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24税制改正要望書(最終)

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平成23年7月21日 社団法人 不動産流通経営協会 理事長 袖 山 靖 雄

平成24年度税制改正に関する要望

我が国は、東日本大震災前から経済の停滞、社会の閉塞状況という危機に直 面していた中で発生した大震災により、ストックの毀損、サプライチェーンの 障害、電力の制約等、景気の抑制要因が重なっています。 このような状況にあって、まず国を挙げて被災地の復興、被災者支援を行う 必要があります。また、震災復興に加えて不動産流通業界としては、住宅・都 市分野の成長戦略に示された質の高い新築住宅の供給と中古住宅の流通促進・ 耐震改修を含むリフォーム市場の整備による住宅市場の活性化を図ることによ り、国民生活の向上と日本再生に資することができると考えております。 また、国勢調査結果の抽出速報によれば、単身者と二人世帯が増加しており、 特に一人暮らしの65 歳以上の人口が 450 万人を超えたことは、住宅のあり方を 考える上では見逃せないものであり、これら世帯に対する住宅供給は重要な課 題となると思われます。 以上の諸課題を解決するためには、税制の後押しが不可欠であり、来年度税 制改正にあたり、以下の実現を強く要望します。

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1.住宅取得・買換え促進のための住宅税制 (1)<重点項目>直系尊属からの住宅取得等資金の贈与の特例の適用期限の 延長と拡充 若年世代による新規持家世帯形成を促進するため、直系尊属からの住宅取 得等資金の贈与の特例の非課税限度額を1,500 万円に引き上げたうえで、適 用期限(平成23 年 12 月末)を延長する。 (2)<重点項目>相続時精算課税制度の住宅取得等資金贈与における特例の 適用期限の延長 親から子への早期の財産移転をより積極的に進め、若中年層における住宅 取得を促進するため、相続時精算課税制度の住宅取得等資金贈与における贈 与者の年齢要件に関する特例措置の適用期限(平成 23 年 12 月末)を延長 する。 【参考】:(社)不動産流通経営協会「消費者動向調査 2010 年版」新築・既存別住宅 取得資金を贈与した親の年齢 !"#$ !%#" !&#' ""#" (!#) )$#" ))#$ )&#% )!#' !&#( !!#' !*#" )#& )#$ )#" !"#& !!#$ '#' %+ !%+ )%+ "%+ (%+ &%+ ,%+ *%+ '%+ $%+ !%%+ -./01)%!2 3456789:01!""2 ;<56789/01,'2

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(3)<重点項目>居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の特例の適用期限 の延長 住宅の含み損を抱える者の円滑な住み替えを促進するとともにライフス テージに応じた適切な住宅の買換えを促進するため、特定の居住用財産の買 換えの場合の譲渡損失の損益通算および繰越控除の特例の適用期限(平成 23 年 12 月末)を延長する。

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用期限(平成23 月 12 月末)を延長する。 (7)新築住宅に係る固定資産税の税額2分の1相当額減額の特例措置の適用 期限の延長 住宅の質の向上を図るとともに住宅取得者の初期負担の軽減を図るため、 新築住宅の固定資産税減額特例の適用期限(平成24 年 3 月末)を延長する。 (8)長期優良住宅に係る特例措置の適用期限の延長 良質なストックの建設を促進するため、長期優良住宅普及促進法にもとづ く認定を受けた新築住宅についての次の特例措置の適用期限(平成 24 年 3 月末)を延長する。 ・登録免許税(所有権保存・移転登記) ・不動産取得税(1,300 万円控除) ・固定資産税(2 分の 1 減額) ・所得税(性能強化費用の 10%を 1 年間税額控除(控除しきれないとき は翌年に限り控除可)、最高100 万円。平成 23 年 12 月末まで) (9)特定住宅地造成事業等に係る 1,500 万円特別控除の特例の適用期限の延 長 特定住宅地造成事業等に係る1,500 万円特別控除の特例の適用期限(平成 23 年 12 月末)を延長する。 (10)住宅ローン減税等の対象となる耐震基準適合証明書の申請を引き渡し後買主 においても可能とする措置の創設 耐震基準に満たない住宅の取引においては、購入引き渡し後買主が内装の リフォーム等と合わせて耐震改修工事を実施するのが合理的かつ現実的で あり、買主による耐震改修工事の実施を促すため、買主が住宅の引渡後に耐 震改修工事を行い、引渡しから一定期間(例えば6 か月)以内に取得した耐 震基準適合証明書の添付があれば各税制特例の適用を可能とする措置を講 じる。 (11)最低床面積要件の引き下げ 一定の所得水準に満たない若年層および今後増加が予想される単身・少人 数高齢者世帯の住宅取得を促進するため、住宅ローン減税、住宅用家屋の登 録免許税の特例、不動産取得税の特例、住宅取得等資金の贈与を受けた場合 の贈与税の非課税制度、相続税精算課税制度の住宅取得等資金の贈与を受け

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【参考】:(財)東日本不動産流通機構「東日本レインズ年間統計集2010 年度版」中古マンションの

専有面積帯別件数(首都圏) 上段(件)、下段(%)

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【参考】:(財)国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)(2008 年 3 月

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【参考:長期優良住宅認定基準(住居面積)】 ○良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること 〔一戸建ての住宅〕 ・75 ㎡以上(2 人世帯の一般型誘導居住面積水準) 〔共同住宅等〕 ・55 ㎡以上(2 人世帯の都市居住型誘導居住面積水準) ※一戸建ての住宅、共同住宅等とも、地域の実情に応じて引き上げ・引き下げ を可能とする。ただ し 、一 戸建 て の住 宅 55 ㎡、共同住宅等 40 ㎡(いずれ も 1 人世帯の誘導居住面積水準)を下限とする。 (12)住宅ローン減税のセカンドハウスへの適用 SOHO 起業や U ターンや I・J ターン、帰農、単身赴任、遠距離通勤、 介護など多様化するライフスタイルの実現・対応に向けて、二地域居住を 促進することで、地域の活性化と住宅ストックの有効活用に寄与するため、 住宅ローン減税を一定のセカンドハウスにも適用する。 ※不動産取得税の課税標準控除特例(課税標準たる住宅価格から一定額を控除す る特例)および新築住宅に係る固定資産税の減額措置は、主たる居住用住宅以 外にセカンドハウス(別荘を除く。毎月 1 日以上居住の用に供するもの)につ いても適用が認められている。 【要望内容】 セカンドハウス(別荘を除く。毎月1日以上居住の用に供するもの)についても 住宅ローン減税の適用を認める。 ※不動産取得税の課税標準控除特例(課税標準たる住宅価格から一定額を控除する特例) は、主たる居住用住宅以外にセカンドハウス(別荘を除く。毎月 1 日以上居住の用に 供するもの)についても適用が認められている。 【参考】 平成17 年 3 月 11 日国土交通省国土計画局総合計画課「『二地域居住』に対する 都市住民アンケート結果と『二地域居住人口』の現状推計及び将来イメージにつ いて」から「二地域居住に対する都市住民アンケート調査結果」

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(13)宅地建物取引業者による買取りリフォーム販売における登録免許税、不動産 取得税の軽減措置の創設 宅建業者によるリフォームにより一定の要件(性能向上、リフォーム保 険・保証等)を満たす既存住宅を選択する消費者ニーズに応えるとともに、 リフォームを施した良質な既存住宅の流通を促進するため、仕入れ時の登 録免許税、不動産取得税を減免する措置を講ずる。 (14)住宅の敷地の液状化現象の予防工事・修復費用への住宅ローン減税の適用 東日本大震災の教訓に基づき、住宅ローン減税の対象として、住宅部分 の耐震改修工事だけではなく、住宅の敷地の液状化現象の予防的工事(地 盤改良等)や地盤・外構等の修復工事も加える。 (15)既存住宅を耐震改修した場合の固定資産税の減額措置の減額期間の延長 耐震改修工事のインセンティブを高めるため、固定資産税の 2 分の 1 減 額措置の減額期間を 10 年程度まで延長する(現行 2 年)。 (16)住宅ローン減税等の築年数要件を昭和 57 年 1 月 1 日以後に新築されたものに 緩和 新耐震基準で建築された住宅は耐震性に問題がないはずである。特に築 20 年∼25 年の建築物は平成に入って建てられたものであり、住宅の高寿命 化も進んでいる。住宅ローン減税等の築年数要件を不動産取得税と同様に 昭和57 年 1 月 1 以後に新築されたものとし、耐震基準適合証明書がなく ても住宅ローン減税等の適用を可能とする。

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2.不動産の流動化・有効利用促進のための不動産税制 (1)「特定事業用資産(長期保有資産)の買換え特例制度」等の適用期限の延 長 東日本大震災からの復興を支えるため、また土地の流動化・有効利用を図 り、企業の事業再編を支援するため、所有期間10 年超の個人の特定の事業 用資産の買換え特例および法人の特定の長期保有資産の買換え特例の適用 期限(平成23 年 12 月末)を延長する。 (2)商業地等の固定資産税等の条例減額特例の適用期限の延長 商業地等の固定資産税等の負担適正化を図るため、条例減額措置の適用 期限(平成24 年 3 月末)を延長する。 3.住宅に係る消費税のあり方に関する要望(重複課税の排除) 住宅に係る消費税については、現在、特例措置はなく、一方で取得時にお いて登録免許税、不動産取得税等不動産流通税との重複課税の状況にある。 消費税の税率等の議論においては、住宅が国民生活の基盤であることを考 慮し、消費税はもとより不動産流通税、住宅ローン減税制度等を含め住宅税制 全体を俯瞰した検討を行い、住宅に係る税が現状より負担増とならないよう所 要の措置を講ずるべきである。 以 上

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