世界的な問題
貧困と開発途上国の現状:
| 30億人が1日2ドル未満(で生活)
| 12億人が1日1ドル未満(で生活)
|
全世界の国内総生産(GDP)
2000年:
30兆 – 50億人 – 世界GDPの20%
2050年:
140兆 – 80億人 – 世界GDPの40%(成長率3.5%
と仮定)
10億
10億
10億
先進国
80億
70億
50億
開発途上国
2050年
2025年
2000年
人口増加
•世界の上位100経済組織のうち、51は法人であり、国家は49に過ぎない
(法人は売上高、国家はGDPを基準に比較)。
•上位200法人の売上高合計は、世界総人口の24パーセントが得る所得合
計の18倍に相当する。
•多国籍企業は世界の経済活動の4分の1を占めている。一方で、世界の就
労希望人口の3分の1が未就労状態であるにもかかわらず、多国籍企業が
雇用している労働力人口は、世界の労働力人口の1パーセント未満に過ぎ
ない。
受動的
Æ 積極的
| 企業は受動的に行動するのではなく、戦略的な
手段をとらなければならない。
| 企業はステークホルダー・エンゲージメントを含む新たな戦略
的機会を創造しなければならない。
| 競争面での改善 ― 経済的成功を収めるための
前提条件となる健全な社会。
新たな圧力
Æ 新たな概念的
枠組み
| 持続可能性に関する幅広い問題に取り組むにあたって、企業が
受ける圧力。
| ある種の地球規模の問題には一面的に取り組むことが、ますま
す難しくなっている。
| すべてのステークホルダーの持つ相対的優位性を開発にも取り
入れていく必要性。
| より積極的かつ協力的な形で開発に関与することが民間
セクターにもたらす競争上の利益。
民間セクターの開発への関与
| 民間セクターの開発への関与は、新しい事業の枠組みを示
す。
| これは、さまざまなステークホルダー・グループが共通の開発
目標を達成する機会を増やすとともに、次のような
包括的かつ体系的な考え方を浸透させる。
z マルチ・ステークホルダ・パートナーシップ
z 民間セクターが開発に果たす役割と、それが現地の環境
やコミュニティに及ぼす影響。
z コーポレートガバナンス。
z 貧困を緩和するための補完的かつ総合的なアプローチ。
z 企業による平和への貢献。
z 開発参加者間で協力可能なものを連結することにより、
現地への長期的な影響を強め、現地での学習を促進す
ること。
BOPアプローチのための新しい
ビジネス事例
| トップレベルの成長
z ほとんどの大企業は飽和状態の市場で営業している
Æ 未開発の市場に参入することにより、新しい巨大な
消費者・サプライヤー・パートナー基盤を開拓し、革新
や投資の機会を無制限に獲得することができる。
| コスト節減
z BOPを加えると、サプライチェーンが効率化する。
z 労働市場をBOPに委託。
z BOP市場は異なるビジネスモデルの上に築かれている。
| 革新
z 製品の革新を超えて、ビジネスモデルの革新にまで拡大
する。
実例: セメックス
| 「パトリモニオ・ホイ」
世界第3位のセメントメーカーであるセメックスは、世界でもっとも成功している住宅
供給プログラムの1つ、 「パトリモニオ・ホイ」プログラムを創設した。
z このプログラムは、家族で住む家を徐々に建てるために定期的に貯蓄するのは、
男性ではなく女性であるという事実をもとに創設された。セメックスとパトリモニオ・ホイ
は「グループ融資」の考え方をヒントに、新しく屋根を葺いたり部屋を増築したりするの
に必要な建築資材の購入資金として、 70週間にわたり毎週約10ドルを貯蓄することを
顧客に求めるという提案を考え出した。
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企業の社会的責任(CSR)とマルチステークホルダー・パートナーシップ(MSP)
世界銀行研究所(WBI)は、セメックスおよびモンテレー工科大学(ITESM)と共同で、
次のような内容の総合的な訓練プログラムを開発した。
z WBIの「CSR」オンライン講座。
z セメックスとITESMの「企業市民」オンライン講座。
z WBIとITESMの「MSP」オンライン講座。
z このプログラムはラテンアメリカ全域の企業代表者をおもな対象としており、
2007年3月から2008年3月までオンラインで提供されることになっている。
このプログラムは、3つの組織のCSR専門家との円卓会議に基づいて開始される。
課題と戦略
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外部の障害
z インフラ面の課題。
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経営陣
z 経営陣の視点や経営行動様式を変える必要性。
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協力
z 複数のステークホルダー間の協力を促進し、こうした協力
に応じる必要性。
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構造的変化
z 新しいビジネスモデル Æ 新しい研究開発、ベンチャー、
社内の新事業部門。
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リスクの共有
z 事例を入手 Æ 他セクターの参加者と力を合わせることに
より、リスクを軽減することができる。