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はじめに 日本の製造業においては 自動車産業が 一本足 と評される程の存在感を持っています そのため 今年の経済解析室の ひと言解説 でも 自動車関連産業の話題を何回か扱っています そこで これらの ひと言解説 の時系列を延長したうえで再編集し 改めて日本の自動車関連産業の状況を整理してみました 公

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(1)

2016年10月

経済解析室

日本の自動車関連産業の状況

2016年公表の自動車関連ひと言解説まとめ資料

(2)

はじめに

日本の製造業においては、自動車産業が「一本足」と評される程の存在感を持っていま

す。そのため、今年の経済解析室の「ひと言解説」でも、自動車関連産業の話題を何回か

扱っています。

そこで、これらの「ひと言解説」の時系列を延長したうえで再編集し、改めて日本の自動

車関連産業の状況を整理してみました。

公開日

テーマ

2016/1/3 《在庫》結果にコミット!? わずか5か月で20%減の輸送機械工業 2016/2/10 日米自動車生産指数の比較 2016/6/22 レンタカー、カーシェアリングが好調 2016/7/14 次世代自動車の普及が進む中で、リチウムイオン蓄電池「車載用」の生産が増加 2016/7/26 エコカー補助金制度の実施期以降の販売台数の動きは、実は三車種三様 2016/8/8 輸出比率の高い普通乗用車、輸出比率が劇的に低下している小型乗用車;乗用 車車種別国内生産台数の概観 2016/8/12 エコカー補助金、消費増税、軽乗用車の生産に与えた影響は? 2016/9/14 自動車部品の国内生産と米国・中国向け出荷との関係 1

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目次

1-①.乗用車 生産・出荷・在庫指数の推移 1-②.乗用車 国内生産台数の推移 1-③.軽乗用車 国内生産台数(2008年=100)の推移 2-①.乗用車 輸出比率の推移 2-②.自動車部品生産と米国/中国向け出荷 3ー①.輸送機械工業 現地法人の活動を含むグローバル出荷の推移 3-②.輸送機械工業 グローバル出荷の変動要因分解 3-③.輸送機械工業 出荷海外比率の推移 4ー①.日本と米国の「自動車・同部品」生産指数の推移 4ー②.米国向け出荷変動に対する国内要因と現地要因 5-①②.EV・PHVとリチウムイオン蓄電池(車載用) 5-③.リチウムイオン蓄電池の生産能力指数の推移 6-①.自動車小売業活動指数の推移 6-②.自動車販売台数(2008年=100)の推移 7-①~③.レンタカー、カーシェアリングの動向 8.自動車関連産業活動指数の推移 2

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1-①.乗用車 生産・出荷・在庫指数の推移

資料:経済産業省「鉱工業指数」から作成。 • 乗用車の在庫は、2014年4月の消費税増税後、大きく積み上がった。 • しかしながら、2015年3月以降、在庫は大幅に圧縮されている。 • 2016年7月の在庫指数は、2015年2月のピークから35%低下している。 • 生産・出荷指数は足下で上昇している。 117.8 76.2 60 70 80 90 100 110 120 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 2013 2014 2015 2016 鉱工業指数 「乗用車」生産・出荷・在庫指数の推移 生産 出荷 在庫 (2010年=100、季節調整済) (期/年) 消費税増税 35%減 3

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1-②.乗用車 国内生産台数の推移

• 「普通乗用車」の国内生産台数はリーマン・ショック後の2009年に大きく減少した。その後プラスに転じた が、年間500万台には届かない水準で推移している。 • 「小型乗用車」は減少基調で推移している。 • 「軽乗用車」は2012年から2014年にかけて増加したが、2015年はマイナスに転じている。 • 2014年には軽乗用車の生産台数が小型乗用車を逆転するほどの動きを見せていたが、2015年は軽乗 用車が減少したことから、両者の生産割合は半々となっている。 0 1 2 3 4 5 6 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (百万台) 普通乗用車 38% 42% 47% 52% 50% 62% 58% 53% 48% 50% 0% 25% 50% 75% 100% 2011 2012 2013 2014 2015 軽乗用車 小型乗用車 小型乗用車 軽乗用車 乗用車の国内生産の10年の動き 資料:経済産業省「生産動態統計調査」から作成。 軽・小型の生産割合の変化 (年) (年) 4

(6)

1-③.軽乗用車 国内生産台数(2008年=100)の推移

• 軽乗用車は「国内生産・国内向け商品」であるため、エコカー補助金や消費税増税といった、日本国内の 制度変更によって、国内生産に大きな影響が生じる。 • しかしながら、「追い風要因」が生産台数に及ぼした影響は一律ではない。1回目のエコカー補助金実施 期間(A)にはほとんど影響は見られなかったが、2回目の実施期間(C)では顕著に台数が増加した。 • 消費税増税という「向かい風要因」が生じているはずの期間(F)では、ごく初期には生産台数への影響 が見られなかったが、若干のタイムラグを伴って頭打ちとなり、半年後から減少し始めた。さらに、軽自動車 税増税という「向かい風要因」が重なり始めた期間(G)に入ると、減少トレンドが強まり、2016年第2四 半期には、2008年の生産水準を下回ることとなった。 (注)表の×印は、制度の実施されていない期間、制度 変更前をあらわす。補助金支給、税負担低減策は「追い 風要因」、税負担増は「向かい風要因」としている。 資料:経済産業省「生産動態統計調査」から作成。

軽乗用車の生産台数の推移

A B C D E F G

60 70 80 90 100 110 120 130 140 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ←エコカー 補助金→ ←エコカー 補助金→ 消費税 増税 軽自動車税 増税 ←エコカー減税 2008年=100 12か月後方移動平均 (月/年) 5

(7)

2-①.乗用車 輸出比率の推移

• 「普通乗用車」の輸出比率は、リーマン・ショック後の2009年に低下したが、その後回復し、近年は75% 超の水準で推移している。 • 「小型乗用車」は国内生産メーカーの海外現地生産への移行などを背景に、近年、輸出比率が急激に 低下している。 • 「軽乗用車」は日本独自の規格であるため、輸出比率が低い。 0% 25% 50% 75% 100% 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

「国内生産の乗用車」の「輸出比率」の推移

普通乗用車 小型乗用車 軽乗用車 資料:生産は経済産業省「生産動態統計調査」、輸出は日本自動車工業会「輸出調査」から作成。 (年) 6

(8)

2-②-a.自動車部品生産と米国/中国向け出荷(05~10年度)

• このバブルチャートは、例えばバブルが右下に動くと米国向け出荷が減少し、中国向け出荷が増加すること を意味し、バブルの大きさは国内生産の大きさを表している。 • 自動車部品の国内生産は、リーマンショックを境に大きく落ち込んだが、その要因は主に米国向け出荷の 減少であったと考えられる。中国向け出荷は、小幅に減少した2008年度を除いて増加している。 2005 2006 2007 2008 2009 2010 0 50 100 150 200 0 50 100 150 米国向け出荷 (2010年=100) 中国向け出荷 (2010年=100) ※バブルの大きさは 生産指数を2乗した値 自動車部品の国内生産と海外向け出荷(年度) 資料:経済産業省「鉱工業指数」「鉱工業出荷内訳表」から作成。 ※鉱工業出荷内訳表(2010年基準)のウエイトをみると、自動車部品の米国向け出荷は157.44、中国向け出荷は 182.13。上記グラフは、2010年を100とした指数値であり、それぞれの系列は基準時点の出荷水準が異なる点 に留意が必要。 7

(9)

2-②-b.自動車部品生産と米国/中国向け出荷(10~15年度)

• リーマンショック後について見ると、自動車部品の米国向け出荷は、国内生産と似た動きをしているが、中 国向け出荷は大幅な増減を繰り返し、ダイナミックな動きとなっている。 • 2013年度には、中国向け出荷が回復し、米国向け出荷も緩やかに増加したが、2015年度には中国が 明確な減少に転じた上、国内生産・米国向け出荷も減少するなど、足下は低調な動き。 2010 2011 2012 2013 2014 2015 60 80 100 120 140 160 180 80 90 100 110 120 米国向け出荷 (2010年=100) 中国向け出荷 (2010年=100) ※バブルの大きさは 生産指数を2乗した値 自動車部品の国内生産と海外向け出荷(年度) 資料:経済産業省「鉱工業指数」「鉱工業出荷内訳表」 ※鉱工業出荷内訳表(2010年基準)のウエイトをみると、自動車部品の米国向け出荷は157.44、中国向け出荷は 182.13。上記グラフは、2010年を100とした指数値であり、それぞれの系列は基準時点の出荷水準が異なる点 に留意が必要。 8

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3-①.輸送機械工業 現地法人の活動を含むグローバル出荷の推移

• 日本の製造業の国内拠点と海外拠点からの出荷を合計したグローバル出荷指数で、部品産業も含めた 日本の輸送機械工業の動向を確認してみると、リーマンショック発生後の2009年度、東日本大震災が発 生した2011年度に低下したが、2012年度以降は上昇傾向で推移している。 40 60 80 100 120 140 160 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

輸送機械工業 グローバル出荷指数の推移

資料:経済産業省 「グローバル出荷指数」から作成。 (2010年=100) (年度) 9

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3-②.輸送機械工業 グローバル出荷の変動要因分解

• 2012年度以降の輸送機械工業のグローバル出荷指数は、主に海外における日本の現地法人からの出 荷の増加によってプラスの伸びが続いている。 ▲ 20 ▲ 15 ▲ 10 ▲ 5 0 5 10 15 20 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

輸送機械工業

グローバル出荷指数の変動要因分解

海外出荷 国内出荷 輸送機械工業 (年度) 資料:経済産業省 「グローバル出荷指数」から作成。 (前年度比、%、%ポイント) 10

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3-③.輸送機械工業 出荷海外比率の推移

• グローバル出荷に占める「出荷海外比率(海外拠点からの出荷比率)」を製造業の業種別で見てみる と、輸送機械工業は他業種と比較して高い。 • 輸送機械工業の出荷海外比率は、2015年度は48.9%(ほぼ5割)と4年連続で上昇している。 11 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (%)

製造業 業種別 出荷海外比率の推移

輸送機械工業 電気機械工業 製造業 化学工業 はん用・生産用・業務用機械 それ以外の業種計 輸送機械工業 製造業 (年度) 29.9 26.4 18.4 31.5 48.9 15.1 資料:経済産業省 「グローバル出荷指数」から作成。

(13)

4-①.日本と米国の「自動車・同部品」生産指数の推移

• 2015年の米国の新車販売台数は1,747万台と15年ぶりに過去最高を更新し、メーカー別のシェアで は、日本車メーカー4社が10位以内にランクインした(米調査会社オートデータ調べ)。 • 米国における日本車販売は好調であるが、日本車メーカーの米国現地での生産が進んでいること等から、 日本の「自動車・同部品」生産指数を大きく引き上げる形までには至っていない。 40 60 80 100 120 140 160 180 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16

日米「自動車・同部品」生産指数の推移

(月/年) (2010年=100、季節調整済)

(注)1.米国はMotor vehicles and parts、日本は輸送機械工業(除.船舶・同機関、鉄道車両、航空機)を使用。 2.米国の公表値は2012年=100のため、2010年=100として計算。

資料:FRB「INDUSTRIAL PRODUCTION AND CAPACITY UTILIZATION」、経済産業省「鉱工業指数」から作成。

リーマン・ショック発生 東日本大震災

発生

日本 米国

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4-②.米国向け出荷変動に対する国内要因と現地要因

• 日系製造業の国内外の生産拠点からのグローバルな米国向け出荷を捉えることが可能な「日系製造業 の米国向け総供給指数」を見てみると、輸送機械工業は、主に「米国を含む海外における日本の現地法 人からの米国向け出荷」の増加によってプラスの伸びが続いていた。 • しかしながら、2016年第Ⅱ四半期は、主に「米国を含む海外における日本の現地法人からの米国向け 出荷」の減少によってマイナスに転じている。 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 ▲ 80 ▲ 60 ▲ 40 ▲ 20 0 20 40 60 80 米国を含む海外における日本の現地法人からの米国向け出荷 日本からの米国向け出荷(輸出) グローバルで見た米国向け出荷の伸び率 資料:経済産業省「鉱工業出荷内訳表」(試算値)、「海外現地法人四半期調査」、「グローバル出荷指数」から作成。 (期/年) (前年同期比、%、%ポイント) グローバルで見た輸送機械工業の米国向け出荷 変動要因分解 13

(15)

5-①.EV・PHVとリチウムイオン蓄電池(車載用)

• 次世代自動車の国内販売台数は増加傾向で推移している。 • 経済産業省が2016年3月にとりまとめた「EV・PHVロードマップ」では、次世代自動車のうち、EV (電気自動車)・PHV(プラグインハイブリッド自動車)の普及台数(保有ベース)を2020年に最 大で100万台とすることを新たな目標として設定している。 • EV・PHVの電源には主にリチウムイオン蓄電池が用いられる。 • リチウムイオン蓄電池の「車載用」と「その他」の生産数量及びシェアの推移を見てみると、「その他」が減少 傾向で推移する一方、「車載用」は増加しており、シェアも上昇している。 資料:経済産業省「生産動態統計調査」から作成。 単位:台 年度 2011 2012 2013 2014 2015 ハイブリッド車 631,335 857,240 1,015,356 950,294 959,376 プラグインハイブリッド車(PHV) 3,742 13,178 12,972 14,714 14,997 電気自動車(EV) 11,226 13,911 15,594 15,471 13,282 燃料電池車 0 0 0 102 494 クリーンディーゼル乗用車 11,861 55,513 78,384 100,070 154,121 658,164 939,842 1,122,306 1,080,651 1,142,270 資料:日本自動車工業会から作成。 次世代自動車の国内販売台数の推移 <生産数量> <シェア> 79,028 198,153 394,687 447,831 810,461 588,274 519,262 535,411 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000 2012 2013 2014 2015 車載用 その他 (年) (千個) 9% 25% 43% 46% 91% 75% 57% 54% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2012 2013 2014 2015 その他 車載用 (年) ①リチウムイオン蓄電池 「車載用」と「その他」の生産数量とシェア 14

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5-②.EV・PHVとリチウムイオン蓄電池(車載用)

• リチウムイオン蓄電池の「車載用」と「その他」の生産容量・金額及びシェアの推移を見てみると、容量、金 額ともに、「その他」が減少傾向で推移する一方、「車載用」は増加している。 • 生産容量・金額に占める「車載用」のシェアは、2014年に「その他」を上回る形に逆転している。 資料:経済産業省「生産動態統計調査」から作成。 598,089 925,638 0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 2012 2013 2014 2015 車載用 その他 (年) (103 Ah) 1,506,946 1,156,494 1,716,385 1,912,723 1,065,208 1,201,756 28% 44% 62% 61% 72% 56% 38% 39% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2012 2013 2014 2015 その他 車載用 (年) ②リチウムイオン蓄電池 「車載用」と「その他」の生産容量とシェア <生産数量> <シェア> 112,328 133,312 209,228 197,490 169,314 142,993 135,895 146,572 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 2012 2013 2014 2015 車載用 その他 (年) (百万円) 40% 48% 61% 57% 60% 52% 39% 43% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2012 2013 2014 2015 その他 車載用 (年) ③リチウムイオン蓄電池 「車載用」と「その他」の生産金額とシェア <生産数量> <シェア> 15

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5-③.リチウムイオン蓄電池の生産能力指数の推移

• リチウムイオン蓄電池の生産能力指数の動向を見てみると、2012年の98.0から、2015年は138.7と約 40%上昇している。 • 生産能力指数とは、各種設備をフル操業した場合の生産能力を指数化したものである。次世代自動車 の普及が進む中で、企業はリチウムイオン蓄電池の生産能力を増強し、スライド4-①、②で見たように「車 載用」の生産を増加させている。 98.0 96.6 106.4 138.7 80 100 120 140 2012 2013 2014 2015 (2010年=100) (年) 資料:経済産業省「生産動態統計調査」から作成。

リチウムイオン蓄電池の生産能力指数の推移

16

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6-①.自動車小売業活動指数の推移

• 第3次産業活動指数で、2006年以降の自動車小売業活動指数の推移を見てみると、主な2回のエコ カー補助金制度が実施された期間中(注)は、ともに指数が急上昇し、その後大きく落ち込むという現象 が生じた。 • エコカー補助金による変動の大きさは、2014年4月の消費税増税を挟んだ、駆け込み需要と反動減の変 動よりも大きかった。 資料:経済産業省「第3次産業活動指数」から作成。 注) 紫色のシャドー部分は、主なエコカー補助金制度の実施期間(期間は新車登録又は新車届出を行う日付を基準) 1回目:2009年4月10日~2010年9月7日まで 2回目:2011年12月20日~2012年9月21日まで ※エコカー補助金制度は、補助対象範囲や補助金額等は異なるが、平成28年度も「クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金(CEV補助金)」 として実施されている。 70 80 90 100 110 120 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (2010年=100、 季節調整済)

第3次産業活動指数の自動車小売業の推移

2014年4月 消費税増税 17

(19)

6-②.自動車販売台数(2008年=100)の推移

• エコカー補助金の影響を最も大きく受けたのは、助成額が大きかった「普通車」であった。2回目の補助実 施後や消費税増税後に落ち込むこともあったものの、2016年は再び上昇傾向となっている。 • 「小型車」は消費税増税後に販売台数が減少し、水準は低いまま推移している。 • 「軽乗用車」は1回目の補助金制度の影響はあまり見られなかったが、2回目では販売台数が急増し、 2014年まで伸びていた。しかしながら、2015年の軽自動車税増税を転換点に急減し続けている。 60 70 80 90 100 110 120 130 140 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 自動車販売台数の推移(車種別) 普通車 小型車 軽乗用車 商用車 (2008年=100、 12か月後方移動平均) A B C D E F G 普通車 30.1% 小型車 25.8% 軽乗用 車 27.8% 商用車 16.3% 普通車 22.1% 小型車 30.9% 軽乗用車 31.3% 商用車 15.7% 2009年(1~6月)平均 2016年(1~6月)平均 車種別販売台数シェア A B C D E F G 1回目(※) 1回目後(※) 2回目(※) 2回目後(※) 消費税増税前 消費税増税後 2015年以降 普通車 小型車 軽乗用車 商用車 各期間における自動車販売台数の動向(車種別) 期間 車種 注)紫色のシャドー部分は、主なエコカー補助金制度の 実施期間。 資料:日本自動車販売協会連合会、 全国軽自動車協会連合会公表値から作成。 18

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7-①.レンタカー、カーシェアリングの動向

• 特定サービス産業動態統計調査によれば、2015年の「自動車レンタル業(個人向け)」の売上高は 992億6,100万円と前年比4.9%、契約台数は642万5,183台と同5.6%増加した。 • 第3次産業活動指数をみると、「自動車レンタル業(個人向け)」活動指数は上昇傾向で推移してい る。 • 需要側から、総務省の家計調査で、1世帯あたりの「レンタカー・カーシェアリング料金」の支出額の動向を 確認してみると、2014年以降増加している。 100.0 100.5 101.3 102.9 103.2 107.7 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (2010年=100) (年) 資料:経済産業省「第3次産業活動指数」から作成。 「自動車レンタル業(個人向け)」活動指数の推移 1,161 943 1,101 970 1,239 1,537 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (円) (年) (注)総世帯ベース。 資料:総務省「家計調査」から作成。 1世帯当たり「レンタカー・カーシェアリング料金」 支出額の推移 19

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7-②.レンタカー、カーシェアリングの動向

• 「自動車レンタル業(個人向け)」は好調に推移し、1世帯あたりの「レンタカー・カーシェアリング料金」は 増加しているが、この背景の一つとして、都心部を中心に自動車普及率が低下していることが挙げられる。 • 総務省の全国消費実態調査によれば、2014年の自動車普及率(2人以上世帯、1000世帯当た り)は84.8%と、5年前と比較して▲0.7%ポイント、10年前と比較して▲1.4%ポイント低下している。 • 都道府県別では、東京都、大阪府の低下幅が大きく、特に東京都区部では10年前と比較して▲6.4% ポイント低下している。 40 50 60 70 80 90 100 全 国 北海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 ( 東 京 都 区 部) 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 2004年 2009年 2014年 (%) ▲ 8 ▲ 6 ▲ 4 ▲ 2 0 2 4 6 全 国 北海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 ( 東 京 都 区 部) 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 2004年→2014年変化幅 (%ポイント) (注)二人以上の世帯ベース。1000世帯当たりの普及率。 資料:総務省「全国消費実態調査」から作成。

都道府県別に見た自動車普及率の変化

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7-③.レンタカー、カーシェアリングの動向

• 一般社団法人自動車工業会の「2015年度乗用車市場動向調査」によれば、自動車の今後の買替え・ 保有意向について、「自動車の保有をやめる予定」と回答した率は上昇している。特に、首都圏・中心部 における上昇幅が大きい。 • 国土交通省によれば、レンタカー型カーシェアリング(※)は、事業者数、車両数、貸渡拠点数とも年々 増加傾向にある。 ※「レンタカー型カーシェアリング」とは、道路運送法第80条第2項の許可を受け、会員制により特定の借受人に対して、自家用自動車を業として貸渡す ことをいう。 19 18 28 29 7 7 5 5 66 66 63 55 8 9 5 12 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2013 2015 2013 2015 自動車の保有をやめる予定 買い替える時期は未定 それ以降に買替える予定 今後5年以内に買替える予定 (年度) 全体 n=3551 首都圏・中心部 n=181 資料:一般社団法人自動車工業会「2015年度 乗用車市場動向調査」から作成。 33 56 82 174 246 292 550 2,379 4,566 7,638 10,776 12,686 385 1,748 3,657 5,446 6,812 8,078 0 50 100 150 200 250 300 350 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 事業者数(右軸) 車両数 貸渡拠点数 (車両数) (貸渡拠点数) (事業者数) (年月) 資料:国土交通省

レンタカー型カーシェアリングの推移

自動車の今後の買替え・保有意向

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8.自動車関連産業活動指数の推移

• 自動車に関連するサービス7業種から作成した「自動車関連産業」活動指数は、2013年以降低下して いる。 100.0 95.4 101.8 100.5 97.8 96.6 92 94 96 98 100 102 104 2010 2011 2012 2013 2014 2015 「自動車関連産業」活動指数の推移 (2010年=100) (年) 資料:経済産業省「第3次産業活動指数」から作成。 2011 2012 2013 2014 2015 ▲ 6.0 ▲ 4.0 ▲ 2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 第3次産業活動指数の再編集系列「自動車関連産業」の 内訳業種の前年比寄与度 自動車整備業 駐車場業 燃料小売業 自動車小売業 自動車レンタル業(個人向け) 自動車レンタル業(法人向け) 道路施設提供業 自動車関連産業 (2010年=100) (年) 22

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お役立ちミニ経済解説 (by.経済解析室)

経済産業省大臣官房調査統計グループ

経済解析室

参照

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