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女子医学専門学校生徒の罹病状態に関する研究 (第3回報告) : ‐病類別考察‐

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(1)

〔翻罷三三三三轟欝謝

女子馨學專門違稜生徒の罹病状態に

諭すろ研究 (第調報告)

一病類別考察一

興京女子欝學專七二校衛生學教室 第1章 第2章 第3章 第4章

藪門下學博士 吉

ヨシ

講師騨博士立

タツ (受付 昭廊18年12月20B) 目 緒 言 硯 究 方 法

研究の結果

1.登燈の病類別曜病歌態 2.年齢目病類分羅病歌態 3.學年溺病類別罹病駅態 4.寄宿通學溺病類珊罹病釈態 5・ 毘生地男Tj罹病死1…態 6。上京前主住地籾罹病駅態 7.月別病類溺罹病朕態 総括及結論

第1章 三

次 言

テカ

ヒゴ

キミ

コ 余等は既に第1同報告④として全艦的考察を行ひ、ついで第2同報告のとして寄宿、通町別考察 を行った。本報告にk ibては、ひきつづき病類別考察を行ひ、 V・かなる疾病に女子馨學專門肇校生 徒が多数罹病するかの二相をあきらかにし、女子學校衛生上の参考資料となし、併せて本邦杜會に おける罹病駄態の一一agを観察せんとする次第である。

第2輩 硫 究 方 法

第1報(4)におけると局一資料につき各官磨において用ひられる「標準疾病分類」によって疾病分類を行ったD それら疾病を大農第1報④及び第2報(5)と同様の諸襯黙よη研究を試みた。 なほ奉報告においては、件籔:が907であるにかかはらず、第1報(4)における罹病頻度が692であるζとは、 一13一

(2)

208

一見奇異に啓ぜられるが、本報告にては合併症を算入せる散、當然罹病頻度より件歎大となるのである。 また病類同にするときはそれぞれの史類の例敷が小となるから、四二同の報告のごとく「同・・r人」について は調査を行はなかった。 第2表 杢騰の病類男腫罹病厭i態(串分類) 第3章研究の結果 . 、_一_..一一t一.一_.一..._.,.一一一_._..tt一__ 1.全鰹の病類別罹病歌心 生徒全艦についての疾病を大分類に よって親旧.すれば第1表の如くであ る。 第1表 野鼠の病類刷罹病歌態 (大分類) 大 分 類 中 i 顎口病四生贔痢痘 …狸 1ヂ 大 分 類 夢 類 例数 傳染出漁寄生轟病 全 身 病 中 毒

紳轟轟の疾患

眼及恥疾訓

循環器の疾患

呼吸器の疾患

.滑化器の疾患

泌尿蝉血斑劇

皮膚の疾 患

運勤器の疾患

1

外 翻

2 不明の診蜥其の他 ・1 125 225 4 23 56 8 151 189 %±S.E. o,b 13e78±1・145 21.81±1.434 0.44 2.54 +一 O.522 6e17±O・799 0.:8±O.310 16.65±1.237 20.84ゴ=193盈g 1.塁3=ヒ0.394 3・E6±’3e610 0・5脚・216 0.22 7.S3±O.892 全 身 計 13i’ E .35」 51 ,1 7ii ’1 J−i 9071 IOO,OO 中 瘡 紅 熱 フ テ リ 「ア 泳 痢 及 疫 痢 庶 , 疹 ‘流 行 性 感 胃 結 核

其の他の傳染病

寄 生 鍛 病 病 レ ウ マ チ ス ビタ ミ ン訣乏症

内分泌腺の疾患

血 ・ 液 病

其の他の全身病

…潔 急 性 中 毒

醗:難燃齢難

騰嫉霊園響響難

其の他の循環器の疾患

騒器嫉患隆緻其の附麟畷患

回数i%

これによってみれば、全身病が最大 で24.81%、滑化器の疾患20.84%、 呼吸器の疾患16.65%、傳染病及寄生 虫病13.78%の順位をしめし、他の 疾患はいふに足らないご しかしかかる大分類のみではあまり に漠然として居る故、これをさらに中 i氣 管 の ・疾 患 肺 炎 .胸』 膜 , 炎 其の他の呼吸器の疾患

消化器の疾患胃及陽の潰翻

ト i下 痢 及 腸 炎1

降蛸脚起炎i

酸㌣響慧i

屡雛鵡翻

泌尿生殖器の疾患 腎臓腎孟及輸尿管の疾患 嵐他の泌尿蝋器の疾患

皮膚嫉患皮膚の疾患1

舞 疾盤 の疾毒

:不明の診臨其の他、 不明の診箇其の他 f 計=一.... l t I1 21 9 61i ll ls1 88 1 2 7 24 3 1 190 41 231 32 24 1 7 31 18 11 k2i ,gi sZ 謝 g: ,}1 登 ,il

一一

P 907i O.11 e.22 0.99 0.66 0.11 1e65 9e70 0.11 0.22 0.71 2.65 0e33 0.11 2e.95 0.4L 2.54 3.53 2.65 0.11 0.77 3.42 1.99 1.21 1.10 8.93 0.11 8.05 5.73 0.11 0.22 0e66 5s95 1.32 0.11 3.86 0.55 0.22 7.83 100.00 一一一 14 一一

(3)

分類にして観察すれぼ、第2表の通である。 まつ全身病の中分類についてみれば、駆歩的の比率をしめしてみるのは、「其の他の全身病」の 20.95%である。清化器の疾患については、主要なものは「下痢及腸炎」8.OS%、「其の他の疾患」 5.95%、「虫様突起炎」5。T3%である。呼吸器の疾患については、「其の他の呼吸器の疾患」8.93%、 「鼻腔及其の附属器の疾患」3.42%が注目される。傳:染二四寄生虫病については「結核」の9.70 %が最:重要である。 第3表(3)小分類による呼吸器疾患の罹病歌口 そこでこれら中分類によるのみではまだ疾病 の實相が得られないから、そこで上記の中分 第3表(1) ノ」、分類によるζ三身病¢)罹ジ茜影ヒ態 中 分 類

鵜欝糊

・分類i小肋分類:働%

レ ウ マチ ス ビタミン訣乏症 内分泌腺の疾患 血 液 病 其の他の杢身病 ・ウ・チ・・ 171・.・・ コ 脚 氣 3 24 10.6r7

羅難旧記・・33

出 血 病

11 e・44

感 .則1SO 84・45

__一一一.一.._一_一i_ 1 _

計 225i

単管の疾患

肺 炎 胸 膜 炎 其の他の呼吸器 の疾患

小分類、例数1

%o 一[一一一一一 一一

1藷鼻腔。講、1:

/慧繍麟■

導管支重けll

胸 膜 炎「101

催鷲円

建 」一・5・…

4.64 13.25 2.65 11eC2 7.28 6.62 .TP 奄Q.98 0n66 第3表(2)小分類による消化器疾患の 罹病扶態 第3表(4)小分類による傳染病及寄生贔病 の罹病釈態 中 分 類1 胃奴髭の潰瘍 胃 潰 瘍;

下痢及腸炎臣痢及腸炎i

聞様突起炎贔田川起炎l

l 2 脱腸及腸管閉塞!腸 管 閉 塞 肛門の疾患 其他の肛門疾患. 肝臓友.謄:其の他の謄甕及…

道の疾患謄道のi疾患

口 内 炎1 歯牙の疾患’ 其の他の澗ヒ器噛齪の疾患・

の疾患 憎 炎i

…其他の胃の疾患1

:難の腸嫉馴

小分類.例撒%

O..3 38.62 27.51 0.53 1.06 3e17 &53 1 06 0n53 計 1 73, 52, 11 2’ ,l ii 21 i1 13 ’i 8− 26・46 2911

中分類1小分類

痘 瘡1痘 瘡i 狸 紅 熱.狸 紅 熱 …

ヂフテリアiヂフテリア1

赤痢及疫剰尊母獅…

庶 疹[庶 疹1

流行騰胃唾行性感胃

結 .核「暇勧結核1

喉膜・結蜘

緯・鍼1

其。池_1編垣:

寄生最痢マラリアi

l+目指腸騨

.例劃 1・ 2 9ii i1 15’ 56j i2i L 151i si li il il 一〇% O.80 ユ。60 7e20 4.80 e.so ユ2。0 44.8 9n6 12.0 4.O O.80 e.so e.80 計 1251 一一

P5一

(4)

毒中の主要なる蛭類を小分類によってさらに研究の歩をすすめることとしよう。表示すれば第3表 (1)(2)(3)(4)の如くである。 第1に既述の如く全身病について墜倒的多数である「其の他の全身病」とは「感冒」で84.45% をしめてみる。つぎに溝化器の疾患においては「下痢及腸炎1」3&62%、「虫様突起炎:」27.51%にし て、「其の他の浩化器の疾患」の大多数は「胃炎」「其の他の胃の疾患」虞の他の腸の疾患」℃全消化 器疾患の26.46%におよぶのである。これは「腹痛」「胃腸障碍」「胃腸疾患」「胃痛」などと申告し たものである。呼吸器の疾患においては、「其の他の呼吸器の疾患」≧はほとんど「咽頭及扁桃腺の 疾患」であって全呼吸器疾患の52.98%をしめ、「鼻腔及其の附屡器の疾患」とは「副鼻腔の疾患」 が最多で全疾患の13.25%をしめてみる。要するに呼吸器の疾患とは「咽頭及扁桃腺の疾患」と 「副鼻腔の疾患」といふも過言ではな》亀。最後に傳染躍如寄生虫病における「結核」は全艦として 本疾患の約7e%をしめ、そのうちでぼ「呼吸器の結核」力螺倒的多数で全疾患の約45%をしめ てみる。これはわれわれの欝學常識と完全に一致する。 これを要するに、病類を全艦として考察するときは、既蓮の如く、問題になるのは全身病、浦化 器の疾患、呼吸器の疾患、傳染病及寄生虫病である。これをさらに中分類および小分類について観 察すると、感冒、下痢及腸炎1「胃腸障碍」、虫檬突起炎:tS咽頭及扁桃腺の疾患M副,鼻腔の疾患tS結 核の如き疾患が、女子留專生徒の主要の恩のであることを知るのである。殊に感冒、結核、下痢及 腸炎が往目すべきものである。 これを他の丈献につV)/てみるに、・小峰(3)の瀧野川匠健康調査によれば爾性ともに感冒、消化器疾 患罹病度高くs女性的疾病の特徴としては欝科、凍傷、界面り、神経科等で多る。本調査とこれと を比較するに、本校生徒にはいはゆる女性的疾病の特徴が表れすザきはめて一般的疾患が墜倒的で .あることが注目される◎つぎに山下(2)の研究による小風校児童の調査についてみるに、女見の主要 疾患の新患襲爵率によれば、アンギーナ、急性氣管支炎、急性胃腸炎があげられる。多少本校生徒 とは異って小耳校壁塗の疾患の特徴が表れてはみるが、相當類似の黙もみとめられる。さらに余の 開業讐家による研究①についてみるに、余は該論文において「本邦の疾病は、要するに下痢と感冒 に止めを刺すといふ感が深い⊥と偲べたが、その事實は本研究においても確認せられたのである。’ なほ詳細に・本研究とほ咽一年齢の女について.みるに・生殖器の疵憲が1位・感冒薄ほf2位・ 下痢がほ穿3位、胃の疾患がほ壁4位で、本研究と異る勲は生殖器め疾患が多数あることと結核が 比較的少数であることである。いつれにしても、これら他の研究と比較するとl」本研究の特異性が きはめて明瞭となるやうに考へられる。 2。 年歯令男哩病類男唖,罹病男運態 年齢別に關して大分類による病類別罹病状態をしめせば1第4表の如くである○ 若年齢より観察するのに、16歳にては呼吸器の疾患、浩化器の疾患・至身病の順位をしめし・ 17歳、18歳、’19歳にては3年齢とも全身病、浩化器の疾患、呼吸器の疾患の順位にて全く同一 であるが、墨染病及寄生虫病の百分率が年齢とともにふゑてるる。しかしtSこれを中分類(この表 一一一 16 一

(5)

第4表年齢別病嬉戯罹病朕態

病 類 男lj l 16 歳 17 歳 傳染病及寄生 量病 1 全 身 病1 中 毒… 御繧系の疾患 1 眼目耳の疾患.

循懸嫉創

呼吸器の疾患, 滑化器の疾患1 泌尿生殖器の… 疾患 1 皮膚の疾患 1 運動器の疾患旨 一 i 外 傷! 不明の診断其. の他 計 [例数{%.例数1%

一ヒ㎜ 1

、ll、1:Ili、ll・、;:器 i “’”’u=[[ 21 3.45]・ F 161 27.59 12P 20.6gl i l 21 3.4s 411 6.901/ 61・ io.34 3. 5ユ71 1 一 一一i一一1

!18塗」・9歳・・

i’ A. [ 下下 /% 12P 7・5e 41i 25.631 11 O.80 91 7.20 i 22 17.60 1 3024.00 2 1.fO 514・00 2 7 1.60 5.60i し 例撒 %i夜回1 19: 13.57 39、 37・26.4 ・; 1 「 2 1.25 91 6。43 5 i l i 20. 12。5α 7 5.00 …. 「 1

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例xl%…例数

,蜘5応。

gi 341 ,g.,,i 3,1 ,7.4,1 ,2

歳1・・歳

% {li ,.,,li gi ・1一・…

?・LsZl ,ftj 16.67j E E 23.56 1.15」 3.40r 旨 6.32・ 13 31 5 13 O.81 4.e3 L 4.03 F 1.61 10.48 含5・00i 1 1・ 4.03’ 1 1 10.49 1一一l E 12.00 24.00 4.00 II 2.00 13! 26.00 6] 12.00 10 ・2e.oo !581….・・1・・25…・・咽・6・….…4・…….・・・・・….・・:・2・1・醐・・1….・・ 23歳以上 例敷i% 、・132葱 ・6P・・… 111.32

i

il 1・32 212.63 1 1.32 13 17.10 ト719・21・ lli 1.32 9:11.8至 76[loo.oo は紙面の都合上揚載しない)によってみれば主として結核の増加である。20歳となるとその順位 は非常にことなり、溝化器の疾患、旧染病及寄生虫病M全身病、呼吸器の疾患の順位となる。溝化 器の疾患の多数となるのは、中分類によれば虫様突起炎の三哲によるものである』21歳では全身 病ll清化器の疾患、傳染病母寄生虫病、呼吸器の疾患の順位となる。この年齢で全身病が首位をし めるのは、全身病自身の増加とV・ふより溝化器の疾患の減少による相目的増加である。22歳にて は呼吸器の疾患b全身病が1位と2位をしめ、傳染病勢寄生虫病と溝化器の疾患はともに3位であ る。しかし22歳における例激は50にすぎなV・から、以上の成績について性急なる結論は下しにく い。23歳以上にては傳:染病及寄生虫病が首位で32.89%、全身病、呼吸器の疾患、消化器の疾患 の順位をしめす。閉門病寄生虫病にては結核の塘加のためかく首位となるのである。 かくて年齢によって病類の攣化することがみとめられる。 3。學年別病類別罹病欺態 學年別についてみるのに、第5表にしめすとほりである。 豊科については、全身病が首位にて約FO%におよび、ついで浩イζ器の疾患、呼吸箒の疾患、眼 及耳の疾患の順位をしめす。これを中分類によってみ「るのに、全身病とはほとんど「其の他の全身 病」であるから、換言すれば感冒の三豊にもとづいて上述の如き現象を呈するのである。土工器の 疾患では「下痢及腸炎」「其の他の浩化器の疾患」があげられる。1年にては溝化器の疾患b全身癒 pt lrt pt

(6)

第5表』・翌年直談病類月tj罹病見是心 病 類 雛

傳染疾二品生山病

・全 身 病 中 毒 神 経 系 の 疾 患 眼 及 耳 の 疾 患 循 環 器 の 疾 患 呼 吸器 の 疾 四 割 化 器 の 疾 患 泌尿生殖:器の疾患 庚 膚 の 疾 患

飛動器の疾患.

外 傷

不明の診随順の勉

計 豫 科 1 年

12

1璽L

I ,, 50 年 % 12.721 28e90 13 年 iJ.... i

l脚下 %

..一..@t t@t@1−L...一 1 4

,,1 1,1 3 61i 21 t ll I’

20

22i し li 41 年

例酬%

一一一121

i

/1 641 ’ 1 31 29[ 3[ ,,li 4,i iV 12 4 2 ,,1 5。431 28.96、 … ・・361 、例数 ユ4 49 13.121 i 1.36, 15.84] t 19.46 e.4} 5.43 1 1e81 1 0.gel F 5.88 t

r

221 loo.eo! 2i ,1 1 38 51 6 4 1 12 186 % 7e53 26.34 1.07 4e30[. O.54 20.43 27e42! 3.23i 2,15 O,・541/ 6.451 1eo.ooi io1 7[ il ,g

P

311 gl I ioll iEg1 5.78 4.e5 4.58 16.76 17.92 2e89 4.62 臥78 k.翌i. I loe.ool 203 % 52m 25.621 431, 21.18 1i O.49 2 Oe981 1 1 101 4.g31i i 21’ O.981

2gl、鱒

li 421i 20.69 1 1 71 3.4il … ! 7.39 1 100.00 20.16 15.32 2.42 4.84 L61 0.81 16.13 17.74 0.81 3e23 211 16.g3 i241 ioo.oo 呼吸器の疾患の順位となる。2年にては全身病b溝化器の疾患、呼吸器の疾患の順位をしめす。1 年、2年の中分類匠ついては特別述べることはない。3年にては傳染病及寄生虫病、全身病、濡化 器の疾患、呼吸器ゐ疾患の順位である。既述の如くここで傳染病及寄生虫病とV・ふのは主として結 核であって¥中分類によれば本分類52の回数申41は結核によってしめられてるる。3年といふ 時期には年齢的にも、写生生活の上からいっても結核が護生しやすくなると考へられる。溝化器の 疾患については、この學年には虫様突起炎:が多獲するのはV・かなる理由だらうか。4年にては吟興 一等寄生虫病、溝化器の疾患、呼吸器の疾患■全身病の順位となる。これにつVnては、中分類に暫 して既述の一般的門田と特に異った黒占はない。 以上の如く低三年では感冒、下痢腸炎が主であるが、高僧年では結核が多護することがみいださ れる。 4.寄宿通學溺病類別罹病欺態 寄宿、通學、寄宿通聾(これは第2報(5)に述べし如く寄宿したり通旧した夢長く定住せざるもの) 別によって病類別輩観察するのに、第6表のごとくである。. これによると、寄宿、通算とも、全身病、滑化器の疾患、呼吸器の疾患、傳染病及寄生虫病の順 位を:しめす。そこでそれぞれの病類について百分率の比較の三二をしてみるとb全身病のみが通學 の:方6.49%大でP;0.◎285にして寄宿とは有意の差をしめし、他の三疾患については有意の差 一一 18 一一一

(7)

第6表 寄宿通雨周病理尉罹病駅態 .一一P一 1一一一 例 撒

傳染病及寄生量病

全 身 病 中 毒 騨 経 系 の 疾 患 .眼 及 耳 の 疾 患 循 環 器 の 疾 患

・呼吸器の疾患

溝 化 器 の 疾 鹿

寄尿生殖器の疾患

皮、 膚 の 疾 患 蓮一動器 の 疾患 外 傷

不明の診噺其の他

宿 通 一1階「.’.一一一一.一一一ヒ % 、例 藪. 學 %

1寄

…「演. L 15.09 1 28.30 l O.27 2.97 1 3.so l e.81 ii ,5.9g 1 21.56 i it O.27 1 2.43 I O.27 li … 9.17 i leo.oe 」 竺

塾1

,i il ,i’ ill

iY

通 學 63 106 i 3 12 41’ ’ l

1円

?l1 2i 3: 12.96 21.81 0.62 2.47 8.44 1.03 18.52 18.rt2’ 2.26 5.35 0.82 0.41 6e59 56 10r] 1 11 13 3 57 80 1 9 1 34 計 4s6 1 100.00 geir 撃普h’ % 5 12.00 2s.oe 4.00・ s.oe 36.00 2.00 10.00 50 100.00 ・をしめさない。これによってみると、通學生の方が感冒にかかりゃすいと悪はれる。これを全身病 の中分類によってみても、寄宿には相當敏のビタミン鉄乏症郎ち脚氣があるが通學ではこれがきは めセ少いにかかはらす、かかる有意の差をみるのは感冒が通三生に多賦するによるものである。こ の黙が本項においてもっとも注目すべき現象である。 寄宿逓學につv・ては掛子が小なる故、ただ滑化器の疾患の比例大なることのみ述べておく。 :5.出生地別病類別罹病歌態 出生地別に病類別罹病朕態を槻察するとつぎの第7表の通である。 樺太、北海道は少数であるが浩化器の疾患多く、奥羽地方では傳染病期寄生虫病、浩化器の疾患 へ 全身病、呼吸器の疾患の順位である。閣東地方は全身病、浩化器の疾患、呼吸器の疾患、傳染病及 寄生虫病の順位となり、後者の比率がとくに小なることがみとめられる。中部地方は消化器の疾 患、呼吸器の疾患及全身病、傳染病及寄生虫病の順位をしめす。近畿地:方にては滑化器の疾患、傳 染病及寄生虫病、全身病、呼吸器の疾患の順位にして、後者の比率は全身病の孚分にすぎない。こ れはいかなる理由であらうか。中國地方は全身病・清化器の疾患、呼吸器の疾患・一三病及寄生虫 病の順位で、後二者は比率はきはめて小である。四型地方では呼吸器の疾患、全身病、傳染鋳及寄 生虫病、清化器の疾患の順位となる〇九州地:方では全身病、消化器の疾患、呼吸器の疾患、傳染病 及寄生虫病の三位であるが、後者の比率はとくに小である。例数はきはめて小であるが、憂醤では

一19一

(8)

第7表 出生地瑚

病 類 溺

」二三北髄

例数 %

全 身

中1 毒

煙繧系の疾患

眼及耳の疾患

循環器の疾患

呼吸器の疾患

’漁1化器の疾,患

泌尿生殖器の疾患

皮膚ノの疾患

蓮動器の疾患

外 ’ 傷

不明の診臨其の他

縁染病及寄生巌病1 1

剰・

計 21 ,1 4 1o.eo 10.00 2e.oo 20.eo 40.00

門地方漉東地方押脚1壁塑.

例敷 18 12 1 2 ’7

% 例数

lei loo.oo T 11 15 1 1 2 %

例酬%

701 ioo.oe ,,.,、旨41。571 ・7.、4に5宕1謝

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第8表 上京前主佳

病 類 溺

簿染病及寄生贔病

全 身 病1

隷経系。疾酬

綴潔難1

講鷺:嚢割

、泌尿生殖器の疾患

皮膚の疾患.

蓮動器の疾患

不明の診臨其の他

樺太、北海澄 例数 1 % 11.11

蜘』

n列璽里謡空中糎塑匝畿地方

計 4 4 9 44.45 44.44

例敷1%

..__1

例蜘%

191 25.68 11 m 14.87 1i 1。35 2i 2.70

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12; 16.22 1『2⑪・27 1[ L35 1. 1.35

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雁台東、中台、九州出生者は感冒にかかりやすく、中部b近畿出生者が潰化器の疾患に罹患しやす いことが注目される。 これを概観するとb毘生地別によって病類に相當差異のあることがみとめられる。

一一一 21 一一

(10)

6。上京前主丁丁二二類別罹病二二 ついで上京前主境地別によって、病類を観察するとbつぎの第8表のとほりである。 樺太、北海道は例激小なる故省略する。奥耳地方にては、前項同様傳染病及寄生虫病が首位にし て、浩化器の疾患s呼吸器の疾患、全身病の順位である。關東地方にては、全身病、沿化器の疾 患、呼吸器の疾患、一回病及寄生虫病の順位にして、前項出生地別と全く同様である。申部地方に てはtS満化器の疾患、全身病、呼吸器の疾患、傳染論及寄生轟病の順位となる。近畿地方にても前 項同様にして、溝化器の疾患、傳染病及寄生四病、全身病、呼吸器の疾患の順にて、後者は比較的 比率が少い。中沼地方も順位は前項と全く同一で、全身病、二化器の疾患、呼吸器の疾患の順にてbe 傳染病及寄生轟病はとびはなれて少い。しかし本地方およびつぎに調べる四國、九州地:方は例数少 く結論は下しにくい。しかしその順位を蓮ぺれば四國地方にては呼吸器の疾患、全身病、羽化器の 順位にして、九州地方にては全身病Y Vies化器の疾患、呼吸器の疾患の順位をしめす。璽轡にては呼 吸器の疾患、朝鮮にては十二器の疾患、全身病M外歩にては全身病、それぞれ首位をしめるも、す べて小数のため信頼を置きがたい。 これを要する砥前項出生地別病類と大同小異でこれといふ差異はみいだせない。 7.月別三三溺罹病三態 季節的に生徒の麺類を観察するのはぎはめて重要で、表示すれば第9表のとほりである。 これによってみるめ鳳4月は呼吸器の疾患、全身病多くb5月は全身病tl呼吸器の疾患ぐ殊に 前者は30%におよぶ。6月目呼吸器の疾患b杢身替多数にして、7月は消化器の疾患、傳染病及 寄生虫病多くtS病理類化しきたる。8月においても浩浩器の疾患、麗容病及寄生虫病、呼吸器の疾 病 類 珊 {訴権病及寄生轟病 全 身 病 中 毒 紳 輕 系 の 疾 患 眼 及 耳 の 疾 患 循 環 器 の 錠 患 呼 吸 器 の 疾 患

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(11)

患が多激をしめる6中分類によれば、8月の呼吸器の疾患とは「鼻二二其附驕器の疾患」「氣管の疾 患」「其の他の呼吸器の疾患」である。9月kC’入っては、溝化器の疾患は30%をしめ、次位は傳染 病及寄生虫病1全身病でそれぞれ約15%をしめる。10月になるとややその駄況を異にし、全身 病首位となり、ついで滑化器の疾患、呼吸器の疾患の順となる。11月にては前月同様全身病首位 となり、次位は消化器の疾患である。本月における溝化器の疾患とは「下痢胃腸炎」と「虫様突起 炎:」であってMいはゆる「胃腸障碍」の如き「其の他の熟化器の疾患」の如きはほとんどな)・。 12月に入ると、感冒たる全身病が42。62%をしめ、次位は呼吸器の疾患である。1月も全身病が 38.20%にして、次位は呼吸器の疾患である。2月は全身病首位21.88%、次位は呼吸器の疾患及 浩化器の疾患である。本月の浩化器の疾患とはb中分類によれば虫様突起:炎がその過牛敷である。 3月目ては呼吸器の疾患33.33%にて、次位は全身病の18.18%である。 これを尋出すると、病因の季節的攣化は、きはめて我々の三面常識に一致して居る。春には鼻腔 の疾患、咽頭及扁桃腺の疾患たる呼吸器の疾患多く、夏は「胃腸障害」及下痢及腸炎が多敷をしめ る丁丁器の疾患が多い。9月は夏の名残りにて溝化器の疾患が多いが、秋10月となると感冒たる 全身病首位となるも、次位はやは)i ?ks化器の疾患である。しかして冬が感冒の多いのは卜師でtSつ いで呼吸器の疾患として咽頭及扁桃瞬の疾患が多い。季節によって疾患が明かかにその性質を異に してみることは興味深“ことである。

第4章 総括及結論

翫に第1報(・・瓢び第2報・・)に報皆せる沓料にもとづき隆醐につv・て病類別親察をなした。 類 別 罹 病 既 態 7一..一二一二一. Ii一?

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(12)

218 .その結果を総括すればつぎの如くである。 (1)全艦の病類については、その主要なるものは、感冒、下痢及揚炎、「胃腸障碍」、虫様突起炎、 咽頭及扁桃腺の疾患・副鼻腔の病患、結核である。ことに射撃結核、下痢及腸炎が注目せられ る。 (2)年齢別病理については、17裁よb工9歳までは全身病、沿化器の疾患、呼吸器の疾患の順 位にして、結核は比較的に少歎ではあるが年齢とともに増加する。20歳にては、浩化器の疾患 (殊に虫様突起炎)、傅染寄手寄生虫病、全身病、呼吸器の疾患の順位となり、21歳にては開化器 の疾患の相封的減少によわ全身病が首位となる。22歳では呼吸器の疾患、全身病が増加し■23歳 ,以上では結核が非常に増加する。すなはち年齢によって病類の攣化することがみとめられる。 (3)學年別病類については、豫科にては感冒たる全身病、下痢腸炎及「胃腸障碍」が代表する消 だ化器の疾患の順、1年がこの順が逆となり、後者に加ふるに虫様突趙炎:が相當数存する。2年は再 び豫科と同順位となる。3年にては結核の増加が注目せられ、虫様突起炎の多智がみとめられる。 4年も結核、下痢腸炎輝多VO oこれによると低學年では感冒、下痢腸炎などが主であるが、高学年 にては結核の多護が観察せられるのである』 (4)寄宿通解四病類については爾者とも全身病、消化器の疾患b呼吸器の疾患、旧染病友寄生虫 病の順位である。ただ全身病すなはち感冒のみ雨者の間に有意の差がみとめられ、換言すれば通野 生の方が感冒にかかりやすいことが観察せられるのである。 (5)雌年別菌類につ匠は・卿地方購染病及寄生虫病溝化器の疾患調濁東地方は全身病・ 測ヒ器の疾患、中部地:方は溝化器の瑳穂、呼吸器の疾患及全身癒近畿地方は清イヒ器の疾患、樽:染 病及寄生虫病が、それぞれ比率大である。さらに中國地方は全身病、浩化器の疾患、四野地:方は呼 吸器の疾患、全身病、九州地方は全身病、溝化器の疾患が多獲するのをみる。これによると、奥肱 近畿出生生徒は結核に罹患しやすいもののやうである。なほ關東、中野、九州は感冒にかかりやす く、中部、近畿が清化器の疾患に罹患しやすいことがみとめられる。すなはち出生地別によって三 世に差異のあることがみとめられる。 (6)上京前主住辞別病類については、出生地別病類と大同小異でこれといふ差異はみとめられな い◎ (7)月別病理については、春には鼻腔の疾患、咽頭及扁桃腺の疾患たる呼吸器の疾患多く1夏は 「胃腸障碍」及下痢腸炎を主とせ為浩化器の疾患が多い。9月は秋への過渡期で潰化器の疾患が多 興するが、秋は一般に感冒激増し次位は浩化器め疾患である。冬となると惑冒、ついで咽頭及扁桃 腺の疾患が多い。かく病類は季節的にあきらかにその特異性をあら醸すことを知るのである。 ここにおいて、既に第1報(4)の全膣的考察において、19歳が最低なる罹病状態をしめし■月別

一興態の山の醐は學期はじめ・その谷嚢網期末で効・これらが瀬と礁關係であることを

知った。第2報(5)の寄宿通聖別考察におV・て、逓學に關しては距離別にすると、かならずしも距離 に比例して罹齢態が悪化するとはいへないが、概して遠距離通學は有利℃・なく、通肇は5 km

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(13)

を可とする。學年別罹病歌態では・豫科生がきはめて高く・’4年生が低率であることは第1報と同 様である。また春が最高をしめし、夏、秋、冬と漸減する傾向臨第1報と同様である。これを要す るに、本校寄宿生の罹病歌態はむしろ通肇生より良好なるを思はしめ、他:方疾病が季節に影響され ること張きを推考せしめる6 更に本報告の所見によるに、本校生徒といへど竜、その病類的罹病駅態を観察するに、女子警學 専門學校生徒としての特異性のものはなく、きはめて讐學的常識における「ありふれた」疾患にか かるにすぎない。すなはち感冒、結核、下痢腸炎:といふが如きである。これを以てみれば、その豫 防欝墨的封策も、從來讐學的に常識と考へられる方策を強力に實行ずるのみである。しかもかかる 疾患はその豫防の可能のもののみであるから、生徒と保健管理者が協力自畳してその豫防讐肇的實 践を行ふならば、その成果は期して待つべきもの乏信ずる。眞理は要するに雫凡の感を深くするも のである。 丈 献 (1)吉濁博人1開業讐家(主として女馨)に依れる疾病統計の硯究(第2同報告)、東京女醤會誌、4巷、 1號■昭和9年3月 (2)幽下騨:小學校児童罹病並に病氣歓席に關する研究、豊育研究、4巻2、3、4號、昭禾g11年10月 ∼12年2月 (3)小峰茂之:瀧野川匠健康調査に於ける性籾並に年齢別疾病の特異性に就て、醤事公論、1587−9號 (4)吉岡博人、立野君子:女子讐學玉門學校生徒の罹病駅態に關する蕨究(第1圓報告)一一全za的考察 一東京女醤會誌、12巻2號、頁193−209,昭和17年5月 (5) 吉岡博人N立警君子:女子謄白田:門學校生徒の罹病扶態に上する砺究(第2同報告)一一一ts宿通學劉 考察一女子馨學五痔究tS!4巷1號N頁23−41,昭耳…019年2月

一25一

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