地震による
家具の転倒を防ぐには
あなたが守る家族の安全
目次
「家具が倒れると逃げ道まで塞がれて恐いね」
「へえ。家具って、こんなふうに倒れるの」
「壁ならどこにでも固定できるってわけじゃない
よ」
「壁の桟と家具の桟をL型金物でとめるのね」
「冷蔵庫やピアノもそのままでは危ないよ」
http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu1.html (1/2) [2000/08/06 12:55:28]「家具の配置にも工夫が大切なのね」
「重い物は低い所へ−当り前のことも忘れずにね」
監修 建設省 自治省消防庁 住宅・都市整備公団
阪神・淡路大震災に見る家具転倒の状況
「家具が倒れると
逃げ道まで塞がれて恐いね」
平成7年1月17日午前5時46分、兵庫県南 部を襲った直下型地震は、マグニチュード7. 2、震度7を記録、死者行方不明者は6千人を超 えました。 また、負傷者は4万3千人を数え、 そのなかには建物に特別な被害がないにもかかわ らず、家具の転倒や散乱によって、逃げ遅れたり 室内でケガを負った方も多数含まれています。こ れは、室内に家具や電化製品などを多く置くよう になった近年の住宅事情によると思われます。 兵庫県南部地震の概要 ❍ 兵庫県南部地震の被害状況 ❍約6割の部屋で家具が転倒、散乱した
この阪神淡路大震災における震度7の地域では、住宅の全半壊をまぬがれたにもかかわら ず、全体の約6割の部屋で家具が転倒し、部屋全体に散乱したというデータ(※1)がありま す。 しかも、ただ倒れるだけでなく、食器棚などは扉が開いて中の食器類が散乱し、また、冷 蔵庫やピアノは移動してしまいテレビや電子レンジが飛ぶといった、日常では考えられない 現象も確認されています。 つまり建物が無事でも、家具が転倒するとその下敷きになってケガをしたり、室内が散乱 状態のために延焼火災から避難が遅れてしまうなど、居住者被害も大きくなるというわけで す。 ※1 日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」 主な家具の被害状況 ❍ 各室の散乱状態 ❍ 内部被害による怪我の原因 ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu2.html (1/2) [2000/08/06 12:56:16]震度5強でタンスが倒れることも
平成8年2月に気象庁が発表した震度階級関連解説表によると、「震度5強」で“タンス など重い家具が倒れ、テレビが台から落ちることがある”と想定されています。 わが国では平成5年から7年までの三年間に、震度6以上の強い地震が数回あったうえ、 震度4や5といった地震は珍しくありません。室内での居住者被害を防ぎ、安全な避難経路 を確保するためにも、家具を固定しておくことが重要です。 室内の転倒や散乱の一例 ❍ 目次へ ❍ 次のページへ ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu2.html (2/2) [2000/08/06 12:56:16]・兵庫県南部地震の概要(気象庁発表) 発生年月日 平成7年(1995年) 1月17日(火) 5時46分 地震名 平成7年(1995年) 兵庫県南部地震 震央地名 淡路島(北緯34度36分、東経135度02分) 震源の深さ 16Km 規模 マグニチュード(M)7.2 津波 なし 各地の震度 震度6 神戸、洲本 震度5 京都、彦根、豊岡 震度4 岐阜、四日市、上野、福井、敦賀、津、 和歌山、姫路、舞鶴、大阪、高松、岡山、 徳島、津山、多度津、鳥取、福山、高知、 境、呉、奈良 震度3 山口、萩、尾鷲、伊良湖、富山、飯田、 諏訪、金沢、潮岬、松江、米子、室戸岬、 松山、広島、西郷、輪島、名古屋、大分 震度2 佐賀、三島、浜松、高山、伏木、河口湖、 宇和島、宿毛、松本、御前崎、静岡、 甲府、長野、横浜、熊本、日田、都城、 軽井沢、高田、下関、宮崎、人吉 震度1 福岡、熊谷、東京、水戸、網代、浜田、 新潟、足摺、宇都宮、前橋、小名浜、延岡、 平戸、鹿児島、館山、千葉、秩父、阿蘇山、 柿岡 注)気象庁が地震機動観測班を派遣し現地 調査を実施した結果、以下の地域は震度7 であった。 神戸市須磨区鷹取・長田区大開・中央区三宮・ 灘区六甲道・東灘区住吉、芦屋市芦屋駅付近、 西宮市夙川等、宝塚市の一部、淡路島北部の 北淡町、一宮町、津名町の一部 http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu11.html (1/3) [2000/08/06 12:56:20]
戻る ・兵庫県南部地震の被害状況(101報) 平成9年12月24日現在 自治省消防庁災害対策本部 (1) 人的、物的被害等 人 的 被 害 死者 6,430人 非 住 家 公共建物 865棟 行方不明者 3人 その他 3,984棟 負 傷 者 重傷 8,763人 文教施設 941箇所 軽傷 35,010人 道路 10,069箇所 計 43,773人 橋梁 320箇所 物 的 被 害 全壊 104,900棟 河川 430箇所 181,780世帯 崖くずれ 378箇所 半壊 144,256棟 ブロック塀等 1,480箇所 276,105世帯 水道断水 ※1 約130万戸 一部破損 263,690棟 ガス供給停止 ※2 約86万戸 合計 512,846棟 停電 ※2 約260万戸 電話不通 ※3 30万回線超 http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu11.html (2/3) [2000/08/06 12:56:20]
※1 厚生省調べ ※2 資源エネルギー庁調べ ※3 郵政省調べ ※ピーク時の数である。 (2) 火災 出火件数 焼損床面積 建物火災 車両火災 その他火災 合計 261件 9件 15件 285件 834,663平米 住家 非住家 計 公共建物 その他 全焼 6,148棟 5棟 829棟 6,982棟 半焼 69棟 0棟 20棟 89棟 部分焼 238棟 6棟 55棟 299棟 ぼや 103棟 1棟 9棟 113棟 計 6,558棟 12棟 913棟 7,483棟 り災世帯 全損 半損 小損 計 8,414世帯 182世帯 421世帯 9,017世帯 戻る http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu11.html (3/3) [2000/08/06 12:56:20]
・主な家具の被害状況 日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」より 戻る ・各室の散乱状態 日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」より 戻る ・内部被害による怪我の原因 http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu9.html (1/2) [2000/08/06 12:56:49]
日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」より 戻る
・室内の転倒や散乱の一例
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家具転倒のメカニズム
「へえ。家具って、こんなふうに倒れる
の」
重心が低ければ安定する
はずだが…
一般に家具であれ、建物であれ、ものには すべて重心があり、それぞれの重心の位置 は、プロポーションつまり幅や奥行き、高 さ、そして重量などによって決まります。 この重心が、低ければ低いほど倒れにくい はずですが、造り付けでない家具のように床 の上に置いただけのものは、重心の低い物で あっても、実際には建物の構造や階数、置か れた部屋の状況によって倒れやすさが違って きます。 たとえば、建物が鉄筋コンクリート造の集 合住宅であるか、それとも木造の戸建住宅で あるかなどによって揺れ方は違いますし、同 じ集合住宅でも、建物の高さや階数によって も、揺れ方は違います。 転倒のメカニズム ❍ 家具のプロポーションと重量の一例 ❍家具は形や置かれた条件で多様な動き方をする
こうした建物本体の揺れ方、家具それぞれの揺れ方、あるいは家具を置いた床材の種類な どによって、家具は様々な動き方をするわけです。 具体的には、洋ダンスや冷蔵庫のような背の高い家具や家電製品には、前後に揺れながら 歩いて移動してしまうロッキング移動と呼ばれる動きもみられます。 また、食器棚や整理ダンスのように積み重ねてある家具の上の部分や、テレビ台に載った テレビなどがジャンプをしたり落下するケース、あるいはロッキングを起こさずに床面を 滑って移動をするケースなど、置かれた条件によってその動きは多様です。 地震による家具の動き方のパターン ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu3.html (1/2) [2000/08/06 12:57:56]家具を転倒させないためには固定が必要。
地震で大きく揺れても、家具が動かないようにするには、大きな力が必要です。 たとえば、家具の上部で支えるケースでは、家具の全重量の1/2以上の力が必要となりま す。 いずれにしても、地震の揺れによる家具の転倒や移動を防ぐためには、できるだけ建物本 体に、家具をより安全に固定しておきたいものです。 家具を転倒させないメカニズム ❍ 目次へ ❍ 前のページへ ❍ 次のページへ ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu3.html (2/2) [2000/08/06 12:57:56]・転倒のメカニズム 戻る ・家具のプロポーションと重量の一例 戻る ・地震による家具の動き方のパターン http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu12.html (1/3) [2000/08/06 12:58:02]
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・転倒させないメカニズム
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家具の固定方法1
「壁ならどこにでも固定できるってわけ
じゃないよ」
さて、地震で揺れても家具が倒れないよう正しく固定するには、どうすれば良いのでしょ うか。 それには、家具が地震の揺れに対して建物と一体的に動くように柱や鴨居、壁などに固定 することが大切です。 しかし、最近では、昔からの日本家屋のようにしっかりした木の柱や鴨居のある家は少な くなってきたので、壁への固定が最も一般的な家具の固定方法といえます。見かけは同じでも、実は違う壁の内側
ひと口に壁と言ってもいろ いろな種類があります。 たとえば、木造の戸建住宅 には真壁、大壁、2×4 (ツーバイフォー)の壁が多 く用いられています。また、 集合住宅などにはコンクリー ト壁や断熱材の入った防露壁 などが用いられています。 そして、木造の戸建住宅で も集合住宅でも、木造軸組壁 と呼ばれる木の桟のある間仕 切りのための壁が使われてい ます。 こうした壁には、家具を固 定できる壁と、固定してはい けない壁があるので注意しま しょう。 壁の種類による桟 の入り方 ❍肝心なのは壁の中
の桟を探すこと
家具を壁に固定するには、まず、壁のなかに隠れている桟を探し出す必要があります。 桟には、縦方向の縦桟と横方向の横桟がありますが、縦桟を見つけられれば、家具の高さ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu4.html (1/3) [2000/08/06 12:58:34]にかかわらず、壁に固定することができます。 この縦桟の位置を確実に知るには、やはり設計図を手に入れるか、施工会社に問い合わせ ることです。 しかし、そういう手立てがない場合は、ドライバーなどの太い柄の部分で、壁を2cmず つ横にずらしながら叩いてみましょう。桟は、30cmあるいは45cmに1本の間隔で 入っているケースが多いようで、桟の入っている部分と空洞の部分では、音や感触に微妙な 違いが感じられます。 叩いてみて固いコンコンという音がしたら、そこには桟が入っていると考えてよいでしょ う。桟が入っていない部分は、叩くと太鼓状に響く音がします。ここに固定のための金具を 取り付けても、効果は期待できません。 なお、ホームセンターやDIYショップでは、壁の桟を見つけるためのセンサーやプッ シュピンが市販されています。これらを活用すると、より正確に桟を見つけることができま す。 縦桟の探し方 ❍
家具を固定できない壁もある
ところで、最近の集合住宅に使われるS1壁やGL壁といった防露壁には桟が入っていな いので、壁に直接、家具を固定することはできません。そのうえ、コンクリートに発泡スチ ロール系の断熱材を接着しているため、もしも家具を固定した場合、地震で揺れると家具の 重さで壁の表面がはがれてしまう危険性があります。 一般的に防露壁の使用範囲は限られていますが、特にS1壁の場合、叩いた時の音や感触 がコンクリート壁と間違えやすいので注意が必要です。壁の種類がわからないときは専門家に相談を
多くの集合住宅の戸境壁はコンクリートでできていますが、なかには軽量鉄骨を桟とし、 両側にボードを貼った乾式戸境壁を使うことがあります。この壁は、遮音や耐火の問題上、 穴をあけることはできません。 このように、壁には種類が多く判別が難しいので、不明な点がある場合は、必ず工務店な どの専門家に相談しましょう。 そのうえ、集合住宅の場合、賃貸住宅はもとより分譲住宅でも、隣戸との境の壁や外部に 面する壁は、一般的に共用部分とされています。勝手にコンクリート壁に金具などを取り付 けることはできない場合があるので、管理事務所や管理組合に確認をする必要があります。 家具を固定できない壁 ❍ 目次へ ❍ 前のページへ ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu4.html (2/3) [2000/08/06 12:58:34]次のページへ
❍
・壁の種類による桟の入り方
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・縦桟の探し方
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・家具を固定できない壁
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家具の固定方法2
「壁の桟と家具の桟をL型金物で止めるの
ね」
家具を置きたい位置の壁のなかに、しっかりとした桟を見つけることができたら、いよい よ金具の取り付けにかかります。壁への固定はL型金物で
固定のための金具にはL型金物と木ネジを用い、L型金物を壁の桟に対して直角に家具の 上部に置き、木ネジでとめます。 ただし、木ネジは壁の桟に届かないと効果がないので、ボードの厚みを考慮する必要があ ります。 しかも、家具の上部ならどこでも良いというわけではなく、両端部分の、しかも家具自体 の桟が確実に入っている位置に金具を取り付けましょう。家具の桟が入っていない位置で は、金具を取り付けても確かな効果は得られません。 また、一般的に壁の縦桟は30cmあるいは45cmの間隔で入っていますから、家具の 幅や置きたい場所によってはうまくあわない場合があります。 そこで、家具の位置を自由に決められるよう、家具の高さに合わせて、横木を壁の桟に取 り付けます。その横木に、L型金物で家具を固定するわけです。 桟に直接固定する方法 ❍ 鴨居や横木への固定方法 ❍積み重ね家具は上下を連結
上下に積み重ねて使う家具は最上部だけを壁の桟に固定しても、重ねた部分が地震で揺れ るとずれてしまい、前にせり出して転倒する危険があります。 面倒でも家具の側面などで上下を連結したうえで最上部を壁の桟に固定するか、上下の家 具それぞれを壁の桟に固定すれば確実です。 積み重ね家具の固定方法 ❍やむを得ない場合は天井で家具を支える
ところで、壁のなかに桟が入っていないために、家具を固定できない壁があります。この 場合は、設計図などで天井の強度を確認のうえ、家具を天井で支える方法が考えられます。 たとえば、高さ調整式の上置型すき間埋め収納ユニット。これは、高さを調整しながら、 http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu5.html (1/2) [2000/08/06 12:59:25]突っ張った広い面で天井と家具との間を支えるタイプです。 また、衣装ケースなどを家具の上に置く方法もあります。この場合は、ゴムシートなどを 敷いてすべらないように注意することと、天井との間にすき間が生じないよう新聞紙などを しっかりと挟み込まないと効果はありません。 なお、家具と天井の間を広い面ではなく点で支える、いわゆる突っ張り棒タイプのもの は、家具と天井との間が大きく空いている場合や、奥行きのない家具に使用しても、あまり 確かな効果を期待できない場合があるので、注意しましょう。やむを得ず使う場合は、図の ように、家具の両端の奥に取り付けます。 桟に固定できない場合の固定方法 ❍ 目次へ ❍ 前のページへ ❍ 次のページへ ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu5.html (2/2) [2000/08/06 12:59:25]
・桟に直接固定する方法
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・鴨居や横木への固定方法
戻る
・積み重ね家具の固定方法
戻る
・桟に固定できない場合の固定方法
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家具の固定方法3
「冷蔵庫やピアノもそのままでは危ない
よ」
ところで忘れがちなのが、冷蔵庫やテレビ、電子レンジといった家電製品や、ピアノなど の転倒防止策です。一見、転倒とは縁遠いようですが、実は、倒れるだけではなくて、冷蔵 庫が歩き出したり電子レンジが宙を飛ぶといった事例が報告されています。まずは専門知識のあるメーカーに問い合わせる
しかも家電製品は、日常的に電気を通しているわけですから、金具などの取り付けにも いっそうの注意が必要です。メーカーによっては製品専用の転倒防止金具などを用意してい る場合もありますので、まずは販売店やメーカーに問い合わせてみましょう。 そのうえで、以下の注意点が考えられます。 たとえば、壁に冷蔵庫を固定する場合、金具を取り付ける壁の位置は、家具の場合と同じ ように桟の入った部分でないと効果はありません。 また、テレビや電子レンジなど、置き台に乗せて使用するものは、台と本体を金具などで しっかり連結する必要があります。同時に、こうした製品にはキャスターの付いたタイプが 多いので、キャスターを取り外しておくか、台輪をはかせて移動を防いだほうが良いでしょ う。 ただし、フローリングの床の場合は、キャスターを付けたままで移動させた方が転倒をし ないケースもあります。ピアノの場合は、なんといっても重量が問題でしょう。たとえばグ ランドピアノは250kg以上もあり、地震時の衝撃の大きさによっては、脚が折れてしまう ケースがあります。 対策の方法は置き場所によっても異なりますし、楽器本来の機能を損っては元も子もあり ませんので、専門知識を持つメーカーなどへ問い合わせることをおすすめします。 メーカーの対策例1 ピアノの場合 ❍ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu6.html (1/3) [2000/08/06 13:00:24]メーカーの対策例2 テレビの場合
❍
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すまい方の工夫
「家具の配置にも工夫が大切なのね」
さて、家具の転倒を防ぐための固定は大切ですが、住宅の立地や構造など、さまざまな条件 によって揺れ方が違うので、必ずしも万全とはいえません。 そこで、安全という面から家具の置き場所を見直すことも、転倒などによる被害を防ぐための 大きなポイントとなります。就寝位置や出入口と家具との関係は重要
たとえば家具の配置と、ふとんを敷いたりベッドを置く、いわゆる就寝の位置との関係で す。 壁を背にした家具は前方に倒れてきますから、就寝位置は、家具の高さ分だけ離れるか、家 具の脇に決めた方が安全です。 また、家具が倒れて出入口を塞がれてしまっては大変です。家具は出入口付近に置かない、 あるいは万が一倒れても通り抜けられる空間を残せる位置に置くようにしましょう。 http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu7.html (1/3) [2000/08/06 13:00:40]目次へ
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暮らしのなかのアドバイス
「重い物は低いところへ−
当り前のことも忘れずにね」
大切な美術品はパテなどで固定
を
高価な調度品や美術品のためには、転倒防止剤とし てパテなどが市販されています。なかには美術館など で使われているものもあります。余震に備えて、下段の引き出し
は出しておく
大きな揺れの後にゆとりがあれば、余震に備えて、 たんすなどの一番下の引き出しを手前に出しておくと 良いでしょう。倒れようとする家具を支える役目を果 たします。ストーブの片付けは必ず電池を
外してから
春を迎えて、押し入れなどにストーブをしまう時、 つい忘れがちなのが乾電池を外すことです。電池が 入ったままだと、地震の揺れによって点火してしま い、火事を起こす可能性があります。特に押し入れ は、燃えやすいものが収納されているので、ご注意 を。倒れにくくする原則は重心を下げること
重い物ほど下に入れる−これは家具を倒れにくくするための大原則です。たとえば、食器 棚では陶器やガラスでできた大きくて重いもの、本棚では百科事典や全集などの重い本を下 段に入れると、家具全体の重心が下がるので倒れにくくなります。重い物が高い位置から落 ちてくる時の危険性も考慮すると、やはり下に入れた方が良いでしょう。ゴムのシートを敷いて食器類の滑り止めに
食器棚などの棚板にゴムシートを敷くと、器類が滑りにくくなります。ただし、ビニール 系のシートを敷くと、逆に滑りやすくなるので、お間違えのないように。吊り戸棚の扉にはロック機構の付いたものを
吊り戸棚や食器棚などに多く使われる開き扉は、日常の使用では実用的ですが、地震時に は開きやすいという欠点があります。なかでも吊り戸棚の場合、揺れによって扉が開くと、 収納物が上から飛び出してきて危険です。できれば、閉じた時に自動的にロックされるタイ http://www.fdma.go.jp/html/enter/kagu8.html (1/2) [2000/08/06 13:00:56]プを選ぶと良いでしょう。 また、揺れが治まったからといって吊り戸棚をすぐに開けると、中で倒れている物が落下 してくることがあります。十分に注意しながら開けてください。