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小林 春記
さん 昨年の暮れに金明町の田んぼから採取してきた枯れたクサワラビの胞子葉を田土と一諸にヨーグルト の空容器に入れ、水を切らさないように管理していた。7月になって水の底に小さな緑の芽が見えてき たと思ったのもつかの間、以前からその存在が判っていた小さな巻貝が緑の芽を全て食べてしまったの である。その後、小さな小さな仔貝が沢山出現した。それが餌の無くなった容器から脱出を図って縁ま で上がってくる。その大きさは 粟 粒ぞくりゅうほどで、ルーペで覗のぞくとタニシに良く似ている。(写真①)ネッ トで調べてみたが良く判らない。マメタニシかヒメモノアラガイではないかと思う。同時に知ったのは 草食系脊椎せきつい動物(人間も含め)の肝臓に寄生する 蛭 状ひるじょう吸虫カンテツ(肝蛭)の中間宿主にヒメモノア ラガイがあると。触さわらぬ神にたたり無しと、即刻全て処分した。したがってクサワラビの培養は完全 な失敗に終わった。 先月号の話のセンボンヤリの穂が開いた。(写真②)それは2日ほどで散ってしまうが、次々と茎が 30センチほどに伸びて綿毛(タンポポのように風に乗って飛んでゆくことも無い)を展開する。千本 には程遠いが、7月末現在12本の茎がたちあがっている。 庭のハナモモ(源平枝垂れ)が沢山の実をつけている。梅の実ほどの大きさで食べられなくも無いが 旨くも無い。地に落ちたものが翌春に芽を出してそのまま育つと、親と同じ紅白咲き分けの花が咲くの である。今年は3代目の木に花が咲いた。そんな果実にシャム双生児のような実がいくつかあって、今 回は果肉を丁寧に外して核を調べてみた。(写真③④)花のめしべが2本に分離していても子房の分離 が不完全なためその程度によって双頭果に差が生じるものと思う。子こ福ぶくざくら桜というサクラは複数のめし べを持つことで知られているが、これも実をつけたら同様な果実を観察できるであろう。残念なことに 金明町氷川神社近くにある数本の子福桜に果実を見たことが無い。 原稿の提出などで度々伺う環境課のカウンターに各種の花の種子が沢山置いてあった。まとめて20 袋も頂いてきて、観察会のメンバーに配って、自分でも2種のタネを蒔いてみた。どれも発芽したが、 マツバボタンの成長は思わしくなくスベリヒュ(たぶん)が何本も生えてきた。(種子が紛れ込んでい たようだ)一方ヒャクニチソウは順調に育って美しい花が咲いた。(写真⑤)昔(50年以上も前)育 てたものより改良されているのか大変色が鮮やかである。種子を配った先方ではどんな花が咲いただろ うか。 綾瀬川畔(宮代橋~八条大橋)----7月21・28日 ヒメジョオン セイヨウタンポポ ギシギシ シロツメクサ カタバミ アカツメクサ オシロイバナ ノゲシ イヌビエ オッタチカタバミ ユウゲショウ ワルナスビ コヒルガオ カヤツリグサ ツユクサ ヤブガラシ ゼニアオイ ノブドウ ヘクソカズラ エノコログサ オヒシバ ヘラオオバコ スズメノヒエ マルバアサガオ クサイクコ コニシキソウ シマスズメノヒエ フウセンカズラ セイバンモロコシ カラスウリ カントウヨメナ メヒシバ ムラサキカタバミ アレチマツヨイグサ セリ アカメガシワ コガマ イヌホオズキ コマツヨイグサ ヤナギハナガサ アレチノギク イヌガラシ シバ ザクロ オオアレチノギク セイヨウハッカ ヒメガマ ニワホコリ ヒルザキツキミソウ イモカタバミ ヒルガオ ムラサキシキブ(白花)ハタケニラ ニラ コグンバイナズナ タチスズメノヒエ コセンダングサ アメリカオニアザミ アレチマツヨイグサ イヌビエ キンケイギク アカカタバミ オヒシバ ホソムギ ボタンクサギ ヤブヘビイチゴ フヨウ ハキダメギク オランダハッカ アサガオ(紫)2
加納 正行
さん桜の木が危ない
!!
外来種カミキリムシ(アロミア・ブンギー)が発生
7 月 3 日に行った稲荷小学校 3 年生の葛西用水自然観察会の際、児童がソメイヨシノにいたカミキリ ムシを捕まえ、持ってきて名前を聞かれた。見たこともないカミキリムシであったので、調べてくると いって成虫を持ち帰った。その時、改めて桜の木をよく見ると、数匹確認でき、成虫のいるサクラを見 ると、オレンジ色の木屑のようなものが落ちていて虫孔やヤニが複数あった。(公財)埼玉県生態系保 護協会に鑑定を依頼したところ中国、台湾、ベトナム周辺に生息するアロミア・ブンギーではないかと のことであったが、農水省横浜植物検疫所に同定を依頼、その結果アロミア・ブンギーという外来種の カミキリムシであった。 アロミア・ブンギーは 2012 年に愛知県(平成 25 年度病害虫発生予察報第 2 号 愛知県)で発見され たのが最初で国内 2 例目とのこと、海外の報告ではサクラ、ウメ、カキ、モモ、ザクロ、オリーブ、ヤナギ、 コナラなど多くの樹種に寄生し被害を与えることが報告されている。 同定されたことから、有志による成虫の捕殺を始めたところ、7 月 5 日~7 月 12 日まで成虫を5-15 尾/日(計約 80 尾以上)捕殺した。7 月 13 日以降は羽化時期が終わったのか、あるいは発生が減少し たためか、フラス以外は確認されなかった。しかし 13 日以後にも採集したとの情報があり、7 月中旬 まで発生していた模様。 発見後、外来種と同定された段階で草加市環境課に報告したところ、異例の速さで「広報そうか」、 町会の回覧などで市民へ周知され、みどり公園課による被害状況の調査が市内で行われている。 当支部は、被害が拡大し他地区にも及ぶことを懸念し、11 日にプレスリリースをした結果、東京新 聞、埼玉新聞に掲載された。その結果残念なことに、昆虫採集マニアが捕虫網を手に集まり、成虫のみ ならず、幼虫を採集するため樹皮を堀っていた者もいた。事情を話し他に拡散しないようにとお願いす ると、「標本にする」、「捕殺に協力しに来た」とか、いろいろな言い訳を聞いた。現時点では特定外 来生物ではないので、ただただお願いのみが実情だったが、幸いなことに、羽化の最盛期を過ぎていた ので、殆どの人が採集できなかった。しかし、来年にはかなりの採集家が草加に集まるのではないかと 懸念している。 7 月 17 日に農水省横浜植物検疫所、県病虫害防除所、市環境課と関係部署と私どもによる現地調査 が行われ、被害状況を確認した。その後、支部では葛西用水周辺に植栽されているサクラについて独自 に被害木調査を行った。(下記資料) その結果、複数の公園、学校にも被害木があることが判明。さらに 7 月 10 日の調査時、未被害木に 成虫がいたのを発見し捕殺した同じサクラから、8 月 17 日の調査では新たにフラス(糞と木屑)が出 ているのが確認された。このことからも、生育範囲が拡大しつつあり、早急の駆除対策が必要である。 周辺住民からの聴き取りによると、被害は数年前から出ていたとのことであった。発生源は外国からの パレットによるものと推測される。これは外国の事例によると木製のパレットの例が多いこと、葛西用 水周辺は工場地域であり、発生国からの木製パレットを使った製品輸入があったのではと思われること から、輸入時に持ち込まれたパレットに卵ないし幼虫がいたことが原因の可能が大であると思われる。 したがって駆除対策とともに、周辺工場の聴き取り調査等で原因究明をする必要があると思われる。 もし、次頁の写真ようなフラス(木くず)が、ほんのわずかでも出ていましたら、環境課へ連絡して ください。3 埼玉県生態系保護協会草加・八潮支部の被害状況調査結果(~8/15) ・東京葛西用水草加・流山線青柳新橋上流左岸 22 本、右岸 20 本、青柳新橋下流左岸 7 本、右岸 5 本 (伐採木、枯死木も含む) ・青柳公園 8 本・青柳小 2 本・稲荷小 3 本・稲荷工業団地グランド 3 本 ・稲荷公園 1~2 本、*稲荷南公園 4 本、*稲荷下根公園 4 本(注:*印は要追跡調査) 葛西用水青柳新橋上流では特に被害が多く、左岸 22/30 被害率 73%、右岸 25/37 被害率 68% <Aromia bungii(アロミア・ブンギー)について> ・種 名 Aromia bungii(カミキリムシ科)和名:未定 中国名:桃紅頸天牛 ・分布域 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム北部 ・形態・生態 成虫の体長 28~37mm 光沢のある黒色、前胸は明赤色、中国では 1 世代に 2~3 年か かるとされている。幼虫は 4 月中旬に摂食を開始、6 月下旬ごろ蛹化、6 月下旬~8 月 上旬に成虫、老木や傷んだ樹木の割れ目に産卵し 8~9 日に卵が孵化。 ・防除対策 現時点では適用農薬はない。成虫の捕殺、フラス排出を確認したら掘り出して捕殺。衰弱 した樹は伐採・焼却処分。 (平成 25 年度病害虫発生予察特殊報第 2 号(愛知県)による) 参考:EPPO((ヨーロッパ地中海地域植物防疫機関)によれば、ドイツ、イタリア、イギリスなどでも、 中国などからの輸入パレットから発生し、果樹などの被害が出たとの報告がある。 アロミア・ブンギーのフラス(幼虫の糞)根元 だけでなく高いところに(max.約 2.7m) アロミア・ブンギーの フラス(幼虫の糞)全周囲 東京葛西用水 青柳堰周辺 街路樹(ソメイヨシノ) アロミア・ブンギーの フラス(幼虫の糞)初期
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島田寿々子
さん 綾瀬川周辺(綾瀬橋~綾瀬川橋) 相変わらず酷暑が続いている。1ヶ月前に刈り取られた河川敷は早や草がのびているが、かろうじて歩 ける状態である。大半は 50 センチ位にのびたセイバンモロコシの若苗、それに大きな葉を広げたナガ バギシギシやエゾノギシギシの大株。ヘラオオバコも沢山再生しているが、春先のようにみずみずし いものではなく、茎も細く弱弱しい感じである。 川近く刈り残されている所にはオギ ヨシ セイタカアワダチソウ オオブタクサが2メートル余 りの高さで立っている。そこに咲いている花は、ほとんどがヤブガラシである。 この際岸辺にある草を見ておこうと、流れに沿って下る。マメアサガオ スズメウリ センニンソ ウ ガガイモ カラスウリ カナムグラのつる性植物の群生を確認する。これから花を見るのが楽し みである。又ところどころに1メートルぐらいのアレチウリがあった。どんどんつるを伸ばして、は びこってくるだろう。 今月になって咲き出したものは、タコノアシ スベリヒユ センニンソウ ホウキギク カヤツリ グサ類である。タコノアシは絶滅危惧種である。幸いにも草刈から除かれて河川敷に残った。直立し た茎の先にタコの足のような花かじょ序をつけて、白い花を咲かせている。 氷川神社脇の公園のフェンスには除草剤にもめげずにキカラスウリの実がなっている。径7~8セ ンチもあろうか、大きい。草に隠れた格好なので残っているが、丁度子供の目の高さにあった2個は採 られてしまった。 アロミア・ブンギーの幼虫 38mm アロミア・ブンギーの成虫 交尾中(上がオス、下はメス) アロミア・ブンギーの虫痕 伐採木ーの食害 樹皮下の形成層が被害5 数は少ないが河川敷の木の実はオニグルミ センダン ノイバラがたわわについている。 セミの仲間はアブラゼミとミンミンゼミが鳴いている。 蝶ちょうはアゲハ類が多い。アゲハ キアゲハ クロアゲハ アオスジアゲハなど。ここ数年見られなかったスジグロシロチョウを今月は見ることが 出来た。モンシロチョウに似ているが、少し大きめで食草はキャベツではなく、野生のアブラナ科の植 物、タネツケバナやイヌガラシである。飛ぶ場所も木陰などを好む。 河川敷で羽化したばかりと思われるキタテハ3頭に出会う。まだ濡ぬれているような初々しさで翅はねの 模様が鮮明。暑いこの時期は1ヶ月ほどで1世代を終わるので、先月産卵を見た卵から孵かえった蝶かも 知れない。この蝶は春から秋までに5回ほど世代を繰り返し、成虫で越冬する。 今月の開花は124種である キク科 セイヨウタンポポ ヒメジョオン アレチノギク ヒロハホウキギク ホウキギク ノゲシ オニノゲシ ヤブタビラコ ノボロギク ハハコグサ タチチチコグサ チチコグサモドキ チチコグサ ウラジロチチコグサ ハキダメギク タカサブロウ アメリカオニアザミ カントウヨメナ コセンダングサ キバナコスモス ゴマノハグサ科 トキワハゼ アゼナ シソ科 マルバハッカ ホトケノザ カタバミ科 カタバミ アカカタバミ オッタチカタバミ イモカタバミ ムラサキカタバミ バラ科 ヤブヘビイチゴ キンポウゲ科 センニンソウ ケキツネノボタン ナデシコ科 ハコベ コハコベ ツメクサ ムシトリナデシコ ムラサキ科 ハナイバナ アブラナ科 タネツケバナ ナズナ マメグンバイナズナ イヌガラシ スカシタゴボウ タデ科 ギシギシ ナガバギシギシ エゾノギシギシ アレチギシギ イヌタデ オオイヌタデミ マメ科 シロツメクサ アカツメクサ ヒユ科 イヌビユ ホソアオゲイトウ ブドウ科 ノブドウ ヤブガラシ トウダイグサ科 コニシキソウ ニシキソウ エノキグサ アカメガシワ アカバナ科 ユウゲショウ ヒルザキツキミソウ メマツヨイグサ コマツヨイグサ ベンケイソウ科 タイトゴメ タコノアシ ヒルガオ科 ヒルガオ コヒルガオ アメリカアサガオ ウリ科 カラスウリ キカラスウリ ナス科 ワルナスビ イヌホオズキ ヒヨドリジョウゴ クマツヅラ科 クマツヅラ ヤナギハナガサ ヒメイワダレソウ イネ科 スズメノカタビラ イヌムギ ネズミムギ ホソムギ コスズメガヤ オニウシノケグサ カモジグサ アオカモジグサ ニワホコリ エノコログサ ジュズダマ セイバンモロコシ シマスズメノヒエ オヒシバ メヒシバコメヒシバ イヌビエ ケイヌビエ タイヌビエ カヤツリグサ科 メリケンガヤツリ カヤツリグサ コゴメガヤツリ ハマスゲ タマガヤツリ ヒメムツオレガヤツリ ユリ科 ヤブカンゾウ ニラ オオバコ科 オオバコ ヘラオオバコ ツボミオオバコ アカザ科 シロザ
6 アオイ科 ゼニアオイ タチアオイ アカネ科 ヘクソカズラ ラン科 ネジバナ スベリヒユ科 スベリヒユ ツユクサ科 ツユクサ オシロイバナ科 オシロイバナ ヤマノイモ科 ヤマノイモ イグサ科 クサイ クワ科 クワクサ ガガイモ科 ガガイモ キキョウ科 ミゾカクシ ヒナキキョウソウ ツルナ科 ザクロソウ セリ科 セリ アヤメ科 ニワゼキショウ サトイモ科 カラスビシャク
緑花文化士 河野省子
さん ○ 5月に刈り取られて、芝地となり、きれいになった松原団地の芝生は、6月になると「元の 木阿弥も く あ み」、雑草生い茂る草っ原となってしまった。芝生をきれいに維持するためには、日々のたゆまぬ 手入れが必要なので、ゴルフ場、野球場、サッカー場などには専門のグラウンドキーパーがいて、芝 刈、、潅水かんすい、施肥、補修などのたゆまぬ努力を続けているのである。団地の芝生のように1回草刈を したきり数ヶ月も放ったらかしではすぐに日当たりを好むいわゆる雑草たちの侵入を許してしまうので ある。 芝生や道端の緑地、空き地の草木の開花状況を報告する。 ○ 急速に市街化の進む市内では、世代の交代による相続税の問題や農業のやり難さ等もあって屋敷林 の喪失そうしつや田畑の減少があり、河川改修等によっても、心和なごませる緑地はどんどんなくなってしまいつ つある。ヨーロッパを旅すると、市街地には必ず広大な公園が整備され、各家は門前や窓辺を鉢やプラ ンターの草花で飾り、とても美しい。そこで、私たちも一人一人がそれぞれの方法で人工なりと言えど も緑を取り戻す工夫をしてはどうだろうか、と提案したい。 我が家はマンションだが幸いベランダが広い、そこでいろいろな草木を植えて楽しんでいるのだが、 工夫次第でかなりの熱帯植物も、何とか越冬させることができる。フィールドを歩いていると、ちょっ とした空き地や玄関先などに、花が植えられているのに気がつく。そのことも踏まえて、園芸植物の開 花状況も調べて報告していきたい。名称は、和名よりも通称のほうがわかりやすいものもあるので、そ の場合はそちらを取り上げることとする。 ○ 観察雑感 その1.ゼラニウムのこと ヨーロッパの街角やベランダを飾る手軽な花としてゼラニウムがあるが、これは日本の酷暑には弱い。 そのために、避寒のほかに耐暑の問題もあり、照り返しの強いコンクリート造りのベランダでは暑さで バテてしまうのが現状であり、いかに夏を乗り切らせるかに苦慮する。冬から春にかけてがゼラニウム の美しい季節となっている。 その2.ジャカランダ 世界の三大美花木の1つであるジャカランダが、宮崎あたりで話題となっており、名所を訪れる海外7 ツアーもあったりする。我が家のベランダで30年ばかり前に種子を播いて育てたものが、ここ5年ほ ど毎年花を咲かせているが、花時はまちまちで、昨年は6月初旬に咲いたが、今年は例年になく遅く、 7月になってやっと開花した。 その3.ムクロジ(無患子)のこと 松原団地のAの大公園(西口公園)の一角にムクロジの木が植えられている。団地の大規模改築に 当たり公園も改修され、その際、樹木の植え替えが行われ、ムクロジも植え替えられた。本来は「子に 患 わずら い無きように」との祈りをこめて、母子像の脇に植えられてあったのだが、今は別れ別れになって しまった。6月17日に木の下に散り敷いた雄花で、開花がわかった。同属のモクゲンジが色鮮やか なのに対して小さな黄緑色の目立たない花だった。 その4.きのこのこと 7月2日に、松並木を散策していて、ハープ橋のたもとの松の木の根元の芝生に茶色いきのこが三々 五々といくつかの群が生えているのに気付いた。調べるとヌメリイグチとわかった。傘が傷んでいる のもあった。数日後には跡形もなく消えてしまった。 その5.キカラスウリのこと 外環をランニングコースにしている夫が、原町2丁目の外環側道沿いでキカラスウリが大きく繁茂 しているのを見つけて花と葉を取ってきてくれた。草加西高校の開校当時、何らかの植栽品に紛まぎれて やって来て繁殖して、防球ネットに盛大にからみついて大きな実を成らせていたのが、近年はさっぱり 見られなくなって、淋さみしく思っていたのでうれしかった。 6月15日から7月28日にかけての、松原団地周辺の開花種(木本を含む) (双子葉類) きく科 ヒメジョオン、セイヨウタンポポ、ノボロギク、ノゲシ、ウラジロチチコグサ、 ヤブタビラコ、アメリカオニアザミ、ハキダメギク、オオアレチノギク おおばこ科 オオバコ、ヘラオオバコ ごまのはぐさ科 ツタバウンラン なす科 ワルナスビ、タマサンゴ、アメリカイヌホオズキ、ヨウシュチョウセンアサガオ ひるがお科 ヒルガオ、コヒルガオ、アサガオ あかね科 ヘクソカズラ もくせい科 トウネズミモチ あかばな科 ユウゲショウ、ヒルザキツキミソウ、オオマツヨイグサ、マツヨイグサ、 コマツヨイグサ、アレチマツヨイグサ うり科 キカラスウリ(外環沿い) あおい科 ゼニアオイ ぶどう科 ヤブカラシ、ノブドウ とうだいぐさ科 コニシキソウ かたばみ科 カタバミ、オッタチカタバミ、イモカタバミ まめ科 シロツメクサ べんけいそう科 タイトゴメ、マルバマンネングサ あかざ科 シロザ すべりひゆ科 スベリヒユ おしろいばな科 オシロイバナ やまごぼう科 ヨウシュヤマゴボウ たで科 ギシギシ、ヒメツルソバ (単子葉類)
8 らん科 ネジバナ かやつりぐさ科 ハマスゲ いね科 イヌムギ、ネズミムギ、エノコログサ、シマスズメノヒエ、オヒシバ、 セイバンモロコシ、メヒシバ、コメヒシバ、イチゴツナギ、ホソムギ あやめ科 ヒメヒオウギズイセン やまのいも科 ヤマノイモ ゆり科 ヤブカンゾウ、ハタケニラ (菌 類) いぐち科 ヌメリイグチ 花壇の花、鉢植えの花(植栽されている植物) きく科(ヒマワリ、ヒメヒマワリ、マリーゴールド、ヒャクニチソウ、ハナガサギク、コスモス、キバ ナコスモス、オオキンケイギク、シャスタデージー、ガザニア)ききょう科(キキョウ)すいかずら科 (アベリア)のうぜんかずら科(ノウゼンカズラ、アメリカノウゼンカズラ、ジャカランダ)ごまのは ぐさ科(キンギョソウ、トレニア)なす科(チョウセンアサガオ、ヨウシュチョウセンアサガオ、キダ チチョウセンアサガオ、ニオイバンマツリ、ペチュニア、ミリオンベル、タマサンゴ)しそ科(サルビ ア、ムラサキサルビア、ミント)ふじうつぎ科(ブッドレア)くまつづら科(ハリマツリ、コムラサキ シキブ、ランタナ、バーベナ、サンジャクバーベナ、ボタンクサギ)ひるがお科(アサガオ)はなしの ぶ科(オイランソウ)あかね科(ペンタス)きょうちくとう科(キョウチクトウ、ニチニチソウ)いそ まつ科(ルリマツリ)あかばな科(オオマツヨイグサ)のぼたん科(シコンノボタン)みそはぎ科(サ ルスベリ)うり科(ニガウリ)しゅうかいどう科(ベゴニア・センパーフローレンス)とけいそう科 (トケイソウ)あおい科(タチアオイ、モミジアオイ、ムクゲ、フヨウ、ウキツリボク)にしきぎ科 (マサキ)つりふねそう科(ホウセンカ、インパチエンス)むくろじ科(ムクロジ)みかん科(キンカ ン)とうだいぐさ科(ハナキリン、ハツユキソウ)ふうろそう科(ゼラニウム)のうぜんはれん科(ノ ウゼンハレン)かたばみ科(イモカタバミ、ムラサキカタバミ)まめ科(ハギ、エンジュ、イヌエンジ ュ)ばら科(シロバナシモツケ、バラ)ふうちょうそう科(セイヨウフウチョウソウ)おとぎりそう科 (キンシバイ、ビョウヤナギ)きんぽうげ科(クロタネソウ)もくれん科(タイサンボク)さぼてん科 (ゲッカビジン、ペレスキア)ひゆ科(センニチコウ)なでしこ科(スイセンノウ)つるな科(ハナズ ルソウ、マツバギク)すべりひゆ科(マツバボタン、ハナスベリヒユ)おしろいばな科(オシロイバ ナ)たで科(ヒメツルソバ、オオケタデ)らん科(コチョウラン、オンシジウム、カトレア・ミディ) かんな科(カンナ)つゆくさ科(ムラサキツユクサ)あやめ科(グラジオラス、ヒメヒオウギズイセ ン)ひがんばな科(サフランモドキ、インドハマユウ)ゆり科(アガパンサス、コオニユリ、オニユリ、 フイリギボウシ、ノカンゾウ)あるすとろめりあ科(アルストロメリア)
菅 藤男
さん あやせ新栄ビオトープだより アシナガバチ注意 7月23日、旅行から帰って溜たまっていたメールを読んでいたら、20日付でY氏からアシナガバチ の画像が送られてきていた(写真A)。iphoneのメールで文字化けして肝心のコメントが読め ない。なんとかエンコードしてみると“ウマノスズクサの近くに8㎝ぐらいのアシナガバチの巣あり。 注意”とだけ。画像と原色昆虫図鑑Ⅱと見比べるとセグロらしいが写真の解像度が低くハッキリしない。 巣のありかはトンボ池の駐車所側フェンス付近で普段は人が近づかない場所らしく、アシナガバチなら スズメバチよりおとなしくて刺激しなければ刺してはこないとはいえ、K氏・Y氏と連絡をとり、現地 で巣を確認して駆除も含めた対策を取ることとなった。 7月28日午後、3人でトンボ池フェンス下部にクズやウマノスズクサの陰に隠れて10㎝以上に 大きくなった巣を確認。アシナガバチの種類を確かめようと近づくと小さな羽音とともに一匹が巣を 離れて飛びあがった。写真を撮って2mほど後退(写真B)。双眼鏡で観察すると体長は約25㎜で 腹部の斑紋がセグロアシナガバチに似ている。殺虫剤(ハチ用)も用意したが、人家から離れているこ9 と、自然界では農作物や庭木につく毛虫やイモ虫を獲り花粉を媒介する益虫であること、巣は冬までに はカラになり再び利用されることはないので、念のため周囲に縄張りして“アシナガバチ注意”の看板 を設置して様子を見ることにした(写真C)。 タコノアシ開花 7月下旬、河川敷の湿生植物実験地で、昨年に下流の東武線架橋下から移植したタコノアシが開花 した。2ヶ所でそれぞれ地下茎で繋がった5本の茎が株立ちして、先端の花序の緑白色の多数の花が蛸 の足に見える(写真D)。解説書では花は径4~5㎜、がく・花弁が各5枚、雄蕊が10本あり、雌蕊め し べ は心皮5個が下部で合着し柱頭は心皮と同数、ふつう花弁は退化してないことが多いと説明している。 一つ一つ花を調べると、花弁がないものがほとんどだが、中には花弁(?)を1~2つけたのもあった (写真E)。秋に全身真っ赤に紅葉し「茹で蛸」状態になるのが楽しみ。 真夏のビオトープ 土手道をウォーキングしている人を時折見かけるが、真夏のビオトープはセミの声だけが喧しいだけ でヒッソリとしている。トンボ池の扉を開け一歩足を踏み入れるとバサバサと翅音を立ててアブラゼ ミが飛び立つ。バードサンクチュアリ側のフェンスに絡からむウマノスズクサにジャコウアゲハ(♀)が 1頭(写真F)。更に池際のクヌギの奥に雌雄2頭が絡み合うようにヒラヒラとしている。池はアサ ザを押しのけるようにボタンウキクサに似た浮草が水面を覆い、水際は群落が大きくなったシュロガ ヤツリ、タデ、フトイにカントウヨメナが混じる。8月の保全作業で池の浮草と周辺の草刈もやらね ばと思う。バードサンクチュアリはセミの天下だ。3月に市が入口の扉を新設したので立ち入る人がい ない(写真G)。河川敷は6月に県が草刈をしたのにヨシとセイバンモロコシがもう背丈ほどに伸び、 土手道から下へ降りると一足毎にバッタが翅を拡げて跳びあがる。草刈を行い縄張りがしてある実験地 以外は足もとに注意を払って前進する必要がある。うっかり池に落ちてはたまらない。 そうそう、これまでのビオトープ管理の実績に基づいて埼玉県越谷県土整備事務所・草加市からビオ トープ看板を支給されトンボ池前の土手道沿いに立てました(写真H)。 見かけた生き物 鳥類 スズメ、カラス、ツバメ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、カワウ、カルガモ、アオサギ、 コサギ 昆虫類 モンシロチョウ、モンキチョウ、キアゲハ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、ジャコウアゲハ、 ジャノメチョウコ、ツマグロヒョウモン(♂・♀)、シオカラトンボ、ナツアカネ、コオロギ、 ショウリョウバッタ、イナゴ、カナブン、ハナムグリ、セグロアシナガバチ、コガネグモ他 爬虫 はちゅう 類 カナヘビ 植物 ヒメジョオン、シロツメグサ、アカツメクサ、ギシギシ、スイバ、セリ、ノゲシ、ヒルガオ、 コヒルガオ、アカバナユウゲショウ、カタバミ、ネズミムギ、イヌムギ、ヨシ、セイバンモ ロコシ、メリケンガヤツリ、ヘラオオバコ、サクラタデ、ツユクサ他。 写真A 写真B 写真C
10 写真D 写真E 写真F 写真G 写真H
草野 美津枝
さん 稲荷五丁目~葛西用水周辺 用水の端は水際まで草刈されて、水中にアシ、ショウブ、マコモが風にゆれている。工場内、周り も同様に刈られていた。 後からはどんな植物が生えてくるのだろうか? 3 月から始めたレポートで、フィールドは行くたびに何らかの発見、感動を与えてくれたが、今月は 新たな開花が少なく、刈り残されたヘラオオバコ、ヤブタビラコ、ケキツネノボタンをやっと見付け、 田んぼの中にコナギらしい葉を見掛ける。 中旬伸びたコナギが見たいものと行ってみたところ、田の周りに積んである。稲にとってはやっかい ものらしく相当な数だった。田の草取りをしていた農家の人に、咲いているかどうか尋たずねた。「まだ 咲いていない」との事、田の中での開花は難しいかと思い、ことわって頂いてくる。横を見ると田の縁 にヒガンバナ科のタマスダレが白い涼しげな花を咲かせている。園芸種で本来の開花よりも一ヶ月早 い。 元気な花は、ヘクソカズラ(スケッチ○a)、ヤブガラシ、ガガイモばかりだ。 月末、先月はオマケの 蕾つぼみ付きタンポポを見たが、今月はコヒルガオの花のオマケ付きです(スケッ チ○b)。アサガオと同じ、ろうと形で2枚の包が、ガクをつつむが、包の中に完全花と不完全な花弁が 付いていた。 アサガオの園芸種には、江戸時代中期に変化朝顔の流行があり、サイザキ、シシボタンザキ等花弁が 切れている花を本草学の写し本で見たことがある。しかしコヒルガオでは珍しいのでは?いずれにして も種子は出来ませんから増えることは無いでしょう。 コナギはまだ咲きません。図鑑には9月から10月開花とあるからもう少し先ですか。 気の早いヒガンバナが1本15cm 程に芽を出していたが、まだ早いでしょう。 8月初め、それはナツゼイセンと判明、民家の生垣そばなのでだれかの手により植えられたのでは ないかと思うが、野草の仲間で、華やかなピンク色は、この夏一番のプレゼントでした。11 ○a ヘクソカズラ ○b コヒルガオ
清水 ヨシ子さん
今年も川口市青木町公園総合運動場の屋外50M プールでオニヤンマとスイマー(私)の共演楽しめ ます。これが最高の爽快そうかい感です。 7/20 中川河川敷で夏型のアカホシゴマダラチョウを見つけました。松原団地と新栄団地でも春型 は見てますが、まだフィールド内では飛来してないようです。日に日に色づいた赤い実のアメリカサ ンゴジュがこの夏のフィールド内のワンポイントとなってます。ただ大木のけやきが一本突然死して、 7/28、その表皮 1M 以上をはぎ取り検査したようで置いてありました。話題のカミキリでしょうか。ち ょっと気になります。 7/27 夕方7時ごろ松原団地のケヤキ通りに入ると突然トトロの森にまぎれ込んだようなスゴい風と 葉音でした。そして出ると今度はドシャブリ。当然びっしょりです。この関東を次々通過したゲリラ豪 雨でした。自然との共生・一時一秒の言葉通りです。今年収穫できた麦の穂でこの言葉を書いている方 がいます。こんな形で利用されるとは、たった二本の穂先に心をこめてありがたく感動です。いろんな12 ふれあいが展開し、うれしくなります。 新善町西~国道4号バイパス外環側道 野草…・ヒメムカシヨモギ・エノコログサ・ヒメジオン・カラスウリ・ブドウ・ネズミノオ ・ノゲシ・オシロイバナ・イモカタバミ・マツヨイグサ・セイヨウアサガオ・タケニグサ ・ヤブガラシ・ヒヨドリジョウゴ・カモジクサ・チチコグサ・メヒシバ・イヌビエ ・カゼクサ・ツユクサ・イヌタデ・ヒルガオ・セイバンモロコシ・ヘクソカズラ・コヒルガオ ・ゼニアオイ・チョウセンアサガオ 樹木…・アベリア・マルデ・マサキ