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女性従業員の就業意識と活用の課題

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Academic year: 2021

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要旨  北陸に位置する福井県は,女性の就業率や共働き率が毎年全国の上位にあるが,指導的な立場で働く女性 の比率,管理職比率は毎年全国の下位に位置している。本研究では福井県の女性就労に焦点を当て,女性の 就業意識と活用の課題を考えていく。まず「国勢調査」等の社会統計から福井県の女性就業の状況を抽出, 分析する。次に福井県企業並びに女性従業員へのアンケート調査を行い,実情の把握と女性活用への課題を 考察する。その結果,全国的に見ると女性の活用が進んでいないように思える福井県の女性就業であるが, 企業や業種による差はあるものの活用に向けての意識改革や環境整備に進捗が見られることが明らかとなっ た。 キーワード:女性就業,福井県,労働力率,管理職比率,就業意識

Ⅰ.はじめに

 「男女雇用機会均等法」が制定されおよそ 30 年が経 過し,雇用者に占める女性の割合は年々増加している。 2015 年には「女性活躍推進法」も制定され女性の積 極的採用や管理職への登用を支援している。女性活用 の機運は高いものの,担当職種の限定や給与所得が低 い,管理職への登用が少ないなど,残念ながら男女の 格差が存在していると言われる。  北陸に位置する福井県は,女性の就業率や共働き率 が毎年全国の上位にあり勤続年数や正規雇用者比率も 全国より高いが,指導的な立場で働く女性の比率,管 理職比率は毎年全国の下位に位置している。中里は北 陸 3 県,富山県,石川県,福井県の女性就業の状況を 調査分析し,いずれの県でも就業率や共働き率が高い が管理職比率は全国より低いことを検証した。その原 因として女性の就業産業による偏りと,働く女性が育 児・家事との両立を求めることから管理職への昇進を 望まない傾向があることを分析した(中里:2018)。  本研究では北陸 3 県の中から就業率,共働き率が一 番高い福井県の女性就労に焦点を当て,より詳細な分 析を行い女性活用の課題を考えていく。まず「国勢調 査」等の社会統計から福井県の女性就業の状況を抽出, 分析する。次に福井県企業並びに女性従業員へのアン ケート調査を行い,実情の把握と女性活用への課題を 考察する。  「男女雇用機会均等法」(雇用の分野における男女の 均等な機会及び待遇の確保に関する法律)の制定 (1985 年)から 30 年以上が経過し女性の職場進出も増 加している。安倍内閣は今後の少子化の進展による労 働力不足を補う意味でも , 女性の就業拡大と女性の管 理職比率を 3 割にするという目標を掲げ,「女性活躍 推進法」(女性の職業生活に関する活躍の推進に関す る法律)を制定した(2015 年)。女性の労働力率1) 上昇してきているが,第 1 子の出産を機に約 6 割の女 性が離職する,育児後の再就職は非正規雇用が多い, 女性の管理職比率は 1 割程度と男性に比べ低いなど, 世界的に見ても女性の活用が進んでいるとはいいがた い状況が存在する。武石も男女雇用機会均等法の定着 で,女性の就業は進んでいるが男性との賃金格差や管 理職比率の低さが問題であるとしている(2006:武 石)。  福井県の女性就業においても育児期の離職率は高い

女性従業員の就業意識と

活用の課題

─福井県の女性就業を例として─

The Journal of Economic Education No.38, September, 2019

A study of woman’s work in Fukui

NAKAZATO, Hiroho

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のか。就業率は高いが非正規雇用者の比率や賃金にお いて男女の格差は存在するのか。武石が指摘した課題 について考察していく。

Ⅱ.福井県の女性就業の状況

 日本の女性は育児期に就業率が低下するという特徴 がみられる。福井県女性の場合はどうか。福井県の 2015 年の女性労働力率は全国の 50.0% よりも 3.9% 高 く,表 1 のように 1985 年以降全国 1 位の状況が続いて いる(国勢調査 2015 年)。日本の女性の年齢階級別労 働力率は M 型と言われ,出産育児期に離職者が増加 し低下するが福井県は低下が少ない。福井県女性の 25 ~ 29 歳の労働力率は 85.3%であり,育児期と考え られる 30 ~ 34 歳の労働力率は 81.9%である(図 1)。  育児期の労働力率があまり低下していない要因とし て,共働き率の高さ(58.6%,全国 1 位)がある。共 働き率が高い背景には,3 世代同居率の多さ(17.5%, 全国 2 位,2015 年総務省「国勢調査」),持ち家率の高 さ(76.5%,全国 4 位),待機児童ゼロという保育所の 充実などの理由が考えられる(中里:2018)。  女性の場合非正規雇用者の割合が男性に比べ高く, 格差が生じる要因の一つとされている。福井県女性の 2015 年の正規雇用者率は 53.9%,全国 2 位である。全 国の女性正規雇用者率より 8.4 ポイント高いことにな る。また就業構造基本調査によれば,2012 年の福井 県女性の平均勤続年数は 11.3 年で,全国女性よりも 1.9 年長い。中里の福井県企業 86 社の調査(2018 年)2) でも,平均勤続年数は 11.7 年と長くなった。福井県は 正規雇用者という安定した立場で就業している女性が 多く,その結果勤続年数も長くなるのであろう。  男女の賃金格差についてはどうか。地方では女性の 賃金が低いと言われる。1985 年当時,福井県の男性 の所定内給与は 225.0 千円に対し女性は 134.7 千円と男 女の賃金格差は 59.9% であった(「賃金構造基本統計 調査」による)。その後改善が見られ 2015 年において は男性の所定内給与は 298.1 千円,同女性は 223.0 千円 と 74.8%になっている。全国の場合男性が 335.2 千円, 女性が 244.6 千円であり,格差は 73.0%であるから福 井県の方が男女の給与格差は少ないと言える(図 2)。

Ⅲ.福井県の女性活用の課題

 女性の労働力率,就業率,共働き率などが全国の上 位にある福井県であるが,女性の活用が進んでいると はいいがたい。2012 年の総務省「就業構造基本調査」 によれば管理職比率は 9.7% であり3),全国 42 位と なっている。女性管理職比率が低い原因として就業産 業や就業職種が影響しているのではないかと考えられ る。  女性管理職の多い産業は,医療・福祉業(36.7%, 第 1 位),不動産・賃貸業(31.0%,第 2 位)(「国勢調 図 1 福井県及び全国の年齢階級別女性労働力率 出所:総務省「国勢調査」より筆者作成

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査」2015 年)となっている。2012 年の総務省「産業 構造基本調査」より全国の女性の就業産業と福井県女 性の就業産業を比較すると,医療・福祉業の就業比率 はそれほど差がないが,製造業の就業者比率は全国の 12.0%に対して福井県が 19.0% とかなり高い(図 3)。 製造業の女性管理職比率は,富山県企業 550 社の調査 によれば 3.2% と低いという結果が出ている4)。富山県 の調査においても医療・福祉業の女性管理職比率は 67.3% と高い。筆者の福井県企業 86 社の調査によって も全産業の女性係長比率は 5.5% 対して製造業は 3.3%, 課長比率は 2.0%に対して 1.3% と製造業では低い結果 が出ている。製造業に従事する比率が高いことが福井 県の女性管理職比率が低いことの一つの原因と言える であろう。

Ⅳ.女性活用に関する福井県企業の意識

 福井県企業における女性活用は,どの程度進んでい るのか。今回 2003 年と 2017 年にほぼ同じ質問項目で のアンケート調査を実施し女性活用がどのように変化 したのか分析した。2003 年の調査は福井県立大学地 域経済研究所の坂本研究室が実施したもので,調査対 象企業は福井県内事業所 2,000 社,有効回答は 357 社 である。2017 年の調査は福井県立大学の合同企業面 談会5)に参加した福井県に本社または事業所のある 213 社であり,有効回答企業数は 86 社である。  今回の調査から女性の勤続年数は,2003 年の 9.4 年 から 2017 年は 11.4 年と伸長が見られた。前回調査に 比べ勤続年数 5 年未満が大幅に減少し,勤続年数 7 年 から 16 年が増加している。女性従業員の平均年齢は 37.8 歳となった。  女性の活用も全体的に前回調査よりも「進んでい 表 1 福井県女性の労働力率・就業率の推移(1985 年(昭和 60 年)~ 2015 年(平成 27 年)) (人,%) 1985 年 1990 年 1995 年 2000 年 2005 年 2010 年 2015 年 〈女性〉 労働力人口 192,268 195,167 200,048 196,251 194,126 187,401 185,947 就業者 189,313 192,293 195,853 190,919 187,482 180,003 181,255 労働力率 57.6 56.3 56.1 54.1 53.6 53.0 53.9 (全国順位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) 就業率 56.7 55.5 55.0 52.6 51.6 50.9 52.6 (全国順位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) (1 位) 出所:総務省「国勢調査」より筆者作成 図 2 福井県の男女所定内給与額と男女格差 出所:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より筆者作成 (千円)

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る」の回答が増加している。「ある程度進んでいる」 53.1%,「進んでいる」27.2% となり,「進んでいる」の 回答企業が 5.0 ポイント増加し,「進んでいない」の回 答数が 5.6 ポイント減少しているなど,福井県企業に おいても女性活用が進んでいる様子が見て取れた。  女性の活用に対し,福井県企業は具体的にどのよう な取り組みをしているのか。男女雇用機会均等法では, 男女労働者の間に事実上生じている格差の解消を目指 して,企業が自主的かつ積極的に行う取り組みを“ポ ジティブアクション”として推奨している。ポジティ ブアクションへの取り組みを尋ねた回答では,「ある 程度進んでいる」40.2%,「あまり進んでいない」39.0% 「進んでいない」9.8% となり男女格差の解消に向けた 取り組みを実施している様子が窺えた。ポジティブア クションへの取り組み内容としては,第 1 位「仕事と 家庭が両立できる制度の整備」63.4%, 第 2 位「女性の 積極的採用」45.1%, 第 3 位「職場環境の整備」43.9% となった。2003 年調査では「教育訓練の実施」が 37.7% で第 1 位である。女性活用に際しまず女性従業 員の意識付けが必要という考え方から,環境整備の必 要性へと企業の意識にも変化がみられる。  今後の女性の活用についてどのような方針を持って 図 3 全国と福井県の産業別女性就業者 出所:総務省「就業構造基本調査」(2012 年)より筆者作成

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いるのかについての意見を問うた質問には,「有能な 女性を積極的に登用していく」の回答が 78.6% と多 かった(複数選択)。前回調査では,62.6% であるか ら 16 ポイント増加している。第 2 位,第 3 位の回答比 率に前回との差が認められる。今回は第 2 位「職域拡 大,管理職への登用を積極的に実施する」54.8%,第 3 位「勤続年数が伸びるように職業生活と家庭生活と の両立のための制度の充実をはかる」51.2% であるが, 前回調査では第 2 位「性別によらず能力に応じて活用 しているので,女性を特に優遇するつもりはない」, 第 3 位「配置転換等を男女同じように行い,活用して いく」であり,今回に比べると女性活用への姿勢が弱 いと考えられる。  業種別では,金融業界が有能な女性の活用,職域拡 大・管理職への登用,両立のための制度充実に積極的 な様子が窺える。製造業は有能な女性の活用,職域拡 大・管理職への登用,女性の活用や育成の研修充実を 考えており,情報通信業では配置転換等を男女同じよ うに行う,有能な女性の活用,職域拡大・管理職への 登用の順で回答が高くなった。また,平均勤続年数が 7.2 年と他の業種に比べ短い建設・不動産業界は,勤 続年数が伸びるように職業生活と家庭生活との両立の ための制度の充実を図るとの回答が高くなっている。  女性をより活用するための問題点はどこにあると考 えているのか。前回調査では「家事家庭責任を考慮す る必要がある」が第 1 位(58.4%),第 2 位が「育児役 割を考慮する必要がある」41.1% であるが,第 3 位が 「女性は時間外労働をさせにくい」34.6%, 第 4 位が「一 般的に女性は職業意識が低い」31.4% など女性の側に 問題があるとの認識も多く見られた。今回の調査では 第 1 位「家事・家庭責任を考慮する必要がある」61.7%, 第 2 位「育児役割を考慮する必要がある」63.0% と仕 事と家庭生活の両立を支援する意識が高まり,「一般 的に女性は職業意識が低い」の回答は 13.6%と低くな るなど変化が見られた。しかしながら「女性は時間外 労働をさせにくい」との回答も 35.8% あり残念である (図 4)。  福井県の女性管理職比率は全国で見るとまだ低いが, 図 4 女性活用にあたっての問題点 項目 1. 女性の勤続年数が平均的に短い 2. 家事・家庭責任を考慮する必要がある 3. 育児役割を考慮する必要がある 4. 一般 的に,女性は職業意識が低い 5. 顧客や取引先を含め,社会一般の理解が不十分である 6. 時間外労働をさせにくい  7. 女性のための就業環境や条件整備にコストがかかる 8. 女性の活用方法が分からない 9. 重量物取り扱いや危険・有害 業務について,法律上の規制が多すぎる 10. 女性を活用できる仕事が少ない 出所:筆者実施アンケート調査より作成

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今回の調査からは 2003 年の調査に比べ,女性が活躍 できる職場環境を整え,積極的に活用していこうとい う意識は高くなっているように感じられる。

Ⅴ.女性活用に関する女性従業員の意識

 北陸地方の女性の就業意識を調査する中で,女性自 身が管理職への登用を望まないという意見も多く聞か れた。富山県の「男女共同参画社会に対する意識調 査」(2015 年)では女性管理職が少ない理由について 「男性中心の職場慣行の存在」45.9% が第 1 位であるが, 「女性自身が管理職につくことに消極的」24.0% という 回答が第 3 位になっている。福井県の同調査(2015 年)では女性が管理職への昇進を望まない理由として, 「仕事と家庭の両立が困難になるから」(35.7%)を挙 げている。  今回福井県企業に働く女性従業員に対し,アンケー ト調査を実施し就業意識や女性活用への要望等を尋ね た。製造業,流通業,金融業,IT 企業等で働く正規 雇用の女性従業員 249 名から回答があった。  現在の職場の選択理由は「職場が近いから」31.3% が第 1 位で,「好きな仕事だから」17.7%,第 3 位を上 回っている。入社時の意識は「できるだけ長く勤める」 65.9% で現在も変わっていない。昇進意欲が高くない ことは,今回の調査でも明らかになった。どの役職ま で昇進したいかという問いには「主任」が 32.5% と一 番高く,「昇進を求めない」という回答が 35.3% ある。 部長となると 2.0% と低くなる。この辺りは,男女共 同参画社会の意識調査でも見られたように,女性従業 員が管理職昇進に積極的ではないとみてよいであろう。  しかしながら職場での女性活用を進める方策につい て,企業と女性従業員の意識に差があることも検証で 図 5 女性活用にあたり必要なこと 出所:筆者実施アンケート調査より作成

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きた。女性従業員が重要であると考えるが企業はそれ ほど重要視していないものは,「育児支援体制の拡充」 女性は 49.0% が選択しているが企業は 22.9% の選択で, 差は 26.1 ポイントになる。「企業の女性に対する意識 と評価」女性は 48.2% が選択しているが企業は 37.3% の選択で,差は 10.9 ポイントになる。逆に企業は重要 であると考えるが,女性従業員はそれほど重要である と意識していないことは「女性の職業意識の向上」企 業は 37.3% が選択しているが女性は 19.3% の選択で, 差は 18.0 ポイントになる。「男性の女性に対する意識 改革」企業は 28.9% が選択しているが女性は 16.1% の 選択で,差は 12.8 ポイントになる。  さらに福井県の女性管理職比率が低い理由について も企業と女性従業員の意識に大きな差が見られた。 「奥ゆかしい女性が多いなど県民性,地域性の影響」 という回答には企業は 37.6% が同意の回答をしている が女性は 17.7% だけで,県民性,地域性が原因だと考 える割合は少ない。  今回の調査から職場選択の理由にも見られるように, 福井県の女性従業員は長く安定し家事・育児と両立し た働き方を求める傾向は改めて明確になった。その一 方で今後の女性活用について企業と女性従業員の意識 に差があるように考えられる。女性は育児支援体制の 拡充や企業の女性への意識や評価に問題があると考え, 企業は女性の職業意識の向上が必要だと考えている。 女性を活用するには,まずこの意識の差を埋めること が必要であろう。

Ⅵ.まとめ

 福井県の場合,都市部の女性と異なり単に就業率が 高いだけではなく婚姻率も高く,子供を持つ就業者比 率も 73.1% と高い。女性従業員も長く勤められること を職場選択の要因としていることも,明らかになった。 企業側も,育児・家事の役割に配慮した上での女性の 活用を考える必要があるであろう。  今回の調査からは,この 14 年で福井県の女性活用 が進んでいることが見て取れた。勤続年数が伸張し, 女性の担当する職域も拡大している。管理職の登用も 係長職を中心にわずかではあるが拡大している。法律 の整備や売り手市場と言われる求人状況の厳しさの影 響もあるかもしれない。2003 年の調査では,管理職 登用が少ない理由として女性の勤続年数が短い,女性 の就業意識が低い等の理由も見られたが,今回の調査 では家庭と両立できる働きやすい環境づくりの整備が 重要であるとの意見が増加してきた。しかしながら, 企業の回答と女性従業員の回答を比べると,女性活用 への意識にまだ差異がみられる。  共働き世帯や 3 世代同居世帯が多い地方にあって, 家事や育児とのバランスを考えたうえで女性が活躍で きる,そのような働き方のモデルを福井県が作り上げ る為に,企業も働く女性も女性の能力を活かせる働き 方を目指してほしいと願っている。 註 1) 労働力率とは 15 歳以上の労働人口に対する就業者と完全 失業者の合計の割合である。 2) 2017 年に開催された福井県立大学合同企業面談会参加企 業 213 社に対するアンケート調査による。有効回答数 86 社。 3) 女性の管理職比率は女性従業員に占める管理職の比率で 表す場合と企業の管理職に占める女性の比率で表す場合 がある。「就業構造基本調査」の示す女性管理職比率は後 者である。 4) 富山県が県内 550 事業所に実施した「平成 25 年度企業の 女性活躍推進度調査報告書」による。有効回答数 287 事 業所。 5) 本学の合同企業面談会の参加企業は継続的に大卒新入社 員を採用しており事業内容にも信頼がおけることから調 査対象とした。 参考文献 [1] 武石恵美子『雇用システムと女性のキャリア』pp.21-26 勁草書房 2006 年 [2] 中里弘穂「北陸地方の女性就業とキャリア形成」『データ で 振 り 返 る 北 陸 の 50 年 』pp.33-50  北 陸 経 済 研 究 所  2018 年 [3] 中里弘穂「福井県の女性就業と活用の課題─就業実態と 意識に関する再調査を踏まえて─」『ふくい地域経済研 究』第 25 号 pp.37-59 福井県立大学 2018 年 [4] 福井県立大学中里弘穂研究室「福井県の女性就業と活用 に関する調査・研究の報告書」福井県立大学 2018 年 [5] 福井県立大学坂本光司研究室「福井県の女性就業実態と 意識に関する調査・研究」福井県立大学 2004 年

参照

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