理”
it
:療 才去苧: 第31巻第7号・
391・
、
・
396蚕棲 (20041ト:報 告
中学
生
サ
ッ
カ
ー
選 手
に お
け
る
筋 腱 付
着 部
障
害
発 生
に
関
連す
る
要
因
に
つ
い
て
*中
澤
即
恵
* *坂 本
雅 昭
茂 原
重
雄
要 旨
本研 究
の目的
は,
成 長期
スポー
ツ障 害
に対す
るf
防
の 口亅能 性 を探 索 す
る た め.
筋 腱 付 着 部 障 害 発 生
に影
響 を 及
ほす 身 体 的 要
因 につ い て検 討 す
ること
で あ るt/
対
象
は 中学
生 男
f’
サ ッ カー
部 員
81 名
と し.
筋
腱付
着 部 障
害
の あ る者
13 名
と筋
腱伺 着
部
障害
の ない者
68
名
の2
グルー
プに分
け,
身 長
の成 長 速 度
や筋
タイ ト ネス,
ア ラ イメ ン1・
につ い て調
査・
測 定
を行
っ た。 その結 果
,
筋 腱 付 着 部 障 害
と身 長
の成長 速 度 曲 線 城
長 区 分
) との問
に関連 性
は認
め られ なか
っ た。ま
た,
筋
タイ
トネ
ス 〔右 腸 腰 筋
,
内 転 筋 群
,
右
ハム ス トリ ン グ ス.
左
大 腿 四 頭筋
}、
アラ イメ ン ト 〔左leg−heel
angle) は1月 ら か に 判 別 に 関与
・
し.
筋 腱 付着 部
障 害の 発 生と密 接 な 関 連’
1
生が あ ること が 示 唆 さ れ た。
成 長 期ス ポー
ツ障 害
に対 す
る 理学 療 法 領
域の治療
に加
え,
予 防 に 対 す る 介 入の 可 能性
が示
唆 さ れ た.
,
キー
ワー
ド成
長 期
,
筋 腱 付 着 部 障 害
.
障 害
予防
は じ め にサ ッ カ
ー
は 下 肢 を 中 心 に ボー
ルを 扱い,
激 しい コ ン タ ク ト を 伴 うス ポー
ツ種
凵 で あ り,
傷 害
の発 生頻 度
は高
い 1 ]。
成長 期
のサッ カー
で は成
人の場 合
と異 な り
,
ス ピー
ドのあ
る激
しいプ レー
やボ デ ィコ ン タク トが 少 ないた め 大 き な外傷
に な る こ と が 少 なく
,
外 傷
よ りも障 害
の発
生頻 度
が高
いこ とが特 徴
であ
る、
成 長期
で は,
骨 と筋
・
腱
の長育
・
幅 育
は 必ず
しも
・
致
し てい ない.
,
ll
歳
か ら15
歳 前 後
の成
長ス パー
ト と よ ば れ る 時 期 に は,
骨 が 急 速 に 成 長 す る わ りに筋・
腱 な どの軟 部
組織
の成 長 速度
が 遅く
,
発育
の差 が 牛 じ る。 こ の長
育
・
幅 育
の不 均 衡
が筋
・
腱
に伸 長 性
の ス トレ スを
生 じ,
筋
・
腱 付 着部
に障 害 を も
た らす
可能 性
が高
い と考
え ら れ る。古 賀
ら :)
】 は成 長 期
に は筋
・
腱
や 関節 包
な どの軟
部 組 織の緊 張 が 高 く な り.
スポー
ツ傷 害 が 多 発 す る 要 因 と なっ てい る と報
告 し ている、
、
ま た,
鳥 居
3跏 は中 学
生男 子
で は 障害
群で1
年 問
の身 長増 加
量 が 大き
い傾 向
がみFactors ReTated t〔〕 Occurrcnce of Enτhe言oprithy :llllong 亅ulli‘)r
High Sehc,ol S”ucer Pld}ヒrs
*
*
群馬大学た学 院 医 学 系 研 究 科 保 健学 専 攻 c
.
〒371−
S511 群馬 県 前 懦 市Rfi・
llllll
」3−
39−
Lt2】Rie N訓kazawu
,
RPT,
MS Masa とtkiS
としk
巳m匚
塵
しo.
RPT.
PhD.
ShigcoMoham
.
MD:
Gradunte Schnn] of Hea1[h Scle【lcピs.
GLmllmUnivursity 〔受 伺 1] 2003年9∫亅17日
・
受埋H 2004卑二9月4日:1
ら れ たと
し,筋
・
腱の 堅 さ (タイ トネス) は身
長増 加
量 と 正の相 関
を 示 し た と し てい る、
、
さ ら に,
身体
の各
部 位
に は 発育
の時 期
が わず
かず
つ のず
れ が あ り,
部 位
ご との ア ン バ ラ ン ス を 生 じる ことで筋
タイ トネ
スを変 化 さ
せる原 因
にな
るとも帳 告 し
てい る,
ま た
,
小 中 学 生
と高 校 生
以 上 を 比較
し た結 果
.
関 節 弛 緩 性
テス ト.
タ イ トネス テ ス トより も
ア ライメ ント
チ ェ ッ ク の方が 障 害
に対 す
る メ デ ィ カ ル チ ェ ッ ク として有 用で あ るとす る 岡 村 ら5》の報
告 も あ る。
従っ て, 持 続 す る 機 械 的 刺 激 が 筋 腱の付着
部に加 わ り,
安 静
時 痛や運動 時 痛
な ど が 生 じる筋
腱付 着
部 障 害の発 生には,
筋タイ トネス,
下肢
ア ラ イメ ン トの変 化
が大 き く関 与 し
て い る と考 え ら
れる。今
回,
成 長期
の ス ポー
ツ障 害
に 対す
る 予 防の可能性
を 探 策 す る 目的
で,
中学
生 サッ カー
選 手
に お け る身 長
の成
長速
度 や筋
タ イ トネス,
ド肢
ア ライメ ン トを中心
と し た身 体 所
見に基づ い た筋
腱付 着 部 障 害 発
生に関 連す
る要 閃
につ い て検 討 し
たの で報 告 す
る。対 象 及
び方 法
1.
対象
対 象
は,
中 学 校
3
校
の男 子
サ ッ カー
部 員
81
名
(平 均
年齢
ユ3,
ユ±LO
歳 ) と
し た、
.
学 年 別
の内 訳
は3
年 生
28
名
,
2
年 生
Ll
名
,
1
年 生
32
名
であ
っ たu平 均 身 長
はユ57
.
5
±9.
6
cm,
平 均 体 重 は49
.
7
±10
.
lkg
,
平 均 体 脂 肪 率 は18
.
3
±5
.
3
%で あり
,
サッ カー
開 始 年 齢
は平 均
8
.
4
±1
,
8
NII-Electronic Library Service
392
理学 療 濯ζ学 第31巻 第7号 表1 対 象 者の属 性 3年 生2
年 生1
年 牛 人 数 (名) 28 平 均 身 長±SD
〔cm ) 1 t62 ± 6.
1 平均 体 重±SD
〔
kg
;56
.
7± 9.
6 平 均 体 脂肪率±SD
(% )18
.
5
±5
.
6
サ ッカー
開 始 年 齢±SD
(歳〕8
.
2
±1
.
7
経 験 年数± SD 〔年1 6.
8= 1.
7 21158.
2± 7.
349.
3± 8.
916.
4
±4
.
5
8
.
6
土1
.
8
5.
4± 1.
8
32149.
5土 6.
243.
8土 7.
219.
3
土5
.
4
8
.
4
±1
、
8
4
.
6
+ 1.
8
言† 81157.
5± 9、
649.
7± 10.
li8
.
3
±5
.
3
8
、
4
±1
.
8
5.
6
±2
.
O
SD
:standarddeviation
歳
,経 験 年 数
は平 均
5
.
6
±2
.
0
年
で あっ た 俵D 。
さ ら に,1
日の練 習時
間 は平 均
2
時 間
であ り
.
練 習 頻 度
は3
校
と も 週6
日 で あっ た。
軸
足 は左
が76
名
,
右
が5
名
であ
った
.
.
2
.
万法
全
対 象 者
に対
し,
部 活動
開始 前
に 以 下の調 査
・
測 定 を
行
っ た。 な お.
本研 究
の 目 的を学 校 長
お よび 指 導 者
’
.
対
象
者
に十 分 説 明
し,
同 意
を得
たう
えで行
っ た,
.
1)
調 査 項
目問 診
に て痛
み を有
してい る 者 に 対 し,
筋
腱 付着
部障 害
の有 無 を確 認 す
るた めに筋 腱 付 着 部
の運動
時 痛・
圧 痛 など
の部 位 を触 診 し
た。
さ
らに,
サッ カー
開 始 時
期 (経
験年 数
〕 や軸
足 を 内 容 とした サ ッ カー
活動
に関 す
る ア ン ケー
ト調
査 を行
っ た。
ま た , 小 学校
1
年 生
か ら本 調 査 学 年
時
まで σ)学 校 定
期健 康
診 断 時の1
年 毎
の身長 計 測 値
の収
集 も
同時
に行
っ た、
,
2
)
測定
項 目体 脂 肪 計 付
ヘ ル ス メー
ター
(TANITA
祉 製BF −
645
)を使
用 し.
体 重
,
体 脂 肪 率 を測 定
し た。調
査によ り得
ら れ た身 長
及 び体 重
から
Body
massindex
(
体 重
身 長
z ×100
:以ド
BMI
)
を求
め た、
、
筋
タ イ ト ネスの測定
は,鳥
ll
} 61,
の筋
タイ
トネ
ス の計
測 方 法
を参 考
に,
両
側腸
腰筋
,
大
腿 四頭 筋
,
ハ ムス トリ ングス,
下腿
三頭 筋
の タイ トネ
ス に関
して,
ゴニ オメー
ター
を
用いて各 関 節 角 度 を測 定
し た、、
さ らに,
内転 筋
群 の タ イ トネス は 立 位での股 関 節外転 角 度
を測 定
した、
.
下 肢
ア ラ イメン トに 関 し て は.
立位
に て 上前 腸 骨 棘
と膝
蓋骨 中 点
を結
ぶ線
と 膝 蓋 靭 帯の な す角 度
であ
るQ −
angle,
下腿 遠 位
ユ/3
部
の長 軸 線 と 踵 骨の縦 軸 線 と が な す角 度
であ
るteg−heel
angle(
以 下
LHA
と略 )
を 左右
と も 測 定 し た。
LHA
に 関 して は,
踵 骨
回内 方 向 を
プラ ス表 示
,
踵骨 回 外 方 向
をマ イ ナス表
示 と しk ,
関節 弛緩 性
テ ス トは,
東
大式
の全
身
関節 弛 緩 性
の評 価
方 法
6〕に準
じて7
項 目
をテ ス ト し,
陰性
の場 合 は0
点,
陽性
の場 合
は手 関 節
・
肘 関 節
・
肩 関 節
・
膝 関節
・
足関 節
では左 右
で各 O
,
5
点 ず
つ,
股 関 節
・
脊 椎
は両 側
で1
点
とし
た合 計
7
点 満 点
で点 数 化
し, 陽 性 項 目の総計 を
測定 値
CCInrtl} 9 昌 b 5 1 3 ウ一
1 o.
B.
5.
4.
3 2・
1 0+
1 +2 +3 +4 +tu 16 〔歳)第1成 長 区 分 [
lphase
L:ト
:rake etf age l:思 篠期ス パー
ト立 ち 上 がり年 齢 まで第2成長 区分 [
.
phase n lh:take clff:・
]geか らPHACpeak
・
height agc ;身 長 最 大 発 育 量 年 齢〕まで
第3成 長 区 分 〔phasu皿:1:PIIAか らFIIA 〔
final
.
heighL age ;最 終 身 長時年齢 まで 第4成長 区分 (phase 附 ;FHA 以降 PHA 懐 準f匕戊 長連度 拍線/
凸 ‘1A
1
‘
‘ ・鳩ノ
天
‘!
丶‘
A A _♂
‘\
FHA Phase 1Phそ
≧seH丶
丶 Ph照 gm塩
.、
蒐
図1 身長成 長 速 度 曲 線によ る成長期の区 分(文 献7を一
部 変更) と し た.
3
) 分析 方 法
調
査
で得 ら れた身
長 から年
間の身
長 増加 量 を求
め,
与
え ら れ た 点 ダlj全 て を 滑 ら か な3
次 曲 線 で 結ぶ3
次スプ ラ イン曲 線 を 使 川 して身
長の成 長 速 度 曲 線 を 作 成 し,
村
出1’
1 の分 類
に準 じ
て成 長 区 分
(phase
)
の確 定
を彳
f
っ た (図
1
〕.
.
そ し
て,
各
phase
と筋 腱 付 着 部 障 害
の有 無
との関 係
につ い て カイ2
乗 検 定 を行
っ た/
t/
各
要 因 間の関連 性
を 調べ る た め.
全 調 査
・
測 定 項 目
に つ い て相 関 分
析
を行
っ た、
対
象
者
を ド肢の筋
腱付 着 部 障
害
があ
る群 〔以ド
A
群 ) と筋
腱付 着 部 障 害
が ない 群(
以
下B
群 )
とに分 け
,
項 目
ご とに2
群 問
の平 均 値
の差 の検 定 〔対 応のないt
検 定
) を 行っ た。
また.
筋
腱付 着
部
障害
発 生 に 関 連 す る 要 因 を 検 刮 する た め,
筋
腱付 着 部
障 害
の有
無 を 凵 的 変 数 と し,
経 験年
数,BMI ,
体 脂肪 率
.
筋
タイトネス9
項
目 (両側腸
腰筋
,
両 側 大 腿四頭 筋.
両 N工 工一
Eleotronio Library中 学 生 サ ッ カ
ー
選 手 に お け る 筋 腱 付 着 部 障 害 発 生 に 関 連 す る 要 因 につ いて 393表
2傷 害 件数 と筋腱村 着 部 障 害の内 訳 表
3
筋 腱 付 着 部1
瘴害 とphase n;
81 phase 且 phase 皿 言t
f
昜害 ノL委文 〔II=
24
} 部 位 別 延べ 件 数 上肢 下 肢 体 幹 群 群AB
34
3
0313
0ワ冖
〜 1 广 U084
3
⊇
口3
「
’43
80
X2
検定
@
:
【11)
t
sigr
[ifi
〔:arlt一
凵4
牛 筋 腱 付 着 部障 害人数
〔n
= ) 部で
・:・:El
亅延べ 告膝
蓋骨ド 部
膝 靭 帯 部 骨 粗 面部 ア キ ス 腱 付 着 34
1
計表
4A
群〔11 =13 )及びB
群 〔n
=68
〕間 の 平 均 値 差 の 定A
群 詳 P21 件 側 ハ ム スト リン
グ ス , 両側下
腿ェ
筋1
内 転筋群
),ア
ラ
イ
メ ント4
項[
」 (
両側Q
−
anglA
両 側LHA
)
,関節
弛緩 性 テ
ス ト の計
17
項
凵を
明 変数
と し
た判 別
分 析 を行 っ た。 判
別の精度
はWilksA
統計 量
で 分析
し
,F 値
に よ り 判 定し
た 、,さ
ら にス テ ッ
プワイ ズ法 を
用い ,
F
値 を考慮 し て説
明 変
数 追 加 ・ 削 除 を行 い な が ら,判 別の精
度 が 最
も良 い
説 変数 に 絞
り込
ん 惹 . 各変 数 の
判別 へ
の
影
響
度
は , 標 準
別 化 係数で判定した、
,尚,
統計解析
に
S
S
lD5J
を用
いた。 結 果BMI
体脂 率 〔 %) 経 験 数 〔 : 、ear
)リ
タイ トネ ス f )@
右腸 腰筋 左腸 筋 右ハ ム トリ ン グス 左ハムストリン ス右
大腿四 筋 左 腿四 頭 筋 右 腿r 頭筋左
下一
三 頭筋
内転群
関
節弛緩性テ ト ア ラ メント( °右
Q
.ang
左 Q .
ane
右LH
左
LHA2D
.O
±
2
016 .8
±4
.36
1±
2. 0 ⊥9
.9±
2
4
N .
S
⊥8
.6
±5
.
5
N
.S5
5
±2
. ON
.SlO
. イ±
7
.5
14.3 ±6
.
9 * 11 .5
±6.6】3
.
0± 6.O
N
.S77
.3
±
14
.2
7】.
0
±10 .6
N
.S78 .5±
15 .173
.5
± 10 .O
N
.Sl35
.4
±12
.3
13
D9
±
10
.3
N
.S134
.2
±12
.4
136.3
土
1( ] . lN. S25 .
0
± D923
.
9±6 .5N .S24
.
69
.0
22
.9
±5
.7
N
.
Sl20
0主12
. 83.
2
± 11.
5N.
S22
土
1
、6
2
.
0±ユ.
2N
.
S
10.
0± 1.
610.
2
1.
84 .2±1.5
.D
士 1 .91D
.1
±D3
N
.
S
lO
. 工
土2
.
4
N
.
S4
.
0 土2
.6
N
.3
.
7
±2 .5
N
.S1
.傷害 の
頻度対 象
Sl
名
中,痛み を
有して
いるもの
は24
名(30
%)
2
件で
あ っ た
.
, 部 位 別 で
はド肢 が
38
件(
93
%
)と
も 多く ,
次いで 体
幹が4
件
(7
% )であ った
。下 肢の
痛みで は
,膝 関
節・
足 関 節
周囲
の筋
腱付着部の痛
み を
持 つ もフ
が13
名
〔16
% )21
件 (55
%〕と最 も多
か った.その
蝿
ハ
の
内訳は, 膝蓋 骨下 部3
件
(ユ4
%
),
膝蓋
靭 帯部
4
件C19. %
〕.
脛
骨 粗 面 部
10
件
(48
% )
,ア
キ
レ
腱付
着 部4
件(
ユ
9
%)で あ っ た ( 表2 〕
. そ の 他痛
み の 部 位 は , 中 足骨
部
7
件 , 足 関 節内 外 果 部5
件,部
4
件,膝 関節
関節
裂 隙 部2 ,卜
腿
三頭 筋 筋 腹 部
2
件 ,
鼠径 部
1
件
であっ
、 , 以
h
よ
り, 筋 腱 付 着
部障 害 の
ある
A
群13
名
と いB
群68
名 に
分 類し
た
。2
. 筋 腱 付
着 部 障 害と
長の成長速度曲 線の 関 係
小 学生時
の身 長 計測
値
が不 明な1 名
〔
3 生)を除い た80
名を対
象とし
,
成長 速 度曲線
を作成し た結
果
phaseH
に
該 当 す
るも の
が37 名(A
群
3
名,
B
群34
名 ),
phase
皿
が43
〔 A群10 名.
B群
33名
)で あった。各 phaseと筋 腱封
着部
障害 の有
無との
イ2
乗 検 定 の 結
果 .
有意 差 は
認め
らな か っ た
俵
3
〕 、
Mean
±
S
、D
. .N
、
S
:t
sLgnificanz
, *
’p
く
0
.
D5
.C 筋
腱
付
着部
障 害 発 生
に 関連 する 要
因全 調 査 ・ 測
項 目 間 に対 する 相 関 分
析 の結 果.
左 右 の 相 関 は高 値 示し
たが,各要
閃問
では
低を
示 し た 。 ま
た, 各 調
査・ 測 定
項 目ご
と の
t
検 定
の果
,有意
差が
認
め ら れ たの は 右 腸
腰筋 の
タ
イト ネ
ス み で あっ
た(p
〈0 .
〔}5
)
( 表4
>o
腱付
着
部 障 害 の
有無 を 目 的
変
数 と し ,
調
査
・測
定し
ス
ユ
7
項 凵
を
説 明変
数と し
た
判
別 分 析の
結果,2群
問で
有
意に
判
別 で き な か っ た。
そこ でt
ス テッ プ ワ イ ズ 法 を「
.
説明
変数を
体 脂肪 率
,経験年数 , 筋タ イ トネ ス(右 腰筋
,左
大腿四頭
筋, 右ハ
ムスト
リ ン グス
,内転
筋群
)
,アラ
イ
メン
( 左LHA
) の7
項 日に絞 り込ん だ
結 果.2
群 問 の
別は
有意NII-Electronic Library Service
394
理 学療 法 学第
31巻第
7弓
・
表5 ステッ プワ イ ズ法により7
項 目を 説 明 変 数と した†1亅別 分析に お け る標 準 半IJ別化 係 数 項 日 係数 筋タイ トネス ア ラ イメ ント その他 右ハ ム ス トリングス 右腸 腰筋 内 転筋群 左 大腿 四頭 筋 左LHA
体 脂 肪 率 経 験 年 数一
D
.
784 0.
572 0.
・
t8r,0
.
398
−
0
.
445
0.
427−
0.
327Wilks
び)A
=
0
.
8
夏7,
p
=
0
.
03
,
誤 半iJ ”rJ
’
$,
,25
、
99
/e,
判別
式
z≡一
〔0
.
163
×経験 年 数
〕+ {.
o
.
08x
体 脂 肪 率 :}+ (
O,
082
×右 腸 月
要筋
タ イ ト ネス)
+
(
0
.
038
×左 大 腿
四頭 筋
タイ トネ
ス〕一
(O
.
07x
右ハ ムス ト リングス タイ トネス)+ (
0
.
042x
内 転 筋
群 タ イ ト ネス}一
(
O.
183x
左
LHA
)−
6
.
228
成 長
・
発 達
の不均 衡
が・
一
因を な
してい る と考
え.
発 達 年
齢
の 評価 と
し て 坩い ら れる身 長
の成 長 速 度 曲線
と筋 腱 付
着 部 障 害 発
生 との関
連性
につ いて検
討
し た.
身長
の成 長 速度 曲線
と傷 害
との関 係
につ いて.
関
口 らlx/
は成 長 速 度 曲 線
のPHA
とOsgood
−
Schlatter
病
の発
症時
期 と
の関連 を検 討
し た結 果
.
発 症 時 期
はphase
n
と致
し た と 報 告 し
,
占 賀 ら1’
t)はOsgDod−Schlatter
病の発 症時 期
を成 長 速 度
との関 連
で比較
し た結 果
,
発 症時
期 は 暦年 齢
よりも成 長 速 度 曲 線
で求
め た二次 成 長ス ター
トか らの月 数に
相
関 した と報 告
して い る。
今
回の結 呆
は こ れ らの
報 告
と は 異 な り,A
群ではphasen
よ り もphase 皿 に属
す るも
のが多 く
み ら れ た.
t/
今
回の調 査 は 横 断 的 調査
で あ り,
筋
腱付 着 部 障 害
の発
生時 期
を確
認し て いないた め,
phaseII
の時 期
に筋
腱付 着 部 障 害
が発
生しphase
皿まで継 続
し てい た と も考
え ら れ る。
今
後,
筋
腱付 着 部 障 害
のtli
1
”時
期 をti
{確
に把 握 するた め,
phasen
に属 して いて障 害
のな
い選 乎 を長 期 縦 断 的
に調 査 し
ていく
こと が 必要
であ
ると考 え
ら れ る,判 別
で明
ら か と なっ た 要 因 の 測定 値
に各係 数 を 挿 人 し
た結 果,
線
型判 別 関
数 zがマ イ ナX の値
の場合
はA
群
、
プラス の場合
はB
群
に属 す
る と/
測 さ れる。
考
察
1
,
傷 害
の発 生 頻 度 と部
位に関 して成 長 期
のサ ッ カー
に よる傷 害
の発
生頻 度
に関
し て,
鈴
?ksl
,
はll
歳
か ら13
歳
の競 技
レベ ル の男子
サッ カー
選
r
・
を対 象
に調
査 し た 結 果.
障 害 を 認 め な かっ た例
は26
% であ
った
と報 告 し
て いる。 ま た.
中 野
ら 1,) は10
歳
か ら15
歳 ま
での サッ カー
競 技 者 男子
を対 象
に調査
し た結
果,
1
年 間
の傷 害
発生
率
は62
%であ
っ た と報 告
し.
大場
⊥[” は小 学 校
6
年
生 サッ カー
選 手 を 対 象
に調 査 し
た結 果
,
傷
害 を 有 す
る者
は28
.
7
%であっ たと 報 告
し てい る。今 回
の調 査
で痛
み のあ
るも
の は30
%であ り,
大 場 と ほぼ 同様
の 傾向 を示
し た。ま た
,
傷 害 部 位
に 関 して,
池
出 ら11)は ジュ ニ アユー
ス選 手で下 肢の 傷 害 が全
体の77
% を占
め てい た と報
告し
て い る、
, さ ら に,
坂 本 らP は高 校
サ ッ カー
選 手
に お い てド肢
の傷 害
が 全体
の90
% を占
め てい たと報 告
し.
河 野 ら ⊥2:1 は トッ プ レベ ル の チー
ム で ド肢 の傷 害
が70
% を占
め てい たと報 告 し
て い る。今 回
の調
査結 果
で も下 肢の痛 み が93
% であ り
,
ほ ぼ同 様
の傾 向
を示
した。
サッ カー
は 下 肢での ボー
ル コ ン トロー
ルを
主 としたコ ン タクト
スポー
ツ であ
る た め,
競技
レベ ルに 関係
なく
下肢
の傷 害
が多 く発
生し
やす
い と考
え ら れ る。
2
.
筋 腱付 着 部 障 害
と身 長 成 長
速度
との関 係
成 長
期
の スポー
ツ傷 害
の発 生 要 因
とし
て,
身 体 各部
の3.
筋 腱 付 着 部 障害 発
生に関 連 す
る要 因
中学 生
サッ カー
選 手
におけ
る筋 腱付 着 部 障 害
のあ
る 選チ
と ない選予
との筋
腱付 着 部 障 害 発 生
に関 連 す
る要 因
を検 討
し た結 果
,
体 脂 肪 率
,
経 験
年
数
,
筋
タ イ トネス(
右
腸 腰 筋
,
内転 筋
群,
右
ハ ム ス ト リンスグ,
左 大 腿 四 頭筋
),
ア ラ イメ ン ト(
左
1
.
HA
)の7
項
目で2
群問
の判 別
が有
意
に 可能
であ り
,
筋 腱 付 着 部 障 害 発
牛の判別
に影響
を 及 ぽ す因
r一
で あ ること
が分
かっ た,
1
) 筋 腱
f
寸着 部 障 害 発
1ヒと筋
タ イ トネス成 長 期
の スポー
ツ傷 害
と筋
タイ
トネ
ス の関 連性
につ い て,
鳥 居
t51/
は中学 校 高 学 年 か ら高 校
1
年
生頃
に筋 柔 軟
性 は 最 も低 下 す る 傾 向 が 認め ら れ た が.
中 学生 において は傷 害
発 生 と筋柔軟
性 との 間 に 関 連は み られ なかっ た と報 害
してい る、
.
成長期
には筋
タ イ トネスが 増 加 し,筋
腱付 着
部障 害
が生 じ やす
い とさ れ てい る が,
統
言1
学
的に中 学 生 に おい て筋
腱付 着
部障 害
と筋
タ イ トネスとの間
に関
係 が 認 め ら れ た とす る 帳 告 は 少 ない。
今
回の結
果 か らも
、
測 定 し た 個 々の筋
タ イ ト ネス と筋
腱付 着 部 障 害 と
の間
に 有 意 な 関 連 性 は 認 め ら れ な かっ た.
し か し,
測定
項 目相
互の関 連
を考慮
に入
れ た判 別 分 析
を行
っ た 結果
.
統 計学
的
に有 意
に判 別
が 卩亅’
能
であ り
.
筋
タイ ト ネス も障
害
発 生 に 深く
関与
してい る こ とが示 唆
された。また
,
障
害
発生
に 関与す
ると考 え
ら れ るこれ ら の筋
は 左右
で異
なっ てい た、
今
回の対象
者
は右 脚 を蹴 り足
とし
て プレー
している 選 于 が多
い。
こ のた め,
サ ッ カー
の 競技 特 性
の ひ とつ であ る キッ ク動 作
が影響
してい る もの と考 え
られ
るtt2
) 筋 腱 付 着 部障 害
発生 と ア ラ イ メ ン ト下 肢 の ア ラ イ メン ト
と傷 害 発 生
に 関 し て,
加 藤
ら1ff) N工 工一
Eleotronio Library中 学 生サγ カ
ー
選予に お け る筋 腱付 着 部 障 害 発生に関連 する要 因につ い て 395 は.
卜肢
マ ル ア ライ
メ ン トとスポー
ツ傷 害発
生の関 係
につ いて検 討 し
た結 果
.
踵 骨
の ア ライメ ント とド腿 部
お よ び 足 関 節の傷 害 に 関 係 がみ られ,
サ ッ カー
で は0
脚
と 踵骨
マ ル アラ イ メン トの発 生 比率
が 高 かっ た と 樶 告 し てい る.
.
/
今
回の結 果
か ら.
左LIIA
が筋
腱付 着 部 障 害
発 生に 関 与 する こ とが 示唆
され た,
キ ッ ク動 作
の際
に,
軸 足
はclosed
kinetic
chain 卜』
で 周定
し.
安 定
さ せ る 必要
があ
る
。
立位
で の足 部の安 定 化には 踵 骨の ア ライメ ン トが 深く関
わ る ため.
LHA
が筋 腱 付 着 部 障 害 発
生の要 因
と し て関 与
し た と考 え られ
る。
し
かも
,
今
同の対 象 者
は左 脚
を軸
足 と して プ レー
してい る選 手
が 圧倒 的
に多
い ため、
左LHA
が関連 因 丁
と なっ た と考
え ら れ る.
、
以 上の こ とか ら
,
中 学
生 サ ッ カー
選 手
におい て筋
腱付
着 部 障 害 発 生 を
r
測 す
るこ と が 口亅’
能
にな
る と考 え
られ
70
,
,
今 後
,
予測 を 行 う
こと
で,
障 害
予防
に対
し ても介 入
で き る 可 能性
が 示 唆 さ れ た.
,
ま
た.
今 回得
ら れ た判 別 式
は.
判 別 分析
の性 質
上.
今
回 対象
となっ た グ ルー
プ の選手
に の み で有 効
であ
る,今
後
,
障害
予 防 に か かわっ てい く際に は,
対象
となる グ ルー
プ ご と に判 別 分 析
を行
い,
判 別
要因
を検 討
し てい く必 要がある と考
えら れ る、
、
謝
辞
:最後
に,
本
調査
・
測定
に あ たっ て ご協 力 を
い ただ
いた各 中学 校
の学 校 長
,
サッカー
部顧 問
の先
生方
な ら び にサ ッ カー
部 員
の皆 様
に厚 く
お礼 申
し トげ
ま す。引用 文献
U 坂本雅 昭,
増 永 止幸・
他 高 校 サ ッカー
一
部 に お け る 外 傷・
障 害 発牛状 況につ い て
.
」OLirnnl ofAthtetic
Rehabititation