直線 であ る (2)任意 の二点 A. Bに対 して、
¢ (A)¢ (ら) =A B (3)任意 の角 ∠ AO Bに対 して、
∠¢ (A)¢ (0) ¢ (B)‑∠ AOB』
一 88‑
了。問題 (5)につ いて。
運動 の定義の後、す ぐに次の定義 をす る。
ただ し、呈直線 の愚 昧 は既に解 ってい る も の とす る。
公 理 6 2つの三角形 △ A BCと
△ DEFが与 え られ た とき、次 の条 件 を満 たす運動 中がただ一 つ存在する。
(1)点 ¢ (A)は点Dと一致 す る。
(2)半直線 A Bの、¢による像 は、
¢ (A)を端点 とす る半直線 で、半直線 DEと一致 す る。
直線 A Bが定め る二つの半平面 の う 点Cのあ る側の半平面の ¢に よる像 直線 DEが定 め る二つの半平 面の う ち、点Fのあ る側 と一致 する。』
二つの運動 を続 けて行 なった変換 は また通 勤であ り、運動 の逆変換 もまた運動 であ る か ら、次の よ うに定義 す ることが で きる。
定
義 6 二つの図形 ∧,∑に対 し て、 ∧を ∑に移 す運動が存在す る とき、図 形 ∧と図形 ∑とは皇且 であるといい、記号△̲
主
星で表 わす。』従 って問題 (5)の解答 は次の よ うになる。
【解答 (5) 】 二つの三角形 △ A BC と△ DEFに対 して、△ ABCを△ D EF に移 す運動 が存在 する とき、△ A BCと
△ DEFは合 同であ る とい う。』
8
。問題(6
)につ いて。伏図の よ うに、二つ の直線m.nが第 三 の直線 A Bと相異 なる二点 で交わ ってい る とす る。 この とき,(塾と⑧ お よび③ と6)杏, それぞれ一組の藍色 といい、O と⑤ 、② と
⑥ 、③ と⑦ および④ と⑧ を、それ ぞれ一組 の且位負 とい う。
9。問題 (7)について。
四点A,B,C.Dで、 どの三点 も同一 直線上 にないもの を考 える。四つの根分 A B. BC,CD. DAの うち、線分 A B と線分C Dが交わ らず、綿分 BCと線分 DA が交わ らない とき、四つの線分
AB.BC.
CD, DAか ら成 る図形 を、四辺形 A BCD といい,四点A. B. C. Dをその温点 、 四つの綿分AB, BC. CD. DAをその 辺 、二つの線分AC. BDをその生色塵 と い う。四辺形 において、隣 り合 っていない 辺同士 を互 いに他 の塾辺 といい.隣 り合 っ ていない角同士 を互 いに他の生色 とい う。』
従 って、問題 (7)の答 え としては、上の 文章 の前半 を書 けば良 い ことになる.
10。問題 (8)について。
完
三森 7 相異 なる二直線m,nが 交点 を持 たない とき、 この二 直線 は生垣 で ある といい、記号E i
LL且 で表す。』問題 (8)の答 えとしては、上の定義 を その まま苔 けば良 いのであるが、ユーク
リッ ド幾何 においては、 "平行線の公理ト が本質 的な役割 を果 しているので、これ に つ いて少 し詳 しく述べてみ ることにする.
相異 なる二直線 が第三の直線 と相異 なる 二点 で交わ っていて一組の錯角が等 しけれ ば、 この二直線 は平行 であることは、比較 的容易 に証 明する ことがで きる。 しか しな
ー 89 ‑
が ら,この逆の命韻 を証明する試みは、
2
00
0年 にもわ たって続 け られ たが、つ いに証明することがで きず、次の公理 を必 要 とするに到 ったのである。公 理 7 直線外の任意の点 を通 り、
この直線 に平行 な直線 はただ‑つ しか ない』
この公理があれば、状の定理 を証明す るこ とができる。
元≡埋 A ̲
(1)平行 な二 直根 の一方 に交わ る直線 は、
他方 にも交わ る。
(2)平行 な二直線 に第三の直線が交わ っ て出来 る錯角は等 しい。』
この定理 を用いて、次の定理 を証明す るこ とができる。
定 理 B . 三角形の内角の和 は二 直角 に等 しい。』
更 に、 この定理 を用いて、次の定理 を証明 することがで きる。
≡巨 理
C .
相異 なる二直線m. ∩ が、第三の直線 と、相異 なる二点P.Qで 交わ っているとする。 この とき、一組 の同 傍内角の和が二直角 よ り小 さければ、二直 綿 は第三の直線 に関 して、同傍内角の和が 二直角 よ り小 さい側 で交わる。』公理7を用いて定理Aが証明 され、定理A の主張 だけを用いて定理 Bが証明 され、定 理Bの主張 だけを用いて定理Cが証明 され た。更に我 々は、定理Cの主張 だけを用い て公理 7を証明す ることができるのである。
従 って、公理7、定理A、定理B、定理C は同値であることが解 るのである。 この事 実 を、小学校の先生 になろうとしている学 生諸君 には、ぜひ とも理解 しておいてほ し い ものである。
1 1。問題 (9)、 (10)につ いて。
四辺形ABCDにおいて、直線 A Dと 8Cとが平行 であるとき、辺 A Dと辺 BC は平行 である とい う。一組の対辺が平行な
四辺形 を立並 とい ')。台形 において、平行 で ない一組 の対辺 が等 しい とき. この台形 を特 に等脚
台
形 とい う。二組 の対辺が平行 な四辺形 を平行四辺形 とい い、平行 四辺形 A らCDを記号ロ A BCDで表 わす。以上 で 、講義 の流れ に沿 った、試験 問題 の解答 が ど うあ るべ きか については理解 し て もらえ た もの と思 う。
次の節 か らは、学生の誤解答 と、それ等 に対 する考察 を行 なってみ たい。
12。問題 (1)に対 す る学生の誤答例 と 考察 。
この試額 に対 す る受頼 生 は、先 に も述 べ た よ うに、 81名 であ った。そ して、この 問題 (日 に対 す る誤答者 は30名であ っ た。以下 に 、その典型的 な誤答例 を述べ る。
(例
1)
『異なる二点A.B
があ るときに、AとBを結ぶ直線 を線分 A Bとい う。』
これ と本質的に 同 じ解答 を した学生は6 名 であ った。小学校2年 では、直線 と線分 の 区別 は しないで 、 『まっす ぐな綿 を直線 といい ます』 と定義 してい るので、 この よ うな解答 が表 われ るのはや むを得 ないのか も しれ ないが、私 の大学 での講義 ではその 区別 を明確 に し、更 に、 レクチ ャー ノー ト で も、その点 を注意 し、 きちん と線分 の定 義 したの であるが 、かか る解答が多数 あ っ た ことは甚 だ残念 であ るO
(例2)『直線mのあ る部分に点A.Bを と り、その点 Aか ら点 Bを結ぶ線 を線分 A B とい う。』
これ と本質的 に同 じ解答 を した学生 は6 名 であ った。綿 とい う概念 は、小学生 に とっ ては当 り前 な概念 であ ろ うが、私の講義 で は、精 々直線 が無 定義用語 で出て くるだけ で、 『綿 』 とい う概念 は出 て こないのであ る。言 い換 えれば .学生 は、大学 での講頚 の内容 は , これを無視 し、彼等の知識の中 には 、小学校 で習 ったことだけが絶対的 な
‑ 90一
L
技理 として存在 してい るのでは なか ろ うか。
彼等 に とって、大字教育 は全 く必要無 いの か も知 れ ない。
(例 3) 『直線 A B上 に異 なる 2点 、点 A、
点 Bを とるとき、 Aと Bの問の部分 を線分 A Bとい う。』
これ と本質 的 に同 じ解答 を した学生 は8 名 であ った。 これ は、 "以上‑ とか 以下"
とかの よ うな用語 と同様 に、普段良 く使 う
"問 にあるー とい う言葉 を、数学 の用語 と して用 いるときに生 ず る危険性 を意味 して い るのではなか ろ うか。
(例4)『直線 A B上 に二点 Aと 13を付 け J]nえた とき、線分 ABとい う。』
これ と類似 の解答 を した学生 は5名 であ っ た。 これは、例 1の よ うな解答 を した半 生 と同 じよ うに、直線 と線 分の区別 がは っ き りしていない学 生ではなかろ うか と思 われ る.
13。問題 (2)に対 する学生 の誤苫例 と 考察 。
この間題 に対 する学生の解答 のバ ター ン は少 な く、正解 が39名 、 『1つの直線 に よって2つの部分 に分 け られ た平面 の各 々 を半平面 とい う』、 とした学生 が29名 、 解答 を軽いていない学生 が7名 、その他 の 誤答 を百 いた学 生が6名 であ った。 同 じ側
とか反対側 とか い う概念 は、小学校 に も中 学校 に も出て こないよ うであ るが、それは、
その意味が分か り切 っている平面 と直線 の 関係か ら明 らかであ るか らであ ろ う。 しか し、 『3本の直線 でか こまれ た形 を三 角形/
といい ます』、 『4本の直線でか こまれ た 形 を四角形 といい ます』 と言 ってい るよ う に、間接的なが ら、側 の概念 は使われて い るのである。更 に また、別の議論 を疎 か に すると、全 ての三 角形 は二等辺三角形 であ ることが証明 で きた りするので、注意 が必 要 であ る。従 って、fRIJの概念 をは っき り用
いて半平面 の定義 を しては しかったのであ る。
14。問題 (3)に対 す る学生の誤答例 と 考 牢 。
PuliEi(2)において、mlJの概念 に触 れ た 学生 は38名 だけた ったのに、問題 (3) においては、60名近 くの学生が側の概念 を正確 に用 いて解 答 してい るのである。そ の うち、 27名の学生 は、問籍 (2)では 誤答 を述 べ、問題 (3)では正解 を述 べて い るのであ る。 なお、問題 (2)では正解 を述 べ、問題 (3)では誤答 を述 べてい る 学生 は4名 、問題 (2)、問題 (3)共 に 間iBえてい た学生 は 15名 であった。典型 的 な誤答例 は 『三角形 A BCで、線 分 A B.
BC, CAで囲 まれ た部分 を三角形 A BC の内部 とい う』 と言 うもの だった。
問題 (2)と問題 (3)に対 する正解数 の多寡 は、 レクチ ャー ノ‑ 卜に、は っき り 定義 と等 いてあ ったかなか ったかの追 いに 依 る もので あろ うか。
15。問題 (4)に対 す る学生 の誤答例 と 考察 。
平面 か らそれ 自身への点対応 で、任意 の 二点 間 の距離 を変 えない もの を等長変換 と い うQ三 角形 は、三角形 の三辺合同定理 を 用 い るこ とに よ り、等長変換 によってそれ と合 同 な三 角形 に移 され ることが解 り、 こ の こ とか ら、等長 変襖 は、角の大 きさを変 えない こ とが解 り、従 って実 は、等長変換 は、 【解答 (4)】で述 べ た合 同変換 (逮 動 )であ ることが示 され ることを、諦轟 の 終 りの方 で述べ た。 (この ことにつ いての 詳 しい説 明 は、例 えば、那須俊夫先生の
「変換捜何 入門」 (共 立出版 )を参照 され たい。 ) この ため 、採点 は甘 くした。その 結 果 、誤答 は 23名 、その内 10名が 白紙 で、 6名 が何 とな く解 っているよ うな、解 っ
‑ flL‑
てい ないよ うな、 フラフラ した答案 だ った。
7名 は、ほ とん ど何 も解 っていない、いい 加減 な答案 だ った。従 って.特 に紹 介 に値 す るよ うな誤答例 はなか った。
16。FITl題 (5)に対 す る学生 の;,Pt.苔例 と 考 察 。
この間祖 は、定義6の .一般 の図形 に対 する合同の定義 を、三 角形 の場合 に翻訳 し て もらうものであ る。結 果は思 い も寄 らず 64名 の誤解答 があ った。最 も多か った誤 解苔 は、
(例 日 『三角形 の合 同定理 』 を苔 い たも ので、30名 であ った。
(例 2) 『二つの三 角形△ A BC、△ DEF にお いて、 A B‑ DE. BC= EF. CA
= FD.∠ A‑∠ D,∠ B‑∠ E.∠ C
=∠ Fが成 り立 っていれば、△ A BCと
△ DEFは合 同であ る とい う。』
この よ うに解答 した学生 は 15名 であっ た。確 かに、非ユー ク リッ ド幾何学 を含め て、三 角形 の合 同の定劫 を この よ うにする こ とがある。従 って、一般論 としては、 こ れ で も正解 であ るが,運動の概念 を用 いて 合 同の概念 を定点 して いる講義 の中 での試 験 であ ることか ら、 (例1)ち (例
2
) も、これ等 は誤解苔 とせ ざ るを得 ないの であ る.
ところで、小学校5年 の教科書 では、 『き ちん と塵ね合わす こ との で きる2つの図形 は合 同である といい ますQ』、 『一方 を う ら返 しに して2つの図形 が きちん と重 なる ときも、合同であ る といい ます。』 と、運 動 を用いて合 同を定遜 してい るのであ る。
その うえで、 『合 同 な図形 では、対応 す る 辺 の長 さは等 しく、対応 する角の大 きさも 等 しくなってい ます。』 と、例2の解答 で 述べてい ることを、合 同 な図形 の性質 とし て述 べているのである。更にその うえ、中 学校 で も同様 に,運動 を用いて合同 を定弟 し、合 同 な図形 の性質 を述べ てい るの であ
る。
その他 、一般 の図形 に対 する合 同の定義 を苫 い た ものが 6名、三角形 や一般の図形 に対 して 、合 同の定義 を述 べてはいるが 、 変換 中に対 しての説明が全 く無か ったもの が6名 .意 味不明 の解答 が4名、三角形 の 合 同定理 の逆 を等 いた ものが3名 であ った。
特発 す べ きことは、 90点 をとった学生が 19名 い たが、その うち、問題 5だけを問 迎 え た学 生 が12名 も居 た ことであった。
その うち、例2の学 生が4名 、例 1の学生 が3名 、一般 の図形 に対 す る合 同の定義 を 空事い た学 生が3名 であ った。
17。問題 (6)に対 す る学生の誤答例 と 考察 。
錯角 や 同位角については中学校2年 で学 習 し、 この講義 での定義 と全 く同 じであ る こ とか ら、 この問題 については、ほぼ全 員 が正解 だ と思 って いたのだが、 34名 もの 誤解等 が あ った。最 も多か った誤解苔 は、
(例 l) 『平行 な二 直線 に第3の直線 が交 わ って出来 る角の うち. ・ ・。』 とい
うもので、 21名 もあ った。
錯角 を間違 えた ものが5名、白紙 だった もの も5名 、その他3名 だ った。錯角や同 位角 の概念 は、平 行線 に開通 して表われ る ために、 この ような結果 が出たもの と思わ れ る。
18。問題 (7)に対 す る学生の誤答例 と 考察 。
この問題 の第‑ のポイ ン トは
、4
点A,
B. C. Dの どの 3点 も同 一直線上 にはな い とい うこ とであ り、第二 のポイ ン トは、
線 分 A BとCDが交わ らず 、綿分 BCとDA が交わ らない ことであ る。第‑の ポイ ン ト に全 く触れ なか っ た学生 は19名 であ った。
その ほかの誤解苔 はバ ラエ テ ィに富 んでい たが、それ らの合 計 は11名であ った。図
‑ 92‑
を描 けば、誰 もが直 ちに納得す るよ うな単 純 な図形 であ って も、それを数学 の言葉 で 正確 に表現 しよ うとす ると、つい、見落 と しが出 て しまうとい うことであ ろ うか。
19。問題 (8)に対 す る学生 の誤答例 と 考等 。
講義 における平行線 の定義 と、小学校 の 教科筈 におけ る平行線の定義 とは異 なって い るに もかかわ らず 、誤答者 はわず かに6 名 であ った。
(例 1) 『異な る 2直綿 が決 して交わ らず 、 等 しい間隔 を保 っていれば平行線 とい う』
と した学生が2名。 これ は、前半 は良 いの であ るが、後半 はユー ク リッ ド幾何 の平行 線の性質 を述 べ たものであ り、平行線 の定 義 では ないのであ る。
その ほか、小学校 で習 った平行線 の感 じ か ら抜 け切れず にいた学 生が2名、全 くの 勘通 い と白紙 がそれ ぞれ 1名 あ った。
20。問題 (9)に対す る学生の誤苔 例 と 考察 。
台形 の概念 は、小学校4年 に沸 人 され る が、等脚台汗壬とい う用語 は、私が調べ た小 学校 ・中学校関係 の本 には見当た らなか っ た。数学教育の世界か ら等脚台形 とい う用 語 は消滅 して しまったの であ ろ うか。御存
じの方の ご教示 を頂 けれ ば幸 いであ る。
(例1) 『台形 の うち、一組の対辺 が等 し い もの を等脚台形 とい う。』
これ と類似の解答 を した学生 は15名 であ っ た。台形 なるものの形が 目に焼 き付 いてい るために、 自然 に この よ うな解答 になって しまった もの と思われ る。 これいがいの誤 解苔 は6名 だけであ った。
2 1.問題 (10) に対 する学生 の誤答例 と考察 。
平行線 の定轟 の場合 とは逆に、平行 四辺
L.二
形の定義 は、小学校4年の教科哲では 『向 かい合 った2組の辺が平行 な四角形を、平 行四辺形 といい ます。』 と、私の訴頚の も の と実質的に全 く同 じであったにも拘 らず、
誤解苔 は28名 もあった。
(例1) 『四辺形 ABCDで、AB‑CD, A B//C D. BC‑AD. BC//ADを満 たしているものを平行四辺形 とい う』 といっ た解答 が最 も多 く17名 であった。確かに、
実際 、運動の定義 の ように、本質的で無 い 性質 を も定義の中 にいれて、以後の議論を し易 くすることがあるか ら、これを定弟 に 採用 して も悪い ことは無 いが、小学校4年 で行 な う定義 よ りも多 くの性質 を、大学で 行 な う定義の中にいれ る必要 は無 いもの と 思 われ る。
(例2) これは、上の例 1についても同 じ ことであるが、定義 と同値 な命題を、改め て定義 として採用することができる。然 し なが ら.講義の後 での試族 では、謙頚 で与 えた定義 を定義 として述べて もらいたい。
平行四辺形の定義 と同値 な命題 を解苔 とし た学生 は、例1の17名の他に6名あった。
22
。おわ りに。小学校 で取 り扱 う教材 は、定義 も公理 も 定理 も、誰 もがご く自然 に、当 り前の こと として認め ることがで きるような串柄であ るため 、意識 的に これ らを区別することは ほ とん ど無 いと思われ るが、教師は、これ らを明確 に区別 しておか なければ、無意識 の うちに循環論法 に陥 って しまう危険があ るため、十分 な注意が必要 である。
図 で描 いて説明 すれば、誰でもが簡単に 納得 するような単純 な図形 、例 えば、梯分 、 半平面 、三 角形の内部 、四辺形等 を、数学 の用語 を用 いて正確に蓑規 しようとする と、
いかに困難であるかが、 この試族の結果に 表れ ている。
図形領域の題材 は、よ く研究授業に取 り上
‑ g3‑
け ちれ 、色 々と議論の的になる。 これは、
図形領域の指導方法に定説が ないことも一 因ではあろうが、平面幾何の公理的な構成 を無視 し、数字用語の意味を明確に とらえ ていないことも原因の一つになっているの ではないか と恐れている。それ故 、教職 に 就 こうとする学生は、図形領域 に関 しては、
平面幾何の公理的構成 を積極的に意識 し、
数学用語の正確 な意味 を、明確 に把握 して お く必要があるもの と思われ る。
試験の結果の一覧表 を次頁に掲載 して本 稿 を終 えることにす る。
参考文献
[1]新 しい算数、1年〜 6年 、東京昏箱.
[2
1小学校指中春算数将,文部省。[3]小学校算数手斗 (図形領域 )の基礎 、
‑その理論的背景‑ 、講義録。
小芋数学C 試験 結 果 1993年9月28E]
( ○ は 正 解 苔 、 轟 は 誤 解 等 を 表 す )
番号 12345678910 点数
0
1〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
100 020000●00000
90 030000■00000
90 040000■〇〇〇〇〇
90 050000■00000
90 060000{00000
90 07〇〇〇 〇 ■○( ⊃000
9008
0000■〇〇〇〇〇
90 090000{00000
90 100000■〇〇〇〇〇
90 11〇〇〇〇■00000
90 120000■00000
90 13〇〇〇〇■〇〇〇〇〇
90 14■〇〇〇( ⊃00000
90 150■〇〇〇〇〇〇〇〇
90 160■〇〇〇〇〇〇〇〇
90 170000( ⊃10000
90 180000010000
90 19〇〇〇〇 〇 ■〇〇〇〇
9020
〇〇〇〇〇〇〇〇〇■
90 210■○ ○ ■00000
8022
0■○ ○ ■00000
8023
0■○ ○ ■00000
8024
○ ○ ■ ○ ■○○000
8025
0000■〇〇〇 〇 ■80
26
0■○○■〇〇〇■0
70 27( ⊃■ ○ ○ ■〇〇〇 ■ 0
7028
0■00■ ○ ■000
7029
〇〇〇 〇 ■000■■
7030
00■ ○ ■〇〇〇〇1
7031
0■001〇〇〇〇■
70 320■○ ○ ■〇〇〇 〇 ■70
33
00○○1■○■00
70 34000■■■0000
70 35●〇〇〇 ■ ■0000
7036
■〇〇〇■■0000
70 370000 { ■〇〇〇■
7038
0000 ■ ■000 ■70
39
0 t ■ ■000000
7040
』 ■〇〇〇 〇 ■〇〇〇 70
41
■ ●〇〇〇〇〇〇■0 70
‑ 94‑
番号 12345678910 42
』 ■〇〇〇 〇 ■000
43
0 ● ■ ○ ● ○ ■000
44
■○ ○ ■ ■〇〇〇〇■
45
0■○ ○ ■ ○ ■○ ○ ■
46
000■ ● ●○○ ■ 0
47
〇〇〇■t ■ ■○( ⊃0
48
■〇〇 〇 ■ ■ ■〇〇〇
49
0■○ ○ ● ■○○ ● 0
50
0○○■ t ■〇〇 〇 ■
51
000■■■〇〇 〇 ■
52
■ ■〇〇〇 〇 ■○ ○ ●
53
■ 『 1 0 ■ ○ ■000
54
■C) ○ ■ ■000 ■ ■
55
■ ■○ ○ ■ ○ ■○ ○ ●
56
■ ■○ ○ ■○( ⊃○■■
57
■ ■○ ○ ■○( ⊃ ○ ■ ■
58
ヽ ■ ○ ■ ●〇〇〇 〇 ●
59
■OC) ■1 ■ ■000
60
■ ■○ ○ ■ ■00 ■ ( ⊃
61
0 ● ■ ○ ヽ ●〇〇 〇 ●
62
■ ○ ■ ■○ ○ ■○ ■ 0
63
0 ■ ■ ■ ○ ■ ■000
64
ヽ ● ○ ■ ○ ● ■○○0
65
0■〇〇〇■ ■ ■ ○ ■
66
■○ ○ ■ ■ ○ ■ ○ ■ ■
67
■ ● ● ○ ● C ) ■○ ○ ■
68
■ ○ ■ ○ ■ ■ ■ ■00
69
0 ■ ■ ■ ■ ■00 ■ 0
70 0
●○ ○ ● ● ● ○ ● ●
71
■ ■○ ○ ■ ■ ■○ ○ ■
72
0■■■■■■■00
73■ ■ ■ ■ ■ ■ ■000
74
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■○○⊂ )
75
0 ■ ■ ○ ■ ■ ■ ○ ■ ■
76
■ ■○ ○ ■ ● ■ ○ ■ ■
77
0■ ○ ■ ■ 1 ■ ■ ■ 1
78
■ ■ ■ ■ ■○■■ ■ 0
79
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■○ ■ 0
80
1 1 ■ ■ ■ 1 10 ■ 0
81
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ( ⊃ ■ ■
数Ooooooo0oooooo0oooooo0oooooooooooooooooo占:.7666666666655555555555554444443333322221
(平成6年3月31日受理 )