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全文を確認したい場合は単純集計結果を参考にされたい 1. 戦後 70 年はどんな時代だったか (1) よい時代だった 85% まず, 戦後の全体的なとらえ方についてみていく 戦後 70 年はどんな時代だったと思うかと尋ねたところ, よい時代だった または どちらかといえばよい時代だった と答えた人は

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Academic year: 2021

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全文

(1)

メージする言葉,社会に影響を与えた出来事や

戦後を象徴する人物といった具体的な事柄を

質問した。さらに,今後大切にすべき社会に

ついても尋ね,過去を振り返るだけでなく,未

来のあるべき姿を把握できるように設計した

1)

人々は「戦後70 年」を全体としてどう評価し

ているのか。戦後の社会をどう受け止め,そ

れを未来にどんな形でつなげていきたいと思っ

ているのか。

本 稿では,これらの結果を詳しく分析し,

男女年層別や戦前・戦後生まれ別などの視点

を加えた上で,日本人の「戦後観」を明らかに

していく。

本稿は,「はじめに」と1・2を小林が,3・4

と「おわりに」を荒牧が担当した。単純集計結

果およびサンプル構成は14 ~ 17ページに掲載

している。本文や図表では,スペースの都合で

質問文や選択肢を短くしたところもあるため,

2015 年は,太平洋戦争が終わってから70 年にあたる。この節目の年を迎えるにあたって,NHKでは,2014 年

11月に日本人の「戦後70 年観」に関する世論調査を実施した。

戦後70 年は全体としてどんな時代だったかと尋ねたところ,

『よい時代だった(「どちらかといえば」を含む)』と答

えた人は 85%に上り,「戦後」をイメージする言葉は「平和」が 37%と一番多くなった。

戦後の出来事の中で,社会に大きな影響を与えたことを3つまで選んでもらったところ,「東日本大震災」と答え

た人が 55%と一番多く,どの年層でも「東日本大震災」が上位になっている。また,日本の戦後を象徴する人物を

1人だけ自由に記入してもらった結果,「田中角栄」が 25%と2 位以下を大きく引き離して一番多くなった。どの年層

でも「田中角栄」が上位だった。

戦後,日本人がどのような社会を築いてきたか,3つまで選んでもらったところ,圧倒的に多かったのは「戦争の

ない平和な社会」

(87%)だった。戦後,日本人がどう変わったか,12の項目について尋ねた。『弱まった(「どちら

かといえば」を含む)』という人が最も多いのは「人のために尽くすという考え」

(72%)であり,反対に『強まった(「ど

ちらかといえば」を含む)』が最も多いのは「個人主義」

(68%)である。

はじめに

2015 年は,太平洋戦争が終わってから70

年になる。この節目の年を迎えるにあたって,

NHKは 2014 年11月,人々が戦後の日本社会

をどうとらえているかを探るため世論調査を実

施した。

調査の概要は以下のとおりである。

調査時期:2014 年11月22日~ 11月30日

調査方法:配付回収法

調査対象:全国の20 歳以上の国民

調査相手:住民基本台帳から層化無作為

     2 段抽出の3,600人

     (12人×300 地点)

調査有効数(率):2,635人(73.2%)

調査では,「日本人にとって戦後とは何だっ

たか」という問題意識をベースにして,戦後をイ

世論調査でみる日本人の「戦後」

~「戦後 70 年に関する意識調査」の結果から~

世論調査部

荒牧 央

メディア研究部

小林利行

(2)

『よい時代だった(「どちらかといえば」を

含む)』と答えた人を,男女年層別にみてみた

(図 2)。どの層も70%を超えているが,男女と

もおおむね中年層で多く,高年層・若年層で

少ないという山型のグラフとなっている。特に

男女とも戦前生まれとなる70 歳以上で全体より

低くなっているのが特徴である。

70 歳以上は,終戦直後の混乱期を体験した

世代であり,戦後70 年を単純に『よい時代だっ

た』とくくることに抵抗がある人が,他の世代

に比べて多いのではないだろうか。

(2)イメージする言葉は「平和」

「戦後」にどんなイメージを持っているか,10

の言葉の中から1つ選んでもらった。言葉には,

肯定的なものと否定的なものを5 個ずつ入れ

た。結果のグラフ(図3)では,肯定的な言葉

を白,否定的な言葉を黒で示している。

グラフを見て分かるとおり,「平和」と答え

た人が 37%と2 位以下を大きく離して一番多く

なっている。次いで「混乱」

(14%),「繁栄」

(12%)などとなっている。

全文を確認したい場合は単純集計結果を参考

にされたい。

1. 戦後 70 年はどんな時代だったか

(1)

『よい時代だった』85%

まず,戦後の全体的なとらえ方についてみて

いく。

戦後70 年はどんな時代だったと思うかと尋

ねたところ,「よい時代だった」または「どちら

かといえばよい時代だった」と答えた人は,合

わせて85%に上った

2)

(図 1)。大多数の人が,

戦後から現在までを肯定的にとらえていること

が分かる。

図 2 戦後 70 年の評価

『よい時代だった(「どちらかといえば」を含む)』

(男女別・男女年層別)

図 1 戦後 70 年の評価(全体)

図 3 「戦後」のイメージ(全体)

16% 68 11 4 0 どちらかといえば よい時代だった どちらかといえばよくない時代だった よい時代だった よくない時代だった 無回答 100 80 60 40 20 0 90 70 50 30 10 (%) 〈男性〉 〈女性〉 85 85 82 86 82 86 90 90 86 93 87 85 78 72 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 平和 混乱 繁栄 貧困 自由 希望 失望 不平等 平等 閉塞 その他 思い浮か ばない 37% 14 12 11 9 7 2 2 1 1 2 4

(3)

上位 3 つの「平和」

「混乱」

「繁栄」について

男女年層別に示したのが図4である。

「平和」は,男女とも20 代から50 代にかけ

て年齢が上がるほど増える傾向があり,50 代

以上で高めの数字になっている。一方,

「混乱」

と「繁栄」は,グラフがやや不規則ながらも,

おおむね年齢が上がるほど少なくなっているこ

とが分かる。

では,イメージは,終戦直後の時期を体験

しているかどうかで変わってくるのだろうか。

「戦前生まれ(70 歳以上)」と「戦後生まれ(69

歳以下)」に分けて

3)

,イメージする言葉の上位

5つまでをみてみた(表1)。

戦前・戦後生まれとも,「平和」のイメージが

強いのは共通しているが,それ以外は違いが

みられる。「混乱」

「繁栄」は戦後生まれの人が

多く,

「貧困」

「自由」は戦前生まれの人が多い。

「貧困」と「自由」が戦前生まれに多いのは,

終戦直後の時期を実際に経験したことが影響

していると思われる。

「混乱」に関しては戦後生まれのほうが多い

が,実際に体験した戦前生まれにしてみれば,

物も食料も乏しく,ひもじい思いをしたことを

具体的に示す言葉のほうが強いイメージとして

残っているのであろう。また,終戦という大き

な転換点に立ち会い,戦前の抑圧からの解放

を実感したからこそ,「自由」という言葉を思い

浮かべる人が多いのではないだろうか。

2. 社会に影響を与えた出来事,

象徴する人物

(1)出来事「東日本大震災」最多

次に,戦後の主な出来事についてみていく。

主な出来事を22 項目あげ,その中から社会

に大きな影響を与えたと思うことを3 つまで選

んでもらった。その結果が図5である。

「東日本大震災」と答えた人が 55%と一番

多くなった。次いで「バブル経済とその崩壊」

(41%),「高度経済成長」

(40%)となっている。

NHKでは,戦後 50 年にあたる1995 年 6月に

も同じような調査をしていて,日本の社会や国

民生活に影響を与えた出来事を尋ねている

4)

選択肢が今回とは異なり,調査方法も違うの

で比較はできないが,その時は「阪神大震災」

5)

が一番多くなった。

「東日本大震災」も「阪神大震災」も,それ

ぞれの調査時期から近い出来事だったというこ

ともあるだろうが,多数の人が犠牲になった大

災害を「社会に影響を与えた出来事」ととらえ

図 4 「戦後」のイメージ

「平和」「混乱」「繁栄」

(男女別・男女年層別)

60 50 40 30 20 10 0 (%) 〈男性〉 〈女性〉 36 12 15 37 16 8 24 15 20 27 18 10 27 14 11 36 16 9 34 11 19 34 19 9 44 17 12 45 18 11 40 8 15 38 16 9 41 10 12 39 11 4 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 平和 繁栄 混乱 60 50 40 30 20 10 0 (%) 〈男性〉 〈女性〉 36 12 15 37 16 8 24 15 20 27 18 10 27 14 11 36 16 9 34 11 19 34 19 9 44 17 12 45 18 11 40 8 15 38 16 9 41 10 12 39 11 4 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 平和 混乱 繁栄 60 50 40 30 20 10 0 (%) 〈男性〉 〈女性〉 36 12 15 37 16 8 24 15 20 27 18 10 27 14 11 36 16 9 34 11 19 34 19 9 44 17 12 45 18 11 40 8 15 38 16 9 41 10 12 39 11 4 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 平和 繁栄 混乱

表 1 「戦後」のイメージ(戦前・戦後生まれ別)

(%) 戦前生まれ 戦後生まれ 514 人 2,121 人 平和 40 36 混乱 11 < 15 繁栄 8 < 12 貧困 14 > 10 自由 12 > 8 ※ <>は,開いているほうが統計的に優位に高いことを示す (信頼度 95%)。

(4)

ている人が多いことが分かる。

また,上位 3 つの中に「バブル経済とその崩

壊」

「高度経済成長」という経済関係の出来事

が 2 つ入っているのも特徴的である。「東京オ

リンピック」や「日本国憲法公布」より,実際の

生活に直接影響した出来事を選ぶ傾向がみて

とれる。

なお,今回の調査では,選んだ3 つの中か

らさらに一番大きな影響を与えた出来事を1つ

だけ選んでもらっているが,結果にはそれほど

大きな違いはなく,上位 3 つの出来事も同じ

だった。

この結果を層別にみるとどうなるだろうか。

男女別・年層別に,多い順に並べたのが表2

である。

どの年層でも「東日本大震災」や「高度経済

成長」が上位になるなど,年層別で大きな違い

はみられなかった。

図 5 戦後,社会に大きな影響を与えた出来事(全体)

【3 つまで】

表 2 戦後,社会に大きな影響を与えた出来事

(男女別・年層別)【3つまで】

55% 41 40 30 24 19 16 11 11 10 9 8 5 4 3 3 2 2 2 2 1 1 1 その他 1 特にない 55 年体制崩壊(1993) 自民党結党・ 55 年体制始まる(1955) 安保闘争(1959 ∼) ロッキード事件(1976 ∼) 学生運動(1968 ∼) 自衛隊創設(1954) 東西冷戦終結(1989 ∼) 昭和天皇崩御(1989) サンフランシスコ講和条約 調印(1951) 大阪万博(1970) 沖縄本土復帰(1972) 天皇の「人間宣言」(1946) リーマンショック(2008) 日米安保条約調印(1951) 石油ショック(1973,1979) 阪神・淡路大震災(1995) 地下鉄サリン事件(1995)など 一連のオウム真理教事件 日本国憲法公布(1946) 東京オリンピック(1964) 高度経済成長(1954 ∼) バブル経済とその崩壊(1986 ∼) 東日本大震災・ 福島第一原発事故(2011) 男性 % 女性 % 東日本大震災 50 東日本大震災 60 高度経済成長 45 バブル経済 41 バブル経済 42 高度経済成長 36 東京オリンピック 29 東京オリンピック 31 日本国憲法公布 26 オウム真理教事件 23 オウム真理教事件 16 日本国憲法公布 22 日米安保条約調印 13 阪神・淡路大震災 19 阪神・淡路大震災 12 石油ショック 11 石油ショック 12 天皇の「人間宣言」 10 リーマンショック 10 リーマンショック 10 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60 代 % 70 代 % 80 歳以上 % 東日本大震災 50 東日本大震災 57 東日本大震災 54 東日本大震災 51 東日本大震災 59 東日本大震災 58 東日本大震災 55 バブル経済 49 バブル経済 50 バブル経済 51 バブル経済 46 高度経済成長 41 東京オリンピック 36 高度経済成長 31 高度経済成長 39 高度経済成長 42 高度経済成長 42 高度経済成長 43 東京オリンピック 38 高度経済成長 35 東京オリンピック 31 東京オリンピック 27 日本国憲法公布 22 東京オリンピック 24 東京オリンピック 32 バブル経済 36 日本国憲法公布 28 オウム真理教事件 30 日本国憲法公布 24 東京オリンピック 21 日本国憲法公布 23 日本国憲法公布 23 日本国憲法公布 24 オウム真理教事件 27 日本国憲法公布 29 リーマンショック 19 オウム真理教事件 21 阪神・淡路大震災 17 阪神・淡路大震災 16 オウム真理教事件 18 バブル経済 26 天皇の「人間宣言」 28 オウム真理教事件 18 リーマンショック 20 オウム真理教事件 15 オウム真理教事件 16 石油ショック 16 阪神・淡路大震災 15 バブル経済 17 阪神・淡路大震災 15 阪神・淡路大震災 17 リーマンショック 12 石油ショック 12 阪神・淡路大震災 14 天皇の「人間宣言」 14 阪神・淡路大震災 15 石油ショック 11 日米安保条約調印 11 日米安保条約調印 10 日米安保条約調印 10 日米安保条約調印 13 日米安保条約調印 13 日米安保条約調印 12 天皇の「人間宣言」 8 石油ショック 7 天皇の「人間宣言」 9 天皇の「人間宣言」 9 沖縄本土復帰 10 石油ショック 12 沖縄本土復帰 12 日米安保条約調印 8 リーマンショック 9 ※ 上位 10 項目まで表示

(5)

しかし,細かくみると若干の相違がある。

例えば,50 代までは 50%前後の人が選んで上

位に入っていた「バブル経済」が,60 代以降で

徐々に減り,80 歳以上では17%にとどまった。

また,「リーマンショック」も年層が高くなるほ

ど順位を下げ,60 代以上では上位 10 個に入ら

なかった。

(2)象徴的人物 4人に 1人が「田中角栄」

続いて,戦後を象徴する人物についてみてい

く。「社会に大きな影響を与えるなど,日本の

戦後を象徴する人物は誰だと思いますか」と尋

ね,1人だけ自由に記入してもらった。

その結果,「田中角栄」が 25%と,2 位以下

を大きく離して一番多くなった。2 番目に多いの

は「吉田茂」

(13%)で,上位 2人が政治家となっ

た。3 番目は「昭和天皇」

(8%)だった(図6)。

これについても,男女別・年層別に,それ

ぞれ上位 5人までを多い順に示した(表3)。

80 歳以上では「吉田茂」が「田中角栄」の割

合を上回るなど,年層によって多少の違いはあ

るものの,「田中角栄」はどの年層でも上位に

入っていて,幅広い世代から「戦後を象徴する

人物」と思われていることが分かる。特に50・

60 代では,3人に1人が名前をあげている

6)

田中角栄氏は1972 年7月,戦後最年少で内

閣総理大臣に就任した。高等教育を受けずに

総理大臣まで上り詰めたことから「今太閤」と

も言われ,在任中は日中国交正常化を実現し

た。また,独特の“ダミ声”でユーモラスに語

りかける姿は多くの民衆の心をつかんだ。

在任期間は 2 年 5か月で,1976 年にはいわ

ゆるロッキード事件で逮捕・起訴され,1983 年,

東京地方裁判所から実刑判決を受けた。しか

し,その間も政界に影響力を維持し,

「闇将軍」

と呼ばれた。

人気絶頂から刑事被告人となり,それでも政

界に大きな影響力を保持し続ける。こうしたド

ラマチックな生き方が,多くの人の心に強く残っ

ているのではないだろうか。

図 6 日本の戦後を象徴する人物(全体)

【自由回答】

25% 13 8 3 3 2 2 1 1 1 ※上位 10 人まで表示 麻原彰晃(松本智津夫) 松下幸之助 美空ひばり 長嶋茂雄 小泉純一郎 佐藤栄作 ダグラス・マッカーサー 昭和天皇 吉田茂 田中角栄

表 3 日本の戦後を象徴する人物(男女別・年層別)

【自由回答】

男性 % 女性 % 田中角栄 28 田中角栄 23 吉田茂 14 吉田茂 12 昭和天皇 7 昭和天皇 9 佐藤栄作 3 小泉純一郎 3 マッカーサー 3 マッカーサー 3 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60 代 % 70 代 % 80 歳以上 % 田中角栄 10 田中角栄 17 田中角栄 24 田中角栄 34 田中角栄 34 吉田茂 28 吉田茂 27 吉田茂 10 昭和天皇 10 昭和天皇 12 昭和天皇 9 吉田茂 12 田中角栄 26 田中角栄 16 マッカーサー 8 吉田茂 7 吉田茂 8 吉田茂 9 昭和天皇 7 昭和天皇 3 昭和天皇 9 小泉純一郎 7 マッカーサー 5 小泉純一郎 3 佐藤栄作 5 佐藤栄作 4 佐藤栄作 2 昭和天皇 6 美空ひばり 4 マッカーサー 3 小泉純一郎 2 マッカーサー 2 池田勇人 2 長嶋茂雄 3 長嶋茂雄 2 松下幸之助 2 ※ 上位 5 人まで表示(上位 5 人に入っていても,回答者数が 3 人以下の人物は省略した)

(6)

田中氏をあげた人は 50・60 代で特に多いが,

これは田中氏が,よくも悪くも今から30 ~40 年

前にマスコミに数多く取り上げられ,10 ~ 30 代

の時期に言動を見聞きすることが多かったこと

が影響していると思われる。

もちろん,今の70 代以上にも田中氏は印象

に残っているだろうが,この世代にはほかにも

印象深い人がいた。それが吉田茂氏であった。

吉田氏は,1946 年 5月から通算 7年にわたっ

て内閣総理大臣を務めた。1951年9月には,

強いリーダーシップを発揮してサンフランシスコ

講和条約に調印し,日本の主権回復を実現し

た。官僚出身者を中心とした人材育成にも積

極的で,「吉田学校」と呼ばれるグループを形

成し,後に総理大臣となる佐藤栄作氏や池田

勇人氏を輩出した。一方,失言から衆議院が

解散となった,いわゆる「バカヤロー解散」を

引き起こすなど,常に人々の注目を集めた。

こうした吉田氏の言動が,特にその時代を生

きた80 歳以上の人の印象に残り,田中氏を押

さえて「戦後を象徴する人物」の1位にあげら

れたと考えられる。

3. 日本社会と日本人の変化

(1)戦後築いてきたのは「平和な社会」

戦後の70 年間で,日本人はどのような社会を

築いてきたのか。調査では12の選択肢を提示

して,日本人が戦後築いてきたと思うものを3 つ

まで選んでもらった。87%と大多数の人があげ

たのが「戦争のない平和な社会」で,

「経済的に

豊かな社会」の51%,

「治安のよい社会」の44%

がそれに続く(図7)。以下,

「民主主義を尊重す

る社会」

「男女が平等な社会」などとなっている。

「戦後」という言葉から「平和」を連想する人

が多かったように,戦後築いてきた社会でも平

和と経済的繁栄をあげる人が多い。

年層別の結果をみても,「戦争のない平和な

社会」は各年層で圧倒的に多く,男性 20 代以

外はすべて80%を超えている(図8)。「経済的

図 7 築いてきた社会(全体)【3 つまで】

図 8 築いてきた社会(男女別・男女年層別)

【3つまで】

87% 51 44 29 22 11 10 6 5 4 2 2 1 1 特にない その他 愛国心を重んじる社会 権力に不正のない社会 家族の絆が強い社会 心にゆとりがある社会 地域で互いに助け合う社会 自然や環境を大切にする社会 福祉が充実している社会 男女が平等な社会 民主主義を尊重する社会 治安のよい社会 経済的に豊かな社会 戦争のない平和な社会 100 80 60 40 20 0 90 70 50 30 10 (%) 〈男性〉 〈女性〉 85 56 48 89 46 41 76 49 43 85 39 40 83 53 50 92 49 40 85 62 49 90 57 37 86 65 53 89 53 44 87 60 53 89 40 47 89 45 40 89 37 36 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 戦争のない平和な社会 経済的に豊かな社会 治安のよい社会

(7)

に豊かな社会」は男性 40 代から60 代が 60%

台で,全体に比べて多い。「治安のよい社会」

は男性の50 代と60 代で多い。

(2)“失われた”心のゆとり

一方で,日本社会が失ったものは何だろう

か。戦後,日本から失われた,あるいは失わ

れつつあるのはどのような社会か,同じ選択肢

から3 つまで選んでもらった。

最も多いのは「心にゆとりがある社会」の

48%である(図9)。次いで「地域で互いに助

け合う社会」が 38%,「家族の絆が強い社会」

が 35%となっており,「自然や環境を大切にす

る社会」

「愛国心を重んじる社会」までが 30%

台である。昔に比べ,精神的余裕や人と人と

のつながりが失われたと感じている人が多い。

ただし,最も多い「心にゆとりがある社会」

でもその割合は半数程度であり,「築いてきた

社会」での「戦争のない平和な社会」のように

飛び抜けて多いものはない。20%以上の選択

肢が 8つあり,回答はかなり分散している。戦

後に何が失われたかについては,人によって見

方が分かれるようだ。

「心にゆとりがある社会」が失われたとする人

は男性 40 代で多いが,いずれの年層でも40%

以上となっている(図10)。「地域で互いに助

け合う社会」は女性 40 代で多い。「家族の絆

が強い社会」は女性 70 歳以上で多く,男女と

も年齢が高くなるにつれて増える傾向がある。

(3)今後も大切にしたい「平和な社会」

さらに,今後日本が最も大切にすべきなのは

どのような社会なのか,同じ選択肢から今度

は1つだけ選んでもらった。「築いてきた社会」

の質問と同様に,「戦争のない平和な社会」

(40%)が他を引き離して多い(図11)。「心に

ゆとりがある社会」

「福祉が充実している社会」

「経済的に豊かな社会」がそれぞれ1割程度で

続いている。

「戦争のない平和な社会」は女性,特に60

歳以上で多い(図12)。また男性の20 代と30

代以外は 30%を超えており,男女とも高齢に

図 9 失われた社会(全体)【3 つまで】

図 10 失われた社会(男女別・男女年層別)

【3 つまで】

48% 38 35 30 30 22 22 20 12 9 5 3 0 2 特にない その他 男女が平等な社会 民主主義を尊重する社会 戦争のない平和な社会 福祉が充実している社会 治安のよい社会 権力に不正のない社会 経済的に豊かな社会 愛国心を重んじる社会 自然や環境を大切にする社会 家族の絆が強い社会 地域で互いに助け合う社会 心にゆとりがある社会 60 40 20 0 50 30 10 (%) 〈男性〉 〈女性〉 49 37 34 48 38 35 53 39 23 51 35 28 56 38 33 47 40 37 47 42 38 43 30 38 51 43 25 50 44 30 51 46 38 46 33 38 50 34 34 40 34 40 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 心にゆとりがある社会 地域で互いに助け合う社会 家族の絆が強い社会

(8)

なるほど多くなっている。反対に「心にゆとり

がある社会」は若い人のほうが多い傾向があ

り,男性の20 代と40 代,および女性 40 代で

多い。「福祉が充実している社会」は男性 60

代で多い。

(4)強まった「個人主義」,

  弱まった「自己犠牲」

次に,日本人がどう変わったかについてみて

いきたい。調査では図13にあげた考え方のそ

れぞれについて,戦後,日本人の中で強まった

と思うか,それとも弱まったと思うかを尋ねた。

図ではその結果を,「強まった」と「どちらかと

いえば強まった」を合わせた割合が多い順に示

してある。

「どちらかといえば」を含め,『強まった』が

多いのは「個人主義」と「『お金が一番』という

考え」で,それぞれ 68%,62%が『強まった』

と考えている。そのほか「事なかれ主義」も

49%あり,この3 つについては『弱まった』より

も『強まった』のほうが多い。

図 11 大切にすべき社会(全体)

図 12 大切にすべき社会(男女別・男女年層別)

図 13 戦後の日本人の変化(全体)

40% 13 9 9 5 5 4 4 4 3 2 1 1 1 特にない その他 男女が平等な社会 愛国心を重んじる社会 民主主義を尊重する社会 権力に不正のない社会 治安のよい社会 家族の絆が強い社会 地域で互いに助け合う社会 自然や環境を大切にする社会 経済的に豊かな社会 福祉が充実している社会 心にゆとりがある社会 戦争のない平和な社会 60 40 20 0 50 30 10 (%) 〈男性〉 〈女性〉 35 14 10 44 12 9 27 20 4 24 15 6 35 18 10 33 16 10 39 10 13 42 9 11 37 17 7 38 11 8 38 17 10 45 13 11 47 11 10 54 5 7 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 戦争のない平和な社会 心にゆとりがある社会 福祉が充実している社会 24% 23 39 29 7 1 1 14 35 38 8 3 2 7 21 46 19 6 2 5 18 53 18 3 2 5 14 33 37 9 2 3 14 19 41 21 1 310 29 42 14 1 2 8 22 48 19 1 2 5 30 38 24 1 1 6 28 49 14 2 14 22 45 27 1 44 24 5 2 1 どちらかといえば 強まった 変わらない どちらかといえば 弱まった 強まった 弱まった 無回答 組織への忠誠心 自分を犠牲にしても, 人のために尽くす という考え 国を愛する心 年長者を敬う心 家族の絆 マナーやモラルを 守ろうとする気持ち 勤勉さ 権威におもねる 傾向 横並び意識 事なかれ主義 「お金が一番」 という考え 個人主義

(9)

「横並び意識」と「権威におもねる傾向」の2

つについては,「変わらない」がおよそ半数を占

め,『強まった』と『弱まった』は同じ程度であ

る。

それ以外の「勤勉さ」から「自分を犠牲にし

ても,人のために尽くすという考え」までの7 項

目は,

『弱まった』が『強まった』を上回っている。

『弱まった』が最も多いのは「自分を犠牲にし

ても,人のために尽くすという考え」の72%で,

『強まった』は 5%しかない。以下,『弱まった』

の多い順に,「年長者を敬う心」

(67%),「組織

への忠誠心」

(64%),

「マナーやモラルを守ろう

とする気持ち」

「国を愛する心」

(どちらも62%)

などとなっている。

この7 項目について,『弱まった』と考える人

は年層によって差があるのだろうか。7つのう

ちいくつに『弱まった』と回答しているかをみて

みると,全体では平均 4.3 個だが,男性では

40 代と60 代,女性では 50 代でやや多く,中年

層で『弱まった』と感じている人が多い(図14)。

4.

「戦後」のとらえ方

(1)「戦後」は終わったか

終戦から11年後の1956 年には経済白書に

「もはや『戦後』ではない」と書かれ,当時の流

行語にもなった。その後も「沖縄の祖国復帰

が実現しない限り,わが国にとって戦後が終

わっていない」

(佐藤元総理大臣),「戦後政治

の総決算」

(中曽根元総理大臣),「戦後レジー

ムからの脱却」

(安倍総理大臣)など,戦後の

“終わり”を意識した政治家の発言がたびたび

なされている。

この調査では主に,戦後の70 年間について

の全体的な評価や印象を尋ねているが,人々

は今も「戦後」だという意識を持っているのだ

ろうか。それとも今は「戦後」とは別の時代だ

と考えているのだろうか。

そこで調査の中で次のような質問をし,「戦

後」が終わったと思うかどうかを尋ねた。

「日本の『戦後』については,今も続いてい

るという人もいれば,終わったという人もいま

す。あなたのお考えは,次の中でどれに一番

近いでしょうか」

結果は図15のとおりで,戦後が「今も続い

ていると思う」は 32%,「終わったと思う」は

30%,

「どちらともいえない」は 38%である。難

しい質問だったためか,「どちらともいえない」

が 4 割で最も多いが,「今も続いていると思う」

と「終わったと思う」は同程度で,意見は分か

図 14 『弱まった』の平均個数

(「勤勉さ」~「自分を犠牲にしても,人のために尽く

すという考え」,男女別・男女年層別)

図 15 「戦後」は終わったか(全体)

6 4 2 0 5 3 1 (個) 〈男性〉 〈女性〉 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 4.3 4.3 3.8 4.0 4.6 4.5 4.6 3.8 4.4 4.4 4.54.8 4.2 3.7 32% 30 38 1 終わったと思う どちらともいえない 今も続いていると思う 無回答

(10)

れている。

「今も続いていると思う」という人は男性の

高齢層で多く,60 歳以上では40%程度いる。

女性も50 歳以上ではそれより若い年層よりや

や多くなっている(図16)。「終わったと思う」

は男性の30 代と50 代で多い。「どちらともい

えない」は女性で全体的に多い。

(2)「戦後」が終わった出来事・

  続いている理由

戦後が「終わったと思う」という人(779人)

に,戦後の終わりを象徴する出来事を1つだ

けあげてもらった。結果は1964 年の「東京オ

リンピック」が 17%で最も多い(図17)。次い

で「昭和天皇崩御」

(11%),「沖縄本土復帰」

(11%),「GNP(国民総生産)世界第 2 位に」

(9%),「国連加盟」

(8%)の順である。回答の

多かったものをみると,1950 年代から1980 年

代まで,幅広い年代の出来事が選ばれている。

内容の面でも,スポーツ,天皇,沖縄復帰,

経済などさまざまである。質問で提示した選択

肢が違うため単純に比較できないが,図 5 の

「社会に大きな影響を与えた出来事」で災害や

事件も多くあげられていたのとはかなり異なる

結果となっている。

「戦後の終わりを象徴する出来事」の上位 5

項目について,男女別・年層別にみたものが

表 4 である。割合はある程度違っているもの

の,男女別でも年層別でも,上位に入っている

項目にはそれほど違いはない。若い人であれば

比較的最近の出来事が多いなど,年層によっ

て結果に大きな差が出るのではないかと予想し

たが,そのような影響はあまりないようだ。特

図 16 「戦後」は終わったか(男女別・男女年層別)

図 17 戦後の終わりを象徴する出来事

(該当者分母,全体)

60 40 20 0 50 30 10 (%) 〈男性〉 〈女性〉 32 34 33 27 42 3032 39 29 43 38 19 33 35 32 40 31 28 25 32 43 28 32 39 29 46 26 27 44 28 27 46 26 25 41 33 23 44 33 31 35 34 女性 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代70歳以上 今も続いていると思う 終わったと思う どちらともいえない 特にない その他 阪神・淡路大震災(1995) 55 年体制崩壊(1993) 大阪万博(1970) 東日本大震災・ 福島第一原発事故(2011) 地下鉄サリン事件(1995)など 一連のオウム真理教事件 初の自衛隊海外派遣(1991) 東京裁判の終結(1948) 東西冷戦終結(1989 ∼) 集団的自衛権行使容認の 閣議決定(2014) 経済白書に 「もはや戦後ではない」(1956) サンフランシスコ講和条約 調印(1951) バブル経済と その崩壊(1986 ∼) 国連加盟(1956) GNP(国民総生産) 世界第2位に(1968) 沖縄本土復帰(1972) 昭和天皇崩御(1989) 東京オリンピック(1964) 17% 11 11 9 8 7 6 4 4 4 2 2 2 2 1 0 0 1 10 (分母=779 人)

(11)

に「東京オリンピック」は,開催を同時代で経

験していない若い年層でも多く,50 代を除く各

年層でいずれも最多となっている。年層でやや

違いがみられるものをあげると,「昭和天皇崩

御」は40 代,50 代では15%とやや多い。若い

頃に経験した昭和の終わりが,1つの時代の転

換点として記憶に残っているのかもしれない。

また,「バブル経済とその崩壊」は 20・30 代と

40 代では上位 3 つに入っているのに対し,70

歳以上では1%と少ない。

一方,戦後が「今も続いていると思う」とい

う人(833人)にその理由を尋ねたところ,「領

土問題が解決していないから」

(29%),「国内

に米軍基地があるから」

(28%),「戦争の傷跡

や記憶が今も残っているから」

(20%)の3 つが

多い(図18)。「戦争責任を明確にしていない

と思うから」

(7%),「自主憲法を制定していな

いから」

(6%),「平和憲法が維持されているか

ら」

(5%)はいずれも1割弱である。

層別にみると男女で大きな違いがあり,「領

土問題が解決していないから」は男性で多い

(図 19)。一方,「国内に米軍基地があるから」

と「戦争の傷跡や記憶が今も残っているから」

は女性で多くなっている。男女年層別では,

「領土問題が解決していないから」は男性 60 歳

図 18 戦後が続いている理由(該当者分母,全体)

図 19 戦後が続いている理由

(該当者分母,男女別・男女年層別)

表 4 戦後の終わりを象徴する出来事

(該当者分母,男女別・年層別)

男性(415 人) % 女性(364 人) % 東京オリンピック 15 東京オリンピック 18 国連加盟 11 沖縄本土復帰 12 昭和天皇崩御 10 昭和天皇崩御 11 沖縄本土復帰 9 GNP 世界第 2 位 9 GNP 世界第 2 位 9 講和条約調印 7 バブル経済 7 20・30 代(200 人) % 40 代(151 人) % 50 代(139 人) % 60 代(138 人) % 70 歳以上(151 人) % 東京オリンピック 20 東京オリンピック 17 昭和天皇崩御 15 東京オリンピック 17 東京オリンピック 17 沖縄本土復帰 13 昭和天皇崩御 15 東京オリンピック 12 沖縄本土復帰 15 GNP 世界第 2 位 13 バブル経済 9 バブル経済 11 GNP 世界第 2 位 11 GNP 世界第 2 位 11 国連加盟 12 講和条約調印 8 GNP 世界第 2 位 8 沖縄本土復帰 9 国連加盟 9 昭和天皇崩御 10 昭和天皇崩御 8 沖縄本土復帰 8 バブル経済 8 バブル経済 7 沖縄本土復帰 8 昭和天皇崩御 7 ※ 上位 5 つまで表示 29% 28 20 7 6 5 1 4 その他 経済的な豊かさが 続いているから 平和憲法が 維持されているから 自主憲法を 制定していないから 戦争責任を明確に していないと思うから 戦争の傷跡や記憶が 今も残っているから 国内に 米軍基地があるから 領土問題が 解決していないから (分母=833 人) 40 20 0 50 30 10 (%) 〈男性〉 〈女性〉 33 24 17 25 33 23 32 24 21 28 24 20 36 24 14 26 29 23 23 33 24 27 34 23 (425) (408) 20・ 30代 (66) 40・ 50代 (138) 60歳 以上 (221) 20・ 30代 (89) 40・ 50代 (138) 60歳 以上 (181) 領土問題が解決していないから 国内に米軍基地があるから 戦争の傷跡や記憶が今も残っているから

(12)

以上,「国内に米軍基地があるから」は女性 60

歳以上で多い。

おわりに

戦後70 年間で日本社会に大きな影響を与え

た出来事では,記憶に新しい東日本大震災の

ほか,高度経済成長,バブル経済などの生活

に関連の深い出来事が多くあげられた。これ

らの出来事の中にはよいことも悪いこともある

が,全体としてはほとんどの人が戦後の70 年

をよい時代だったと肯定的にとらえている。

人のために尽くす気持ちや年長者を敬う心な

ど,戦後,日本人の美徳が失われたと感じて

いる人は少なくない。それでも大多数の人は日

本が「戦争のない平和な社会」を築いてきたと

考えており,これからも大切にしていかなけれ

ばならないと考えている。こうした意識は年層

によって大きな違いはなく,若い世代から高齢

者まで,日本人に広く共有されているといえる。

(あらまき ひろし/こばやし としゆき

(※調査・分析時は世論調査部所属)

注:

1) 本調査は,幅広い年齢の人が対象となっていて,

戦後の体験も大幅に違うが,年層によって質問

を変えたりはしなかった。

2) 回答結果を足し上げる場合には,実数で足し

て%を計算しているので,%を足し上げたもの

と一致しないことがある。また,『 』で囲っ

たものは,回答結果を足し上げたことを示す(以

下同)。

3) 1944 年以前に生まれた人を「戦前生まれ」,

1945 年以降に生まれた人を「戦後生まれ」と

した。

4) 詳細は,杉本政治「築き上げた戦後社会とその

崩壊感覚 ~『戦後 50 年の社会』調査から~」

本誌 1995 年 10 月号を参照のこと。

5) 今回の調査の選択肢は「阪神・淡路大震災」と

しているが,戦後 50 年の調査の時は「阪神大

震災」だった。

6)

「戦後を象徴する人物」は自由回答であり,無

回答も多い。以下,男女別・年層別にその割合

を示す。男性 25%,女性 35%,20 代 39%,30

代 37 %,40 代 36 %,50 代 25 %,60 代 25 %,

70 代 26%,80 歳以上 28%。

(13)

―戦後の大きな出来事(LA)― 第 4 問 戦後 70 年のさまざまな出来事の中で,日本の社会に 大きな影響を与えたことは何だと思いますか。下の表から 選んで第 4 問の欄の番号に 3 つまで○をつけてください。 ―戦後の一番大きな出来事― 第 5 問 では,その中で,一番大きな影響を与えた出来事は 何だと思いますか。第 5 問の欄の番号に 1 つだけ○をつけ てください。 「戦後 70 年に関する意識調査」 単純集計結果 ―戦争について聞いた経験― 第 1 問 来年は,太平洋戦争が終わって 70 年になります。あ なたは,戦争を実際に体験した人から直接,戦争に関する 話を聞いたことがありますか。次の中から 1 つだけ○をつ けてください。 1. 聞いたことがある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 69.1 % 2. 聞いたことはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.9 3. 自分自身が体験者である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.0 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.0 ―戦後 70 年の全体的評価― 第 2 問 あなたは,戦後の 70 年は,全体としてどんな時代だっ たと思いますか。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. よい時代だった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.4 % 2. どちらかといえばよい時代だった ‥‥‥‥‥‥ 68.3 3. どちらかといえばよくない時代だった ‥‥‥‥ 10.6 4. よくない時代だった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 ―戦後のイメージ― 第 3 問 あなたは,「戦後」という言葉にどんなイメージを持っ ていますか。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. 繁栄 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.5 % 2. 貧困 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.0 3. 平和 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.7 4. 混乱 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.0 5. 希望 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 6. 失望 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 7. 自由 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.8 8. 閉塞 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 9. 平等 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 10. 不平等 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 11. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 12. 思い浮かばない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.6 13. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 調査目的 2015 年に終戦から 70 年を迎えるのを前に,戦後の日本社会に関するさまざまなテー マについての人々の意識を明らかにする。 調査時期 2014 年 11 月 22 日(土)~ 11 月 30 日(日) 調査方法 配付回収法 調査対象 全国の 20 歳以上の国民 調査相手 住民基本台帳から層化無作為2段抽出3,600 人(12 人 ×300 地点) 調査有効数(率) 2,635 人(73.2%) 第 4 問 第 5 問 (%) 1. 天皇の「人間宣言」(1946) 9.0 2.2 2. 日本国憲法公布(1946) 24.1 10.2 3. サンフランシスコ講和条約調印(1951) 4.2 1.1 4. 日米安保条約調印(1951) 11.0 2.5 5. 自衛隊創設(1954) 2.3 0.2 6. 高度経済成長(1954 ~) 40.1 17.7 7. 自民党結党・55 年体制始まる(1955) 1.4 0.5 8. 安保闘争(1959 ~) 1.6 0.3 9. 東京オリンピック(1964) 30.2 5.5 10. 学生運動(1968 ~) 1.8 0.2 11. 大阪万博(1970) 4.7 0.5 12. 沖縄本土復帰(1972) 7.8 1.3 13. 石油ショック(1973,1979) 11.3 1.9 14. ロッキード事件(1976 ~) 1.7 0.3 15. バブル経済とその崩壊(1986 ~) 41.4 15.6 16. 昭和天皇崩御(1989) 3.1 0.6 17. 東西冷戦終結(1989 ~) 2.8 0.4 18. 55 年体制崩壊(1993) 1.1 0.2 19. 阪神・淡路大震災(1995) 15.5 3.0 20. 地下鉄サリン事件(1995)など一連のオウム真理教事件 19.2 4.2 21. リーマンショック(2008) 9.8 2.1 22. 東日本大震災・福島第一原発事故(2011) 55.0 27.3 23. その他 0.7 0.4 24. 特にない 0.7 1.4 25. 無回答 0.2 0.6

(14)

―戦後を象徴する人物(FA)― 第 6 問 社会に大きな影響を与えるなど,日本の戦後を象徴 する人物は誰だと思いますか。次の記入欄に 1 人だけ名前 (フルネーム)を書いてください。 田中角栄 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.4 % 吉田茂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.8 昭和天皇 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.0 ダグラス・マッカーサー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.8 佐藤栄作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.5 小泉純一郎 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 長嶋茂雄 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 美空ひばり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.3 松下幸之助 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2 麻原彰晃(松本智津夫) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.6 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.3 ※ 上位 10 人まで ―築いてきた社会(LA)― 第 7 問 戦後 70 年で,日本人はどんな社会を築いてきたと思 いますか。下の表から選んで第 7 問の欄の番号に 3 つまで ○をつけてください。 ―失われた社会(LA)― 第 8 問 では,日本から失われた,あるいは失われつつある のは,どんな社会だと思いますか。第 8 問の欄の番号に 3 つまで○をつけてください。 ―大切にすべき社会― 第 9 問 今後日本が最も大切にすべきなのは,どんな社会だ と思いますか。第 9 問の欄の番号に 1 つだけ○をつけてく ださい。 ―戦後の変化― 第 10 問 次にあげることは,戦後 70 年,日本人の間でどう 変化したと思いますか。A ~ L それぞれについて,1 つだ け○をつけてください。 ―「戦後」は終わったか― 第 11 問 日本の「戦後」については,今も続いているという 人もいれば,終わったという人もいます。あなたのお考えは, 次の中でどれに一番近いでしょうか。1 つだけ○をつけて ください。 1. 今も続いていると思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.6 % 2. 終わったと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.6 3. どちらともいえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 38.2 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 第 7 問 第 8 問 第 9 問 (%) 1. 戦争のない平和な社会 87.3 9.0 39.7 2. 民主主義を尊重する社会 29.2 4.7 2.7 3. 経済的に豊かな社会 51.0 22.2 8.6 4. 自然や環境を大切にする社会 10.0 30.2 5.4 5. 福祉が充実している社会 11.2 11.7 9.2 6. 地域で互いに助け合う社会 5.7 37.8 4.9 7. 治安のよい社会 44.4 20.3 3.9 8. 権力に不正のない社会 1.9 22.0 3.5 9. 愛国心を重んじる社会 1.6 29.6 2.2 10. 男女が平等な社会 22.3 3.0 0.6 11. 家族の絆が強い社会 4.4 34.5 4.4 12. 心にゆとりがある社会 5.1 48.3 12.8 13. その他 1.3 0.3 0.6 14. 特にない 1.4 1.7 1.2 15. 無回答 0.2 0.3 0.4 1. 2. 3. 4. 5. 6. (%)   A.勤勉さ 5.3 14.3 32.8 37.1 9.0 1.5 B.マナーやモラルを守ろうとする気持ち 3.1 14.0 19.4 41.0 21.1 1.4 C.年長者を敬う心 2.0 7.7 22.1 48.0 19.1 1.0 D.家族の絆 3.4 9.5 29.4 42.3 14.0 1.4 E.国を愛する心 1.7 5.3 30.1 38.1 23.6 1.3 F.横並び意識 6.8 20.5 45.9 19.0 5.7 2.2 G.事なかれ主義 14.4 34.5 38.3 8.3 2.7 1.7 H.個人主義 24.1 44.3 23.9 4.9 1.8 1.1 I.組織への忠誠心 1.1 5.8 27.8 49.3 14.1 1.8 J.権威におもねる傾向 5.2 18.2 53.4 17.6 3.3 2.3 K.「お金が一番」という考え 23.0 39.2 29.3 6.5 1.0 1.0 L.自分を犠牲にしても,人のために尽くすという考え 0.9 4.1 22.3 44.5 27.2 1.0 強 ま っ た 強 ま っ た ど ち ら か と い え ば 変 わ ら な い 弱 ま っ た ど ち ら か と い え ば 弱 ま っ た 無 回 答

(15)

―国際社会で力を入れるべきこと― 第 15 問 国際社会の中で存在感を示すために,これから日本 が最も力を入れなければならないのはどんなことだと思い ますか。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. 経済力を強める ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.9 % 2. 唯一の被爆国として平和の重要性を訴える ‥‥ 21.8 3. 外交によって国際的な発言力を強める ‥‥‥‥ 28.2 4. 自衛隊を増強する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.9 5. アジア諸国との関係改善を積極的に進める ‥‥ 13.3 6. 開発途上国に経済的・技術的援助を 積極的に行う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.2 7. 外国との文化交流を積極的に進める ‥‥‥‥‥‥6.1 8. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 ―日本の将来は明るいか― 第 16 問  あなたは,日本の将来は明るいと思いますか,それ とも暗いと思いますか。次の中から 1 つだけ○をつけてく ださい。 1. 明るい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 % 2. どちらかといえば明るい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.8 3. どちらかといえば暗い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.4 4. 暗い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 ―生活満足度― 第 17 問 あなたは,今の生活に満足していますか,それとも 不満ですか。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. 満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.7 % 2. どちらかといえば満足している ‥‥‥‥‥‥‥ 52.3 3. どちらかといえば不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.9 4. 不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.7 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4 ―「戦後」が続いている理由― 第 12 問 〔第 11 問で「1. 今も続いていると思う」とお答え の方に〕「戦後」が今も続いていると思う一番の理由は何で すか。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. 国内に米軍基地があるから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.3 % 2. 自主憲法を制定していないから ‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 3. 領土問題が解決していないから ‥‥‥‥‥‥‥ 28.9 4. 戦争責任を明確にしていないと思うから ‥‥‥‥7.2 5. 平和憲法が維持されているから ‥‥‥‥‥‥‥‥4.7 6. 経済的な豊かさが続いているから ‥‥‥‥‥‥‥0.7 7. 戦争の傷跡や記憶が今も残っているから ‥‥‥ 19.9 8. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.8 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.0 分母 = 833 人 ―「戦後」が終わった出来事― 第 13 問 〔第 11 問で「2. 終わったと思う」とお答えの方に〕 「戦後」が終わったことを象徴する出来事は何だと思います か。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. 東京裁判の終結(1948) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8 % 2. サンフランシスコ講和条約調印(1951) ‥‥‥‥6.3 3. 経済白書に「もはや戦後ではない」(1956) ‥‥‥4.0 4. 国連加盟(1956) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.1 5. 東京オリンピック(1964) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.7 6. GNP(国民総生産)世界第 2 位に(1968) ‥‥‥9.0 7. 大阪万博(1970) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0 8. 沖縄本土復帰(1972) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.5 9. バブル経済とその崩壊(1986 ~) ‥‥‥‥‥‥‥7.1 10. 昭和天皇崩御(1989) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.8 11. 東西冷戦終結(1989 ~) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.6 12. 初の自衛隊海外派遣(1991) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 13. 55 年体制崩壊(1993) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3 14. 阪神・淡路大震災(1995) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1 15. 地下鉄サリン事件(1995)など 一連のオウム真理教事件 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5 16. 東日本大震災・福島第一原発事故(2011) ‥‥‥1.5 17. 集団的自衛権行使容認の閣議決定(2014) ‥‥‥3.7 18. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 19. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.4 20. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2 分母 = 779 人 ―社会・政治・経済・外交の満足度― 第 14 問 あなたは,次にあげることについて満足しています か,それとも不満ですか。A ~ D それぞれについて,1 つ だけ○をつけてください。 1. 2. 3. 4. 5. (%) A.今の日本の社会 3.3 42.0 40.9 12.7 1.1 B.今の日本の政治 1.0 15.1 47.2 35.6 1.1 C.今の日本の経済 1.6 23.6 50.3 23.3 1.3 D.今の日本の外交 1.3 16.7 50.3 30.3 1.5 満足している ど 満足している ち ら か と い え ば 不満だ ど ち ら か と い え ば 不満だ 無回答

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―性別― 第 18 問 省略 ―生年― 第 19 問 省略 ―職業― 第 20 問 あなたの職業は,次のように分けると,どれにあた りますか。あてはまるものに 1 つだけ○をつけてください。 1. 農林漁業者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 % 2. 自営業者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.2 3. 経営者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 4. 管理職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 5. 販売・サービス職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.2 6. 技能・作業職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.0 7. 事務・技術職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.5 8. 専門職,自由業 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.3 9. 主婦 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.9 10. 学生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.9 11. 無職 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.8 12. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 13. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 ―就業形態― 第 21 問 〔第 20 問で「4 ~ 7(勤めている)」とお答えの方に〕 次のように分けると,あなたは 1 ~ 5 のどれにあてはまり ますか。 1. 正規の職員または従業員 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 61.5 % 2. パートまたはアルバイト ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.1 3. 契約社員,嘱託 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.8 4. 派遣社員 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.8 5. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 分母 = 1,229 人 ―学歴― 第 22 問 あなたが最後に卒業された学校を,次の中から 1 つ だけ選んで○をつけてください。 1. 中学校(旧制小学校・高等小学校) ‥‥‥‥‥‥ 15.0 % 2. 高等学校(旧制中学校・女学校) ‥‥‥‥‥‥‥ 40.9 3. 高等専門学校,短期大学(旧制高等学校) ‥‥‥ 20.1 4. 大学,大学院 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.0 5. 在学中 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.0 6. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 全 体 男性女性 20 代 30 代 40 代 年 層50 代 60 代 70 代 80 歳以上 2,635 人 1,281 1,354 251 363 502 432 573 393 121 100.0% 48.6 51.4 9.5 13.8 19.1 16.4 21.7 14.9 4.6 全 体 20 代 30 代 40 代男の年層50 代 60 代 70 歳以上 20 代 30 代 40 代女の年層50 代 60 代 70 歳以上 2,635 人 122 162 254 205 296 242 129 201 248 227 277 272 100.0% 4.6 6.1 9.6 7.8 11.2 9.2 4.9 7.6 9.4 8.6 10.5 10.3 サンプル構成比 全 体 都市規模 特別区と 人口 100 万 以上の市 人口 30 万 以上の市 人口 10 万以上の市 人口 5 万 以上の 市町村 人口 5 万 未満の 市町村 2,635 人 514 583 699 419 420 100.0% 19.5 22.1 26.5 15.9 15.9 全 体 地 域 北海道・ 東北 甲信越関東・ 東海・北陸 近畿 中国・ 四国・ 九州 2,635 人 318 957 412 392 556 100.0% 12.1 36.3 15.6 14.9 21.1

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