• 検索結果がありません。

< 第一部 > 中国人訪日客の集客戦略と旅行商品の造成と販売について 講師 株式会社アクセス イノベーション代表取締役加藤市郎氏 今後益々増加が予想される訪日中国人観光客 今年 7 月にビザが緩和されると 中国人の海外観光客は益々増えると予想されます 年間所得 2000 元 ~3000 元のいわゆる

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "< 第一部 > 中国人訪日客の集客戦略と旅行商品の造成と販売について 講師 株式会社アクセス イノベーション代表取締役加藤市郎氏 今後益々増加が予想される訪日中国人観光客 今年 7 月にビザが緩和されると 中国人の海外観光客は益々増えると予想されます 年間所得 2000 元 ~3000 元のいわゆる"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

インバウンドイベント 「中国人インバウンド集客& 売上向上のためのセミナー」 日時 6 月 11 日 会場 KSG セミナールーム 主催 アクセス・イノベーション 訪日中国人のビザ発給条件緩和にともない、今後益々増加が予想される訪日中国人観光客。 観光立国を目指すわが国にとって、ドル箱とされる中国人観光客だが、その中国人の購買 特性を踏まえた販売手法はまだまだ確立されたものとは言い難い。 本日は、まだまだ知られていない中国人インバウンドに関する集客&売上向上につながる ヒントをお伝えしたいと思います。 目次: <第一部>中国人訪日客の集客戦略と旅行商品の造成と販売について ・ 今後益々増加が予想される訪日中国人観光客 ・ 中国人観光客のトレンドを探る ・ 中国人の口コミ効果を利用する <第二部>中国人インバウンド攻略法 (中国人実態事例調査レポート) ・ インバウンド大国のフランスを訪問して ・ きめ細かい訪仏中国人向けサービス ・ 日本の魅力とは? <第三部>中国人インバウンド攻略法 (接客レベル向上セミナー) ・ 「おもてなし」より販売サービスの強化が重要 ・ ちょっとした工夫で売上が倍増する <取材後記>

(2)

<第一部>中国人訪日客の集客戦略と旅行商品の造成と販売について

〈講師〉株式会社アクセス・イノベーション 代表取締役 加藤 市郎氏 【今後益々増加が予想される訪日中国人観光客】 今年7月にビザが緩和されると、中国人の海外観光客 は益々増えると予想されます。 年間所得 2000 元~3000 元のいわゆる中間所得者層の 拡大が見込まれますが、現在の訪日中国人観光客は 150 万人、中国人の海外旅行者全体の数 4000 万人と いう数字を見ると、まだまだポテンシャルはあると言えます。彼らが何を求めて海外旅行 をするのか?しっかりとしたマーケティング戦略が求められます。 【中国人観光客のトレンドを探る】 訪日中国人観光客が旅行中にしたい事と言えば、今まではショッピング、温泉、歴史文化 が定番でした。しかし最近はその傾向に変化が見られます。 ある調査では、写真撮影が 58%、観光が 27%、買い物他が 15%という結果が出ました。 また、ある中国の企業では写真コンテストを盛り込んだ販促キャンペーンで、関連サイト が1日に数百万ビューを記録したという事例も報告されています。 中国での写真ブームを象徴する出来事と言えるでしょう。 このような事例を見ると、中国人観光客イコールショッピングオンリーと決めつけること は危険な見方といえます。 ただ、ショッピングにかける費用は相変わらず高く見逃せないのも事実です。 中国人観光客の訪日旅行で消費する現地費用は平均 8 万円、欧米人に比較すると 2・5 倍に もなります。 最近のトレンドを見極め、いかに消費行動に結びつけるか?中国人の購買傾向をもう少し 詳しく見ていきましょう。 ●中国人の口コミ効果を利用する 中国でのインターネット普及率は 25%程度。ただその人口は 4 億人います。 今後この数は益々増えるでしょう。

(3)

彼らの海外旅行の購買ルートも徐々にネット経由が増えてきています。 また同じくして、ネット上の口コミによる波及効果も大きくなってきており、今後はネッ トや店頭販売を含めたクロスメディアマーケティングが求められるでしょう。 現在、日本を訪れる中国人観光客の実に 86%が初めての訪問になります。 今後彼らが本土へ帰り、友人や知人に日本を紹介し、また彼ら自身が日本を再訪したいと 思っていただけることが重要です。 そのためにも、中国人観光客の特性を踏まえたマーケティング戦略が必要になります。 今日は中国人観光客の動向に詳しいレジャーサービス研究所からお二人に来ていただいて います。これから第二部ではそのあたりを詳しく話していただきます。

(4)

<第二部>中国人インバウンド攻略法 (中国人実態事例調査レポート)

〈講師〉 レジャーサービス研究所 総経理 チャン・リンリン氏 【インバウンド大国のフランスを訪問して】 インバウンド大国と言われるフランス。海外か らの訪仏旅行客は 8000 万人いると言われてい ます。一方わが国の外国人観光客はまだまだ 900 万にも満たない数字です。 観光立国日本を推し進める上で、このフランス をベンチマークとすることは非常に重要だと考 えております。日本とフランスは一体何が違うのか? 訪仏中国人観光客の同行取材(現地フランス)を通じてわかったことをレポートします。 【きめ細かい訪仏中国人向けサービス】 大手百貨店に行くと気付くのが、中国人観光客向けの豊富なサービスが揃っていること。 例えば、専用割引クーポンを配布していたり、中国語の POP や中国人スタッフが常駐する 店舗があったりします。 また各フロアには中国語で総合案内するスタッフもいて、店内だけでなく近隣の観光スポ ットの案内等もしてくれます。 高級ブランド品を目当てに行く中国人観光客にとって、このようなサービスはとても評判 が良く、リピーターも多い要因のひとつでしょう。 ただ一方で、フランス人は残業をしない、過度なサービスはやらないなど、独自の文化を 持ち合わせており、ホスピタリティーの面ではまだまだ改善点があるとも言われておりま す。それでは、フランスと比較して日本の現状はどうなのか、日本の良いところ・魅力に スポットを当てて考察しましょう。 【日本の魅力とは?】 インバウンド大国フランスに勝る点はないのか?日本の魅力を考えてみましょう。 多くの訪日中国人観光客が口にする日本の良さは、何といってもサービスの良さでしょう。 どこに行っても笑みを絶やさず、言葉は通じなくても、筆跡で一生懸命対応してくれる姿 は皆が感動する点です。

(5)

また、街中にゴミひとつなく、非常にきれいなことも好感がもたれています。 お水もきれいで、お風呂も快適なので、女性にも安心な国と言えるでしょう。 フランスでは夜 8 時以降は何も買えないということもしばしば。 日本はどこにでも 24 時間オープンのコンビニがあり、交通網も発達しています。 化粧品は無料でサンプリングしてもらえることも人気のひとつです。フランスではお試し をするにも予約が必要で、さらに 4,000 円ほどかかります。 また、フランスで 1,000 円以下のお土産を探すことは大変で、チョコレートくらいしか見 つかりませんが、日本には豊富な品が揃っています。 以上をみると、日本にはフランスに負けないくらいの魅力がたくさんあるのです。 インバウンド大国フランスにこれほど水を開けられているのが不思議なくらいです。 売り方(マーケティング)次第で、もっともっと訪日外国人観光客は増えると思います。

(6)

<第三部>中国人インバウンド攻略法 (接客レベル向上セミナー)

〈講師〉 レジャーサービス研究所 所長 斉藤 茂一氏 【「おもてなし」より販売サービスの強化が重要】 訪日中国人向けビジネスに携わる多くが「おもてな し」やマナー向上に強い関心を寄せています。これは 間違いだとは言えませんが、今我々が求められている のは、まずは販売サービスを強化することではないで しょうか? なぜならば、彼らの多くは団体旅行の一員として日本を訪れます。中国人観光客にとって 最も大事なのは、「時間」です。1 週間かけて、関西から中部、東京とディズニーランドを 巡る彼らの日程は常に時間との勝負です。最上級のおもてなしやサービスを受けるより、 いかに効率的に買い物が出来るのか?そこに関心が注がれているのです。つまり、せっか く日本に行くのだから、たくさん買い物をしたいと思って、たくさん両替するものの、時 間が足りなくて買えずに帰国したというケースが多くあります。本当に残念がっていまし た。そのような彼らの特性を踏まえた販売手法が必要だと思われるからです。 【ちょっとした工夫で売上が倍増する】 訪日中国人の要望は益々多様化・高度化しています。 今、秋葉原で彼らに人気があるのは、炊飯器などの家電類と「鼻毛カッター」なんです。 数年前まで、中国人男性がエチケットに気をつけるようになるとは、予想もしていません でした。めまぐるしいスピードで彼らのニーズは変化し続けています。 そんな変化に対応するためには、常に彼らの目線に立って販売することが必要になります。 例えば、中国語の表示をするだけで売上が倍増した物産店の事例があります。 中国語を話すことはハードルが高いと思われる方も多いですが、中国語表記なら出来ると 思います。ちょっとしたことですが、ひと工夫するだけで、中国人観光客にはありがたい サービスとなるわけです。 我々、中国人観光客を受け入れる側にとって、まだまだ販売サービスを向上させていく余

(7)

地はあると思います。 何年か前に成田空港で再両替のために長蛇の列を作る中国人観光客を見たことがあります。 しかもその額は一人何十万円にもなっていました。 彼らが再両替することなく、日本円を訪日中に全て使い切るような魅力ある販売サービス が出来れば、わが国のインバウンド産業はもっと潤うのにと思ったものです。 今こそ、「おもてなし」ではなく「売り切る力」を養っていただきたいと考えています。 <取材後記> 当日の会場は定員一杯で、終始熱気にあふれていました。TV取材も入っており、中国人 インバウンドの注目の高さがうかがえます。セミナー終了後も多く質問が飛び交うなど、 関心度の高い参加者が多かったように思います。ビザの発給条件緩和を目前にして、業界 各社の動きは益々活発化するのではないかと感じました。 (取材:ライター たはら ひろき)

参照

関連したドキュメント

 トルコ石がいつの頃から人々の装飾品とし て利用され始めたのかはよく分かっていない が、考古資料をみると、古代中国では

14.純旅客用は、平成 30

オープン後 1 年間で、世界 160 ヵ国以上から約 230 万人のお客様にお越しいただき、訪日外国人割合は約

現在政府が掲げている観光の目標は、①訪日外国人旅行者数が 2020 年 4,000 万人、2030 年 6,000 万人、②訪日外国人旅行消費額が 2020 年8兆円、2030 年 15

の総体と言える。事例の客観的な情報とは、事例に関わる人の感性によって多様な色付けが行われ

2021 年 7 月 24

HW松本の外国 人専門官と社会 保険労務士のA Dが、外国人の 雇用管理の適正 性を確認するた め、事業所を同

本章では,現在の中国における障害のある人び