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Ⅰ. 厚生年金基金の取扱について 1. 残余財産の分配について (1) 分配の有無 Q1: 代行部分返納後に残余財産があれば 基金の上乗せ部分に係る 分配金 として 加入者 受給待期者 受給者に分配することになりますが 現時点および最終時点で残余財産はいくらになりますか? A1: 仮に平成 27 年

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基金解散および後継制度について

Q&A

【事業主様用】

平成28年1月8日

関東六県電気工事業厚生年金基金

(2)

2 Ⅰ.厚生年金基金の取扱について 1.残余財産の分配について (1)分配の有無 Q1:代行部分返納後に残余財産があれば、基金の上乗せ部分に係る「分配金」として、加入 者・受給待期者・受給者に分配することになりますが、現時点および最終時点で残余財 産はいくらになりますか? A1:仮に平成27年3月末時点の決算数値を前提とすれば、総資産(年金資産)は約342 億円、代行部分の債務は約328億円、約14億円が残余財産となり分配金の原資とな ります。 最終的な実際の残余財産は、記録整理の仮完了後、解散認可の時点(平成29年4月を 想定)でほぼ確定しますので、現時点では正確な額を申し上げることができません。 現在、残余財産の減少を抑制するため、資産の運用については国の運用に連動する手法 を採用すべく、順次移行手続き中であり、引き続き、代行割れとなるリスクを回避すべ く、対応してまいります。 (2)分配方法(加入者・受給待期者・受給者への分配) Q2:基金の上乗せ部分に係る残余財産が生じた場合、「分配金」はどのように分配されるで しょうか? A2:残余財産は、加入者・受給待期者・受給者にそれぞれの債務(解散時点での各々の上乗 せ部分に係る受給権)に応じて按分した額が分配されます。なお、事業主への返還はあ りません。 【補足】「最低責任準備金(代行部分の債務)に見合う資産」は国(日本年金機構)に 返還され、基金解散後も厚生年金と合算して年金が支払われることになります。 2.解散時の負担金について Q3:解散時にも任意脱退と同様の負担金が発生するのでしょうか? A3:解散は一旦基金制度を取りやめる扱いとなりますので、解散認可時に年金資産が「最低 責任準備金(代行部分の債務)」を上回っていれば、事業主の負担金は発生しません。 ただし、解散認可時より前に、事業主の意思で任意脱退する場合には、従前同様に「最 低責任準備金(代行部分の債務)+数理債務(上乗せ部分の債務)」の不足を埋めるた めの負担金が発生します。 【補足】事業主の負担金が発生するケース ・解散:年金資産<最低責任準備金(代行部分の債務) ・任意脱退 : 年金資産<最低責任準備金(代行部分の債務)+上乗せ部分の債務 3.代行割れの可能性(基金財政の現状と見込み) Q4:手続きに時間を要しているうちに代行割れになる可能性が高いのではないですか? A4: 現在、残余財産の減少を抑制するため、資産の運用については国の運用に連動する手法 を採用すべく、順次移行手続き中です。引き続き、代行割れとなるリスクを回避すべく、 対応してまいります。

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3 Ⅱ.後継制度について 1.後継制度への参加・不参加について (1)参加判断の任意性 Q5:後継制度への参加は任意と考えてよいのでしょうか? A5:後継制度への参加は、事業所単位で任意となります。 2.後継制度の考え方について (1)DB(確定給付年金)とDC(確定拠出年金)の違いについて Q7:後継制度のDB(確定給付年金)とDC(確定拠出年金)の違いはなんですか? A7:年金制度については、「給付」=「掛金」+「運用収益」という構造で運営されますが、 DB(確定給付企業年金)は「給付」を固定するため、「運用収益」次第で事業主がご 負担される「掛金」が増減するのに対し、DC(確定拠出年金)は事業主がご負担され る「掛金」が固定される(「運用収益」は「給付」に反映)のが、最も大きな違いとな ります。 詳細につきましては、以下の図をご参照ください。 (2)DB・DC両制度を選択した理由(DB+DCプランミックスの特徴) Q8:解散後の後継制度をDB(確定給付年金)とDC(確定拠出年金)としているが、これ らを選択した理由について説明してください。 A8:後継制度を持続安定性の高い制度とすることを目指し、掛金の変動を抑制するためです。 DBについては、予定利率(運用で上げる収益の目標値)を2.5%に引き下げますが、 それでもマーケット環境が大幅に変動した場合には、掛金も同様に増減する可能性があ ります。そのため、後継制度の全てをDBとせず、掛金が固定されるDCと組み合わせ る(プランミックス)ことにより、掛金引上げのリスクを抑制しました。 (3)DB・DCへの参加要件 Q10:自社DBがあるが、後継制度に参加できるのですか? A10:既に自社でDBを実施していても、後継制度のDBにご参加いただけます。 事業主の掛金 固定 負債計上 不要 税務上の取扱 掛金=損金 受給権保護 拠出時点で確定 給付の受取り 一時金・年金とも 原則60歳 事業所毎の掛金任意設定が可能 DC(確定拠出年金) 加入 60歳 掛金(固定) 給 付 ( 変 動 ) DC=Defined Contribution

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4 Q11:自社DCがあるが、後継制度に加入できますか? また、60歳以上の加入者もDCに加入できるのですか? A11:既に自社でDCを実施している場合は、法令上、1事業所が2つのDCに加入するこ とができませんので、後継制度のDCにはご参加いただけません。自社のDCを、後 継制度のDCへ移行する扱いも可能ですが、加入者への影響など慎重にご検討頂く必 要があります。 なお、60歳以上の加入者の方につきましても、法令上、新たにDCに加入すること はできません。(自社のDCを後継制度に移行される場合は、60歳以降も継続して 加入者になることが可能です。) Q12:後継制度のDB・DCのどちらかだけに参加することは可能ですか? A12:2つの制度を組み合わせることによって、制度全体を安定化させることを目的として いますので、DB・DCの両方のご参加が原則となります。 ただし、既に自社でDCを実施されている事業所につきましては、DBのみでのご参 加となります。 これ以外の対応をご希望の場合は、個別に事務局にご相談ください。 Q13:後継制度への移行時に、現行制度の加入者は、全員が後継制度に加入できますか? A13:後継制度への移行時に65歳以上の加入者は、DB・DCいずれにも加入できず、厚 生年金基金の清算手続き完了後の分配金のお受け取りのみとなります。 60歳以上65歳未満の加入者は、後継制度のDBには加入できますが、DCには加 入できません(法令上の制限によるものです。ただし、自社のDCを後継制度のDC に移行される場合は例外となります。)。 Q14:現在、60歳以上で就労中のため、支給停止中の場合はどうなりますか? A14:後継制度への加入要件については、上記「A13」と同様のお取扱いとなります。 なお、後継制度の発足より前にご退職される場合は、解散認可時(平成29年3月を 予定)まで年金をお受け取り頂くことができます(平成26年 7 月より選択一時金は 休止しております)。 この場合、解散認可後は、厚生年金基金から給付される年金のうち、代行部分は国か らの給付に変更となります。上乗せ部分については消滅となり、厚生年金基金の清算 手続き完了(平成31年6月を予定)後に分配金をお受け取り頂くこととなります。 (4)後継制度の掛金・給付について Q15:DCの「経過掛金」について、後継制度での取扱を教えてください。 A15:「経過掛金」の設定の有無については、事業所の任意となります。 但し、後継制度発足後の加入の場合には「経過掛金」は設定できませんので、設定を ご希望される事業所様は、今回の加入期限までのお申し込みが必要となります。

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5 (5)後継制度で任意脱退した場合について Q16:後継制度でも厚生年金基金のような任意脱退の負担金は生じるのでしょうか? A16:DBについては、参加した後に任意脱退する場合には、給付債務に対し年金資産が不 足する場合は負担金が発生します。ただし、代行部分を国に返還し、制度の半分を DCとしたことで、DBの給付債務が小さくなっていますので、負担金は減少するこ とが見込まれます。 DCについては、不足金そのものが発生しませんので、追加のご負担はありません。 (6)後継制度に参加せず、自社単独で企業年金制度を実施する場合との比較 Q17:自社単独で企業年金制度を実施する場合と基金の後継制度として総合型の企業年金に 参加する場合とを比較した場合、そのメリットは何ですか? A17:事業主の立場からは、基金事務局が運営の取り纏めを行うことにより、自社単独で企 業年金制度を実施される場合に比べ、制度運営上の負荷が抑制されること等が、メリ ットとして考えられます。 また、後継制度は総合型の企業年金制度のため、現在の厚生年金基金と同様、掛金= 費用=損金の取扱いが可能で、当該年金給付に係る負債認識は不要ですが、自社単独で 企業年金制度を実施される場合は退職給付引当金(有税)を積む必要があり、特別損 失の発生がデメリットとなります。 (7)後継制度に参加せず、自社退職金を増額する場合との比較 Q18:後継制度には参加せず、上乗せ部分の給付相当額を、退職金に上乗せした場合との比 較はどうなりますか? A18:退職金に上乗せする場合、加入者の立場からは、年金として受給できないデメリット はあるものの、課税関係では概ね変わりません。 しかし、事業主の立場からは、退職金増額分について退職給付引当金(有税)を積む 必要があり、上記「A17」と同様に、特別損失の発生がデメリットとなります。 (8)後継制度に参加せず、自社給与を増額する場合との比較 Q19:後継制度には参加せず、上乗せ部分の掛金相当額を、給与に上乗せした場合との比較 はどうなりますか? A19:これまでの上乗せ部分に要する掛金相当額を給与に上乗せした場合、事業主の立場か らは、損金算入されることには変わりありません。 しかし、加入者の立場からは、年金(もしくは退職一時金)であれば公的年金等控除 (もしくは退職所得控除)の対象となっていた分が、給与に上乗せされると、所得税 の対象になることや、社会保険料が増加することがデメリットとなります。

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6 Ⅲ.解散・後継制度設立までのスケジュール、加入事業所としてご対応いただく事項について 1.スケジュール(掛金・給付の変更の時期)について Q20:解散認可までの間、加算掛金を支払うことを止められないでしょうか? A20:解散認可までの間は、厚生年金基金として継続しており、上乗せ部分に係る給付は支 払われていますので、加算掛金は、解散までの間はご負担いただく必要があります。 Q21:解散認可までの間、今後の新入社員を加算適用加入者にしない扱いはできないでしょ うか? A21:解散認可までの間は、厚生年金基金として継続しており、今後の新入社員につきまし ても、規約に従って加入者としていただく必要があります。 Q22:受給者への上乗せ給付はいつ無くなるのでしょうか? A22:解散の認可を受けることにより、厚生年金基金の上乗せ部分に係る給付がなくなりま す。解散認可を受ける時期は、平成29年3月を想定しています。ただし、基金と国 の間の管理データの記録整理を概ね完了しておくことが前提となりますので、記録整 理に要する期間(一般的には2年程度と言われています)によっては、後ずれする可 能性があることをお含みおきください。

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7 2.加入事業所としてご対応いただく事項について (1)加入者への説明・同意取得への対応 Q23:加入者の同意書の取得手続きは基金で対応してもらえるのでしょうか? A23:今回の制度変更については労使合意が必要なため、加入者の同意書の取得につきまし ては、原則として事業主にてご対応いただくようお願いいたします。 なお、事業主説明会でご案内しました簡易版の資料を加工したい等のご希望がありま したら、加工可能なファイルの送信等、可能な限り対応させていただきますので、適 宜ご相談ください。 Q25:後継制度に参加しない場合、加入者の同意を得る必要はありますか? 必要がある場合、何分のいくつ以上の同意が必要でしょうか。 A25:後継制度に参加しない場合でも、「基金の解散に係る同意」が必要となります。 後継制度に参加する場合には、「基金の解散に係る同意」と「後継制度参加に係る同 意」が必要となります。 ・基金の解散に係る同意 ⇒加入者の2/3以上の同意(加入者の 1/3 以上で組織する労働組合が複数あれ ば、その3/4以上の同意も必要) ・後継制度参加に係る同意 ⇒加入者の1/2以上の同意と、被保険者の過半数で組織する労働組合の同意(当 該労働組合がない場合は被保険者の過半数を代表する者の同意) (2)受給者・受給待期者への説明への対応 Q26:受給者・受給待期者への説明は、基金で対応してもらえるのでしょうか? A26:基金事務局にて対応いたします。別途、説明資料をご送付する予定です。

参照

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