徐放性気道潤滑去痰剤
標準品(剤形違い):ムコサール -L カプセル 45mg
ムコソルバン L カプセル 45mg
アンブロキソール塩酸塩徐放口腔内崩壊錠
AMBROXOL HYDROCHLORIDE OD
薬価基準収載
【禁忌】
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果、用法・用量、その他の使用上の注意等は Drug Information をご参照下さい。2. 徐放性機構
アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」は、速放性顆粒及び徐放性顆粒からなるマルチ
プルユニット型徐放口腔内崩壊錠です。
錠剤が崩壊すると、速放性顆粒が溶解し、その後、徐放性顆粒から徐々にアンブロキソールが溶
出していく機構です。
薬物含有粒子速放性顆粒
薬物含有粒子
徐放性顆粒
※顆粒の色は、図解のために 着色(水色・橙色・緑色) していますが、実際は 微黄白色~淡黄白色です。 コア粒子 薬物層(有効成分含む) シールコート層 苦味マスキング層 放出制御層 オーバーコート第1層 オーバーコート第2層徐放化
徐放化
徐放化
徐放化
苦味マスキング
苦味マスキング
苦味マスキング
苦味マスキング
3. 安定性試験
PTP包装(PTPシートをアルミピロー包装(乾燥剤入り))及びバラ包装(ポリエチレン瓶(乾燥
剤入り))したものを用いた安定性試験(加速試験(40℃ 75% RH、6 ヵ月)及び長期保存試験(25℃
60% RH、2年間))の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
1)4. 一包化に関連する情報
1)摩損度試験および自動分包機における錠剤落下試験
2)、3)自動分包機における錠剤落下試験
† OD錠45mg イニシャル 25℃75%RH 4週間保存品 湯山製作所製 (YS-TR-330/260FDSⅡ) 一包化された錠剤に 割れ、欠けは認めら れなかった。 一包化された錠剤に割 れ、欠けは認められな かった。 トーショー製 (Xana-2040EU) 一包化された錠剤に 割れ、欠けは認めら れなかった。 一 包 化 さ れ た 錠 剤 の 内、1錠で欠けが認め られた。 †最上段のカセットで実施(n=100)摩損度試験
摩損率(%) OD錠45mg 0.03 25rpm×4分(n=15)2)無包装状態での安定性試験
4) 保存条件 結 果 OD錠45mg 温度(40℃3ヵ月) 変化なし 湿度(25℃75%RH3ヵ月) 硬度:5.9kg→3.6kg(規格内) 光(120万lx・hr) 変化なし 〈測定項目:性状、硬度、純度、崩壊、溶出、定量〉特 性
1.水なし(唾液のみ)でも服用可能な口腔内崩壊錠である。
2.1日1回服用の徐放口腔内崩壊錠である。
3.PTPシートには1錠単位で成分名と含量を表示している。
4.ヨーグルト様の芳香で甘味のある製剤である。
5.バラ包装(300錠)あり。
6.個装箱の一部が切り離せる仕様である。
個装箱(約60%に縮小)7.重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson
症候群)が報告されている(頻度不明)。
製 剤
1. 製剤写真
(実物大) (実物大) バラ300錠包装(約60%に縮小)生物学的同等性
「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン」:平成24年2月29日 薬食審査発0229第10号
「剤形が異なる製剤の追加のための生物学的同等性試験ガイドライン」:平成24年2月29日 薬食審査発
0229第10号
1. 血中濃度
アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」(水なし又は水で服用)と標準製剤[カプセル](水で服用)を健 康成人男子にそれぞれ1錠又は1カプセル(アンブロキソール塩酸塩として45mg)空腹時及び食後単回経口投与 (クロスオーバー法)し、血漿中アンブロキソール濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax) について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。5), 6) アンブロキソール塩酸塩として45mg投与時の薬物動態パラメータ Cmax (ng/mL) (hr)Tmax T 1/2 (hr) AUC 0-48hr (ng・hr/mL) ※ 水なし 空腹時投与 アンブロキソール塩酸塩 徐放OD錠45mg「サワイ」 53.4±13.4 5.2±2.1 11.2±3.3 950±192 標準製剤 (カプセル、45mg) 50.5±14.5 5.4±2.1 11.5±3.9 956±226 食後投与 アンブロキソール塩酸塩 徐放OD錠45mg「サワイ」 60.7±19.3 6.7±1.7 9.5±1.7 971±329 標準製剤 (カプセル、45mg) 58.4±15.9 7.1±1.6 11.8±6.3 1038±229 水あり 空腹時投与 アンブロキソール塩酸塩 徐放OD錠45mg「サワイ」 65.5±23.1 4.2±0.9 10.2±2.1 984±306 標準製剤 (カプセル、45mg) 62.3±21.4 4.3±1.0 12.6±4.7 1089±326 ※標準製剤は水で服用 (Mean±S.D.) 血漿中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によっ て異なる可能性がある。2. 溶出試験
f2=68(適合範囲 f2≧61) f2=54(適合範囲 f2≧50) 溶出率 時間(min) 0 20 20 40 60 80 100 120 40 60 80 100 120(%) 適合範囲±10% 適合範囲±10% 溶出率 時間(min) 0 20 50 100 150 200 250 300 40 60 80 100 120(%) 溶出率 時間(min) 0 20 50 100 150 200 250 300 40 60 80 100 120(%) 溶出率 時間(min) 0 20 160 240 320 480 80 400 40 60 80 100 120(%) 回転数 50rpm、試験液 pH1.2 回転数 50rpm、試験液 pH5.0 回転数 50rpm、試験液 水 回転数 50rpm、試験液 pH7.5 ポリソルベート 80 1.0%(W/V)添加 適合範囲±10% 溶出率 時間(min) 0 20 140 210 280 420 70 350 40 60 80 100 120(%) 回転数 100rpm、試験液 pH7.5 適合範囲±10% 溶出率 時間(min) 0 20 100 200 300 400 500 600 40 60 80 100 120(%) 回転数 50rpm、試験液 pH7.5 アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」 標準製剤(カプセル、45mg) アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」標準製剤(カプセル、45mg) アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」標準製剤(カプセル、45mg) アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」 標準製剤(カプセル、45mg) アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」標準製剤(カプセル、45mg) アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」標準製剤(カプセル、45mg)パドル法 〈50rpm:pH1.2〉 f2関数の値が61以上であった。 〈50rpm:pH5.0〉 標準製剤の平均溶出率が30%(90分)、50%(120分)及び80%(240分)付 近の3時点において、試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率± 10%の範囲にあった。 〈50rpm:pH7.5〉 f2関数の値が50以上であった。 〈50rpm:水〉 標準製剤の平均溶出率が30%(90分)、50%(120分)及び80%(240分)付近の3時点において、試験製剤の平均溶 出率は標準製剤の平均溶出率±10%の範囲にあった。 〈50rpm:pH7.5ポリソルベート80 1.0%(W/V)添加〉 標準製剤の平均溶出率が30%(120分)、50%(180分)及び80%(420分)付近の3時点において、試験製剤の平均 溶出率は標準製剤の平均溶出率±10%の範囲にあった。 〈100rpm:pH7.5〉 標準製剤の平均溶出率が30%(120分)、50%(180分)及び80%(360分)付近の3時点において、試験製剤の平均 溶出率は標準製剤の平均溶出率±10%の範囲にあった。 〈200rpm:pH7.5〉 標準製剤の平均溶出率が30%(90分)、50%(180分)及び80%(300分)付近の3時点において、試験製剤の平均溶 出率は標準製剤の平均溶出率±10%の範囲にあった。 f2=56(適合範囲 f2≧50) 溶出率 時間(min) 0 20 70 140 210 280 350 420 40 60 80 100 120(%) 溶出率 時間(min) 0 20 70 140 210 280 350 420 40 60 80 100 120(%) 回転数 100rpm、試験液 pH7.5 回転数 200rpm、試験液 pH7.5 適合範囲±10% アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」 標準製剤(カプセル、45mg) アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」標準製剤(カプセル、45mg) 回転バスケット法 〈100rpm:pH7.5〉 f2関数の値が50以上であった。 〈200rpm:pH7.5〉 標準製剤の平均溶出率が30%(120分)、50%(180分)及び80%(360分)付近の3時点において、試験製剤の平均 溶出率は標準製剤の平均溶出率±10%の範囲にあった。 以上の結果より、両製剤の溶出挙動は同等であると判断した。7)
主要文献
1)沢井製薬(株)社内資料[安定性試験]
2)沢井製薬(株)社内資料[摩損度試験]
3)沢井製薬(株)社内資料[錠剤落下試験]
4)沢井製薬(株)社内資料[安定性試験]
5)高野和彦,診療と新薬,51(3),252(2014)
6)沢井製薬(株)社内資料[生物学的同等性試験]
7)沢井製薬(株)社内資料[溶出試験]
適合範囲±10% 溶出率 時間(min) 0 20 120 180 240 360 60 300 40 60 80 100 120(%) 回転数 200rpm、試験液 pH7.5 アンブロキソ-ル塩酸塩徐放OD錠45mg「サワイ」 標準製剤(カプセル、45mg)剤 形 直径(㎜)外・重量(㎎)・厚さ(㎜)形 性 状 素錠 (速放性顆粒及び 徐放性顆粒を含 む口腔内崩壊錠) 10.0 約460 6.0 白色で微黄白 色~淡黄白色 の斑点がある [識別コード:SW AM45] 頻度不明 消 化 器 胃不快感、胃痛、腹部膨満感、腹痛、下痢、嘔 気、嘔吐、便秘、食思不振、消化不良(胃部膨満 感、胸やけ等) 過 敏 症注) 血管浮腫(顔面浮腫、眼瞼浮腫、口唇浮腫等)、発 疹、蕁麻疹、蕁麻疹様紅斑、痒 肝 臓 肝機能障害(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇等) そ の 他 めまい、口内しびれ感、上肢のしびれ感 注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。 【禁忌】(次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 組成・性状 ・組成 アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45㎎「サワイ」は、1錠中にア ンブロキソール塩酸塩45㎎を含有する。 添加物として、アセスルファムK、エチルセルロース、エチルバ ニリン、カルメロース、クロスポビドン、結晶セルロース、スク ラロース、ステアリン酸Mg、二酸化ケイ素、バニリン、ヒプロ メロース、ポビドン、マクロゴール6000、D‐マンニトール、l‐ メントール、香料を含有する。 ・製剤の性状 効能・効果 下記疾患の去痰 急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結 核、塵肺症、手術後の喀痰喀出困難 用法・用量 通常、成人には1回1錠(アンブロキソール塩酸塩として45㎎)を1 日1回経口投与する。 〈用法・用量に関連する使用上の注意〉 本剤は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることは ないため、唾液又は水で飲み込むこと。(「適用上の注意」の項参 照) 使用上の注意 1.副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施 していない。 1)重大な副作用(頻度不明) ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラ キシー様症状(発疹、顔面浮腫、呼吸困難、血圧低下等)があ らわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認めら れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。 皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群):皮膚粘膜 眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)があらわれることが あるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、 投与を中止し、適切な処置を行うこと。 2)その他の副作用 以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切 な処置を行うこと。 2.高齢者への投与 一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること。な お、減量が必要な場合には、普通錠等他の剤形を使用すること。 3.妊婦、産婦、授乳婦等への投与 1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性 が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠 中の投与に関する安全性は確立していない。〕 2)授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。〔動物実 験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。〕 4.適用上の注意 1)薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服 用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭 角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の 重篤な合併症を併発することが報告されている) 2)服用時:本剤は舌の上にのせ唾液を湿潤させ、唾液のみで服用 可能である。また、水で服用することもできる。 5.その他の注意 早朝覚醒時に喀痰喀出困難を訴える患者には、夕食後投与が有用 である。 取扱い上の注意等 [貯 法] 室温保存 開封後は湿気を避けて保存すること [使用期限] 3年 包装 PTP:100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50) バラ :300錠 医薬品情報センター