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平成27年政策評価

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(1)

平成27年

福島県警察 政策評価

福島県警察本部

FUKUSHIMA

PREF.

POLICE

2015

~福島を支える力強い警察~

(2)

~はじめに~ □ 政策評価とは 政策評価とは、行政機関が主体となり、政策目標を実現するための行政 活動を対象としてその評価を行うことです。 □ 政策評価の目的 県警察における政策評価は、県民の視点に立ち、適正かつ効果的に警察 行政を推進するとともに、警察行政の透明性を確保し、県民の理解と協力 を得て、警察行政の更なる充実・強化を図ることを目的として実施してい ます。 平成27年福島県警察業務運営指針に掲げた各重点目標及び重点施策に ついて、県警察の各部門が取り組んだ活動結果を踏まえて評価しました。 □ 政策評価の対象期間 平成27年1月1日から12月31日までの1年間 福島県警察シンボルマスコットキャラクター 「ふくぼうしくん」 「ふくぼうしさん」

(3)

目次

平成27年

政策評価の対象施策

重点目標1

犯罪の起きにくい社会づくり

・・・・・・・・・・・・1

① 復興を支える治安対策の推進 ② 人身の安全を確保するための取組の推進 ③ 総合的な犯罪抑止対策の推進 ④ 少年の非行防止・保護総合対策の推進

重点目標2

初動警察活動と街頭活動の強化による地域の安全確保・・6

① 迅速・的確な事態対処能力の向上 ② 執行力強化のための組織運営 ③ 犯罪の抑止と検挙活動の強化

重点目標3

県民が不安を感じる犯罪の徹底検挙と組織犯罪の封圧・・10

① 捜査力の強化による県民が不安を感じる犯罪の徹底検挙 ② 組織犯罪対策の総合的推進 ③ 危険ドラッグ等薬物乱用防止対策の推進 ④ 適正捜査の推進と捜査基盤の充実 ⑤ 生活環境事犯の取締り強化と厳格な銃器行政の推進 ⑥ 児童ポルノ事犯等福祉犯捜査の強化

重点目標4

交通事故分析等を踏まえた総合的な対策による交通事故の防止・・17

① 交通事故防止対策の推進 ② 交通指導取締り、交通事故事件捜査による道路交通秩序の維持 ③ 安全で快適な交通環境の整備 ④ 効果的な運転者対策の推進

重点目標5

大規模災害対策とテロの未然防止

・・・・・・・・・・・22

① 大規模災害対策等の推進 ② テロ・ゲリラの未然防止対策の推進 ③ 多様化する脅威への適切な対応

(4)

重点目標6

サイバー空間における安全と安心の確保

・・・・・・・・・・・26

① サイバー犯罪対処能力の向上 ② サイバー犯罪抑止対策の推進 ③ サイバー犯罪の取締り強化 ④ サイバー攻撃対策の推進

重点施策

県民の期待と信頼に応える強い組織づくり

・・・・・・・・・・・31

① 県民の立場に立った業務の推進 ② 総合的な犯罪被害者等支援の推進 ③ 適正な業務の推進と実効ある業務管理 ④ 幹部の指揮能力の向上と若手警察官の早期戦力化 ⑤ 女性の視点を一層反映した組織運営の推進 ⑥ 治安基盤の充実・強化

(5)

重点目標1

犯罪の起きにくい社会づくり

目標の主旨 県民が安心して生活できる社会を実現するため、関係機関・団体、地域住民 等と連携しながら、高い規範意識と強い絆を定着させて犯罪を許さない気運を 醸成するとともに、復興に向けた犯罪抑止対策を強化し、真に犯罪の起きにく い社会づくりを推進します。 児童虐待、ストーカー事案等に対しては、人身の安全の確保を最優先にした 諸対策を推進し、犯罪被害の未然防止と安心感の醸成を図ります。 重点推進事項 1 復興を支える治安対策の推進 2 人身の安全を確保するための取組の推進 3 総合的な犯罪抑止対策の推進 4 少年の非行防止・保護総合対策の推進 総合実績評価 1 自治体や関係部門と連携を図り、復興関連事業者の実態把握に努めるとと もに、被災地における合同パトロールを実施し、犯罪の未然防止に努めた。 2 事案認知時から被害者の安全確保を最優先とした対応ができるよう各関係 機関との連携を強化し、迅速かつ的確な対応を行った。また、学生等に対し て防犯指導等を実施し、自己防犯意識の醸成に努めた。 3 様々な媒体を利用して犯罪発生状況の情報提供を実施するなど犯罪抑止対 策を推進した。 4 少年の健全育成のためのイベントの開催や意見交換等を通して、県内の学 校、児童相談所、ボランティア団体との連携をより強化した。 主な数値結果 H23 H24 H25 H26 H27 認知件数 16,179 14,616 14,596 14,316 12,791 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 刑法犯認知件数の推移 認知件数 H23 H24 H25 H26 H27 被害額 9,416 17,984 31,716 47,079 45,801 認知件数 34 41 94 111 163 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 なりすまし詐欺認知件数・被害額の推移 被害額 認知件数

(6)

重点推進事項1

復興を支える治安対策の推進

<主な取組状況> ○ 被災地における犯罪抑止対策の推進 避難区域の防犯ボランティア(28団体、車両317台、955名)と連携し、 合同パトロールや物品支援、情報提供を積極的に行い、防犯力の強化に努めた。 さらに、各自治体に対し、防犯カメラ設置に向けた働きかけを行い、8町村 において合計243か所、356台が設置された。 ○ 避難者居住地における安全・安心向上対策の推進 ○ 復興関連事業の進展に伴う実態把握と防犯指導の推進 自治体等と連携を図り、復興関連事業者の実態把握に努め、「地域安全ニュース」 等の広報誌を定期的に作成・配布しながら、同事業者等に対する防犯指導を実 施した。 除染等復興関連事業者による自主防犯組織10団体と連携し、合同パトロール を実施した。 関係企業や自治体と連携し、作業員宿舎や各種会議等において、復興関連作 業員に対する防犯講話を積極的に実施した。(南相馬署、二本松署ほか7署で合 計45回(約9,200人)に対して実施) <今後の取組> 今後も復興の進展に伴って変化する情勢に対応しながら、被災地を始めとした県 内の治安対策を推進する。 県内の仮設住宅184か所のうち157か所 (設置率85.3%)で設置されている自治体 に対し、安全・安心を確保するための地域 コミュニティの再生に向けた指導等を実施 した。 防犯ボランティア団体が必要とする物資 の把握に努め、装備資機材を始め、仮設住 宅に設置するのぼり旗や居住者に配布する 防犯広報グッズ等の配布支援を積極的に行 い、避難者の安全・安心の確保に努めた。 仮 設 住 宅 に お け る 防 犯 活 動 の 状 況

(7)

重点推進事項2

人身の安全を確保するための取組の推進

<主な取組状況> ○ 被害者等の保護対策の徹底と積極的な事件化の推進 ストーカー・配偶者暴力事案等の人身安全関連事案については、加害者に対 する警告や事件化を積極的に行い、被害者等の安全確保を最優先とした組織的 な対応を強化したほか、福島県女性のための相談支援センターとの連絡会の開 催、保護観察所担当者との意見交換など、関係機関等との連携を強化した。 ○ ストーカー・配偶者暴力事案等に対する迅速かつ的確な対応 事案認知から対処に至るまで生活安全部門と刑事部門等が連携して対応し、 事案認知時における警察署長及び警察本部内関係各課への速報を徹底するとと もに、被害者等に危害が加えられるおそれが極めて高いと認められた事案につ いては即応態勢を確立した。 ○ 子ども・女性の安全を確保するための諸対策の推進 子どもや女性が被害者となる声かけ事案や性犯罪が発生した場合には、関係 部門が連携し、初動捜査を徹底して被疑者等の検挙に向けた組織的捜査を展開 した。また、発生時間帯の警戒等を実施するなど続発防止に努めたほか、先制 的予防活動を推進して地域住民の不安と安全の確保に努めた。 さらに、声かけ事案等の発生状況をホームページで広く県民に広報するとと もに、県内の大学等に対して性犯罪等の発生状況や防犯のポイント等について タイムリーな情報発信を行うなど、きめ細かな広報啓発に努めた。 看護学生や一般企業の女性従業員に対し、防犯指導や護身術の指導等を実施 し、防犯意識の醸成に努めた。 <今後の取組> 人身安全関連事案については、事態が急変して重大事件に発展するおそれがある ことから、今後も事案認知の段階から被害者の安全の確保を最優先とした組織的な 対応をしていく。 防 犯 教 室 の 状 況

(8)

重点推進事項3

総合的な犯罪抑止対策の推進

<主な取組状況> ○ 地域の犯罪情勢に即した効果的な犯罪抑止対策の推進 県内の犯罪発生状況については、定期的に発生傾向を分析し、県警ホームページ 及び新聞による情報提供並びにセキュリティメール(Sメール)及びTwitter (ツイッター)を活用した情報発信を行った。 また、地方紙への掲載、ラジオ番組への出演、テレビでの放送等により年間 を通して犯罪被害防止対策等に関する広報啓発活動を実施した。 ○ 地域住民等との連携・協働による犯罪抑止対策の推進 関係機関・団体及び地域住民等との連携を強化し、自転車盗被害防止のため の二重ロックの広報啓発活動や戸建て住宅に対する防犯診断等の犯罪抑止対策 を推進した結果、自転車盗、自動販売機ねらい、空き巣の発生件数が前年より も減少した。 ○ 振り込め詐欺を始めとする「なりすまし詐欺」予防対策の推進 <今後の取組> 今後も、マイナンバー制度の導入などにより巧妙化する「なりすまし詐欺」や県 民の身近なところで発生する各種窃盗事件の未然防止のため、関係機関と連携して 積極的な広報活動を展開していく。 県内30金融機関と「なりすまし詐欺」被 害防止協定を締結し、65歳以上の利用者が 現金200万円以上を払戻す際にチェックリ ス ト で確認することで、平成27年12月末現在 で84件、2億1,656万円の被害を未然に防 止した。 医療漫談家のケーシー高峰氏の協力を得 て、「なりすまし詐欺」被害防止広報ポスター を作成・掲示するとともに、広報用マスコ ッ ト キャラクター「カクニンジャー福くん」を 一般公募から選出し、各種広報に活用する など、被害防止のための広報活動を積極的 に展開した。 自 転 車 盗 ・ 空 き 巣 ・ 自 動 販 売 機 ね ら い の 発 生 状 況 ( 単 位 : 件 ) 被 害 防 止 広 報 用 ポ ス タ ー カ ク ニ ン ジ ャ ー 福 く ん 自 転 車 盗 空 き 巣 自 動 販 売 機 ね ら い 平 成 27 年 1,762 581 151 平 成 26 年 2,173 709 333 前 年 対 比 -411 -128 -182 増 減 率 -18.9% -18.1% -54.7%

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重点推進事項4

少年の非行防止・保護総合対策の推進

<主な取組状況> ○ 非行少年を生まない社会づくりの一層の推進 (※)社会参加活動~清掃活動や各種非行防止 キャンペーンへの参加等のこと。 ○ いじめ事案、児童虐待事案への的確な対応 ○ 少年を取り巻く有害環境浄化対策の推進 危険ドラッグ等の薬物乱用防止を図るため、学校や屋外イベント等において、 薬物乱用防止広報車や教材を活用した生徒に分かりやすい薬物乱用防止教室を 積極的に開催した。 ・薬物乱用防止教室の実施数 合計130回(参加少年合計19,062人) <今後の取組> ソーシャルメディアの利用等に伴い、少年を取り巻く環境が変化し、いじめや非 行に関わる少年も少なくないことから、関係機関との情報交換を密にしながら、引 き続き学校や社会活動を通して少年の健全育成のための指導に当たる。 非行少年の再犯者率が高水準で推移して おり、再犯防止を図るため支援対象少年を 80人選定し、継続的な指導・助言を実施し た。さらに、学校や少年警察ボランティア 等と連携し、県内4地区において「農業体 験による立ち直り支援活動」を行ったほか、 社会参加活動(※)、スポーツ活動等を実施 したことにより、38人の少年に対する支援 が終了した。 いじめ問題を早期に把握するため、学校 等と連携し、少年相談、福島県警察スクー ル サポーター制度を活用した情報交換、非行 防止教室等を積極的に行い、いじめ事案の 未然防止に努めた。 児童虐待事案については、児童の安全確 保を最優先とし、確実な児童相談所への通 告を実施した。また、児童相談所と警察署 との合同模擬訓練を実施したほか、児童相 談所関係者と随時に意見交換を行うなど連 携を強化した。 農 業 体 験 に よ る 立 ち 直 り 支 援 活 動 の 状 況 児 童 相 談 所 と の 訓 練 状 況

(10)

H23 H24 H25 H26 H27 発令件数 231 268 230 237 218 検挙件数 133 162 136 149 128 検挙率 57.6% 60.4% 59.1% 62.9% 58.7% 54% 56% 58% 60% 62% 64% 0 50 100 150 200 250 300

緊急配備等発令件数・検挙件数の推移

発令件数 検挙件数 検挙率

重点目標2 初動警察活動と街頭活動の強化による地域の安全確保

目標の主旨 県民の身近で発生する様々な事件・事故等に対し、早期解決に向けた迅速・ 的確な初動警察活動を展開するとともに、パトロールや立番等の街頭活動を強 化し、犯罪の未然防止や職務質問による犯罪の検挙に努め、地域の安全と安心 を確保します。 また、巡回連絡等の地域に密着した活動を推進し、地域との絆と平穏の確保 を図ります。 重点推進事項 1 迅速・的確な事態対処能力の向上 2 執行力強化のための組織運営 3 犯罪の抑止と検挙活動の強化 総合実績評価 1 通信指令システムや地域警察デジタル無線システムを効果的に活用して通 信指令室による一元的指揮を徹底し、被害拡大の防止、犯人の早期検挙等地 域の安全と安心の確保に努めた。 2 各種研修会や同行指導等を通じて地域警察官に対する実務指導を強化し、 現場執行力の強化を図った。 3 県民の目に見える効果的な街頭活動を展開するとともに、積極的な職務質 問等により犯罪の抑止と検挙に当たり、地域の安全と安心の確保に努めた。 主な数値結果 「緊急配備等」とは、 【緊急配備】重要事件等が発生した際、警戒員を配置して行う検問等 【警戒活動】緊急配備事件に準ずる事件の発生に際し、必要な警察力を動員して行う緊急配備に準ずる活動 をいいます。

(11)

重点推進事項1

迅速・的確な事態対処能力の向上

<主な取組状況> ○ 通信指令室を核とした陸・海・空一体となった警察総合力の発揮 通信指令システム、地域警察デジタル無線システムを効果的に活用するとと もに総合的な機動力を発揮し、迅速な現場臨場に努めた。 また、緊急配備等の発令件数は218件(前年対比-19件)、緊急配備等による 犯罪等の検挙件数は128件(前年対比-21件)で、緊急配備発令件数に対する検 挙率は58.7%(前年対比-4.2ポイント)であった。 ○ 関係機関と連携した迅速・的確な初動警察活動 鉄道事業者、消防機関等と連携した迅速・的確な初動警察活動を行うことが できるよう、鉄道事故や災害等を想定した実戦的な合同訓練を実施するなど、 関係機関との連携強化を図った。 ○ 各種通信システムの効果的活用 ○ 事態対処能力の向上 年間を通じた計画的な教養訓練や、隣接県・署合同による実戦的な訓練によ り、総合力を発揮した事態対処能力の向上を図った。 <今後の取組> 警察の生命線である初動警察活動の強化を図るための各種施策を推進し、迅速・ 的確な事態対処能力の向上を図る。 教養訓練や巡回指導を強化したことによ り、PSD(※2 、ヘリテレ(※3)等各) 種通信システムの活用が定着した。 「110番の日」における広報活動や通信 指令室見学者に対する分かりやすい説明に より、適切な110番利用と警察相談専用ダ イヤル「#9110」の利用を呼びかけた。 平成27年中のリスポンスタイム(※1)は6分51秒で、前年対比-1秒 (※1)リスポンスタイム~110番受理から警察官が現場に到着するまでの所要時間 「 1 1 0 番 の 日 」 広 報 活 動 の 状 況

(※2)PSD(Police Station Data terminal)~GPS付き携帯電話を利用したデータ端末 (※3)ヘリテレ(福島県警察ヘリコプターテレビシステム)~ヘリコプターからの映像配信

(12)

重点推進事項2

執行力強化のための組織運営

<主な取組状況> ○ 若手警察官の早期育成 ○ 地域に密着した交番機能の強化 ○ 適正かつ効率的な業務管理の徹底 適正な業務推進を図るため、県本部が県内のすべての警察署、交番・駐在所 に対して実務指導を実施するとともに、署長等幹部が、定期的に交番・駐在所 を巡視し、業務管理の徹底を図った。 本部長を始め幹部が駐在所を督励し、勤務員及びこれを支える配偶者の士気 高揚を図った。 ○ 職務執行に伴う受傷事故の防止 装備資機材を活用した実戦的訓練や、過去に発生した各種事件・事故現場に おける受傷事故事例を基に教養を実施した結果、受傷事故防止に対する意識の 高揚が図られ、公務執行妨害事案が減少した。 <今後の取組> 実務指導や実戦塾を計画的に実施し、若手地域警察官はもとより、指導的立場の 者を含めた全地域警察官の現場執行力の強化を図る。 閉鎖等駐在所については、復興状況を踏まえて運用再開に努める。また、交番相 談員の運用改善やパトカーの駐留警戒等の補完措置により不在交番等の解消に努め る。 各種研修会の開催や職務質問技能指導班 による同行指導を実施することにより若手 警察官の早期育成に取り組むなど、地域警 察官の執行力の強化に努めた。 地域の復旧、復興状況を踏まえ、東日本 大震災及び東京電力福島第一原子力発電所 事故の影響により閉鎖していた駐在所の運 用を再開し、帰還住民等の安全安心の確保 に努めた。 交番相談員の運用の改善やパトカー駐留 警戒等勤務員不在時の補完措置により、交 番等機能の強化に努めた。 ・江名駐在所 H27.4に通常運用を再開 ・山木屋駐在所 H27.8に昼間運用を開始 ・楢葉駐在所 H27.9に昼間運用を開始 職 務 質 問 技 能 向 上 研 修 会 の 状 況 江 名 駐 在 所 開 所 式

(13)

重点推進事項3

犯罪の抑止と検挙活動の強化

<主な取組状況> ○ 県民から見える効果的な街頭活動の強化 ○ 職務質問等による犯罪の抑止及び検挙活動の強化 12,791件で、前年より1,525件 平成27年中における刑法犯認知件数は (10.7%)減少した。 管内の犯罪発生実態を踏まえ積極的に職務質問等を実施して 地域警察官は、 犯罪の検挙に努めたが、検挙件数は1,959件で前年より200件(9.3%) 減少した。 地域警察官の刑法犯の検挙率は13.38%で、前年より0.05%増加した。 区 分 検挙件数 前年比 刑 法 犯 検 挙 1,712件 -196件 特 別 法 犯 検 挙 247件 -4件 職 務 質 問 に よ る 検 挙 447件 -114件 ○ 地域の実態に即応する警察活動の強化 災害(復興)公営住宅の整備の進展に合わせ、避難者等に対する重点的な巡 回連絡を実施するなど、管内の実態把握活動を強化した。 ミニ広報紙、交番速報、FAXネットワークによる地域住民への情報提供を 強化するとともに、県警ホームページ上に「ザ・地域警察官」コーナーを開設 して地域警察官の活動状況を随時紹介するなど、効果的な情報発信に努め、地 域住民の安心感の醸成に努めた。 <今後の取組> 街頭活動を強化し犯罪の抑止を図るとともに、積極的な職務質問による犯罪の検 挙活動や管内の犯罪発生実態に応じた検挙活動を推進する。 地域の実態把握に努めるとともに、地域の安全と安心の確保のため積極的な情報 発信に努める。 、 、 個々の地域警察官は 創意工夫を凝らし 積極的かつ効果的な街頭活動に努めた。 鉄道警察隊では、列車警乗を強化すると ともに、県内主要駅構内において立哨台を 活用した警戒を実施するなど、県民から見 える活動を展開した。 避難指示区域等では、車両検問や防犯警 戒を推進し、体感治安の向上に努めた。 避 難 指 示 区 域 等 に お け る 車 両 検 問 ( ) 地 域 警 察 官 に よ る 検 挙 件 数 平 成 2 7 年

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H23 H24 H25 H26 H27 認知件数 137 133 115 104 121 検挙件数 101 113 76 66 111 検挙人員 76 87 65 54 81 検挙率 73.7% 85.0% 66.1% 63.5% 91.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0 20 40 60 80 100 120 140 160 重要犯罪の推移 認知件数 検挙件数 検挙人員 検挙率 H23 H24 H25 H26 H27 認知件数 2972 1964 1877 1995 1844 検挙件数 976 1272 782 841 942 検挙人員 174 131 101 141 115 検挙率 32.8% 64.8% 41.7% 42.2% 51.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 重要窃盗犯の推移 認知件数 検挙件数 検挙人員 検挙率

重点目標3 県民が不安を感じる犯罪の徹底検挙と組織犯罪の封圧

目標の主旨 殺人や強盗などの凶悪犯罪のほか、空き巣やなりすまし詐欺等の県民が不安 を感じる犯罪の検挙を徹底し、検挙の面から県民が安全と安心を実感できるよ う努めます。また、社会の安全を脅かす危険ドラッグを始めとする薬物乱用を 根絶するとともに、復興の妨げとなり、治安悪化の大きな要因となる暴力団等 の組織犯罪に対しては、あらゆる捜査手法を活用した戦略的な取締りと福島県 暴力団排除条例の効果的な運用による資金源対策、排除対策等を推進し、犯罪 組織の弱体化・撲滅を図ります。 重点推進事項 1 捜査力の強化による県民が不安を感じる犯罪の徹底検挙 2 組織犯罪対策の総合的推進 3 危険ドラッグ等薬物乱用防止対策の推進 4 適正捜査の推進と捜査基盤の充実 5 生活環境事犯の取締り強化と厳格な銃器行政の推進 6 児童ポルノ事犯等福祉犯捜査の強化 総合実績評価 1 刑法犯の認知件数、検挙件数・人員ともに減少したが、重要犯罪について は認知時からの的確な初動捜査により、すべての殺人事件を検挙するなど、 検挙件数が大幅に増加し、検挙率も過去10年で最も高くなった。 2 暴力団取締りについては、検挙件数・人員とも増加し、福島県暴力団排除 条例の初の適用事件を検挙した。 3 覚醒剤等薬物事犯の検挙件数・人員は前年より増加した。 4 適正捜査の推進のため、検視官臨場による犯罪死の見逃し防止、捜査支援 システムの活用、DNA型鑑定等の科学捜査を推進するとともに、現場におけ る実践的教養を実施して全捜査員の捜査力の向上を図った。 5 県民生活を脅かす事犯に重点を置いた取締りを推進し、生活経済事犯、風 俗事犯の検挙件数は前年より増加した。 6 児童ポルノ事犯等の取締りを推進し、福祉犯検挙件数は前年より増加した。 主な数値結果 【重要犯罪】殺人、強盗、強姦、放火、略取誘拐、人身売買及び強制わいせつ 【重要窃盗犯】侵入盗、自転車盗、ひったくり及びすり

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重点推進事項1

捜査力の強化による県民が不安を感じる犯罪の徹底検挙 <主な取組状況> ○ 復興の妨げとなる犯罪の徹底検挙 東日本大震災に絡む犯罪は依然として多発していることから、各署において 除染事業者等との連絡協議会の中で、防犯指導等を実施して犯罪の抑止に努めた。 また、義援金や賠償金を狙った詐欺事件、復興関連事業への暴力団介入事案 を検挙し、復興の妨げとなる犯罪の排除に努めた。 ※ 除染作業員による犯罪の検挙人員 210人(再逮捕を除く) ○ 重要犯罪、重要窃盗犯の徹底検挙 殺人事件等の重要犯罪の認知時における迅速・的確な初動捜査及び綿密な現 場鑑識活動を推進したことで、平成27年に発生した殺人事件(9件)、略取事 件(2件)を全て解決した。 重要窃盗犯は、検挙件数942件(前年比+101件、+12.0%)、検挙人員11 5人(前年比-26人)、検挙率51.1%(前年比+8.9ポイント)と認知件数は減少し たが、検挙件数及び検挙率は増加した。特に東日本大震災による住民の避難区 域内で連続発生していた侵入窃盗事件を重点的に捜査した結果、空き巣事件の 検挙数、検挙率ともに成果が上がった。 ○ 特殊詐欺の徹底検挙と贈収賄等重要知能犯罪の検挙 ○ 初動捜査の高度化へ向けた総合的な取組みの強化 凶悪事件発生時には、鑑識課員が迅速に現場臨場し、微物資料の採取等客観 的証拠の確実な収集のための迅速かつ広範囲な現場保存を実施した。また、捜 査員の大量投入、防犯カメラの精査、捜査支援システムの活用及び警察犬の出 動による被疑者の捜索等、徹底した初動捜査を実施した。 <今後の取組> 殺人や強盗などの凶悪犯罪のほか、巧妙化する振り込め詐欺等の特殊詐欺事件に ついても、様々な捜査手法を活用しながら、事件発生時における迅速かつ的確な初 動捜査により、被疑者を早期に検挙していく。 振り込め詐欺等の特殊詐欺の認知件数は 163件(前年比+52件、+46.8%)、検挙 件数は16件(前年比ー3件)と認知件数が 大幅に増加し、刑事部内に新設した特殊詐 欺対策特別捜査隊と各警察署が連携して被 疑者を検挙した。 特 殊 詐 欺 対 策 特 別 捜 査 隊 発 足 式

(16)

重点推進事項2

組織犯罪対策の総合的推進

<主な取組状況> ○ 情報の共有、分析による実態解明の徹底 ○ 復興事業からの暴力団排除活動を始めとする総合的な暴力団対策の推進 除染事業等の復旧・復興事業からの暴力団排除、犯罪抑止等を目的に、平成 25年に立ち上げた双葉地方除染事業等・警察連絡会を始めとする18組織を活 用し、国や県市町村と連携した排除対策を推進した。 また、福島県暴力団排除条例については、ラジオや飲食業界での講習会等に おいて周知徹底し、同条例施行後初の適用事件となる「松葉会系暴力団組長に よる福島県暴力団排除条例違反事件(暴力団事務所の開設及び運営の禁止)」を 検挙し、当該組織の活動基盤に打撃を与えた。 ○ 銃器犯罪の徹底検挙 ○ 犯罪のグローバル化・犯罪インフラ対策の推進 警察本部内の犯罪のグローバル化・犯罪インフラ対策委員会の下、犯罪のグロ ーバル化・犯罪インフラ対策室が主体となって国際犯罪組織とこれに関わる繁華 街・歓楽街等における犯罪インフラ事犯等の積極的な取締りを推進した。 また、犯罪の温床となるおそれのあるヤード(※)については、随時立入調査 を実施して実態把握に努めた。 (※)ヤードとは、周囲が鉄壁等で囲まれた作業所等であり、海外への輸出等を目的として、 自動車等の保管、解体、コンテナ詰め等の作業のために使用していると認められる施設。 <今後の取組> 復興の妨げとなり、治安悪化の大きな要因となる暴力団等組織の動向を見逃さず、 関係機関等との連携を図りながら暴力団等組織の排除に向けた積極的な広報を実施 するとともに、あらゆる法令を適用した取締りを推進していく。 暴力団に対する取締りは、関係各課の合 同連絡会や執務資料等を通して情報の共有 化と分析を行い、取締りを推進した結果、 検挙件数167件(前年比+25件、+17.6%)、 検挙人員111人(前年同期比+2人、+1.8%) と検挙件数・人員ともに増加した。 暴力団が管理・隠蔽する組織銃の摘発に 向けて、端緒となる情報収集やそれに基づ く捜索等を積極的に実施した結果、組織銃 の発見には至らなかったが、県民に対する ポスターやホームページでの広報により、 軍用拳銃6丁(前年同期比±0)を回収した。 過 去 に 押 収 し た 拳 銃

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重点推進事項3

危険ドラッグ等薬物乱用防止対策の推進

<主な取組状況> ○ 危険ドラッグに係る犯罪の取締りの徹底 平成27年1月に警察本部長を長とする「福島県危険ドラッグ対策本部」を設 置し、各部門が組織横断的に連携しながら、危険ドラッグに係る総合的な諸対 策の推進を図り、医薬品医療機器等法違反12件10人(前年比+11件、+9人) を検挙した。 ○ 突き上げ捜査による組織的な薬物犯罪の取締りの推進結果 末端乱用者の徹底検挙と突き上げ捜査による組織的な覚醒剤、大麻等薬物の 密輸・密売事犯の取締り及び対策を強力に推進した結果、薬物事犯検挙件数208 件(前年比+21件)、検挙人員148人(前年比+17人)と件数・人員ともに増 加し、そのうち覚醒剤の検挙件数は174件(前年比+12件、+7.4%)、検挙人 員は126人(前年比+11人、+9.6%)と薬物犯全体の83.7%を占めた。 覚醒剤の押収量 55.015グラム(前年比+26.114グラム) <今後の取組> 社会の安全を脅かす危険ドラッグを始めとする薬物乱用を根絶するため、関係機 関と連携した合同立入検査を実施して販売店の実態を把握するとともに、末端乱用 者の徹底検挙と突き上げ捜査による組織的な覚醒剤、大麻等薬物の密輸・密売事犯 の取締り等あらゆる法令を適用した取締りを推進していく。 危 険 ド ラ ッ グ 使 用 禁 止 広 報 ポ ス タ ー 過 去 に 押 収 し た 覚 醒 剤

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重点推進事項4

適正捜査の推進と捜査基盤の充実

<主な取組状況> ○ 取調べの高度化等取調べ適正化施策のより一層の推進 各署捜査員を対象とした各種研修会を開催して、被疑者取調べ能力・技術の 向上を図ったほか、ポリグラフ検査の実施等科学的な捜査手法を活用した適正 な取調べを推進した。 また、適正な捜査管理の徹底のため、関係通達・執務資料の発出や各種会議 及び検討会等において基本に忠実な捜査の実践について指導・教養を実施し、 全署に対する業務指導で検証を行うなど、各種不適切事案の根絶を図った。 ○ 適正な死体取扱業務の推進 平成27年中の死体取扱件数は、2,790件(前年比-159件)であり、検視官 (検視を専門とした幹部職員)の臨場件数は1,859件で、臨場率は66.6%(前 年比-5ポイント)であった。 検視に当たっては、検視官と各署との連携を密にして、綿密な死体観察、法 医学的検査、現場観察、裏付け捜査などの環境捜査及び死因究明を徹底し、事 件性の有無の判断を的確に実施した。 ○ 各種捜査支援システムの活用促進と科学捜査の推進 犯罪の広域化・スピード化に迅速かつ的確に対処しながら被疑者を検挙する ために、各種捜査支援システムを活用した犯罪の発生状況・手口分析を行い、 各捜査員に提供するなどして被疑者の検挙に繋げた。 また、科学捜査研究所員の現場臨場により、客観的証拠の分析による犯罪捜 査を推進した。 ○ 若手捜査員の早期戦力化に向けた実践的教養の推進 <今後の取組> 今後も適正な捜査を推進するため、あらゆる捜査手法を取り入れた客観的な証拠 収集に努めるとともに、実践的な教養を実施して全捜査員の捜査力の向上を図って いく。 ベテラン捜査員を指導者とした現場にお ける実践的な指導教養により、若手捜査員 の現場捜査力の向上を図った。 また、各種研修会を通して捜査書類の作 成や被疑者取調べなど実践的な教養を実施 し、捜査員全体の技能向上を図った。 模 擬 取 調 べ の 状 況

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重点推進事項5

生活環境事犯の取締り強化と厳格な銃器行政の推進

<主な取組状況> ○ 県民生活を脅かす生活経済事犯、風俗事犯の取締り強化 県民生活を脅かす事犯に重点を置いた取締りを推進し、生活経済、環境、風 俗事犯において、総数212件、259人(前年比+35件、+92人)を検挙した。 経済事犯においては、悪質商法や医師法違反等41件を検挙し、ヤミ金融事犯 等の被害拡大を防止するため、犯行利用口座の凍結措置等を実施した。 県民の健康を脅かす環境事犯においては、産業廃棄物の不法投棄事件等77件 を検挙した。 ○ 銃砲刀剣類に係る厳格な許可行政の推進及び取締り強化 <今後の取組> 今後も経済・環境事犯の取締りを推進し、口座凍結措置等必要な措置を確実に実 施して被害の未然防止を図るとともに、風俗事犯については防犯団体とも協力しな がら繁華街における健全な風俗環境の浄化活動を推進していく。 銃砲所持者に対しては、許可等申請時は もとより、銃砲一斉検査の実施、所持不適 格情報等の調査を徹底して、不適格者の早 期発見と排除に努めた。 また、火薬類の盗難、不正流出、保管・ 管理の適正化を図るため、火薬類取扱場所 に対する立入検査実施強化期間を設定し、 対象となる取扱場所に対して立入検査を実 施するなど、安全指導を徹底した。 さらに、消防等の関係機関と連携した危 険物運搬車両に対する指導取締りを強化し、 関係法令に違反する車両に対し、指導警告 を実施した。 風俗事犯においては、客引き行為の取締 り等の繁華街対策を強化し、風営適正化法 違反事件や賭博事件等の風俗関係事犯25件 を検挙するなど、健全な風俗環境の浄化活 動を推進したほか、犯罪収益に対する没収 保全、課税通報を実施した。

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重点推進事項6

児童ポルノ事犯等福祉犯捜査の強化

<主な取組状況> ○ 児童ポルノ事犯等悪質性の高い福祉犯事件の取締り強化 児童買春事件や青少年健全育成条例違反(みだらな性行為)事件、ファイル 共有ソフトを利用した児童ポルノ事犯等の捜査を推進し、福祉犯92件、68人 (前年比+11件、+1人)を検挙するとともに、被害少年69人(前年比-21人) を発見・保護した。 また、児童買春・児童ポルノ法の一部改正を受け、県内で初めて「自己性的 目的所持罪」(※)を適用した事件を検挙した。 (※)平成27年7月15日適用、1年以下の懲役または100万円以下の罰金 ○ 被害少年の早期発見と保護対策の推進 学校や関係機関と連携の上、被害に遭うおそれのある少年の情報交換等を積 極的に行い、継続支援等の諸対策を推進した。 また、サイバーパトロールによる、援助交際を求める不適切な書き込みを端 緒としたサイバー補導を推進し、不健全性的行為等により少年3人を補導した。 <今後の取組> インターネットやスマートフォンの利用に伴い増加する児童ポルノ事犯の取締り については、今後もサイバーパトロールを実施して不適切な書き込みを早期に発見 し対処するとともに、学校や関係機関と連携した被害少年の早期発見・保護対策を 推進していく。

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重点目標4

交通事故分析等を踏まえた総合的な対策による交通事故の防止

目標の主旨 県民を交通事故の脅威から守るため、過去の交通事故発生状況や傾向を踏ま えた詳細かつ具体的な分析を行い、その成果を各種交通安全対策、交通規制、 交通指導取締り等に活用するとともに、その結果を検証して次の施策に反映さ せる総合的な対策により交通事故を防止し、秩序ある安全で快適な交通社会の 実現を図ります。 重点推進事項 1 交通事故防止対策の推進 2 交通指導取締り、交通事故事件捜査による道路交通秩序の維持 3 安全で快適な交通環境の整備 4 効果的な運転者対策の推進 総合実績評価 1 交通事故分析に基づく交通指導取締りを実施した結果、平成27年中の交通 事故発生件数、死者数、傷者数は前年を下回った。 2 飲酒運転事故件数及び無免許運転事故件数は前年より増加したが、積極的 な取締りにより取締り件数、逮捕人数ともに前年より増加した。 3 交通状況や地域住民の要望を踏まえ、信号機の設置や交通規制の見直し等 を行い、交通事故の未然防止を図った。 4 悪質性が高い飲酒運転等の違反者に対しては、迅速な行政処分により早期 に道路交通の場から排除した。また、運転免許更新の機会等に、受講者の態 様に応じた安全運転教育の充実に努めた。 主な数値結果 94 89 79 87 77 50 55 39 43 43 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 H23 H24 H25 H26 H27 高齢者被害の交通事故発生状況 交通事故発生状況 うち高齢運転者による交通事故 ・交通事故発生件数 6, 89 4件 (前年比 ー816件) 1,379件 (前年比 ー59件) ・交通事故死者数 7 7 人 (前年比 ー10人) 22人 (前年比 ー8人) ・交通事故傷者数 8,3 44人 (前年比ー1,106人) 1,659人 (前年比 ー96人) 9,618 9,789 8,948 7,710 6,894 11,855 12,188 11,061 9,450 8,344 94 89 79 87 77 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 H23 H24 H25 H26 H27 交通事故発生状況 発生件数(件) 死者数(人) 傷者数(人) H23 11,855 H24 H25 H26 H27 12,188 11,061 9,450 8,344 6,894 7,710 8,948 9,789 9,618 94 89 79 87 77 全体死者数(人) うち高齢死者数(人) 占有率 H23 53.2% H24 H25 H26 H27 61.8% 49.4% 49.4% 55.8% 77 87 79 89 94 50 55 39 43 43

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重点推進事項1

交通事故防止対策の推進

<主な取組状況> ○ 交通事故分析の成果を活用した緻密な交通安全対策の推進 過去に発生した交通事故分析による発生実態を踏まえた対策として、「4S対 策(シートベルト・チャイルドシート着用徹底対策、シルバー(高齢者)対策、 スピードダウン対策、酒飲み(飲酒)運転根絶対策)」を年間を通して実施する とともに、季節等に応じた4つの取組を実施し、交通事故抑止を推進した。 ○ 高齢者の交通事故防止対策の推進 ○ 良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進 中学生、高校生に向けて、自転車の正しい利用を呼びかける街頭指導や、参 加・体験・実践型交通安全教育等を積極的に推進した結果、中学生及び高校生 の自転車による死亡事故は発生せず、自転車乗車中の傷者も減少した。また、 自転車指導啓発重点地区・路線における重点的な指導警告活動及び、悪質、危 険な違反に対する検挙措置を積極的に推進した。 ○ 被害軽減対策の推進 交通事故の被害軽減対策として、全席シートベルト着用等に関する広報啓発 や指導取締りを推進し、全席シートベルト着用の意識付けを図った。 ○ 地域と一体となった交通安全活動の推進 <今後の取組> 過去5年間で、交通事故死者数における高齢者の割合は平均で半数以上を占めて いることから、高齢者に対する実践的な交通安全教育を継続するほか、ドライバー や高齢者を取り巻く社会を巻き込んだ事故防止対策を行い、交通事故抑止を図る。 高齢者の交通事故防止を図るため、交通 関係機関・団体と連携し、歩行環境シミュ レーターや高齢運転適性検査車等の各種交 通安全教育機材を活用した参加・体験・実 践型の交通安全教育を推進するとともに、 要指導高齢者や仮設住宅居住の高齢者等に 対する個別訪問指導を実施するなど、高齢 者の交通事故防止対策を推進した。 各署(隊)を指導し、テント村等関係機 関・団体と合同で各種街頭啓発活動を実施 し、積極的に地域の交通安全意識の高揚を 図った結果、ドライバー等の安全意識が高 まり事故の減少に繋がった。 高 齢 歩 行 者 に 対 す る 参 加 ・ 体 験 ・ 実 践 型 交 通 安 全 教 育 の 実 施 住 民 の 参 加 ・ 協 働 に よ る 交 通 安 全 運 動

(23)

重点推進事項2

交通指導取締り、交通事故事件捜査による道路交通秩序の維持

<主な取組状況> ○ 交通事故抑止に資する交通指導取締りの推進 地域の交通実態や交通事故の発生状況等を十分分析した上で交通指導取締り を実施した結果、交通事故発生件数・死傷者数が大きく減少した。 また、交通事故に直結する悪質性・危険性の高い違反に重点を置いた交通指 導取締り及び交通事故多発地点における駐留・監視活動を強化した結果、悪質 違反に起因する事故発生件数・死傷者数が減少するなど大きな成果を上げた。 ○ 飲酒運転、無免許運転及び危険ドラッグ使用運転等の悪質違反に対する取締 りの一層の強化 重大事故に直結するおそれがある、飲酒運転、無免許運転及び危険ドラッグ を使用した運転等に対する徹底した取締りと検挙を実施した結果、飲酒運転及 び無免許運転については取締り件数、逮捕者ともに増加した。 区 分 件数 前年 区 分 件数 前年 飲酒運転人身事故件数 85件 -18件 無免許運転人身事故件数 30件 +9件 飲酒運転取締り件数 454件 +40件 無免許運転取締り件数 272件 +10件 飲酒運転逮捕人数 154人 +33人 無免許運転逮捕人数 74人 +27人 ○ 適正かつ緻密な交通事故事件捜査及び適切な被害者支援の推進 <今後の取組> 今後も地域の交通実態や交通事故の発生状況等の分析結果を基にした交通指導取 締りを実施するとともに、増加する悪質違反に対しては更なる取締りを強化して、 交通秩序の維持に努めていく。 飲 酒 運 転 事 故 ・ 取 締 り 件 数 無 免 許 運 転 事 故 ・ 取 締 り 件 数 死亡、重傷事故のうち事故原因の究明が 困難な事件等に交通事故事件捜査統括官及 び交通鑑識官が臨場し、現場における捜査 の指揮、実況見分及び鑑識活動において物 理的工学的な知見から捜査に対する助言・ 指導を実施し、適正捜査及び科学的証拠保 全対策を推進した。 また、交通事故被害者等に対する被害者 支援のため、各種教養等を通じ担当官に被 害者支援の意識付けをするなど、被害者等 の心情に配意した被害者対策を推進した。 交 通 事 故 捜 査 の 状 況

(24)

重点推進事項3

安全で快適な交通環境の整備

<主な取組状況> ○ 交通安全施設等整備事業の重点的、効果的かつ効率的な推進 ○ 交通実態の変化等に即した交通規制の推進 災害公営団地の建設や復興道路の整備、国道6号線を中心とする浜通り方部 への復興関連車両の流入等、交通事情の変化に対応した交通規制を推進した。 また、道路の新設・改良計画、地域住民の要望を踏まえた計画的な交通規制 の実施、全国統一施策である最高速度規制の見直し等、交通環境の変化に応じ た交通規制の見直しを推進した。 ○ 事故多発交差点等危険箇所対策の推進及び道路交通環境の更なる改善 一時停止等の交通規制の実施や、道路管理者等との合同現場点検に基づく交 差点カラー化等の各種対策を推進した結果、各署で選定した重点対策交差点に おける交通事故件数の大幅な減少が認められた。 ○ 生活道路等及び通学路における交通安全対策の推進 ・整備地区(平成28年度までに43か所) ○ 大規模災害に備えた交通対策の推進 災害発生時における信号機の滅灯等の交通障害に備えるため、高速隊との合 同訓練や各警察署における手信号訓練等を実施した。また、災害発生時におけ る交通情報発信のための交通情報板の整備や、停電による信号機機能停止防止 のための信号機電源付加装置の整備を推進した。 <今後の取組> 復興関連事業や住民の流出入で変化する交通量等の道路状況を十分に把握し、実 態に即した効果的な交通規制を実施するとともに、地域住民の要望や生活実態を踏 まえた信号機の整備を行い、安全で快適な道路交通環境を整備していく。 福島市3か所、郡山市1か所、 田村市1か所、会津若松市1か所、 喜多方市1か所、いわき市2か所、 東白川郡塙町1か所 生活道路の速度抑制及び通過交通抑制に 重点を置いた対策を推進し、ゾーン30を 10か所に整備した。 ゾ ー ン 3 0 整 備 道 路 交通事故の未然防止を図るため、交通流 や量、交通事故の発生状況及び地域住民等 の要望を踏まえた上で信号機等の設置を行 い、重点的、効果的かつ効率的な交通安全 施設の整備を推進した。 信号機の新設18基、移設8基 (老朽化対策として制御機改良 122基、灯器更新442灯)

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重点推進事項4

効果的な運転者対策の推進

<主な取組状況> ○ 運転者教育の推進 ○ 迅速かつ確実な行政処分の実施 飲酒運転等の悪質違反者に対しては、仮(準仮)停止制度を積極的に運用し て、迅速な行政処分を実施することにより、道路交通の場からの危険運転者の 早期排除を図った。 区分 平成27年 平成26年 平成25年 平成24年 平成23年 行政処分関係 取消・拒否処分件数 699 678 591 726 684 停止・保留処分件数 2,936 2,987 3,330 3,707 3,715 ○ 運転適性相談等の適切な対応 道路交通法の改正により、一定の病気(統合失調症やてんかん等)に係る運 転者対策が図られ、平成26年6月1日から免許取得時や更新時に持病等に関す る質問票の提出が義務付けられた。運転適性相談及び一定の病気等の疑いのあ る者の相談等の受理に当たっては、相談室を使用するなどのプライバシーに配 慮し、適正に受理した。 <今後の取組> 平成27年中は、高齢運転者による交通事故の発生件数は前年より減少したものの、 高齢化が進むことにより、今後も多く発生することが懸念される。 指定自動車教習所と連携した高齢者講習を適切に推進するとともに、更新時講習 等の各種講習を通じて安全運転の指導に努める。 行 政 処 分 件 数 運転免許の学科試験については福島免許 センター・郡山免許センター・いわき市・ 会津若松市・南相馬市、免許更新業務等に ついては各署(分庁舎を含む。福島・福島 北・郡山・郡山北を除く。)で実施するこ とにより、県民の利便性の向上を図った。 運転者に対する講習においては、更新時 講習の他に、初心運転者講習、停止処分者 講習、高齢者講習などの受講者の態様に応 じた運転者教育の充実に努めた結果、平成 27年中の交通事故による死者数の減少に 寄与することができた。

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重点目標5

大規模災害対策とテロの未然防止

目標の主旨 頻発化・大規模化する災害等に迅速・的確に即応するため、危機に際して有 効に機能する態勢の確立や部隊の対処能力の向上等、大規模災害等対策を推進 し、安全で安心できる地域社会の実現を図ります。 また、依然として厳しい国際テロ情勢を踏まえ、引き続き、原子力発電所等 の重要施設や公共交通機関に対する警戒警備を徹底し、テロの未然防止を図り ます。 重点推進事項 1 大規模災害対策等の推進 2 テロ・ゲリラの未然防止対策の推進 3 多様化する脅威への適切な対応 総合実績評価 1 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う災害警備では、 「復興治安総合対策本部」を新たに設置し、復興・復旧の進展に伴う治安情 勢の変化に対応した的確な治安対策を推進するとともに、行方不明者の捜索 を継続して実施した。 2 厳しさを増す国際テロ情勢を踏まえ、幅広い情報収集と実態把握を積極的 に推進して不穏動向等の把握に努めるとともに、爆発物の原材料となり得る 化学物質の販売事業者等に対する管理者対策等官民が連携したテロ対策や、 原子力発電所等重要施設に対する警戒警備を強化・推進し、テロの未然防止 を図った。 3 日本を標的とした対日有害活動、突如発生する大規模災害等の様々な脅威 に対応するため、平素から情報収集に努めるとともに、発生時における部隊 の対処能力向上のため、様々な事象を想定した訓練を実施した。 主な数値結果 特 別 捜 索 実施回数 従事人数 捜索場所等 捜索結果 合計11回(12日間) ※3月は雪のため、9月は台風のため中止 警察官~延べ約3,600人 関係機関・団体~約760人 瓦礫集積所の捜索~10か所、延べ35回 地中レーダーによる捜索~3か所、5回 金属探知機による捜索~3か所、9回 水中ロボットによる捜索~2か所、3回 骨片様のもの~32片 現金、キャッシュカード等~115点 平 成 2 7 年 中 の 東 日 本 大 震 災 に お け る 行 方 不 明 者 発 見 活 動 特 別 捜 索 の 状 況

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重点推進事項1

大規模災害対策等の推進

<主な取組状況> ○ 東日本大震災と原発事故の復興・復旧等に関する治安対策の推進 東日本大震災における行方不明者の発見のため、被災地を管轄する警察署が 警ら等の途に実施している通常捜索を始め、関係機関との協力による特別捜索 を12回(警察官延べ約3,600人)実施した。 本県警察官を始め、全国からの特別出向者(いわゆる「ウルトラ警察隊」)等 が被災地における犯罪の抑止と検挙のための職務質問、交通事故抑止のための 交通指導取締り及び警戒警ら等を積極的に実施して、被災地の治安維持に努め た。 ○ 原子力災害対策の推進 地域防災計画、避難計画の見直し作業に積極的に参画するとともに、関係機 関と連携して原子力災害対策の点検と見直しを推進した。 また、災害発生時に的確な避難誘導を実施するため、自治体等関係機関と連 携して災害時要支援者の実態把握を推進した。 ○ 土砂崩れ・噴火等の大規模災害やエボラ出血熱等への対策の推進 東日本大震災から4年半の節目である「防災とボランティアの日・週間」等 に合わせた各強化期間を設定し、各種広報活動や震災写真展、災害警備訓練等 を実施して県民の防災意識の高揚、震災の風化防止及び避難者等の安心感の醸 成を図った。また、海外で流行したエボラ出血熱等の感染症が県内で確認され た場合に備え、県が行う患者の搬送、検体の輸送への支援等の対策に資するた め、県主催の研修・教養訓練等への参画等を実施して有事に備えた。 ○ 災害対策関係機関との連携と実効ある対策の推進 有事の際の連携強化のため、県や市町村等が開催する各種防災会議に積極的 に参加し、各機関との対応の確認や連携の強化を図った。 また、原子力災害現地対策本部及び県災害対策本部の要員(警察班)として、 国、自治体、関係機関等と連携を図りながら情報収集に当たった。 ○ 装備資機材の整備充実 機動隊、警備隊及び各署において、定期的に災害警備用装備資機材の操作習 熟訓練を実施するとともに、点検整備を実施し有事の際の確実な使用に備えた。 <今後の取組> 東日本大震災から5年の節目を迎えるに当たって、更なる復興・復旧に資するた め、県警察としては被災地における警戒警らを強化して復興の妨げになっている犯 罪や交通違反を積極的に取り締まるとともに、行方不明者の捜索活動を継続的に実 施していく。

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重点推進事項2

テロ・ゲリラの未然防止対策の推進

<主な取組状況> ○ 原子力発電所等の重要施設に関する警戒警備の強化 緊迫化している国際テロ情勢を踏まえ、本県においても福島第一・第二原子 力発電所等重要施設の実態に応じた警戒警備を徹底して、未然防止を図った。 ○ 国際テロ関連情報の収集と対策の推進 関係機関・団体等との連携を強化して水際対策を徹底し、不法入国者及び大 量破壊兵器関連物資等の不正流出防止を図った。また、入国管理局等関係機関 と連携した合同摘発・内偵捜査により、不法滞在等外国人12人を検挙するとと もに、不法入国・不法滞在等を助長する旅券・在留カード等の偽変造等関連犯 罪の情報分析・収集に当たった。 ○ 過激派によるテロ・ゲリラ関連情報の収集と対策の推進 指名手配被疑者の発見・検挙やアジト摘発に向け、手配ポスターの掲示、ラジオ 放送や県警だより等の各種広報媒体を積極的に活用し、県民に理解と協力を求 めた。また、福島市の福島大学構内で発生した同校学生に対する暴行事件で、 中核派系全学連活動家1名を検挙した。 ○ 右翼等による直接行動関連情報の収集と対策の推進 管理者対策及び警護措置を徹底するとともに、迅速・的確な視察活動及び行 動確認を徹底した上で、関係部門と連携を強化し、右翼等の早期発見・隔離措 置等必要な措置を講じ、警護対象者の安全を確保した。 ○ 爆発物原材料販売店等関連先との連携による日本型テロ対策の推進 爆発物原材料販売事業者等に対する管理者対策を積極的に推進し、本人確認 の徹底と販売記録の適正な作成、不審購入者発見時の通報について協力依頼した。 ○ テロ等対策関係機関との連携と実効ある対策の推進 <今後の取組> テロ対策に資する幅広い情報収集、実態把握に努めるとともに、引き続き入国管 理局等関係機関との連携を強化して国際海空港における不法入国・物件の不正流出 入防止、不法滞在関連事犯の取締りを強化する。 テロ等の未然防止と対処能力を向上させ るため、福島県公共交通関係機関テロ防止 連絡協議会、福島空港保安委員会等の関係 機関・団体と連携した水際対策や情報発信 活動を推進し、危機意識を共有するととも に、有事において迅速・的確な対処を図る ための各種訓練等を合同で実施した。 公 共 交 通 機 関 テ ロ 訓 練 の 状 況

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重点推進事項3

多様化する脅威への適切な対応

<主な取組状況> ○ 治安に大きな影響を及ぼす各種情報の収集強化と諸対策の推進 対日諸工作の実態解明に努めるとともに、高度先端技術を保有する企業等の 実態把握を推進した。また、税関等の関係機関との連携を強化し、大量破壊兵 器関連物資等の不正輸出、対北朝鮮措置に関連する違法行為の情報収集を推進 した。 ○ 適切な警衛・警護警備の実施 警衛については、情勢に応じた綿密な警備計画の策定や管理者対策の徹底、 一般交通への影響を考慮した交通対策の徹底等、自然で合理的な警衛警備の諸 対策を的確に推進して、御身辺の安全を確保した。 警護については、大規模イベント等の開催に伴い、主催者、管理者等に対し て、警護環境の整備、一般利用者の利便性と安全の確保等の事前対策を徹底し て警護対象者の安全を確保するなど、大規模警護警備に万全を期した。 ○ 実践的訓練等による警備部隊の対処能力向上 警察本部直轄の災害警備部隊(機動隊、警備隊)による吾妻山火山災害警備 訓練、警察署災害警備部隊(第二機動隊)による災害警備用装備資機材の取扱 要領や要救助者の搬送要領等の教養訓練及び東北管区広域緊急援助隊等他県警、 他機関部隊との合同訓練等の様々な訓練を通して、各部隊の対処能力の向上及 び他機関部隊との連携強化を図った。 <今後の取組> 今後も対日有害活動の実態解明と違法行為の事件化に資する情報収集を推進する とともに、潜在化する不正輸出事件等の事件化及び端緒情報の収集に努める。 吾 妻 山 訓 練 の 状 況

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重点目標6

サイバー空間における安全と安心の確保

目標の主旨 インターネットが県民生活や社会経済活動に不可欠な社会的基盤として定着 する一方で、財産を侵害する不正アクセス行為やインターネットを利用した児 童被害の犯罪が後を絶たないなど、県民の安全を脅かす被害が深刻化していま す。このため、関係機関・団体等と連携しながら被害の未然防止に向けた対策 を推進するとともに、サイバー犯罪の取締りを強化して、サイバー空間におけ る安全と安心を確保します。また、サイバーテロ及びサイバーインテリジェンス といったサイバー攻撃に対処するため、重要インフラ事業者等と連携して、 サイバー攻撃の実態解明と被害の未然防止等を図ります。 重点推進事項 1 サイバー犯罪対処能力の向上 2 サイバー犯罪抑止対策の推進 3 サイバー犯罪の取締り強化 4 サイバー攻撃対策の推進 総合実績評価 1 全職員を対象としたサイバー犯罪捜査検定の実施、研修会の開催、捜査要 領等のマニュアル化、執務資料の発出等により、職員のサイバー犯罪対処能 力の向上を図った。 2 産官学連携による取組を強化したほか、サイバー犯罪被害防止講座や街頭 での広報活動等により、児童やその保護者を始め、県民のサイバー犯罪被害 防止とセキュリティ意識の向上を図った。 3 他都道府県警察との捜査情報の共有や警察本部と各署の連携強化により、 アダルトサイト開設者によるわいせつ図画公然陳列事犯等のサイバー犯罪を 検挙した。 4 専門的知見を有する外部講師を招いてのセミナー開催のほか、重要インフ ラ事業者を対象とした事案想定に基づく対処訓練、訪問指導を実施するなど、 サイバー攻撃の実態解明、被害の未然防止及び関係機関との協力体制の構築 を図った。 主な数値結果 6 5 8 6 4 17 44 21 1 平成27年サイバー犯罪の検挙状況 不正アクセス禁止法 6件 著作権法違反 5件 商標法違反 8件 わいせつ物図画公然陳列 6件 DV・ストーカー関係 4件 児童買春・児童ポルノ法 17件 福島県青少年健全育成 44件 刑法犯 21件 その他 1件 H26 H27 検挙件数(件) 78 112 検挙人員(名) 51 76 0 20 40 60 80 100 120 サイバー犯罪の検挙件数

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重点推進事項1

サイバー犯罪対処能力の向上

【確認】 サイバー犯罪とは何か。 → 「コンピュータ技術及び電気通信技術を悪用した犯罪」のこと。 警察では、以下の3つの類型に分類し、対策を講じている。 ・不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反 ・コンピュータ・電磁的記録対象犯罪及び不正指令電磁的記録に関する罪 ・ネットワーク利用犯罪 <主な取組状況> ○ サイバー犯罪捜査に係る教養の推進 職員のサイバー犯罪に対する対処能力の向上を図るため、全職員を対象とし したサイバー犯罪捜査検定を実施したほか、各署に対する巡回教養、本部員に 対する集合教養等、多様な方法と内容による教養を実施した。 また、捜査員の育成等を図るため、サイバー犯罪対策アドバイザーとして、 日本大学教授、会津大学教授に加えて、新たにいわき明星大学准教授に委嘱し た。さらに、専門的な知識・技能を有する捜査員の育成を図るため、全国規模 専科に多くの職員を入校させるとともに、情報セキュリティに関する国際的資 格取得に係る研修を捜査員に受講させた。 ○ 装備資機材の有効かつ適切な活用 スマートフォン等の解析を行うための機器を新たに導入したほか、情報通信 部門に対する解析要請に係る新たなルール作りを行った。また、署員の解析力 強化を図るため、情報通信部門と連携し、機器の取扱要領や解析手続などの教 養を実施した。 <今後の取組> 増加するサイバー犯罪に関する相談に適切に対処できるよう、職員に対する教養 を継続的かつ体系的に実施するほか、装備資機材の充実と効果的活用のための研修 を実施することにより、県警察全体のサイバー犯罪対処能力を向上させていく。 サ イ バ ー 犯 罪 捜 査 検 定 の 実 施 本 部 員 に 対 す る 集 合 研 修 の 開 催

(32)

重点推進事項2

サイバー犯罪抑止対策の推進

<主な取組状況> ○ 広報啓発活動の推進 また、新聞、ラジオ等各種媒体を利用し てサイバー犯罪被害防止に関する広報啓発を図るとともに、街頭において広報 紙を配布し、児童のサイバー犯罪被害防止と県民のセキュリティ意識の向上を 図った。さらに、ボランティア活動によりサイバー空間における規範意識の向 上を図るため、サイバー防犯ボランティア(※)として日本大学及びいわき明 星大学生19名を新たに委嘱した。 (※)サイバー犯罪を防止するため、自主的にサイバーパトロールや広報啓発活動等の防犯 活動を行うボランティアのこと。 ○ サイバー犯罪に関する相談への適切な対応 サイバー犯罪被害に関する相談に適切に対応できるよう、マニュアルを作成 して各所属に配付するとともに、研修会を開催した。また、警察本部に寄せら れたメールによるサイバー犯罪に関する相談に対しては、その都度相談者に対 して被害防止等に関する助言や指導を行うとともに、管轄署への引き継ぎ等の 措置を行った。 ○ 産学官の連携強化 <今後の取組> 関係機関、団体等との連携を強化するとともに、サイバーセキュリティに関する 講習会や各種広報媒体を活用した情報発信活動等を推進し、県民のサイバー犯罪被 害防止を図っていく。 会 津 大 学 と の 覚 書 の 締 結 サ イ ハ ゙ ー 犯 罪 被 害 防 止 講 習 会 の 実 施 状 況 スマートフォンの普及等により、児童が インターネットの利用を通じて犯罪に巻き 込まれる危険性が高まっているため、関係 機関等と連携しながら、児童、保護者、教 職員等を対象としたサイバーセキュリティ に関する講習を実施し、その防止を図った。 サイバーセキュリティ戦略の閣議決定を 受け、先端技術の捜査、被害防止対策への 活用とサイバーセキュリティ人材の育成等 に向けて、公立大学法人会津大学と覚書を 締結した。また、県ネットワーク・セキュ リティ連絡協議会、県ネットカフェ防犯連 絡協議会、金融機関の担当者研修会等を実 施し、官民一体となってサイバー犯罪の防 止対策を推進した。

(33)

重点推進事項3

サイバー犯罪の取締り強化

<主な取組状況> ○ 不正アクセス禁止法違反等サイバー犯罪の取締り強化 他都道府県警察との連携や各署に対する事件指導を強化するなどして、サイ バー犯罪の取締りを強化した。その結果、検挙数は112件(前年比+34件)で 過去最高となった。 主なものとして、他都道府県警察との情報共有により、アダルトサイト開設 者によるわいせつ図画公然陳列事件を検挙した。 また、サイバーパトロール(※1)による端緒情報の入手に努め、インター ネットオークションを利用した海賊版ソフト販売に係る商標法違反事件やファ イル共有ソフト利用による著作権法違反事件等を検挙した。 (※1)サイバー空間における浄化活動のこと。違法・有害情報を発見した場合は、インター ネットホットラインセンター(※2)に通報する。 (※2)インターネットホットラインセンターとは、警察庁が一般財団法人インターネット 協会に委託しているインターネット上の違法有害情報の通報を受理する窓口。 ○ 違法・有害情報に対する捜査の推進 認知した違法・有害情報については、プロバイダやサイト管理者に対して削 除依頼を実施し、サイバー空間における浄化活動を推進した。 また、警察本部と各署との連携を図りながら、違法情報の認知から事件検挙 までの捜査を効率的に推進した。 ○ 関係部門との連携強化と合(共)同捜査の推進 県警察全体の総合力を発揮し、サイバーセキュリティ戦略を効果的に推進す るため、「サイバーセキュリティ戦略推進委員会運営要綱」を制定した。 また、他都道府県警察との捜査情報の共有と合同捜査の推進等により、効率 的な捜査の推進を図った。 ○ 適正捜査の推進 なりすましによる犯行が可能なサイバー事犯の特徴を考慮し、事件指導を徹 底するなどして適正捜査に努めた。 <今後の取組> 他都道府県警察との情報共有、捜査員の知識・技能の向上、積極的な情報収集と 分析等により、サイバー犯罪の取締りを強化していく。

(34)

重点推進事項4

サイバー攻撃対策の推進

<主な取組状況> ○ 情報収集と違法行為への対処 情報収集用端末の活用によるインターネット上のセキュリティ関連情報の収 集を実施し、関係各課との情報共有に努め、サイバー攻撃容疑事案を認知した 際には、生活環境課、情報技術解析課と連携して対処した。 ○ 重要インフラ事業者等との連携の推進 重要インフラ事業者が参加するネットワーク・セキュリティ連絡協議会(サ イバーテロ対策協議会)総会やサイバーセキュリティセミナーにおいて、サイ バー攻撃に対する危機意識の醸成に係る講演やサイバー攻撃発生時の対応に関 する実戦的訓練を行い、サイバー攻撃対処能力の向上を図った。 また、県内の重要インフラ事業者を訪問し、サイバー攻撃対策に関する情報 共有と協力関係の構築を図った。 <今後の取組> 今後も、重要インフラ事業者等への訪問や共同対処訓練、サイバーセキュリティ セミナーを継続的に実施することによって、情報共有の推進、サイバー攻撃の未然 防止及び被害拡大防止を図っていく。 サ イ バ ー セ キ ュ リ テ ィ セ ミ ナ ー の 開 催 状 況

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