車 両 管 理 業 務 請 負
仕
様
書
(適用範囲) 第1条 この仕様書は神戸運輸監理部が発注する車両管理等の業務(以下「業務」という )。 に適用する。 2 本仕様書において 「甲」とは発注者となる神戸運輸監理部長をいい 「乙」とは受、 、 注者となる者のことをいう。 (一般業務) 第2条 乙は、本業務の履行に関し、第6条に規定する委託車両を善良な管理者の注意義務を もって管理し、かつ、道路交通法令等を遵守し、迅速に運行業務を履行するものとす る。 (車両管理責任者) 第3条 乙は、次のいずれかに該当する車両管理責任者を定めるものとする。 ①安全運転管理者の選任を受け、運転管理1年以上の実務経験を有する者。 ②3年以上の運転管理の実務経験を有する者。 2 車両管理責任者は、車両管理員を兼ねることができないものとする。 (車両管理員) 第4条 乙は、次の各号に該当する車両管理員を配置するものとする。 ( ) 、 、 ①年齢が65歳未満の者 平成22年4月1日現在 で 普通自動車運転免許を有し 免許の取得期間が3年以上であること。ただし、オートマ限定を除く。 ②概ね1年程度、自動車(貨物自動車を含む )の運転を業務として行っていた実務。 経験を有すること (同等と認められる場合を含む )。 。 ③神戸運輸監理部管内の地理・道路網に精通している者であること。 (原形復旧義務等) 第5条 乙は、業務履行に伴い使用する車両(車両の附属品を含む)を滅失したときは、同等 品以上の代物を弁償し、き損したときは原形に復旧しなければならないものとする。 (車両の委託場所) 第6条 甲が乙に車両管理を委託する車両及び場所は、次のとおりとする。 ①車種名等 別紙1のとおり ②基本走行距離等 〃 ③配置場所 〃 ④車両価格 〃 2 委託時間内に常に運行できる体制を取るべき台数 1台 ただし、上記台数を変更する場合は、事前に甲又は監督職員、乙又は運行管理責任者双 方で協議するものとし、その内容を車両管理業務打合簿(様式1)に記録するものとす る。 (車両管理等業務の委託期間等) 第7条 乙は、次の期間等について車両管理業務を行うものとする。 ①履行期間 平成22年4月1日から平成23年3月31日まで 本業務は、委託期間中、土曜日、日曜日、祝祭日及び年末年始の期間(12月29 日から1月3日 (以下「休日等」という )を除いた日で履行することを原則と) 。 する。②履行時間帯 本業務は、月曜日から金曜日の8時30分から17時15分の時間帯で履行するこ とを原則とする。 「 、 」 、 国家公務員における 一般職の職員の勤務時間 休暇に関する法律 の改正に伴い 変更する場合がある。 ③前①、②の規定にかかわらず甲の業務の都合により必要が生じたときは、あらかじ め乙と協議のうえ、休日等または委託時間帯以外の時間においても業務を実施でき るものとする。なお、時間外業務時間の合計予定数量は30時間を見込んでいる。 ④甲の業務の都合により必要が生じた時は、あらかじめ乙と協議のうえ、宿泊を伴う 業務を委託できるものとする。 (年間走行距離) 第8条 管理対象車の予定走行距離は、別紙1の「年間予定走行距離」及び「基本走行距離」 のとおりである。なお、予定走行距離はあくまで予定数量であることに留意すること。 (業務の内容) 第9条 甲が乙に委託する業務の内容は次のとおりとする。 ①車両の管理、運行計画における人員の配置 ②車両の運転 ③車両の日常点検 ④ガソリンの給油 ⑤車両の整備及びワックスがけ ⑥自動車保険(任意保険)に関すること ⑦事故処理に関すること ⑧前各号に附帯する業務 2 乙は、原則として第7条②に規定する業務の履行時間内に適宜行うものとする。 (業務の履行) 第10条 乙又は車両管理責任者は、甲又は監督職員の指示に対する適切な措置を速やかに講じ なければならない。 2 本業務によって車両を管理する範囲は、毎月甲が業務計画書(様式2)を作成し車両管 理責任者に通知するものとする。 また、本業務によって車両を運行する範囲は、日々甲が運行計画書(様式3)を車両 管理責任者に通知するものとする。 3 車両管理責任者は前項の運行計画書(様式3)に基づき車両を配置し、監督職員に配 車報告書(様式3)により報告するものとする。また、変更する場合も同様とする。 4 車両管理責任者は運行計画書が、安全運転の確保、人員体制等から不適切と判断され る場合は変更を申し入れるものとし、その申し入れに対しては、監督職員、車両管理責 任者双方で協議するものとする。 5 乙は、車両管理責任者及び車両管理員が、業務の履行に必要な知識(安全・円滑な運 行に関する知識、運行区域に係る道路状況等地理的な知識、甲から教示を受けた神戸運 輸監理部の業務等に関する知識等)を確保するように努めるものとし、甲が必要と認め る場合には、研修会の実施等適切な教育を行うこと。 (業務の履行体制) 第11条 業務の履行にあたって、以下の体制を確保することとする。 ① 緊急やむを得ない事態等により、運行計画書によらない運行の必要を生じた場合 は、乗車職員から監督職員に速やかに連絡し、運行計画書を変更するものとする。 ② 運行計画の変更等に的確に対応するため、乙は車両管理責任者の代理等の設置、 監督職員、車両管理責任者、車両管理員間の複数連絡手段の確保等、担当職員から の指示に適切に対応できる体制を構築し (入札説明書別紙様式8)により事前に、 甲の確認を受けること。 ③ 乙は所定の車両管理員が急遽車両の運行ができなくなった場合でも、業務が履行 できる体制を構築し (入札説明書別紙様式8)により事前に甲の確認を受けるこ、 と。
④ 災害時等において、業務履行時間外に車両の運行が必要となる場合にも、前②、 ③と同様の措置をとるとともに、必要となる災害対応等の内容や地域の地理的状況 等をふまえ、甲又は担当職員が乙又は管理責任者に甲が連絡後、概ね45分以内に 別紙1に記載する配置場所に、運行業務が行える体制を確保しなければならない。 この場合は、第7条を準用するものとする。 (履行の報告及び確認) 第12条 車両管理員は、車両管理確認日誌(様式4又は様式4に記載された事項を含む任意様 式)を作成し、業務実施日の翌日に監督職員に提出するものとする。ただし、翌日が 休日等のときはその翌日とする。 2 乙は、前項に規定する車両管理確認日誌に基づき、各月末をもって車両走行実績及び 車両管理報告書(様式5又は様式5に記載された事項を含む任意様式)を作成し、第 19条の請求書とともに提出するものとする。 3 甲は、前項の報告に基づき業務の履行を確認する。 (業務車両の変更等) 第13条 甲は、必要があるときは、乙に対して書面による通知をもって委託車両を変更できる ものとする。この場合、契約金額を変更する必要がある場合は、甲と乙が協議して書 面により変更するものとする。 (自動車保険の加入) 第14条 本業務で管理する車両にかかる自動車保険契約の保険金額は、次のとおりとする。 ・対人賠償・・・無制限 ・対物賠償・・・1,000万円 ・搭乗者賠償・・1,000万円 ・車両保険・・・任意:第5条(車両の原形復旧義務)に基づき乙の判断による。 :乙が加入しない場合であっても甲は費用を負担しない。 2 保険加入に必要な車両の仕様等は、別紙2のとおり。 (修理等の費用) 第15条 本業務で管理する車両にかかる次の事項を履行するときは、あらかじめ甲と協議のう え行うものとし、これに要する費用は甲の負担とする ①車検並びに定期点検整備(車検及び定期点検整備に必要な油脂類及び消耗品を含 む 。) ②タイヤ、チューブ、バッテリー、タイヤチェーン、シートカバー等の交換、カーク ーラーの修理調整等。 ③前各号以外で乙の責任によらない修理。 (燃料等の費用) 第16条 本業務で管理する車両に使用する燃料等の規格等は次の各号によることとし、甲が指 定する販売店において甲が指示する方法により補給するものとする。 ①燃料は別紙1のとおりとする。 ②エンジンオイルは、四季を通じて使用可能なものとし、かつJIS規格品とする。 冬は不凍液を使用する。 ③その他のものは、車種による純正品又は同等品以上のものを使用する。 (エンジンオイルの交換) 第17条 車両の走行距離が概ね4,000㎞毎、もしくは1年点検時にエンジンオイルを交換 するものとする。 (費用の負担) 第18条 業務の履行に伴う費用については、別紙3の費用負担区分表に基づき、それぞれ甲及 び乙が負担する。
(対価の支払い) 第19条 甲は、乙からの毎月の請求に基づき対価を支払うものとする。その内訳は、①基本業 務費及び②時間外労務費とする。 ①基本業務費 次のイ及びロから構成されるものとし、これらの合計額(月額)を基本業務費 (月額)とする。 イ 基本労務費 第7条に規定する「①履行期間」及び「②履行時間帯」に基づいて算出され る年間の基本業務量を基礎として、契約期間を通じての平均月間業務量を算出 し、これを毎月の基本業務量とし、係る費用を基本労務費(月額)とする。 ロ 基本間接費 本業務で管理する車両に係る自動車保険料及び自動車保険料手続に係る諸経 費並びに前記イに係る管理費等について、第7条①履行期間に掛かる合計額を 月額に換算した額とする。 ②時間外労務費 時間外業務は、時間外業務従事時間を月単位で合計し、甲に対し請求するもの とする。なお、合計時間に1時間未満の端数が生じたときは、30分以上は切り 上げ、30分未満は切り捨てるものとする。 2 乙は、毎月の支払請求を行う際は、前項各号の内訳を掲載した請求書をもって請求す るものとする。 (時間外業務) 第20条 時間外業務は第19条で規定する「イ基本労務費」の時間当たりの単価をもとに月単位 で算出するものとする。なお、単価は以下により算出して得た額とする。また、算定の 結果、1円未満の端数が生じた場合は、端数は切り捨てるものとする。 基本労務費(月額) × 12月 125 × 第7条①及び②に基づいた年間業務時間数合計時間 100 (事故報告) 第21条 車両管理員は、業務履行中に事故が発生したときは、速やかにその状況を車両管理責 任者に報告すること、また、車両管理責任者は、速やかに事故報告を監督職員に行わな ければならない。 (業務打合せ) 第22条 車両管理責任者は、基本的に毎月1回、甲(監督職員)と打合せを実施し、その結果 については車両管理業務打合簿(様式1)に記録し、相互に確認しなければならない。 (その他) 第23条 本仕様書に定めない事項については、甲と乙の協議に基づき定めるものとする。 (監督職員) 第24条 監督職員については、契約締結後において甲から乙へ別途通知する。
別紙1 第6条第1項及び第8条関係 NO. 車種名等 型式 登録番号 登録年月日 燃料 燃費 年間予定走行距離基本走行距離 所属 配置場所 車両価格(円) 1 トヨタ クラウン (セダン) CBA−GRS 180 神戸301 せ9854 平成16年3月8日 ガソリン (ハイオク) 12㎞/㍑ 8,400㎞ 700㎞/月 神戸運輸監理 部 本局 神戸運輸監理部 本局 神戸市中央区波止場町1−1 神戸第2地方合同庁舎内 408,399 ※ 車両価格は、平成22年3月末における現在額
別紙2 第14条第2項関係 車両価格 運転手 助手席 1 トヨタ クラウン (セダン) CBA−GRS 180 神戸301 せ9854 平成16年3月8日 神戸運輸 監理部 本局 ○ ○ ○ ○ ○ × × 408,399 ETC車載器 査定車両 価格(円) 備考 登録年月日 所属 車両条件 エアバック ABS 横滑り防止 安全ボディ低公害車 盗難防 止装置 NO. 車種名等 型式 登録番号
別紙3 第18条関係 委託者(甲) 受託者(乙) *車検 車検整備(H22年度は該当しない) ○ 重量税 ○ 自動車税 ○ 自賠責保険 ○ 自動車任意保険 ○ *法定点検 点検整備 ○ *燃料 燃料 ○ *油脂 エンジンオイル ○ デファンシャルオイル ○ トランスミッションオイル ○ ブレーキフルード ○ グリース ○ その他オイル類 ○ *消耗品 オイルエレメント ○ ウインドウォッシャー液 ○ バッテリー液 ○ ワックス ○ 不凍液 ○ ウエス ○ 油膜取り ○ 曇り止め ○ 消臭剤 ○ タイヤクリーナー ○ セーム皮 ○ 洗車ブラシ ○ カーシャンプー ○ タール落とし ○ 手袋 ○ バケツ ○ その他通常の良好な車両管理に必要 な消耗品 ○ *小修理及び整備 タイヤの交換 ○ チューブの交換 ○ バッテリーの交換 ○ タイヤチェーンの交換 ○ シートカバー交換 ○ カークーラーの修理調整 ○ その他ファンベルトの修理交換等で乙 の責任によらない修理 ○ *その他 通行料 ○ 駐車料 ○ シートカバーのクリーニング ○ 項目
費用負担区分表
様式1 第6条第2項及び第22条関係 打合せ年月日 平成 年 月 日 車両管理責任者 (印) 担当職員 (印) ※電子メールでのやりとりを行う場合は(印)不要 打合せ内容 ※打合せのつど2部作成し、各々が保管する。
車両管理業務打合簿
様式2 第10条第2項関係 年 月 日 用務内容 行き先 運行時間帯 使用課 備考 : ∼ : : ∼ : : ∼ : : ∼ : : ∼ : : ∼ : : ∼ : : ∼ : 担当者 ○○ ○○ (印) ※電子メールでのやりとりを行う場合は(印)不要
業務計画書 ( 月分)
平成 年 月 日様式3 第10条第2項及び第3項関係 No.
運行計画書 ・ 配車報告書 ( 月 日分)
【運行計画】 【配車報告書】 運行計画に変更・追加がある場合は、新しいNo.を付して指示をします。 運転手名を記載すること。 予定表に不明な点等あれば担当者に申し入れること。 使用者が部長以上もしくは来客の場合は1階玄関、それ以外はB1車庫出発・到着です。 平成 年 月 日 [運行計画] 担当者 (印) ※(印)はメールでやりとりする場合は不要 [配車報告] 車両管理責任者 (印) 運転手名 使用課等 時間 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時様式4 第12条第1項関係 始業時刻 終業時刻 時間外管理 開始 終了 : : ㎞ : : ㎞ 出庫時メーター : : ㎞ 入庫時メーター : : ㎞ 本日走行距離 : : ㎞ : : ㎞ 燃料補給料 ※備考には、使用課、時間外管理、宿泊等を記載のこと。 メンテナンス等 内容 ㎞ ㍑
車両管理確認日誌
: : 時間 分 備考※ 運転区間 運行管理時間 走行距離 平成 年 月 日 ( 曜日) 車両登録番号 [ ] 車両管理員 (印)様式5 第12条第2項関係 平成 年 月 日 (委託者 )契約担当官 殿 (受託者) (印) 下記のとおり報告いたします。 車種名 (登録番号) 走行キロ(基本) (㎞) キロ(増減) (㎞) キロ合計(実際) (㎞) 時間外 (時間) 宿泊 (泊) 燃料 (㍑) メンテナンス等状況 上記のとおり相違ないことを証明する。 平成 年 月 日 履行確認担当職員 所属・氏名 (印)