先端科学技術育成センターにおける工作機械利用状 況管理運営システムの構築
著者 峠 正範, 嶋崎 喜代治, 町原 秀夫, 川崎 孝俊, 新 川 真人
雑誌名 技術部活動報告集
巻 13 (2007年度)
ページ 5‑8
発行年 2008‑03‑31
URL http://hdl.handle.net/10098/7219
先端科学技術育成センターにおける工作機械利用状況管理運営システムの構築
第1技術室 峠 E範、 由郎崎喜代治、 町 原 秀 夫 、 川 崎 孝 俊 先端科学技術育成センヲー 新 川 真 人
1 緒言
現在、先端科学技術育成センター (創成CIRCLE:Center for lnnovative Research and C四ativeLea也ng Education)肉の工作機械の利用状況は、MS.Ex田lにより行っている。使用時間は、年間およそ2
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0時間 (平成18年度)にも及び、管理運営システムの改良が急務となっている。
そこで、本研修では、アプリケーションプログラミング技術の習得を目的として、入力者の操作の簡便性の みならず、管理者側による利用状況の把握が容易であり、システムの機密性も向上させた管理運営システムの 構築を目指す。また、アプリケーションプログラミングには、VisuaIBasic言語を使用した。これは、記述方 式が他のプログラム言語
( C
言語など)と比較して簡単、開発が他の言語に比ベ短期間で済むほA D :
Rapid Application Development)という方式を取っている、とし、った理由からである。2 管理システム
2. 1 管理システムの構成 ωffi.Ex出j)
現在、先端科学技術育成センターの利用者には、利用状況の把握を目的として、任浄l用開始時に所属、氏名、
入場時刻の入力、 ~J用終了時に使用機械ごとの占有時間の入力、退場時刻の入力が義務付けられている。 本 セン~ーでは、その利用状況の管理に MS.E"田I を行っている。 MS.E"田1 I立、表計算ソフトであるため、表 を作成して合計の計算やグラフの作成などに用いられるものである。そのため、入力者によるデ-~ファイル へのアクセスは容易であり、データ (入場時刻、占有時間、退場時裏JIなど)の変更が可能である。 Fig.1に現 在の管理システムの構成をFig.2に利用者入力ウインドウ (MS.E"田1)を示す。Fig.1より現在の管理システ ムは、利用者入力周コンソール (キーボード)とデータ保存デバイス (ノート型パソコン内臓HDD)と利用 者入力ウインドウ (MS.Excel)から構成される。Fig.2より、利用者入力ウインドウ (MS.E"田j)は、利用 者の入力欄として、所属、氏名、入場時刻、使用機械ごとの占有時問、退場時刻から構成される。本研修では、
この管理システムの構成と管理項目を参考にして、管理運営システムの構築を行った。
データ保存デパイス
利用者の入力用コンソール
Fig.l 利用状況管理システム Fig.2 利用者入力ウインドウ
2. 2 管理システムの開発環績
本研修にて使用したプログラミンゲ言置は、 VisualBasicであるが、プログラムを作成するために使用した 開発環績は
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lSUa1Stuwo統合開発環境(IDE:In!eg四tedDevelopment Environment) Jと呼ばれる。V.. ualStudio IDEは、高性能でカスタマイズが可能なプロゲラミンゲのための包括的なツールであり、信頼性の高い Wmdowsおよび恥bブロゲラムをすばやく効率的に構築するためのツールカ愉っている。Fig.3に V1SUal Stud岡 山EのインストーJレ直後の画面を示す。数多〈のツールウインドウが表示されているが、本研修にあた って使用したツール1立、ソリユーションエウスプローラ、
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ウインドウ、デザイナ、ツールウインドウである。
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ツールウインドウ
デザイナ
アプリケ シヨンを穆割自"二作成する
ソリューシヨンエヲスプローラ
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作案内容に合わせて情報やユーティリティ闘能を表示する
[プロパティ]ウインドウ
アプリケ 〆ヨンに追加するユ回せ件ーインターフzイスアイテムの プロパティの取得およ【定信宣する
VUa1 Studio IDE
2. 3 管理システムの構成の弘国lB田ic)
本研修における管理運営システムでは、 ①入力者の操作の簡便性の向上、②痢l用状況のデータ管理の簡便性 の向上、 ③システムの機密性の向上を目指す。よ述、 ①より操作の簡便性は、キータッチ入力により行ってい る項目 (所属、氏名、入場時刻など)をコンボボックスによるリスト選択とすることで向上させた。②よりデ ーヲ管理の簡便性は、本セン告ーを利用する研究室毎に管理しているMS.Ex田lファイルを
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ファイル 1 個とすることで向上させた。③よりシステムの機密性は、デ‑,担保存デバイスを内臓HDDからネットワーク 対応HDDとすることを提案した。Fig.4に本研修にてデザインした利用者入力ウインドウを、 F培5に管理デ‑ 9 (CSVファイル)を示す。Fig.4より、項目の入力をコンボボックスとすることで操作の簡便性が向上さ れたことがわかる。また、所属および氏名をリスト選択とすることにより、利用許可者以外による利用開始手 続きを妨げることが可能となった。これにより、安全管理も向上できた。 Fig.5より、一行毎に利用者デ‑ 9
(左から学科、研究室、教員、氏名、開始時刻、終了時刻、使用機械ごとの占有時間)が記録され、 1個のCSV ファイルにより管理されていることがわかる。
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Fig.4利用者入力ウインドウ
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Fig.5 管理データ
3 管理システムの運用
2007年11月1日より運用を開始し、現在約500件の利用実績がある。操作性において、所属および 氏名をリスト選択とすることにした。その結果、所属および氏名のリストを管理することで、利用許可者以外 による利用開始手続きを妨げることが可能となり、安全管理の負担が、軽減された。
デ-~の管理性において、利用者データを 1 個の CSV ファイルにより管理することにした。その結果、利 用時間の集計が容易となり、利用状況把握の負担が乾滅された。
4 結奮
本研修では、先端科学技術育成セン告ーにおける管E島軍営システムの構築を行った。その結果、プログラミ ング技術として、ス~ンドアロン形式のアプリケーションソフトの製作技術の習得ができた。
また、工作機械の利用状況の管理運営システムの構築を行った結果、キータッチ入力により行っている項目(所 属、氏名、入場時刻など)をコンボボックスによる選択とすることにより、入力者の操作の簡便性が向上され た。また、管理ファイルをCSVファイル 1個とすることにより、管理者側による利用状況把握の容易性が向 上された。今後の課題として、ネットワーク形式のアプリケーションソフトの製作技術の習得カザ書されている。
謝辞
今回、本研修においてアプリケーションを製作するにあたり、参考にした管理運営システム CMS‑EJ<田l)を 製作していただいた工学部技術部第一技術室幸川様に感謝いたします。また、先端科学技術育成センターにお ける運用に関して、ご助言を賜りました利用者の方々にも併せて感謝いたします。
参考文献
1 ) Michael Halvorson箸;日本ユニテック訳,Microsoft Visual Basic 2005実践講座ステップパイステップ で学ぶプログラミング'基礎編,日経BP出版セン9ー(2006.9)
2) Michael Halvorson著,日本ユニテック訳,Microsoft Visual Basic 2005実践講座ステップバイステップ で学ぶプログラミング!活用編,日経BP出版セン合一(2006.9)