Information-technology Promotion Agency, Japan (ET-WEST 2013)2013 年 6 月 13 日 ~14 日 組込みシステム開発技術リファレンス ESxR シリーズ概要紹介 IPA 独立行政法人情報処理推進機構 SEC ソフトウェア高信頼化セン

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

SEC ソフトウェア高信頼化センター

Information-technology Promotion Agency, Japan

組込みシステム開発技術リファレンス

ESxRシリーズ

概要紹介

（ET-WEST 2013）2013年6月13日～14日

SEC

製品仕様

ハードウェア

仕 様

設 計

実 装

テスト

ソフトウェア

仕 様

設 計

実 装

テスト

システムインテグレーション

システムテスト

仕様の誤り

ソフト開発

過程での

誤り

ハード開発

過程での

誤り

ソフト＆ハード

不整合

テストの漏れ

組込みｼｽﾃﾑのﾄﾗﾌﾞﾙが発生する原因

相互依存

仕様確定前

に設計開始

HW、SW

コンカレント開発

新規HW、SW

組合せ

幅広い利用者層

多様な使用環境

SEC

急速な規模拡大 ⇒ 大規模プロジェクト化

• どのような作業をどのように進めるか

• どのような手法をどのように利用するか

組込みｼｽﾃﾑの安心・安全を目指して

ES

ｘ

R

：

Embedded System development exemplar Reference

組込みシステム開発技術リファレンス

組込みシステム開発

QCD目標達成の難しさが増している

IPAの対応

（拠点分散、インターフェース増、コミュニケーション問題・・・）

実用的見地から

SEC

ESxRの位置づけ

要求仕様書の評価指標

ソースコードの品質評価

テスト作業の評価指標

設計書の評価指標

コーディング

要求定義

ESQR（品質作り込みガイド）

マ

ネ

ー

経

営

者

アーキテクチャ設計

単体テスト

ソフトウェア詳細設計

結合・統合テスト

システムの品質評価指標

システムテスト

ESPR（プロセスガイド）

How

What

ESCR（コーディング作法ガイド）

【品質指標】

【プロセス定義】

開

発

担

当

マネジメント指針

ESDR（設計ガイド）

テスト事例集

バグ管理手法

SEC

▌

組込みシステム開発技術リファレンス

ＥＳｘＲ

シリーズ

開発プロセスガイド

ESPR

プロジェクトマネジメントガイド

ESMR

（計画書編）

（Embedded System development Management Reference guide）

コーディング作法ガイド

ESCR

（

C

言語編

/C++

言

語編）

（Embedded System development

Coding Reference guide）

品質作り込みガイド

ESQR

（Embedded System development

Quality Reference guide）

プロジェクト計画立案

トレーニングガイド

ESMG

（Embedded System development

Management planning training Guide）

設計ガイド

ESDR

（Embedded System development Design Reference guide）

組込みソフトウェア開発に

おける品質向上の勧め

［テスト編～事例集～

]

（Recommendations for Improvement of Quality of Embedded Software Development guide[w/Practical Testing Examples]）

組込みソフトウェア開発に

おける品質向上の勧め

［バグ管理手法編

]

（Recommendations for Improvement of Quality of Embedded Software Development guide）

SEC

組込みソフトウェアの実装品質

「品質の作り込み」を意識しないコーディング

経験・スキルが伝承されず活かされない

組込みソフトウェアのコーディング品質向上のノウハウを整理

信頼性，保守性，移植性，効率性の４視点から例を含めて整理

具体的なコーデイング例を提示

Ｃ言語記述に関する品質を意識した「書き方」を規定

Ｃ++言語特有のオブジェクト指向的な言語要素に関する作法・

ルールを追加 （クラス・継承・例外 など）

ESCR

(Embedded System development Coding Reference guide)

SEC版 組込みソフトウェア開発コーディング作法ガイド

特徴

実装品質の確保

（問題を起こし易い記述、他人が読みにくい記述・・・）

C++英語版リリース（２０１３年３月）

C英語版リリース（２０１２年４月）

SEC

ESCRの作法・ルールの分類

１９

２３

５９

２６

４４

１２９

５１

合計

０

１

２

２

０

４

１

資源や時間の効率を考慮した書き方にする

効 率 性

11

1

３

０

０

３

３

１

移植性に問題の有るコードは局所化する

10

２

５

７

１

４

１２

５

コンパイラに依存しない書き方にする

移 植 性

9

２

２

３

０

１

４

２

試験しやすくなる書き方をする

8

３

７

５

２

１３

２０

７

統一した書き方にする

7

５

１

９

０

２

１１

４

プログラムはシンプルに書く

6

０

０

２

１

３

６

２

修正し間違えないような書き方にする

5

２

３

１７

２

１０

２９

１２

他人が読むことを意識する

保守性

4

１

０

７

４

１

１２

６

信頼性

3

２

１

６

８

７

２１

８

データは範囲，大きさ，内部表現に気を付けて利用する

信頼性

2

１

０

１

６

０

３

１７

２

１０

２９

１２

保 守 性

4

１

０

７

４

１

１２

６

動作が保証された書き方にする

3

２

１

６

８

７

２１

８

2

１

０

１

６

０

７

３

領域は初期化し大きさに気を付けて利用する

信 頼 性

1

選

規文

無印

●

○

作法

数

規約化

選択指針

ルール

数

詳細

作 法 概 要

品質概念

信 頼 性

信 頼 性

保 守 性

保 守 性

保 守 性

保 守 性

移 植 性

SEC

ＥＳＣＲ-サンプル

（作法→詳細→ルール階層化）

品質概念

作法概要

参照ルール 選択指針

作法詳細

ルール番号

規約化

適合例

不適合例

SEC

組込みソフトウェアの開発プロセス

開発プロセスの整備・徹底が困難

実態に合わず守れないプロセス

（組込み向け標準プロセスがない、ハードウェア開発プロセス

との連携が必須）

組込みソフトウェアに適した開発プロセスを整備

品質確保に必要な

手順/作業

を抽出・整理

開発作業の

入力・処理・出力

の整備

ドキュメントテンプレート

を提供

作業に結びつく

具体的ノウハウ

整理

ISO/IEC 12207,15288など

国際標準

に準拠

ESPR

(Embedded System development Process Reference guide)

SEC版 組込みソフトウェア開発プロセス標準

特徴

開発プロセスの整備

SEC

ＥＳＰＲ-サンプル

（入力・処理・出力の整備）

出力

タスク構成

入力

SEC

開発計画の充実

組込みソフトウェアの開発管理

 ソフトウェア開発管理リスクの増大

⇒見積りの難しさ、最適な人材配置の難しさ、

複雑なモジュール統合

（根拠の薄い計画、プロジェクト運営のもたつき、非効率な開発・・・）

組込みソフトウェア開発プロジェクトの開発計画書作成指針を整理

QCDそれぞれの視点からの多面的な計画立案を指向

計画書に盛り込む具体的な要素を詳細に規定

計画立案上注意すべき事項を整理

計画書テンプレートを準備

ESMR

(Embedded System development Management Reference guide)

SEC

版

組込みソフトウェア開発プロジェクトマネジメントガイド

SEC

SEC

計画書作成の実践トレーニング

組込みソフトウェア向け

『プロジェクト計画立案トレーニングガイド』

プロジェクト計画の立案手順を知る

～組込みソフトウェア業界の計画立案ノウハウを集大成～

・ESMR計画書編に続く、計画書作成の実践トレーニングガイド

・計画段階での必要事項検討が不十分（書き方がわからない他）

・プロマネ、PJメンバー、管理者等様々なPJ関係者を想定

（Embedded System eXercise Guide)

SEC

○計画立案時に

検討すべき事項を詳細化

○トレーニングを意識した

立案手順

と

記述する具体的文書

を提示

必要な

技法・手法

を解説。

○開発事例を基に、全項目に亘っての

立案過程

および

立案結果

としての計画書を添付

ＥＳＭＧの特徴

経験者の頭の中の論理展開を詳細化

テーマ ⇒ 項目 ⇒ ステップ ⇒ Check

｢自動改札機搭載ソフトウェア｣のプロジェクト計画書

参照入力物の取得から計画書記述まで

規模見積もり、工数算出方法などの解説

SEC

品質の可視化

組込みソフトウェアの品質管理

品質問題による対策費の増大

ネットワーク社会の中で，より広範囲に多大な影響

を及ぼすケースが増加

組込みソフトウェアの定量的品質管理の進め方、

品質向上の際の参考とすべき数値指標を整備

エンドユーザから求められる品質レベルを定義

プロジェクトの特性を考慮した指標値補正

プロセス/プロダクトの品質指標(26種)の定義

品質指標値の参考値を提示

ESQR

(Embedded System development Quality Reference guide)

SEC版 組込みソフトウェア開発向け 品質作り込みガイド

特徴

（場当たり的対応、後追いの品質確保・・・）

Embedded System development Quality Reference

SEC

ＥＳＱＲ-サンプル（品質レベルの定義）

システムタイプに分けて品質

レベルを決める

SEC

ＥＳＱＲ-サンプル（プロジェクトの特性）

システムタイプに対する補正係数

SEC

ＥＳＱＲ-サンプル（品質指標と指標値）

SEC

組込みソフトウェアの設計品質

技術者の技術スキル次第で品質に影響

設計品質が最終的な組込みシステム品質を決定

組込みソフトウェアの設計品質向上のノウハウを整理

実行効率を上げるための設計構造、大量のデータを確実にハンドリングするための処理構造、

想定外の事象からの動作不良を引き起こさないための工夫等

ESDR

(Embedded System development Design Reference guide)

SEC版 組込みソフトウェア開発設計作法ガイド

（問題を起こし易い制御方法、拡張性のない構造・・・

）

プロセスごとに利用できる７４事例として整理

品質特性の視点から事例を整理

理解容易性、正確性、利用性に留意した事例（ﾉｳﾊｳ）記述方法

設計指針（作法）と対応策（設計事例と根拠）で整理

特徴

設計作法の整備

SEC

ＥＳＤＲ-４つのパート

●

_{４つの設計場面によるパート構成}

ＰａｒｔＡ： 設計コンセプトを決定

ＰａｒｔＢ： システムレベルの設計の工夫

ＰａｒｔＣ： ミドルウェア・ネットワークスタック・ライブラリでの工夫

ＰａｒｔＤ： システムで扱う周辺デバイス操作に関する工夫

SEC

SEC

V&V改善の実践事例

組込みソフトウェアの品質検証活動

検証活動における現実課題（資源⇔規模）

テスト指標・基準、手法の有効性・妥当性への期待

先進企業で実践されその有効性が実証されているテスト事例を整理

SEC版 組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め［テスト編～事例集～］

(Recommendations for Improvement of Quality of Embedded Software

Development [w/Practical Testing Examples])

（個別企業・組織内にクローズしている

）

実践事例を他社、他部門でも活用可能なように編集

「テストの役割と限界」「テストへの要求と対応状況」「基本テ

クニック」の３つの観点で事例を整理

ESxRシリーズとの親和性に配慮した冊子構成

特徴

SEC

テスト事例集-サンプル

①

見出し

②

解説

③

留意点

④

事例

SEC

テスト事例集-サンプル

⑤

Column

SEC

組込みソフトウェアのバグ管理

 バグの修正

 製品リリース時の残存バグの有無の把握

 バグの検出状況によるソフトウェアの品質

 バグの分析によるソフトウェア開発のカイゼン

先進企業で実践されている標準的なバグ管理方法を纏めた

SEC版 組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め［バグ管理手法編］

(Recommendations for Improvement of Quality of Embedded Software

Development [w/Bug Management Method])

（個別企業・組織内にクローズしている）、日本語の纏った資料がない

 管理項目をデータベース化し統一して扱うことで、バグの追跡が自動化

され、正確な分析が可能になる

 開発者は、プロジェクトや顧客の夫々にとって重要な観点から修正を進

めることが可能になる

 発見から解決まで、全てのライフサイクルを通したバグ管理ができ、対

応の抜け漏れの防止が可能になる

効果

バグ管理手法の整備

SEC



バグに関連する用語について



バグ管理プロセス



バグ管理内容と管理項目



バグカウントの指針



バグの分析



組込みシステムにおけるバグ管理の勘所

本書の内容

SEC

テスト事例集

今後の方向

要求仕様書の評価指標

ソースコードの品質評価

テスト作業の評価指標

設計書の評価指標

コーディング

要求定義

ESMR（マネジメントガイド）・ESMG（開発計画書作成ガイド）

ESQR（品質作り込みガイド）

マ

ネ

ー

ジ

ャ

経

営

者

アーキテクチャ設計

単体テスト

ソフトウェア詳細設計

結合・統合テスト

システムの品質評価指標

システムテスト

ESPR（プロセスガイド）

How

What

ESCR（コーディング作法ガイド）

【品質指標】

【プロセス定義】

開

発

担

当

バグ管理手法

マネジメント指針

ESDR（設計ガイド）

SEC

IPAセミナー （ESxRシリーズ関連）

11:00～12:30

第4部

• 組込みソフトウェア向け設計ガイド ESDR［事例編］紹介

• 株式会社アックス 浜田直樹

• 三菱電機メカトロニクスソフトウエア（株） 岩橋正実

• 横河医療ソリューションズ（株） 楢木野公彦

13:00～14:30

第5部

• 組込みソフトウェアテスト事例集の紹介

• IPA/SEC研究員 石田 茂

• 日本電気通信システム株式会社 羽田 裕

15:00～16:30

第6部

• 組込みソフトウェア開発におけるバグ管理ガイドの紹介

2013年6月14日（金）＠会議センター 会議室A+B

ご清聴ありがとうございました

http://www.jitec.ipa.go.jp/ip/