オリヴの文献的研究 I-香川大学学術情報リポジトリ

オリ グの文献的研究 且

野 呂 努 己 二穴 郎

跳bliogt且phic乳1studiesontlユe OlivetIee l

By

Ki如何O NORO （Laboratory of Su・btr’opicalHorticultu‡■e）

我国に水格的オリヴ哉巧を見たのは二最近にして現在約糾町歩・の栽増商機に．過ぎないが、今後益々増植

の傍何があそから、基肥欧米に於ける文献姉栽培法を紹介し、且つ私案を加へ参考に供せんとする。本

稿を草するに当わ加州大学のHar七mann氏及び高松C・Ⅰ・E．闊賓館主任軋Boylan女兜より貴重

なる文献の寄贈を受け∴或は態と魚の焉忙文献を水域よわ寄翳されたる厚意に対し厚く御礼を・申す。且

つ本研究揉文部省科学研究費に依る寄を・附記する。 ‡・オ・ジ ヴ の 改 源

旧約蟄雷（7篭）にあるNoah の洪水（紀元磯部48年）の詫は粂わにも有名で、其後オリヴぼ平和と凱

旋を祝するに必ず用ひる様にな少、古くよわオリンピックに牲該檎を：以て祝し、近く払二閑適旗にオジヴ

の横築を二人れ、平和のシ、ンポー・′㌣とした○ 又新約聖菖くIu6）にぼイユ・スがオブヴの山に・登り折ったと云 ふ記事が7回出て屠り、殊に・ゲツセマえの祈り（1q7）牲信者七して忘る寒が拭釆なレ、所わで、パレスチ ナにはオリグが有史以前よわ野生レて■居たものと想像せられる。

其他オリヴの起源は人に依わ全く其説を．異にしておるがDEじÅNDOLE氏（35）LA．U王唱R氏（72）及び

HEHN氏（6U）の説を∴総合し質的すれば壌は：印度の北部Punj乱p、クリミヤ、東西シリヤ、小アジア、 BeluchistanからPalestina，Cilia，meSOPOtania，鼠に届Ar・alienからMuscat，Marocco，Canary

諸島始め地中鶴泊岸忙野生種偲有史以静よわ存凄して忠ち、栽培はぜリシヤより始・変ったものと云ひ、

ANAGNOSTOPOULOS氏（3）に・依れぼギ7）シヤに・’｛’は農産物の18．q鬼を二占め、油はせ界8位である。又

鞄叩tの栽増起源も省く石棺の内に・オリヴの薬や扱が八つでおるのを．・植物学濱は賂見し、侍イクリ一に

ては東北部の月0】ognaの西北にある Monga沌ine の近くの第三紀新個には化石としてオリグの集が

存しておる之称せられ何れにせ−よイクリーの裁増はギリシャよれ導入せられたものであるが、斯ぐ有史

前に導入せられたものとせばDECANDOLE氏（35）の称する如く地質学的の異変があった時忙オリヴは 地‡乳土に生じたものであると神秘的な侍説を・信ぜねばならぬ猿人弊の存在しない以前より野生して居わ 石JI嘩（66）はラインハルト氏の文献を引用し小アジアにては紀元前2000年頃よわオリヴの栽堵は行はれ 又シリヤにては：同じく紀元潤3（柑0年頃よわ栽増は．始ったと称する。薩羽民（墾2）は其他の詮を．・引用説明し 居らる1も大同′ト輿であわ∴文献名なき薦め菰に省く。

他界K，於ける油の生露澄むFRANKFEHR。LCO・（39）及びADAMS氏（1）の調査に倣わ吹教に鴇ぐ。

第l衆 世界に於けるオリグ油の生産轟 PASCUAL三も（101）はオリグ油の消費が少なきを∴遺憾とし閣際 的分葵頁及墟準を二足め消費量悌に．努めて居た。 米閥に於ける起源は此瞭的新しく BTOLRTTI氏（9）忙依れ ‘ユ939年ぎユ946−・19生9年の平均 Tonき sllOrtrrOn ：ち00；も示き 盲dテ；る一丸▼（鶴％）ば白人種の移住と共に・入わ、其卿7（；9年に・MexicoのSan ス／ヾ イ ン イ タリ ー ギFリ シ′ヤ ボルトガール 其 他 言蕊 ニ■−l

叫 ユ9o，372（雲l％）Blasから加州のSan Diegoの寺院へ・オリグの観子が始め

g9，7ユ9（ユユ％）て喩入せられたのであり、之れに扮．2詮ある。即ちVAUGHN

鋸，392（6％）氏（ユユ9）基地の人々は1属LONG氏の誼を引用し、CoND汀氏

ユま仰UOぎ コ5りユ0（コ7％）（弼はスペインの貿易業者や牧師が幹入したものと放しでお 8舶l（ー叫 9u6，533 る。KINMANエ（m）に・依れば北米に・ては糀漑火の豊富なる地

背忙．限られ∴商礎こMexicoの墳より加州の北端北窮甘㌍に・達し、AエーizonaにてはPaenix市をヰ心とし

て約500、エーカー栽増せられて屈わ、大部分が今世紀の初めに植へられたものである0

VAUGHN氏（119）に依れぼ米国にて1870年噴に．なって始めて重要柁が認められ、1855年加川にて僅か＄ひ

＄本19・40年忙は成木が約1，4】9，000本に．達し・たと称しておる。叉BAtLEY（7）氏ば1880年より1890年の間に

最．も多く栽構されたと二称し、HEHN氏（61）は南欧の栽培技術が加州に比し劣っておる旨を述べておる。 我国への由来 両灘氏（幻）（・4慧）（4芳）の詮に依れば文久年間（交久2年との読もある）に初めて輸入せら

れ、共後の亦蜃をこ詳細述べて屈・る。曲直瀬見（由）隠三田青線場に．てCommoI＝舶veの外2榎を．・併囲よわ

恥入レたと運べ、叉大日本盛会榊）よわも殆んど同じ目録を発行しでぉる。明治41年に農商務省ば三豊

鹿見畠、香川の盛事試験湯にオリグをこ試作せしめた処香川牒のみ成功し他は失敗忙終った。以上の釆変

隠隔網氏の外佐相氏（ユiり）の印刷物庇・も詳細に腐載されてゐ′る。田中敬息克（1ユ空）は詳細に和歌山願に於 ける栽増の水質む運べておわ、今荷田辺町にば明治了2年頃植へたる岩永が現存しておると云ふ。 ∬■ 植 物 聾 的 解 詮 オリグには栽増穫と野生髄の2種があヴて、野生哲ば今命柏木或は観賞用として砥へ・られて周るが余 礎未だ現物に酪した暑がない併し今春穂木の寄増を∴加川大学より受ける常に・なつでおる。

両省共木犀科（01eaceae）に属する。

RuBY氏（ユ05）は旺頸の形状に依わ数種に分類して居る。野生笹（01e乱SyIvestT■is，Mim）は有刺、湛

木性、横路．4梨（Angユelor・Corned）1薬は楕円形或は長円、農は小に．して食用に堪へない。

我国忙ては竃衆微頗（C乱na，riumalbum，R．）と同一潤して釆如；共誤りの起源を濁るに、牧野氏（79ノ

は：1862年忙中固にて新約馨寄を漠訳した際01ive む緻樫と誤訳したのが明治の初年我観へ其慣導入せ

られた。この誤りを牒初に指摘したのは・田一代安定氏（ユユ5）で昭和柑年に敏．野氏（79）は帯び田代氏の詭を

公表し白諌を補綴しでぁる。叉I」ÅUFER篭（巧）はオリグを．ヰ憾匿・ては斎微風と賓き、教団のエゴノキと誤

わ易いと放するが略物名実阿巧（上軌商務印革倉窟発行）忙ば奔放展の文字さへない。田代氏（1i5）幅

祈氏（42）は01iveをこ脂八街（ホル1、ノキ、、モカシ）統随子（■ホルトソー）と鋲称して居り、之等ば識者

（馳）（93）（叫（95）に依り時々論ぜられて居るが、今偶■世人掠ニオジヴを．轍概其他の植物と混同して羞・る0

結果習性 尾崎氏（99）甘苗年伸長した横の薬披に本年開花億実し一一枝上申郡及基潮解形成されるが、

按の勢力が弱まる軋捉ひ枝の頂孝造花芽を・形成し、彼の勢力の軋極端の場合に不完全花が生ずると云ふ

ANAGNOSTOPOULOS氏（3）と尾崎氏と殆んど同叫の観察を・なし、叉気孔が少ないもの軋耐寒性が強い

と称する。同氏（た）は枝集内の窒素と淡水化物の比率を儲明しクロース及びクいビルの説と同じ療治 を述べてお・る。 斑 地形土質及び気候

地形土質 オリグの栽増は寄ら簡岸地帯に隕やものとせられて周東のは我国計カでなく、世界各囲共

同一山意見をこ瞥て持って居たのが何れに基因するかと云へば以綺は欧州各図の栽増地が海岸地得であり、

殊匿我国にて■担幅召男逸人．熱が鰐岸に限るむのと主唱せられた米観にて−も同級廠初は西海岸忙栽増が始め

られたがCoNDjT民（9S）の詮に従へば海岸地帯の栽曙は不適にて洛岸山肢を越した柏椅地帯たるSacra・

mentのデルタ附近やSanJ鶴quin V左ileyの如き海岸より】00埋も喫へ入った地方が主産地となって

恵」㍉∴余（94）（96）も此詮が基層匪．適合する旨を／眈に公表した。CoNか汀氏（望8）は叉管理の如何に償り如

何をる土鞄にも通して屠．るが只排水不尽の土壌には適しないと林する。此の点は余の経験と全く−・致し

孔隙愚の僅少せ髄出母慕の如何に不拘不適で、礫及び有機軍配富む土壌が最適の棟に思はれるoMuELL

ER氏（87）は石衣が成長を促進せしむると称し、隔朋氏（43）と全く・−致しておる。其他DolVN王NG氏

（耶）BRYDEN且（f餌）も同株石衣の必蟄な 第2衆 オリグ駒の土壌の分析結果 るを論じておる。 オリグ園土壌の要素含有・最其他に於て余 （94）及び GARDEN‘ER氏（射）の標示せる結 果を次陀托ぐ オリヴは二風害を蒙り易く凡ての研究者は 風当りの少なき土地む選べと称するが碍羽 民（42）8EVERLEY氏（8）jま風に対する塘競力 最大なるを力説せらる1に、反し AMABLR

氏（2）はチュ・ニスにては北及北西風を鷹ぐ防風林の完備せる南面の傾斜地が最もよいと林しておる。

気候 年降雨魯少なく混唆なる戴倹を腐む鰐係上、西傲諸国にては潜ら城中藻沿岸諮個漉．主産地を

見、緯度から云へばTEGRULLY（36）民は西彿にて働40を越へないが東部にては舶0に達すると叉LouT） 氏（75）玖北半球濫て−は：440が限界点であるが僅か舶0附近道にも栽増が見られ、南方の限度は250−ユ89で あると称する。 戴湿上よカ云へぼ8RYDEN氏（豹）CoND汀氏（盟8）及びB‡OLETT拭（9）の詭に依れば練兵は輩氏の 280F（−一2・20c）にて被害を優るが熱典は夫れ以上に蘭抗力があり100F（−・12．20c）に牌下して始めて 成木は被審をト蒙るものであると称する0惰弱氏（生2）路二土碓が乾燥して居れば−・120｛・−てう0迄降下するも 被害を‥蒙らず、CHANDLER氏（慧り臥互f’izona にては−1i．′せOcに達しても新補薬の外は何等被害を一蒙ら す夏期の高温と長い轟が果実の発育■を湖けると、開7E胡の音感変に磯て・はBTOL苫ET呪（9．）はTÅBLÅDA氏 の訣をこ引用し600Fに遷した時に始より、成熟斯道の稗欝濃度に倣わ、適香を虐めており、詳細た計算は

余（3わが眈紅茶表した。、何れにせよ狸州蜜相よわは余程耐洛性眈琴い・と云ってよぃ。

降雨量 CARR王ER氏（2りはチエ・占スに・て主デ詔年降雨濃紺）mm以下の土地に．・て始めて適地であると称し

事実欧米主産地の年降雨盈は極めて少なく、余の嗣沓で按100Omm軋Lの年降雨畳を．見るのは僅かゼノ

ア地方のみで、此点に裁ては我閻の気象状旛ぼ全くオリヴ栽増風捺不適であると断言してよい。戯るに

HENDR‡CKSON氏（6ヨ）は徒死り1iveは乾燥に堪へ得る風樹と称せられておるが夫れは露わ・で、早春虻

於て払他の果樹より早く礎漑する必要があると称してお・る。叉BRYD‡∑N氏（20）掠夏期の降雨挽杖を／徒 長せしむるものであり冬及び早春に降閥を必要とするもので、他の隈農耕と同校多義の水分を必要とす

るものであると駄しVEIHMEV已R氏（ユ20）はオリグにて首相楠よわも4偶の水分を∴要∵すると、之姓を：我

国に於サる実践に徹するに紀州、納戸、＝名古屋附近の年降雨愚は何れも1300叫180Ummにして必ずしも

降開畳のみにて適不適を決するのぼ不可儲である。殊灯徒死開花斯の降閑は結異に甚大なる影轡があり 牧終皆無に終らしむ名寄ありと詮く人々もあわANAGNOSTOPOULOS氏（ぎ；）掠開花粘が大気の東湖胡

別の場合の外更に心配ないと断言して−よい。今年（昭和25年）校内にある晦−・本の約20年生のMission

に遭遇する時は寡崖或は不規則怒結実狩終ると称し居るが少なくとも瀬戸内海の矧羽■斯の状感に．ては特

ゐ開花中は丁野間天殊に素瀾領域があむ俵も惑條件に不拘、僅かの憫間を混て交琴巨試翰に使用せる残り

の花粉を撒濁し、且つ萎れた2枝を：瓶忙挿し樹の甲央部に？りさげた処骨てない1ユ＝升の結実盈をこ示し

小豆島に於けると同一腰騎をこ示してお・る。潜し授粉樹があれば開聞に・自然交配が出梵、夫れ以上の繹英

盈をト見たのに相違ない。犬後氏（33）の気象上から見たるオリグの適地折J大鉢に．放て余（9ざ；）と95）の予想と

−・致し、温州蜜柑の適地なれば海岸よわの距離如何を．間はす経済的栽増は可㌧能と云つで差支へない。香 夫れより高緯度の処迄栽培可経ではある患いか。 ⅠⅤ 我国にてオジヴ栽培の普及を見なかった理由 余（9ま）（93）（96）は次の事項が我蘭の．オ∴リヴ栽培をこ普及せしめなかつたものと考へる。 （り 遽地は海岸に」張ると云ふ観念が描かった寄 （2）年降伺畳の多い攻囲では適せないと云ふ考へが浸潤して居た寄 （8）オリヴにぼ不完全花が多く且つ肖花不結実なる現象を・認識せず、之が対策を：試ぜなかった事 （4）苗木萎成がオ・充分であった寄 （5）象嵐虫の被害甚だしく防除法の不明であった寄 以上2項目は既に述べた通わであわ、説明を：要せないが第8項以下は後述忙訣力説明を避けるが、第 4項允る笛木の養成は尾崎＼兎扶放言が成功し、今後捻充分配布申請者の希望に寝ぜらる1様になったか ら急激に増相せらる1寄と眉ふ。

Ⅴ 苗 木 の 養 成

（1）サッカー利用 オリグは一般に地際忙腐を．・生じ犬れよわ不定芽を「発生するものに・て CoNDIT 氏（98）及びBエOLETTI氏（9）軋此の方法を・推賞し居わ、N．AT王Ⅴ王D．ADE氏（88）揉静に生する痺は東根を 形成するもので之れを：利用し、ホルトガルの国立Estacaの選科大学‥果樹部では此の研究を：継続してぉ り余（9ユ）も骨って梢大盈に此方法にて笛木を蕃威した経瞼を．有しておゆ、′不定芽の孝芭生は品種に依わ著

し叶差違庖示すものでNevadillo Bl訂nCOは．叔も廃盤し易い。 此方法叱良く似でぁるのは接木した曙虹切、わ拾でる砧舞の轍上部にして‥斯る救は基部が糖化して居わ 容易に発根するものにで本年安（96）の成践に・ては今の処80％以上の発根歩合を示しておる。 （2）挿木法（93）（9ユつ（96）此方法に・蛙2穣あつで−−・つば太木挿木、他は・細木挿木である。前者は我 周漉・て他に類の無い太い枚即ち直径紛4cm、長さ拍Cmの枝を．・早審挿木する方故にてBIOL王汀TI氏よわ 甥物の造附を受け初めで其事実を．知った低であわ、粂（91）の実験ではニMissionにて】0（〉％の活着歩合 を承しDEGRULLY■氏（36）揉太木挿木にでは50−（；0％の海清歩合を瀾たと報じて居る。本願オリヴ栽培 象寓・て新の様な直径7∴−8cmのものを使用し■て居るのもあるoCIDER蕊（即）も太木挿木を賞揚して潜や0 後者たる細木挿木路1920年頃盛町米観にて行はれた方法であるがNevadillo Blancoにて52・−72％の溶 着歩合を・示レて居る。併し囲夢では琴行因灘であるから実用的とは称し欺い、此方法をノ露地にて−1年生 琴華の発端砿應月＝／たのは尾崎氏（9S）にて里町％に近い好成績をこ挙げ七怠る。叉HARTMANN氏（51）は

細木挿木忙ホル・モン剤たるHormodill草地B梯を瀾ひ標判云O％に・対しIndolebutyrIic acid5Oppm

の溶液を瀾ひたるものはMissionにて6U％、M孔nZani血にて79％、Sevillanoにて38％の活着歩合を

示したと報じて屈沌、叉AMIAI主LE氏（2）は凡ての繁殖法の内挿木が汲も有効であると称し且つ発放に ほ】8ケ月を屠すると称する。此際注意すべきは■挿穂を’喋くせぬ寄で5cm億常土壌を二完全に層ふ事であ る。CASELLA氏（22）甘前述の挿木及びサ・ツカイ挿木の両綾を取入れたが如き方法を考察し、枢へ傷み 少なく、盛儀靭に達する認早く且つ樹令が永降す−ると称する。 （言）接木法▲此方法町従ふ時は枯木の襲成が必要であるが、従来オリグの種子ほ．発芽極めて困難に て共感旛く暗転1ケ卑以上を経過して−始めて発芽し、且つ又不完全胚羊及び柄名不明の柄歯に瀧されて 周る胚子が多く穏子の免職を「切断せ方・ければ安心して拓観する黎が出来ない現状紅て、従姉此の先端を 切断する方法の発明せられない以蹄、RuBY氏（ユU5腋曲が稼数内に迄浸透し屈・恵ものとの予想の許灯瞳 々実験を・行ったが池牲梓穀の衣装のみ・灯存し組機内に扮存在せす、苛性ソー・ダ液や次汁申に浸潰して路 穣する方淡は何等効を∴見せなかった。其後政OL五TTL氏（9）は01ilre Cユipper・にて先媚を・切わ胚の先

金か香を儲別した後播輝すべきであると主張し、且つ砧木偶としてRedding及びchemla叩の両品

層ほ推賞せられ、余（91）の許にReddingSeedlingNo．23，B4．26及び27並にChemlaryの経子を

痙附せられ且つ余は初めてelipper をこ作り繰子の先端を・切り招稗サる方法む大正i8年頃実行したのが 我闊に於ける始めであむ、i時間の効程B三OT。邑TTI式（9）は1200粒と称して居たが余が実紛の結果100ひ 野庭．て米国よわ多少共成接労るも黙練を得れば1飢榔粒に・達する現も決して不可首旨でない。 小宮農産の稜子忙て＼不完全胚子の％聴昨年定の実験では紳⊥・10ひ％にで大部分は柄筈忙犯されたもの であり、際下級敏郎川津村産の穏子は多少の不完全胚凄含むも病菌に犯されたも揖は1ケも無かった0 種子の符芽に威て隠TAGI氏（1i3）は適齢や化学的掠作が発芽に及ぼす影響を試験した処12％のNaOH 液に．i4−16時間浸したものが最も璃効で’7む−∼）0日後に60−8（1％の発芽歩合をこ示し、叉成熟前に深牒喧 に描線すれば4（トー・5（咽で発芽すると称する。輝子の発芽歩合は品椎及び環境殊に稚膿に左右せられる寄 が多く、尾崎氏（98）は．Oblizaにて−8（〉％−（150c）の発界歩合を＼見BiOLETTI式（9）は．90％以上の好成故 を得、余（9りが大正の末靭に・得たる蘇典け漸やく叩％に過ぎなかった。勿論共当時は不完全啓子をも試 験に．供して居た時代であるから今より想像すれば70−馴鬼“の威給を褐て屑たのに・相違ない。 地温 8月中旬播種して発芽状態をト見るiこ・4月中旬の発芽最も多く、次いで】0−1】月に・再び発芽し夏 期中は殆ど発芽を二見ない。】ミU迅Y氏（ユ05）は■放過渡度13“5−1∂．くうOc平均1・ヰ．50cであると称して居る。低湿 度が発芽紅最適である寄は粂（幻）及び尾崎東（98）の笑除籍典と重く−・致しておる。 柏木の種類問題 米国にては・一腰隼Redding及び CheⅡ11呵；’を用ひて居るがCo三NDIT氏（2S）は 掛形が犬となり稜々管理に不便をこ感するから可及的′ト型に作るべぐ努力して・おるのは我薗の條向と重く 反対であろ。Fbrestiera及び英国係属をA4issionの様な錦勢品種の砧木とせば倭性にさせる効具があ わ．、桝欧にても燦性有占木を求めつ」ある今日未だ何等発見されで居ない。CASELLA氏く雪雲）はLilacを：用

ひる時ほ摩性になり且つ結最年令敬促進するが凡てのLil乱Cが過しておるもので怒く、好適なる系統 を選ばねばならぬと称する。尾崎氏は米国の枯木用品種．よわも］Missionが苑芽力点も良く且つ緑木と しても適合しでおる稼であると常に語って−居る。TALLARfCO先（1】6）はアビシニアン Plive（01e乱 Cbr・ySOphylla L乳m．）は0．etlr’opeaの相木として最適であると辞する。 以上の如く繁殖迭忙．は稜々の方法が用ひられて居るがCHR‡ST7EN氏（25）は二次の如く環境及び品種笹 依り方法を欒へ・るべきであると放しでおり、Mのて・OCCOに．．て−ば如何なる畑にも適する砧木は野生種と栽 増魔の中間種であるBerr・iがよぐ高踏糞仁好機では野生隆が最適であると。 柏木及び苗木の養成 従来の方法は3月頃硝子室内に播僅し、翌春臨場に移植し其先端を挿木用に尾 崎民（98）ぼ供して居るが、秋根の方威蹟良好である。接木はこ8月中旬より4月下旬遥に据接を行ふのが よく砧木は鉛筆大の太さが最払よい。BRICHET氏（ユ9）は北アフリカ忙て姓10年生位の野生種に接木して 居たが、此の方法を饗へ発芽後砂2、壌土1の割合に‥混じた苗床に．8Ucmの隈陽に移し、1ケ年後太さ鉛 筆大のものに樹液の流動が初まると同時にDEBREUヱL氏の方法で切偏する。わ 芽接 斌観では未だ行はれて居な．い。金が大正の宋勘頃／j、規換の実験を待ったのに過ぎなレ・が欧米に ては既に実行朗に入む、余が知れる範囲に・て米薗にて−芽技の試巌的に・行はれたるは1890年堺で1■POP氏 （75）が第2回加州オリヴ激増者会議の席上如何なる芽接の方港に・依ったかの質問に対し紐よ鋸凰布む用 ■ ひたるがよく、枯木の太さ妓％一戦吋が最適であると放して居た。 か Ⅶ 授 培 問 題 花 松田氏（78）はSpRECHER氏の説を．引用し、開花は夜間に．で、1枝の開花期間に．1週間を要し、 頂花よ鋸鞘花すると且つ1株の開花期間は約購呂に亘ろと称へておる。併し余が戯察忙・依れば開花は二夜 間にも行はれるが正午前扱が最も盛んで1戻の開花肋間は概略l週間にて且つ開花広順序は不同である が、1酎だが最初に儲く童は絶対に．たく小花梗の脱化＼或は．側花よ鋸開花するものである。IiARTMANN氏 （5ま）に依ればDavis にては年に依り開花期が殆んど1ケ月も蓮ふ。 不完全花 オリヴの柁には柱頭が退化して居るイ、完全花が普通∂ひ−60．％もある。共原周に．挽8穐あつ てPETRJ氏（ユ03）は水分の薬面蒸凝が多い場合は雄花が多く生すると云ひ、粂（9り）（89）及びHARr王、MANN 氏（57）（5Sノ（59）の実験より論ずる時は翰勢粂む親勢なる場合に旗花の凪現は多く、投状削皮に．依レ完全 に矯正し待乞ものである。叉尾崎氏（98）は放任栽増の場合に多く出現し合規約逓肥に傾り矯正し得るも のであると称する。SoKOLOVA比（ユユユ）も栄重囲係に依るものであるとなし、MoR瓦7111fNf氏（鱒）は子 房の温化が多く10％以下10−3摘、35−60％、及びGO′％以上の4宕純分類しておる。鏑品優に・炊む不完 全花は多く甥はれ我国ではNavadillu Blancoが最も多い。 Se忠歩合 尾崎氏しユ00）の2ケ年行へる緒典は極めて不同であり、余（96〕（97）の実駄結果はMissi（）n の白花授粉区は：0∼17′，7％、他花授粉区28．9％を．示し■で居る。叉MoRETTI和式（84）は8品建に．成き白 花瀧契歩合を・調査した処FT乱ntOI■b丈けが結実性を：有し、他は1皆不結実性を：有し■て鳳た。 オリヴは極めて多薗の花粉をト有し風媒花であわ且つ虫媒花であ・つてNev乱dillo Blancoが扱も白花 不結実性温く、Missionは梢結実性があって2（，年生鵜で5升位の収穫払挙げ得・る点よわ考察するも0、幾 ％と云ふ白花結芙歩合を：示すものである。松田氏（78）はSpRECHER氏の詮を：引朋し生花の5JO％■が結 実成熱すると放しておる。之を二実際に観察するに・Missionに・て按平均1花房にほ花をこ有するものとし て1ケ結実すれば過産にて糸数に・対し8別の花屋に．1ケ結実すれば申分ないから2−8％’の結実歩合を▲示 せば結構である。命日ARTMANN氏（60）も同様な意見にて−2−4％の緒実歩合を「示ぜば充分であると称 する。MoRETTINI民（85）は伊魂、にて他の果椒は14−玲％のSet歩合を∵示すが、オジヴに．てほ．さ鵬1ひ％で あわ、其径路典は4期に・這お、効率のない授粉・僅少の品種Ⅵ・於ける子房の欠陥其他01ive moth？ 如き審虫の被害に依るものと辞する。 果実の発育と成分の攣化並に含量 典実の発育に▲放てにニHARTMANNヱ（53）（5隻）とKERIMOV貯6S）

の実険路具や1；ある0即ち横長簡と岡野8琴の墜畢をこなすもので‘次に畢笑内の成分の変化む見るに水分

量嘩色前に最大忙遷し、兵れ以後は減少を見るもゐで、油分は8月1日頃よ、り始まり了2月1日劃憤調な

曲線で増加し、殊忙．】月にぼ急激に増加する。KER加0V民（6＄）に依れぼ成熟申に．甘果実内の糖分ぬ瀾

攻城少し、成熟の終り頃になって再び増加する。油は二完熟迄増加するが完熟及び過熱に思ると少々液少

する。PITMAN氏（104）GARDNER氏（舶）及びWEHMER氏（ユ2音）が長英其他紙綾内に含有する成分を表

示して居るから後針薯のものを∵第3：表に掲ぐ。 第3表 具実内に戯ける各要素含有量 A GARDNER民（班）に依る （新鮮県1000封安中に卜於ける各要素の合食（封安）） 】要素l燐 酸】御 題l硫 黄l酸化鉄 マグネ、シアl石 灰l社 ソーダl塩 素 ※金次分申の．％ BlⅣEHMER氏（ユ23）に依る 衣 分 の 組 成 硫 黄l荏 酸 巨マグネシア ナトリユーム1石 衣 加 盟】炉 酸

0■㍗ ∴諾

果 肉 核 唾 子 1・呵 ユ．．15 偏平尾氏（64）け香川牌磋オリヴ虹観で共成分％のみを■掲げておる。 備考 序に．葵、構皮等内忙含有する成分％一を’VE韓MER党（ユ3乃）は吹衣の如く摘ぐ。 第4表 葉、樹皮及び木質内の友分（R（｝t“，％）

CaO ト ㌔05l：‰O I SiO21MgOI SO＄ lNa90lFe808

花芽の分化 花房の分化と花界の分化との2期紅潮けて居る学者が多く、花房は前径の晩貰に分化を

認めたるは（二OND汀氏（慧S）及びHARTMANN曳（59）で、花器の分化は2月宋或は3月に始・まるもの

であると説く虻CoND汀氏く望8）HARTM．ANN（59）丸わ又ETTIN底（S汚）で開花8週間綺忙分化すると云

ふのが適当であ・る。SAVASTANO貴（ユ03）は蹄年の8舟東迄は中間芽で秋VCI幾分牲薬芽に・翠b他の残余

が潜伏状態で鞘花1ひ・−1関前に急激に分化する（駄文の文字不明の馬め雨後の関係上想像する）余は 2月似非俊戯中であるが前蓮拡似たモ．謹選を骨て屈む、KてHG曳く7ユ）は・花虚の形成状態乙．閏陀前日迄調べて 居る。墳近HARTM。ANN■氏（60）は1（、町及び一・量7年に実除を二行ひ加川にて拝品稜及び一蕩所て爆㍑てば殆ど 分雁凝叱善がな．いと発表しておる。

Ⅶ 栽

嗜

品種 英数数百品観紅蓮して一層るが各国に・■て一枚殆ど奨励品髄と、も称するもーのがある。⊥即ちC良uES自民

（99）はSpain虹於ける品種はZorzole石a7O％．、Lechinl雲‰Gerdal（Sevi11ano）1（烙、描anzanillo 7％、其他l％■、伊園たIではCorIregi01s（FrantoIio，Leccins（Lechinofsp’ain），Morineユloが主

な．恵ものと説く、Bo雨NET氏（17）は其他の晶憧を「掲げ、HARTMANN氏（55）（57）CoNDIT式（9S）は米

国にては Mission，Sevillano．M弧Z8nillo，及びBamuni如最適であると放する加計下世界各国より

各品感を億蕪し試験中である。ANAGNOSTOI〉OULO自民（5）はギリシアの品髄を大さに依り8大別に

L／て居る。我周セては二従訳Mission及びNevadi11o Blancoを・奨励品経として居たが目下はMission

タ Manzanillo及びLuccaむ奨励しでおる。併しLuccAは世界各或何れの固KI七も余b栽増せらkT，す

樹勢寝めて囁堀引こて′j、典、油分に富み有望祓せられて居・るが櫓蓼哩盛忙過ぎる点が何れの土地にても歓

迎せられない原因ではある藍いか。KIN叩AN氏（70）に・依ればMissionの原木は今（1922）衛視存し、

数年前庭・張安の更新勢是を．・行払収穫其他に大に経費節約を二見るに・至ったと。

杜間 概略すれば我図にては林間の旗きむ奨励し、北米にては可及的狭くし樹形を小さくし管埋正賓

す・ろ経費節約を‥計らんとしでおる現状に七、BIOLETTI氏（9）に依ればオリヴ払30一・−−組年・にて戯大の両

横を−占めるもので、1引用−do岬方呪檻達すると放し従って之れをご反当に換算すれば7本−12本格に相当

する。CoNDIT戊し28）はMi亭Sionに・て郎一朝沢、SevⅢanoには2U沢の株間を．項ふべきであると称し

南次にては：加州より株間狭く帽オオ氏（4＝2）は炭当15本格が院準であると称へANAGNOSTOPOULOS．員（：；）及

びAMIABL去曳（慧）はギリシャ及びチユ・＝・スにては各々1Omの林間を∴推賞し、KINMAN氏（7o）に忠死尺

普通とするが30−88沢がよいと放しでおる○併しCoNDIT氏（盟S）の調べに・てはチエ・エスの非搬漑触常

にては反当8−3本格として土壌中の水分未発を：防ぎて翠る地：方もある。我執ま諸外過と異なわ主として

悌斜地利用であるから余わ株間を■大きくする時は管理庭不便であわ、且つ象凰虫の存在すぞ〕題方に／ては 樹令が点かぐ大なる株間をこ輿へ・る時は不経済健変るものであるから、畑に依わ2棟の考へ．む持たぬばな らぬとに二粂（9さ）及尾崎且（ユ00）も同一意見であろ。然るにオリヴに関する知識に・乏しレ、人々に∴反当3・一 6本にせよと唱へる技病者があるとの睾海・大に・督戒を要する。

植付CoNDIT氏（望7）に．依れば砂壌土の如き排淡の良い畑常．ては各線へがよく、粘贋土にでは潜植へが

9 よいと称す・る。余の経験に依るも秋根の方成績艮好である。松田氏（78）はRuby克の冨を引桶しMo工oCCO

にては植穴の四角に・太木挿木を．行ひ直接苗木を■養成して居るとAMIABLE氏（2）は・乾燥地にては鉄棒む

励め且つ1年生苗木を∴定植すべきであると力説しておる。 祝辞並に深耕 CoNDIT氏（28）の詮にト依れば山替佐・於てはオリグの嬢群は地下2−8沢の処に最も多く

扱がれ谷間にては一増深く払大すると。GARDNER氏（45）はMANSON氏の説を引用し高さ6沢、亜

の壇雀3ろ立吋、枚の開碑7沢に達した時に・は頒群は各方面宰・10−11択に・達して屈沌、水分が表面近くあ

る時は表面に近く遠方迄扱がわ居ると薪けるから此の点から見て−も深耕の必要が生じ七来る。 暫定整枚 他農機同株従来の鍵を2殊に別ける番が出来る。即ち可及的自然に戻らない寄、今⊥・つば 殆ど盤根典樹の如く一・定の形となし細密な勢定を行ふのである。紹者は加州にて多く行はれ、後者は南 欧に．て行政れておる。BIOLETTI氏（9）（1ユ）及びJACOB桑（67）の試験結果に・依れば何れも苗木時代より 勢定整枝に拘泥しないのが最も成長もよく吸塵の多いのを示して居わ、幅オ月氏（ま望）ⅤIDAL曳（ユ22） CHANDLER民（24）等は何れも笛木時代よb勢定の必要なるを論じておる。SAVÅSTANO氏（1u8）は・樹 の性質及び環境に依りすべきものであつ■で結局次の4項目に注意すべきであると称する。（り結風樹令 に達する迄は極置変（2）結農期に・入った樹は層く且つ樹形を「整へる。（3）結典樹は毎年過当に勢足し

通風を∴良ぐする。（・ま）老木は犀新勢定を行ひ施肥を風分にする。CRUESS曳く恥）￡ゴ：：スペインの栽増碓を

巡硯し内地にては毎年と隔年に・行ふ習慣があり、伊囲ではホリゾンクルコルドンに類した樹形を有する ものもあると。備C艮ANDLER氏（朗）はKEARNEY氏が盃状形にする時は結典を2．3年早めるものであ ると説く。 何れにせよ欧米にては男定の主旨を異にし加川の収量が主産地たる南畝諸国の其れに此し三老妻しく多い

の掟二・燕漑設備年完備せると同時貯努定法の異な畠のた海国壇せ義一ろう。

摘果 D：えOBISH毛（3S）は核の硬化蹄たる6月ほ日∼7即用の間に・】択当勿2−8ク川に・摘果し、

HARTM■触甲氏（55）（56）も同様1沢当り4t−さケ摩均となし、其結農は著しく果実の肥大を二助け、撃滅

とする場合は多大の利益を生ずるもので鮎年生1梯当り2与生時間にて摘果し得るものであるから塩碑用

兵異に．捻大に励行すべきであると主演し、摘鼎の教具ば着色をこ早め隔年結果鱒弊を減少すると称する。

施肥翠松田兎し78）はSpRECHER氏よD BECH拭の実験結農を引用し反当83本として年々奪取す

る8要素はN，8．999k，PO20・8Ok，K208・−4kと称す・る○勿論此†落合の基準となる1梯成定盈は幹及

枝8む由、葉30kg、果実6．66kgである。叉BoNNET氏（ユ5）（14）も傍閣に於ける施肥盈を儲辞して居るが

BECHI氏のものと大同小異である。VERMELL氏（12ユ）もPARARELu及びAuDOYNAUD両氏の、誼

左二引岡し居り、GILL‡N氏（47）はD．JEBEL Am孟r革びMornacに・於て次の如く燐酸む患硯し居るは 他の人々と異なる点である。即ち14対当り硝酸ソr：・ダ1．紘g、過燐酸石次8・Okg、加畢分20％のSybrinite 3，7紘g、錦同氏はP2Pが鰯琴を偲ち、隔年結果を鱒ぐ忙は最も必要であると簸き、VERMELL氏（ユ幻）

AMIABLE氏（男）始め多くの人々はカ日豊胞料を：重硯し居D、P90を．Nの半ばに達しない程度に必要である

と諭するのと重く反対である（果実其地内の8要素合・最参照の事）相羽氏（43）ば彿圃の実例を・■引用し 葡萄と同一程度の肥料を潤すべきであると論ぜらる1も余の経験に依れば欧米諸観忙て行はれて居る程 度常．ては迎．も樹勢を蘭持する事困難にて温州蜜柑に∴要する程度の肥料を必要とし、殊町加里と石衣を竃 東男せねばならぬ。 濠漑 欧州に．では漁り行捻れて居ないが、TouRN‡EROUX曳（iユ8）のTuniseに・て行へる試験を：■下に 第5表 溢

水 畳

掲げる○ 港漑わ効凛湛於ては（り成長を＼良くし、隔年 結果の僻を城ず・る 結集を．・確実にせしめるが、之れ虹反し水分の欠乏 を一束たす時は花は多いが結実しない、叉濯漑の農 実に・及ぼす影響は爽表め通わで参る。 第6寂 濯漑水が果実の肥大に及ぼす 影響 筍7表 敬豊に及ぼす彰響 ユ抽卿・る果実数‡莞晶筐許

1UU果の還童‡Z 誓…喜警

食油塵（題意％）‡‡二 ≡三讐

！当用平均牧童l準実の題思い由

以上の′rouRNIERdux氏の試験結果より推定しても南欧の結実畳が加州に劣るのは当酪であり、

CRUESSp王（：：ヱ）の調奄K＝倣ろもSpain tcIて揉殆ど准漑掠府はれて居ないと0 Ⅷ・牧穫畳並に方法 故畳 園の環境に偲り結実盈は二異なり一億しないから各所の覿験成績よわ平均収愚を推定するの外が

ない。BIOLETTI氏（9）の調査に儲れぼ反当約6石6升に相当し、CoNDIT氏（ヨ8）は】94一年（一大豊作）

￠ とi’2年（凶作）の平均収量揉反当糾1石であゃと称し、VAUGHN氏（ユユ9）の調査に・依れば19壬0年の加州

に於ける成木の平均反当牧畳は紛5石6斗であわ、又・HART叩ANN氏（59）は各倭の試験をこ行ふに当り

棟準区を】梯当り127封歴として計許して鳳3から反当代石余（反当】2本棟と仮定す一・ユ）になわ、斯く

の如くG有を以て平均収量と恩へぼ大した野誌はない獄に推定する、。南欧に於け副文愚は加州よわ著し く少ない寄ば前蓮の遅‖＝こて BoNNET氏（16）も2ケ年の平均を1椒当り20立と称して屑る経であるか ら万事推して知るべしである。然るに我閥の現状を∴見るに小豆島池田町に放けるオリグ園の牧畳は：次の

・通りである。（100）

第8表 反 普 収 量

第6−・7年軍の攣均収最は反当4石5 斗にて1樹当りト斗針升8合忙・相当する 品種l姦志ざ；毒可同時日】同5朋‡同6朋 同7’年目 て 三次に和歌山市鈴鹿化粧品本輔の店先町歩 ‘ぅミッション擾（約20年生）は昭和24年 Mission に二1梯当り4斗粂の収穫を挙げたる実践 に徹す・るに次年に放て例へ収楼皆無と見倣すも卑ケ年の平均は2斗余となり、反当に換算して6石余孝 な勿南欧は勿論の事加州にも劣ら乃ニい好結果を了納めで屠ると云って達文へない。 斯くの如く我頭のオリグの反当牧恩臆世界の水準以上にて例へ降雨慮が多く、且つ海岸よ別離れて居 てもオリグの哉増には好適の土地と称して間違ひない。而文辞細なる弱震を二女くも余が生家たる名首屋 郊外にても小豆島に劣らたこい結果を挙げて居たが数年前藤略した薦め現在として世結実を見ないが近く 再び旧軋復するであろう。 収穫方法及び1人常リー臼の散礎畳 収穫方法の如何を・間は、ず若干の典実を枝上に残し、之れを他囲 の人と訊兄と義満とに取らすべしとは旧約蟄雷（72）忙示せる通りで臥る。 収穫の方法に・鱒他典樹同様手にて1ケ宛取る方法と竹竿にてドロき落し拾ふ方法及び日然落果せるもの む拾ふ方法があるけれども、吸収用は必ず手にて】ケ宛丁■寧に無傷のものを路集せねぼなら申0油用の 典実は潔他の方法た依るけれども竹竿を瀾ふのは根来を∴傷け次年の結実に彪響する。侍自然落興せるも のを儲ふ■方法ほ樹勢をこ著しく嚢藤せしむる結典、翌年の結実蚤が喝％■も城ずるとCoNDrr氏（28）は辞し でぁる。且つほ第2，3の方法共に典英が傷つき貯就中勘梵酵し易く、従って油の酸慣を高め食用に供し 働くなる。 BoNNET氏（ユ6）は既に15年前に横械力に依る収穫漆を考案し、最近モ払RT且仏N甘弐（49）も機械力に 依る方法を■考案したが実用化するに捺藍だまだ前途遼違である。 1人用嘉程の典突を澱模するかば確濫判明せす、且つBIOLET耶民（つ）忙依れば一人】日当わ概算 1石7斗に‥相当し、StJIエⅠVAN氏（てエユ慧）の調べに薇へぼ1人当わ（】日8時間労働として）12斗8升にて殆 どB‡OL瓦71T‡氏の調査に−致して居る。戯るに我国にて行へる方法常．て女1人1日当カの平均那−−・4斗 に・て儲著聞に二道だしい差を認めるから今後大に牧穫方港 を．■研究せねばならぬ。 反当支出及び作菜人員に関してぽrO′〝の株阿智（望6） SuLL‡VAN氏（：1ユ7’）及び教団にて掛位相氏（ユ10）の調査が 第9敦 加州に磨ける雷熱圏果樹に射する 瑠a即監督りに要計る人員の時間 表（1988−−・1941）

諾完蒜bs・・闇㌫s．げ‰1bs．

あるも SuuuvAN、毀の調査の精兵を二次表忙：掲ぐ。 以上栽鰍ニ￣関する文献のみに依り改進し、病者虫、加工 戟

及び利用方面を償き脆稿した処、本文餌常会紅蓮し、余 勢

わ長文の薦め短縮を・余儀なくされ、従って意味の不徹底 間 1：：1iS l 望 9 6 コU S H

80し1

S H 禍02畠5∴刷 凧 仙 3耶 酬 仙3∵〓 一■⊥ †⊥ 施 肥 病賢虫防除 故 増 潅 漑 防 霜 なる点多々あわて不満足であるが致し方なく、敬埼のみ の文献にて■針泉だ充分漁る塾が出来ずして声gα〝∂ 仇易りヤ牒瀾オジヴ会議の報告ば只1冊の外未だ到着せ す、且つ〟βγ∠．〟∂・∫J．及び′紹J♂′・．ガ♂Zノ．0メ∠カβ5−占Z． 8 血 665 仰 807 α〝〆タ′“α‘J・〃・′〟g7一∠・も近年のもの入手不耶紙て−、昨 人工好配 年出版のエ’oZ左三ノ彦♂′’d7∠ノ野α′・−OC も未着の馬め引用出来な 其 他 かったのけ残念であるが、弟2報として掲げる葦北ん尭 侍我蘭の通俗難詰に発毅されて居るオジヴに関する記寄 其他隠拾数箆あるけれども何れも香川願農事試験場よわ 発行されておるオリグ及オリヴ油と同・−・記軍であるか或 は義慨掲載するには．余りに通俗的であるから之等を各部 省略した。幅溺氏の貴賓なる迫稿も2−3両オ月経≡氏の厚 収探其乾 橙収他焼

忠に依り井見したが之れ又引用を遠慮した。本戦菖に引用した文献は塾部手許に・保管中セあるから御所 望の節嫁御閲覧に應ずる。

湛れ底本病む聾するに当む非常虹御厄介になった寛大杉山助教授、涼太島村和夫助手並に小豆島オリ

グ試験地尾崎放官た射し感謝の意を「表する。（昭．35．11．27）

Rるslユmる

This paper・is bibliOgr・aPhicaland wrIiter has read someliterIatur・es about olive

in，tbewor・】d，but w工・i漑bas been un乳bコe tO read七he Fig乱nd Olive，BepoT七Qfモモle

i益雄r・n乱七三on乳′lcongresS eXCepモーf）nJyく−nerepOr七Of VOCongr■esS，Ca】抽）rnja c扇とivaミのr■and

Proc．Amer．王まort．Sci．，Hor七icultur・alAbstract published史ecenとIy．，The abstract of

th占selitCra｛：ureS Willbe reportedin the知d noぬ

In七草1e r占sum6，the history of theoliveculturIe and thepresent situaJこi・OninJapan

aで■e Stalted‖‡t（4ヨ）（43）is the first timeinJapan thatduringthe BunkytlPCriod（about

1862），the cul：tiva七edoliveyounがreewasintroducedfromFrance toYokosukよdistrict

by the opinion of D6kaiHayashi・Afterwards the olive youngtr・eewerein甘Oduced

from France andItaly tolthe Mita Nursary ofthe Department of Agriculture and

distributed to some pr．efectures．

Inユ2year of Meiji（ユ879）1，5500f olive trees were plan七ed at Subtr’oPicalPlant

Experiment Station whichthc mme afterwards was changed Kohe Olive Orchard・

It was the first timeinJapan that at wakayama prefecture，in20year’Of Meiji

（3888）oiive tr・ees have fruitcdandoliveoilⅥaS PrOducedo

In41year of Meiji（1908），l）epartmcnt o‡Agricultur’e Order’edto plant the olivc

to the Miye，Kagoshima and KagaWa Agricul紬ralExper’iment Station and only the

olive p】・anted at the orchardof the Kagawa Agricu托ur’alExperimen七Station succee・−

dedin酢0−Vlng・

The olivein Kagawaplanted132t‡eeSinanacrewas thrived andlOOlbs・a tr・ee

is c（）nSideでed as左maximum yield andlヤellcujとivated orchai・ds were expec亡ed to

averagerrlOrC・than501bs．a■treeL・Writer places亡he number’Of treesinJapan at16，

500which corr・eSPOnds七＜）SOme七hing under’125acresin19501

The suitability ofJapan especially Kagawa pr’efecture払r olive growing began■tO

berecognized recently and wri｝tCr SuPPOSeS tl如01ives r・eaCh about more than216，

500treesinJapan afterlO year’S

Itis mosモnecessary fbr the oユive軒OWlng tO aboid the w王nd and then七he olive

willo托en make a handsome vlgOrOuStreeSin the（）r・Chard aroundbythe windbreak

and rainf瓦】1at the bloomlng℃1meis nOt SO danger＜）uS aS thcy say・An uncultivated

and ornamenta120year・old Mission tr・ee，Which through a11blooming timeit wa

rainy weather produced about501bs・by hanging flowerlng Shoots on the main

branchesin ourICO】1e買e gardenin1950，、andin Wakayama city also an about20

years old Mission tr・ee yielded more thanlOOlbs．in］949

わ王ma，K8gaWa pr’ノefedtu‡’e．

TAl∋Ⅰ．E‡

Pr・Oduc亡ions of（揖IreS an aCr・e after・ff・01113yeaT・S to7y（さaT・s old tT・ee pl乱nted

Ⅴ耶・iety 乳（teて a杜er afteて afte‡

after

3year・S 4year・s 5years ｝6years 7years

Mission 23kg・ 4】kg 3：3｝kg 1，237kg・ ジ，839kg・

The reason why the olive 亨ree Y［aS nOt distributedin5apan orlglnatedin the

f01log、Vin oplnlOnS：

1．The olive tree shrives at the seal−Shore on】．y．

2一・01ive cultur・e d（｝eS nOt SuCCeedin the heavy rain district血S Nagoya and

Ⅶ7alくay礼nュa

3・The self−Sterility of the olive tr’ee was nOt reCOgnizedinJapan・

4・The young plan・ヒS Of the olive could not be nurher・ouSly prIOduced・

But as wri七er men七ioned above，the olive trees very much produced the fruits at

the district kept awayfrqmthe sea whereitrainsmor・ethanl，500m・1m・a year・The

interplantingofthe varie・ties oftheolive arIe neCeSar・y andthe handpollinationor 七he hanging floweringSbootson themainbr・anChes should bepf・aCtice札

When the olive らr・eeis cultivated as rnentioned above，Writer b￠lieves that the

limitoftheoliye cultureinJapanis mdrethan，the satsurl一：＝r・ange岬

THE PRfNCfPAL VAR柑TIES‡NJAPAN．Varietiesof olivesりthert壬1anthe Mission

leading varietyinJapan：are plantedin・the Olive Experiment Station and goingtO beplantedin the orchrdofour college newly established・・Fourleading varieties

planモedinJapan are the Mission，Manzanillo，Lucca and Nevadillo Blanco．The

Sevillano was pla如ed．in1920，butis muchinfected with the anthracenose and the

iruits can，t be almost utilized．The Nevadillo Blanc（）treebears many sヒaminiferous

flower・S andin somelocallty yields few fruits．

OT上王ER VA訳至可丁王ESIL The Reddir唱 and Chemlaly were gif・ted by F・T“BてOLETTI

about27 years ago and 王∋arouniand other varieties by 3i”T・HARTMANNin the

Current SPrlng・

FLOWERING SEASON貫NJAPAN・Duriug the flowerlng SeaSOn Of01ive tr’eeSin

late May a頑earlyJune，Wea・ther conditions 宰・enerally are favor’abi￠for’POllination，

although occasionalwet season may come・

CONDITION OFFRUIT・The equlPment Of the如1gationisnot established andin

July and August the fruit withers al111￠St，but when the rainyweatherinSeptember

COmeS，the frui七S develop normallyu ffthe amoun七Ofirrigation waterin the dry

SeaSOn WereuSed・aSin the orchard−OfCalibrnia，the fruits would grOW under the

more favor・able conditiollS．

SPEC‡ALISTINJAPAN・Almost allthe specialisltSinJapan havenO knowledge

0iive Experiment Station alt Sh6doshima are only a Professor and．a specialis七about

the oliveinJapan

Oz。左K‡（9S）has sltudi占d the pr・OPagation ofth6olive fとOm1949and succeeユedin

Obtaining the many youngplants・During about30years）NoRO（89・）（00）（9ユ）（侶）direCt

ニand・ind・irectly has been engagedin studying the physiology，PrOPagation and pickles

Ofthe olive andis now studying the physiology and ecoIogy of’the olive

WriterIwishestoexpresshisgratitudefrom hisbottomofhearttoAssistant Professor

Colleg？OfArIgriculturIe，Univer・sityofCalifor・nia，H小T‖HARTMANN and・（ノiefPstaff ofC・

Ⅰ・E・LibraryofTakamatsu，MissBoYLAN forsendinghimmanypalnphletsofthe olive

心r’1endinghim specially usefulljoumals ofolivesl

L‡TERATU罰．琶 CⅢED

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