• 検索結果がありません。

水稲の早期及び晩期栽培における苗の根に関する研究 予報 苗の根量と吸水量の関係-香川大学学術情報リポジトリ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "水稲の早期及び晩期栽培における苗の根に関する研究 予報 苗の根量と吸水量の関係-香川大学学術情報リポジトリ"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

水稲の早期及び晩期栽培における苗の根咋関する研究

予報 苗の棋畳とノ吸水量の関係

野 田 変∵三, 林 甚 太 郎

Studieson the root of seedlingsin anらarlyandalate cultures・Of rice f)1ants..Preliminary report. Relation between the amount o土rQpt and the㌧VOlume、bf absorbed−waterin rice seedlings

AizoNoDA andJintar6HA¥AS=T(TheFirstLaboratoIyOfCropSieqee) (ReceivedSeptember19,1956)

呈 緒

わが国の西南暖地における気象災害中,台風に伴う風水寄は最も大であると考えられている.台風災蕃の回避の 上から叉西南暖地は比較的高濫なるため水田多毛作,土地利用度の向上の必要から稲作栽増期間の彩動に、関しては 岳くより幾多の研究が行われている. 1944年澤田快夫氏等(2)㌢こ依り水稲栽増朋の可動性と水田輪作に華\、、ての業虜が発表せられ,この種の研究に一恵 閤が画された−・次いで農林省において西南暖地等の水田垂直力増強事業としてこれ等に就き試験研究の助長,栽増 奨励の方策がと.られ,関係方面の熱心なる協力と進歩的農家の実践に依って,水稲の早期及び時期載増ほ年と㌧共に 順調なる増加発展を見つゝある・ 然るに早期,晩期の栽増ほ普通栽培に比して本田の生育糾問が短い特長がある. 1952年香川県に.おけるこれ等の栽培地を多数観察した処に依れば,水稲の早期栽増に.おいてほ比較的低温期に当 るため移植後の活着及び初期生育が緩慢で,晩期栽増に.おいて晩揺廃植はもちろん,仮砥に依る場合も7月下旬よ り8月上旬に移植が行われる関係上,高温多照の天候下,植傷みが甚だしいものが多数あることを確認した 寒冷地北海道に.おいて近年苗兼を用いる土付苗の利用が行われ,亜熱帯台湾において高塩多照時の移穐に.際し古 くより秋階を用いる土何層の利用が普及レて,共に植傷みの軽鼠,汚蔚の促進に数果が上げられていることが伝え られている. ここにおいて西南暖地における早期及び映期栽培においても何等かの活着促進の方法がとられたならば生産力増 強の上に.おいて有志議なりと考察するに.至った. 1953年より引続いて農林1号,陸羽132琴,藤阪5弓等の品種を用い,土打払無根題を普通厩行の苛抜取り方法 に依るものを標準として栽培の実験を行うと共にり特に簡の棍盈と吸水量等に対し著干の成置を得るに至った1.侍 従兼僅の素質としては地上部の組成に対しての研究ほ多いが,閣の棍の持つ性状に就いての研究は少ないように思 われる 農林1弓剖軌\た場合の若干の成抗を予報として発表する筒この成績の1部は日本作物学会111回講演会で発表 しナこ. Ⅱ 実験材料及び方法 実験材料:東学附属漁場生産の水稲農林1一等 実験の種類及び方法 a 闘場実験 早朝栽培 晩期栽培 苗代様式 保温折衆苗代 折衆苗代

(2)

香川大学農学部学術報賃 6月15EI l合播 N, 2匁 P205 5匁 K2010匁 5」5平均 N, 1,600匁 P2051,600匁 K20 3,100匁 9寸×4.5寸 1本楯 0。.6坪 4聯制 a 土村’蔚区 b 標準簡区 C 無根貰区 橋種朝 3月25日 播種盈 1合播 濁代肥料(坪当) N, 10匁, P205 5匁 K2q,10匁 箇令 55平均 壌田肥料(反当) N, 2,030匁 P205 2,000匁 K20 2,180匁 栽植密度 9寸×4“5寸 1棟木数 1本梧 1区面積 0い6坪 区制 4聯制 実験区別 a 土付甫区 b 標準簡区 C 無根層区 土樽貰ほ直径4糎,深さ10糎の鉄蟄無底円筒に.で苗の棍を土何のまゝ抜取ったものと・し,標準区は普通の慣行沫 に依り抜取ったもの,無限区ほ棍部を丁寧に鋏を以て−勢除したものを用う・ b ポット試験 上記層代の層が平均台.5実に達した時,ワグネルポット2万分の1反妃1本格3個体宛を移植,施肥豊1鉢当りN, P20琵,Ⅹ20各々1:瓦宛. C 吸水塵測定 容盈600ccの吸水計を用い,予備実験の外は猛襲変化に依る水の容稽の変化を是正するため,別に設けた区に依 って見かけの数値を補正したい 各区共に.4聯制とした 第2国軍貫参照‖ 但し測瀞中は果紙を覆い棍部を暗黒とした.

揖 実 験 成 績

第1表 A小 水稲早期栽培における1株穂畳比較1953∼1955 水稲農林1・琴供用以下同様

‥ ∴∴

_ 1

可﹁

盈 穏 株 l 無 根 区 標 準 区 土 村 区 19 80 21り05 24…87 1.2S 507叫婚 3一.82や半場 備考1一.各年1区80株平均

2。有慈標準 1%水準榊4..667, S%水準ケ2一・815

B.水稲晩期栽培に於ける1株籍冤比較 1955 1株 穂 重(g) 無 根 区 2 標 準 区土 付 区 無 紋 区 標 準 区 土 付 区 2.10 7.15ヰ漁場 備考1小 者志願準 1%水準Yヰ沖3“36, 5%水準 2」22

(3)

第2表 敬盈と吸水盈 10本当り吸水盈cc. 硝子室内 予備実験 A 5月21日 1955 予備実験 B 6月10日 1955 \ \ 測定時刻

讐票時牛革垂L箪

9午前慧

哨9時

午 匡塑基盤 土付菌根沈澱区(a) 無 根 区(b′) (a)/(b) 水 温 C〇 1.01【 4.■76 備考1… 吸水盈測静£井戸水に依る PH68,

EKO micro−pyrOmeterに依る 氷点降下−0,2eCO次表も同様

2一温度に依る水の容積変化の補正を行わず. 3小 各区4聯制 4“苫令 5。.5. 第3菱 餅盈と吸水盈 7月30日 (1日目) \ 測定時刻∴七普1∩虻ヒバ∩∠ゝ\[∠ 10凍当り吸水盈 cc 硝子室内 午前10時40分正午 ■ 午後1時 午後2時 年後哨†午後4時 F午後E時 一正年∼年後1時八・午後2時十午後3時∼年後4時′}午後鳩十午後∈時 区別其他 \−\ 土何聴取洗油区(a.) 隊 準 区(c) 無 根 区(b) 比 率(a) (c) (b) 水 温 CO

、ニ;:

221】173

4.72 1.66 0。.26 284 100 16 33“8 7月31日 (第2日員) 芝翠穿圧竿穿i空肇欝 定年 午後4時 ∼午後 午後5時 ′一年後 6時 午前1C時 ∼午前 時 3一06 l一60 †\\\測定時刻午前9時 区別英他 \∼午莞■ 時 王空事芦牟後 1 ユ唾」__呈嘩 3時 4時‘ 3一76 1一42 26Ei 100 35 8 土伺倭猥洗源区(a) 標 準 区(c) 無 根 区(b) 比 率(a) (c) (b) 水 温 CO 2小862一56 0・′98l・讐 −

292 j 251

4三≡4三≡

11

1001100 2芸弓191 備考(1)温度差に依る水の容積変化は別に設けた区に依って水温33“80Cを標準として補正を行った・ (2)10本当りの限の輩物量a区0“16gr,C区は1..Og工■,b区ほ丁寧に努除“ (3)植傷みはa区は極少,C区は少,b区は植傷み激甚で第2日冒には給水殆ど行われず小

(4)

香川大学農学部学術報賃 第4表 水中及び土中(施肥水田土壌溝水中)に.おける筒の限爵と吸水患 8月5日 1S55 10本当り cc 硝子室内 正 午 ∼ 午後2時 ∴ ・・・こ 別 土伺 苗限洗漸区 標 準 区 無 根 区 午前10時 ∼ 正 午 水 中土 中 水 中土 中 第1因 眉の摂畳と吸水患の日中変化 8月3日1955 ● ̄ 言土付帯根深菟区 10操当り潤乾物立○プ7軌 ○−−・−○甥準区 10探当り厄乾物並0135肝 )中一ー・智無紋区 域水丑の取掛こ依る補正I女お●cを櫻 池とする。 第3因 早期栽培移植後各菓身生長曲線 1955 か−−・●立 付 苗 ポッ}糠 柵.…叶撫 娯 顎 凋体鞘 NOe∼NO9 木葉ぢ:∈梨∼仝箪膿 NO(,三月:臼 喋々蚕¢)偶力きは発火伏在†視みに依る棺死ありたるため 0 9 0U 7、 6 5 吸水盈 CC 、〆へ、、せ■一ぺ \ ∵∴・†t・・・・′ ■、.い\・−い‥・く 「 ̄ ニ粧二..−−−−サーー.. Y T「 ノl諏 5 6 7 8

9 10 ‖ 12PM12 3 4 5

J J?J ∼ ?†J†

? ? ? ? / J √ 6 7 8 91011\12PM12 3 4 5 6 5月4巳移拙5月 ‖= b a 無根簡区 c 標準箇区 土何層撮洗洞区 第2因 吸水実験における各区の日中における 薬の萎渦状況 8月:3日1955

Ⅳ 実鹸漁具め毎察

簡の狼の薮除に関してほ幾多の研究があるが,最も注目すべきは松田清勝民(6)に依る場合であろう・・即ち民は猥 部を葬除したものはその程度に従って植傷みの瑛象がいちじるしいが冠根の発生が旺んで活着は容易としたが,生 育及び収盈の点から早生種ほ筒の棍部の切断を可及的少からしめるよう丁寧に行う必要があり,中晩生においては

(5)

然し早生掛こおいても穏傷みが初期生育に及ぼす影響が精しく追跡されず,箇の棍の持つ性状に対しては検罰が 行われていない小 水稲の茎葉水分の日変化に就いては古賀正己氏等(5)の実験が行われ,菓面蒸散盈,吸水盈の測定ほ時間的に調査 されているが生育後期の作物が頓扱われて,初期生育の場合及び棍の盈との関係が換討されていない小 本実験においで苗の処理を3様とし,土伺筒,標準苫,無限■苗の比較が行われた一. 本報に.は戯杯1琴の場合のみの成績であるが他の品種も同様な傾向が認められた. 1953年より1955年の3ケ年平均で1株穂重を比較すると第1表に」示されたように土伺苗区が標準区,無棍区に此し て1%の水準で明らかに置きを示し,1955年のみであるが晩砥栽培においても4聯制と.して覇釘処理を行った処同棲 に1%水準で有意の差あるを示した一. 標準区と無根区では5%水準の範囲内では有志善が見られなかった.. かかる土付竃が増収の傾向のあることを推知し得たのほ,士付区で植傷みが少く,地区に此L草丈,分連坐長が 速かであったことが,生育期間の短い早期及び晩期栽培で好ましき結果を1示したように考えられる.. 1例として−1955年のワグネルポットに.依る早期栽培における葉位別伸長状況の比較を行った鶴3図を見るに,無根 区では第5葉菜身の先端が枯死して砥傷みとLて表われ,且第7葬の出費始めは2日,鶴6莫は3日の遅延が土付勘こ 比して認められるのみならず,各菓共に生育が劣ったことを示している小 嵐罫十乱 江口広氏(1)ほ水礁の葉の発育経過で移植斯こ植傷みほ殆んど認められなかったのに不拘,第6菓及び 第7菓の緩慢な伸長の行われたのは,簡代末期の肥料不足及び移植操作に関与せるものと考えられている1. これら第6葦,第7菓,鶴8菓が土付簡の場合と無根蘭の場合伸長に大なる差のあったことは箇の持つ撮の働きが 如何に大であったかを示すものと云い得るであろう仙 以上はj割こ移植後初期出現薬のみに就いてであったが1週間毎の草丈伸長曲線,更に分菓増加曲線においても各 区の間に相当なる差異があり,出穂掛こおいても土付箇区は平均標準区に比し約1日,無根区に比べると2日以上の 促進が調査されている小 土付苗区が斯の如く迅速且良好な生育を示した原因として次の如く考えられるであろう∴即ち(1)土村簡は択の 急が他区に比べて多く,水分の必要量を吸水するに反し,無根区では葉蘭蒸散に依る水分損失澄に対しても吸水盈 が少く,体内水分のバラソスの失調のため黄身の枯死を系し,体内養分の損失も亦大となり,炭素同化の莫面積も 小となり,其後の葉の伸長が晩くなるばかりでなく新築が狭小となる結果を来たしたように思われること..但)土何 百は棍の先端及び猥宅が損傷少く,土壊と放との所謂Contact relationにおいて地区に優:れりとみられること.. (3順の棍の養分吸収,及び限それ自体の持つ名機,無機養分の生理的わ働きが想定せられること等である. 玄においてまず棍の盈と吸水畳の関係を求めんとして1955年に待った実験め1部が東2熟幾3表に示される. この場合土付潮艮洗矧茎−ほ丁寧に水洗して可及的に棍部の損傷を少くしたもので,標準区は普通の笛取の方法に 依ったもの,無限区ほ棍を虜除したものである.. 第2表の予備実験に依ると士付菌根洗漱区は5月21日,水温180Cより22。40Cの範囲内で午前9時より10時30分ま でで無税区の7▲/3倍を・示し,6月10日でほ水温ほ比較的高かったが午前9時より正午までの土付苗赦沈澱区は無棍 区の約22。6倍に達し,無紋区では楷傷みが甚大に起された‖ 第3表でほ標準区の吸水急に比較して,土付協撮洗減区ほ7月30日弟1日目において1日日中の平均1。.9倍に達し, 無限区ほ隈準区の場合の咲かに18%に過ぎなかった“ 7月31日第2日目では1日日中平均で土付簡棍溌泊区は標準区の約2.1倍に達したい 無根区は第1日日より地上部の萎凋甚だしく,鶴2日日は枯死状態となり吸水は殆ど行われなかった・ニ筒鰐準区は 地上部の損傷は小で,土付苗根沈潜区は殆ど規傷が認められなかったレ 第1図ほ8月3日に同様な吸水慮の比較を・行ったもので,:L時間毎に,早朝から夕刻まで各区忙つき測窟せる結果を 図示したものである.本実験に用いた棍の晶は乾物剋として比較した場合,土付筒棋洗減区は際準箇の場合の2、、1 倍を示したが,限の放と吸水鼠の間には密接な関係のあることを\示したものと云えよう.. 吸水丑の日中の変化は軌 夕に少く午前1(一時頃より正午異に麓大の吸水を示した場合が多く,古賀正己氏等(5)の 生育後期の日変化の成績と相似た傾向のあることを示した、、

(6)

香川大学農学部学術報告 然しながら無猥区の吸水状態は他区と兵なった状態を示していることは注意すべきであろう

小田桂三郎氏(7)は吸水のメカニズムに.ついて述べられているが,土付僅根洗碓区と漂宣矧茎■でほ吸水が日中では主 として葉蘭蒸散の盛んな受動的吸水に簸る処が多かったと.認められたに反し,軌畏区でほ緻傷みに係り葵ほ萎凋甚

だしく,葵鞘の膨圧を失って曲るものすら認められ,受劇的吸水の割合が比較的少かったように思われた 以上の吸水の調査にほ井戸水が用いられ,P圧は平均68を示し,熱電対EKO micro Pyrometerに依る凍結温

度ほ−02ECOでこれに相当する物質が含まれているものであった 閻場施肥土嚢を満水状態とした場合と井戸水に依る場合の吸水蕊を比較したが,両者の吸水盈には関係が資く, 棍の限患と吸水最は密接な関係にあることを示した 第4表に示した成績は実験の反覆回数が少く,液の過度の各段陀に依る簡の限放と吸水盈の変化の追及も今後更 に実験を聾するであろう 苗の根響の各限,特に新と旧の根に.ついて熱電対に依る根の皮層部の給水温度を比較したがこれらの変異ほ相当 に大であった. 更に同様に新,旧別に猥の無機分の組成を検討したが,灰分巾特に.P205及びK20の合蕊の変化が多きことを知 り得た..これ等ほ予備的な実験であるが,今後詳細な研究の1つの手掛りになるであろうことを付記したい 魔の隈の拍つ有機,無機の組成を宿の発育段帽に分ちて追跡して,これ等の生理的働きを確めることも今後の星 雲な研究課題であろう 索敵こおいで土付働こ依り,7K稲の早期及び晩期戟嗜に.おいて増収の見通しを耐けることができるように患われ るが,土付茂を用いる場合の移穐の労力は実際問題と.して多くを要する欠点がある. 更に茸儲を用うるとか,土付蘭の撮を丁寧に洗潤して儲の限盈を多放とした場合を今までの3区の外に設けて比 較検討するなど実際技術の確立のために.は街工夫を要する点が多い 文岡山県の一部,蘭栽培跡で行われているように,水稲の晩期栽培で夜間の移植が行われ摘着が速かであると云 われている このような夜間において移砥を待った場合,以上のような比較各区の生育がどのように変るか,換言すれほ蘭の棍 の持つ働きがどのようケ羊・現われるかを,E川コの拶植の場合と比叡して険謝することも必要であるように・考ネられる・ 摘 要 本研究は1953年より香川顔料大学の実験磁場で,稲の層の択の持つ生理的役割を明らかにせんがために行われ た 実験は3区からなり,1)土付苗区2■)普通の抜取りに成るもの,標準区及び3)無限区二であった〃 供用の品瞳は戯杯1琴で次の結果を得た. 1.ノ 水稲の早期及び晩期栽培で土付簡を移植した場合にほ他の区の場合よりも,簗の損傷が少く,より速かに生 長した 2..土付蘭の根盈(丁寧に水洗)は乾物盈で標準区の16倍から2.2倍であった 井戸水(PH 6。8,氷点降下0280cに相当する物薯を含んだもの)の吸水盈ほ.,土村筒の場合,標準区の1一.9倍 から2一2倍を示した∴故に移植後の吸水畳は簡の放逸と密接に関係していると云えようル 3小 筒の棍の根盈と吸水盈の関係は井戸水の場合と施肥した水田土盛の満水の場合と.同様な傾向が認められた 4.1953年より1955年の閻場実験の結果に依って,早聞及び晩期栽培では,生産力を増大する上において移植後 の植傷みを少くし,筒の再生長を迅速にすることが重安であると云い得るであろう 主要参考文献 (5)古賀正己,西山 昇二水稲の水分日変化に関する 実験,農業及園芸,7(1),23−35(19L32)・・ ㈲ 槙田澤勝:水稲挿枕に際し二三の操作が其の初期 生育並びに収放こ及ぼす影轡(其の一っ棍部努除に 閲する試験,日本作物学会紀乱】】(1),91−100 (1939 (7)小田荏三郎:作物の吸水及び吸水力作物の生理生 態,27小一28.2 朝倉;空こ店(195S〕.. (1)嵐 嘉一・,江口 広:水稲の発育経過に関する研 究(集1報)英身並に腰鞘の発育経過,日本作物学 会記事,23(1),21−25(1954). (2)薦田快夫,末沢−・勢,白井弟:水稲栽培朋の可動 性と水田輪作に就て,香川県農業改良課,(1944). (3)薦野快夫:水稲の早W栽培と晩制裁増,養資質 (1954:).. (4)近藤椒己:西南暖地に於ける水稲の早期栽培,農 業及園芸,30(1),13−16し1955ノい

(7)

R色S u mる

Thepresent st11dies have been carried out to make clear the physiologicalroleof rootin rice

Seedlings from the season of1953at the experimentalfarm of Kagawa agriculturalcollege.

Experiments were made by rice seedlingsin threelots,i。eい,1)seedlings piched up with adheredsoil,2)seedlingspichedupu苧ually,Standardlot,and 3)seedlings without root

The variety〝Norin no.l〝was used,and the fol16wing results were obtained from the expeIiq

ment$.

1.Bothin an early and alate rice Culture,the seedlings adhered with soilwere when trans−

planted,1essin5uredintheirleavesandbecameviridmorefasterthantheseedlingsintheother

twolots..

2.The seedlings adhered soilincludedl..6∼2.2times at the dry weight as much root as those

in standardlot.

Theabsorptionof water(PH6..8,COntainingmaterialscc>rreSpOndingtofreezing point deppresion of O、28OC)by the seedlings adhered soilwasl.9∼2.2times as high as that of standaId,While the

seedlings noroot$howedonly18%of the standard.

Therefore,the volume of absorbed water directly after transplanting seems to relateintima−

tely to the amountof root of the seedlings.

3.The relations between the amount of root and the volume of absor・bed water seemS tO be similar with wellwater and the dressed andirrigated paddy field soil巾

4.By the field te岳t from1953to1955Iit seems tobe veryimportant for theincrease of producibilityinanearly and alate cultureof riceplant,decrea$e theleafiniury andhasten the

参照

関連したドキュメント

・取締役は、ルネサス エレクトロニクスグルー プにおけるコンプライアンス違反またはそのお

文献資料リポジトリとの連携および横断検索の 実現である.複数の機関に分散している多様な

大学設置基準の大綱化以来,大学における教育 研究水準の維持向上のため,各大学の自己点検評

詳細情報: 発がん物質, 「第 1 群」はヒトに対して発がん性があ ると判断できる物質である.この群に分類される物質は,疫学研 究からの十分な証拠がある.. TWA

学生部と保健管理センターは,1月13日に,医療技術短 期大学部 (鶴間) で本年も,エイズとその感染予防に関す

つの表が報告されているが︑その表題を示すと次のとおりである︒ 森秀雄 ︵北海道大学 ・当時︶によって発表されている ︒そこでは ︑五

て当期の損金の額に算入することができるか否かなどが争われた事件におい

         --- 性状及び取り扱いに関する情報の義務付け   354 物質中  物質中  PRTR PRTR