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平成26年度総務文教常任委員会行政視察報告書

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宿毛市議会

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宿毛市議会

総務文教

総務文教

総務文教

総務文教常任

常任

常任

常任委員会

委員会

委員会

委員会

平成25

平成25

平成25

平成25年度行政視察報告

年度行政視察報告

年度行政視察報告

年度行政視察報告書

期 間 平成26年7月6日~7月8日 視察場所 愛知県岡崎市 滋賀県米原市 参加委員 総務文教常任委員長 寺 田 公 一 副委員長 山 上 庄 一 委 員 髙 倉 真 弓 〃 今 城 誠 司 〃 浅 木 敏 〃 中 平 富 宏 〃 宮 本 有 二 随 行 議 会 事 務 局 次 長 松 本 政 代 同 行 学 校 教 育 課 長 補 佐 中 山 佳 久 企画課政策企画係長 土 居 祐 仁 総務文教常任委員会の所管事務調査のため、愛知県岡崎市、滋賀県米原市を訪問した ものである。 調査方法については、先に送付済みの「調査項目」を基に先方より説明を受けた後、 質疑を行うという方法をとり、岡崎市においては「英語の学力向上について」、米原市に おいては「公共交通について」の調査を行った。その概要については次のとおりである。 ◎ ◎◎ ◎ 岡崎市岡崎市岡崎市 岡崎市 1 11 1 市勢について市勢について市勢について 市勢について 岡崎市は、愛知県の中央部、三河山地と岡崎平野の接点に位置し、市内を矢作川が南 北に、乙川が東西に流れており、岡崎の魅力ある景観を醸し出している。 また、徳川家及び三河武士に由来する数多くの歴史資産があり、歴史文化遺産を活か した観光産業都市を目指しており、この豊富な水を利用した大規模工場や水田地帯も多 くある。市の東部は山地となっているほか、平野部にも丘陵が点在しており、市全域の 60%が森林である。市の中心部には岡崎城があり、桜の名所として有名である。古くから 東西交通の要衝として栄え、江戸幕府を開いた徳川家康公の生誕地として、悠久の歴史 と伝統に育まれた美しい都市である。 大正 5 年に愛知県下で 3 番目、全国で 67 番目に市制を施行し、平成 15 年には中核市 に移行しており、平成 18 年には隣接する額田町と合併し、平成26年6月末現在の人口 は、379,583人、面積は387.24平方キロメートルであり、豊田市とともに 西三河を代表する都市である。 2 22 2 英語の学力向上について英語の学力向上について英語の学力向上について 英語の学力向上について (1) (1)(1) (1)岡崎市の英語教育について岡崎市の英語教育について岡崎市の英語教育について岡崎市の英語教育について 岡崎市は、平成22年度より特例校の指定を受け、小学校での英語活動を推進し、今 年度で5年目となる。 岡﨑市の英語活動特例校の特徴は、全47小学校が毎朝、昼のどちらかに1日8分間

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のDVDを視聴することであり、小学校1年生から6年生まで、DVD視聴を週45分 間行っている。DVDを1週間視聴することにより40分間、担任がサポートをするこ とにより5分間、合計45分間としている。実績では、岡崎市の小学校の子ども達は学 年に応じた内容のDVDを年間27本視聴している。このDVDは、先生方がボランテ ィアにより、学年に応じた内容のものを作成している。また、プラスアルファーで、学 校の希望に応じて、DVDのベースがある中で、音楽に合わせて歌ったり、ALTの問 いかけの元で、いろいろな表現を行うといった、トレーニングをするという取り組みを 実施しているが、岡崎市の中でも、本宿小学校は先進的に高学年では、年間35時間、 中学年で20時間、低学年においても15時間 という段階を踏んだ英語学習を行っている。これ は全国でも稀である。なお、中学校では、小学校 で子ども達が身に着けた話す力を、更に伸ばす取 り組みを行っている。 岡 崎 市 で は 、 英 語 が 話 せ る 岡 﨑 っ 子 を 小中の9年間で育てることを目標にしている。A LTの20名は、全て直接雇用しており、小学校 のST(英語支援員)の支援を受け、それぞれの 学校で英語活動を進めている。 (2) (2)(2) (2)岡崎市教育委員会への岡崎市教育委員会への岡崎市教育委員会への岡崎市教育委員会への質問事項について質問事項について質問事項について 質問事項について ① 岡崎市は、「環境教育」「英語教育」「岡崎の心の醸成」を三本柱として掲げている が選択した理由について(英語教育を入れたのは、平成23年度の新学習指導要領の 改定によるものなのか) 岡崎市においては、平成17年度より、10年間のESD(持続発展可能な開発のため の教育)推進のための期間を制定し、環境問題、国際理解教育、多文化との共生、人権平 和等、いろいろな分野で、子ども達が地域の方々と参画し、実際に行動を起こすことに よって、人間形成をしていくことを目標としており、特に、地球温暖化や環境破壊等を 考える子どもに育ってほしいという思いから、「環境問題」に重点を置き、人とコミュニ ケーションを取り、国際理解をするためには「英語教育」が重要であり、地域に根差し、 地域に参画するために、岡崎市のこと故郷のことを知るよう心掛けるといった「心の醸 成」が必要であるということから、この三本柱である「環境教育」「英語教育」「岡崎の 心の醸成」を掲げて教育することを推進している。 なお、岡崎市では平成22年度より、特例校の指定を受け、小学校での英語活動を推 進しているが、これに至るまでの準備期間として以前より、三本柱の推進を検討してい たので、英語教育を取り入れたことは、平成23年度の新学習指導要領の改定によるも のではない。 ② 日本語教室が設置されている学校があるが、英語教育の推進の要因の一つなのか 日本語教室の設置については、特に英語教育の推進に関係はない。本宿小学校には、 ブラジル語、ポルトガル語という英語以外の言語が必要な子ども達がいる。県からの派 遣による2名の日本語教室担当の教師はいるが、これでは足りないため、市として、6 名の英語以外の言語に堪能な、日本語教室担当者の雇用をして、子ども達が日本語教育 に関われるようにしている。

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③ 小学校低学年では生活科を、中学年では総合学習の時間を削減しているが、環境 教育についてはどの様に取り組んでいるのか 基本的には、総合学習の時間を15時間程度削減して、あるいは、社会、理科等の他 の教科の時間に、環境教育を絡めて授業を行っている。 ④ 英語の教材として、小学校では自作ビデオ、中学校では副読本を使用しているが、 他に活用している教材はあるのか 岡崎市では、ALTを20名雇用しており、1年生から6年生まで指導している。こ の方々のアイディアを基に教材を用意し、様々な英語活動を行っている。 (3) (3)(3) (3)本宿小学校の英語活動について本宿小学校の英語活動について本宿小学校の英語活動について本宿小学校の英語活動について 本宿小学校では、英語に慣れ親しみ、伝え合う楽しさを知り、積極的に英語でコミュ ニケーションを図ろうとする子を目指し、児童の発達を踏まえ,音声言語を中心にした 体験的な活動を段階的に行っている。 段階を踏んだ学習として、低学年では体験を通して、英語に楽しく触れる子、中学年 では相手を意識し、英語に慣れ親しむ子、高学年では相手と英語で伝え合う楽しさを味 わう子を目標としている。活動内容としては、朝の帯時間に、市自作の英語DVDの継 続的な視聴を行い、ICT教材・教具の有効活用による、本宿小学校カリキュラムと担 任アレンジのプランでの授業や、担任・ALT・STの3人で行う All English の授業 を行っている。 これらを実施することより、外国語に親しみ,積極的にコミュニケーションを図ろう とする態度を養うことができるのではないか、また、児童の発達を考慮し,中学校の英 語学習を見通したカリキュラムの編成を行うことにより,英語によるコミュニケーショ ン能力の素地を効果的に育むことができるのではないかという思いで英語活動に取り組 んでいる。 (4) (4)(4) (4)本宿小学校への本宿小学校への本宿小学校への本宿小学校への質問事項について質問事項について質問事項について質問事項について ① 平成23年度より英語活動の研究発表を実施しているが、新学習指導要領の改定 が導入の要因となったのか。また、以前はどの様な学習方法で外国語活動を実施して いたのか 本宿小学校では、前校長の「これからの教育には、英語活動が必要である」という思 いから、平成12年度より徐々に英語活動を実施していた。子ども達が体験的な活動を 通じて、英語で伝える事の楽しさを、身を持って感じることを目標として、当時は市が 作成したビデオではなく、NHKの英語ビデオ等を活用し、給食の時間に視聴していた。 これを数年間実施した後、学期に1~2回程度のALTとの交流を通じ、子ども達が少 しずつ英語に慣れるような英語活動を実施していた。 ② 本宿小学校における、外国語活動の各学年の目当てと、中学校に向けての系統性 について 英語活動の各学年の目当てについて、低学年は、年間15時間(1単位時間30分) 「体験を通して、英語に楽しく触れる子」、英語での表現に興味や関心を持ち、進んで聞 こうとしたり、動作に表したりできること、中学年は、年間20時間、「相手を意識し、 英語に慣れ親しむ子」、表現やジェスチャーを交えて、あいさつなど簡単な会話ができる こと、高学年は、年間35時間、「相手と英語で伝え合う楽しさを味わう子」、相手の言 いたいことを聞きとろうとし、自分の思いを習った表現で伝えることができることとし

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ている。 また、中学校に向けての系統性については、 岡崎市の全ての小学校において、高学年のD VDに、中学校1、2年生の簡単な学習内容 を盛り込むこととしている。中学校に向けて、 子ども達の障害となるのは、文字である。文 字を学習することに対して、戸惑うことにな らないように、音と文字を結びつける教材を 活用している。今年度からの文字指導の教科 化を見据え、3年生から段階的に実施する方針 で、新たにカリキュラムを編成している。 ③ ALTは学校に常時勤務しているのか、また、その活用について 基本的に、ALTは、毎週火曜日と水曜日の2日間、8時から16時の非常時勤務と なっており、授業を行っている。 ④ 語学支援員(英語支援員)が配置されているが、その役割と勤務体制について STの重要な役割は、ALTと担任の連携を支援することである。勤務体制について は、授業がある時のみの時間給制である。 ⑤ 英語の授業における、ALT、ST、担任の分担について ALT、STは英会話のモデル、担任は、積極的に英会話をしようとしているモデル である。担任の重要な役割としては、授業についていけているのか心配な児童の傍で支 援をすることである。 3 33 3 現地視察について現地視察について現地視察について 現地視察について 本宿小学校4年生の3時間目の授業の視察を行った。ALT、ST、担任の役割分担 によるコミュニケーションを重視した授業であった。子ども達は、活発に英語活動に参 加しており、楽しみながら英語と触れ合っていると感じた。 ◎ ◎◎ ◎ 米原市米原市米原市 米原市 1 11 1 市勢について市勢について市勢について 市勢について 米原市は滋賀県東北部地域の中心に位置し、面積は250.46平方キロメートル(う ち琵琶湖の面積:27.36平方キロメートル)で、県土全体の6.23パーセントを 占めている。平成26年6月末現在の人口は、40,279人である。 日本百名山のひとつである伊吹山とその南には霊仙山がそびえ、総面積の 63 パーセン トを占める森林(森林面積:158.16平方キロメートル)にたくわえられた水は、 清流姉川や天野川となって地域を流れ、母なる琵琶湖に注ぐという、水と緑に包まれた 自然豊かな地域である。また、米原市には、伊吹山の花畑、姉川の清流、三島池のマガ モ、天野川などのホタル、鮎、醒井のハリヨと梅花藻など美しい自然があり、貴重な動 植物の宝庫である。気候は、日本海型気候で、冬季には北西の季節風と積雪がみられる。 湖岸部は年間の降水量が比較的少ない内陸性盆地気候であるのに対し、中山間部は 1 メートル前後の積雪のある県下有数の豪雪地帯であり、気候的にも変化に富んだ地域で ある。 伊吹山と醒井の居醒の水を舞台にしたヤマトタケル伝説や、古代豪族息長氏の舞台と

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なるほか、中山道と各宿場、平安時代の高僧・最澄、室町時代の大名佐々木道誉(京極 高氏)、戦国時代を代表する秀吉、三成などが活躍するなど歴史の舞台にも度々登場し、 数多くの史跡を残している。 2 22 2 公共交通公共交通公共交通につい公共交通についについについて・・・・て・・・・て・・・・て・・・・乗合タクシー導入の背景・経緯について乗合タクシー導入の背景・経緯について乗合タクシー導入の背景・経緯について乗合タクシー導入の背景・経緯について (1) (1)(1) (1)「まいちゃん号」について「まいちゃん号」について「まいちゃん号」について「まいちゃん号」について 「まいちゃん号」は、米原地域(JR 米原駅周辺)と近江地域(全域)を運航区域とし、 デマンド方式と呼ばれる完全予約制の乗合タクシーである。 「まいちゃん号」導入の背景・経緯について、米原地域では、平成13年度よりコミ ュニティバスの運行赤字額が年々増大し、公共交通空白地域への公共交通導入が地元の 要望であったが、慎重になっていた。実際のニーズをつかむため、「らくらく夢交通実現 のつどい」を開催し、視察研修や、意見交換を行い、「らくらく夢交通アンケート」や地 区別の「らくらく夢交通地域別ヒアリング」を開催した。平成16年9月に彦根米原線 廃止が決定した。このことから、彦根米原線の運行廃止への対応、公共交通空白地域に おける生活交通の確保が今後の課題となった。これに伴い、公共交通空白地域への対応、 高齢者や児童などの交通弱者のモビリティ確保、医療・商業施設などへの、アクセス利 便性の確保を基本方針として、新たな交通手段の導入の必要性が検討された。 サ ー ビ ス 領 域 の 検 討 に つ い て は 、 路 線 バ スと、タクシーのもつ輸送力と機動性の中間的な 輸送特性を有するサービスを基本としており、公 共交通空白地域から買い物、通院・通学、公共施 設などへのアクセスができること、高齢者や身体 障がい者、児童・生徒など、自由に自動車を利用 することが困難な交通弱者をはじめ、誰でも自由 に利用できることとし、STSや福祉バス、外出 支援サービスなどは、対象外としている。 運航方式の選定については、集落が点在しており、集落内を通る道路の幅員が狭いこ と、利用者のいない区間はショートカットし、目的地までの乗車時間の短縮を図り、利 便性を考慮し、出来る限り、目的施設へ直接移動ができるようにすること、無駄な便や 区間の運行はしないこと、運航経費の節減をすること等を勘案の結果、区域運行方式を 採用し、従来の路線バスとは異なり、予約状況に応じてルートが変動するピックアップ 運行というシステムにより、予約のある停留所間のみを最短距離で結ぶ、「まいちゃん号」 の導入となった。 (2) (2)(2) (2)「カモン号」について「カモン号」について「カモン号」について「カモン号」について 「カモン号」とは、山東地域(全域)と伊吹・米原地域の一部などを運行区域とし、 「まいちゃん号」と同様にデマンド方式と呼ばれる完全予約制の乗り合いタクシーであ る。一般のタクシー車両を使用しているが、路線バスと同様に、あらかじめ定められた 運航路線や運航時刻に合わせ、予約がある時だけ走る、いわば、「事前予約制の小型バス」 である。このため、同じ便に複数の人から予約があった場合は、乗り合わせで利用する こととなる。運行方式については、路線不定期運行方式を採用しており、従来の路線バ スと同じく、運航路線を定めているが、予約のあった停留所のみの運行を行う。なお、 乗客の人数により、ショートカット路線を通る場合は、運行路線を変更する場合がある。

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(3) (3)(3) (3)米原市合併後のバス・乗合タクシーの改革について米原市合併後のバス・乗合タクシーの改革について米原市合併後のバス・乗合タクシーの改革について米原市合併後のバス・乗合タクシーの改革について 米原市合併後の路線別の改革として、運航効率の悪い多和田線、藤川線、カモンバス を廃止して、乗り合いタクシーの導入を行った。その結果、多和田線の廃止が、まいち ゃん号の拡大に、カモンバスの廃止が、カモン号の導入に、藤川線の廃止が、カモン号 の拡大に繋がっていくこととなった。また、観光、通学、通勤路線の維持、長浜市との 広域路線の維持(市立長浜病院行)にも寄与している。 ●多和田線の廃止からまいちゃん号の拡大へ 1日当たりの平均利用者数 1便当たりの平均利用者数 多和田線 5.0 人/日~8.4 人/日 0.6 人/便~1.2 人/便 まいちゃん号 20.2 人/日 1.7 人/便 ●カモンバスからカモン号へ 1日当たりの平均利用者数 1便当たりの平均利用者数 カモンバス 7.7 人/日~12.7 人/日 1.5 人/便~2.5 人/便 カモン号 9.5 人/日 1.2 人/便 (4) (4)(4) (4)乗合タクシーの利用方法について乗合タクシーの利用方法について乗合タクシーの利用方法について乗合タクシーの利用方法について 乗合いタクシーは、利用の前に米原市役所各市民自治センター自治振興係で利用者登 録が必要である。完全予約制であり、利用予約は乗車希望便の出発時刻の30分前まで に行うこととなっている。場合により、複数の人との乗り合わせ利用になることもある。 (5) (5)(5) (5)運行概要等について運行概要等について運行概要等について運行概要等について 使用する車両については、基本は中型タクシー(定員5人)である。ただし、1台で 乗れない場合には、小型タクシー(定員4人)、中型タクシー、あるいは、ジャンボタク シー(定員9人)を追加運行し、対応している。運行時間帯は、6時台から19時台で あり、毎時0分、もしくは、30分の出発となっている。米原地域内から乗車する場合 は、JR 米原駅からの出発とし、近江地域内から乗車する場合は、JR 坂田駅からの出発と なっている。運行日は、平日、土曜日(日、祝祭日、年末年始12月30日~1月3日 は運休)であり、利用料金は、おとな(中学生以上)300円、こども(小学生まで) 150円であり、回数券(11枚)が3,000円で、こどもは半額である。なお、障 がい者及び介護者(1種障がい者への同伴者)については、半額となっており、乗車の 際に、手帳の提示が必要である。この回数券は、「まいちゃん号」、「カモン号」の共通利 用が可能である。 「カモン号」は、車両を小型化するという経緯から、小型バスを改造して完成した。 メリットとしては、イニシャルコストの低下、また、小回りが利くため、集落の中や、 狭い道にも対応できること、デメリットとしては、改造車両であるため、車両の耐久性 が乏しく、修繕費の経費がかかり、ランニングコストは低下していないことである。 バスの収入内訳として、以前は、収入については、10万円から20万円程度、支出 については主に人件費であるが、約2,000万円であり、収支のバランスが保たれて いなかった。このため、収入を上げ、支出を抑えたいという思いから、乗合いタクシー 「まいちゃん号」を導入することとなった。近江タクシーに連絡が入ると、「まいちゃん 号」はタクシーの駐車場(長浜営業所)から米原駅へ行き、そこから予約した停留所へ

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行く仕組みとなっている。タクシーの駐車場(長浜営業所)から米原駅までの所要時間 が30分であるため、30分前までの予約となっている。近江タクシーの車体に「まい ちゃん号」のマグネットのステッカーを貼ることにより、「まいちゃん号」として使用し ている。収入は、300円/回(1人)という料金体系であり、支出は、タクシーメータ ー料金となっており、300円を超える部分について、市が補填し、近江タクシーに支 払っている。「まいちゃん号」の導入により、市が補填する部分はあるが、以前の収支バ ランスからの大幅な改善がみられ、また、バス路線を維持することよりも効果が上がっ ている。 平成24年10月から平成25年9月の利用者数については、まいちゃん号(米原地 域) 10,769人、まいちゃん号(近江地域)6,430人、カモン号3,328人で ある。 どの路線も、徐々にではあるが、利用者は増加の傾向にある。ニーズとしては、「まい ちゃん号」は、利用者宅近くの停留所まで(自宅から目的地)が50パーセント、医療 機関が20.9パーセント、駅が10.5パーセント、公共施設が3.7パーセント、 商業施設等が14.9パーセントであり、「カモン号」は、利用者宅近くの停留所まで(自 宅から目的地)が45.8パーセント、医療機関が11.0パーセント、駅が19.2 パーセント、公共施設が18.4パーセント、商業施設等が5.6パーセントである。 このことから、廃止したコミュニティバス路線沿線の利用が圧倒的に多く、バスに代わ るものとして、乗合いタクシーを利用していることが分かる。 (6) (6)(6) (6)今後の課題について今後の課題について今後の課題について今後の課題について 今後の課題としては、利用者のニーズにあわせて、 いかに持続させていくのか、また、現状において、 バス、乗合タクシーの利用者は、運転免許を持って いない70歳以上の女性であるが、今後は免許保有 者が増加することが予想され、マーケットが縮小す るのではないかという構造的な問題があることにど う対応するのか、更に、地域のモビリティの確保を 地域自ら考え、育てる仕組みを確保し、検証、評価 をどの様な形で実施するべきかである。 (7) (7)(7) (7)質問事項について質問事項について質問事項について質問事項について ① デマンド導入以前の、各地域の主な移動手段について デマンド導入以前は、公共交通としては鉄道と路線バスが主な移動手段であった。 ② 各地域の特性に応じた、現在の運行内容を導入した経緯等について 乗合タクシー導入の背景・経緯についての事項に記載している。 ③ 事業を受けている近江タクシーの営業所規模について 近江タクシーは、彦根市に本社があり、事業所が滋賀県内10ヵ所あるタクシー会社 である。乗合いタクシーの車両は、長浜営業所から配車されており、タクシーは62台、 運転手は61人の規模である。 ④ 事前予約締め切りまでの時間(30分前)の問題点について 現時点では、問題はない。

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⑤ タクシー事業者との契約内容について タクシー事業者とは、運行契約書により契約をしており、目的、運行期間、利用者へ の PR 等について、毎年度契約更新を行っている。また、覚書として、運行維持費、補助 金の支払方法等の具体的な内容を明記している。 ⑥ 住民からの増設等要望の有無について(現在 150mごとの乗降所の設置)。また、 ドア to ドアや、自宅を乗降所とする要望の有無について 現状では、自宅を乗降所とする要望はないが、原則として、自治会の中で、どこに停 留所が必要かということを意見集約し、公共交通会議で協議し、停留所を増やしていく という仕組みとなっている。市民の方々には、公共交通というツールのひとつであると いう認識で行っているということでの理解を求めている。

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