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ヘアリーベッチの鋤込みと除草の有無が水稲収量構成要素,玄米品質に及ぼす影響

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Academic year: 2021

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2016 年 6 月 30 日受理 連作責任者:來田康男(Yasuo Koroda@perf.hyogo.lg.jp)

ヘアリーベッチの鋤込みと除草の有無が水稲収量構成要素,

玄米品質に及ぼす影響

來田康男

1)

・牛尾昭浩

1)

・榎 悦朗

1)

・小河拓也

2)

・澤田富雄

1) 1)兵庫県立農林水産技術総合センター農産園芸部(〒 679 − 0198 兵庫県加西市別府町南ノ岡甲 1533) 2)兵庫県立農林水産技術総合センター北部農業技術センター(〒 669 − 5254 兵庫県朝来市和田山町安井 123)

要旨: ヘアリーベッチ(Vicia villosa Roth)の鋤込みが後作水稲の収量,収量構成要素,外観品質(検査等級),食 味関連成分(玄米タンパク質含有率)に及ぼす影響を検討した.その結果,ヘアリーベッチの肥効は水稲生育期 全般にわたるため,収量は確保されるが,玄米中タンパク質含有率が高まることがわかった.また,収量の安定 確保のためには初期からの除草体系との併用も必要と考えられた.

キーワード:ヘアリーベッチ,鋤込み,水稲,収量,玄米品質

緒言

マメ科のヘアリーベッチ(Vicia villosa Roth)は緑肥作 物として有望で,雑草抑制効果も報告されている.一方, 兵庫県では環境創造型農業(化学農薬および肥料の低減) を推進しており(兵庫県 2013),これに対応した栽培技術 の開発も望まれる. そこで著者らはこれまでに,ヘアリーベッチの鋤込みが 後作水田の雑草発生や水稲生育へ及ぼす影響について検討 し,一部の草種に雑草抑制効果が見られるが,その効果は 化学農薬に比べて弱いこと,水稲の茎数を増加させる緑肥 効果が見られる等の知見を得た(來田ら 2015). 本報では,前回報告後に調査した収量,収量構成要素, 外観品質(検査等級),食味関連成分(玄米タンパク質含 有率)等についての知見を報告する.

材料および方法

兵庫県農林水産技術総合センター場内圃場(兵庫県加西 市)2 筆で,2014 年に試験を実施した.試験規模は 1 区 40㎡,2 ∼ 3 反復とした.供試品種は「ヒノヒカリ」で, 栽植密度は 18.5 株 /㎡(条間:30cm,株間:18cm),田植 日は 6 月 27 日,稚苗移植,無肥料とした.その他の管理は, 県の標準的栽培法に従った.ヘアリーベッチの品種は「寒 太郎」で,4.0kg/10a を 2 月 27 日に播種し,6 月 8 日にフレー ルモアによる刈取・裁断,6 月 9 日にロータリによる鋤込 み(耕深約 15cm),6 月 24 日に入水した.鋤込みから入 水までの乾田期間は 15 日間であった. 試験区は,生重でヘアリーベッチ鋤込量 0.0(ベッチ無), 1.5 t/10a(2 筆平均)(ベッチ有)の区を設定した.鋤込量 は一筆対角線上に 3 箇所,0.25㎡のヘアリーベッチを地際 から採取,生草重を測定し,10a 当に換算した.このベッ チ無,ベッチ有のそれぞれの区にさらに除草無,除草有の 区を設定した.除草有は雑草調査後の 8 月 11 日に,シハ ロホップブチル・ベンタゾン液剤および 2,4-D(液剤)を 混合散布して除草した. 参考として前作水稲の慣行田も調査した.慣行田は施肥 窒素量 7.0 kg/10a(肥料:LP140E80,基肥全量施用)とし, その他の管理は,県の標準的栽培に従った.除草は,田植 直後にテフリルトリオン・ピラクロニル・メタゾスルフロ ン粒剤,中干し前にベンタゾン液剤を散布した. 調査項目は,茎数,葉中窒素,全重,粗籾重,籾 / 藁比, 玄米収量(精玄米重),籾摺歩合,精玄米歩合,収量構成 要素(穂数,一穂籾数,㎡当籾数,登熟歩合,千粒重), 外観品質(検査等級),食味関連成分(玄米タンパク質含 有率)である.葉中窒素は葉中窒素測定器(サタケ社製 CCN5000)を用い完全展開葉の上位第 2 葉を測定した.玄 米外観品質(検査等級)は兵庫農政事務所の格付けに基づ き行なった.食味関連成分(玄米タンパク質含有率)は近 赤外分光光度計(BÜCHI 社製 NIRLab N-200)を用いて測 定した.

結果および考察

試験区水稲の出穂期は 9 月 4 日,成熟期は 10 月 22 日で あった. 茎数の推移を見ると,ベッチ有はベッチ無に比べ茎数が 多く(第 1 図),この結果,穂数も多くなった(第 1 表). また,ヘアリーベッチの鋤込みにより無処理より茎数が増 え,穂数も増加する傾向は他の文献でも見られる(藤原・ 吉田 1999,杉本・岡田 2000,米倉・大下 2001)ことから, ヘアリーベッチの緑肥効果を示すと考えられる.次に,葉 中窒素の推移を見ると,ベッチ有はベッチ無に比べ,調査 した全生育期間にわたって高く推移し(第 2 図),ヘアリー ベッチの緑肥効果は長期間に及ぶと考えられる. 一方,ヘアリーベッチの雑草抑制効果は一部草種に見ら 41 作物研究 61:41 − 43(2016)

Copyright 近畿作物・育種研究会 (The Society of Crop Science and Breeding in Kinki, Japan)

短 報

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れるものの化学農薬より弱く,期間も一カ月程度しか継続 しないため(來田ら 2015),多収を望む場合,除草が必要 である,本報でもベッチ有,ベッチ無の何れにおいても除 草有の方が除草無よりも 8 月以降の茎数の減少が抑えられ (第 1 図),穂数も多くなった(第 1 表).収量はベッチ無 +除草無 330kg/10a,ベッチ有+除草無 363kg/10a,ベッチ 有+除草有では 441kg/10a となっており(第 1 表),ヘアリー ベッチの緑肥効果に加え,8 月 11 日の除草により雑草と の競合が緩和され,水稲の栄養状態が保たれて,茎数の減 少が抑えられた結果,穂数が確保され,収量に結び付いた と考えられる. ただし,ヘアリーベッチ処理区の中では収量が高かった ベッチ有+除草有の 441kg/10a でも田植え直後に除草処理 した慣行田の 570kg/10a より 20% 程度低収となった(第 1 表).ヘアリーベッチの雑草抑制効果は除草剤より弱いた め(來田ら 2015),初期の雑草発生量の差が収量に反映さ れたと考えられる.このため,ヘアリーベッチの鋤込みと 成分数の少ない初期除草剤との組み合わせた栽培法につい て現在試験中である. ヘアリーベッチ鋤込みによる収量構成要素への効果を見 ると,ベッチ無に対してベッチ有では穂数,一穂籾数とそ れらの積である㎡当たり籾数が多く,これが収量の処理間 差をもたらしていた(第 1 表).他の事例でもヘアリーベッ チ鋤込みによる収量構成要素への影響は,穂数や一穂籾数 の増加が大きく,登熟歩合や千粒重の差は小さい傾向が見 られ(杉本・岡田 2000,米倉・大下 2001) ,ヘアリーベッ チ鋤込みの収量構成要素に対する効果は主に籾数増加であ ることが伺われた.このことから,ヘアリーベッチの肥効 は長期に及び(第 2 図),穂数,一穂籾数が確保され,収 量向上に結び付くと考えられる. ベッチ鋤込みによる籾数増加を反映して全重,粗籾重も ベッチ無に比べてベッチ有の方が重くなったが,籾藁比, 籾摺歩合,精玄米歩合にはベッチ有とベッチ無との間で差 は見られなかった(第 1 表). 外観品質はベッチ有とベッチ無とも同等であったが, ベッチ有では一部に青未熟が観察された(第 1 表).また, ベッチ有は,ベッチ無より玄米中タンパク質含有率が高く なった(第 1 表).青未熟や玄米中タンパク質含有率の増 大傾向は窒素の遅効きを示しており,ヘアリーベッチの肥 効の長さを反映すると考えられる.即ち,良食味米生産の ためには鋤込量を制御して登熟期間の肥効を制限する等の 対策も必要と考えられるが,具体的方法については今後の 課題である. ところで,農家の収益向上のためには収量の確保が重要 となるが,別の方向性として考えられるのは多収のみを求 めず,選択肢の一つとする考え方である.第 2 表に各栽培 法における収益試算の例を示す.ベッチ有+除草有,ベッ チ有+除草無は慣行田との収量比が各々 77%,64%とな





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ྠᕥ 䢉䢚䡫䡽↓ ฎ⌮ẚ 第 1 表 ヘアリーベッチの鋤込みと除草の有無が水稲の収量・収量構成要素・外観品質・玄米中タンパク質含有 率に及ぼす影響 (2 圃場平均). 第 1 図 ヘアリーベッチの鋤込みと除草の有無が茎数 に及ぼす影響(2 圃場平均). 㻝㻡㻜 㻞㻡㻜 㻟㻡㻜 㻣㻛㻞㻞 㻤㻛㻠 㻥㻛㻝 㻥㻛㻞㻥 ⱼ ᩘ 䠄ᮏ 㻛䟝 䠅 ㄪᰝ᭶᪥ 䕿䢉䢚䡫䡽᭷䠇㝖ⲡ᭷ 䕧䢉䢚䡫䡽↓䠇㝖ⲡ᭷ 䖃䢉䢚䡫䡽᭷䠇㝖ⲡ↓ 䕦䢉䢚䡫䡽↓䠇㝖ⲡ↓ 㗟㎸ᚋ᪥ᩘ 㻠㻟 㻡㻢㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌 㻤㻠㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻌㻝㻝㻞 第 2 図 ヘアリーベッチの鋤込みと除草の有無が葉中 窒素に及ぼす影響(2 圃場平均). 㻞㻚㻝 㻞㻚㻤 㻟㻚㻡

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るが,化学肥料を使用せず,化学農薬も節減するため慣行 よりコストが抑えられる.また特別栽培米として高価格で 販売できるため,10a 当たりの売上と肥料農薬代の差引額 で比較すると慣行田の対比はベッチ有+除草有,ベッチ有 +除草無で各々 88%,76%にまで接近する.ヘアリーベッ チの鋤込みは,化学肥料や農薬等の環境負荷の軽減に貢献 すること,および安全な米を生産していることを消費者に 訴求し顧客の獲得や販路開拓,村おこし,地域のイメージ アップ等へと多面的に展開させうる可能性がある.

引用文献

藤原仲介・吉田正則(1999)ヘアリーベッチを利用した除 草剤を用いない水稲栽培.雑草研究 38(別):208-209. 兵庫県(2013) 環境創造型農業の推進状況 兵庫県農政 環境部農業改良課:1-4. 來田康男・牛尾昭浩・榎 悦朗・澤田富雄(2015)ヘアリー ベッチの鋤込みが雑草発生と水稲生育に及ぼす影響.作 物研究 60:43-46. 杉本秀樹・岡田雅道(2000)ヘアリーベッチすき込みが潤 土直播栽培による水稲の生育・収量に及ぼす影響ならび に布マルチによる雑草抑制効果(予備実験).日作四国 支報 37:90-91. 米倉賢一・大下 穣(2001)水稲の有機栽培における雑草 管理に関する研究:第 2 報 ヘアリーベッチ栽培が雑草 発生とイネの生育に及ぼす影響.雑草研究 40(別): 126-127.







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Effects of soil incorporation of hairy vetch on yield,yield component,inspection

grade and protein content of lowland rice grains

Yasuo Koroda1), Akihiro Ushio1), Yoshiaki Enoki1), Takuya Ogawa2), Tomio Sawada1)

1) Hyogo Prefectural Technology Center for Agriculture,Forestory and Fisheries

(1533 Minami-no-okakoh, Behu, Kasai, Hyogo, 679-0198, Japan)

2) Hyogo Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestory and Fisheries, Hokubu Agricultural Technology Institute

(123 Yasui,Wadayama, Asago,Hyogo,669-5254,Japan)

Summary: We investigated the effects of soil incorporation of hairy vetch (Vicia villosa Roth) on the yield, yield component,

inspection grade and protein content of lowland rice plants in Hyogo Prefecture, western Japan. The effect of the soil incorporation of hairy vetch was observed throughout the growth period. For the stable securing of yield, it was thought that the combination with the weeding system from the early days was necessary.

Key Words:hairy vetch, soil incorporation, lowland rice, yield, quality of rice grain

Journal of Crop Research 61:41-43(2016) Correspondence: Yasuo Koroda (Yasuo Koroda@perf.hyogo.lg.jp)

43 ヘアリーベッチの鋤込みと除草の有無が水稲収量構成要素,玄米品質に及ぼす影響

参照

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