災害時の適切な避難行動
福岡県 総務部 防災危機管理局 消防防災指導課 防災指導係
最も皆さんに
防災の基本は「自助」
自助=自分で自分を助けること ・ハザードマップの確認 ・早めの避難 ・非常持ち出し品や非常食の準備 ・家具の転倒防止対策 等 まずは自分を守ることにより、家族や友人・隣人 を助けにいくことができる。 自助は共助のベースになる! まずは 自分の命優先!近年の自然災害
・平成28年熊本地震
・平成29年7月九州北部豪雨
・平成30年6月大阪北部地震
・平成30年7月豪雨
・平成30年9月北海道胆振東部地震
・令和元年8月の前線に伴う大雨
・令和元年房総半島台風(15号)
九州においても 自然災害多発!平成17年3月20日
平成28年4月
平成30年9月北海道 胆振東部地震
福岡県内における主な活断層
・7つの活断層
・いつでも、どこでも 地震が発生する!!
平成29年7月九州北部豪雨
平成30年7月豪雨
○西日本を中心に
広い範囲で記録的な大雨
(1府10県
に特別警報が発表)となり、甚大な被害が発生した。
○被害の大きかった愛媛県、岡山県、広島県での原因
別死者数をみると、広島県では土砂災害、岡山県では
水害による死者数の占める割合が多かった。
○上記3県の死者数のうち
約7割が60代以上であった。
◆人的被害
死者:237人、行方不明者:8人、負傷者433人
被害が甚大だった地域は?
例えば、岡山県倉敷市真備地区の浸水範囲は、
ハザードマップの浸水想定区域と概ね一致
また、土砂災害による死者のうち、
約9割が土砂災害警戒区域内等で被災
⇒平常時から自分が住んでいる地域にどのような危険が
潜んでいるかを確認し、
災害が発生する前にいち早く
なぜみんな逃げなかったのか!?
・これまで災害を経験したことはなかったから ・現在は河川改修がなされたこともあって“越えないであろう”と 油断していた ・土地購入時に土砂災害警戒区域指定の説明があったが、まさか 被災するとは思わなかった 岡山県倉敷市真備地区で被災した人へのアンケート調査では⇒自分は大丈夫という思い込み
「正常性バイアス」
住民主体の取組強化による防災意識の高い社会へ
これまでは・・・
「行政主導の取組を改善することにより防災対策を強化する」
これからは・・・
住民が「自らの命は自らが守る」意識を持って自らの判断
で避難行動をとり、行政はそれを全力で支援する
国の中央防災会議 「平成30年7月豪雨による水害・土砂災害からの避難に関するワーキンググループ」により災害時に適切な避難行動をとるためには
1 防災気象情報や避難情報への理解を深める
2 高齢者等の要配慮者は早めに避難する
特別警報とは
警報の発表基準をはるかに超える大雨や大津波等が予想
され、
重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合
、
「特別警報」を発表し
最大級の警戒
を呼びかけます。
警戒レベル5相当情報として気象庁が発表お住まいの地域は数十年に一度の、
これまでに経験したこと
のないような、重大な危険が差し迫った異常な状況
にありま
す。ただちに地元市町村の
避難情報に従う
など、
適切な行動
をとってください。
特別警報が発表された場合避難するときのポイント
・危険と判断したらすぐに避難を! ・夜の移動は危険、明るいうちに避難を! ・車より、できるだけ歩いて避難を! 状況に応じて適切な避難行動を! ①水平避難(立退き避難) その場を立退き、近隣の安全な場所 に一時的に避難 ②垂直避難(屋内安全確保) 外に避難が出来ない切迫した状況 の場合、屋内の上の階かつ斜面から 遠い部屋へ避難 避難するときのポイント 水平避難と垂直避難 豪雨災害時には ・側溝・マンホールには近づかない ・むやみに河川等には近づかない ・アンダーパスは通らない災害が発生する前に逃げましょう!!
気象情報の収集方法
テレビ、ラジオは最も 即応性に優れたメディアです。 地域によってはコミュニティFMや ケーブルテレビ放送局が地域に 密着した災害情報などを提供しています。 【 ボタン(データ放送)】 リモコンのdボタンで、天気予報・災害情報・ 交通情報などの情報を見ることが出来ます。 自治体に関する最も信頼できる情報が得られ ます。防災行政無線の音声が屋内からは聞き 取りにくい場合があるため、 電話で放送内容を確認でき るサービスを提供している 自治体もあります。 注意報・警報などの発表状況を常時掲載し ているほか、雨量や河川の水位の 現況など、さまざまな防災情報を 確認することができます。 福岡県の「天気予報」や最新の「気象警報・ 注意報」の発表状況、更に自主避難等の判断 にも利用できる、スマートフォンにも 対応した土砂災害や大雨・洪水に 関する危険度分布等を確認する ことができます。 ⅾ テレビ、ラジオ 防災行政無線・広報車 福岡県防災ホームページ 福岡管区気象台ホームページ福岡県が運営する防災メール配信システム ~防災メール・まもるくん~
①大雨等の防災気象情報や地震・津波、台風情報のほか、 市町村が発令する避難情報等 ②災害時の安否情報 ③地域の安全に関する情報 ④福岡県避難支援マップ ・安否を知らせたい方(ご家族や友人の方など)に自分に安否を知らせます。 ・不審者やひったくり事案などの情報が配信されます。 ・避難所や救急病院などの施設情報を閲覧することができます。 ・GPS付き携帯電話の場合、現在地から目的施設までの推奨ルートも教えてくれます。 ・県内の注意報・警報情報、地震情報、津波情報を知らせます。 ・県から災害時の注意の呼びかけや市町村からの避難勧告等の情報を知らせます。
防災メール・まもるくんの機能
福岡県防災ハンドブックは、福岡県防災ホームページや電子書店で閲覧・ダウンロードできます。 ○福岡県防災ホームページ(特設サイト) 福岡県 防災ハンドブック 検索 http://bousai.pref.fukuoka.jp/bousaihandbook/index.html ○電子書籍取扱先(電子書店) 以下の電子書籍書店20社で無料ダウンロードできます。
・iBooks ・COCORO BOOKS ・漫画全巻ドッドコム ・Kindle ・Yahoo!ブックストア ・楽天Kobo ・セブンネットショッピング ・Readerstore ・dブック紀伊国屋 ・Kinoppy ・Neowing ・ひかりTVブック 『福岡県防災ハンドブック』を 作成しました! ・災害に関する基本的な知識 ・災害時の留意点 ・水・食料の備蓄方法 ・「要配慮者」への支援方法 ・避難生活における注意点 家庭や地域の 防災力強化に ご活用ください ※著作権:福岡県
2 高齢者等の要配慮者はレベル3で避難!
避難に時間がかかりそうな家庭は早めに避難しましょう
自治体からの避難勧告等は個々の事情に合わせたものではない! 例えば・・・ ・若い人だけの世帯 ・小さな子供やお年寄りのいる世帯 ・体の不自由な方のいる世帯 避難の最適タイミング は一人ひとり違う!2 要配慮者、避難行動要支援者とは
平成30年7月豪雨では被害 の大きかった愛媛県、岡山県、
広島県の死者のうち、60代
避難行動要支援者に対する取組
避難行動要支援者名簿 避難行動要支援者とは、要配慮者のうち、災害時に自ら避難することが困難 で、特に支援を要する人。市町村は避難行動要支援者の避難支援や安否確 認などのために「避難行動要支援者名簿」を作成している。 ※名簿への登載要件は市町村によって異なります。 個別避難支援計画の策定 関係者への事前の名簿情報提供 名簿情報は、要支援者の本人同意が得られ た場合等に、地域の避難支援等関係者(消 防団・自主防災組織・民生委員等)に提供さ れ、災害時の安否確認や避難支援、日頃の 見守り活動などに活用。 要支援者一人ひとりの実情に 応じ、避難経路、支援者等をあ らかじめ決めておく。支援者の 高齢化・不足が課題。 県からのお願い⇒①本人同意、②支援者の確保にご協力ください。3 平常時から取り組んでおくべきこと
① 自分の住んでいる地域の災害リスクを確認する ② 新型コロナウイルス対策を踏まえた避難方法を検討する。 ③ 指定緊急避難場所までの避難経路等を具体的に決めておく ④ 災害時に必要な物を備える ⑤ 災害時の連絡方法を確認する①自分の住んでいる地域の災害リスク
自分の地域のハザードマップを確認しよう!
・自宅や学校、職場にどのような危険があるのか確認しましょう。 ・災害時に危険と思われる場所を確認しましょう。 ・市町村から配布されたハザードマップは、 しっかり内容を確認し、すぐに取り出せる 場所に保管しておきましょう。 ※国土交通省ハザードマップ ポータルサイトでも確認できます。 URLはこちら→https://disaportal.gsi.go.jp/災害時には、危険な場所にいる人は、
迷わず避難することが原則
一方、避難所に大勢の人が避難すると 「三密」の状態を招きやすく、感染リスクが高まります新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた
② 新型コロナウイルス対策を踏まえた避難の方法を検討
①
ハザードマップで自宅周辺の状況を確認しましょう
②
① 気象情報や市町村が出す避難情報を収集し、雨が降っていない場合でも、必要に応じて早めの避難を行ってください。豪雨時の 車での移動は大変危険です。 ② 車中泊では、一酸化炭素中毒対策として、車のエンジンは切ってください。 ③ 車中泊におけるエコノミークラス症候群対策として次の点に注意してください。 ・ できる限り弾性ストッキングを着用する ・ 車内の座席をフラットにし、足を伸ばせるスペースを確保する ・ ときどき足の指先、足首やふくらはぎを動かす体操やマッサージをする ・ こまめに水分補給を行う。アルコール、カフェインを含む飲料や喫煙は控える ① 車中泊が可能な安全な避難場所を確認してください。(指定避難所の駐車場等を活用するなど。) ② 車での移動に当たっては、避難場所までの経路が冠水しないか、浸水想定区域にないかなど安全性を確認してく ださい。 ③ 車中泊に必要な物資を準備しておいてください。 例)日除けなどの暑さ対策グッズ・熱中症対策グッズ、ブザー等の防犯グッズ、水・食料・衣類・薬・携帯トイレ等の生活物資 ④ エコノミークラス症候群(※)を予防するため、できる限り弾性(着圧)ストッキングを準備してください。 (※)血栓が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓等になり死に至る可能性があります。 ⑤ 移動時にガス欠とならないよう、日頃から給油に心がけてください。
② 新型コロナウイルス対策を踏まえた避難の方法を検討
◇ 事前に準備しておくこと ◇ 災害時に行うこと 車での移動や車中泊を行う際の注意点③
差し迫った災害の危険から逃れ、命を守る ために緊急的に避難する施設や場所です。 土砂災害、洪水、津波、地震等の災害種別 ごとに指定されています。 津波、洪水、土砂災害などの場合 →災害に対して安全な学校の 建物・高台など 地震、大規模な火災などの場合 →災害の危険が及ばない学校の グラウンドなど 自宅が被災して帰宅できな くなってしまった被災者が、 一定の期間、避難生活を送 る場所です。
② 新型コロナウイルス対策を踏まえた避難の方法を検討
今のうちに、自宅が安全かどうかを 確認しましょう!
② 新型コロナウイルス対策を踏まえた避難の方法を検討
避 難 行 動 判 定 フ ロ ー スタート! あなたがとるべき避難行動は? ハザードマップ※ で自分の家がど こにあるか確認 し、印をつけて みましょう。 家がある場所に色が 塗られていますか? 災害の危険があるので、 原則として※ 、自宅の 外に避難が必要です。 ご自身または一緒に避難する方 は避難に時間がかかりますか? ※ハザードマップは浸水や土砂災害が発生する おそれの高い区域を着色した地図です。 着色されていないところでも災害が起こる可能 色が塗られていなくても、周 りと比べて低い土地や崖のそ ばなどにお住まいの方は、市 区町村からの避難情報を参考 に必要に応じて避難してくだ さい。 ※浸水の危険があっても、 ①洪水により家屋が倒壊又は崩落し てしまうおそれの高い区域の外側 である ②浸水する深さよりも高いところに いる ③浸水しても水がひくまで我慢でき る、水・食糧などの備えが十分に ある 場合は自宅に留まり安全確保する こと可能です。 安全な場所に住んでいて 身を寄せられる親戚や知 人はいますか? 内閣府(防災担当)・消防庁「知っておくべき5つのポイント」より 警戒レベル3 が出たら、安 全な親戚や知 人宅に避難し 安全な場所に住んでいて 身を寄せられる親戚や知 人はいますか? 警戒レベル3 が出たら、市 区町村が指定 警戒レベル4 が出たら、安 全な親戚や知 人宅に避難し 警戒レベル4 が出たら、市 区町村が指定 はい いいえ 例外 はい いいえ はい はい いいえ いいえ いいえ③避難場所までの避難経路を具体的に決めておく
平常時から避難場所までの安全な避難経路を確認しておく 自宅 学校 避難場所 ブロック塀 がけ 安全な避難経路×
×
ポイント ・災害種別毎に避難場所が異なる ・危険箇所を避ける ・複数の避難経路を検討 実際に歩いてみて、 危険箇所がないか 確認してみよう!〇
④災害時に必要な物を備える
⑥平常時から地域の防災訓練に参加する
市町村、自主防災組織及 び消防団等が協力して様 々な防災訓練を開催 いざというときのために 積極的に参加しましょうQ
自主防災組織とは?
A.
「自分達の地域は自分達で守る」
という自覚、
連帯感に基づき、自主的に結成する組織。
町内会、自治会、校区の単位で、日頃から防災
活動に取り組む
町内会・自治会≒自主防災組織
自主防災組織とは?
自主防災組織の必要性
平常時のイメージ(日常的な火災や救急) 1 1 8自助
自分で自分・家族 を守る共助
お隣やご近所で 助け合う自主防災組織の必要性
1 2 7公助
消防機関などの救援自主防災組織
大規模災害時の自助:共助:公助=7:2:1自助
自分で自分・家族 を守る共助
お隣やご近所で 助け合う10万9千人(67%) 3千2百人(2%) 阪神淡路大震災によって閉じ込められた人16万4千人の人が助かったのは、 自助と共助が大半であった 5万9百人(31%) 【生存率】 1日目 80% 2日目 25%
自助と共助が命を救う (阪神淡路大震災の事例)
日頃からの備え
“防災は地域の助け合いから(共助)”
安全安心な暮らしは、地域・ご近所 どうしで助け合うことから いざというとき頼りになるのは “お隣りさん” 地 域 の 防 災 機 能 を 支 え る “ 自 主 防 災 組 織 ”○平常時 ・連絡網の整備 ・防災研修会の開催 ・災害危険個所の把握 ・防災訓練の実施 ・防災資機材の備蓄 ○災害発生時 ・情報収集、伝達 ・初期消火と救出 平常時から災害に備えた活動を行います。
自主防災組織の活動について
平成23年度 湯町区防災訓練
(福岡県筑紫野市)
●訓練内容
1
危険箇所調査及び避難経路確認
(まち歩きによる確認)
→
ハザードマップ作成
→
配付
2
無線(トランシーバー)通信訓練
3 保存食の炊き出し訓練・試食
活動事例紹介 ①
ブロック塀の亀裂(子供の通学路)
カーブミラーの腐食をチェック
以前、倒れたことがあるそうです。
道幅の点検
用水路のチェック(洪水時には危険?)
避難行動要支援者の 避難訓練
救出・救護訓練
負傷者の救出
平成27年度 神興地区 体験型訓練 (福岡県福津市) ※地域にある病院や高齢者施設の職員と地域 住民による体験型訓練を実施しました。 ●訓練内容 1 高齢者疑似体験 2 視覚障がい者誘導体験 3 車いす体験 4 簡易担架作成 ●実施日 平成27年11月
活動事例紹介 ②
視覚障がい者疑似体験
令和元年度 与原校区 避難訓練・避難所運営訓練 (福岡県苅田町) ●訓練内容 1 避難訓練 2 避難所運営訓練 3 段ボールベッド作成体験 等
活動事例紹介 ③
避難所運営訓練
支援が必要な方 と一緒に避難
プライバシーに配慮するため の間仕切りの組み立て
段ボールベッド作成体験