電子情報通信学会論文誌 D Vol. J104︲D No. 1 p. 1 ©一般社団法人電子情報通信学会 2021
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特集
クラウドネットワークロボット論文特集の発行にあたって
クラウドネットワークロボット(Cloud Network Robot)は,クラウド型のデータ連携にもとづく,消 費者向けクラウドサービスのエッジ端末として機能す るロボットである.従来からのコミュニケーションロ ボットだけでなく,各種情報機器,エージェントシス テム,パーソナルモビリティ,EV車,IoT機器等を も含めた多様なロボットがネットワークを介して互い に協調・連携することにより,ロボット単体では困難 であった機能を実現可能にする技術の総称でもある.
電子情報通信学会では,2011年にクラウドネットワ ークロボット(CNR)研究会を設置,主な論点として,
異種ロボット間協調・連携技術,ロボット・情報サー ビス間クラウド型データ連携技術,協働型ヒューマン ロボットインタラクション技術の3つを議論してきた.
本特集にも多岐に渡る分野からの論文投稿があり,厳 正な査読の結果,4編を採録することとなった.
今,世界中のロボット研究者の目は間違いなく協働 型ロボットに向いている.人がロボットの施しを受け るのではなく,職場や日常の生活空間で人が安心して ロボットとの協働作業を行える,真のパートナーとし てのロボットとその運用環境を実現することが共通の 目標だ.日本は産業ロボットやレスキューロボットは もちろん,人とのインタラクションを重視したコミュ ニケーションロボットやサービスロボット,パーソナ
ルロボット,そしてそれらロボットとクラウド情報シ ステムとの連携サービスの実装を得意としてきた.そ れら諸技術の応用として我が国が協働ロボット分野で もリードしたいという想いが本論文特集の動機であ り,主旨でもある.本特集がその契機となれば幸いで ある.
最後に,本特集を発行するにあたり,論文を御投稿 頂いた方々,厳しいスケジュールにも関わらず丁寧な 査読と編集作業に取り組んでくださった査読委員,編 集委員の皆さまに深く御礼申し上げる.特に,副委員 長の神原誠之先生(奈良先端大),編集幹事の村川賀 彦様(富士通研),吉岡康介様(パナソニック),菅谷 みどり先生(芝浦工大)には,編集作業全般にわたり 多大な御尽力を頂いた.この場をお借りして,皆様に 心より感謝する.
高たか
汐しお
一かず紀のり(正員) 慶應義塾大学 環境情報学部 教授.1995 慶應義塾大学大学院工学研究科にて博士(工学)を取得.電気 通信大学助手,慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助教 授,同大学環境情報学部准教授を経て現職.主に,分散実時間 システム,ユビキタスコンピューティング,ソーシャルロボテ ィクス,共発達ロボティクス,ヒューマンロボットインタラク ションなどの研究に従事.IEEE, ACM,情報処理学会,電子情 報通信学会各会員.電子情報通信学会では,クラウドネットワ ークロボット研究専門委員会委員長を務める.
クラウドネットワークロボット論文特集編集委員会 委 員 長 高 汐 一 紀
副 委 員 長 神 原 誠 之
幹 事 村 川 賀 彦 ・ 吉 岡 康 介 ・ 菅 谷 みどり
委 員 横 山 正 典 ・ 小 林 優 佳 ・ 西 川 由 理 ・ 水 戸 和 大 澤 博 隆 ・ 大 和 淳 司 ・ 福 田 竜 也 ・ 坂 本 大 介 吉 田 裕 志 ・ チャン クワン カイ ・ 星 祐 太 ・ 倉 立 尚 明
クラウドネットワークロボット論文特集編集委員会 委員長