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目次 1. 本資料の目的 2. ADSL 試験サービス概要 3. サービス利用動向 4. 加入状況 5. 提供不可回線 ( 光収容 宅内要因 ) 6. ISDNから加入電話への移行 7. 回線確認および開通工事における所要日数 8. 線路損失と伝送速度 9. 回線調整による伝送速度調査 10. 回線

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ADSL試験サービス 試験結果

(2)

目次

 1. 本資料の目的

 2. ADSL試験サービス概要

 3. サービス利用動向

 4. 加入状況

 5. 提供不可回線(光収容、宅内要因)

 6. ISDNから加入電話への移行

 7. 回線確認および開通工事における所要日数

 8. 線路損失と伝送速度

 9. 回線調整による伝送速度調査

10. 回線調整による速度変化 <1>

11. 回線調整による速度変化 <2>

12. ADSL回線からISDN回線への影響

13. ADSL試験サービス結果まとめ

(3)

1.本資料の目的

本資料は平成11年12月から平成12年12月まで実施された「ADSL試験

サービス」において、得られた試験結果についてまとめたものである。

(4)

2.ADSL試験サービス概要

試験サービスの目的

試験サービスでは以下の点の評価を行った。

サービス面

サービス提供数、加入状況、提供可否状況、サー

ビス提供にかかる日数等によるサービス面の評

技術面

提供速度や漏洩、回線調整に対する技術的な評

試験期間

平成11年12月24日~平成12年12月25日

試験実施エリア

第1種サービス(収容局メニュー)

茅場兜、青山、四谷、淀橋、池袋、三田の各NTT

収容ビル

第2種サービス(MDF接続)

接続事業者様の要望に応じ順次拡大

【表2-1】 提供メニュー

スプリッタ MDF ADSL 局内装置 ISP網 電話網 ADSL モデム 第1種サービス 第2種サービス (当社がスプリッタを設置) 第2種サービス (接続事業者様がスプリッタを設置) スプリッタ POI :相互接続点(POI) お客様宅 NTT収容ビル

種別

タイプ1

電話重畳

タイプ2

電話非重畳

タイプ1ー1

電話重畳(スプリッタ:NTT)

タイプ1-2

電話重畳(スプリッタ:接続事業者様)

タイプ2

電話非重畳

第二種

タイプ

第一種

【図2-1】 設備構成イメージ

(5)

3.サービス利用動向

加入者数は、提供ビルのエリア拡大に伴い順調に

拡大した。【グラフ3-1 】

非重畳タイプは第1種サービスで32%、第2種サー

ビスで14%であった。【表3-1】

第1種サービスの提供は6ビル、第2種サービスの

提供ビルは当初6ビルから108ビルに拡大した。

【表3-2,表3-3】

【表3-1】 メニュー毎の加入者数

【表3-3】 第2種サービス 提供開始ビル

千葉 長野 栃木 神奈川 平成11年12月 淀橋 四谷 三田 青山 池袋 茅場兜 平成12年6月 豊四季 平成12年9月 銀座 浅草 上野 浜町 東渋谷 南松本 後町 平成12年10月 神田 墨田 向島 小石川 大塚 駒込第2 宇都宮 白金 渋谷 代々木 大崎 新宿 大久保 牛込 練馬 平成12年11月 霞ヶ関 大手町FS 駿河台 丸の内 東銀座 京橋 石堂 中河原 晴海 築地 江東 深川 城東 辰巳 信濃上田宇都宮平出 江戸川 東江戸川 小岩 葛飾 本所 荒川 江曽島 吉原 千住 梅島 葛西 八王子由木 赤坂 芝 弦巻 世田谷 成城 砧 蒲田 玉川 烏山 荏原 品川 目黒本館 自由が丘 池上 大森 田園調布 矢口 埠頭 馬込 西新宿 久我山 上北沢 杉並 野方 高円寺 中野 落合別館 巣鴨 王子 十条 大泉 西練馬 板橋 南板橋 志村 成増 松沢ビル2 北町 平成12年12月 武蔵野 三鷹 調布 狛江 瀬田 井草 松戸小金 横浜北 荻窪 石神井 浦安 松見 東寺尾 東京 平成11年12月 淀橋 四谷 三田 青山 池袋 茅場兜 東京

【表3-2】 第1種サービス 提供開始ビル

ビル数

【グラフ3-1】 加入者数/ビル数 推移 (累計)

加入者数

(回線)

平成12年12月末現在

【表3-4】 接続事業者数

第1種サービス 6社 第2種サービス 12社 接続事業者数

平成12年12月現在

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000 0 50 100 150 200 提供ビル数 第1種加入者数 第2種加入者数 合計 提供ビル数 6 6 6 6 6 6 7 7 7 14 29 95 108 第1種加入者数 3 4 23 116 217 280 349 407 475 510 567 596 640 第2種加入者数 4 6 22 56 128 418 789 1065 1461 1816 2289 4076 7851 合計 7 10 45 172 345 698 1138 1472 1936 2326 2856 4672 8491 H11.12 H12.1 H12.2 H12.3 H12.4 H12.5 H12.6 H12.7 H12.8 H12.9 H12.10 H12.11 H12.12

種別

タイプ1

電話重畳

434

5%

タイプ2

電話非重畳

206

2%

タイプ1ー1

電話重畳(スプリッタ:NTT)

0

タイプ1-2

電話重畳(スプリッタ:接続事業者様)

6,790

80%

タイプ2

電話非重畳

1,061

12%

タイプ

第一種

第二種

提供数

8,491

(6)

<参考>東京23区加入電話

    住宅用/事務所用比率

ADSL試験サービス開始当初からサービス

を提供している6ビルにおける加入状況を

示す。

東京23区加入電話全体の住宅用/事務用

の比率と比較し、ADSLサービスは住宅利用

が多い。【グラフ4-1】

563

411

323

365

104

511

90

139

225

178

62

149

0

200

400

600

800

淀橋

四谷

三田

青山

茅場兜

池袋

事務用

住宅用

事務用 41% 住宅用 59%

 【グラフ4-1】6ビルにおける

      住宅用/事務所用比率

N=3,120(回線)

(サンプルデータ)

4.加入状況

N=5,485,954      (回線)

回線)

平成11年度末 住宅用 73% 事務用 27%

 【グラフ4-2】ビル毎の加入者数 住宅用/事務所用比率

平成12年11月現在

平成12年11月現在

(7)

宅内要因によ

り提供不可と

なった回線

0%

サービス提供

回線数

91%

光収容 9%

5.提供不可回線 (光収容、宅内要因)

お申込みしたが、光収容であったため、

また宅内の要因でサービスが提供でき

なかった件数を示す。

光収容もしくは宅内要因で提供不可となっ

た件数は、サービス提供回線数をあわ

せた全体件数の9%であった。

【グラフ5-1】サービス提供不可回線の割合

平成12年12月末現在

サービス提供回線数

8491

光収容により提供不可となった回線

832

宅内要因により提供不可となった回線

1

(回線)

【表5-1 】サービス提供不可回線数

(8)

6.ISDNから加入電話への移行

ISDN→ADSL変更件数

ADSLをお申込の際に、既設の回線が

ISDNであったため、加入電話に変更する

必要のあった件数の割合と、その内訳を

示す。

ISDNからADSLへの移行で、契約を取

りやめるケースは11%(全体の2.2%)

であった。

電話重畳有り

申込み数

2580

加入回線

2063

ISDN回線

517

サンプリングデータ

【グラフ6-1】お申込時の加入電話・ISDNの比率

    およびISDNの契約状況内訳

ISDN 20% 加入電話 (アナログ) 80% タイプ2で 契約 2% 取消し 11% ISDNから加入電話 (アナログ)に変更し てタイプ1で契約 87%

(回線)

(回線)

【表6-2 】およびISDNの契約状況内訳

サンプリングデータ 

N=2580

N=517

【表6-1】お申込時の加入電話・ISDNの比率

517

タイプ1で契約

452

タイプ2で契約

8

取消し

57

ISDN回線申込み

(9)

0 9 6 161 180 475 513 392 303 0 100 200 300 400 500 600 0日 2日 4日 6日 8日以上 1077 2079 406 72 19 5 4 1 0 0 500 1000 1500 2000 2500 0日 2日 4日 6日 8日以上

7.回線確認および開通工事における所要日数

平成12年11月(単月)における、

適合性確認の所要日数:平均1.1日

開通工事(工事情報設定~工事完了)の

  所要日数: 接続事業者様の指定による

工事日にすべて実施。

【グラフ7-1】 適合性確認 所要日数

平成12年11月分 平成12年11月分 平均所要日数 約1.1日

NTT東日本 の作業 接続事業者様 の作業 NTT東日本 の作業 接続事業者様 の作業

【高速デジタルアクセス技術に関する研究会報告書】

において、

「標準的な工事所要日数の目標値を7営業日以内

にするよう設定すべき」との指摘がある。

【参考】

工事日は接続 事業者様指定

【グラフ7-2】 開通工事 所要日数

【図7-1】 サービス申込みからサービス開始までの流れ

【グラフ7-1】 【グラフ7-2】

(10)

0 400 800 1200 1600 0 10 20 30 40 50

伝送

速度(下

り)(kbp

s)

線路損失(dB)(@160kHz)

(全国統計値) (G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%)

512kbps

xDSL回線への雑音が 無く特性の良いケーブル を使用した場合 xDSL回線への雑音が 非常に悪く特性の悪い ケーブルを使用した場合 0 400 800 1200 1600 0 10 20 30 40 50

伝送

速度(下

り)(kbp

s)

線路損失(dB)(@160kHz)

(全国統計値) (G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%)

512kbps

xDSL回線への雑音が 無く特性の良いケーブル を使用した場合 xDSL回線への雑音が 非常に悪く特性の悪い ケーブルを使用した場合

8.線路損失と伝送速度

線路損失と伝送速度(下り)の関係

図は線路損失と下りの伝送速度の関係を

示したものである。

第1種サービスの提供回線を対象とした。

512kbpsの速度制限を解除し測定。

有効データ=168件

大部分の回線で装置限界速度(1536kbps)

を実現している。概ね30dBを境に伝送速

度のばらつきが見られるようになる。

ADSL伝送速度低下の要因

同一カッド内のISDN回線からの漏洩

距離による伝送損失の増加

線路品質(ケーブルの心径、被膜の材質、

経年劣化等)による影響

線路上のブリッジタップによる影響

個々の要因による影響は軽微であっても、

これらの要因が複合的に影響を及ぼす可

能性があり、一概に影響要因の特定はで

きない。

【グラフ8-1】線路損失と伝送速度(下り)の関係

    実測値     実験値 (理想環境下)     実験値 (最悪環境下) ADSL 局内措置 加入者MDF 保安器 ISP網 ADSLモデム 線路損失測定区間 伝送速度測定区間

<参考> 線路損失、伝送速度測定区間

(11)

9.回線調整による伝送速度調査結果

回線調整とは、接続事業者様等からの

依頼を受け、使用回線を変更することで

漏洩等による影響を低減し、伝送速度の

改善を図ることを指す。

図は回線調整前後の変化を示したもの

である。

本試験は回線調整申込みのあった回線

に対し、NTT装置にて測定した。

有効データ=77件

ほとんどの回線調整は心線収容位置の

変更である。

回線調整後、大部分の回線で伝送速度

の向上が見られる。

【グラフ9-1】回線調整による伝送速度、線路損失変化

0 400 800 1200 1600 0 10 20 30 40 50

伝送速度(下り)(kbp

s)

線路損失(dB)(@160kHz)

ブリッジタップ解除 (全国統計値) (G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%)

512kbps

xDSL回線への雑音が 無く特性の良いケーブル を使用した場合 xDSL回線への雑音が非常に悪く 特性の悪いケーブルを使用した場合 ○ 調整後 △ 調整前 0 400 800 1200 1600 0 10 20 30 40 50

伝送速度(下り)(kbp

s)

線路損失(dB)(@160kHz)

ブリッジタップ解除 (全国統計値) (G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%)

512kbps

xDSL回線への雑音が 無く特性の良いケーブル を使用した場合 xDSL回線への雑音が非常に悪く 特性の悪いケーブルを使用した場合 ○ 調整後 △ 調整前

(12)

10.回線調整による速度変化 <1>

図は調整前の回線速度を基準とし、調整前

後の差を表したものである。

有効データ:86件

概ね30dBを境に伝送速度の改善効果が見ら

れるようになる。

回線調整後、大部分の回線で伝送速度の向

上が見られる。

-1000 -500 0 500 1000 1500 0 10 20 30 40 50

伝送

速度の

差(下

り)(kbps

)

線路損失(dB)(@160kHz)

伝送速度 改  善 伝送速度 改  悪 (全国統計値) (G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%) -1000 -500 0 500 1000 1500 0 10 20 30 40 50

伝送

速度の

差(下

り)(kbps

)

線路損失(dB)(@160kHz)

伝送速度 改  善 伝送速度 改  悪 (全国統計値) (G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%) ○  実測値

【グラフ10-1】回線調整による伝送速度変化

(13)

11.回線調整による速度変化 <2>

回線調整によりNTT装置、接続事業者様装置、双方に改善

の効果が認められる。

【図1-1、グラフ11-1 】

NTT装置(AnnexC)においては切替前から最高速度でリンク

しているもの(右図

がNTT装置軸の1付近に多く分布して

いるもの)がほとんどであった。

【グラフ11-1 】

安定 安 定

6

伝 送 速 度 変 化 な し

1

1

速度(FTP)変化なし

29

20[1]

3

速度(FTP) 遅 → 速

1

速度(FTP) 速 → 遅

6

3

1

同期はずれ→同期確立

3

4

同期はずれ→同期はずれ 最 高 速 度   →   最 高 速 度 伝 送 速 度   遅   →   速 伝 送 速 度   速   →   遅 同 期 は ず れ → 同 期 確 立 同 期 は ず れ → 同 期 は ず れ NTT東日本使用装置 (G.lite AnnexC DBM) 接続事業者様使用装置 注) コンディショニング総数120件中、有効データ78件(AnnexA)    のみについて検討  [ ]内はブリッジタップはずし再掲 表の見方) 同一回線でNTT装置、接続事業者様使用装置の双方で回線調整を行う。         例えば※の部分であれば、NTT装置で回線調整を行った際に「同期         はずれ→同期確立」に変化し、接続事業者様使用装置で回線調整を         行った際には「速度変化なし」であった回線の数を示す。

注) 最高速度で正規化(最高速度を1とする) 有効データ=51件    接続事業者様装置の速度はFTPのため、中継網やISP回線等の影響が含 まれている可能性がある。 図の見方) 例えば※の部分では、同一回線においてNTT装置を使用した際、       最高速度の0.2倍の速度が出る。接続事業者様使用装置では最高      速度の0.6倍の速度が出ることを示す。

正規化伝送速度(NTT装置)

正規化伝

送速度(

続事業

者様装置)

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1

同期はずれ

伝送速度

改 善

調整前

調整後

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1

同期はずれ

伝送速度

改 善

調整前

調整後

【図11-1】NTT装置、接続事業者様装置による回線調整の影響

【グラフ11-1】NTT装置、接続事業者様装置による回線調整前後の速度変化

(14)

12.ADSL回線からISDN回線への影響

ADSL開通前後にADSL回線に隣接するIS

DN回線に対して、符号誤り率試験を行った

特定の期間に特定の収容局で測定。

同一カッドにISDNが存在する場合のADSL

開通回線が対象。

同一カッドの内ISDNのエラー発生の有無を

確認した。

有効データ=74件

調査総数74回線において、ISDNのエラー

は確認されなかった。 ISDN回線には、

ADSL開通による影響は見られず、直ぐには

問題の発生する状況ではないことが解った。

【グラフ12-1】

今回の調査では線路損失が40dB以上の回

線はなかったが、全国的には損失が40dBを

越える線路も存在するためISDNが影響を受

ける可能性もある。

0 5 10 15 20 25 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

調査件数

(件)

線路損失(dB)(@160kHz)(ISDN)

(G.996.1) 26dB(60%) 37dB(90%) 50dB(99%)

【グラフ12-1】ADSLからISDNに対する影響調査件数

(15)

13.ADSL試験サービス結果まとめ

試験項目

試験結果

3.サービス利用動向

・エリアの拡大に伴い、加入者は順調に増加する。

・第1種サービス加入者の32%、第2種サービス加入者の14%は

 タイプ2(電話非重畳)の利用であった。

4.先行6ビルの加入状況

・加入電話の住宅用/事務用の割合と比較し、住宅利用者の割合が高い。

5.提供不可回線

・光収容もしくは宅内要因で提供不可となった件数は、サービス提供回線数

 をあわせた全体件数の9%であった。

6.ISDN→ADSL移行

・申込者の20%がISDNの利用者であり、そのうちの87%はタイプ1

 (ISDN→アナログ移行)で契約している。

7.回線確認および開通工事における所要日数

・NTTによる回線適合性確認に要する日数は平均1.1日である。

・NTTによる開通工事、試験に要する概ね4日である。

8.線路損失と伝送速度

・線路損失以外の速度低下要因は複数存在し、複数の要因が複合的に

 影響する可能性があるため一概に影響要因は特定できない。

・線路損失が少ない回線では概ね下り1.5Mbpsを実現している。

・線路損失の大きい回線では1.5Mbpsが実現できない場合もある。

9.回線調整による伝送速度調査

10.回線調整による速度変化 <1>

11.回線調整による速度変化 <2>

・接続事業者様装置、NTT装置の双方で、回線調整による改善効果が見られる。

12.ADSLからISDNへの影響

・今回の試験では、ADSL回線からISDN回線に対する漏洩の影響は確認

 されなかった。

・回線調整により、有効領域の回線で伝送速度の向上が見られる。

・回線調整の有効性が確認できた。

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