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新生児に対するリハビリテーションスタッフによる介入の実態調査

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Academic year: 2021

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(1)理学療法学 第 45 巻第 2 号 97 ∼ 105 頁(2018 近畿圏内における新生児に対するリハ介入の実態調査 年). 97. 研究論文(原著). 新生児に対するリハビリテーションスタッフによる 介入の実態調査* ─近畿圏内の NICU における現状と課題─. 飛 田   良 1)# 園 田 悠 馬 1) 谷 口 匡 史 1)2) 前 川 昭 次 1) 越 田 繁 樹 3). 要旨 【目的】NICU におけるリハビリテーションスタッフによる介入(以下,リハ介入)の現状と課題について 調査する。 【方法】近畿圏内の周産期母子医療センター 62 施設・各 2 診療科(新生児科・リハ科)に対しア ンケート調査を行った。 【結果】全体回答率 55.6% で,リハ実施率は新生児科 74.4%,リハ科 86.7% であった。 多種多様な疾患を対象とし,介入内容はポジショニングが各々最多を占めた。非実施の理由として,新生 児科は,対象患者がいない,自施設の役割ではない等の問題を挙げた一方で,リハ科は,専門性が高く人 員・技術不足などの問題を挙げた。リハ介入の必要性がないと回答したのは新生児科で多かった(60% vs 25%) 。 【結論】NICU のリハ介入率は高く,近年の障害の重度化および多様化に対し相応の介入で対応して いた。しかし,非実施施設では介入の必要性がない理由として,専門性が高い領域と認識されており,人 材等の課題が明らかとなった。 キーワード 新生児,リハビリテーション,近畿圏内,NICU,現状と課題. 満)は,脳室周囲白質軟化症や脳室内出血,慢性肺疾患. はじめに. などを発症しやすく,神経学的予後不良の危険性を有す 3). 4).  我が国における周産期・新生児医療は,近年さらなる. る. 進歩を遂げ,新生児死亡率は世界保健機関 WHO 統計. よると,1990 年度に出生した超低出生体重児は,3 歳時. 2015. 1). によると,出生 1,000 に対し 1 人(0.1%)とシン. 。1995 年に行われた厚生労働省心身障害研究. に. 調査で 14.1% が精神運動発達遅滞を合併していると報告. ガポール,アイスランドなどと並び,新生児死亡率の低. されている。. さでトップを走り続けている。一方,救命率の向上によ.  このような背景から,近年早産児に対するリハ介入を. り,在胎 37 週未満の早産児は増加傾向にあり,出生体. 中心とした早期介入プログラムが新生児特定集中治療. 重 2,500 g 未 満 の 児 の 割 合 は 1980 年 の 5.2% か ら 2000. 室:Neonatal Intensive Care Unit(以下,NICU)など. 2). 。特に,極低出生体重. で行われ,幼児期の認知および運動項目に対し肯定的な. 児(1,500 g 未満)あるいは超低出生体重児(1,000 g 未. 影響を及ぼし,特に認知的効果は就学前まで持続するこ. 年にかけて 9.6% に増えている. *. A Survey on Rehabilitation Staff’s Interventions for Newborn Infants: Current Status and Issues in the Neonatal Intensive Care Unit in the Kinki Area 1)滋賀医科大学医学部附属病院リハビリテーション部 (〒 520‒2192 滋賀県大津市瀬田月輪町) Ryo Tobita, PT, Yuma Sonoda, OT, PhD, Masashi Taniguchi, PT, MSc, Shoji Maegawa, PT: Rehabilitation Unit, Shiga University of Medical Science Hospital 2)京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 Masashi Taniguchi, PT, MSc: Human Health Sciences, Graduate School of Medicine, Kyoto University 3)滋賀医科大学総合周産期母子医療センター Shigeki Koshida, MD, PhD: Perinatal Center, Shiga University of Medical Science Hospital # E-mail: [email protected] (受付日 2017 年 6 月 20 日/受理日 2017 年 12 月 13 日) [J-STAGE での早期公開日 2018 年 2 月 2 日]. とが海外のシステマティックレビューにて明らかになっ た. 5)6). 。また国内でも,相良ら 7) が NICU 入院時から. の早期予防的リハが運動発達遅延の回避に有効であると し,家族の児へのかかわりや在宅での生活のイメージ化 につながり,スムースな在宅移行支援に役立つことを報 告している. 8). 。.  しかしながら,本邦において NICU 入院中に行われ ているリハ介入の実態を調査した文献は乏しく,リハ介 入における実態(対象疾患,介入内容,専従・専属ス タッフ数,依頼・実施件数)は不明瞭な点が多い。さら に,これらの NICU におけるリハ介入の実態を“需要.

(2) 98. 理学療法学 第 45 巻第 2 号. と供給”の側面から明らかにすることは,社会的かつ臨. には,学術的公表を予定している旨も記載した。なお,. 床的にも意義深い。. 本研究を実施前に滋賀医科大学倫理委員会の審査・承認.  そこで,本研究の目的は,総合周産期医療センターま. を得ている(承認番号:28-022)。. たは地域周産期母子医療センターの NICU で行われて いる新生児に対するリハ介入の実態を調べ,新生児科 (需要)とリハ科(供給)の両者におけるリハ介入の現 状と課題を明らかにすることである。 対象と方法 1.対象  平成 27 年度に厚生労働省母子保健課が定めた,NICU 病床を有する総合周産期医療センター(以下,総合)と. 3.データ解析  集計した結果の平均と標準偏差を求めた。また,数と パーセンテージ(%)で表記した。割合に対して,χ 二 乗検定を行った。自由記載に関してはカテゴリー化し表 記した。なお,統計ソフト SPSS ver.22 を用いて,有意 水準を 5%とした。 結   果. 地域周産期母子医療センター(以下,地域)のうち,近.  有効回答率は,両診療科合わせて 55.6%(124 件中 69. 畿圏内の総合(15 施設)と地域(47 施設)の計 62 施設. 件)であった。その内,各部署からの回答数は,新生児. で,新生児科またはリハビリテーション科(以下,リハ. 科 62.9%(62 施設中 39 施設),リハ科 48.4%(62 施設. 科)の両診療科を対象とする合計 124 部署である。アン. 中 30 施設)と,新生児科からの回答が多かった。平均. ケートの回答者については,両診療科ともに部門を管轄. 病床数(新生児科の回答)は,8.6 ± 5.7 床(総合:13.5. する者とし,新生児科は医師に,リハ科は医師またはリ. ± 5.5 床,地域:6.3 ± 4.3 床)で,年間平均入院患者数. ハ関連職と指定した。なお,両診療科がない施設は調査. は 222.1 ± 146.1 例(総合:353.5 ± 134.6 例,地域:155.8. 対象外とした。. ± 105.5 例)であった。院内所属のリハスタッフ数(リ ハ科の回答)は,PT が 15.9 ± 6.8 名(7 ‒ 31),OT が 5.3. 2.方法. ± 2.8 名(0 ‒ 12),ST が 3.3 ± 1.9 名(0 ‒ 7) で 構 成 さ.  調査期間は,2016 年 10 月∼ 11 月の 2 ヵ月間とした。. れていた。リハ実施施設の内,NICU のみを担当する専. アンケートの調査票は,新生児科とリハ科の 2 種類を作. 従スタッフを置いているのは 2 施設(PT:1 名,OT:. 成した。内容は,以下の通りである。. 1 名)のみであり,小児科と NICU を兼務するスタッフ. A. 基本情報(新生児科):施設種類,認定病床数, 年間入院数,スタッフ数(医師,看護師) A’. 基本情報(リハ科):施設種類,スタッフ数(院 B.. を置いている施設は 3 施設(PT:1 ‒ 2 名)であった。 その他,成人患者と NICU を兼務するスタッフを置い ている施設は 25 施設(PT:2.2 ± 3.0 名(0 ‒ 16) ,OT:. 内所属,NICU 専従または兼務). 0.4 ± 1.0 名(0 ‒ 5),ST:0.7 ± 1.4 名(0 ‒ 5))であり,. リハ内容(実施施設より回答):件数,内容,依. PT スタッフ全員が NICU を兼務している施設(16 名). 頼・介入の時期,院内カンファレンス,地域連携,. もあった。. 退院後フォローアップ・外来リハ,リハ・マニュ C.. D.. アルなど. 1.リハ実施施設の実態(表 1). リハの必要性(非実施施設より回答):必要性の.  リハ実施率は,新生児科の 74%(29 施設)に対し,. 有無とその理由,過去の依頼の有無,今後の依. リハ科は 87%(26 施設)であった。各施設で介入が開. 頼 / 介入の予定について. 始された時期(リハ科の回答)は,平均 13.1 ± 8.1 年前. 自由記載:新生児リハについて. であり,内訳は,10 ∼ 19 年前からがもっとも多く(8.   ま た, こ こ で い う「 リ ハ 」 の 定 義 は, 理 学 療 法 士. 施設),次いで 1 ∼ 4 年前から(6 施設) ,5 ∼ 9 年前か. (Physical Therapist;以下,PT) ,作業療法士(Occu-. ら(3 施設),20 年以上前からと 2016 年からが各々 1 施. pational Therapist;以下,OT) ,言語聴覚士(Speech. 設, 無 記 名 が 20 施 設 で あ っ た。 年 間 の 依 頼 件 数 は,. Language Healing Therapist;以下,ST)などのリハ. 30.7 ± 53.3 例(2 ‒ 248)と施設によって差があった。新. スタッフが行うものであり,看護師などの他職種によっ. 生児科医師が依頼を出すタイミング(新生児科の回答). て実施される行為は含まないと定義した。また,「退院. は,全身状態が安定した後が 19 施設ともっとも多く,. 後のフォローアップ」については,リハを行わず発達評. 次いで,随時リハに相談が 13 施設,入院(出生)直後,. 価・指導のみ行うものと定義した。倫理的配慮として,. その他(抜管前後)が各々 1 施設であった。表 1 に示す. アンケート用紙と返信用封筒とともに本研究の説明書を. ように,リハ介入の対象となるおもな疾患は,脳原性疾. 送付し,アンケートの回答をもって,調査の主旨に同意. 患,遺伝疾患・奇形症候群,早産・低出生体重児の順に. を得られたものとする旨を表記した。また説明書の内容. 多かった。その他,呼吸器疾患,脊髄髄膜瘤,循環器疾.

(3) 近畿圏内における新生児に対するリハ介入の実態調査. 99. 表 1 リハ実施施設の実態. リハ実施率. 新生児科 (回答施設 39). リハ科 (回答施設 30). P-value. 29/39 施設(74%). 26/30 施設(87%). 0.208. (実施施設 29). (実施施設 26). 25(86%). 20(77%). 対象疾患 †  脳原性疾患. 0.373.  遺伝性疾患・奇形症候群. 22(76%). 19(73%). 0.813.  早産低出生体重児. 21(72%). 17(65%). 0.573.  呼吸器疾患. 14(48%). 12(46%). 0.875.  脊髄・髄膜瘤. 8(28%). 7(27%). 0.956.  循環器疾患. 3(10%). 9(35%). 0.030 ‡.  腹部外科疾患. 2(7%). 2(8%). 0.910. 0. 2(8%). 0.128.  その他 リハ内容 †. 依頼. 介入.  ポジショニング. 21(72%). 25(96%). 0.195.  発達的評価・支援. 19(66%). 22(85%). 0.105.  呼吸理学療法. 15(52%). 16(62%). 0.464.  哺乳評価・支援. 11(38%). 10(38%). 0.368. 2(7%). 4(15%). 0.313.  その他 病棟カンファレンスへの参加. 11(38%). 15(58%). 0.143. 発達フォローアップ. ―. 11(42%). ―. 外来リハ. ―. 14(54%). ―. † 複数回答可,‡ p < 0.005(χ 2 検定). 患,腹部外科疾患などがあったが,循環器疾患のみ有意. 2.リハ非実施施設の実態(表 2・3). にリハ科が多く対応していた(3% vs 10%) 。依頼・介.  リハ非実施率は,新生児科で 26%(10 施設),リハ科. 入内容についても,両者ともに同様のものであり,ポジ. で 13%(4 施設)であった。両者を比較すると,統計学. ショニング,発達的評価・支援,呼吸理学療法の順で多. 的有意差はないが,非実施率の高い新生児科からは,リ. か っ た。 そ の 他 の 依 頼・ 介 入 内 容 と し て,NIDCAP. ハ科よりも多くリハ介入の必要性がないと回答したが. (Neonatal Individualized Developmental Care assess-. (60% vs 25%) ,今後の介入を予定していると答えた施. ment Program) ,看護師・家族指導,関節可動域訓練・. 設は,むしろリハ科よりも多い傾向がみられた(40%. 指導などが挙げられた。リハスタッフの病棟カンファレ. vs 25%)。リハ科では半数が過去に介入を依頼されてい. ンスへの参加率(新生児科から回答)は 37.9%(11 施設). た。リハ科の 1 施設で,人員不足により現状では対応が. であり,カンファレンスの名称は,NICU・GCU カン. 困難であるが,今後の介入を検討しているとのことで. ファレンス,リハカンファレンス,病棟カンファレンス. あった。. などであった。カンファレンスの開催頻度は,不定期開.  リハ介入が必要でないと答えた理由について(表 3). 催が 4 施設,定期開催が 7 施設(週 1 回:4 施設,月 1 回:. は,新生児科からは,「対象者がいない」,「病院・施設. 2 施設,年 1 回:1 施設)であった。退院後にリハによ. の機能としての役割ではない(Developmental Care,. る発達評価・指導を行うハイリスク児フォローアップ. 高度なリハ介入)」などのハード面での問題を挙げた一. (リハ科からの回答)は 42.3%(11 施設)と半数以下で. 方で,リハ科からは,「現状では人員不足により困難」. あったのに対し,外来リハの実施率は 53.8%(14 施設). や「対応する能力・技術が不足している」などのマンパ. と半数以上であった。施設独自の新生児リハ・マニュア. ワーの問題を挙げた。. ルを作成しているのは,3 施設(11.5%)であった。地 域の小児リハ施設との連携については,13 施設(50.0%). 3.自由記載(表 4 ∼ 7). が連携を行っていると答え,連携内容は,情報連絡票の.  両診療科からの回答内容をカテゴリー化することで,. 送付(8 施設)がもっとも多く,その他,定期カンファ. 新生児科を現状(チーム医療連携・対象疾患・介入内. レンスの開催,共同の勉強会の開催,施設訪問や不定期. 容)と課題(介入内容についての要望・人員 / 技術不. の勉強会開催などが挙げられた。. 足・他職種からの理解・保険点数・エビデンス・その.

(4) 100. 理学療法学 第 45 巻第 2 号. 表 2 リハ非実施施設の実態. 非実施率. 新生児科 (回答施設 39). リハ科 (回答施設 30). P-value. 10/39 施設(26%). 4/30 施設(13%). 0.208. (非実施施設 10). (非実施施設 4). 必要性がない. 6(60%). 1(25%). 0.237. 過去に介入を依頼した / 依頼 があった. 3(30%). 2(50%). 0.480. 今後依頼する / 介入する予定 がある. 4(40%). 1(25%). 0.597. 表 3 必要性について(非実施施設より) (新生児科) • 対象者がいない • 病院・施設の機能としての役割ではない(Developmental care,高度なリハ介入など) • 産婦人科が撤退し,現在小児科常勤医師が 1 名のみで,新生児の診療を停止している • 当院では不要な症例がほとんどで,超重症児には適宜お願いしている • 症例がおらず,他に専門周産期センターがある (リハビリテーション科) • 呼吸リハの需要はあるが,リハとしてそれに対応する能力(技術面など)が不足している • 今後,依頼があれば介入を検討する予定だが,現状では人手不足により困難 • NICU がない,リハ依頼自体がない                     一部改変. 表 4 自由記載(新生児科・現状) ―新生児科・現状― (チーム医療連携) • 周産期医療を担う大切なメンバーと思っている • 外来リハにつないでもらいとても助かっている • リハをするのがあたり前になっている,積極的に介入する必要はある • 長期入院を強いられる未熟児・新生児にとって看護ケアと同等にとても必要なこと • どの段階でも医療だけでなく,総合的サポートを続けることが重要 (対象疾患) • 染色体異常や筋疾患,低酸素性虚血性脳症などの基礎疾患のある児に対する言語聴覚士による経口哺乳練 習,正確な評価の有効性を日々実感する • 急性期を脱したが紹介元へ転院できない重症例や人工心臓術後例には介入している • 当院は心血管系の N/PICU を一体し運用しているため,担当理学療法士は新生児期∼乳児期で重症心不全 や手術,人工心臓が必要な症例を担当している (介入内容) • ポジショニングや筋緊張の評価などを専門的視点から指導し,非常に助かっている • 関節拘縮予防,正常動作促進,両親へフィードバック,発達遅滞を早期発見できる • 平成初期からはじまり,呼吸リハやポジショニングなど,バリエーションが増加       一部改変. 他)に,リハ科を現状(意義・介入内容)と課題(介入. における新生児に対するリハ介入の現状について調査. 内容・人員 / 技術不足・地域連携・効果判定・医療制. し,各施設の介入開始時期や対象疾患および依頼・介入. 度)に分類することができた。. 内容を明らかにした。介入開始時期(リハ科からの回答). 考   察. は,平均 13.1 ± 8.1 年前で,10 ∼ 19 年前から開始して いる施設がもっとも多かった(8 施設)。新生児科から. 1.新生児に対するリハ介入の現状. の依頼とリハ科で実際に介入対象となっている疾患は,.  我々は,本研究により,多施設の周産期医療センター. 両診療科ともに脳原性疾患がもっとも多く,次いで早.

(5) 近畿圏内における新生児に対するリハ介入の実態調査. 101. 表 5 自由記載(新生児科・課題) ―新生児科・課題― (介入内容についての要望) • 人工換気症例に対する呼吸リハと,拘縮予防のリハが全員にできるとよい • 前勤務先では,早産児の退院前にリハと相談してから発達支援を行っていた • 新生児期でも,排痰障害のある児に対し介入すべき • リハ適応を考える場合,カンファレンス等で情報共有を行う必要がある (人員・技術不足) • リハができる理学療法士が限られており,できない理学療法士には依頼しない • 小児リハ自体が特殊扱いされており,特に新生児リハは専門がいない • ポジショニングなどにも介入してほしいが,スタッフ数が少なく現状では困難 (他職種からの理解) • 呼吸リハやポジショニングなどを行ってほしいが,看護師が必要性を感じていない (保険点数) • リハを途切れなく継続することが大切だと思うが,保険点数がとれないことが残念 (エビデンス) • 予後との関連など,まだまだデータが不足していると思うが,今後の発展を望む (その他) • 急性期に突発的な事象が起きなかった早産児でも,胎外環境に適するために,胎内でなら受けていない刺 激を常時受けてしまうため,本当に胎内であれば発達ができていたのかが判断し難い • 本来のリハに相当するものではないため,名称は変更した方がよい             一部改変. 表 6 自由記載(リハ科・現状) ―リハ科・現状― (意義) • 胎外環境に適応し発達していく過程を自然な形で迎えられるよう手助けする非常に重要なもの • 家族に児の状態や能力について理解してもらい,良好な親子関係を築いてもらう手助けになる • 正常児にはない動きや過敏性への日々の対応が成長発達によい影響を与えるようにと考えている • 小児科フォローで問題を指摘され,リハが開始となる場合,向きグセ,筋緊張の左右差,短縮,アライメ ントの崩れがみられるため,入院時からの早期介入・指導により問題の軽減,その後のリハを円滑に行う ことができる (介入内容) • 早期介入で児の状態・動き・環境などを知ることができ,慣れや相互作用などを母親に伝え,児と触れ合 うことでコミュニケ―ションを図り,療育施設や地域の介入が必要なときは,比較的早くなら理解が得ら れ,療育へとつなげることができる • 退院後は適切な時期までフォローし,必要に応じて療育園へ紹介または訪問リハへ紹介している • 他院からリハを実施していない場合,ご両親と児とのかかわり方を説明し,理解を得ている • 整形外科からの依頼で関節拘縮に対するストレッチの指導を実施している,それ以外では未介入 • 依頼件数は多くないが,小児センターや外来で理学療法士がフォローするようにしている。作業療法士 / 言語聴覚士が実施できないため,必要があれば他施設紹介・フォロー開始までを担当 一部改正. 産・低出生体重児,遺伝疾患・奇形症候群,呼吸循環器. 象疾患の多くがそれと一致しており,多種多様な疾患に. 疾患が続き,実施施設のほとんどがこれら多種多様な疾. リハが対応している現状が明らかになった。介入内容. 患群を対象としていることが明らかとなった。近年の周. は,新生児科からの依頼内容,リハ科で実際に行われて. 産期・新生児医療の進歩により,早産児の出生が増加傾. いる介入内容ともに,ポジショニング,呼吸理学療法,. 向にあり,障害の重度化および多様化が進み,リハを必. 発達的評価・介入が各々過半数を占めていることが明ら. 要とするおもな新生児疾患は,神経系疾患,染色体・先. かになった。. 天奇形系疾患,呼吸循環器系疾患,早産・低出生体重児.  本邦における新生児に対するリハスタッフによる介入. 9). などと拡がっている 。本研究結果から得られたリハ対. は,’80 年代後半にはじまって以降,’90 年代には De-.

(6) 102. 理学療法学 第 45 巻第 2 号. 表 7 自由記載(リハ科・課題) ―リハ科・課題― (介入内容) • 直接的介入効果よりも,Family Centered Care や発達予後に影響を与える目的で介入すべき • 病態に応じたリハだけでなく,児と両親とのかかわりをよりよいものにしたい • 生命の維持が第一に求められる中,ミニドクター化せず,発達の観点をもって社会にいかに適応していくか, 諦めなければならないこと,わずかでもある可能性を信じること,広い柔軟な価値観をもって対応すべき • 未熟児は長期にわたる安静臥床を強いられるため,適切な時期に必要性の評価・介入を行うべき • 呼吸器疾患や関節拘縮が主だが,発達のアプローチなども可能な限り早期から介入できればよい • 重症児に早期から障害予防を行う,早期退院のため児とのかかわり方や排痰指導を行う必要がある (人員・技術不足) • 早期介入は非常に重要と考えるが,スタッフの専門性が必要なので,なかなか人材がいない • 専門的な知識・技術がないため,研修会への参加や実践施設への見学が必要である • 研修会への参加や施設見学が容易に行えるようなネットワークがあれば幸い • 依頼があれば,スタッフ教育を実施し,それに対応していきたい (地域連携) • 施設間での連携が少ない • 退院後から療育園への移行期間に空きがある (効果判定) • 治療の効果判定が難しい (医療制度) • 療育・地域までの介入がなくても,発達が遅くて不安な母親もいるため,早期介入・フォローアップの必 要性があると思うが,現在の医療では,リハの役割や行政がついてこれず,立ち遅れ状態だと思う 一部改正. velopmental Care の概念が普及し,早産児や病児に対. の治癒だけでなく,発達に焦点をあてた介入の重要性が. して発育発達を阻害する因子を取り除き,過剰刺激から. 認識されていることが明らかになった。3 つ目の呼吸理. 児を保護し,神経行動学的発達を促すケアが実践されて. 学療法は,肺でのガス交換の改善,気道クリアランスの. いる. 10). 。その中で,特にポジショニングは,代表的な. 改善,無気肺の予防などを目的としている. 14). 。しかしな 15‒17). もののひとつであり,NICU に入院したすべての児を対. がら,呼吸理学療法の治療効果を論じた臨床研究. 象とし,特に早産により成し得なかった胎内環境におけ. がある一方で,体位排痰法によると考えられる脳障. る屈曲正中位姿勢をつくり出すことで,安静保持や筋緊. 害. 張の改善を図るものである。それにより,側弯・変形の. ており,ガイドライン. 10). 18). や肋骨骨折 19)20)などの重篤な合併症が報告され 14). 上では,新生児特に低出生体. 。本研. 重児では,患児病態生理の特殊性と手技の危険性をよく. 究結果で,ポジショニングがもっとも多くの施設で取り. 理解した熟練者が行うことを推奨しており,呼吸理学療. 入れられていることは,その重要性が広く認識されてい. 法の実施にあたっては,十分に注意が必要とされてい. ることを示唆している。2 番目に多かったリハスタッフ. る。ポジショニングに比べて実施施設割合が低い結果. による介入は,評価を含めた発達的評価・支援であっ. は,各施設での呼吸理学療法の実施に対して慎重な姿勢. た。本調査の結果からは,具体的な評価方法や支援内容. を示唆していると考える。. は聴取できなかったが,臨床現場では,一般的に GMs.  リハの人員配置については,NICU に専従配置を行っ. 予防や感覚運動経験の促進が期待されている. 自発運動評価. 11). や Dubowitz 新生児神経学的評価 12), 13). て い る 施 設 は,2 施 設 の み で あ っ た( ① PT1 名, ②. などが用いられている。こ. OT1 名)。小児と NICU を兼務するスタッフは,3 施設. れらの結果と検査結果を踏まえて,リハの継続的介入が. が PT を 1 ∼ 2 名配置しているのみで,OT や ST の配. 必要なのかを判断し,児の発達上の弱みに対し,視聴覚. 属はなかった。それ以外の施設では,小児以外の成人患. 的方位反応の促通や感覚運動経験の促通,適切な筋緊張. 者と NICU を兼務していた。2009 年の赤ちゃんリハビ. コントロールなどを発達段階に応じて行うものである。. リテーション研究会調査では,各施設で 1 ∼ 3 名ずつの. よって,ポジショニングと同様に,リハ実施施設では. 人員配置があり,すべて成人患者と NICU を兼務して. Developmental Care の概念が浸透しており,児の病気. いると報告されている。本研究においても同様に,専従. NBAS 新生児行動評価法.

(7) 近畿圏内における新生児に対するリハ介入の実態調査. 103. スタッフを置いている施設は少なく,ほぼ兼務している. (53.8%)と半数程度で少なかった。これらの結果より,. ことがわかり,NICU へのリハスタッフの専従配置が進. 新生児を担当するセラピストは,対象児が NICU を退. んでいない現状が明らかとなった。. 院した後まで,外来でのフォローアップにかかわれてい.  一方,リハ非実施施設からの回答数が少なかった(新. ないことが明らかになった。. 生児科 26%(10 施設) ,リハ科 13%(4 施設) )。両診療.  新生児領域を専門とするリハスタッフの専従配置が進. 科でリハ介入の必要性や過去の介入依頼,今後の予定に. んでいない問題に対する解決策として,この領域の認知. ついて統計学的に比較したが,各々の項目で割合の差は. 度を上げていくことが必須であると考える。それには,. あるものの(表 2) ,回答施設数が少ないことから,統. 新生児科医師やその他 NICU にかかわる医療従事者に対. 計学的に有意差を認めなかったと考える。今後,リハ非. し,実証された介入の効果を示していく必要がある。. 実施施設に対する詳細かつ社会的背景を含む全国的な実. 2014 年に日本リハビリテーション医学会が脳性麻痺リハ. 態調査が望まれる。. ビリテーションガイドライン第 2 版を発刊した. 25). 。そ. の中で,ハイリスク児への早期介入として,minimal 2.新生児に対するリハスタッフによる介入の課題と対. handling や NIDCAP や呼吸理学療法,ポジショニング や哺乳支援などによる治療効果について示している。し. 応策  本研究により,近年でも NICU へのリハスタッフの. かしながら,いずれも長期的予後については不明瞭であ. 専従配置が進んでいない現状が明らかとなった。その原. るとしており,今後は大規模・多施設研究の推進が待た. 因のひとつとして,この分野の特殊性にあると考える。. れる。また,脳性麻痺における PT 介入のエビデンス蓄. 河村ら. 21). は,小児リハにかかわる PT の数は他の領域. 積だけでなく,対象となる疾患の多様化に伴い,それら. に比べて増加していないと述べ,その原因として PT の. 各疾患・障害に対するエビデンスの蓄積が期待される。. 手による操作が大きく対象児に影響するため,一人ひと. また,施設間の連携不足に対しては,診療情報提供書な. りの技術に大きく左右されてしまうと指摘している。ま. どの紙媒体での連絡の行き来だけでなく,顔の見える関. 22). は小児領域の PT は,特別な領域とみなさ. 係づくりが重要となると考える。たとえば,施設合同の. れ,卒前教育でも小児実習を経験しない学生が増えてお. 勉強会や研究会の開催,遠隔地でも容易にコミュニケー. り,臨床においても歴史が長い領域でありながら PT 介. ションが図れるテレメディカルなどの診療情報共有シス. 入のエビデンス蓄積は少ないと指摘している。さらに医. テムの利用などが挙げられる。長野県立こども病院では,. 療スタッフ間や施設間で必要性の認識に差があり,専任. 2007 年から県監修の個別支援手帳による情報交換,2011. の PT が在籍している施設が少なく,NICU を退院した. 年から地域医療再生基金事業によりリハスタッフの臨床. 後も療育施設や訪問リハ事業所などのリハを受けられる. 研修の受け入れ,2013 年から小児等在宅医療連携拠点こ. 23)24). と業の指定により,オンラインでの情報交換などを実施. た,木原. 施設が少ないことが課題として挙げられている. 。. 22). 。この事例などを参考に,各. 本研究結果からも,NICU から介入を行っていない理由. し,連携に努めている. として,D.自由記載より,新生児科からの回答では,. 地域で活用されることで,個々人の臨床技術や知識を磨. 「新生児に限らず,小児リハ自体が特殊扱いされており,. くだけでなく,院内外へのアピールにもつながり,結果. 特に新生児リハは専門がいない」「リハができる PT が. 的に NICU から早期より介入し,退院後のフォローアッ. 限られており,できない PT には依頼しない」などの分. プまでかかわれるリハ専門職の専従配置が期待できると. 野の特殊性に関する問題点や,「ポジショニングなどに. 考える。今後は,総合周産期医療センターが中心となり,. も介入してほしいが,スタッフ数が少なく現状では困. 近畿圏内のみならず全国規模で新生児領域のリハ部門の. 難」「リハを途切れなく継続することが大切だと思うが,. 底上げと部門の発展が図られることが望まれる。. 保険点数がとれないことが残念」などの人員不足や診療 報酬の問題などが挙げられていた。リハ科からの回答で. 3.本研究の限界. は,「早期介入は非常に重要と考えるが,スタッフの専.  調査対象を近畿圏内の施設としたことが本研究の限界. 門性が必要なので,なかなか人材がいない」「今後,依. である。しかし,全国調査では地域差がでる可能性があ. 頼があれば介入を検討する予定だが,現状では人手不足. り,該当地域に限定的な調査ではあったが,該当地域に. により困難」などが挙げられ,新生児領域を専門とする. おける新生児に対するリハ介入の特徴や問題点を捉え,. 人員不足が明らかになった。また,地域との連携が進ん. それに応じた解決策を講じることにつなげられると考え. でいる施設も 13 施設(50%)と十分でなく, 「施設間で. る。また,全体有効回答率(55.6%)が低かったため,. の連携が少ない」「退院後から療育園への移行期間に空. 真の実態を十分に把握できていない可能性がある。本研. きがある」などの意見があり,外来リハ/退院後のフォ. 究の回答者は,あくまでリハ部の部門長あるいは施設代. ローアップを行っている施設は,両者ともに 14/26 施設. 表者であり,特に病院では施設全体の意向と捉えること.

(8) 104. 理学療法学 第 45 巻第 2 号. はできない。詳細は,回答者を実働スタッフに指定した アンケート調査が行われることが望ましいと考える。 結   論  今回,近畿圏内の NICU におけるリハ介入の実態を 新生児科とリハ科での現状と課題に関して,近畿圏内の 周産期母子医療センターに対して,郵送アンケート調査 をした。本研究の結果,リハ介入の実施率は高く,平均 10 年以上も前から介入を開始している施設が多くを占 めた。また,多種多様な疾患を対象とし介入内容も多岐 に渡った。しかしながら,リハ非実施施設においては, 新生児を専門とするリハ介入の必要性が高くないと考え ている現状が明らかとなり,課題として,NICU リハ介 入は専門性が高い分野と認識されているが故の人材育 成・確保の難しさ等が挙げられた。今後は,近畿圏のみ ならず全国規模で新生児リハ介入の調査と発展が望ま れる。 利益相反  本研究に関して,開示すべき利益相反関係にある企 業・組織・団体はない。 謝辞:本研究を実施するにあたり,調査にご協力いただ きました各施設の皆様方に,この場を借りて厚く御礼申 し上げます。 文  献 1)World Health Statistics 2015, Global Health Observatory data. http://www.who.int/gho/en/(2016 年 12 月 1 日引用) 2)平成 24 年度厚生労働科学研究費補助金 低出生体重児保健 指導マニュアル.http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/ bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/dl/kenkou0314c.pdf(2016 年 12 月 1 日引用) 3)Robert E, Carol H, et al.: Outcome of extremely low birth weight infants(500 to 999 grams) over a 12-year period. Pediatrics. 1997; 100: 633‒639. 4)中村 肇,上谷良行,他:超低出生体重児の 3 歳時予後に 関する全国調査成績.日児誌.1995; 99: 1266‒1274. 5)Spittle A, Orton J, et al.: Early developmental intervention programs provided post hospital discharge to prevent motor and cognitive impairment in preterm infants. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2015; 11. 6)Symington A, Pinelli J: Developmental care for promoting development and preventing morbidity in preterm. infants. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2006; 2. 7)相良 輔,久保隆彦:極小未熟児・超未熟児の長期予後─ 特に予防的早期リハビリテーションの効果について─.産 婦人科の実際.1988; 37(4): 557‒584. 8)臼田由美子:長期入院児のリハビリテーションの実際.日 本未熟児新生児学会誌.2011; 23: 506. 9)木原秀樹:新生児期のリハビリテーション.総合リハビリ テーション.2012; 40(5): 629‒633. 10)Lawhon G: Theoretic perspective for developmentally supportive care. In: Kenner C, McGrath J (eds). Developmental care of newborns & infants: a guide for health professionals. Mosby, Philadelphia, 2004, pp. 100‒120. 11)Einspieler C: Prechtl’s Method on the qualitative assessment of general movements in preterm, term and young infants, Cambridge University Press, London, 2005. 12)Dubowitz LMS: The neurological assessment of the preterm and full-term newborn infant, 2nd. Cambridge University Press, London, 1999. 13)Brazelton TB: Neonatal behavior assessment scale, 3rd. Cambridge University Press, London, 1995. 14)新生児呼吸療法・モニタリングフォーラム,新生児医療連 絡会,他:NICU における呼吸理学療法ガイドライン(第 2 報).日本未熟児新生児学会雑誌.2010; 22(1): 139‒149. 15)Hough JL, Flenady V, et al.: Chest physiotherapy for reducing respiratory morbidity in infants requiring ventilatory support. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2008; 3. 16)Tudehope DJ, Bagley C: Techniques of physiotherapy in intubated babies with the espiratory distress syndrome. Aust Pediatr J. 1980; 16: 226‒228. 17)Coradello H, Simbruner G, et al.: Einflub pulmonaler physuotherapie auf die menge des rachealsekretes bei intubierten und beatmeten neugeborenen. Klin Padiat. 1982; 194: 8‒10. 18)Coney S: Physiotherapy technique banned in Auckland. Lancet. 1995; 345: 510. 19)Etches PC, Scott B: Chest physiotherapy in the newborn effect on secretions removed. Pediatrics. 1978; 62: 713‒715. 20)Purohit DM, Caldwell C, et al.: Multiple rib fractures due to physiotherapy in a neonate with 11 hyaline membrance disease. Am J Dis Child. 1975; 129: 1103‒1104. 21)河村光俊,佐々木寛美:小児リハビリテーションの現状と 課題.理学療法学.2012; 39(7): 435‒439. 22)木原秀樹:小児領域の理学療法の可能性と 10 年後.理学 療法学.2015; 42(4): 313‒318. 23)木原秀樹:NICU からはじめるリハビリテーション.日本 未熟児新生児会誌.2012; 24: 29‒33. 24)濱 郁子,伊藤裕司,他:現状と課題.総合リハビリテー ション.2015; 43(1): 7‒11. 25)日本リハビリテーション医学会:脳性麻痺リハビリテー ションガイドライン(第 2 版).金原出版,東京,2014..

(9) 近畿圏内における新生児に対するリハ介入の実態調査. 〈Abstract〉. A Survey on Rehabilitation Staff’s Interventions for Newborn Infants: Current Status and Issues in the Neonatal Intensive Care Unit in the Kinki Area. Ryo TOBITA, PT, Yuma SONODA, OT, PhD, Masashi TANIGUCHI, PT, MSc, Shoji MAEGAWA, PT Rehabilitation Unit, Shiga University of Medical Science Hospital Masashi TANIGUCHI, PT, MSc Human Health Sciences, Graduate School of Medicine, Kyoto University Shigeki KOSHIDA, MD, PhD Perinatal Center, Shiga University of Medical Science Hospital. Purpose: The aim of this study was to investigate and clarify the current status and issues associated with rehabilitation staff’s interventions in the neonatal intensive care unit. Methods: A questionnaire survey was conducted by mailing two letters to the departments of neonatology and rehabilitation, respectively, of 62 perinatal medical centers in the Kinki area. Results: The overall response rate was 55.6%. The rate of rehabilitation staff’s interventions was 74.4% in the neonatology department and 86.7% in the rehabilitation department. The target conditions for which interventions were performed comprised a wide variety of diseases, and the need for rehabilitation was mainly based on therapeutic positioning in the NICU infant. Reasons for no rehabilitation being performed were listed as follows: patient not eligible for rehabilitation care, not the role of the facility, lack of personnel with high expertise, and lack of technology. There were more individuals in the neonatology department who responded that there is no necessity for rehabilitation staff’s interventions compared to those in the rehabilitation department (60% vs 25%, respectively). Conclusion: The rate of rehabilitation staff’s interventions was high, and the interventions were targeted towards responding to recent increases in condition severity as well as diversification of obstacles (e.g., development of various complications). Furthermore, one of the reported reasons for the response that there is no necessity for rehabilitation staff’s interventions was notable: these interventions are recognized as requiring high expertise. Therefore, future issues such as a deficiency in human resources may present. Key Words: Neonate, Rehabilitation, Kinki area, Neonatal Intensive Care Unit, Current Status and Problems. 105.

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参照

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