GL200A
クイックスタートガイド
midi LOGGER
GL200A-UM-801
外観の確認
付属品の確認
ACライン周波数の設定と確認
開梱後、ご使用になる前に外観に問題が(キズや汚れ)がないか確認してください。
「OTHR」メニューでACライン周波数を設定して下さい。
(50Hz or 60Hz)ノイズ除去に影響します。
□クイックスタートガイド : 1冊 □CD‑ROM : 1枚
□保証書 : 1枚 □ACケーブル/ACアダプタ : 1式
確認を忘れずに!GL200A 目次
各部の名称...
各種接続方法...
測定時における注意事項...
操作キーの説明...
画面の説明...
操作の手順...
1.準備:収録のための準備をしましょう!
...
2.設定:温度測定のための設定をしましょう!
...
3.収録:温度測定をしてみましょう!
...
4.再生:収録したデータを再生してみましょう!
...
便利な機能...
収録の開始と停止を制御できるトリガ機能
...
波形を自由に操作できるスパン・ポジション・トレース機能
...
収録中でも可能なUSBメモリ交換機能
...
仕様...
標準仕様
...
入力部仕様
...
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GL200A 各部の名称
上面図
底面図
モニタ 操作キー部 充電LED(CHARGE) 収録LED(START) PowerLED(POWER) 電源スイッチ バッテリカバー 機体番号 アナログ入力端子 アラーム出力端子 湿度センサ用 電源出力コネクタ 外部トリガ端子 ロジック入力端子 パルス入力端子 USBデバイス用端子 USB I/F用端子 GND端子 ACアダプタジャックGL200A 各種接続方法
ACアダプタの接続
アースケーブルの接続
アナログ入力端子入力への接続
ACアダプタの出力側を本機電源 コネクタに接続します。 上面の端子番号に従って任意の端子に接続してく ださい。 GND端子の上にあるボタンをマイナスドライバで 押し込みながら、本機にアースケーブルを接続 します。ケーブルのもう一方はアースへ接地し てください。+
-CH1 CH2 CH3 CH4 CH5 CH6 CH7 CH8 CH9 -CH10外部入出力端子への接続
パルス、ロジック、外部トリガ端子、アラーム 端子はGND端子と共通の形状をしていますので、 アースケーブルと同様の手順で接続できます。 各端子は本機刻印に従って接続してください。 + - 補償銅線 + - 直流電流 シャント抵抗 例:4‑20mAの場合、 250Ω(±0.1%)を 付けて、1‑5Vレンジ で測定します。 + - 直流電圧 直流電圧入力 熱電対入力 直流電流入力 アースケーブル●感電・短絡事故の防止
・ アナログ入力部と本体間(GND端子)及び、各アナログCH間に、AC33Vrms
又は、DC60V以上の電圧を入力しないで下さい。
・ アナログ入力部(+/‑間)に、AC33Vrms又は、DC60V以上の電圧を入力しな
いで下さい。
・ 高周波信号を入力しないで下さい。
●ウォーミングアップ
本器の仕様性能を満たすために、ご使用前30分程度のウォーミングアップ
をお勧めします。
●未使用CHの処理
本器のアナログ入力部は、ノイズ除去能力を向上させる為に、コンデンサ
が入っています。
その為、入力端子がオープン状態では、他のCHの信号が影響しているよう
な測定結果となる場合があります。このような場合、入力設定を「Off」
として頂くか、+/‑端子をショートしてください。
正常に信号が入力されている場合は、他のCHの影響はありません。
●ノイズの対策方法
外来のノイズで、本器の測定値が変動する場合、以下の対応をお勧めします。
(ノイズの種類で、効果は違います。)
例1:本器のGNDをアースに接続します。
例2:本器のGNDと、測定対象のGNDを接続します。
例3:本器をバッテリ(B‑517)駆動とします。
例4:AMP設定メニューで、フィルターをOFF以外にします。
例5:本器のデジタルフィルタが有効なサンプリング間隔にします。(下表)
測定時における注意事項
測定CH数※1 設定可能な デジタルフィルタが有効となる サンプリング間隔 サンプリング間隔 1ch 2ch以下 5ch以下 10ch以下 50ms以上 125ms以上 250ms以上 500ms以上 10ms以上※2 20ms以上※2 50ms以上※2 100ms以上 ※1 測定CH数とは、入力設定がOFF以外に設定されているCH数となります。 ※2 10・20・50msサンプリング間隔では、温度測定は出来ません。 50Ω 50Ω 500kΩ 500kΩ 0.05μF 0.05μF + - チャネル切換リレーGL200A 操作キーの説明
1. SPAN/POSITION/TRACE
2. TIME/DIV
3. MENU
4. QUIT
(LOCAL)5. キー(上下左右)
ENTER
6. キー
(KEY LOCK)7. START/STOP
(USB DRIVE MODE)8. REVIEW
9. DISPLAY
CURSOR
(ALM CLR)FILE
NAVI
1. SPAN/POSITION/TRACE
2. TIME/DIV
各CHのスパン・ポジション・トレースを個別に設定することが出来ます。本キーを押す たびに波形操作表示部のモードが切り替わります。 キーでCH選択、 キーで設定 値を変更出来ます。 本キーを押すことで、波形画面の時間軸表示範囲が変わります。MONITOR
SPAN
POSITION
TRACE
デジタル値を表示します。(デフォルト) スパンを設定します。(波形の振幅の変更) ポジションを設定します。(波形の上下位置を調節) トレースを設定します。(波形表示のOn/Off) ※SPAN,POSITION,TRACEモード中にQUITキーを押すと MONITORモードに戻ります。 1 1 2 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1 2 3 4 5 6 7 7 8 9 10 11 12 133. MENU
4. QUIT (LOCAL)
キー
本キーを押すことで、設定画面が開きます。押すたびに設定画面タブが切り替わります。
本キーを押すことで、設定をキャンセルしたり、デフォルト状態に戻します。USBインター
フェイスから外部操作状態であるリモート時(キーロック)に、本キーを押すことで、通常
状態(ローカル)に戻ります。
5.
メニュー設定時の項目選択やデジタル表示部でのスパンの設定、再生時のカーソル移動
などに使用します。
6. ENTER
メニュー設定時の決定事項や、確定処理を行います。
6. キー(KEY LOCK)
再生中に高速でカーソルを移動するとき、ファイルボックスで操作モードを変更するとき
に使用します。両キーを2秒間押すとキーロック状態になります。解除も同様です。キー
ロック状態はモニタ上のキーロックランプで確認できます。
AMP
DATA
TRIG
USER
OTHR
●アンプ設定
入力、レンジ、フィルタなどの設定を行います。●収録設定
サンプリング間隔や、収録先、収録中の演算機能などの設定を行います。
●トリガ設定
トリガの収録開始・停止時条件や、アラーム発生の条件を設定します。
●ユーザー設定
本機を使用するユーザー名や、使用するユーザーの切り替えを行います。
●その他設定
画面の明るさ、温度単位などの設定を行います。 3 4 5 6 7
8. REVIEW
9 DISPLAY
収録したデータの再生を行います。フリーランニング時は収録済みファイルの再生を
行い、収録時は現在収録しているデータを2画面で再生します。
(※収録データがない場合は再生動作は行えません。)画面モードを切り替えます。
1 CURSOR (ALARM CLEAR)
再生中のカーソルAとBを切り替えます。アラーム設定が「アラーム発生を保持する」に
なっている場合、キーを押すことで保持されたアラームをクリアします。アラームの
設定は「TRIG」メニューで行います。
FILE
本体メモリやUSBデバイスの操作などを行います。
NAVI
フリーラン中、収録中、再生中の各動作キーの動作説明を表示します。
波形+デジタル
拡大波形
デジタル+演算
波形+デジタル ‑
起動時のデフォルト状態で、波形と デジタル値の両方を表示します。また、SPAN/POSITION/TRACE キーでの設定変更が可能です。拡大波形 ‑
波形のみを拡大して表示します。デジタル+演算 ‑
大きな文字のデジタル値表示と演算 2種類の結果を表示します。演算の設定は、DATAメニューで 行います。7. START/STOP (USB DRIVE MODE)
フリーランニング時では収録開始動作を行い、収録時では停止動作を行います。本機電源
投入時にキーを押しながら起動するとUSB Drive Mode状態になります。
(詳細はCD内蔵のユーザーズマニュアルを参照願います。)
8 9 10 11 12 13GL200A 画面の説明
1.簡易メッセージ部 :動作状態を表示します。 2.Time/DIV表示部 :現在設定されているタイムスケールを表示します。 3.アラーム表示部 :アラーム出力端子の状態を表します。(赤=アラーム発生、黒=アラーム未発生) 4.ロジック表示部 :ロジック信号の状態を表示します。(青=Hi、黒=Lo) 5.USBデバイスランプ :USBデバイス挿入時、「緑」になります。また、本体メモリ、USBデバイスアクセス 時には「赤」で表示します。 6.キーロックランプ :キーロックの状態を表示します。(黄色=ロック時、黒=非ロック時) 7.リモートランプ :リモート状態を表示します。(黄色=リモート状態、黒=ローカル状態) 8.AC/バッテリ容量 :AC電源時、バッテリ動作時でアイコンを表示します。 9.波形操作表示部 :SPAN/POSITION/TRACEキーで波形操作するときのモードを表示します。 10.デジタル表示部 :各CHの入力値を表示します。 キーでアクティブ(拡大表示)する CHを選択できます。また、アクティブCHは、波形表示も1番上に表示されます。 11.クイック設定 :簡単に操作できる項目を表示します。 キーでクイック設定部をアクティブにし、 キーで値を変更できます。 12.ユーザー情報 :現在選択されているユーザーの情報が表示されます。 13.ペン表示 :各CHの信号位置や、トリガ位置、アラーム範囲を表示します。 AC/バッテリー表示 AC電源動作時 バッテリ中 バッテリ少 バッテリ僅少 バッテリ多 スタート側 立上り 立上り 範囲内 範囲外 アラーム範囲 トリガ位置 ストップ側 14.ファイル名表示部 :収録中は収録ファイル名を表示します。再生中は再生ファイル名を表示します。 15.下限スケール :現在アクティブになっているCHの下限のスケールを表示します。 16.波形表示部 :入力信号の波形が表示されます。 17.上限スケール :現在アクティブになっているCHの上限のスケールを表示します。 18.収録バー :収録中に収録媒体の残り容量を表示します。また、再生時には表示位置の情報を表示 します。 1.簡易メッセージ部 2.Time/DIV表示部 3.アラーム表示部 4.ロジック表示部 5.USBデバイスランプ (メモリ・USBアクセスランプ) 6.キーロックランプ 7.リモートランプ 9.波形操作表示部 8.AC/バッテリ容量 10.デジタル表示部 11.クイック設定 12.ユーザー情報 13.ペン表示 14.ファイル名表示部 15.下限スケール 16.波形表示部 17.上限スケール 18.収録バーGL200A 測定の手順
データ収録の「準備→設定→収録→再生」の簡単手順を紹介します。
ここでは、T型熱電対を使った温度測定を行います。
収録目的 :対象物の温度測定 対象点 :2箇所 サンプリング間隔 :1秒 データ保存先 :USBメモリ ポイント :収録期間中でも収録したデータを確認したい 準備する物 :T型熱電対、 USBメモリ (※熱電対がない場合は、正しい温度計測は出来ませんが、他の物で代用して下さい。) (※USBメモリがない場合は、本体メモリに収録して下さい。)1.準備:収録のための準備をしましょう!
測定対象1 測定対象2CH1 T型
CH2 T型
1.測定対象物1と1CH端子を接続します。 2.測定対象物2を2CH端子を接続します。 3.AC電源を接続します。 4.USBメモリを挿入します。 5.電源を投入します。 1 2 3 4 52.設定:温度測定のための設定をしましょう!
2.ENTERキーでセレクトボックス を表示し キーで選択。 1.ENTERキーを押すと決定されます。 1.MENUキーを押して設定メニューを開きます。 2.CH1、CH2の入力を「温度」に設定します。 (1)カーソルをCH1の「入力」に移動し、「温度」に設定します。 (2)同様にCH2も設定します。 3.CH1、CH2のレンジを「TC‑T」(T型熱電対)に設定します。 (1)カーソルをCH1の「レンジ」に移動し、「TC‑T」に設定します。 (2)同様にCH2も設定します。 4.CH1、CH2以外のCHをOffにします。 (1)上記と同様の手順でCH3~CH10を「Off」に設定して下さい。 収録に必要な設定を行います。ここでは必要な設定のみ行います。それ以外の設定は デフォルト設定(工場出荷時設定)とします。 設定メニューの基本操作 ●セレクトメニューの操作例 (AMP画面) 1. キーでCH1の入力に カーソルを移動しENTERを押します。 メニュー画面では キー、ENTERキー、QUITキーを使って操作します。現在のカーソル 位置が「緑色」で表示され、 キーで移動します。カーソル位置でENTERを押すことで、 セレクトメニューや、数値入力ボックスなどが表示されます。QUITキーを押すことで、画面を 閉じたり、設定をキャンセルします。 ワンポイント! (※電圧の場合は「電圧」を選択してください)5.MENUキーを押して「DATA」メニューを開きます。 6.サンプリング間隔を「1秒」に設定します。 カーソルを「サンプリング間隔」に移動し、「1s」に設定してください。 7.収録先ファイル名の設定をします。 ここでは、USBメモリに「TEST」というフォルダを作成し、 TESTフォルダにデータが収録されるように設定します。 (1)収録先ファイル名に移動してENTERキーを押します。 (2)下画面の「<MEM>」上でENTERキーを押します。 (3)下画面のファイルボックスが開きます。 ファイルボックスでは、本体メモリ、USBデバイスに保存する ファイル名を設定します。 (4)<USB1>に移動して キーを押します。 (5) キーを押して「新規フォルダの作成」に移動し ENTERキーを押して下さい。 動作モードは早送りキーで変更します。 フォルダ/ファイル表示部では、 ・ で上下移動 ・ でフォルダ階層移動 ・ENTERで決定 ・QUITでキャンセル のキー動作を行います。
(6)文字入力ボックスが表示されるので、「TEST」というフォルダ を作成してみます。 (7)「TEST」と入力し[OK]に移動しENTERキーを押すと確定されます。 (8)下画面の様に<TEST>フォルダが作成されますので、 キーを押して 「ファイル/フォルダの選択」にあわせて、 キーで<TEST>フォルダに あわせてENTERキーを押します。 (9)「フォルダ」が「<TEST>」になったのを確認し、OKボタンに移動してENTER キーを押して下さい。 (10)下画面で、収録先、収録容量、収録可能時間を確認することができます。 これで収録に必要な設定は完了です。 文字の種類選択、削除、挿入、確定 文字入力欄(ENTERで入力) 文字選択
1.収録の開始 (1)START/STOPキーを押します。 (2)確認メッセージが表示されます。 (3)ENTERキーを押すと収録が開始します。 2.収録中状態 開始すると、経過時間、収録可能時間がカウントします。 3.収録しているデータの再生(2画面再生)をしてみましょう。 収録中に既に収録したデータを過去にさかのぼって再生する ことができます。また、現在の入力波形と2画面で比較ができます。 (1)REVIEWキーを押すと2画面再生が表示されます。 (2)カーソルを自由に動かして、収録した波形や、時刻などを 確認してください。 4.収録の停止 START/STOPキーを押すことで収録を停止します。 (1)START/STOPキーを押してください。 (2)確認メッセージが表示されますのでENTERキーを押してください。
3.収録 :温度を測定してみましょう!
収録の設定が完了しましたので、実際に収録を開始します。 収録期間中に既に収録したデータを再生してデータの確認をしてみましょう。 収録を開始しますか? [ENTER]Yes [QUIT]No 経過時間 収録中メッセージ 収録可能時間 <主な操作> ・ キーでカーソル移動 ・ キーでカーソル高速移動 ・CURSORキーで選択カーソル変更(A→B→A) カーソルA 表示位置 カーソルAの温度値 カーソルBの温度値 AB間の差分値 選択カーソル サンプリング間隔 選択カーソル上の時間 AB間の時間差 カーソルB 過去表示 現在表示 収録を停止しますか? [ENTER]Yes [QUIT]No1.再生ファイルの選択 (1)REVIEWキーを押します。 (2)再生ファイルは先ほど収録したファイル名に既に設定されて いますので[OK]ボタンにカーソルあわせてENTERキーを押します。 (3)再生画面が開きます。 画面は「3.収録の3項」を参照してください。 (4)カーソルを自由に動かして、収録した波形や、時刻などを 確認してください。再生画面でも、スパン、ポジション、 トレース、ゾーンなどの表示設定を変更することが可能です。 (5)QUITキーを押すことで再生を終了します。 確認メッセージが表示されるのでENTERキーを押してください。 (6)再生を終了するとフリーランニング状態になります。
4.再生・収録したデータを再生してみましょう!
データの収録が完了しましたので、収録したデータを再生してみましょう。 収録ファイルは「2.設定の7項」で設定したUSBデバイスの<TEST>フォルダに格納してあります。 ファイル名は自動設定になっているので、「年月日‑時間_UG.gbd」というファイルが 作成されています。年月日時間は、収録を開始した時間になります。 以上の簡単な操作で、GL200Aの基本的な使い方は完了です。 これらの操作以外にも、GL200Aには様々な便利な機能がありますので、次項で紹介いたします。 再生を終了しますか? [ENTER]Yes [QUIT]Noトリガ機能を利用して,収録を開始するタイミングや, 収録を停止するタイミングを制御することができます。 条件を「CH1の温度が20℃以上になったら収録開始」に設定します。 (1)MENUキーを押して「TRIG」メニューを開きます。 (2)「スタート側ソース設定」に移動し、「レベル値」を設定します。 (3)「レベル設定」にあわせてENTERキーを押すと 「トリガレベル設定」画面が開きます。 (4)「モード」のCH1に移動し、「立上り」を設定してください。 GL200Aの様々な機能を使用して,より使いやすく便利に使うことができます。 その中のいくつかをご紹介いたします。 収録の開始と停止を制御できるトリガ機能 例えば・・・ 電圧が1V以上になったら収録を開始したり,午後1時に なったら収録を停止したり、外部入力で制御することが できます。 ワンポイント!
GL200A 便利な機能
(5)「モード」のとなりにある「レベル」に移動しENTERキーを 押してください。 (6)下画面の数値入力ボックスが表示されますので「20」と 設定します。 キーで2桁目に移動し、 キーで数字を変更し、ENTERキーで確定します。 (7)下記の画面になりましたら、「OK」ボタンに移動しENTERキーで閉じます。 (8)「TRIG」メニュー画面に戻りますので、QUITキーを押してフリーランニング 画面に戻ります。 (9)START/STOPキーを押して収録を開始してみましょう。 トリガ条件が成立していない場合は下記画面のように「トリガ待ち」状態に なります。 トリガ条件が成立すると収録を開始します。 数値入力欄 [下限値、 上限値] 確認用波形領域 ・ で数値変更 ・ で桁変更 ・ENTERで確定 ・QUITで中止
1.スパンの設定をしましょう。 スパンは入力波形の振幅の調節します。 設定は前項でのフリーランニング状態です。 (1)CH1のスパン表示幅を100℃に調節します。 (2)SPAN/POSITION/TRACEキーを押してスパン設定モードにします。 (3) キーでCH1をアクティブ(拡大表示)にします。 (4) キーでスパン値を変更します。ここでは100℃に設定します。 これで、波形画面のスケールが+100.0~+0.0になりました。 2.ポジションの設定をしましょう。 ポジションは入力波形のゼロポジション上下位置を調節します。 (1)SPAN/POSITION/TRACEキーを押してポジション設定モードにします。 (2) キーでCH1をアクティブ(拡大表示)にします。 (3) キーでポジション値を+80℃~ー20℃に設定します。 これで、波形画面のスケールが+80.0~‑20.0になりました。 3.トレースの設定をしましょう。 トレースでは波形表示のOn/Offができます。 (1)SPAN/POSITION/TRACEキーを押してトレース設定モードにします。 (2) キーでCH2をアクティブ(拡大表示)にします。 (3) キーでOffにします。 これで、CH2の波形が非表示になりました。 波形を自由に操作できるスパン・ポジション・トレース機能 スパン、ポジション、トレースの操作は、 フリーランニング時、収録時、再生時で可能です。 これらの変更は、表示のみに適用されるので、 収録データには影響はありません。 ワンポイント! 波形表示を自由に操作することで、個別のCHを見やすく 調節したり、表示したくない波形を消すことができます。 スパン、ポジション、トレースの 各モードは「波形操作表示部」で 確認できます。
(1)FILEキーを押して、「ファイル」メニューを開きます。 (2)「USBメモリの取り外し/交換」にカーソルを移動して、ENTERキーを押します。 (3)下記のメッセージが出ますので、USBメモリを交換してください。 (4)ENTERキーを押して、メッセージを閉じ、QUITキーを押して 「FILE」メニューを閉じてください。 収録中でも可能なUSBメモリ交換機能 USBメモリを交換する毎に、ファイル名に「_CHG番号」が付加 されて、ファイルが分割されます。 分割されたファイルは、CD内蔵のアプリケーションソフト ウェアを使用して、1本のファイルに連結することが出来ます。 ワンポイント! USBメモリへデータ収録している最中に、USBメモリを 交換することが出来ます。 長期にわたる測定でも、収録を停止することなく、途中経過 を確認することが出来ます。 交換作業は、5分以内に実施してください。 5分を超えると、データの欠落が発生します。 注意
GL200A 標準仕様
項目 内容 アナログCH数 10CH 外部入出力 トリガ入力・ロジック入力・パルス入力・アラーム入力 PC I/F USB(フルスピード)標準装備 内蔵記憶装置 本体メモリ:3.5Mバイト サンプリング間隔 10ms/1CH MAX 10※・20※・50※・100・125・200・250・500ms 1・2・5・10・20・30sec 1・2・5・10・20・30min・1hour ※50ms以下は、入力設定と測定CH数に応じて、設定可能となります。 時計精度(23℃環境) ±0.005%(月差約130秒) バックアップ機能 設定条件:EEPROM/時計:リチウム2次電池 使用環境 0~40℃、30~80%RH 耐電圧 各入力CH‑GND間:350Vp‑p 1分間 各入力CH間 :350Vp‑p 1分間 電源 ・ACアダプタ:AC100~240V/50~60Hz ・DC入力:DC8.5~24V ・バッテリパック(オプション):DC7.4V(2200mAh) 消費電力 AC消費電力(付属のACアダプタ使用時) DC消費電流 外形寸法 約(mm) 194 x 122 x 41 質量※1 480g ※1 その他 ・ブザー(キーなど) ※1:ACアダプタ・バッテリ含まず。 No 条件 通常 電池充電中 1 LCD ON時 12VA 28VA 2 スクリーンセーバー起動時 11VA 27VA No DC電圧 条件 通常 電池充電中 1 LCD ON時 0.18A 0.6A 2 スクリーンセーバー起動時 0.15A 0.57A 3 LCD ON時 0.30A 充電不可 4 スクリーンセーバー起動時 0.25A 充電不可 5 LCD ON時 0.42A 充電不可 6 スクリーンセーバー起動時 0.35A 充電不可 +24V +12V +8.5V標準仕様
入力部仕様
項目 内容 入力Ch数 M3ネジ式 10ch 方式 フォトモスリレーによるスキャン方法、全CH絶縁、平衡入力 測定レンジ 電圧 20・50・100・200・500mV、1・2・5・10・20・50、1‑5VF.S. 温度 熱電対 : K、J、E、T、R、S、B、N、W(WRe5‑26) 湿度 0~100%(電圧0~1Vスケーリング換算) ※B‑530(オプション)使用 測定精度*1 電圧 ±0.1% of F.S. (23℃±5℃) 温度 ●熱電対 種類 測定温度範囲 測定確度 ・電源投入後30分以上 R/S 0≦TS≦100 ±5.2℃ ・サンプリング1s/10ch 100<TS≦300 ±3.0℃ ・フィルタON(10) R:300<TS≦1600 ±(0.05% of rdg +2.0℃) ・GND接地 S:300<TS≦1760 ±(0.05% of rdg +2.0℃) B 400≦TS≦600 ±3.5℃ 600<TS≦1820 ±(0.05% of rdg +2.0℃) K ‑200≦TS≦‑100 ±(0.05% of rdg +2.0℃) ‑100<TS≦1370 ±(0.05% of rdg +1.0℃) E ‑200≦TS≦‑100 ±(0.05% of rdg +2.0℃) ‑100<TS≦800 ±(0.05% of rdg +1.0℃) T ‑200≦TS≦‑100 ±(0.1% of rdg +1.5℃) ‑100<TS≦400 ±(0.1% of rdg +0.5℃) ‑200≦TS≦‑100 ±2.7℃ J ‑100<TS≦100 ±1.7℃ 100<TS≦1100 ±(0.05% of rdg +1.0℃) N 0≦TS≦1300 ±(0.1% of rdg +1.0℃) W 0≦TS≦2000 ±(0.1% of rdg +1.5℃) 基準接点補償確度 ±0.5℃ A/Dコンバータ 16Bit (内部有効 : 14Bit) 温度係数 利得 : 0.01% of F.S./℃ ゼロ : 0.02% of F.S./℃ 入力抵抗 1MΩ±5% 許容信号源抵抗 300Ω以下 最大入力電圧 +/-間、各CH間、CH‑GND間 : 60Vp‑p 耐電圧 各CH間、CH‑GND間 : 350Vp‑p 1分間 絶縁抵抗 CH‑GND間 : 50MΩ以上(DC500Vにて) コモンモード除去比 90dB以上(50/60Hz 信号源300Ω以下) ノイズ 48dB以上(+/‑ショートにて) *1:使用熱電対は、T:0.32Φ、その他:0.65Φを使用した場合。 ※:ゼロは、10・20・50msサンプリング速度時に発生 ※●本書の記載事項はお断りなく変更することがありますのでご了承ください。