(12) ft 許 協力条約に基づ いて公開された国際出願 (19) 世 界知的所有 権機関 国際事 務局 (43) 国際公開日 2009 年7 月30 日(30.07.2009) (51) 国際特許分類 AND TECHNOLOGY)[JP/JP]; 〒1008921東京都千代 C12N 1/19(2006.01) C12P 7/06(2006.01) 田 区霞が関一丁目3番 1 号 Tokyo (JP). C12N15/09(2006.01) (72) 発明者 および (21) 国際出願番号 PCT/JP2009/050929 (75) 発明者
/
願人(米国についてのみ): 松鹿昭 I (MAT-SUSHIKA,Akinori)[JP/JP]; 〒7370197 広島県呉市広 (22) 国際出願日 2009 年 1月22 日(22.01.2009) 末広2 T 目 2 番 2号 独立行政法人産業技 術総 合 研究所 中国セン ター内Hiroshima (JP)・澤山茂樹 (25) 国際出願の言 語 日木 語 (SAWAYAMA,Shigeki)[JP/JP]; 〒7370197広島県呉市 (26) 国際公開の言 語 日木 語 広末広2 T 目2番2号 独立行政法人産業技 術総 合 研究所 中国セン ター内 Hiroshima(JP)・井上 宏 (IN-(30) 優 先 権子一タ OUE,Hiroyuki)[JP/JP]; 〒7370197広島県呉市広末広 特願2008-014080 2008 年1月24日(24.01.2008) JP 2 T 目2 番2 号 独立行政法人産業技 術総 合研究所 特願2008-211274 2008 年8月20日(20.08.2008) JP 中国セン ター内Hiroshima (JP)・牧野圭祐(MAKINO, Keisuke)[JP/JP]; 〒6 110011京都府宇 治市 五ケ庄国立 (71) 出 願人 米国を 除 全て の指定国 につ いて) : 独 大学法人 京都大学エ ネルギー理 エ学研究所内Kyoto 立行政法人産業技 術総 合研究所 (NATIONALIN¬ (JP). 小 瀧 (KODAKI, Tsutomu)[JP/JP]; 〒6 110011 STITUTE OF ADVANCED INDUSTRIAL SCIENCE 京都府宇 治市 五ケ庄国立大学法人 京都大学エ ネル続 葉有
(54) Title: HEXOSE-PENTOSE COFERMENTING YEAST HAVING EXCELLENT XYLOSE FERMENTAB ILITY AND METHOD OF HIGHLY EFFICIENTLY PRODUCING ETHANOL USING THE SAME
(54) 発明の名称:キシロース発酵 能が優れた六炭糖 ・五炭糖同時発 酵 酵母およびそれを用いたエ タノー ルの高効率
生産 方 法
(57) Abstract: Provided is a genetically modified yeast which expresses xylose reductase (XR), (wild or mutant) xylitol dehydrogenase (XDH) and xylulokinase (XK). Also provided is a method of highly efficiently producing ethanol from xylose by using the above yeast. A genetically modified yeast which carries genes of Pichia stipitis-o g XR and (wild or modified) XDH and Saccharomyces cerevisiae-o g n XK having been transferred thereinto via chromosomal integration, has a high xylose fermentation speed, enables the production of ethanol from xylose at a high efficiency and shows a high xylose fermentability in the presence of glucose; a method of producing ethanol at a high efficiency from a saccharified solution originating in a xylose- and lignocellulose-based biomass by using the above yeast; and a method of improving the xylose fermentability of the genetically modified yeast as described above by an a㏄limatization treatment.
(57) 要 約 : キシロースレダク ターゼ (XR) 、 (野 生型または変異型) キシ リトー ル デヒ ドロゲナーゼ (XDH) 、キシルロキ ナーゼ (XK) を発 現する遺伝 子組換え酵母および それを用いたキシロースからエ タ ノー ル を高効率に生産する方法の提 供。 Pichia stipitis 由来のXRおよび (野生型または改変型) XDH、な らび にSaccharomyces cerevisiae 由来のXKの各遺伝子を染 色体 組込みによ り導入した、キシロース発酵速 度が速 、 キシロースからエ タノー ル を高収率に生産でき、かつ グ ルコースの存在 下 で キシロース発酵 能が高 い遺伝子 組換え酵母、な らびにそれを用いたキシロースおよび リグノセルロース系バイオ マス由来の糖化液からエ タ ノー ル を高効率に生産する 方法。さらに本発明の遺伝 子組換え酵母 を順化処理によ りキシロース発酵 能を向上させる方法。
ギ一理エ学研究所内Kyoto (JP)・渡逼 誠也 (WATAN- NZ, の_M, PG, PH, PL, PT,Rの_,RS,RU, SC, SD, SE, SG, ABE, Seiya)[JP几P]; 〒6 110011京都府宇 治市 五ケ庄 SK, SL, SM, ST, SV, SY, TJ,TM, TN, TR, TT, TZ, UA, 国立大 学法人 京都大 学ェネルギー 理 エ学研究所内 UG, US, UZ, VC, VN, ZA, ZM, ZW.
Kyoto (JP).
(84) 指定国(表示のない限り、全ての種類の広域保護が可 能 ): ARIPO (BW, GH, GM, KE, LS, MW, MZ, NA, SD, (74) 理人:平木祐輔 ,外(HIRAKI,Yusukeet ai.); 〒
SL,SZ,TZ, UG, ZM, ZW), -XーラシT (AM, AZ, BY, 1050001東京都 港 区虎ノ門 4丁目3番2 0号 神谷町
KG, KZ, MD, RU, TJ, TM), ヨ i (AT,BE, BG, M T ピル 1 9 階 Tokyo(JP). ーロツ
CH, CY, CZ, DE, DK, EE, ES, FI, FR, GB, GR, HR, HU, IE, IS,IT,LT, LU, LV,MC, MK, MT, NL, Nの, PL, PT, RO, (81) 指定国(表示のない限り、全ての種類の国内保護が SE, SI,SK,TR), OAPI (BF, BJ, CF, CG, CI, CM, GA, GN,
可能)・.AE,AG,AL,AM,AO, AT,AU,AZ,BA,BB, BG, GQ, GW, ML, MR, NE, SN, TD, TG).
BH, BR,BW,BY, BZ, CA, CH, CN,Cの,CR,CU, CZ, DE,
DK,DM,Dの_,DZ, EC, EE, EG,ES, FI, GB, GD, GE, GH, 添付 公開書 GM, GT,HN, HR,HU, ID,IL,IN, IS, KE, KG, KM,KN,
KP,KR, KZ,LA, LC, LK, LR, LS, LT,LU,LY,MA,MD, 電子形式によ り別個に公開された明細書の配列表部 ME,MG, MK,MN, MW,MX, MY, MZ,NA,NG, NI,Nの, 分、請 求に基づき国際事務局から入手可能
明
細
苫
キシ
ロー
ス発
酵
能
が優
れ
た
六炭
糊ト
五
炭
糖 同
時
発
酵酵
母
お
よび
そ
れ
を用
い
た
エ
タノー
ル
の高効 率生産方法
技
術分野
0001 本発明は、キシロース発酵速 度が速く、かつ
キシロースか
らェ
タノールを高収率生 産す
ることに加え、グルコースの存在 下でもキシロースが発酵 できる遺伝子組換え酵 母ぉ
ょびそれ
を用い
たキシロースや
キシロースを含む
糖化液か
らェ
タノールを高効 率生産す
る方法に関す
るものである。背
景
技
術
0002 近年、バイオェ
タノールは地球 温 暖化 対策や
化石資源代替のために諸 外回で需 要が急増してい
る。バイオェ
タノール生産 の主役 は高い
発酵効率をもつ
酵母( a c cha om ces Ceev s ae)
であるが、1970年代にェ
タノール生産菌 であるZ m o m onas mobsに関
す
る研究が盛んに行 われ
、1980年代後半か
らは遺伝子組換え大腸 菌(Esche ch a Co )にょるェ
タノール生産が報告され
た。高濃度のェ
タノール生産菌として知られ
てい
る ・c eev s aeや
Z・mob sは、五炭糖 であるキシロースやアラビノースを利用す
ることができない
。これ
に対し、E ・c o はここに示した全ての糖類 を利用できるが 、 菌体当たりの生産性 は ・c e ev s aeや
Z・mob sょりも低い
。木質系バイオマスか
らの 効果的なェ
タノール生産技術の確立のために、五炭糖か
ら効果的にェ
タノールを生 産す
る微生物の開発 は重要な研究課題である。特に、木質系バイオマスの糖化液に 多呈に含 まれ
るキシロースを高効率にェ
タノールヘ変換す
る微生物の開発が望まれ
てい
る。酵母へのキシロース発酵性 の付 与 に関しては、Pudue
大学の o博士や
un d大学のグループが成功してい
る(図8を参照 )。一
方、フロリダ大学のn g am博士はZ mob s由来の2種のェ
タノール合成酵 素遺伝子を導入す
ることにょり、また米回回 立再生可能ェ
ネルギー研究所(NRE ) のグループは、大腸 菌 由来の4種のキシロー ス代謝系酵 素遺伝子を導入す
ることにょり、キシロース発酵性 の付 与 に成功してレ巧
(図8を参照 )。さらに最近になっ
て、鳥取大学の梁瀬 博士のザイモバクター(Z oba c e a ae)や
地球 環 境産業 技術研究機 構(R T E )の湯川博士のコリネ型 細 菌などの新規微生物に
つい
てもキシロース発酵性 を付 与す
ることに成功してい
る。しか
しな が ら、い
ずれ
の遺伝子組換え微生物も、キシロース発酵能(エタノール収率や
発酵速 度)の改苦など、実用ィヒす
るには依然として多くの課題が残され
てい
る。 0003 キシロースを発酵 できる酵母としてP ch a S p sなどが知られ
てい
るが、エタノール 耐性が低く、またキシロース代謝系はグルコースなどの糖類 の存在 下で抑制され
るこ とも多い
。そこでキシロースか
らエタノールを生産す
るために、・c e ev s a eにP ・ p s由来 のキシロースレダクターゼ(以XR)
及びキシリトールデヒドロゲナーゼをコードす
る遺伝子を導入し、キシロース代謝能を獲得させ
る育種が進められ
てい
る(非特許 文献 、非特許文献2 、非特許文献3 ) (図 を参照)。 0004 しか
し、この遺伝子組換え酵母におい
てキシロースか
らの嫌 気的エタノール発酵効 率は依然として低く、満足できるものではない
。さらに発 酵 の過程で中間代謝物キシ リトールが蓄積して炭素変換効率を減少させ
るとい
ぅ問題が存在す
る。これ
らの欠点、 は、木質系バイオマスか
らの効果的なエタノール生産における持続的・
連 続的な発 酵プロセスをより効率化す
るための大きな障告となる。 0005 このよぅな低い
エタノール変換効率の主な原因として、キシロース代謝酵 素(XR とX D )間の補 酵 素依存性 の違い
による細胞内の酸化還 元状態の不均衡が指摘され
てい
る(非特許文献4 、非特許文献5 )。す
なわち、X Rは、キシロースをキシリトールに変 換す
る際に補酵 素として、おもにNADP を使用 してNADP
に変換す
る一
方、X D は 、キシリトールをキシルロースへと変換す
る際に補酵 素として、NA D を使用 してNAD に変換す
る(図 を参照)。この様に両酵 素の補 酵 素に対す
る要求性 のアンバランス を生じることで、補酵 素供給の最的バランスを崩し、その結 果、キシリトールか
らキシ ルロースへの変換が効率よく進行せ
ず、最終的にキシロースか
らエタノールへの変 換効率が低くなると推 定され
る。 0006 さらに、 ・c e ev s aeが もともと保持してい
るキシルロキナーゼ(以X
) の活性が弱い
ことも、このよぅな低い
エタノール変換効率の原因の一つ
として指摘され
てい
る(非 特許文献6、非特許文献7 )。そこでこの改苦策として、X RおよびX D に加えて ・c e ev s a e由来のX を過剰発現させ
、この組換え酵母を用い
て、キシロースか
らのエタノ ール生産効率を向上させ
るとレぢ方法が報告され
てい
る(特許文献 を参照)。その際、X R X D およびX を酵母内で適切なレベルで発 現さ
せ
ることが極めて重要 であ ることが報告され
てい
る。例えば、キシロースか
らのエタノール生産効率を上げるため に、X RおよびX D の最適 な発現呈の比率につい
ては、おおむ
ね理解が進んでい
る (非特許文献8、非特許文献9 、非特許文献 0)。しか
しなが ら、XKに関しては、その 発現呈はどのくらい
が最適であるのか
につい
て議論が分かれ
てい
る。す
なわち、P d e大学の o博士はXKの活性が高い
ことが重要であると述べており、実際、キシロー ス代謝飴を遺伝子組換えによっ
て付与 した acc h a om ces酵母 424 A NT)
株を 用い
て、キシロースか
らエタノールを高収率に得てい
る(非特許文献8 )。一
方、 und 大学や
別のグループらは、X R D Kをコードす
る遺伝子をそれ
ぞれ
別の染色体 上に栄養 要求性型発 現カセットを用い
て組込んだ実 験株 由来の遺伝子組換え酵母 を作製し、XKの活性が過剰であると酵母の増 殖 阻告を引き起 こす
ので、適度に構 成 的に発 現させ
るのがよい
と報告してい
る(非特許文献7、非特許文献 ) 0007 また、NAD"要求性か
らNADP" 要求性へと補酵 素の特 典性 を変換したX D (改変型 X D ) を作製 し、この改変型X D をX R と共に発 現す
る遺伝子組換え酵母を作製し、 この遺伝子組換え酵母を用い
て、キシロースか
らのエタノールを生産す
る方法が報 告され
てい
る(特許文献2を参照)。(図 を参照)。 0008 近年、バイオマス資源を発酵して得られ
るエタノールなどを液体燃料もしくは化学 原料として利用す
ることが、注目、検討され
ており、その実用化技術 開発が促進され
てい
る。そのため、バイオマス資源の実用化経 済性 のために、上記酵母よりもエタノ ール生産能の高い
酵母株が求められ
てい
る。 特許文献1 :特表200050
9988 号公報 特許文献2 :特開20066213
号公報 特許文献3 :特開昭6 265679
号公報 非特許文献 :Ch u B C ら B o e c h n o o gy Advances, V o 25 Pp 42544
(2007) 非特許文献2 : J e esT W Cu en Op n o n n B o e c h n o o g V o 7 Pp7
(2006) 非特許文献3 : J e esT W ら A p p e d M c ob o og an d B o e c h n o o g V o 63 Pp 49 55
09 2004) 非特許文献 :B u nenbe g Mら A p p e d M c ob o og an d B o e c h n o o g V o 8p p 287
292
(1983) 非特許文献 :Ko e e ら A p p e d M c ob o og an d B o e c h n o o g V o 38 Pp 776783
(2004) 非特許文献6 :Deng X Xら A p p e d B o c h e m s an d B o e c h n o o g V o 4 25 Pp 193199
(199 0) 非特許文献7: ohansson B ら A p p e d an d E nv onmen a M c ob o og V o 67 Pp 4 2494255
2001) 非特許文献8 E a s s o n A ら E n z m e an d M c ob a T e c h n o o g V o 29 Pp 8 8297
( 2001) 非特許文献g :Jeppsson M EM Y e a s Resea ch V o 3 Pp 167175
(2003) 非特許文献10: W a d on Mb
A p p e d M c ob o og an d B o e c h n o o g V o 48 p p 218224
(1997) 非特許文献1 : ed ak M A p p e d B o c h e m s an d B o e c h n o o g V o 113 6 p p 4034
6 (2004) 非特許文献12 : ら A p p e d M c ob o og an d B o e c h n o o g V o 69 Pp 9 5 503 (2003)発
明の開
ぅ示発
明
が解
がさし
ようとす
る課
題
0009 従来法では、木質系バイオマス資源か
ら効率的にエタノールを製 造す
ることはでき なか
っ
たので、木質系バイオマス資源か
らエタノールを安価に効率的に製 造す
ること ができる有効な方法が望まれ
てい
た。これ
は、木質系バイオマスの糖化液に多呈に 含 まれ
るキシロースを利用できる微生物が限られ
てい
ること、またキシロースを高効率 にエタノールヘ変換す
る微生物が開発され
てい
ない
こと、さらに従来のキシロース発 酵性 を付 与した遺伝子組換え微生物でも、グルコースの存在 下では実質的にキシロ ースを発酵 できない
(グルコースにょっ
て発 酵が抑制され
るに
とが主な原因であっ
た 0010 そこで、本発明では、キシロースか
らエタノールを高収率生産でき、かつ
グルコース の存在 下でもキシロースが発酵 できる遺伝子組換え酵母おょびそれ
を用い
たエタノ一ルの効果的な生産方法を提供
す
る。課
題 を
解決
す
るための
手
段
0011 本発明者らは、上記課題を解決す
べく鋭意 検討した結 果、酵母染色体に効率よく 組込めるキシロース代謝系(XR、野生型 あるい
は改変型 XD およびXK)発現ヵ
セ ットを作製し、この発 現ヵ
セットを宿 主酵母細胞に導入して、キシロースをエタノール ヘ 高効率に生産できる遺伝子組換え酵母を作製した。 0012 さらに本発明では上記キシロース代謝系発現ヵ
セットを ・ceev
s ae などの適当な 宿 主酵母株に導入す
る育種に加えて、強力なキシロース発酵性 を獲得 した宿 主酵 母株の選 定 を行っ
た。当該選 定は、キシロースか
らエタノールを効果的に生産させ
る 上で重要 である。この理 由は以下の通りである。キシロースか
らエタノールを工業的 に高効率生産させ
る上で重要なファクターとして、エタノール収率とエタノール生産 性 の向上がある。この二つ
のファクターは、大容呈、低コス トの工業操 作におい
て非 常に重要 である。エタノール収率の向上は原料コス トに影響を与える。一
方、エタノ ール生産性 の向上は、バイオプロセス設備の主要なコス トの決 定的な要素となる。収 率と生産性 はときには分 けて考えることができるが 、プロセス全体の最適化では、収 率と生産性 の両方を加味して行 わなけれ
ばならない
。エタノール生産性 は某質 (キシ ロース) の比消費速 度に依存してい
るので、もしキシロース比消費速 度の向上がプロ セスにおい
て実現す
れ
ば、エタノール生産性 は副生産物(キシリトール、グリセロール 等 )の生産を最小限に抑えることによっ
てコス ト的には容認 できるレベルに達せ
られ
る 。このよぅな状態で、エタノール収率とエタノール生産性 は両方とも最適化す
ることが 望まれ
る。す
なわち、エタノールを高い
収率で生産し、かつ
キシロースか
らのエタノー ル発酵速 度が速い
酵母株が、最も実用ィか 工業化す
るのに適してい
る。さらに、通常 のキシロース発酵性 を付 与した遺伝子組換え酵母は、グルコースの存在 下では実質 的にキシロースを発酵 できない
ので (グルコースによる発酵の抑制)、この問題を解決す
ることが工業化のための課題 である。そのために、グルコース抑制を解除す
る代謝 工学的な手法に加えて、グルコースの発 酵速 度 の速い
酵母株の選 定も、工業的にキ シロースか
らエタノールを発酵す
る上で重要になる。 0013 本発明では、優れ
たキシロース発酵能を保 持す
る酵母株を選別す
るために、遺伝子組換えの宿 主酵母として5種類の酵母株を選 んだ。
す
なわち、実 験株のD4522
株 およびNV c 株、工業株のT Pe 1(パン酵母)株、R2
株( ERM B P754
号)および 焼酎3号株 (協会 系酵母)である(図2を参照)。D4522
株は一
倍体であり、他の4種 類の酵母( NV c 株、T Pe 株、R2
株および焼酎3号株)は二倍体である。なお、1 R2
株は凝集性酵母であり、連 続発酵、繰り返し発 酵が可能 な、より実用ィか 工業化 に即 した酵母株として知られ
てい
る(特開昭6 265679
号公報 を参照)。 0014 上記キシロース代謝系発現カセットを、上記5種類の宿 主細胞株に導入し、この中か
ら、キシロースをエタノールヘ 高効率に生産できる遺伝子組換え酵母を選 抜した。 この遺伝子組換え酵母が、キシロースのみ
ならずキシロースを含む
混合糖や
糖化液か
らもエタノールを高効率に生産できることを見出し、本発明を完成させ
るに至っ
た。 0015 さらに、上記キシロース代謝系発現カセットを導入した遺伝子組換え酵母を、一
連 のキシロースを含む
培 地で順化処理す
ることによっ
て、当該遺伝子組換え酵母のキ シロース発酵能を向上できることを見出し、本発明を完成させ
るに至っ
た。 0016す
なわち、本発明は以下のとおりである。 0017 X R遺伝子、X D 遺伝子およびX 遺伝子が染色体組込み
により導入され
てい
る、キシロースか
らエタノールを高効率に生産できる遺伝子組換え酵母。 0018 2 X R遺伝子およびX D 遺伝子が酵母由来である、 」の遺伝子組換え酵母。0019 3 X R遺伝子およびX D 遺伝子が、Candida hehatae ch a S p sおよびPac h
so en a
""oph
sか
らなる群か
ら選 択され
る酵母に由来す
る、 2 」 の遺伝子組換え酵 母。 0020 4 X R遺伝子およびX D 遺伝子が、P ch a S p sに由来す
る、 3 」 の遺伝子組換 え酵母。 0021 5 X K遺伝子が、酵母または細 菌 由来 である、 」の遺伝子組換え酵母。002 2 6 XK 伝子が Candida hehatae ch a S p s ach so en an n o p h s acc
h a o c e s Ce ev s ae chizosacca o c e s P o b eおよびEsche ch aC らなる群
か
ら選 択され
る酵母または細 菌 由来 である、 5」の遺伝子組換え酵母。 002 3 7 X K遺伝子が、acc h a om cesCe ev s ae に由来す
る、 6」
002 4 8 X R遺伝子およびX D 遺伝子がP ch a S p sに由来 し、
かつ
X 遺伝子が acc h a o c e s Ce ev s a eに由来す
る、 」 の遺伝子組換え酵母。 002 5 9 X R遺伝子、X D 遺伝子およびXK遺伝子が構成的に発 現され
る、 」~
8」のい
ずれか
の遺伝子組換え酵母。 002 6 0 X R遺伝子、X D 遺伝子およびXK遺伝子が恒常的に発現す
るP GKプロモー ターにより、それ
ぞれ
発現され
る、 9」の遺伝子組換え酵母。 002 7 X D 遺伝子が 、補酵素要求性 をニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸( NA D P )型に改良した改変型X D (配列番 号 )をコードす
る、 」~
0」のい
ずれ
か
の遺伝子組換え酵母。 002 8 2 X R遺伝子、X D 遺伝子およびXK遺伝子が、まとめて一つ
の対立遺伝子上に 相同組換えによっ
て染色体DNA に組込まれ
る、または各 遺伝子がそれ
ぞれ
別 々の 対立遺伝子上に相 同組換えによっ
て染色体DNA に組込まれ
る、 」~
」のい
ずれか
の遺伝子組換え酵母。 002 9 3」 遺伝子組換え酵母が acc h a om ces Ce ev s aeより作製され
る、 」~
2」のい
ずれか
の遺伝子組換え酵母。 0030 4 」~
3」のい
ずれか
の遺伝子組換え酵母を用い
た、キシロースか
らエタノ ールを生産す
る方法。 0031 5~
3」のい
ずれか
の遺伝子組換え酵母を用い
た、リグノセルロース系バ イオマスか
ら調製した糖化液か
らエタノールを生産す
る方法。 003 2 6」 順化処理により、 」~
3」のい
ずれか
の遺伝子組換え酵母のキシロース発 酵能を向上させ
る方法。発
明の効果
003 3 本発明の遺伝子組換え酵母は、高効率でキシロースをエタノールヘ変換できる(キ シロース発酵速 度が速く、かつ
キシロースか
らエタノールを高収率生産す
る)。また、 通常はグルコース存在 下だとキシロース発酵が阻告を受けるが、本発明の遺伝子組 換え酵母は全てグルコースの存在 下でもキシロースを同時に発 酵 でき、特に工業株( R2
株( ERM B P754
号)およびT Pe 株 を宿 主とす
る遺伝子組換え酵母は、グ ルコース存在 下でキシロース発酵が促進され
る。さらに本発 明では、キシロース代謝系 (XR XD 、およひXK) 遺伝子を効率よく全て染色体組込
み
により導入してい
るの て、ブラスミトて導入す
るよりも安定しており、またブラスミトを保 持す
るための栄養 要 求性 の最少培 地てはなく、栄養豊富な完全培 地や
糖化抜て直接 増 殖させ
ることかて きるのて、増 殖 速 度、糖代 謝速 度も上昇す
る。実際、本発明の遺伝子組換え酵母を 用い
て木質系ハイオマスか
ら調製した糖化被 を発酵させ
た結 果、クルコースなとの 六炭糖のみ
ならす
キシロースなとの五炭糖も効率よくエタノールに変換す
ることかて きた。加えて、キシロース発酵能か比較的低い
組換え酵母株ても、一
連のキシロース を含む
培 地て選 択圧をか
けなから継代的に培養す
る順化処理により、キシロース発 酵能を顕著に向上し得る。したかっ
て、本発明により、木質系ハイオマス としてこれ
ま て利用され
ることか少 なかっ
たキシロースを次 世代の被体エネルキーとして期待され
てい
るエタノールヘ 高効率て変換てきる。 0034 木明細菩 は本願 の優先権の某礎てある日本回特井 出願2008 014080号、200821
1274 号の明細 菩およひ または図面に記載され
る内容を包 含す
る。図
面の
簡
単
な説
明
003 5 図 酵母 内のキシロース代 謝経 路を示す
説 明図てある。図中、XRはキシロース還 元 酵 素、XD はキシリトール脱水 素酵 素、XK
はキシルロキナーセをそれ
それ
首味す
る 。従来怯ては、Pch
a S p s由来のXRおよひXD ならひに accha o ces Ceev
s a e由来のXK
のそれ
それ
をコートす
る遺伝子を酵母に導入す
ることによりキシロース発 酵酵母か作製され
る。この従来怯によっ
て得られ
る遺伝子組換え酵母は、相当呈の キシリトールか蓄積す
るためにキシロースか
らエタノールへの変換効率かそれ
ほと良 くない
ことに加えて、クルコースの存在 下てキシロース発酵 か抑制され
る。一
方、本願 発明の一
実施形態ては、XR、野生型または変典型XD およひXK
の発 現カセオ
を 酵母染色体に組込み
、これ
ら遺伝子群を適切に酵母 内て発 現させ
ることにより、六炭 糖・
五炭糖 同時発酵酵母を複 数 作製す
る。さらにその酵母株の中か
ら、キシロース発 酵速 度 か速く、かつ
キシロースか
らエタノールを高収率生産てきる酵母株を選 定す
る 。それ
によっ
て、本願発明による六炭糖・
五炭糖 同時発酵酵母は高い
キシロース発 酵能を有し、エタノールを高効率的に生産す
ることか可能てある。 図2 遺伝子組換え酵母を作製す
るための、キシロース代 謝用 の酵母染色体組込型ブラスミド(pA URX X DH(WT)XR およびp AURX X D (A R dR)XR)と宿 主酵母(D452
2
株、NV c 株、T p e 株、R2
株、および焼酎3号)を示す
図である。 図3 作製した遺伝子組換え酵母におい
て発 現させ
た酵 素(XR X D XK) の比活 性 を示す
図である。 図4 NV c 株を宿 主として作製 した遺伝子組換え酵母(NWT
株およびN AR dR 株) による、YPX 培 地における嫌 気的ェ
タノール発酵能(キシロース消費呈およびェ
タノール濃度)とYPDX 培 地における嫌 気的ェ
タノール発酵能(キシロース、グルコー ス消費呈およびェ
タノール生産 最)を示す
図である。 図5 R2
株を宿 主として作製 した遺伝子組換え酵母( RWT
株およびR AR dR株) による、YPX 培 地における嫌 気的ェ
タノール発酵能(キシロース消費呈およびェ
タノ ール濃度)とYPDX 培 地における嫌 気的ェ
タノール発酵能(キシロース、グルコース消 費呈およびェ
タノール生産 最)を示す
図である。 図6 Y P X培 地およびYPDX 培 地におい
て、WT株とA R d R株を各宿 主酵母でそれ
ぞれ
比較した結 果、キシロース発酵能のよか
っ
た方の遺伝子組換え酵母(YPX 培 地で はD AR dR株 N AR dR株T
WT
株およびR AR dR株 YPDX 培 地ではD AR dR 株、N AR dR株、TWT
株およびRWT
株) による、YPX 培 地およびYPDX 培 地にお ける嫌 気的ェ
タノール発酵能(キシロース消費呈およびェ
タノール生産 最)を示す
図 である。 図7 R2
株を宿 主酵母として作製 した遺伝子組換え酵母( RWT
株) による、YPDX2 培 地における嫌 気的ェ
タノール発酵能(グルコース、キシロース消費呈およびェ
タノ ール、グリセロール、キシリトール生産 最)を示す
図である。 図8 キシロースおよびキシロースを含む
混合糖 を用い
たバッチ発酵実 験におい
て、 これ
までに報告され
てい
るキシロース発酵性が比較的優れ
た遺伝子組換え酵母・
微 生物のキシロース発酵能と、本願発明によるR AR dR株およびRWT
株のキシロース 発酵能を比較した図である。 図9 R2
株を宿 主酵母として作製 した遺伝子組換え酵母( RWT
株) による、ュ
一カ リか
ら調製した糖化液における嫌 気的ェ
タノール発酵能(グルコース、キシロース消 費呈およびェ
タノール、グリセロール生産 最)を示す
図である。図10焼酎3号株 を宿 主酵母として作製 した遺伝子組換え酵母(
WT
株) と T株 を順ィヒ処理す
ることにより得たWT(C
)株による、YPX 培 地における嫌 気的 エタノー ル発酵能(増 殖、キシロース消費呈、およびエタノール生産 最)を示す
図である。発
明を
実
施
す
るための最
良の形
態
003 6 X Rは、キシロースをキシリトールに変換す
る反応を触媒す
る酵 素 である。X R遺伝子 は、かか
る酵 素 をコードす
る遺伝子であれ
ば特に限定され
ない
が、Candida hehatae ch a S p s 、およびPac h so e n an n o p h u sなどの酵母に由来す
る。好ましくは、X R遺伝子は、P ch a S p sに由来す
るものである。 003 7 X D は、キシリトールをキシルロースに変換す
る反応を触媒す
る酵 素 である。X D 遺伝子は、かか
る酵 素 をコードす
る遺伝子であれ
ば、特に限定され
ない
が、Candida hehatae ch a S p s 、およびPac h so e n an n o p h u sなどの酵母 に由来す
る。好ま しくは、X D 遺伝子は、P ch a S p sに由来す
るものである。 003 8 X は、キシロース とATP を、キシルロース5リン酸とADP に変換す
る反応を触媒す
る 酵 素 である。XK遺伝子は、かか
る酵 素 をコードす
る遺伝子であれ
ば、特に限定され
な が Candida hehatae ch a S p s ach so en an n o p h u s acc h a o c e s C
e ev s ae chizosacca om cesP o b eおよびEsche ch aCo などの酵母または細 菌
に由来
す
る。好ましくは、XK遺伝子は、acc h a om ces Ce ev s aeに由来す
るもので ある。 003 9 これ
らの遺伝子は、当業者に周 知である一
般的な方法、例えば、ハイブリダイゼー ション法、PCR 法等によっ
て得ることができる。 0040 X D は、補酵 素 要 求性が変化した改変型を用い
ることが望ましい
。野生型X D は一
般に、補酵 素として二コチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD") を使用す
る。一
方 、本願における「改変型X D 」は、補酵 素として二コチンアミドアデニンジヌクレオチド リン酸(NADP") を使用す
る。改変型X D は、NADP"を補酵 素として使 用す
ることが出 来れ
ば、そのアミノ酸配列もしくは塩基配タ は、特に制限しない
が、X D のアミノ酸配 列の207番目か
ら21 1番目に対応す
るアミノ酸の少 なくともつ
を他のアミノ酸、例えば 、アラニン、アルギニン、セリンまたはスレオニンに置換させ
たものが好ましい
。X D の アミノ酸配列で207番目のアスパラギン酸をアラニンに置換させ
たもの、208番目のイソロイシンをアルキニンに置換さ
せ
たもの、アミノ酸配列の209番目のフエ二ルアラニンをセリンもしくはスレオニンに置換さ
せ
たもの、およひアミノ酸配列の21 1番目のアスパラキンをアルキニンに置換さ
せ
たものか特に好ましい
。さらに好ましくは、X D のアミノ酸配列の207番目のアスパラキン酸をアラニン、208番目のイソロイシンをアルキニ
ン、209番目のフエ二ルアラニンをセリン、およひ21 1番目のアスパラキンをアルキニン に置換したものてある(配列番 号 ) (Watanabe ・ら、The J ou na O B o og ca Chem
s yVo 280No Pp 103 40
1
0349 (2005)を参照 )。改変型X D は、補酵 素としてNADP を利用 してNADP に変換
す
る。それ
に対 し、X は補 酵 素としておもにNADP を利用 してNADP
に変換す
るために、補酵 素供給のハランスか保たれ
、両遺伝子 を導入した酵母はキシロースか
らキシルロースまての変換を効率的に行うことか可能 となる(図 を参照 )。 0041 改変型酵 素の作製は、当核分野におい
て周 知てある方怯、例えは、ランタム変典 およひ部位 特 典的変典を用い
て作製す
ることか可能てある。一
般的に、ランタム変 典怯ては、遺伝子シヤノフリンクや
ェ
ラープローンPCRを用い
て酵 素変異体プールを 構築し、その中か
ら目的の性 質 に改変され
た変異体をスクリーニンクす
る。部位 特 典 的変典怯ては、既知 のX D 遺伝子配列を某に設計した、所 定の位置に変典を導入 したX D クローニンク用プライマーを用い
てPCR を行うことによっ
て、クローニンク され
たX D 遺伝子の所 定 の位置に変典を導入す
ることかてきる。 004 2 これ
ら3種の酵 素 をコートす
る遺伝子を宿 主細胞内にて発 現させ
る。その方怯は、 当業者 に公知てある一
般的な分子生物学的手怯を用い
て行うことかてきる( amb ooら Mo ecu a C o n n gA LBORATORYMANUA
/second
ed o n C o d p ng
a bo
abo a o
ess
(1989) 参 照 )。す
なわち、当核酵 素 をコートす
る遺伝子を 適当なへ
クターに細み
込み
、そのへ
クターを用い
て適当な宿 主生物を形 質伝換す
る ことにより行うことかてきる。 004 3 ヘクターとしては、遺伝子の導入およひ発現のために当業者に公知てある一
般的 な酵母発現ヘクターを用い
ることかてきる。酵母 に導入す
る際に用い
るへ
クターとし ては、多コピー型(YEp型)、卓コピー型(YCp 型)、染色体細み
込み
型(Y p型)のい
す
れ
も用い
ることか可能てあるか、染色体細み
込み
型を用い
るのか好ましい
。004 4 ベクターには、目的の酵 素遺伝子の他に、宿 主細胞における複 製を可能と
す
る複 製起 点、および形 質転換体を同定す
る選 択マーカー、さらに、好ましくは、酵母由来 の適切な転 写または翻訳制御配列が、所望により酵 素の遺伝子配列に連 結され
て 含 まれ
得る。制御配列の例には、伝 写プロモーター、オペレーター、またはェ
ンハン ザー、 RNAリボソーム結 合 部位、ならびに伝 写および翻訳開始および終結を調節す
る適切な配列が含 まれ
る。用い
ることができる伝 写プロモーターは、宿 主細胞内に て遺伝子発現を駆動できる限り、特に限定され
ず、例えばG A プロモーター、G A 0 ロモーター、ヒートショックタンパク質プロモーター、M プロモーター、 5フ。 ロモーター、P G プロモーター、GAP プロモーター、A D プロモーター、A X プロモーター等 を用
い
ることができるが 、P GKプロモーターを用い
るのが好ましい
。選 択マ ーカーとしては、通常使用され
るものを常法により用い
ることができる。例えばテトラザ イクリン、アンピシリン、またはカナマイシンもしくはネオマイシン、 ハイグロマイシンま たはスペクチノマイシン等 の抗 生物質耐性遺伝子や
3 T P などの栄養 要求,性 遺伝子などが例示され
る。 004 5 宿 主細胞として用い
ることができるものとしては、特に限定す
るものではない
がCanda hehatae ch a S p s ach so en an n o p h s acc h a o c e s Ce ev s ae お
よび chizosacca om ces p o b eなどの酵母が挙げら
れ
、特に acc h a om ces Ce ev sa eが好まし
い
。さらに好ましくは、実験株のD4522
株およびNV c 株、工業株のT p e 1(パン酵母)株、R2
株( ERMB P754
号)および焼酎3号株 (協会 系酵母)である (図2を参照)であり、特に好ましくは、工業株として知られ
てい
るR2
株 ( ERMB P7
5 4号)およびT p e 株である。 004 6 実 験株とは実 験面での利便性 のために使われ
る酵母株であり、工業株(実用株) と は実用 面での有用性 のために使われ
てい
る酵母株である。例えば、ワイン、清酒や
焼酎作りに用い
られ
る酵母は工業株である。パン酵母は実 験室レベルでも使用され
てい
るので、その意 味でほ実 験株に入り得る。実験株は遺伝子型が分か
っ
ており、多 くの場合、栄養 要求性 の選 択マーカー遺伝子をもっ
たブラスミドを導入したり、栄養 要求性型の発現カセットを染色体へ組込めるように栄養 要求性遺伝子が変典したり してい
る。一
方、工業株は栄養 要求性遺伝子が変典してい
ない
ので、栄養 要求性マ一カー遺伝子を保 持