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18か月児の杜会化における母親の働きかけの機能

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(1)原. 著. 18か月児の杜会化における母親の働きかけの機能 上. The. F㎜nctioIl. 村. of. Socializatioll. 佳世子‡. the^Iother,s. of. Beha平ior. aI118−months−old. Kayoko. in. the. Imfa皿t. Uemura#. Abstract This. study. exp1ores. An18−months−old and. behavior. rearing. the. were. mother. The. were. tries. child. change. of. his. recorded.The in. to. a. face. call. his. in. chooses. his. behavior. and. suggest. intention. the. 問. rules. of. socia1ization. mother. interaction. and. the. of. talk. a. on. to. tone of. of. an. infant. during. her. him. signs of. the the. day. and her. motivating. that. in. is. and. utterances. course. of. child−. along. her. course,. consciously.Besides. response. the. mother. acquired. their. her. his. accordance. socia1interaction.. chi1d. utterances,facial. chi1d. self. through. the. child. discip1ine. partner,though. the. and. socialization behavior. image. as. of. observed. interview.To. relying. expression. and. were s. face. attention. him. results. of. mother. to. draws. tions,regulating others. process. and. direct−indirect. tures.The. by. infant. asked. mconsciously. the. is. not. presents. through. expression,and through. with. the. she. expected.. a. ges−. socia1interac− signs. presented. situations.. 的道具(ことば)に注目するところにある(Werts−. 題. ch,1991)。. 具体的には,母親がどのように子どものパズル. 社会的相互交渉の人間の精神機能の発達におよ. ぽす影響遇程についての研究は,1970年代後半か. 課題の解決に援助を与えるか,子どもはどのよう. らVygotsky理論(Vygotsky,1978)に根ざした. な行動をとることで課題解決達成に至るかという. 研究が現われ,さらに社会化研究や認知発達研究,. 精神間機能から精神内機能への移行過程を分析し. 乳児研究などへの影響が示されている。これらの. た研究(Wertsch,McNamee,McLane,&. 特徴は,ほとんどが発生的方法を採用することと,. Budwig,1980)や,社会的相互交渉の文脈の中で. 個人の精神機能の社会的起源をそれに先立つ社会. おとなが働きかけや教示によって子どもの精神問. 的過程に直接求めようとすること,そして人間同. 活動への参加を導く一方で,子ども自身もおとな. 士のやりとりの媒介手段である道具,とくに心理. の援助を積極的に調整するなど,参加者が協同的,. ‡人間基礎科学科. ‡1)φα〃刎刎fψBωクc肋伽〃∫6ま刎㈱. 一75一.

(2) 18か月児の社会化における母親の働きかけの機能. 補完的に意味を形成し共有するという精神間活動. 人間の精神機能の発達過程を検討するために,. がなされ,精神内機能への移行が可能になること. 小学生の子どもを対象として,一自の生活を観. を示した研究(Rogoff,!990)などがみられる。こ. 察・分析した研究(田島・上村,1994;上村・田島,. れらはいずれも,おとな一子どもという二者関係や. 1995)では,子ど.もたちはそれぞれの文脈や集団で. 小集団という比較的限られた範囲の精神間過程に. 適切と考えられることばづかいや行動のしかたを. おいて,個体と環境(社会的文脈)との相互作用. 積極的に便いわけていることが明らかにされた。. を明らかにしようとしたものである。. 家庭での母親に対する場面ごとの態度の変容や,. Wertsch(1991)はこの社会的過程の範囲をさら. 学校の教室におけるルーティンことばなど,子ど. に拡張し,主体の意思や志向を反映する声. もは周囲の要請によって受動的にそれらを取り込. (voices)という概念に焦点をあてたBakhtinの. むのではなく,やりとりに積極的に参加すること. 理論に注目し,社会・歴史・文化的制度との結び. で,自ら意味を再構成していくことが示された。. つきのなかでの精神機能の発達をとらえようとし. また,学校での教授一学習過程においても教室内. た。かれは,声が主体の意思やアクセントだけで. の社会的相互交渉でことばの使いわけがみられ,. なく,主体が発話する相手(対象)をも反映する. それが授業の展開に大きな影響をおよぽすことも. と考え,声によって産出される発話(utteranCe)を. 明らかにされている(茂呂,1991)。しかし,それ. 分析の単位とすることを提案した。さらに発話は,. ぞれの状況で遭切な態度や行動のしかたを感受し,. 話し手が自分の所属する特定の社会階層,年代,. それを遭用しようとする敏感さは,発達初期の家. 職業などのグループ特有のことばである社会的言. 庭におけるやりとりのなかですでに形成されはじ. 語(SoCial1an馴age)を使ってつくられているこ. めていると考えられる。. とから,そこにはかれらが所属する集団や社会を. そこで本研究は,生後18か月時のひとりの子ど. 反映する声も反映されていることがわかる。この. もが一日のなかでかかわるやりとりの生態学的観. ように,記号(ことば)を媒介として個体と社会. 察から,子どもが経験する母親を中心とした他者. 的文脈との関わりをみていく社会文化的アプロー. の行動およひ態度変容と,それらに対する子とも. チによって,人間の発達のとらえかたにも大きな. 自身の行動の変容過程を検討した。そこから,母. 発展が見込まれるのである。. 親が自分の意思やその場の状況を子どもに・よみと. また近年では,人間の認知発達や学習過程を個. らせ,理解させるためにどのような働きかけをし. 人内の変化のみにもとめるのではなく,主体の状. ているか,またコミュニケーションの対象として. 況とかかわる行為のなかにみる状況理論の考えか. 子どもにどのように接しているかを明らかにする. たも広がってきている(Lave,1988,Resnick,. ことを目的とした。さらに,母親への面接におい. Levine,&Teas1ey,1991)。認知発達をとらえる. て,母親自身の育った家庭環境や発達観,教育観,. 上でも,スーパーマーケットでの買い物行動にお. 現在の子ども観育児方針が問われ,・それらが現. ける算数活動といった,広く日常的な文脈が注目. 実の母親の子どもへの働きかけにどのように反映. されたり(Lave,1988),子どもの社会・文化制度. されているかを検討した。. への参入過程のメカニズムとして徒弟制のような. 方. 実践的・生産的活動への参加(正統的周辺参加 1egitimate. peripheral. participation)の過程が分. 被観察者. 法. 対象は,東京在住の生後18か月時の. 析されたり(Lave&Wenger,1990)している。. 男児Noriであった。家族構成は両親と小学校1. Vygotsky理論の主要命題のひとつである言語媒. 年生の兄,対象児の4人である。. 介による認知・思考の形成の問題も,主体の頭の. 観察方法. 中のメカニズムから,ある状況のなかで主体と環. るまでの約13時問にわたり,家庭,近隣など対象. 境の間で知識の形成が共有されるという説明へと. 児がかかわるすべての場面における行動が観察さ. 変化してきたといえよう。. れた。データの収集の方法はBarker&Wright. 一76一. 平日に,対象児が朝起きてから夜寝.

(3) 早稲田大学人間科学研究. 第9巻第1号. 1996年. ありかたの特徴がそれぞれの文脈から微視的,ま. (1951)に準ずるが,近年の録音機器やVTRカメ. ラの小型化により,これらの機器を使用しいくつ. た解釈的に分析された。具体的には,子どもの日. かの角度から観察できるようになった。対象児の. 常生活の文脈を提供レている場面の社会的相互交. そばにカセットデッキを設置して音声記録をとる. 渉において,どのような道具(物理的道具やことば. と同時に,観察者が一日対象児を追ってVTR記. づかい,コミュニケーションスタイルなどの心理. 録および筆記記録がとられた。参加観察という性. 的道具)が使われているかが,作成されたトランス. 質上,観察者の場面への影響がありうるが,観察. クリプトに基づいて検討された。また,母親の子. 者は積極的に相互交渉にかかわることはなく,そ. ども観,発達観などが彼女の子どもへの働きかけ. れぞれの場面において背景的な存在となるように. や社会的相互交渉の展開のしかたにどのように反. 訓練された。記録は,対象児または彼がかかわっ. 映しているかが調べられた。. た社会的相互交渉に焦点化し,どこで誰が介入し,. 分析対象となるのは,対象児の一日の生活のな. どのような活動がおこなわれているか,またその. かで母親との社会的相互交渉がおこっている場面. 時間などについて場面ごとに記述された。. が選択された。選択の基準としては,①母親以外. 面接調査. 観察日の事前訪問において,対象児. の他者が場面にいても,母親のみと社会的相互交. の母親の育った家庭環境や発達観,教育観,現在. 渉があり,少なくとも母親が子どもに対して明確. の子ども像,育児方針について母親に語ってもら. な働きかけをしており,それがVTR記録をとお. った。面接は,オーディオテープと筆記記録が併. して聴取可能であること。②相互交渉をとおして. 用された。さらに,家族にはあらかじめ,「18か月. 母親もしくは子ども(ないし両者)に行動や意思. 時の子どもが一日の生活のなかでどのような活動. の変化がみられることがあげられる。. をおこなっているのかをみる」という研究の目的. 結. が伝えられる。さらに,観察当日のスケジュール,. 果. (1)母親の子ども観および育児方針. 観察場所や方法についての承諾がとられた。. 対象児Noriの母親の現在の子ども観や発達観,. 事後訪問においては,当日の行動の内容および その理由,他者との関係など,データ分析に必要. 育児方針を面接調査から検討すると,母親自身の. となる情報が対象児の母親との面接をとおして収. 家庭環境および養育歴と,Noriの兄の育児経験が. 集された。さらに,VTR記録をみせながら,そこ. かなり影響していることがわかる。. から感じることを自由に語ってもらった。. まず,上の子どもが幼稚園に上がるまで人見知 りが激しく,他人にまったくなつかず,自分と離. 分析方法. 音声,VTR記録と観察者の筆記記. 録から,対象児がかかわった社会的相互交渉にお. れようとしなくて困った経緯があり,これは自分. ける発話および行動に関するトランスクリプトが. が「子どもに不向きな場所には一切連れていかな. 作成された。まず,トランスクリプトとVTR記録. い」ように大事に育て,外からの刺激に慣れてい. から,生活(社会)場面(physical. social. space)ご. ないことに原因があると考えている。このような. とに対象児と周囲の他者との社会的相互交渉のな. 反省に立って,Noriに対しては他人の集まる場所. かでの活動が把握された。具体的には,場面によ. にはできるだけ連れていき,刺激をあたえること. り参加者,活動内容,活動を媒介する道具などの. によって,人見知りのない子に育って欲しいと考. 違いについて,その種類や継続時間をカウントす. えている。もうひとつは,上の子が周囲の子ども. ることによって,対象児にとって社会的に意味を. と比較してことばが出るのが遅く,3歳になって も片言の時期が長かったのを,周囲の母親に「相. もつ空間(socia1ly. meanin¢ul. space)がとらえら. れた。さらに,詳細な分析の対象となる母親の働. 手が話さないからといって,話しかけなければだ. きかけと子どもの応答の場面が選択され,各場面. め」といわれ,また,自分でも口数が少なかった. における参加者の発話行為や非言語行動のトラン. ことが兄のことばの発達の遅れの原因のひとつと. スクリプトから,各場面における参加者の交渉の. 考え,Noriに対しては気をつけて対応するよう心. 一77一.

(4) 18か月児の社会化における母親の働きかけの機能. がけている。 育児方針について母親自身が感じているのは, 自分も夫も保守的な家庭に育ち,おもちゃやお稽. ると,他人と接する経験をできるだけもたせるよ. 上記のような育児方針から現在の子ども像をみ. 古ごとなど,何でもがまんして抑圧的に育てられ. えなかったので,人懐っこい子になり,このこと. たため,子どもには「できるだけやりたいことを. には母親としても満足している。また,Noriは自. やらせ,必要以上に他人に遠慮したりせずに主張. 分の気持ちを比較的ためずに出すほうで,仲間同. うにし,兄の関係のつき合いにも連れ出さざるを. すべきことはして,のびのびと楽しく生きて欲し. 士でのおもちゃのいざこざに対しても平気で手を. い」と望んでいる。しかし,現実の子どもの姿を. 出すことがある。このためか,あまりひとつのこ. みると,やはり親に似ている部分が多いと感じて. とに固執することがなく,ある程度主張して通ら. いる。. ない場合には簡単にあきらめる側面もある。これ 表1Noriの一日の各場面における活動およびかかわった他者 場面. 時間(分)物理的場所. 他者. 活動内容. 1朝食. 居間、寝室. 母、父、兄. 挨拶、食事. 2見送り. 玄関前. 母、父、叔母. 兄の見送り、おしゃベリ. 3身支度. 居間、玄関. 母、父. 着替え、父の見送り. 4カメの世話. 寝室. 母. カメの餌やり. 5ひとり遊び. 居間. 母. ミニカー遊び、本よみ. 6テレビ. 居問. 母. テレビ、CD. 7公園行き. 戸外、雑貨店. 母、店貝. ベビーカー、買い物. 8公園. 公園. 母、親子2組、. ブランコ、シーソー、. 通行人. 砂場、滑り台. 9公園帰り 10昼寝 11昼食. 27. 134 20. 駅前、スーパー母、店貝. 電車、買い物. 戸外、寝室. 睡眠. 居間. 母、兄、. 食事. 兄の友人2人. 12ひとり遊び. 29. 居間、玄関. 母、兄、販売貝、. ブロック、模型、売り込み. 兄の友人3人. 13ボール投げ. ユ9. 居間、寝室. 母、兄、. ボール投げ. 兄の友人3人. 14ひとり遊び. 48. 15ミニカ∵遊ぴ 16医老行き. 43. 17ひとり遊び. 20. 7. 居間、寝室. 母、兄. 居間. 母、兄. 兄の帰宅、ミニカー. 戸外、病院、. 母、兄、医者、. ベビーカー、本よみ、 兄の診療、買い物、. 兄の見送り、テレビ、 ミニカー. 薬屋、魚屋. 魚屋、兄の友人. 居間. 母、兄. ジュース、ミニカ]、模型. 101. 居間、台所. 母、兄. テレビ、ブロック、ピアノ. 19夕食 20ひとり遊び 21父の帰宅 22父の食事 23食後の団簗. 36. 居間、寝室. 母、兄. 準備、食事、テレビ. 14. 居間. 母、兄. 走り回り、ピアノ. 9. 居間、台所. 母、父、兄ぺ祖父おみやげ、祖父とやりとり. 18. 居間. 母、父、兄. 食事、アルバム. 28. 居間、寝室. 母、父、兄. 計量器、書き物、片付け. 24シャワー. 13. 浴室、居間. 母、父、兄. シャワー、着替え、歯磨き. 25団繁 26就寝. 6. 居間. 母、父、兄. テレビ、体重計. 2. 居閥、寝室. 母、父、兄. 挨拶. 18テレビ. 一78一.

(5) 早稲田大学人間科学研究. 第9巻第1号. については,気弱で主張もできないよりはいいが,. 事例1. 最近は意図した線をやや越えてしまったかとも思. 1996年 子どものおやつの要求(場面5). 1C: トンオーン(母の肩をたたく) 2M: はあい 3C: (台所の方に走っていく) 4M lやだあ、もうないの! 食べ過ぎ!. い,兼ね合いが難しいと感じている。仲間同士の. 協調性を学習するにはまだ年齢的に早いことはわ かっているが,「相手の気持ちがわかり,かつ必要. Noriちゃん、もうない。. なときには自已主張ができる子に育ってほしい」. 5C: うわ一ん(戻ってきて、片手を上げる) 6M: もうないの(動こうとしない) 7C: (母のそばにきて)いや一(ティッシュ. と現在は願っている。. (2)対象児の一目の生活場面. Noriが朝起きてから夜寝るまでの約13時間に,. 8M1. かかわった場所,対象と活動内容を示したものが. 9C1. 表1である。一日全体でみると,Noriがかかわっ. ペーバーを引き出す) (おかしそうに子の顔をみて)もうない よ. (ティッシュを破って)たった一. た物理的な場所は14箇所で,うち家庭内が4箇所で あった。また,Noriが直接かかわった社会的相互 交渉の対象者は19名で,うち家族が3名,家族以. 一9)と同時に,母親の応答の繰り返しも柔らかい調. 外のおとなが10名,子どもが6名であった。これ. 子に変化していく(1−4,1−6,1−8)ことがわかる。. らの物理的な場所と対象者,そしてそこでの活動. 母親は「子どものすべてが一心同体のようにわ. 内容よりNoriの一日の生活を26の場面に分割し. かり,逆にわかっていないと不安でもある」と語 っているように,子どもが何を要求しているのか. た。. (3)子どもの活動に対する母親の働きかけ. をすぐに理解している。「もうない」という応答を. 一日の社会的相互交渉を観察すると,Noriは他. 調子を変えて繰り返すことによって,直接のぷつ. 者の発話をほぼ理解するが,白らの発話は他者の. かり合いを先送りにした。母親は「ティッシュ出. 模倣にとどまる。要求があるときには自分が移動. しは欲求不満解消に便利である」と考えおり,子. して行動するか,母親に対する強い発声が何度か. どものこのような他行動の出現を利用し,気持ち. みられた。母親の発話および行動による子どもへ. を切り換えることで緒果的にはぷつかり合いを回. の働きかけの特徴と,それに対する子どもの行動 の始発および相手への注視などの応答,およびこ. 避した。また,同じことばの繰り返しについて母 親は,「自分でも時折くどいと感じることがある. れらの変容過程を一日の母子相互交渉の各場面と. が,はっきりとした応答がなく,子どもとのやり. 母親の面接調査からとらえる。Noriの一日26場面. とりが成り立たないことに不満を感じるときにこ. のうち,設定基準をみたす母子相互交渉は6場面. のようなことが多い」と語った。. あり,それらを以下のように「子どもの活動に対. 危険を伴う状況(事例2)では,母親は明確で直. する母親の応答」と「母親の発話への子どもの取. 接的な指示を,親が子どもに対して使うことばと. り込み」にわけてみていく。. 子どもレベルのことばとで繰り返した(2−2)。子ど. a)子どもの活動に対する母親の応答 Noriは午前中のおやつに食べたゼリーをもう. だ(2−3)が,母親はそれ以上にあわてることなく,. もはすぐに応答してテーブルを降りようとかがん. ひとつ要求するが,母親に拒否される(事例1)。. しばらくしてそばに行って子どもを抱いて降ろし. この要求は子どもの現在の言語能力からも,直接. た(2−4)。このような緊急時には,母親のことばか. 的に言及されたわけではない(1−1,1−3)が,母親は. けは非常に即時的,直接的におこなわれる。子ど. 子どもの行動からその内容をよく理解している(1. もの行動を抑制しようとする目的で発せられる母. −4)。子どもはさらに抗議のかたちで要求を続ける. 親のことばかけの頻度は,一日の生活のなかで比. (1−5,1−7)が,母親は「もうない」という応答を4. 較的多い。そのなかでも,行動を抑止するかどう. 回繰り返した。しかし,子どもの抗議が徐々に間. かの選択をある程度子どもに任す場面と,母親が. 接的に,かつ遊びの方向に向いていく(1−5,1−7,1. どうあってもすぐに制止させたい場面とがあり,. 一79一.

(6) 18か月児の社会化における母親の働きかけの機能. 事例2. ばかけは感嘆詞や呼称など間接的であり,注意喚. 非常時における母親の指示(場面11). 起の機能をはたすものであった(3−3,3−5)が,非言. 1C: (テーブルめ上に立つ) 2M: Noriちゃん、降りなさい。危ない。Nori. 3C:. 4M1. 語的なサイン(3−4),行動制止の意味のことばかけ. ちゃん、おんリ。おんり。 (母親の顔をみて、降りようとしゃがむ) (しばらくして子どものそばに釆て、テ ーブルからを抱いて降ろす). (3−6)へと具体的,直接的な方向に変化していっ た。子どもの反応も,自分の活動への集中(3−1)か ら母親への注視(3−5),さらに現行の行動の抑止(3. −7)へと,母親の働きかけに応じた明確な変化を示. 母親の働きかけおよびそれに対する子どもの応答. した。これはとくに危険な場面でもなく,母親も. に違いが示された。「Noriは日頃から,危険である. 切迫して行動の抑止を図ったわけではない。また,. という理由でテーブルにのってその向こう側の窓 自分の名前が呼ばれた段階で,何を母親が言いた. 母親はNoriがコードにそれほど固執していない ことがわかっていたため,名前を呼んで注意喚起 をおこなった。母親自身はこのような直接,間接. いかをよくわかっていたはずで,そのため子ども. 表現の使い分けを意識しているわけではないよう. の応答は素早かった。母親も子どもが呼称の意味. であるが,「理解させるために,どうしても叱らな. を十分に理解していることをわかっており,あわ. ければならないという場面以外で注意をひくため. てて対応する必要がなかった」と述べている。. に呼びかけることはあリ,子どもは敏感にその意. をのぞく行動を母親に禁じられており,この時も. Noriが電気のコードを引っぱる場面(事例3). 味の違いを理解する」と語った。. これらの事例から,自分の活動要求と母親の要. では,子ども自身は遊びの場面ととらえているが,. 母親は対象物に触ってほしくないため負の評価が. 請との問にギャップがある場合に,子どもはその. 繰り返しあたえられた(3−2,3−4,3−6)。最初のこと. 状況のなかでいずれを優先させるかを判断するた めに,まず母親の行動に注目し,表情やことばの. 事例3. 1C1. 電気のコード遊びへの母親の負の評価 (場面5). 収集しようとしていることがわかる。このような. (電気のコードを引っばって、物を落と. 場合,直接的な発話は母子いずれにとってもイン. パクトが強いため,両者がその前の段階で相手の. す). 2M: あっ、あっ、あっ、あっ、あっ。Noriち ゃん。(新聞に目を落として)No〜ri〜く ん。. 3C:. 4M1 5C: 6M: 7C:. れの働きかけを調整している過程がうかがえる。. 危険性の接近や時間的余裕などの状況によって母. (下唇を突き出して、首を振る) (母の顔に注目する). 親の指示は異なり,その意思は語調やことば使い,. 繰り返しのあり方や直接的な行動によくあらわれ. だ一め。. (コードをはなして、床にひっくり返っ. だ一め。ねっ。スネてもダメ!. し一ら. ない。. 9C:. 意思をとらえて次の活動を決定しようと,それぞ. (母の顔をみる). てむくれる). 8M1. 調子などから母親の要請の緊急性に関する情報を. (足で床を蹴って、目をこする。まだむ くれて足を左右にばたつかせ、からだを ゆする). ている。子どもの側もそれを理解し,指示が緊急. の場合にはすぐにそれに従うが,母親側に余裕が ある場合には自分の興味や要求を優先するなど,. 状況により母親の働きかけに対する応答の違いが 示された。. b)母親の発話への子どもの取り込み 母親は夕食時(事例4)に,子どもに食べさせよ. (笑い出す). 10M: 11C1 (表情がゆるみ、苦笑い) 12M:すごいにゃあ。(スーパーのチラシを見な がら). 13C1. うとして(4−1,4−3)まず遊びにつきあうことから. 始める。子ども2人と母親との夕食のなかで,テレ ビの番組が始まるまでに食べるよう促すといった. 今日は… ん(からだをゆすって)ぎゃあ、あ一(楽. 兄への対応からは,速く食べさせて夕食を済ませ. しんで足をばたつかせる). たいという母親の目標がうかがえるが,Noriに対. 一80一.

(7) 早稲田大学人間科学研究 事例4. 1M. 夕食時の母の. 第9巻第1号. 事例5. 食事への勧誘(場面19). 1M1. :(スプニンを子どもの口にもっていって). はい。 2C:(別の方向を向いている) 3M:はい、Nori。あ一ん。 4C:(右手にもった人形を差し出す). 1996年 踏切での電車の見挙り(場面9). (乳母車を踏切でと めて電車をみせなが ら)見えた一電車? ん? 電車、.見え. たか?今度あっちかね。ほらきた、バイ バ」イ。ほら電車さん、バイバーイ。電 草さん、バイバーイは? わ。バイバイ ね一。あ一、いっちゃった。電車さん、 バイバーイ。あ、もうひとつくる。もう. 5M三はい、お人形も、ぱっぱっぱっぱっぱ、 あ、食べた。 6C l(人形を動かす) 7M:はい、Noriちゃんも。(口にスプーンをも っていく) 8C1(口をあけない). ひとつ。. 2C: (電車を指さす) 3M: もうひとつ、あっちからくる。ほらきた 二。いっちゃった。もうひとつ見ようか なっ。もうひとつくるまで待ってようか. 9M1 まだ入ってんの?(のぞきこむ) 10C:(口を動かす). なっ。あ、きたき大。(小声で)行っちゃ. った。もういいか?. 11M:(人形の口にスプーンを近づけ)ぱっぱ. ん、. つぱつぱつ. 行く?. Noriちゃ. もうレ、レ、?. 4C: (半分寝ている) 5M: よいしょ。ん? どうしたの? 疲れち. 12C1(人形を母の方にさし出す) 13M:うまい、うまい、うまい、うまい。今度. だあれ? 今度Noriちゃん?(スプーンをNoriの. 6C1 7M:. 口に近づける). ゃったの? ん? あ一、ういうい。 う一ん。(歩き出して)え一き(駅)。Nori. ちゃんも、電車のりたいね一。. 14C:(スプニンを口に入れる) 15M:はい、おい.しい、おいしい?. あった(5−2)。この間,母親にはほとんど間断なく. どみられなかった。速く食べるように急かすこと. 発話がみられ,その内容は子どもの立場になって 電車に対することばかけや,子どもの気持ちをあ. はせずに,子どものぺ一スを保持し,むしろ遊び. えて代弁するような動機づけの機能をもつ発話が. につきあうことを通して子どもを動機づけようと. 目立った(5−3,5−7)。. してはこのような方向への直接的な指示はほとん. 試みている(4−5,4−11,4−13)。子どもも楽しみなが. このことに対して,母親は「以前に子どもが電. ら自然とそれに取リ込まれていき(4−6,4−12,4−. 車に手を振ったことがかわいく感じ,母親自身の. 14),食事が進んでいる。食事について母親は,「も. 思い込みから電車がきたら手を振ることを教え込. っと厳しく.しつけたかったが,夫の『楽しく食べ. んでしまったかも知れない」と語った。子どもが. ているのに小さいうちからガミガミ言いたくな い』という方針に従って妥協し,この日は人形を. 電車好きであることはよく理解しており,公園か. 利用してできるだけ食卓に座らせようとしたが,. るタイミングについては「形式的には子どもに尋. こρしつけ方針については迷いがある」と語った。. ねるが,実際には自分が飽きてしまったり,その. 戸外での移動など,大きな範囲での行動の決定. 日の気温や,眠くなる前に昼食を済ませたいなど. は,この18か月時の段階ではほとんど母親主導で. の日程によって母親自身が決定している」と述べ. おこなわれるのが一般的と考えられ,本児もその. た。. らの帰り道には毎日電卓を見にくるが,引き上げ. スーパーでの買い物時(事例. 例外ではない。しかし,その決定過程ではつねに. 6)には母親の独話. 子どもに語りかけ,子どもの気持ちを確認してい. が観察された。これは内容的には夕食の材料に関. る。駅前の踏切で電軍を見ているとき(事例. してであリ,子どもからの具体的な応答が期待さ. 5)に,. 母親は日頃からの子どもの電車好きをよく理解し. れているはずはない。しかし一方で,おとなの独. た上で,繰り返し子どもへの確認やことばかけを. 話としては声が大きくはっきりと聞き取れ,第三. している(5−1,5−3)。子ども自身の反応は,電車に. 者であ.る子どもの存在を意識した発話であると考. 見入ったり通り過ぎる電車を指したりする程度で. えられる(6−1)。同様の独話は一日の生活の他場面. 一81一.

(8) 18か月児の社会化における母親の働きかけの機能. 事例6. れは「ひとつのことに固執しない」という母親の 子ども像や「自分でもくどく何度も繰り返すこと. スーパーでの買い物(場面9). 1M:眠いの? もう眠い? なに買ってこっ かな一。烏肉あるから。ん?. がある」という母親自身の行動傾向の自已分析を 越えて,この年齢の母子の特徴ともいえる(正高,. 2C: 3M:ばあ一。きのうから、つい一・ しょ。それからっ。. (ia)。よい. 1991)。しかし,この過程ををもっと詳細に追って. いくと,これらはただ単なる物理的な繰り返しで. 4C:ふあい. はなく,ことば使いや語調,表情の変化に,両者. 5M:は一い、はい。. のとらえる意味や意思の変化がうかがえる。. においてもいくつか観察され,母親の意識的,無. 緊急時や母親がどうしても譲れない状況では,. 意識的なことばかけにかかわらず,結果的に子ど. 直接的なことばかけが強い調子で何度も繰り返さ. もは母親の発話の相手として重要な役割をはたし. れた。子どもは語調によって母親を注視し,その. ている。母親が「献立や夫の愚痴など,応答が返. 表情から次の活動を決定する。緊急時には比較的. ってこないことを承知で子どもをいい話し相手に. すぐに母親の要請に従うが,子ども自身の要求が. するのは,もっと小さい赤ちゃんのときからあっ. 高い場合には抗議を続けるといった場面も示され. たかも知れない」と語っているように,このよう. た。また,子どもの行動に対する母親の評価にお. な語りかけもほとんどが無意識になされているよ. いても繰り返しがみられた。母親の子どもの活動. うであつた。. の制止を目的とした働きかけは,その場面におけ. 以上の3事例から,子どもの応答や注意喚起を. る許容範囲では,感嘆詞や呼称などによる注意喚. 期待するときには,かなり意識的に子どものぺ一 スや興味に合わせて働きかけをおこなっているこ. 起などの間接的な表現にとどまり,行動の選択は 子どもに任される。ところが,母親にどうあって. とが示された。また,それ以外の場面でも,母親. も子どもの行動を抑制する意思がある場合には,. は無意識のうちに子どもに話しかけている場面が. 働きかけは間接的なものに始まり,表情や非言語. 多くみられた。他者がいくら働きかけても,興味. 行動からことばによる直接的な制止へと,徐々に. や注意の範囲によっては子どもが気づかないこと. 直接的な方向への変化が示された。子どもの反応. もあり,おとなと同等に会話の相手としての役割. にも,母親への注視から行動の制止,次の活動へ. を担うという意味とはかなりの問隙があるものの,. と,母親の働きかけに対応する明かな変化がみら. 子どもはこのように自然なかたちで発話に参加さ. れた。. 母子のやりとりの変化の過程で,子どもは母親. せられている。このような過程で,子どもはいつ の聞にか会話にとり込まれ,ときには母親の模倣. の表情や語調,非言語行動に注目し,その状況に. や腹話などに触れ,発話のなかで示される相手の. 関する情報を収集し,次の行動を制御しているこ. 意思のとらえかたや会話はこびの一般的なルール. とから,社会的参照(social. などを経験する機会をもつものと考えられる。. (Campos,Barrett,Lamb,Go1dsmith,&Sten−. 考. referencing). berg,1983)の現象がみられることがわかる。母親. 察. も,まず子どもを自分に注目させて,できるだけ. 18か月時の子どもの一日の生活の観察から,母. 問接的な方略で相手に意思を気づかせようといく. 親の働きかけの特徴とそれに対する子どもの応答. つかのサインを使い分けている。ここから,両者. のあり方の特薇を検討した。全体的には,小学生. が相手の意思と自分の行動とを調整している過程. (上村・田島,1995)や4歳児(分析中)の社会的相. がうかがえる。しかし,母親が意識的にサインと. 互交渉と比較して,ひとつのやりとりの持続時問. して表情や語調,非言語行動を送るのは,危険の. やそれぞれの活動に従事する時間は短かった。内. 接近(緊急時はもちろんこれだけには留まらず,. 容的には,同じ行動や言語内容の繰り返しがどの. 母親が手を出したり連れ去ったりする)やしつけ. 状況においても非常に多いことが観察された。こ. として子ども自身に理解させたいときであること. 一82一.

(9) 早稲田大学人間科学研究. が面接調査で明らかにされている。それ以外では,. 第9巻第1号1996年 を想定した働きかけや応答がおこなわれ,すなわ. 母親自身の活動や日程,周囲の状況などによって. ちそこにはつねに対話性原理が存在すると考えら. 母親のことばを借りれば「かなりいい加減に判断. れる(Wertsch,1991)。こ. するか,あまり気にしないで」対応がおこなわれ. たやりとりの経験は,乳児期から主たる養育者で. の対話性原理に基づい. ている。すなわち母親自身が要所として押さえる. あり,社会の体現者である母親との社会的相互交. 以外は,・サインの使い分けはむしろ無意識に近い. 形でおこなわれていると考えられる。子どもの側. 渉のなかではじまっているものと考えられる。 Mil1er&Moore(1989)が他者とのやりとりのな. も,日頃からどこで何をし,それに対して母親が. かでの子どもの自己について語ることと認識形成. どう対応するかという.経験を十分に積んでおり,. との関係を論じているように,本研究の結果にお. それをふまえた社会的参照がおこなわれている。. いても,まず母親との実際のやりとりに自然に参. 母子の間でおこなわれる行動調整は,お互いの意. 加することが積極的に促進されることが示された。. 思と要求とのかけひきであるといってもよい。・. 18か月時という年齢では,母親主導で活動が選. その過程においては,母親が子どもに教え込む というよりは,ことばかけと行動の変容や繰り返. 択されることが多いが,その実際の過程を観察す. しのある働きかけに触れさせることによって,や. ると,母親が一方的に決定を下しているわけでは. りとりの対象である母親の意思やその場の状況を. ない。子どもの理解や応答の有無にかかわらず,. 理解させる過程が示された。やりとりのなかでは,. 母親はつねに子。どもに気持ちを確認したり,代弁. 相手の行動から意思や立場を想定し,自分の行動. することを繰り返して動機づけするような語りか. けをしている。母親によれば形式的におこなわれ. を調整していかなければならないが,母親は子ど もにそれを獲得させるために,調整のための手が. ているものもあるが,これも子どもの応答や発話. かりを少しずつ与えていく。もちろん母親も,や. の発現の機会をあたえるものである。また,一日. りとりのなかで子どもの対等な相手として積極的. のなかで子どもが側にいるときに出現する母親の. に取り込まれ,自分自身の行動を調整,変化させ. 独話は,意識的にも無章識的にも子どもを対象と. ていた。このような参加者相互の調整の過程をと. した発話であることが示された。このような諸例. おして,子どもは他者の行動および態度の変化へ. より,子どもは自然なかたちで会話のなかに取り. の敏感さと,その使い分けを学習する機会をもつ. 込まれ,相手の働きかけの変化ややりとりに参加. ものと考えられる。. する経験をもつようになるのである。これは母親. 引用文献. が子どもを意識的に取り込もうとする場合にはも. っと顕著にみられる。子どもの気持ちを理解し注. Barker,R.G、&Wright,H,F.1951. 意を自分のほうに向けるために,一方的に統制す. ろoツも. るのではなく,子どもの発話や活動を腹話するこ. Brothers.. とをおこなっている。とくに,食事やおむつ替え. 6〃.. New. 0刎. York,NY:Harper&. Campos,J,J.,Barrett,K.C.,Lamb,M.E、,. などの日常的なルーティンでは,子どものぺ一ス. Go1dsmith,H.H.,&Stenberg,C.1983. を保証し,対等な相手として遊びにつきあうこと. をとおして,子どもを動機づけていた。子どもは. Socioemotiona1development. In P.H. Mussen(Ed.),肋〃肋oo尾ゲ6〃〃力眺ゐoム. 自然にそれに取り込まれ,また母親自身も楽しみ. ○馴,砂o1.2.New. ながら目的が達成されていく過程がうかがえた。 そして,経験した働きかけを自発的に模倣したり,. Wi1ey. &Sons. Lave,J.1988. 他者のことばを腹話したりすることをとおして,. Cog〃肋o〃加力〃6ま北θ、Boston,. MA:Cambridge. 社会的相互交渉に参加しているという意識や一般. York,NY:Jobn. University. Press.. Lave,J.&Wenger,E.1990S乞肋肋肋7〃一. 的なルールを獲得する。. ξ螂工昭肋㎜柘〃ψ加〃力α材た伽肋〃.. 社会的相互交渉においては,相手の意思や応答. 一83一. Institute. for. Research. on. Leaming. Report,.

(10) 18か月児の社会化における母親の働きかけの機能 No.IRS. 正高信男. 上村佳世子・田島信元. gO−O013、. 1991. 言語起源論. 紀伊国屋書店. Miller,P.J.&Mbore,B.B.. through. perspective. stories.. on. 1989Narrative. Vygotsky,L.S.. A. Scribner,&E,Soubemen,Eds.).Cam−. 日本語学,. bridge,MA:Hamard. 6〃加〃. 月2ゆε6ガoθ∫o〃∫06あ吻8肋κ6. 60g〃栃o〃.Washin鋲on,D.C.:American Psycho1ogical Rogoff,B.. 1990. G.&. Association.. child. λ力ψκ〃多6θ∫ゐφ加肋加尾タ勿荻. York,NY:Oxford. University. C. Press.. 東京外国語大学論集,・48,203−228.. 妙卯0α6ゐ広0刎θ励α肋α0肋〃.. Cambridge,MA:Harvard. Budwig,N.A. dyad」as. a. University. Press.. problem. 1980. The. solving. adult−. syste血.. Dω召肋刎θ〃,51.1215−1221.. 付. 田島信元・上村佳世子 1994認識の社会的構成 の過程一マイクロメゾジェネティック・アプ ローチ. Press.. Wertsch,J.V.McNamee,G.D.,McLane,J.. Cog〃物θ6ωε肋肋〃伽∫06〃60物妨. New. University. Wertsch,J.V.1991吻㈱げ〃〃ガS06加一. 10,63−72,. 1991. 加∂・肋∫06杉砂jτ脆θ. 6ωθ肋刎θ力fぴゐ幼〃力W乃010純α1. Resnick,L.B.,Levine,J.M.,&Teas1ey,S.. D.. 1978. 仰o㈱∫召∫(M.Cole,V.Jo㎞一Steiner,S.. SOCializatiOn. E励o∫,17,428−449. 茂呂雄二1991教室談話の構造. 人間科学研究,8,. 75−84.. conjunctionsofcaregiverandchild= comparative. 1995子どもの仲問同士. の交渉と意思決定過程. ことばの誕生一行動学から見た. 記. 本研究は,1994年度特定課題研究(94A−156)の 助成をうけておこなわれた。. 一84一.

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参照

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