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高齢者向け住まい ( 集合住宅 ) について 平成 23 年 12 月介護給付費分科会審議報告 ( 抄 ) Ⅲ 今後の課題 集合住宅における訪問系サービスの提供の在り方については 適切に実態把握を行い 必要に応じて適宜見直しを行う サービス付き高齢者住宅や 定期巡回 随時対応サービス 複合型サービス

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(1)

高齢者向け住まいについて

社保審-介護給付費分科会 第102回(H26.6.11) 資料2

(2)

○ 単身や夫婦のみの高齢者世帯が増加し、高齢者のニーズが介護も含めて多様化する中、地域包括ケアシステム の構築に向け、地域生活の最も基本的な基盤である高齢者の住まいの確保は、ますます重要となっている。 ○ 多様な高齢者向け住まいが整備されていく中で、その選択肢の一つである「有料老人ホーム」や「サービス付き高 齢者向け住宅」については、近年、その数が大幅に増加しているが、契約やサービスの利用などに際して入居者が 不利益を被ることのないよう、適正な運用を図っていく必要がある。この点、特にサービスの利用について、地方自 治体は、過剰な介護サービスや質の低い生活支援サービスが提供されることのないよう、事業者に対して適切な指 導・監督を行っていく必要がある。なお、有料老人ホームに該当するサービス付き高齢者向け住宅に対しては、老 人福祉法の規定に基づき、入居者の保護を図るための改善命令などを行うことができることについても広く周知す る必要がある。 ○ また、入居希望者が、自らのライフスタイルや将来も含めた介護ニーズに見合った住まいとして適切に選択できる よう、入居することでどのような医療・介護サービス(外部サービスを含む)が受けられるか等についての情報提供 体制の充実を図ることが必要である。 ○ なお、サービス付き高齢者向け住宅については、入居者に対して提供する医療・介護サービス(外部サービスを含 む)等について、事業者自らが自己評価を公表する仕組みを構築すべきとの意見があった。 平成25年12月 介護保険部会 意見書(抄)

高齢者向け住まい(集合住宅)について

Ⅲ 今後の課題 ○ 集合住宅における訪問系サービスの提供の在り方については、適切に実態把握を行い、必要に応じて適宜見直し を行う。 ○ サービス付き高齢者住宅や、定期巡回・随時対応サービス、複合型サービスの実施状況について、適切に実態 把握を行い、必要に応じて見直しを行う。 平成23年12月 介護給付費分科会 審議報告(抄) 1

(3)

① 65歳以上の高齢者数は、2025年には3,657万人となり、2042年にはピークを迎える予測(3,878万人)。 また、75歳以上高齢者の全人口に占める割合は増加していき、2055年には、25%を超える見込み。 2012年8月 2015年 2025年 2055年 65歳以上高齢者人口(割合) 3,058万人(24.0%) 3,395万人(26.8%) 3,657万人(30.3%) 3,626万人(39.4%) 75歳以上高齢者人口(割合) 1,511万人(11.8%) 1,646万人(13.0%) 2,179万人(18.1%) 2,401万人(26.1%) ③ 75歳以上人口は、都市部では急速に増加し、もともと高齢者人口の多い地方でも緩やかに増加する。各地域の高齢 化の状況は異なるため、各地域の特性に応じた対応が必要。 (1,000世帯) 埼玉県 千葉県 神奈川県 大阪府 愛知県 東京都 ~ 鹿児島県 島根県 山形県 全国 2010年 <>は割合 58.9万人 <8.2%> 56.3万人 <9.1%> 79.4万人 <8.8%> 84.3万人 <9.5%> 66.0万人 <8.9%> 123.4万人 <9.4%> 25.4万人 <14.9%> 11.9万人 <16.6%> 18.1万人 <15.5%> 1419.4万人 <11.1%> 2025年 <>は割合 ( )は倍率 117.7万人 <16.8%> (2.00倍) 108.2万人 <18.1%> (1.92倍) 148.5万人 <16.5%> (1.87倍) 152.8万人 <18.2%> (1.81倍) 116.6万人 <15.9%> (1.77倍) 197.7万人 <15.0%> (1.60倍) 29.5万人 <19.4%> (1.16倍) 13.7万人 <22.1%> (1.15倍) 20.7万人 <20.6%> (1.15倍) 2178.6万人 <18.1%> (1.53倍) (%) 4,980 6,008 6,679 7,007 7,298 7,622 5,403 6,209 6,512 6,453 6,328 6,254 20.0 23.1 24.9 25.7 26.6 28.0 0.0 10.0 20.0 30.0 0 5,000 10,000 15,000 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 世帯主が65歳以上の夫婦のみの世帯数 世帯主が65歳以上の単独世帯数 世帯主が65歳以上の単独世帯と夫婦のみ世帯の世帯数全体に占める割合 ② 世帯主が65歳以上の単独世帯や夫婦のみの世帯が増加していく

高齢者の人口動態

2

(4)

出典:総務省統計局「住宅・土地統計調査」 ①第1号被保険者数、要支援・要介護認定者数については、介護保険事業状況報告の数値(平成25年12月末現在)。 ②施設等入所者数については、平成25年介護給付費実態調査より、介護保険3施設の利用者数の合計。 第1号被保険者数 3,168万人 要支援・要介護認定者以外の者 2,602万人 (82%) 要支援・要介護認定者 566万人 (18%) 在宅 2,602万人 (82%) 施設等 94万人 (3%) 在宅 472万人(15%)

◯ 高齢者の

9割以上

は在宅

→ 第1号被保険者 3,168 万人のうち 3,074 万人(97%)が在宅

◯ 要介護の高齢者も

約8割

が在宅

→ 要介護認定者 566 万人のうち 472 万人 (83%)が在宅介護

◯ 高齢者世帯における持家率の低下

→ 経時的な持家率の変動は、低下の傾向を示している。 認定の有無 居住の場 在宅高齢者における ケアのニーズは高い H20 H15 H10 総世帯 51.5% 54.7% 56.4% 25歳未満 0.9% 1.2% 1.6% 25-29 7.8% 9.4% 10.1% 30-34 22.8% 23.8% 24.9% 35-39 38.0% 41.3% 44.1% 40-44 49.0% 54.3% 58.1% 45-49 57.7% 62.8% 65.8% 50-54 63.4% 67.3% 70.1% 55-59 66.7% 71.0% 73.8% 60-64 69.7% 72.9% 76.5% 65-69 70.5% 72.7% 78.7% 70-74 70.5% 73.7% 79.0% 75歳以上 69.9% 71.6% 75.5% 83% 17% 3

高齢者向け住まいの現状

(5)

①特別養護老人ホーム ②養護老人ホーム ③軽費老人ホーム ④有料老人ホーム ⑤サービス付き 高齢者向け住宅 ⑥認知症高齢者 グループホーム 根拠法 ・老人福祉法第20条の5 ・老人福祉法第20条の4 ・社会福祉法第65条 ・老人福祉法第20条の6 ・老人福祉法第29条 ・高齢者住まい法第5条 ・老人福祉法第5条の2 第6項 基本的 性格 要介護高齢者のため の生活施設 環境的、経済的に困 窮した高齢者の施設 低所得高齢者のため の住居 高齢者のための住居 高齢者のための住居 認知症高齢者のため の共同生活住居 定義 入所者を養護することを を目的とする施設 入居者を養護し、その 者が自立した生活を営 み、社会的活動に参加 するために必要な指導 及び訓練その他の援助 を行うことを目的とする る施設 無料又は低額な料金で、 食事の提供その他日常 生活上必要な便宜を供 与することを目的とする る施設 ①入浴、排せつ又は食 事の介護、②食事の提 供、③洗濯、掃除等の 家事、④健康管理のい ずれかをする事業を行 う施設 状況把握サービス、生 活相談サービス等の福 祉サービスを提供する 住宅 入浴、排せつ、食事等 の介護その他の日常生 活上の世話及び機能訓 練を行う住居共同生活 の住居 利用できる 介護保険 ・介護福祉施設 サービス ・特定施設入居者生活介護 ・訪問介護、通所介護等の居宅サービス ・認知症対応型 共同生活介護 主な 設置主体 ・地方公共団体 ・社会福祉法人 ・地方公共団体 ・社会福祉法人 ・地方公共団体 ・社会福祉法人 ・知事許可を受けた法人 ・限定なし (営利法人中心) ・限定なし (営利法人中心) ・限定なし (営利法人中心) 対象者 65歳以上の者であって、 て、身体上又は精神上 著しい障害があるため に常時の介護を必要と し、かつ、居宅において てこれを受けることが困 困難なもの 65歳以上の者であって、 て、環境上及び経済的 理由により居宅におい て養護を受けることが 困難な者 身体機能の低下等によ り自立した生活を営む ことについて不安である ると認められる者であっ あって、家族による援助 助を受けることが困難 な60歳以上の者 老人 ※老人福祉法上、老人 に関する定義がない ため、解釈においては は社会通念による 次のいずれかに該当す る単身・夫婦世帯 ・60歳以上の者 ・要介護/要支援認定を を受けている60歳未 満の者 要介護者/要支援者で あって認知症である者 (その者の認知症の原 因となる疾患が急性の 状態にある者を除く。) く。) 1人当たり 面積 10.65㎡ 10.65㎡ 21.6㎡(単身) 31.9㎡(夫婦)など 13㎡(参考値) 25㎡ など 7.43㎡ 件数※ 7,865(H25.10) 953(H24.10) 2,182(H24.10) 8,499(H25.7) 4,626(H26.5.31) 12,124(H25.10) 定員数※ 516,000(H25.10) 65,113(H24.10) 91,474(H24.10) 349,975(H25.7) 148,632(H26.5.31) 176,900(H25.10) ※①・⑥→介護給付費実態調査(「定員数」の値については利用者数)、 ②・③→社会福祉施設等調査(基本票)、 ④→厚生労働省老健局調べ、 ⑤→サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム調べ

高齢者向け住まいの概要

4

(6)

1.登録基準 《ハード》 ・床面積は原則25㎡以上 ・構造・設備が一定の基準を満たすこと ・バリアフリー(廊下幅、段差解消、手すり設置) 《サービス》 ・サービスを提供すること (少なくとも安否確認・生活相談サービスを提供) [サービスの例:食事の提供、清掃・洗濯等の家事援助 等] 《契約内容》 ・長期入院を理由に事業者から一方的に解約できないなど、居住の安定が図られた契約であること ・敷金、家賃、サービス対価以外の金銭を徴収しないこと ・前払金に関して入居者保護が図られていること (初期償却の制限、工事完了前の受領禁止、保全措置・返還ルールの明示の義務付け) 24時間対応の訪問看護・介護 「定期巡回随時対応サービス」の活用→介護保険法改正により創設 高齢者の居住の安定確保に関する法律(改正法:公布 H23.4.28/施行H23.10.20) 登録戸数:148,632戸 (平成26年5月31日現在) 【併設施設】 診療所、訪問看護ステーション、 ヘルパーステーション、 デイサービスセンター など 2.登録事業者の義務 ・契約締結前に、サービス内容や費用について 書面を交付して説明すること ・登録事項の情報開示 ・誤解を招くような広告の禁止 ・契約に従ってサービスを提供すること 3.行政による指導監督 ・報告徴収、事務所や登録住宅への立入検査 ・業務に関する是正指示 ・指示違反、登録基準不適合の 場合の登録取消し サービス付き高齢者向け住宅 住み慣れた環境で 必要なサービスを受けながら 暮らし続ける (※有料老人ホームも登録可)

サービス付き高齢者向け住宅の概要

5

(7)

新たに創設される「サービス付き高齢者向け住宅」の供給促進のため、建設・改修費に対して、国が 民間事業者・医療法人・社会福祉法人・NPO等に直接補助を行う。 サービス付き高齢者向け住宅 賃貸住宅 措置の内容 条件 措置の内容 条件 所得税・ 法人税 5年間 割増償却40%※1 (耐用年数35年未満28%) 25㎡[ 専用のみ] (10戸以上) なし ― 固定資産税 120㎡相当部分につき、5年間税額を2/3軽減※ 減※2 30㎡~280㎡ [ 専用・共用] (5戸以上) 120㎡相当部分に つき、5年間 税 税額を1/2軽減 40㎡~ 280㎡ 不動産 取得税 (家屋)課税標準から1,200万円控除/戸※2 30㎡~240㎡ [ 専用・共用] (5戸以上) (左に同じ) 40㎡~ 240㎡ (土地)家屋の床面積の2倍にあたる 土地面積相当分の価格等を減額※2 (左に同じ)

○サービス付き高齢者向け賃貸住宅融資 「サービス付き高齢者向け住宅」として登録を受ける賃貸住宅の建設・改良に必要な資金、又は当該 賃貸住宅とする中古住宅の購入に必要な資金を貸し付け(別担保設定不要) ○住宅融資保険の対象とすることによる支援 民間金融機関が実施するサービス付き高齢者向け住宅の入居一時金に係るリバースモーゲージ (死亡時一括償還型融資)に対して、住宅融資保険の対象とすることにより支援 《 (独)住宅金融支援機構が実施 》 <補助率> 登 録住 宅 : 新築 1/10(上限 100万円/戸) 改修 1/3 (上限 100万円/戸) 高齢者生活支援施設: 新築 1/10(上限1,000万円/施設) 改修 1/3 (上限1,000万円/施設) 《スマートウェルネス住宅等推進事業: 平成26年度予算額340億円》 ※1:平成28年3月31日までに取得等した場合に適用 ※2:平成27年3月31日までに取得等した場合に適用

サービス付き高齢者向け住宅の供給促進施策

6

(8)

30 112 248 542 889 1,253 1,465 1,749 1,877 2,092 2,245 2,424 2,587 2,772 2,922 3,143 3,391 3,425 3,478 3,543 3,642 3,765 3,906 4,020 4,105 4,205 4,296 4,524 4,555 4,582 4,626 994 3,448 8,200 18,586 31,094 42,080 47,802 56,137 59,764 66,552 70,999 77,599 82,809 89,122 93,911 100,925 109,239 110,134 111,966 114,315 117,601 122,086 126,803 130,447 132,639 135,352 138,254 145,736 146,544 147,526 148,632 0 25,000 50,000 75,000 100,000 125,000 150,000 0 800 1,600 2,400 3,200 4,000 4,800 物件数(左軸) 戸数(右軸) 平成26年5月31日時点

サービス付き高齢者向け住宅の登録状況の推移

7

(9)

(単位:戸) ○登録戸数が多いのは三大都市圏。それ以外の地域では、北海道・広島県・福岡県において突出している。 ○ 65歳以上の高齢者人口に対する住宅の供給割合は、東北地方・首都圏において全国平均を下回る傾向が見られ る。 全国平均 :0.48% 10,477 1,919 1,159 2,344 1,264 988 2,251 3,226 2,356 3,722 8,077 5,866 8,091 6,894 1,913 1,296 1,241 1,139 956 1,903 2,025 3,242 5,994 3,476 1,394 2,400 14,998 7,180 949 2,043 1,235 1,084 2,534 5,332 2,833 1,592 1,484 2,676 709 6,756 448 2,291 2,333 1,886 742 1,815 2,099 0.74% 0.53% 0.32% 0.44% 0.39% 0.30% 0.44% 0.46% 0.51% 0.75% 0.51% 0.41% 0.29% 0.35% 0.30% 0.43% 0.43% 0.55% 0.44% 0.33% 0.39% 0.35% 0.38% 0.75% 0.46% 0.37% 0.71% 0.53% 0.27% 0.73% 0.78% 0.51% 0.50% 0.74% 0.68% 0.73% 0.56% 0.68% 0.31% 0.57% 0.21% 0.60% 0.49% 0.58% 0.25% 0.40% 0.84% 0.00% 0.10% 0.20% 0.30% 0.40% 0.50% 0.60% 0.70% 0.80% 0.90% 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 住宅の登録戸数(左軸) 65歳以上の高齢者人口に対するサービス付き高齢者向け住宅の登録戸数の割合(右軸) H26年5月31日時点 (全国合計:148,632戸)

サービス付き高齢者向け住宅の登録状況(都道府県別)

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(10)

開設主体の法人種別 母体法人の業種 ※ n=1,034 ○ 実際に事業を行っている法人の種別では、株式会社・有限会社(62.7%)、医療法人(15.5%)、社会 福祉法人(9.6%)で全体の約9割を占める。 ○ 母体法人をベースに事業種別を集計すると、介護サービス関連が約5割、医療関連が約2割を占め ている。不動産・建設業関連は1割強に留まっている。 株式会社 49.6% 有限会社 13.1% 社会福祉 法人 9.6% 医療法人 15.5% NPO法人 8.5% 財団・社 団 0.6% その他 3.1% ※ n=991(無回答を除く住宅数) ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 14.2% 6.3% 19.1% 11.9% 48.4% 0% 15% 30% 45% 60% その他 社会福祉 医療 不動産・建設 介護サービス

サービス付き高齢者向け住宅の事業主体【実態調査】

(平成25年7月) 9

(11)

住宅の戸数 10戸未満

5.7%

10~19戸

21.7%

20~29戸

24.8%

30~39戸

19.5%

40~49戸

11.1%

50~59戸

7.9%

60~69戸

4.0%

70戸以上

5.4%

○ 住宅戸数では、「10戸以上20戸未満(21.7%)」「20戸以上30戸未満(24.8%)」が多く、全体の8割以 上が50戸未満である。 ○ 専用部分の床面積は、25㎡未満が7割以上を占める。 ○ 全体の約95%の事業者が、特定施設入居者生活介護の指定を受ける予定はないとしている。

平均戸数:

32.1

※平成26年3月31日時点(国土交通省調べ) 13㎡以上 18㎡未満

0.1%

18㎡以上 25㎡未満

75.1%

25㎡以上 40㎡未満

20.9%

40㎡以上

3.9%

平均床面積:

22.2

住戸の専有部分面積 ※高齢者居住安定確保計画に基づき登録基準を緩和したもの ※ 指定を受け る予定はな い

95.1%

指定を受け ている

4.9%

特定施設入居者生活介護 N=4,555件 N=4,555件 N=146,544件

サービス付き高齢者向け住宅の規模【登録情報】

(平成26年3月) 10

(12)

介護保険サービスの利用状況 事業所の設置状況 ○ 訪問介護事業所など、介護保険サービスの事業所を1つ以上併設している物件は82.0%(診療所・配食 サービスは含まない)。 ○ サービス付き高齢者向け住宅の入居者による居宅サービスの利用状況については、「居宅介護支 援」と「訪問介護」の利用率が特に高い。

サービス付き高齢者向け住宅の併設施設【実態調査】

(平成25年7月) 48.1% 4.0% 33.8% 6.3% 44.7% 0% 15% 30% 45% 60% 居宅介護支援 小規模多機能型居宅介護 デイサービス 訪問看護 訪問介護 5.0% 5.4% 2.9% 18.0% 82.0% 11.8% 8.4% 52.1% 2.9% 12.2% 50.3% 40.8% 0% 15% 30% 45% 60% 75% 90% 配食サービス 調剤薬局 歯科診療所 病院・診療所 1つ以上の併設施設 小規模多機能型・複合型 短期入所生活(療養)介護 通所介護・通所リハ 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 訪問看護 訪問介護 居宅介護支援 介 護 保 険 サ ー ビ ス 関 係 ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 11

(13)

【要介護度等】(平均要介護度:1.76) 【日常生活自立度】 ※入居者数(n=24,874) ○ 入居者の要介護度等の範囲は『自立』も含めて幅広いが、比較的、『要支援』『要介護1・2』の入居者 が多く、全体としての平均要介護度は1.76となっている。 ○ 一方で、開設からの期間が比較的短い住宅も多い中、『要介護4・5』の入居者も相当数認められること から、制度上は同じ「サービス付き高齢者向け住宅」であっても、個別の住宅によって機能が多様化して いるものと考えられる。 ○ 認知症高齢者の日常生活自立度については、自立が約1/3である一方、『判定基準Ⅱ』以上が約4割 を占めている。※入居者の日常生活自立度を把握していない事業者が約1割 ○ 入居者の年齢については、80代が最も多く5割以上を占めており、平均年齢は82.1歳である。 ※入居者数(n=24,526) 自立 11.5% 要支援1 7.9% 要支援2 8.5% 要介護1 19.8% 要介護2 18.0% 要介護3 12.6% 要介護4 10.2% 要介護5 6.3% 申請中 0.5% 不明 4.7% ~64歳 2.7% 65歳~69歳 3.9% 70歳~74歳 6.9% 75歳~79歳 13.9% 80歳~84歳 25.1% 85歳~89歳 29.0% 90歳~ 17.1% 不明 1.4% 【年齢】(平均年齢:82.1歳) ※入居者数(n=22,650)

サービス付き高齢者向け住宅の入居者【実態調査】

(平成25年7月) 自立 32.5% I 17.4% II 18.6% III 12.6% IV 6.2% M 2.3% 未把握 10.4% ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 ※自立はゼロ、要支援1・2は0.375として平均要介護度を算出。 12

(14)

15,742 30,792 124,610 155,612 183,295 208,827 235,526 271,286 315,678 349,975 155 288 2,104 2,846 3,569 4,373 5,232 6,244 7,563 8,499 0 1,400 2,800 4,200 5,600 7,000 8,400 9,800 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 H1 H10 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 入居定員(左軸) 施設数(右軸) 13

有料老人ホームの概要

1.制度の目的 ○ 老人福祉法第29条第1項の規定に基づき、老人の福祉を図るため、その心身の健康保持及び生活の安定のため に必要な措置として設けられている制度。 ○ 設置に当たっては都道府県知事等への届出が必要。なお、設置主体は問わない(株式会社、社会福祉法人等)。 ○介護保険制度における「特定施設入居者生活介護」として、介 護保険の給付対象に位置付けられている。ただし、設置の際の 届出とは別に、一定の基準を満たした上で、都道府県知事の指 定を受けなければならない。 3.提供する介護保険サービス ○ 老人を入居させ、以下の①~④のサービスのうち、いずれか のサービス(複数も可)を提供している施設。 2.有料老人ホームの定義 有料老人ホーム数の推移 ※法令上の基準はないが、自治体の指導指針の標準モデルである「有料老人ホーム設置運営標準指導 指針」では居室面積等の基準を定めている(例:個室で1人あたり13㎡以上等) 食事の提供 介護(入浴・排泄 食事)の提供 洗濯・掃除等の 家事の供与 健康管理

(15)

203,914人 59% 143,466人 41% 611人 0% 介護付 住宅型 健康型

有料老人ホームの概況【実態調査】

(平成25年度) 3,308件 39% 5,100件 61% 16件 0% 介護付 住宅型 健康型 介護付有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム ・介護等のサービスが付いた高齢者向 けの居住施設 ・介護等が必要となっても、ホームが提 供する介護サービスである「特定施設 入居者生活介護」を利用しながら、 ホームでの生活を継続することが可能 ・生活支援等のサービスが付いた高齢 者向けの居住施設 ・介護が必要となった場合、入居者自身 の選択により、地域の訪問介護等の 介護サービスを利用しながら、ホーム での生活を継続することが可能 ・食事等のサービスが付いた高齢者向 けの居住施設 ・介護が必要となった場合には、契約を 解除し退去しなければならない 有料老人ホームの件数 有料老人ホームの定員数 ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 14

(16)

有料老人ホームにおける法人種別【実態調査】

(平成25年7月) 介護付有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 71.9% 10.7% 7.5% 2.4% 5.7% 1.8% 株式会社 有限会社 社会福祉法人 財団・社団・宗教法人 医療法人 その他 52.3% 24.3% 6.6% 0.4% 9.2% 7.3% 株式会社 有限会社 社会福祉法人 財団・社団・宗教法人 医療法人 その他 ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 15

(17)

介護保険サービスの利用状況 事業所の設置状況 ○ 訪問介護事業所など、介護保険サービスの事業所を1つ以上併設している物件は介護付41.9%(診 療所・配食サービスは含まない)に比べ住宅型は82.7%と高い。 ○ 有料老人ホームの入居者による居宅サービスの利用状況については、介護付・住宅型とも「居宅介 護支援」、「訪問介護」、「通所介護」の利用率が特に高い。

有料老人ホームの併設施設【実態調査】

(平成25年7月) 48.1% 4.0% 33.8% 6.3% 44.7% 0% 15% 30% 45% 60% 居宅介護支援 小規模多機能型居宅介護 デイサービス 訪問看護 訪問介護 1.5% 5.5% 3.7% 20.5% 41.9% 4.3% 9.6% 24.0% 0.1% 4.2% 11.8% 18.1% 0% 30% 60% 90% 配食サービス 調剤薬局 歯科診療所 病院・診療所 1つ以上の併設施設 小規模多機能型・… 短期入所生活(療… 通所介護・通所リハ 定期巡回・随時対… 訪問看護 訪問介護 居宅介護支援 介 護 保 険 サ ー ビ ス 関 係 ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 住宅型 3.2% 4.3% 2.6% 14.8% 82.7% 7.1% 5.4% 53.0% 0.8% 7.7% 53.0% 36.3% 0% 30% 60% 90% 配食サービス 調剤薬局 歯科診療所 病院・診療所 1つ以上の併設施設 小規模多機能型・… 短期入所生活(療… 通所介護・通所リハ 定期巡回・随時対… 訪問看護 訪問介護 居宅介護支援 介 護 保 険 サ ー ビ ス 関 係 介護付 16

(18)

【要介護度等】 (平均要介護度:2.19) ※入居者数(n=90,598) ※入居者数(n=88,905) 自立 15.9% 要支援1 5.5% 要支援2 5.1% 要介護1 16.5% 要介護2 15.9% 要介護3 14.3% 要介護4 14.4% 要介護5 11.7% 申請中 0.2% 不明 0.4% ~65歳 1.7% 65~69歳 2.6% 70~74歳 5.1% 75~79歳 11.6% 80~84歳 23.6% 85~89歳 30.2% 90歳~ 24.6% 不明 0.6% 【年齢】 (平均年齢:84.4歳) 【日常生活自立度】 自立 26.5% I 14.9% II 19.8% III 17.9% IV 11.8% M 3.8% 未把握 5.3% ※入居者数(n=85,328) ○ 入居者の要介護度等の範囲は『自立』も含めて幅広いが、『要介護1』から『要介護5』まで、いずれの 階層もほぼ同じ割合であり、全体としての平均要介護度は2.19となっている。 ○ 認知症高齢者の日常生活自立度については、自立が約1/4である一方で、『判定基準Ⅱ』以上が約5 割を占めている。 ○ 入居者の年齢については、80代が最も多く、平均年齢は84.4歳である。

有料老人ホームの入居者【実態調査】

(平成25年7月) ※平成25年度老人保健健康増進等事業 「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究」 17 ※自立はゼロ、要支援1・2は0.375として平均要介護度を算出。

(19)

【高齢者が入居する賃貸住宅等の供給・管理について】 • 介護を必要とする高齢者や単身の高齢者等が安心して日常生活を営むためには、高齢者居宅生活支援サービスを円滑に利用できる環境を整備するこ とが必要であり、住宅政策と福祉政策が連携して、高齢者が身体状況等に応じた望ましい日常生活を営むために必要な高齢者居宅生活支援サービス が付いている高齢者の住まいの整備を進めることが求められている。 • 地方公共団体においては、住宅政策と福祉政策が連携して、保健医療サービスや福祉サービスの付いている住まいの現状や要介護者等の住まいの 状況等を把握した上で、高齢者居宅生活支援体制の確保された賃貸住宅・老人ホームの供給の目標を設定することとする。 • 賃貸人は、(中略)賃貸条件を著しく不当なものとすること等の差別的な取扱いを行わないよう努める必要。 【高齢者居宅生活支援サービス※について】 • 当該賃貸住宅において高齢者居宅生活支援サービスの提供が行われる場合には、当該賃貸住宅に係る賃貸借契約と高齢者居住生活支援サービス の提供に係る契約とを、別個の契約として明確に区分するよう努める必要。 • 賃貸人は、自ら高齢者居宅生活支援サービスを提供する場合には適正な高齢者居宅生活支援サービスを提供するとともに、委託又は提供により高齢 者居宅生活支援サービスを提供する場合には実際に高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者との契約を通じて適正なサービスの提供が行わ れるように措置することが必要。 • 賃貸人又は登録事業者は、入居者に高齢者居住生活支援サービスを提供する場合には、入居者の募集に当たって、高齢者居住生活支援サービスの 内容、対価、提供する事業者及び賃貸の条件の内容に係る正確な情報を提供すべきである。 • 入居者が、①賃貸人若しくは登録事業者が直接提供する高齢者居宅生活支援サービス又は②賃貸人若しくは登録事業者が委託し若しくは提携する事 業者が提供する高齢者居宅生活支援サービス以外の外部事業者が提供する高齢者居宅生活支援サービスの利用を希望した場合には、その利用を制 限すべきではない。 【サービス付き高齢者向け住宅の「生活相談」「状況把握」サービスについて】 • 生活相談サービスを提供するに当たっては、入居者の心身の状況を的確に把握し、地域包括支援センター、社会福祉協議会等との連携及び協力を図 りつつ、当該入居者が必要とする保健医療サービス及び福祉サービスを受けることができるよう十分に配慮する必要。 • 状況把握サービス及び生活相談サービスの提供に係る契約については、当該サービスの内容についてあらかじめ明示することが必要であるほか、登 録事業の円滑な遂行を確保するという観点から、当該契約と住まいの提供に係る契約とを一体の契約として締結することが望ましい。 • 登録事業者は、新たに入居しようとする高齢者に対して、提供する高齢者生活支援サービスの内容、登録事業者と連携又は協力をする者が提供する 高齢者居宅生活支援サービスの内容を始め、登録住宅に関する情報を十分に開示し、書面により説明することが必要である。  「基本方針」においては、住宅政策と福祉政策が連携して、高齢者居宅生活支援サービスが適切に 提供される高齢者向け住まいを確保する必要があるとされている。  特に外部サービスの利用については、他者による介護サービス等の利用を妨げないこと、賃貸条件 を不当なものとしないことなど、住宅事業者と介護事業者が不適切に結びつかないよう求めている。  また、医療・介護サービスが適切に提供されるよう、事業者に対し、賃貸契約と医療・介護サービス 契約の区分け、契約内容等に係る正確な情報の開示、書面による説明等を求めている。 18

高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針(抄)

(平成21年厚生労働省・国土交通省告示第1号) ※居宅において日常生活を営むために必要な保健医療サービス又は福祉サービス

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入 居 者 ①単身高齢者世帯 ○「高齢者」・・・60歳以上の者または要介護・要支援認定を受けている者 ②高齢者+同居者 (配偶者 / 60歳以上の親族 / 要介護・要支援認定を受けている親族 / 特別な理由により同居させる必要があると知事が認める者) 規 模 ・ 設 備 等 ○各居住部分の床面積は、原則25㎡以上。※ (ただし、居間、食堂、台所その他の住宅の部分が高齢者が共同して利用するため十分な面積を有する場合は18㎡以上。) ○各居住部分に、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室を備えたものであること。※ (ただし、共用部分に共同して利用するため適切な台所、収納設備または浴室を備えることにより、各戸に備える場合と同等以上の居住環境が 確保される場合は、各戸に台所、収納設備または浴室を備えずとも可。) ○バリアフリー構造であること。(段差のない床、手すりの設置、廊下幅の確保)※ サ ー ビ ス ○少なくとも状況把握(安否確認)サービス、生活相談サービスを提供 ・社会福祉法人、医療法人、指定居宅サービス事業所等の職員または医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、 介護支援専門員、ヘルパー2級以上の資格を有する者が少なくとも日中常駐し、サービスを提供する。※ ・常駐しない時間帯は、緊急通報システムにより対応。※ 契 約 関 連 ○書面による契約であること。 ○居住部分が明示された契約であること。 ○権利金その他の金銭を受領しない契約であること。(敷金、家賃・サービス費および家賃・サービス費の前払金の み徴収可。) ○入居者が入院したことまたは入居者の心身の状況が変化したことを理由として※、入居者の同意を得ずに居住部 分の変更や契約解除を行わないこと。 ○サービス付き高齢者向け住宅の工事完了前に、敷金及び家賃等の前払金を受領しないものであること。 ・家賃等の前払金の算定の基礎、返還債務の金額の算定方法が明示されていること。 ・入居後3月※以内に、契約を解除、または入居者が死亡したことにより契約が終了した場合、(契約解 除までの日数×日割計算した家賃等)※を除き、家賃等の前払金を返還すること。 ・返還債務を負うこととなる場合に備えて、家賃等の前払金に対し、必要な保全措置※が講じられてい ること。 ○基本方針及び高齢者居住安定確保計画に照らして適切なものであること。※ ※都道府県知事が策定する高齢者居住安定確保計画において別途基準を設けることができる。 家 賃 等 の 前 払 金 を 受 領 す る 場 合

サービス付き高齢者向け住宅の登録基準

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(21)

※登録は建物毎に行う。5年毎の更新制。 ○商号、名称または氏名 ○住所 ○事務所の名称 / 所在地 ○役員の氏名(法人の場合) ○法定代理人の氏名 / 住所(未成年である場合) ○高齢者生活支援サービスの内容 / 提供形態(自ら提供 / 委託) ○(委託の場合は)受託者の氏名・名称 / 住所 →安否確認、生活相談、食事提供、介護、家事、健康管理 ○常駐してサービスを提供する者の資格 / 提供方法 ○緊急通報サービスの内容 ○事業所の名称 / 住所 / 連携・協力内容(登録事業者と異なる者が医療・介護等のサービスを連携・協力して提供する場合) ○医療・介護等のサービス施設の名称 / サービスの内容(施設が合築、併設されている場合) 登録事業者について 登録住宅について 受領する金銭について その他 ○敷金、家賃(共益費含む)・サービスの対価(以下「家賃等」という。)の概算額 ○家賃等の前払金の有無・概算額 -前払金として一括して受領する場合- ○返還債務を負う場合の保全措置の内容 ○住宅の名称 ○所在地 ○敷地面積 ○戸数 ○居住面積 ○構造及び設備 ○バリアフリー構造 ○敷地/住宅の権原 ○修繕計画の策定状況(維持管理の方法) サービスの内容について ○契約形態(賃貸借/利用権) ○特定施設入居者介護事業者の指定の有無 ○入居者資格 ○入居開始時期(入居開始前に登録申請を行う場合) これらの情報をHPで一元的に提供し、利用者が選択しやすい環境をととのえている

サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム

http://www.satsuki-jutaku.jp

サービス付き高齢者向け住宅の登録事項

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(22)

○ 本住宅の登録を受けた事業者は状況把握サービス等の 提供に当たり、プライバシーの確保について十分に考慮 する必要がある。 ① 常駐していない日の日中に、少なくとも一度は資格者が住宅に赴き、入居者の状況把握を行う。 ② リズムセンサーの設置等により、資格者が常駐していない日においても、即時に安否確認や緊急時対応に着 手できるような体制を確保する。なお、夜間にあっては、緊急通報装置による対応が可能だが、入居者の心身 の状況に応じて、資格者が常駐する体制を確保することが望ましい。

★ ★

○ 「状況把握」「生活相談」の提供に当たっては、入居者の安全・安心を確保する観点から、原則 として日中は資格者が365日常駐する必要がある。 ○ ただし、これにより難い場合は、次の①又は②などの方法により、資格者が常駐していない日 における入居者の状況を能動的に把握する体制を整えるとともに、契約締結時等において入居 者本人に対し十分説明しておくことが望ましい。 状況把握・生活相談サービスの提供体制 各住戸への訪問については、入居者の意に反して行われた場合、 トラブル等となるおそれがあることから、契約締結時等において入居 者本人に対し十分説明の上、どのような場合に登録事業者が状況把 握のために訪問するか、明示的に入居者の同意を得ておくことが望 ましい。 プライバシーの確保

状況把握・生活相談サービスの提供体制

平成25年7月31日付け 老高発0731第1号・国住心第84号 21

(23)

対応方法(厚労省事務連絡) 【計画的な供給】

サービス付き高齢者向け住宅の計画的な供給

○高齢者向け賃貸住宅の供給 目標 ・住宅の供給促進 ・介護サービス事業等の施設の整 備促進 など ○計画期間 ○高齢者向け賃貸住宅の供給 目標 ・住宅の供給促進 ・介護サービス事業等の施設の整備 促進 ・市町村別のサービス付き高齢者 向け住宅の供給目標 など ○計画期間 登録 市町村 (市町村計画) 法定協議 参考:平成24年7月2日付け事務連絡(高齢者支援課) 「サービス付き高齢者向け住宅の適切な供給に係る 事務の取扱いについて」 サービス付き 高齢者向け住宅 都道府県計画 都道府県計画 市町村別の供給目標を記載 現行制度の概要 ○ 都道府県は「高齢者居住安定確保計画」を定めることができるものとされており、当該計画に照らして適切なもの であることが、サービス付き高齢者向け住宅の登録基準となっている。 【登録の基準】 ・床面積 ・バリアフリー構造 ・状況把握・生活相談を実施すること ・高齢者居住安定確保計画に照らして適切であること など ・供給目標を大幅に上回るものでないことを登録基準とすることができる ・市町村の意見を踏まえて、地域の需要に応じた適切な供給目標を設定できる 最近の課題 ○ サービス付き高齢者向け住宅の供給に伴う高齢者の集住により、介護保険サービスの需要が高まり、保険者の 負担が増えることを懸念する市区町村がある。 ○ 住宅の登録権者が都道府県であり、サービスの保険者が市区町村であることから、「介護サービスのニーズ」と 「サービス付き高齢者向け住宅の供給」が合致しないおそれがある。 22

(24)

介護保険事業計画等との調和を図りつつ、市町村と協議し、都道府県が策定する計画 ○ 都道府県の区域内における高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の目標 ○ 目標を達成するために必要な事項 ・ 賃貸住宅及び老人ホームの供給促進・管理の適正化 ・ 高齢者に適した住宅(バリアフリー)の整備促進 ・ 福祉・介護施設等の整備促進その他生活支援体制の確保 ○ その他高齢者の居住の安定の確保に関し必要な事項 ・ 持家に居住する高齢者の居住の安定確保のための住宅のバリアフリー化促進 ・ サービス付き高齢者向け住宅の登録基準の付加・緩和 等 策定済みの地方公共団体 都道府県 35都道府県(平成26年3月時点) 北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、 東京都、神奈川県、石川県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、 大阪府、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、 熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 指定都市・中核市 8市(平成25年10月時点) 千葉市、横浜市、川崎市、相模原市、神戸市、北九州市、福岡市、熊本市 高齢者居住安定確保計画の概要 計画の策定状況 ※市町村による計画策定も推奨 【計画的な供給】

高齢者居住安定確保計画について

※7市においては、数値目標(目標年度における高齢者人口に対する割合を含む)を定めている。 23

(25)

「高齢者虐待」 (高齢者虐待防止法 第2条第5号の定義) 老人福祉法(昭和38年法律第133号) 第29条 11 都道府県知事は、有料老人ホームの設置者が①第4項から第8項までの規定に違反したと認める とき、②入居者の処遇に関し不当な行為をし、又はその運営に関し入居者の利益を害する行為をし たと認めるとき、その他③入居者の保護のため必要があると認めるときは、当該設置者に対して、そ の改善に必要な措置を採るべきことを命ずることができる。 有料老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅の登録を受けているものを含む。)については、福祉の見地から、 老人の福祉を損なうものであると認められるときには行政庁が介入する必要があるため、老人福祉法において改 善命令の規定が置かれている。 ○ 身体に外傷が生じる(おそれのある)暴行 ○ 減食・長時間の放置 ○ わいせつな行為 ○ 暴言・拒絶的な対応など心理的外傷を与える言動 ○ 財産の不当な処分や、不当な財産上の利益の獲得 手続上の違反行為が 認められた場合 帳簿の作成・保存(第4項) 情報の開示(第5項) 権利金の受領禁止(第6項) 前払金の保全措置(第7項) 前払金の返還契約(第8項) 処遇に関する不当な行為や 利益を害する行為が 認められた場合 入居者を保護する必要性が 認められた場合 手続違反の改善 入居者の処遇改善 入居者の保護 命令に従わなかった場合の罰則 6月以下の懲役 または 50万円以下の罰金 【指導体制】

有料老人ホームに対する改善命令・罰則のスキーム

24

(26)

有料老人ホームに該当する サービス付き高齢者向け住宅 ○サービス付き高齢者向け住宅の事業者が、有料老人ホームの要件となっている「①食事の提供」「②介護の提供」 「③家事の供与」「④健康管理の供与」のいずれかを「住宅事業の一部として」実施している場合、そのサービス付き 高齢者向け住宅は「有料老人ホーム」に該当することとなる。 ○住宅事業者の希望の有無にかかわらず、上記4サービスのどれか一つでも提供していれば、その住宅は有料老人 ホームとなり、老人福祉法の指導監督の対象となる。 食事の提供 介護の提供 家事の供与 健康管理 任意サービス (有料老人ホームサービス) 有料老人ホームに該当しない サービス付き高齢者向け住宅 サービス付き高齢者向け住宅 としての義務付けサービス 提供する 提供しない 状況把握・生活相談サービス 100% ― 食事の提供サービス 94.7% 5.3% 入浴等の介護サービス 47.3% 52.7% 調理等の家事サービス 50.4% 49.6% 健康の維持増進サービス 59.5% 40.5% 老人福祉法の 指導監督対象 実際の登録情報(H26.3末時点) ※ 併設施設等からサービスが提供されているケースが含まれている場合がある。 25 【指導体制】

有料老人ホームに該当するサービス付き高齢者向け住宅

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罰則 (6月懲役・50万円罰金) 【老福法第39条】 登録の取消し 【住まい法 第26条】 指定の取消し 指定効力の停止 【介護保険法 第77条】 登録事項・登録基準 オプションサービス 外部サービス 報告徴収 立入検査 【住まい法 第24条】 報告徴収 立入検査 【介護保険法 第76条】 改善指示 【住まい法 第25条】 改善命令 【老福法第29条 第11項】 改善勧告 改善命令 【介護保険法 第76条の2】 入居者の処遇に対しては、高齢者虐待を防止する 観点から、広範かつ頻回な行政の目配りが必要 報告徴収 立入検査 【老福法第29条 第9項】 有料老人ホーム該当のサ付き住宅であれば、入居者を保護する 必要がある場合などには、老人福祉法のスキームへ移行が可能 ○ 有料老人ホームに該当するサービス付き高齢者向け住宅(現状では約95%のサービス付き高高齢 者向け住宅が該当)に対しては、老人福祉法の規定に基づき、入居者の保護を図るための改善命令 などを行うことが可能となっている。 26 【指導体制】

サービスの内容に応じた指導監督スキーム

必須サービス 基本 方針 生活相談 安否確認 入居者の処遇 食 事

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課題① 適正な立地の確保(高齢者居住安定確保計画)

「住まい」と「介護等」の連携に関する地方公共団体の意見①

○ サービス付き高齢者向け住宅は施設を併設するケースが多いため、入居者に対する介護サー ビスが行き届かなくなるという問題は生じていない。【北関東】 ○ サービス付き高齢者向け住宅の参入が予想以上に多いため、まちづくりの計画と整合が取れて いないケースがある。空家が多くなると過当競争となる懸念も事業者側に話しているが、コンサル タントが間に入ると伝わりづらい。【九州・沖縄】 27 ※地方ブロックごとに実施した「高齢者向け住まいに関する意見交換会」(H25.11~H26.1)において、各地方公共団体から寄せられた意見 地域における計画的な供給 まちづくりにおける課題 ○ 市町村から「圏域ごとに枠を設定すべき」との意見があったが、本制度は民間事業者が登録・供 給するものであり、当面、積極的に供給促進する必要があることから、県全体での目標値のみと した。【北関東】 ○ 市町村が供給の上限を市町村計画に定めた場合、これを上回るものではないことを登録基準と して、都道府県計画に定めることを検討している。【北関東】 ○ 高齢者居住安定確保計画に市町村別の供給目標を定めることについて、県内の市町村と検討 を行っているところだが、住所地特例の対象にサービス付き高齢者向け住宅の大部分が追加さ れることによって懸念の多くは解消されるので、今後どうするか改めて検討する。【近畿】 ○ 市町村から、サービス付き高齢者向け住宅の総量規制を行うことを前提に、都道府県計画に供 給目標を位置づけることを求められている。【近畿】

(29)

課題② 囲い込みの防止・適正サービスの確保

「住まい」と「介護等」の連携に関する地方公共団体の意見②

28 ※地方ブロックごとに実施した「高齢者向け住まいに関する意見交換会」(H25.11~H26.1)において、各地方公共団体から寄せられた意見 過剰な介護保険サービスの提供の防止 ○ 契約時に区分支給限度基準額ギリギリの介護保険サービスの利用を条件としている事例があっ た。書面だけ適正なものとしている懸念もある。【東海・北陸、近畿】 →同一法人の事業所利用を求める特約条項を削除するように当該自治体から指導。 ○ 区分支給限度基準額ギリギリで過剰サービスが疑われる場合は、市町村でケアプランをチェック するしかない。市町村に対しても、そのような指導を求めているが、実際には専門的な人材確保 が難しい。サービス付き高齢者向け住宅ありきの介護サービス事業所の計画とならないようにし なければならない。【近畿】 ○ 囲い込み・過剰サービスを防止するには、ケアマネの質の向上が必要であり、地域ケア会議の 役割が重要。【九州・沖縄】 介護保険サービスの利用を誘導する囲い込みの防止 ○ サービス付き高齢者向け住宅と同一の法人が運営する介護事業所の利用を、入居者に対して 強要する事例がある。ただし、情報を受けて指導に入っても「勧めただけ」と回答され、実態が把 握しきれないのが現状。【南関東、九州・沖縄】 ○ 契約書に、サービスについて入居者選択の自由を明記させている。【北関東】 ○ 併設施設を利用すると、サービス付き高齢者向け住宅の家賃を値引きする事例がある。【北海道・ 東北、東海・北陸】

(30)

立入検査等の実施 ガイドラインによる指導

課題③ 自治体による指導監督の現状と課題

「住まい」と「介護等」の連携に関する地方公共団体の意見③

○ 現状、サ付き住宅については、有料老人ホームのようなガイドラインも存在しない(有料老人ホームに 該当する物件であっても対象外とされている)。①地域ごとに指導がばらつくと疑問の声が上がるおそれがあ り、また、②基準がない中でどこまで指導をすれば良いのか分からず自治体としても苦労が多い ため、全国統一的なガイドラインを作成してほしい。【南関東、東海・北陸、近畿、中国・四国】 ○ 既存建物を改修して有料老人ホームとするケースへの指導について、現行のガイドラインでは ハードルが高すぎるため、現実的な指導の限界を感じている。このままでは既存建物が流用しづ らいが、新たな枠組みがあれば、空家改修などの施策が進むと感じている。【中国・四国】 ○ 有料老人ホームの指導は、厚生労働省の局長通知によるガイドラインを基本としているが、法令 ではないため強制力がなく、実効性に乏しいと感じている。【北海道・東北】 29 ※地方ブロックごとに実施した「高齢者向け住まいに関する意見交換会」(H25.11~H26.1)において、各地方公共団体から寄せられた意見 ○ 開設後3ヶ月を経過したサ付き住宅を対象に立入検査を行っている。【東海・北陸】 ○ 前年度登録したもので入居が開始されている物件を全て立入検査している(複数の自治体から 同旨の情報提供)。住宅1名・福祉2名の組み合わせで実施している。【近畿】 ○ 夜間緊急通報に関して、事業者が通報業務を外部に委託している場合、指導が困難となる。特 に、個人で事業を行っている大家は意識が低いと感じる。【九州・沖縄】 ガイドラインの策定をはじめとした地方公共団体等の意見を踏まえ、適切なサービスが提供さ れるような指導の徹底が図られるようにしていくとともに、住宅事業者による囲い込みや介護事 業者による過剰サービスの提供などについて、効果的な指導を行うよう求めていく。

(31)

地方公共団体における指導体制の状況

30 半年以内 半年~1 年 1~2年 2~3年 3年以上 58 4 34 15 1 4 33 12 北海道・東北 4 0 2 2 0 0 6 5 北関東 6 0 3 1 1 1 3 2 南関東 5 0 4 1 0 0 6 1 中部 10 1 6 2 0 0 3 0 近畿 15 0 8 5 0 2 3 2 中国・四国 9 2 4 2 0 1 4 2 九州・沖縄 9 1 7 2 0 0 8 0 予定して いない 立入検査・定期報告を実施している 全国 実施の間隔 施する方今後、実 向で検討 ○ 都道府県・指定都市・中核市による、サービス付き高齢者向け住宅・有料老人ホームに対する「立入 検査・定期報告」の実施状況は以下のとおり。 ○ 立入検査・定期報告を「実施している」と回答した自治体は56%、「今後、実施する方向で検討してい る」と回答した自治体は32%となっている。 【平成25年度・高齢者向け住まい意見交換会における調査結果】 ※中核市のうち6市からは回答がなかったため、母数は103団体。

(32)

地方公共団体における行政指導等の具体事例

○ 登録を行っていない住宅において、「サービス付き高齢者向け住宅」という名称や類似する名称 を使用していたため、是正を指示。【北海道・東北、東海・北陸】 ○ 制度上の入居者資格に該当しない、60歳未満(要介護等に該当しない)の者を入居させていた ため、当該住戸を登録から外すよう指導。【北海道・東北】 ○ 登録事項の変更に伴う届出の不備に対する指導。【北関東、南関東、東海・北陸、中国・四国】 ○ 住宅の構造(手すりの設置、床の段差、台所の未設置など)の不備に対する是正指示。【北関東、東 海・北陸、近畿、九州・沖縄】 ○ サ付き住宅において、状況把握・生活相談を提供するための職員の配置が確認できなかったた め、是正を指導。【中国・四国】 31 ※地方ブロックごとに実施した「高齢者向け住まいに関する意見交換会」(H25.11~H26.1)において、各地方公共団体から寄せられた意見 ○ 帳簿の備え付けの不備があったため、是正を指示。【北海道・東北、中国・四国】 ○ 生活支援サービスの契約書に、介護保険サービスの内容が記載されていたため、削除を指示。 【南関東】 ○ 入居者の容態が急変した際の対応マニュアルの作成を指導。【南関東】 ○ サ付き住宅の状況把握サービスについて、方法・頻度を書面で明示するよう指導。【南関東】 ○ 特定のサービス事業者との契約を依頼する文書を配布していた事業者に対して、介護保険サー ビスは入居者が任意に選択できる旨の通知文を作成し、入居者に配布するよう指導。【南関東】 ○ 書面の交付による重要事項説明が行われていなかった事例があったため、契約締結前の交付 を指導。【近畿、中国・四国】 登録事項・登録基準に関する指導 業務に関する指導

(33)

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 全 国

「ケアプランの点検」実施保険者割合

(平成24年度介護給付適正化実施状況調査結果) (%) 全国平均 63.0%

ケアプランの点検実施状況

○ 保険者においてケアプランの点検を実施しているが、実施率は全国平均で約6割程度にとどまって いる。 32

(34)

○ 高齢者向け住まいは、市場を通じて供給され利用者に選択されているが、この市場は誕生したばかりで未発達・未 分化な点が多々あり「健全な市場形成と発展を促す」ことが必要。 ○ サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームの入居希望者を対象に自らのライフスタイルや将来も含めた介護 ニーズに見合った住まいとして適切に選択できるよう、入居することでどのような医療・介護サービスが受けられるか 等について情報提供体制の充実を図ることが必要。 情報提供を行う具体的な項目 ―抜粋― ※ 利用できる サービス ○管理方法 (2)外出・外泊時の届出 (1)居室内の浴室の有無 (2)共同浴室の有無 ①提供メニュー②費用負担 ①施設内提供②外部提供③費用負担 (3)生活代行 (1)居室のキッチン (2)共同食堂 (3)提供する食事 1 食事 2 入浴 3 外出・訪問 4 その他 アクティビティ 1 生活支援 サービス 2 介護サービス 3 医療サービス 今後、高齢者向け住まいの物件情報については、インターネット等を通じて情報発信され ることが想定されるが、本事業の成果を有効に活用し、消費者目線に立った品質情報の開 示を通じて、健全なマーケットの育成を図ることが期待される。 ※サービス付き高齢者向け住宅 情報提供システム (http://www.satsuki-jutaku.jp)に 公表されている登録事項でない 項目について例示した。 33 日常の生活 スタイル

高齢者向け住まいを対象とした情報提供

(1)自宅の鍵取り扱い (3)来訪者の訪問の手続き ○訪問 ○宿泊 ○ゲスト用宿泊室 ○外出時 ○外泊時 (1)介護保険の適用サービス (1)協力機関 (2)介護保険外のサービス (1)見守り・相談 (2)緊急時対応 ①名称②診療科目 ①提供内容 ②費用負担 ①提供内容 ②費用負担 大項目 中項目 小項目

(35)

(集合住宅へのサービス提供の場合の減算について)

(36)

減算の内容 対象となる利用者 その他の条件 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 夜間対応型訪問介護 10%減算 ・事業所と同一建物(養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホー ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、旧高専賃に限る)に居住する利 る利用者 ※事業所と構造上又は外形上、一体的な建築物を指すものであり、具体 具体的には、当該建物の1階部分に事業所がある場合や、当該建物と と渡り廊下等で繋がっている場合が該当し、同一敷地内にある別棟の建 の建物や道路を挟んで隣接する場合は該当しない。同一建物について ては、当該建築物の管理、運営法人が介護事業者と異なる場合であって あっても該当する。 ・事業所と同一建物に居 居住する実利用者の数 が30人/月以上 小規模多機能型居宅介護 ・事業所と同一建物に居 居住する登録者の数が 登録定員の80/100以上 居宅療養管理指導 医師:503 → 452単位 等 ・同一建物居住者。具体的には以下の利用者 ①養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高 き高齢者向け住宅、マンションなどの集合住宅等に入居・入所している いる複数の利用者 ②小規模多機能型居宅介護(宿泊サービスに限る)、認知症対応型共同 共同生活介護、複合型サービス(宿泊サービスに限る)などのサービス ビスを受けている複数の利用者 ・同一日に2人以上の利 利用者を訪問する場合 通所介護 通所リハビリテーション 認知症対応型通所介護 94単位/日 減算 ・事業所と同一建物に居住する者又は事業所と同一建物から事業所に通 に通う者 ※事業所と構造上又は外形上、一体的な建築物を指すものであり、具体 具体的には、当該建物の1階部分に事業所がある場合や、当該建物と と渡り廊下等で繋がっている場合が該当し、同一敷地内にある別棟の建 の建物や道路を挟んで隣接する場合は該当しない。同一建物について ては、当該建築物の管理、運営法人が介護事業者と異なる場合であって あっても該当する。 ・やむを得ず送迎が必要 要と認められる利用者 の送迎は減算しない 定期巡回・随時対応サービス 減算なし -― ― 複合型サービス 減算なし -― ―

集合住宅へのサービス提供の場合の減算

○ 集合住宅の利用者に対しサービスを提供する場合、移動等に係る労力が在宅利用者へのサービス提供に比して少 ないことを踏まえ、減算を行っている。 ○ 居宅療養管理指導に関しては、利用者の居住場所に係る区分について、医療保険との整合性を図ってきている。 35

(37)

1,514 458 267 237 489 349 473 1,167 1,331 2,931 1,747 393 185 230 148 189 473 352 619 1,325 508 300 455 4062 1685 534 504 134 191 480 712 371 371 295 450 216 171 401 564 472 399 423 293 16 2 5 3 10 3 6 9 29 3 21 7 2 12 1 2 6 3 7 13 9 2 2 53 9 0 3 3 7 2 16 12 7 6 4 4 8 12 4 12 9 4 2 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 北 海 道 青 森 県 秋 田 県 山 形 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 訪問介護事業所数 減算対象事業所数 【都道府県別訪問介護事業所数及び減算算定事業所割合(岩手県、宮城県、福島県を除く。福岡県は未回答)】 36 ○ 集合住宅にかかる減算の算定対象となっている事業所は350事業所。(n=28,868) ○ 集合住宅にかかる減算の算定対象となっている事業所の割合は全国平均で1.2%であり、都道府県 により差がある。(岩手県、宮城県、福島県を除く。福岡県は未回答) ○ 減算の対象となっている建物は有料老人ホームが56.5%と最も多く、次いでサービス付き高齢者向け 住宅が18.1%となっている。 【出典】 平成24年度老人保健健康増進等事業「集合住宅における訪問系サービス等の評価のあり方に関する調査研究」((株)日本総合研究所) 32.6 9.3 53.5 2.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 移転等の対策をとり、減算を回避した訪問介護事業所があったと捉えている 移転等の対策をとり、減算を回避した訪問介護事業所はなかったと捉えている 減算回避に向けた訪問介護事業所の動向は不明 その他 無回答 【減算回避の動向(都道府県の見解)】 (n=43) 8.4 12.2 56.5 18.1 4.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム サービス付高齢者向住宅 旧高齢者専用賃貸住宅 【建物別減算対象事業所割合】

集合住宅にかかる訪問介護の減算の算定状況

(38)

○ 訪問介護員とその他の職員を合わせた「総従業者数」は、減算対象では「10人未満」が12.2%、非減算 対象では31.3%である。 ○ 訪問介護員の常勤割合は、減算対象では「60%以上」が40.5%、非減算対象では23.3%である。 ○ 配置されている訪問介護員数は、減算対象では「常勤専従数」は6.7人、非減算対象では3.6人である。 訪問介護員数(平均) 常勤専従数 常勤兼務数 非常勤数 減算対象であった 6.7 人 5.9 人 13.5 人 減算対象ではなかった 3.6 人 2.6人 12.8 人 【訪問介護員数】 37 【出典】 平成24年度老人保健健康増進等事業「集合住宅における訪問系サービス等の評価のあり方に関する調査研究」((株)日本総合研究所) 6.9 12.2 24.4 21.6 22.2 18.9 16.5 8.1 10.6 10.8 5.9 2.7 3.5 25.7 10.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 減算対象であった(n=74) 減算対象ではなかった(n=869) 5人未満 5人以上10人未満 10人以上15人未満 15人以上20人未満 20人以上25人未満 25人以上30人未満 【総従業者数】 1.4 2.1 21.6 36.1 18.9 25.8 17.6 12.7 16.2 8.6 24.3 14.7 0% 50% 100% 減算対象であった(n=74) 減算対象ではなかった(n=877) 0% 20%未満 20%以上40%未満 40%以上60%未満 60%以上80%未満 80%以上 【訪問介護員に占める常勤者の割合】

集合住宅にかかる訪問介護の減算対象事業所の状況 ①職員配置

参照

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