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幅厚比の大きい溶接H形鋼を用いた一層骨組の復元力の評価と耐震設計への応用

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(1)

【論  文】

UDC ;624

014

2;624

042

7;539

374

    日本建築学会構造系諭 文 報告 集 第 424 号

1991 年6月

Jouma且o{Struct

 CofistT

 Engfig

 AIJ

 No

424

 June

1991

厚比

溶接

形鋼

r

層 骨

     復

評 価

震 設

応 用

HYSTERETIC

 

BEHAVIOR

 

AND

 

EARTH

Ω

UAKE

 

RESISTANT

 

DES

GN

           

OF

 

SINGLE

 

STORY

 

BU

LDING

 

FRAMES

          

WITH

 

THIN

WALLED

 

WELDED

 

I

SECTIONS

  

二 * , 黒 羽

啓 明

* * ,

小 川 厚 治

** * ,

今 井 克 彦

** **

YODA

 

Yoshiaki

 

KUI

OBAIVIE

OGAWA

 and  

Katsuhi

々o 

IMAl

 

Prefabricated

 large

span  low

iise 

bui

ding

 frames with  thin

walled  welded  I

section  members  are

light

 stiff and  strong

 but show  

load

 

decay

 after buckl三ng of members

 The 

hysteretic

 behavior of such  

frames

 are evaluated  using  a nonlinear  point

hinge

 analysis

 

in

 which  

decay

 of moment resistance  of members  under  cyclic  load is represented  by empirical  equations  developed 

by

 the authors  and  

incorporated

 

in

 rnoment

rotation  relationships  of plastic 

hinges.

 

Analysis

 results  show

good

 agreement  with  resuits  of frame tests

  Responses of these buildings to strong  earthquake inotions  are evaluated  

fQ

匸avariety  of member  

dimensions

 and  

beam

 spans  and  are compared  with national  building code  provisions

  From  these results  an apPropriate  value  for the

structural characteristic  coefficient

is 

found

 to 

be

 of about  O

4for 

frames

 

failing

 in 

local

 

buckling

 mode

while it is of about O

55 

for

 

frames

 whQse  maximum  

loads

 are governed 

by

 

lateral

 

buckling

 of

members

 KeytOOids

1−

section  steel

 rigidframe

 hlsteresiS characteristics

 earthquake  resistant 

design

         numen

cal analys  

is

        

H

形 鋼

ラL メン

復元力特性

耐震設計

数値解析

1.

序  低層 大スパ ン の鉄 骨構で は 経 済のた めに い わ ゆ る

FD

ランク]) 分 類さ れ る幅厚比の大きい

H

形鋼が多く用い られ る

筆者 ら は

こ の よ う な部材の曲 げ変形挙 動につ い て

実験

理 論 的な検討 を行い

測 式 を提案し て き た2}

41

 本 研究で は

まず, 予 測 式に基づいて復元 力モデルお よび部 材 剛 性マ トリック スを誘 導し, 実 験 結 果 5 較によっ て

その適 用 性 を検 討 する。

 

次に

こ の元 力 特

を応 用し て

幅 厚 比の大き い H 形鋼を用い た

層山形ラ

メ ンの静的 荷重

変 形 挙動 を 解析す る と と も に

この よ う な骨組に対し て現行の耐震 規定1] を適 用す る う えで

設 計に用い るべ 保 有水平 耐 力と構 造 特 性 係 数の評 価 方 法を提 示す る

さ らに

この 耐 震 設 計 法の当性を確認 するた めに

山形ラ

メ ン の地 震 応 答 解 析 を試み る

2

元力特性  骨 組の弾 塑 性挙動を解 析す るにあ たっ て

骨組の復元 力 特 性を個々 の部 材剛 性マ ト リッ クス の 重ね 合 わ せに よっ て逐 次 評 価す る

そ の際

幾 何学的 非 線形性は

節 点の 有 限 変 位によ る釣 合状態の化 (

P 一

δ 効果 )の み を考慮す る

2

1 部材の復元力モ デル   部材の調 載荷時の 荷 重

変 形 関 係は

1に示す 単 純 化 が 可 能である4 〕

繰 返し荷 重 を受ける部 材の履 歴 本 論文の

部 は

既 に 文 献 ]7) で 発 表 し て い る

  * 川 鉄 建 材業 ( )設 計 部

工博

本大学工学 部 建 築学科 教授

工博 * 鮴 熊 本 大学 工 学 部 建 築 学 科   助 教 授

工 博 榊 艸 川 鉄 建材業 (株 )技 術 研 究所

St田cLural Engineering Section of Kawatetsu SteeL Products Co

 Ltd

Dr

 Eng

Prof

  Dept

 of Architecture

 Faculty of EngLneering

 K巳mamoto

Univ

Dr

 Eng

Assoc

 Prof

 Dept

 of Architecture

 Facuity of Engineering

KumamQto Univ

Dr

 Eng

Technica且 Research Laberatory  ef Kawa 吐etsu Steel  Products Co

Ltd

Dr

 Eng

(2)

NII-Electronic Library Service MMu   ビ KZI 1 罰Kd O    θu meu 図

1 荷 重

変 形モデル M MI θ UK ∠ 1 図

2 履 歴モ デル θ 性状は

各繰り返し ごとの 曲線 をつ な ぎ合わ せて得 られ る 曲 線が

単 調載 荷 時の荷 重

変 形 関 係と

致す るfi)と 仮定し, さ らに

除 荷 域におい て剛 性の低 下が 生 じ るこ と を考 慮 して

一2

に示す モ デ ル を仮定す る

一1

お よ び図

2に示す復元力モ デルの諸量 につ い ては

既 に述べ て いる!]

1) , 全容を総括する ために以下に列 記 する。 i) 終 局 耐 力  部 材の終 局 曲げ耐力 Mu は 局部 座屈 と横 座 屈に よ る 耐 力 低 下

お よび軸力と曲 げの相 関に よる耐 力低 下 を考 慮し た次式に よっ て与え ら れ る

 

 

 

Mu

   

Nl

………・

……・

…・

1

) こ こ に

1V:軸圧縮力 (引 張 力の 場 合に は

こ こ で は N

Oと見な す)

,Nc

Fc・

A ,

 

Fc

:鋼 構 造 設 計 規 準T )の 短期 許容圧縮応 力 度,

A

;全 断 面 積

  F, [規 準 71 の短 期 許 容 曲 げ応 力 度, σ。 :材 料の降 伏 点

,Mmax

 l梁の局 部 座屈によっ て決 定さ れ る最 大 耐 力で あり

次 式 で与え ら れ る

一 exp

855

 

ll

 

VE

 

 

 

+1…

V7

1

71

G9

1

         

一・

 

9・

 

 

r

(2 ) こ こに,

Mp

:全 塑 性モ

メ ン ト

 

d

:ウェ ブの内 法 高さ

w :ウェ ブの板 厚,

b

: フ ラ ンジの半 幅

 

f

:フ ランジ の板 厚

εy :降 伏ひずみ (= σv

E

) , exp [ ]:自然 対 数の底 e に対す る指数 関数

 (1)式の終 局 耐 力は

軸圧縮力と た わ みによ る付 加 曲

80

げモ

メン ト に起 因す る耐力の低 下 が

考 慮 されて いな い ので,付 加 曲 げ を含ん だ解 析値との比 較に用い られ る。 付 加 曲 げ を含 まない解 析 値との比 較に は, 付 加 曲 げに よ る 耐 力 低下を 考慮し た終局耐 力と し て

次 式 を 用い る

1,

 

 

 

Mu

   

N

卜 瓦

1

…・

…・

(1り こ こ に

,N

,:曲 げ 荷 重 面 内につ い て の オ イ ラ

座 屈 荷

ii

) 横座 屈部材と局 部 座 屈 部 材の

 

横座屈部 材 と局 部 座 屈 部 材の境 界は次 式で与えられ

左 辺が右辺 より小さ い場合に は 局部 座 屈 部 材

そ れ以 外 の範 囲で は横 座 屈 部 材と判 別で きる

 

 

 

i

6 +

c

 

……・

…・

…・

(・) こ こ に

,CF =

o

34

0

2

M2

M

,) 2

 

M1,

 

M2

:それ ぞ れ横 補 剛 区 間の両端に作 用す る大きい 方 お よ び小さい方の曲 げモ

メン トで, (脇 /

Ml

)は単 曲 率の場 合を 正 , 複 曲 率 の場合を負と す る

また

CF

(鵬/

M1

)≧

0

の範囲で 定 義 され る。

 

Kdi

。t

 

Kdi

。 。は, 

M

M

ρ

θ関 係にお け る劣化 域の勾 配 で あOl  t それ ぞれ横 座 屈 部 材お よ び局 部座屈部 材に対 応 し て, 次 式で与えられ る。   横座屈部 材 :

  

 

κ。i

− 一

 

391

  

  

 

 

exp

433・

・e・

4・・

 

 

 

 

 

 

+14・ 、

…一 …・

…一 .

    Kdi.

t

Kct

mi

exp [0

327]

…………・

 

…一

(4b )   局部 座屈部 材 :

  

 

一一

“ °2

exp

6・+ ・

1・8

 

 

 

 

 

 

ey

38

… 72 、

1

…一 ・

    

Kqtoc

 = Kdin2 

exP [0

249]

…・

……・

………・

(5b :[ こ こ に

, 1

, :横 補 剛 間 隔

Cじ

1

75

1

05【M,/M ,)十 〇

3(脇/砿)2, ただし 2

3以 下。

 

(4a )(5a ) 式お よ び (4b )(5b ) 式は

文 献 4} で行っ た解 析の結 果に対 して

前 者が推 定の平 均 値 を与 え

後 者が安 全 側の 評 価と して 95 % 信 頼 限 界 を 与え る とい う関 係になっ てい る

iii

) 劣化 剛 性

 

3

>式に よっ て横座屈部材と判 定された場 合

劣 化 剛 性 陥 は次式で与え ら れ る。

   Kd=Katα

t

Mp ・

一・

 

 

6a

> 同様に

局 部 座 屈 部 材と判 定さ れた場 合に は

次式で与 え ら れ る。

   K

己= κ¢‘。c

1

レlp

P『

 

6b

) N工 工

Eleotronio  Library  

(3)

た だ し θ

θ。

θ

の範 囲は 耐 力を保 持した ま まで塑 性 変 形が生じ る領 域 とな る

こ こ に

θ.

砥 ノ Ke

  K

は弾 性 剛 性で ある

また

  m は横 座屈 部 材 にお い てはm

2と

局 部 座 屈 部 材に お い て は m

±

1 (終 周 耐 力を保 持し た ま まで の塑 性 変 形 領 域は生 じ ない )と する

iv

) 除荷剛性   除 荷 剛 性

Ku

の弾 性 剛 性

K

。に対 する比 率 を

hul

とす る と

t,

観 は横座 屈 部材お よ び局 部 座 屈 部 材に対して

そ れ ぞ れ 次 式で与 え ら れ る。   横座屈部 材:

   ku=.

1

〜置

s

exp

0

7(1

R)}

一・

一………・

7a

)   局 部座屈 部 材:    

hu=R2m・

exp [2(1

R)]

…・

………

 

(r7 

b

こ こ に

R

「MtMmax

 M ‘:劣 化 曲 線にお け る 除 荷 開始 時の耐 力

し た がつ て

除 荷 剛 性Ku は次 式によっ て与え ら れ る。      

Ku =

Ke …一…一…一 ……・

…・

………・

(8 ) v )  弾 性 剛 性

    ノ

 

3に示す部 材

弗 に おい て, コCM

Y”i座 標 系 を設 定 する

材 端の 曲 げモ

メ ン トと 回転 角の 関係

軸 力に よる曲 げ剛 性の変 化 を無 視す る と

次の よ うに表さ れる

  

 

M

2

θ翕、+

e

:,)

   

(θ

s

、+

2

e

$・) こ こ に

,E

:ヤン グ係 数

,1

2

メ ン ト

,1

: 部 材長さ。  こ の式で の

M

お よび θの正方 向は

3に示す と お りで ある。 θ の上 添 字 e は弾 性 変 位 成分で ある こ と を 示 す。 こ の 2式に よ り

部 材 端 」

h

に対 応 する弾 性 剛性は, 次の よ うに表さ れる。

 

 

 

M

礁 K・」

 

                           

一・

9

 

 

 

M ・− K

k・

s

K

k− 、

 上 式に よ る と

弾性剛性 K。f お よ び K。s の評 価に は

部材両端の げモ

メ ン トが必 要 と なるが

こ こでは

一3

  部材 座 標 系 対 象とす る部 材 端 が 降 伏す る直前の モ

メン ト分 布 を用 いる。 vi ) 適用 範囲  (1)

(8) 式に示 し た提 案 式は,

SS

 

400

(旧 記 号

SS

 41) 程 度の降 伏 点 を有 し

せん 断に比べ 曲 げ する溶 接丑形 鋼 部 材を対 象に し た実 験お よび解 析か ら導       t いた もの で あ る。 ま た

これ らの式は, 大 略 次に示す範 囲 におい て適 用で き ること に注 意 を要 する

    

ウェ ブ幅厚 比 :d/w = 60

〜180

    フランジ幅 厚比 :

b

// 

9

5

     横  補  岡1亅間 隔 :

1

,/

i

  

=30〜120

    端モ

メ ン ト比 :M2/

M1

0.

O〜

e

6

   

 

 

比 :NINs

O.

 

O− O.

 06

こ こ に

,i

:圧 縮フ ラ ンジ と断 面せ いの 1/6か ら な る

T

形 断 面の ウェ ブ軸 回り の断 面 2次半径,

Ny

:全 断 面の 降 伏軸 力。 2

2 部材剛性マ トリッ ク ス

 

先に述べ た 復 元 力モ デル に基づい て 部 材剛性マ ト リック ス を導く

部材剛 性の評 価には

部 材の塑 性 化 部 分に広が りがな く塑性曲げ変形が材端に集 約さ れる と仮 定 し

塑 性ヒン ジの概 念 を 拡 張 し た 方 法 を用い るが そ の際

塑 性ヒ ンジの回転にう耐 力 劣 化

除 荷 域で の剛 性 低 下

および座 屈 変 形に伴う軸縮み の影 響を考 慮 する

 変 形 後の部 材

jh

に関 す る部 材 端 変 位ベ ク トル の増 分

IAdl

を, 図

4の よ うに定 義 する。 ベ クトル の成 分 およ びそ の正 方 向は

同図 に示す と お りで あ る

   

1

dH

△駕, 

AVj

 

Ae

, AUh AVk Aθ,}

T

…・

(10 ) また 上 式に応す る部材端 力ベ ク トル の増 分

iApl

を 次の よ うに定 義す る

   

}Apl

1AN

, AQ , AM , 

AN

κ

AQ

, AM ,} 「      

…一 一・

…一 ・

一 ・

…・

(11) これ らベ ク トの 上添 字

T

転 置 記 号 を表

 

部 材 端 変 位ベ ク トル の増 分は

弾 性 変

増分

IAde

}と 塑 性 変 位 増分

IAdSt

と して与えられる

    {△

d

1

de

田△

d

ρ }

…・

一 ・

………一 ・

…・

(12) 図

4  部 材 端 力およ び部 材 端 変 位

81

(4)

NII-Electronic Library Service こ こ に

    

IAde

IAuf

ム拶∫ Aθ

f

 Au

A

θT

   

IA

(オρ}

1Auf

△ v窒△ θヲAu 箕Av2 Aθ

IT

 

部材端力ベ ク トル の増 分

IApl

弾 性 変 位 増 分 レ

Ade

} と次の よ う に関 係づ け ら れ る。     

IApl

= [

se

1Ade

}                

…・

…・

…………・

…・

……

(13)     [

se

S

]十

A

こ の[

se

]が

部 材

jh

の増 分 型弾性 剛性マ ト リッ ク ス で あ る。 こ こ に

マ トリッ クス [

S

]は

弾 性 解 析に用い ら れ る通常の弾性 剛 性マ トリックス である

[s]

E A/t   O     O   

A〃      0    ユ21/

ls

 61/

ii

  O  

121/

13

      4’〆

1

  0  

61/

1

:       A/1    0       12〃 13    

SYM .

 

061fl221

t

 

O

6Ut24 〃 ‘ マ トリック ス [A]は, P

δ果 をえ る た め ト リ ッ ク ス であり8〕 , P

δ効 果 , こ のマ トリッ クス [

A

]およ び座 標 変換マ トリッ ク スを逐 次 評 価するこ とで与え ら れ る。 [

A

0    0    0  

− 1V

/‘O       O

SYM .

000000         ぎ   ー

v

    / 。 W 。 。 畔 0000 N は

3に示す部 材の軸 力であり, 圧 縮 側を 正 と す る。   さて

1お よ び 図

2に示す復 元 力モ デ ル におい て

メ ン ト増 分

AM

と 回転 角 増分 △ θ の 関 係は 次 式の よ う に表すこと がで き る

    ∠」

M =

丿(∠

L

θ

 

一・

 (14 こ こ に

弾 性 域 :K

=Ke,

劣 化 域 :K

K。また は O, 除荷 域 :

K =

κ” (12)式より

Aθ は弾 性 回転 角 増 分 Aee と塑 性 回 転 角 増 分 △ θρ 和と して与え られる の で

(14) 式は次の よ うに書 き換え られ る。      AM =

K

L

θe十 ∠

1

θP)

 

一・

r−・

 15 ま た

応力増分と弾 性変位 増 分の関 係から

     

AM ;Ke

L

θe

 

 

−s・

 (

16

) (

15

)式と (

16

冫式よ り

,AM

と 4θρ の関 係 式が次の よ うにら れ る

  

 

△M

K

Ae・

  K

……・

…・

……

17 こ の式 を部 材

jk

に関 する式に拡 張す る と

次の条 件が 導か れ る

 

 

 

 

2

ll

………・

18)

82

 次に

実 験で の観 察91劃

部 材 屈 変 形 軸縮み が

引 張 側フ ランジの内面 を中 立 軸とする塑 性 回 転に よっ て生 じ る と仮 定 すると, 次 式が与えられる

  劣 化 域 l

   

Auf =

 

d

2 

1A

θ

fl

    △u捍

=一

d

/2)

14

θ餮

1

 

除荷域お よ び

それに続く劣 化 域に達する ま で の載

域:     

Auf =一

d

2

IA

θ

f

   Au

羣=

  

d

2

14

θ剣 こ こに

,d

は ウェ ブの内法高さで ある。 上式は

次の よ うに ま と め ら れ る

       Aθ

f

    

iAdPI

= [

lf

1

 

v

瓦}]                    

F

]レ

1

θ外

 

一・

(19)        △θ£ こ こ に

fl

1C

010001T

      

IN

ioOOC

011 「

C

,Ch

は次 式に よっ て定まる

  劣 化 域 ;     

C

 

d

/2 (踊>

0

の時 )     

C1=− d

/2 (鵬〈

0

の時 )      Cκ

;−

d/2 (M,>oの時 )     

C

尸  

d

/2 (弧 く

0

の時 )  除荷 域お よ び

そ れに続く劣 化 域に達す る まで の載 荷 域:     

C

丿

 〔〃

2

AM

,<

o

の時 >     

CJ=− d

/2 (ム>0の時>      

C

 

− d

/2 (AM ,<0の時 )     

Ck=

 

d

/2 (ム嫉 >0の時 ) (19 )式 は

部 材 端 ノ

,le

が共に塑 性 化し て い る場 合を表 現 して お り, ノ端あるい は

k

端だ け が塑 性 化 して いる場 合に対しては

マ トリッ クス

F

お よびベ ク トル

1

△舛 を次 式の よ うに詰めることに よっ て得ら れ る

     }△

d

ρ }

f

’}4θヲ,  

1

d

ρ }

lfre

}△ θ  こ こ で

1

△酬 を 求める ために

(18)式の代わ りに次 式の仮 定 (図

5参 照 )を導入 す る

文 献11)では 同様 の方 法 を 用い て ひずみ硬 化 部 材の弾 塑性剛性マ ト リッ ク ス を導いている

次 式の仮 定は

このこと を参考に し た もの で あ る

    

1

∠」

dPl

「 ({

Apl−

1

)]

IAd

ρ

D

=0・

 

一・

 

一・

(20) こ こに

{∠P} 、 、 1N   N   、   、 {∠ldp [D]{∠

1dP

} 図

5 塑性 変位増 分の仮 定       I        I N工 工

Eleotronio  Library  

(5)

D

0

   

0

   

0

SYM

0

   

0

   

0

   

0

0   0   0   0 K ;  0   0  0     0   0   0        

0

   

0

      酷 (20) 式に (13)式と (19) 式を代入 する と

次 式が得 ら れ る

     [

F

]T[

se

IAde

[F ]T [D ][F ]

IA

θ

ρ

1

……・

(21)

12

お よ び

13) 式 よ次式

    

lA

ρ}

se

1Adel

se

](

IAdl

IAd

ρ

D

この式に (19)式を代入 する と

     

IAp

}=

se

IAde

     =

se

]{

IAdl

[F]レAθpD

 一

 

22 ) (22 )式を (21 )式に

弋入 し て整 理する と

IA

θPl次 式 の よ うにめ ら れ る

 

 

 

辮 錨

鼎購

、,。,

t

…一

23

G

]は 両 端 が 塑 性 化 してい る 場合に は2×2の マ ト リッ クス ど ち ら か

一・

端が 塑性 化して いる場 合に はスカ ラ

とな る

部 材の 増分型 塑 性剛性マ ト リッ ク ス [Sρ]は

(23)式 を (22)式に代入 す るこ とに より

次の よ うに 導か れ る

    

lAp

sp

IAdl

                           

 (

24

)     [

s

ρ ]= [

se

se

][

F

][

G

]” [

F

]「[

Sl

2

−3

 降 伏の判 定お よび負荷

除 荷の判 定   骨組の弾 塑 性 挙 動の解 析で は

各 演 算ス テップにおい て

部 材の降 伏の判 定お よび

負 荷

除 荷の判 定を 行 う 必 要が あ る。  降 伏の判 定は

軸 力が極めて小さい ことを前 提 として

曲げモ

メン トのみ を 用い て行う。 初 期 降伏は

部 材 端 の 曲げモ

メ ン トが (1 )式の終 局 耐 力に達 して い る か 否か で判 定し (図

一1

参照 ), 既 に塑 性 化し た後の 降 伏 の判 定は 除 荷 開 始 時の曲 げモ

メン トを降伏耐 力と見 な し てう (図

2 参照)。 こ の ような降 伏の判 定に お いて, 通 常, 応 力 点は降 伏 耐 力を超えて いるの で

その 数 値 計 算 上の処理法と して

まず応 力 点 を降 伏 耐 力ま で 戻し て部 材 剛性マ トリックス を作り直し

その剛 性 を用 い て残りの変 位 増 分に対す る応 力増分 を求め る方 法 を用 い る

そ の結 果 得られ た応 力 点は 外 力に対 して釣 合っ       ! て い な い の で 生じ た不 釣 合 力 を次の演算ステ ッ プで処 理 する

 負 荷

除 荷の判 定に は

(23) 式か ら得ら れ る塑 性 回 転 角の増 分 AθP と曲 げモ

メン ト

M

に よ る次 式 を用い る

      負 荷 :〃 △θρ ≧

0

    除 荷 :

MA

θρ く0  上 式によっ て除荷と判定された場 合には

応 力 点 を前 演算ステップの値に戻し て部 材剛性マ トリッ クス を作り 直し

その剛性を 用い て変 位 増分 に 対 す る 応 力

分を求 めるが こ の場 合にも不 釣 合 力が生 じる の で

次の 演 算 ステッ プで そ の処 理 を行 う。 2

4  解 析 結 果と実 験 結 果の比較   骨 組の静 的 弾塑性 挙 動は

修正変 位 増 分 法8) を用いて 解 析す ること がで き る。 こ こ では

こ の解 析 方 法に よ る 結果と

筆者ら が 既に行っ た

層 骨 組の水 平 加 力 実験5) の 結 果と を 比較す るこ とに よっ て

前 述し た復 元 力特 性 の適用性を検討する。

 

実験 装 置の概 要を図

6に

試 験 体の

面 寸 法と 降 伏 点 を表

1に示す。 実 験は

H形の剛 節 骨 組の両 柱頭に 水 平 力を加えるもの で ある

両 柱 頭の水 平 変 位は 互いに 独 立となっ ており

骨 組の荷 重

変 形 関 係に は梁の軸 縮 みの影 響が現れ る。 柱の 断 面はH

414×405×18×28で あ り

試 験 体は骨 組の梁と して用い られる

試 験 体は

終局状 態が 局部 座屈 あ るい は横座 屈で支 配さ れ る よ うに 2種 類の断 面 形状と し

それ ぞ れにつ いて

骨 組に水 平 力の み を加え る実 験 (試 験 体

Sl −T

, 

S2 −T

お よび

定 鉛 直 荷 重水 平 力 を 加え る実 験 (試 験 体

Sl −V ,

S2 −V

)を行っ た

。一

定 鉛直荷 重は

試験 体 材 長の 1/3 30ton      オ イルジャッキ 30ton     オイ レジャ ッキ ロ

ド セ ル       ロ

ドセ ル

 

    

 \

O

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

o

O

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

o の

8

輙 れ 止め  第

2

加 力 部          0 反力      居卒 0      」

c団          oり      ↑   第

1

加力 部      (柱

1

せ ん断 力瀬1淀 治 住 脚 部 構面内ビン

ー一

0 \

o      £ (柱

2

)三

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 /

300D       50 口0 図

6 実 験 装置 の 概 要

83

(6)

NII-Electronic Library Service 表

1 試験体の断面 寸 法 と降 伏 点 断 面 寸 法 価 ) 降 伏 点 (t/c田2} 試 験 体 名 H B 凵 f σ り

σり 「 S1

TSI

V410

5412

0 工79

9180

o3

103

lo5

6a5

832

842

842

862

86 S2

TS2

V40T

5407

2135

3135

13

103

104

504

502

842

842

732

73 H :断 面せい

B :フ ラ ンジ の全 幅

  U: ;ウ

ブ板 厚

∫:フ ラ ンジ板 厚

σ四 :ウ

ブの降 伏 点

σyf :フ ラン ジ の降 伏 点 点 (2ヵ所 )した それぞれ 0

89t のおもり に よっ て載 荷し た

 解 析に おい て

試 験 体の降 伏 点は

フ ラ ンジの降伏点 で代 表させ た

また 梁の横 補 剛 間 隔は

梁 端の構 面 外 の固 定 度 を 考 慮して

両 柱 間の内 法 寸 法の

0.

7倍と し

メ ン ト修正係 数に は

Cわ

2

3を用い た

そ の他の 解 析 条 件につ い て は

6

1お よ び前述 し た実 験 概 要と同

である。 解 析は

1

の柱頭 加力点に水 平 変位 増分 を与え

両 柱頭の水 平 荷 重は等しい と仮 定して, その荷 重 係 数を 逐次求 める方 法で行っ た

変 位 振 幅は

実験 結 果と ほ ぼ

致す る よ うに与えた

  解 析 結 果 と 実 験 結 果の比 較 を

一7

および図

一8

に 示す。 図

7 (a)

b

)は

柱 頭での 水 平 荷 重H と水 平 変 位 δ の 関 係で あり

柱 1と 柱 Zで の荷 重 お よ び 変 位 を平 均して図 示 して い る。 図

一8

は, 柱頭の水平荷重

H

梁の座 屈変に伴う軸縮みに よっ て生じ る両柱 頭の 6H〔ton } 実   験 解 析A

…一

解析8 41r

 

 、

  

  、

   

   L

   

 

   

 、

、 2 「 δ、

δ、【。 。

5      0 510  i  i51   2 2     11     : 1     2

2 2    11     /

 

  ’

. ’

 

 ρ

し/

4

F

      旨

  

 

  ’

  

 ’

 「

 

r

6

S1 −V

8 梁の軸 縮み によ る両 柱頭変位のずれ

t H

−・

実   験 6H【t。n ) 解 析A

…一

解析B

1「

1

丶一

  ¶

1.

−一

{ 2

1一

1一

 

1.

i、

 、

L

1一

1噛

1.

 1

  卩

  

7

  

 卩

〔cm }

o 5

    工5 ’

r

1

 

 「

i

  

2」

r

 「

1‘

 ,

  驢

1一  r1

−「

」覧

   

1−

9

1−

 、

噂一

  

IO (a) Sユ

T H〔t。n } 4L

 

 驢

 

 

 

 、

 

 

 L

2

 

 

 1

 

 

 

 

 

 

 曁

 

 

 

 

 

 ’

 ,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1−1−一

翁。、.) 0 0

! 10      15

rrr

 ’

 

r

1

 ,

 1

 

2

9魑

 「

 气

 

 噛

 

 

 

 

1

 .

」「

 

ρ

4 〔c S2

T   附 柱 1 柱2

ユD

H

(ton} 51

1−1一

1−一

rI

マ噛,

1驢

 

 

 

 

 

1噛

L

2 D

 

5

o 5

」」

1

1國

1.

1

1噛

1

 

L

r1

 

 驢

i

−一

7

.噛

ρ

1−1國

11−一

iO (

b

) S卜V

H

〔t。n 〕

1

  δ{crn) 一 →

o      ユ5 4

1、

L

 

 、

1

−一一

『丶・

丶』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 −L

o       デ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

0

 

 ’

 

 

rr

 、

 

 

 

 、

 

 

 

L

1』

 

丶一

2

 

 、

 

 

 

 

 

 驢

 

 

 

 

.‘

 

r11

r

4 (d) S2

V     {crn ) 。 

T5

7 解 析 結 果と実験結 果の比較

一 84 一

N工 工

Eleotronio  Library  

(7)

水平変位のずれ (δ2

δ1}の関係を表し た

例で あ り

縦 軸は 図

7と 同様に両柱頭の水 平 荷 重の平 均 値で あ る

図 中

○ 印の いた実 線は実 験 結 果であ り, 他 方の実線 が本解析 (図で は解析

A

と表 示)に よっ て得ら れ た結果 であ る。  まず

7につ い て解 析

A

曲 線と実 験 曲 線を比 較 す る

処 女 載 荷 時の最 大 耐 力に関して は

解 析 値が実 験 値を 全般に下回っ て い る

これは

(ユ)式に よ る終 局 耐 力が実 験 耐 力の下 限を与え るもので あ る3に と が原 因 と し て挙げ ら れ る。   最大 耐 力 以 後の 挙 動に 関 して は

横 座 屈 が 支 配 的 な 試 験体

S2 −T

S2 −V

で の 解析曲線の化勾配が実 験 値 よ り か な り大き く

最大変位での耐 力 が 最 大 耐 力に対し て ユ0% 程 度 と なっ てい る

その た め

(8)式か ら得 られ る除 荷 剛性が極めて小さく なっ て し まい 以 後の負 載 荷 域で は

実 験 曲線 との対 応 がほとんど 認め られない

局部 座屈 が支配的な試 験 体

Sl −T

Sl −V

の解 析 曲 線   AW L/6     

2

      L 6 L 図

9  解析 骨組の形 状 では 劣 化 勾 配が実 験 曲 線 とほぼ

致して いる が

除 荷 お よ びそ れ に続く耐 力 劣 化 域に達するまで の載 荷におい て 実 験 曲線の勾

が次 第に緩や か に な るとい う性 状を 十 分に表 現し ていない

し か し

こ れ らの解 析 曲 線はす べ

実 験 曲 線の吸収エ ネル ギ

を小さく評 価して い る とい え る  次に

一8

につ いて解 析

A

の曲 線と実 験 曲 線 を比 較 す る と

処女 載荷 時では

両 者は良く

致して いる

そ れ以後載荷過程で は 解析に おいて引 張 側フ ラ ンジの 座屈波の伸 び を考 慮して いないた めに

実 験 値に比べて か なり大きい軸 縮み量を与え てい る

  図

7お よ び図

8中の破 線は

実 線と同じく解 析 結 果で あり, 図に は解 析B と表 示して いる。 こ の解 析 曲線 で は

劣 化 剛 性の 評 価に お い て

4b )式の Kdtatあ る い は (5b )式の Kdit。c の替わり に

そ れ ぞ れ (4a )式 の

Kdim

,あるい は (5a )式の

Kam

:を用いている。  図

7による と

試 験 体

S2 −T

S2 −V

の解 析

B

の曲 線は 験 曲 線の挙 勤を お お む ね 良好に表 現してお り

解 析

A

よ りも優れ た予 測 結 果を示して いる。このこと は

終 局耐 力と劣 化 剛 性の両 方 を安全 側に評価し て い る解析

A

では 収エ ルギ

を過 小に評 価して し ま うこ と を 示唆し てい る。 そこ で

以 後の解 析で は (4a )(5a ) 式に よっ て劣 化 剛性を与える ことに し た

 以 上の比 較 検 討か ら

本 研 究で提 示 し た 部材の復元 力 モデルおよび剛 性マ ト リッ クス に よっ て, 骨組 全体の静 的 荷 重

変 形 挙 動をほぼ適 正に 評 価す るこ と が可 能で あ り

そ の妥 当 性を 確 認 す ることがきた

2  解 析 条 件 解 析 骨 組 Lb ∫ d 脚 σ 屮 H B ω ノ W L12

AO&* 980 134

且δ 5

057

451

60ε L12

A12零 9120 134

164

04

451

253 L12

BO8零 童280 154

925

D95

亟51

543 12

0 2

4500 L12

Bl2 k2120 15‘

924

056

451

284 L12

C12 監5120 1了3

2監 4

075

771

250 L12

Cl6 夏5160 173

2互 3

055

胃 1

035 L24

AO8寧 980 212

1310

9511

795

5n L24

A12雰 9120 212

137

3011

794

268 L24

Bl2 12120 244

957

3310

214

402 L24

B1624

0121502

4900244

955

5010

213

600 L24

Cl2 15120 273

357

359

134

3皇4 L24

C16 15150 273

855

519

133

514 L35

ADB奪 9 呂o 293

9414

5915

339

77E L35

A12蓼 9120 293

949

7316

337

719 L35

B12 12120 339

419

7514

148

02B 36

0 2

41200 L36

B15 12150 339

417

3214

146

628 L35

C12 15120 379

479

7912

657

91B L35

C15 15150 379

477

3412

555

510 L48

A 8. 980 374

7017

6020

a214

332 L48

A12ホ 9120 374

7011

7420

9211

499 L49

BDB審 12 呂0 432

6717

5718

0315

227 48

0 2

41450 L43

B12 12120 432

6711

7818

D312

023 L48

Cl2 15120 4B3

7411

8115

1211

889 L娼

C15 15150 453

74 ε

6515

129

873 L :ス パ ン〔m)

a

):材 料の降 伏 点 (t〆cm  L

 H :断 面せ い{mm)

  B :フ ラ ンジ全 幅 (mm}

ω :ウ

ブ板 厚 (mm)

 f :フ ラ ン ジ板 厚 (mm}

  b

B/2

  d

H

2∫

W :梁 節 点に加わ る

定 鉛 直 荷 重Cton)

卿 :横 座 屈 先 行 型の骨 組 を 表 す

3

.一

層 山 形ラ

メ ン の弾塑性応答性状   前 述し た復 元 力 特 性を 応 用 し て

,一

層 山 形 ラ

メ ン の静 的 弾 塑 性 挙 動な ら び に地 震 応 答 性 状 を解 析する

3

1 解析骨組   解 析骨組の形 状 を 図

9に

解 析 条 件を表

2

構 成 IO すべ て同

の等 断 面 材で あり

柱 脚はピン 持 と なっ て い る。 ま た

図 中に● 印で示す各 節 点に は横 補 剛が ある もの と して い る

図 中 の

W

は鉛 直 方 向の

定 荷 重で あ り, λW は 鉛 直荷重

W

に対す る水平方 向の比 例 荷 重で あ る

鉛直荷 重

W

層せ ん断 力 係 数が

O.

4

(λ=

0.

4)と なる時に

(1’)式の終 局 耐 力

Mu

に達す る最 初の部 材が生 じ る (つ

1

塑 性ヒ ンジが 発 生する) よ うに

弾 性 解 析に よっ て設定した

 解 析 骨組の軒高は

実施設計で最 も多く見 ら れ る 6m で あり

ス パ ンは

12,

24

36

48 m の 4種 類であ る。

一 85 一

(8)

NII-Electronic Library Service  部 材の断 面は

まずス パ ン

L

に応じ て せい

H

を定め

想定し た鉛 直荷重

W

しての た わ み が

L

/400 程度 と な る よ うに

フランジ 断 面 積

A

! (=

B ・

f

)を 概 算 し てめ た。 次に

ウェ ブ 幅 厚 比

d

/w が

80,120,160

の 3 種類

フ ランジ幅厚 比

b

f

が9

12

15

の 3 種類の組 合せ で ウェ ブ板 厚 w とフ ラ ンジ板 厚

f

を定め

そ の中 か ら

f

/ω

1

− 2,

 

H

B −・

2〜

5の条 件を満た す よ うに 断 面を選ん だ。 そ の結果が

2に示す 24 個の解析 骨組で あ る

  表中の骨 組 名 称に付し た*印は

第1塑性ヒ ンジ が発 生す る梁端ま た は柱頭におい て

横 座屈 が支配的と な る こと を 示 し てい る (横 座屈先 行型)

その他の解 析骨 組 で は,第

1

塑性ヒンジ が 局部 座屈 に よっ て支配 さ れ る(局 部 座 屈 先 行 型 )

3

2  静 的 荷 重

変 形 挙 動お よ び耐 震 設 計 法   解析結果を 図

一10

に示す

図の縦 軸は荷重 係 数λで あ り

横軸は棟の水平変 位 δである

解 析では

棟に 水平方 向の変位増分 を与えて 荷 重 係 数 λを 逐次 求め る方法を取っ てい る。 ま た

演算は

骨組が復元力を喪 失す る か

解析 値が発散す る までっ た

解析値が発散 するの は

骨 組 全 体が弾 性 除 荷して変 位に適 合 する荷 重 係 数が得られ ない などの原 因によっ て

大き い不 釣 合 力 が 生 じ

次の演 算ス テ ッ プで十 分に処 理し き れ な い状 態 で

ほかの部 分が降 伏 ある い は除 荷して

次 第に誤 差 が 蓄 積 する ためである

  図に よると

横座屈が先 行する骨組で は

第 1塑性ヒ ンジ が発 生 し た後

す ぐに耐 力が低 下して お り

骨 組 全 体の挙動が極めてく なっ て い る。

局部座 屈が先 行す る骨 組は

最大 耐 力 点での塑 性率が

2.

8

か ら7

1

大きい形能力を有し ているこ と に注目で き る

ま た, その 傾 向は

スパ ンが大き く な る ほど 顕 著である

 同 図中に は 塑 性ヒ ン ジが (ユ

O

式の終局耐 力 畝 を 保 持し て 回転す る と仮 定し た単 純 塑 性ヒ ンジ理 論によ る解 析12 )の結 果 も示し て い る

図に よると塑 性 解 析 値は

本 研 究の弾 塑 性 解 析 曲 線 を大き く上 回っ て お り

耐 力 劣 化 型 部 材 を有 する

層 山 形ラ

メ ン の保 有 水 平 耐 力は 第 1塑 性ヒン ジの発 生 点 (弾 性 解 析に よっ て求め られ る) で評 価し た方が安 全かつ合理的で ある と考え られ る

 現行の耐震規 定1)に お け る方 法

架構保 有水 平 耐力の 算定

お よび 必要保有水平耐 力

特に構造特性   λ 1

o

o

0

o

0   λ i

1

o

0

o

0

    Lt2

AO6 5

 

  

to

 

  

15

  

 

20

  

 

25

 

δ(c

F

(a ) span  12 m 0 5

   

1D

   

i5

   

20

   

25

 

δ〔C

P

(c ) span  36 m   λ 1

0 o

8 o

6 o

4 0

2 0   λ 亠 i

0

8 o

o

4 0

2 0 L24

AO日 5

 

 

15

 

 

25aj 。,li ° 〔b) span  24 m l2I211 5

 

 

15

 

 

25ac 而 :

i

° (d) span  48 m 図

10 静的荷重

変形挙動

86

N工 工

Eleotronio  Library  

(9)

え τ     O

4 E       δ   0 δy  B   

E

11 地震 時のエ ネルギ

吸 収 係 数

Ds

の評

に帰 着さ れ る

保 有 水 平 耐 力は

前 述の 方 法に よっ て算定で き る

次に

構造特 性 係 数 Dsの評 価につ い て述べ 。  図

一11

に示す方法に よっ て

一10

の弾塑性解 析曲 線が 包 含 す る 面積 (吸 収エ ネル ギ

ーE

,)と等価にな る よ うに,弾性系の層せ ん断 力係数 τ を求め る。す な わ ち

弾性 系の吸収エ ネルギ

ーE

, を

E2

と等 しい と置くこと によ り

τ は次のよ うに求め られ る

   

0.

8E2

 

δ。

… ’ … … 鹽

… … ’

… ”甲

25  耐 震 規定1に述ぺ ら れて い構 造 特 性 係 数

Ds

概 念

建 築 物の重 量と同じ大き さの弾 性 応 答 層せ ん断 力 (図

11で は r

1に相 当 )を, 骨 組の塑 性 変 形に よ るエ ネ ル ギ

吸 収に期 待して低 減 するもの である。 こ の ことか ら

一10

塑 性 解 析 曲 線に対す る構 造特性 係 数の 適 正値

Ds

。は

次 式 に よっ て与え ら れ る。

   

P

。。

_

一 ・

………・

…・

………・

……

(26 )       τ  表

3は

2お よ び図

10に示すそ れ ぞ れ の解析 骨 組につ い て

D

. を求めたもの である。表

3によると

スパ ンが大きい 骨組ほ ど

D

. の値が小さ く な る傾 向が認 め ら れ る

横座屈が先行す る骨組では

D

.=

0.

28

〜O.53,

局 部 座屈が 先 行す る 骨組で は D。。= 0

21

O

37と なっ て お り

こ れ らの上 限によっ て構 造特性 係 数

D

。の適正 な値を定め る と, 前者に対し て

P

;O.

 

55

程 度, 後者に 対して

Ds

0.

40 程度と な

3

3 地 震 応 答 性 状  前 述し た耐 震 設 計 法の妥当性 を確 認す る た め に, 地震 応 答 解 析 を試み る

 解析骨組の形状は

9に示す もの と同様の

層 山 形ラ

メン であり, 梁の各節点に

定 鉛直荷 当す る質量 を集 中さ せ る質 点 系モ デル とす る

骨組の諸寸 法

お よび局部 座 屈が先行する骨 組 に加え る

定 鉛 直 荷 重 W にっ い て も, 表

2 と 同 様 , 横 座屈 が先行 する骨 組の

定 鉛 直 荷 重

W

層せ ん断 力係 数 が0

55 (λ

0

55 )と なるに骨組が降伏する よ うに設 定 しな お し た。 そ の値 を 表

4に示す。   運 動 方 程式に お け る 減衰マ ト リッ クス は

,Rayleigh

型 (

h

=h2iO .

01

 

h

h2

:そ れ ぞ れ 1次と 2次の減 衰 定数 )と し,時刻に よっ て変 化し ない と仮 定 する。 また

運動方程 式の値積分法と し て は

,Newmark

β 法 (γ = 2

β= 1/4を 選 定 す る】3)

 入 力 地 震波は

一5

示 す4種 類で あり

継 続 時 間 はすべ て

30

秒と し た

これ らの地 震 波は

最 大 加 速 度 が 400 galた は

最 大速度が48 kine な る よ うに 幅 倍 率を設 定して い る。 これ は

文 献 ユ4)で提 案され て いる設計用 地 震 動を参考に し て定め たもの であ る

 骨 組の地 震 時の動 的 崩 壊 過 程に おいて 塑性 変 形が

方 向に偏る傾 向が強い15に と を前 提と して

10の 静 的 解 析 曲線の最 大変位を越え た時 点を もっ て倒 壊と見 なし た。  骨組へ のエ ル ギ

入力E。 (

EF

E,, E,:地 震入 力エ ネル ギ

ー,

Ea ;減 衰による消 散エ ル ギ

)と基 本 固 有 周 期 T の関 係 を

12 (a)

d

)にプロ ッ ト 表

3 構造特性係数の適正 {

fi

 D 横 座 屈 先 行 局 部 座 屈 先 行 解 析 骨 組 D鋤 解 析 骨組 Ds9 L12

AO80

467L12

−B120 .

373 L12

A120

522L ユ2

C120

352

L12−BO80

446L12

C16O

361 L24

八〇80

377L24

B120

293 L24

Al20

444L24

B16O

280

L24−

C120

255 L24

CIS0

290 L35

AO8o

315L36

B120

248 L3卜A12O

386L36

−B160 ,

254 L36

C120

223 L36

−C160 .232

L48−

AO80

284L48

B120

210 L48

A120

358L48

C120

204 L48

BO60

273L48

C160

210 表

4 

定 鉛 直 荷 重W の変 更 解 析 骨 組 W (ton) 解 析 骨 組 W (t。n) L12

AO8L12

A12L12

BO6 1

3201

0351

窪48 L24

AO6L24

A124

7373

659

L36

AO8L35

A128

683656L48

08L48

A12

 

 

 

 

 

 

 .

L48

BO8 12

99010

42213

811 表

う  入力 地 震波 入 力 地 震 波 最 大 加 速 度   (gaD 最 大 速 度 (kine)

EL

 

CE

TRO

 (

1940

》 

N−S400

39 .4

TAFT (1952)E

W 400 39

0 TOKYO IO1 (1956) N

S400 39

0 HACHlNOHE (1968) N

S344 48

0

87

(10)

NII-Electronic Library Service VD〔kine} 300 200 100 o VD〔klne , 300 200 100 D

2       0

4       0

6       D

B (a EL CENTRO 1940N

S i

0 0        0

2       0

4      0

6      0

8     (c ) TOKYO  lO11956N

S i

O VD【kine ) 300 200 100 o VD〔kine , 300 200 1OO 0 O

2o

4o

6 〉 ee)

0

8      1

0 (

b

> TAFT (1952)E

W ル 盤 )

v

sec } D

2    0

4     0

6    0

5    1 0 (d) HACHINOHE 〔1968N

S 図

12 骨組の収エ ネル ギ

して いる。 た だ し

,E

.は, 解 析にお け る最 大 応 答 値で あ り

次 式によっ て等 価 速 度

V

,に変 換さ れ てい る

 

 

 

Vv

paM

・…・

……・

…・

一 ………一

…27・ こ こ に

M

:質 点の全 質 量  図 中に は比 較の た め に

,一

質 点 系の地 震 応 答 解析か ら 求め た速 度 応 答ス ペ ク トルを 実 線で 第3種 地 盤の振 動 特 性 係 数

R

評 を加 速 度 応 答ス ペ ク ドルと 見な し て算 出 し た耐 震 設 計 用 速 度 応 答スペ ク トルを破 線で 示 す

実 線 と破 線は

お お む ね良く対 応し て い る

ま た, 図中にプ ロ ッ トした解析 値は

実 線の スペ ク トル曲線と ほ ぼ

致 して い る の が分か る

 図中の● 印は 倒 壊 し た骨組を表す。 これらは

96 個の解 析の う ち5個で あ り

い ずれ も破 線の設 計 用ス

ペ ク トル曲 線 を越え る応 答値を示して い る

本 解 析で は

文 献 16)で構 造 特 性 係 数 Dsの評 価に考 慮され てい る

柱 梁 接 合 部パル のエ ル ギ

吸 収 を無 視 してい る

ま た

(1)式に よ る終局耐 力は

2

4で述べ た よ うに部 材 耐 力の下 限値を与え るこ と

お よ び保 有 水 平 耐 力の算 定に用 い る鋼材の 伏 点は, 通常

JIS

規 格の下 限 値で ある ことか ら, 骨組の エ ネルギ

吸収能 力を過 小 評 価す るこ とにな る

こ れ らの こと を 勘案す る と

3

2で示し た耐 震設計法は, 十分実用で き るもの と考え る。   図

13に は

地 震 応 答に よる最 大 塑 性 率の

方 向へ のりを示して い る

図中の軸は 正また は負の方 向 の最 大 塑 性率の う ち絶 対 値が大きい 方の値 蜘 で あ り, 2 0 1 2 3 図

13 最大塑 性 率の偏 り 4 i5 縦 軸 は

絶 対 値が小さい方の値 μm である

図 中の○ 印 お よ び●印は それぞれ部座が先 行し た骨 組および 横 座 屈が先 行し た 骨組の応 答 値を示す

同 図 よ り

本 応 答解 析に お い て も文 献15)と同様

耐 力 劣化 型 部 材 を 用いた骨 組で は塑 性 変 形が

方 向に偏る傾 向が強く な る とい う現 象が認 め られる。

4.

結   論   本研究で は

幅 厚 比の大 きい溶 接

H

形 鋼 部 材の復 元 力 モ デル お よ び剛 性マ トリック スを誘 導し

個々 の部 材 剛 性マ ト リッ ク ス の重ね合わ せ に よっ て骨組全体の弾塑性 挙 動 を解 析す る方 法 を 提 示し た

ま た

既に行っ た実験

88

N工 工

Eleotronio  Library  

参照

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