らくのうマザーズ市場
搾乳素牛セールの初せり開催される
搾乳素牛を年間1,500頭以上集畜し取扱ってい る家畜市場は、国内では北海道を除いてらくのう マザーズが最大の市場になっています。その中で 今年、最初の搾乳素牛セールが 1 月16日(金)に JA熊本市畜産センターで開催されました。 通常は月間130頭前後の取引がある中で、今回 は、育成牛 5 頭、初妊牛68頭、経産牛34頭の計 107頭の成立(出荷頭数は111頭)で、県外からも 18頭の出品がありました。特に初妊牛の平均販売 価格は495千円(税抜)で、前月よりも58千円の 値下がりでした。 今月に入り北海道初妊牛価格は少しずつ値上が り気味であり、今後とも値下がりの要因が見当た らないため、生産者の皆様には生乳出荷量の確保 も含めて、早めの手当をお願いします。 当日は初せりに先立ち、らくのうマザーズ吉田 孝壽会長より、「平成26年度の最終生乳計画生産 目標数量を見れば前年を確保している県は少ない 状況にあります。下期に入り各県とも生乳生産は 多少伸びていますが、このままの状況では数県を 除いて九州全体の生乳生産は、前年を割り込むこ とが予想されますので、生産者皆様におかれまし ては、尚一層生乳生産に努めて頂き今後の生乳生 産確保のため、この搾乳市場を十分に活用され搾 乳後継牛を確保して頂きたい。」と年頭の挨拶に 始まり、多くの購買者が集まる中、活気あるせり が開催されました。 挨拶する吉田会長ルーサン高騰時の救世主
∼くまエコチェンジ∼
生産本部指導部営農推進課
村 上 聡
経済施策であるアベノミクスの推進により、80 円割れの水準から119円に進行した円安で、大部 分を輸入に頼っている家畜の飼料の多くは値上げ され、 8 %への消費増税も加わり、その影響とし て酪農経営を大きく直撃しています。 図 1 は、代表的な輸入乾牧草であるルーサン、 オーツヘイ、それに比較対象に配合飼料(配合飼 料価格差安定基金含む)の平成24年上期を起点に した価格の推移を示したものです。 特に、ルーサンは搾乳牛から外すことが難しい飼 料である中で、価格上昇が著しい状況にあります。 今回ご紹介する、「くまエコチェンジ」は、ルー サンの高騰を先読みし 9 月より開発を始めた商品 です。ルーサンの繊維部分を県内産のWCS(飼 料イネ)、イタリアンで補い、特徴的な分解性タ ンパク部分を醤油粕、ビール粕、おから大豆粕で カバーしている発酵タイプの飼料になります。11 月より供給が開始され、12月のルーサン価格改定 に合わせるかのように急に需要が増し、 1 月現在 で28戸の方が利用されています。 1 .「くまエコチェンジ」の特徴 ① コストが安い ルーサンより 1 ~ 2 割安い価格 ②嗜好性良好 ③ 品質が安定している ルーサンのようにロットによる品質ぶれ が少ない ④ 保管が容易 ラップサイレージの為、屋外保管及び長 期保存が容易 2 .「くまエコチェンジ」使い方 使い方は至ってシンプルで、ルーサンの 給与量の 2 倍量(水分50%程度を含んでいる ため)に置き換えるだけです。 3 .「くまエコチェンジ」の留意点 ① コーンやグラスサイレージなど高水分粗 飼料を多給されている方には不向き ②粗飼料給与量が少ない方 ③WCS(飼料イネ)を多給されている方 ④最大給与量は 6 ㎏が目安 4 . 利用者の声 ①エサ喰いが良く、残飼が無くなった ②乳量が増加した( 2 ㎏程度) ③乳成分に大きな変化はない ④糞便の変化もない ⑤ 給与量が増加するため分離給与では与え にくい 最後に 多くの需要が見込まれますので興味のある方は、 一度本会購買課職員までお訪ね下さい。挨拶する岩見委員長 ◎表彰者成績 個人戦 順位 氏 名 所属組合 得点 1 鶴井 和孝 鹿本酪農協 316 2 松田 仁 熊本酪農協 308 3 隈部 英輔 鹿本酪農協 305 団体戦 順位 チーム名 氏 名 得点 1 鹿本酪農協 (906) 鶴井 和孝 316 隈部 英輔 305 谷 孝節 285 2 火の国酪農協 (820) 奥村 透 301 寺本 寿正 271 浦島 寿幸 248 3 熊本酪農協 (792) 松田 仁 308 佐々木博文 245 山田 幸浩 239
第21回熊本県酪農青壮年部スポーツ大会開催
去る1月15日(木)、熊本市のマスターボウル熊本において、熊本県酪農 青壮年部協議会(岩見誠也委員長)主催の第21回熊本県酪農青壮年部スポー ツ大会が開催されました。 今年も競技種目はボウリングとなり、県内各組合から約50名が参加し、 2 ゲームの合計点にて競われ、個人戦では、316点で鹿本酪農協の鶴井和孝 さんが優勝、 2 位は308点熊本酪農協の松田仁さん、 3 位は305点鹿本酪農 協の隈部英輔さんとなりました。 また、組合対抗の団体戦では、上位 3 名のスコアが906点の鹿本酪農協が 優勝。以下火の国酪農協820点、熊本酪農協792点の順となりました。なお、 個人戦、団体戦の詳細は以下のとおりです。 渡邊副委員長による始球式 個人戦表彰(写真左より、鶴井さん、松田さん、隈部さん)ホワイト酪農女性部
料理勉強会開催
ホワイト酪農女性部
ホワイト酪農女性部
料理勉強会開催
料理勉強会開催
去る12月22日(月)、あさぎり町ふれあい福祉センターにおいてホワイト酪農女性部は毎年恒 例の料理講習会を開催しました。今回の料理は『ローストビーフ』。講師として、らくのうマザー ズ指導課の児島係長が招かれ、腕をふるいました。みんなでワイワイしながら美味しい料理を作 るのは女性部の皆さんにとって楽しい一時です。講師の指導も良く、「たまには男性の講師も良い わね!」と女性陣。手早く簡単に美味しいローストビーフができました。 昨年からパワーアップしたローストビーフのレシピを下記に掲載します。 ※ローストビーフ用牛肉のご用命は食肉課(TEL:0968−26−4372)にて承ります。 赤身肉は焼き過ぎるとかたくなりますが、中まで火を入れ過 ぎず調理することで、柔らかくジューシーなローストビーフが 出来上がります。ご家族の皆さんにもクリスマス用ディナーの 一品として好評だったようです!! ∼ローストビーフを作る∼ ①肉を常温へ戻す(ここがポイント)。 ②肉を400gになるように切り分け、形を整えるためたこ糸をしっかり巻く。 ③塩、コショウ、ローズマリーを肉に擦り込み、10分程度寝かせる。 ④ ニンニクをオリーブ油で炒め、強火で表面がきつね色になるまで10分 程度肉を焼く。(両端も焼くこと) ⑤少量の水を入れて蓋をしめ、 5 分程度蒸し焼きにする。 ⑥火を止め、肉をアルミホイルに包み、熱を冷ます。 ⑦肉を薄く切り、皿に盛りつけ、グレービーソースをかけたら出来上がり。 ∼グレービーソースを作る∼ ①フライパンに残った肉汁にきざんだ玉葱を入れ、炒める。 ② ①に赤ワイン、醤油、砂糖、ニンニク、酢を入れ、とろみが付いたら 火を止める。 ③皿に移して冷ましたら美味しいソースの出来上がり。 (ローストビーフ) ・牛赤身肉(芯ロース) 400g ・香草(ローズマリー等) 適量 ・塩 適量 ・粗挽きコショウ 適量 ・オリーブ油(サラダ油可) 大さじ2 ・ニンニク 一片 ・たこ糸 ・アルミホイル (グレービーソース) ・フライパンに残った肉汁 ・玉葱 1 / 2個 ・赤ワイン 100cc ・醤油 50cc ・砂糖 30g ・ニンニク 一片 ・酢 小さじ1★材料
★作り方
らくのうマザーズ 代表理事常務
新美 浩
2015年(平成27年)未(ひつじ)年も、早 1 カ 月。干支の未にあたる羊は家族の安泰や平和をも たらす縁起物とされています。 また未は、まだ枝が伸びきっていない部分を描 いたものだといわれ、本来の読みが「み」である ことから、未来、未熟、未明、未満などのことば があります。(このあとは、コラム最後へ) さて、生乳生産について。平成26年 4 月から 12月の生産量は179,600t。前年比100.7%であり、 年度計でも101%強の生産量が見込まれています。 この100%越える数値は全国主要生産地の中でも 栃木県と本県だけであり、県下酪農家の皆様の 日々の酪農業の懸命な取組みに感謝申し上げると ころであり、皆様が思う以上に酪農・乳業界で高 く評価されています。 そんな中、平成27年度畜産物価格及び畜産・酪 農関連対策事業が発表されました。 加工原料乳(バター・脱脂粉乳等) ⇒10銭引き上げの12円90銭 肉用子牛の保証基準価格 ⇒全肉用種2,000 ~ 4,000円引き上げ 乳房炎対策事業(新設) ⇒1酪農家あたり15,000円 その他対策は前年度を継続または組み替えとな るも、26年度単年度事業とされていた緊急特別 対策事業(いわゆる20銭事業)、都府県酪農対策 (6,100円事業)は確保できませんでした。 この発表で特筆すべきは高収益型畜産体制(い わゆる畜産クラスター)関連事業であり、276億 円(平成27年度予算75億円+26年度補正201億円) が畜産収益力強化対策と処置され、実施計画・要 領が整備される前に説明会を開いたところであり ます。 考え方としては、地域の畜産の収益性向上を図 るため、地域の関係者が連携し、畜産クラスター 協議会を立ち上げ、その取組みに対して支援をな すものです。酪農に関しては、牛舎やミルキング パーラー・飼料調製施設等のハード事業と搾乳ロ ボットやバルククーラーなど機械のリース事業が あり、いずれも 2 分の 1 の高い補助・支援がなさ れます。現在、要 望調査も開始され ており、予算成立 後に遅滞なく事業 が実施されていき ます。 この事業は例えば、増頭や自給飼料増産、先端 技術の普及取組等に収益性とその成果実現を果た すことが求められています。このことは、日本酪 農において輸入飼料価格が高騰し、生産者の高齢 化、後継者不足による酪農家戸数・飼養頭数の減 少が生乳生産量の継続減少、加工製品の不足まで 招いた状況にある中で、今後の国の施策として、 ひとつの方向性を示したものとも言えるのではな いでしょうか。 酪農生産基盤を維持・拡大し、収益性を高め、 所得向上を図る為、生産現場において有機的に連 携し、工夫し、実行力のある取組には支援をする というものです。裏を返せば、単なる更新や○○ あたり○○円というベタ付け的支援は難しくなっ てくるかもしれません。 毎年、発表される全国酪農調査の生産費につい て、北海道と都府県と区別して平均として物材費、 家族労働費、その他で生産費を算出してありま す。酪農家の皆さんの個々の経営は皆さん自身が 把握できるものであり、個々の牧場で平均以上の 経営を目指す個々の取組が何よりも肝要なことで あり、そのことによって日本酪農が維持されるこ とになっていきます。もちろん、本会につきまし ても営農指導や各種対策についても、酪農家の皆 さんとの一体的な取組が不可欠になっています。 「羊」はひつじを正面から見たときの形であり、 後ろ足までの全体を表した形が「美」で成熟した ひつじの美しさを表しているとされています。 酪農家の皆さんも酪農団体も乳業も、もう一つ 上を目指して、未来・未熟・未明・未満から未を 削除していく年となりますよう!!『未・羊から美へ』
― コラム ―
多くの牛に出会えた 3 週間
一般社団法人 日本ホルスタイン登録協会 審査委員
大 西 信 雄
去る11月25日から12月12日までの18日間、 3 週 間にわたり熊本県の牛群審査並びに後代検定材料 娘牛と同期牛の体型調査を実施しました。前回が 平成25年前期ですから、ちょうど 1 年半ぶりの熊 本審査でした。通常は 3 年弱の間隔で巡回してお りますが、会計検査院の検査が入ったことから日 程が早まり、当協会の人員配置の都合で私にお鉢 が回ってきました。また、日程の第 2 週には当協 会の椛沢主任が審査委員を目指しての随行研修が あり、関係各位にはご迷惑だったかもしれません が、避けては通れない道でしたのでご理解いただ けたものと考えております。 ところで、晩秋の熊本はおだやかな気候が続く と予想しておりましたが、第 1 週は秋を思わせる 暖かな気温で予想通り。でも、第 2 週以降は冬まっ ただ中という感じでどんよりとした薄暗い日が続 平成26年度(後期)牛群審査・体型調査報告 単位:頭 74 以下 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 以上 計 平均得点 牛群 0 0 0 3 9 10 26 36 54 60 59 79 77 59 47 27 11 2 0 559 84.6 個体 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 1 6 10 4 2 2 5 0 0 34 86.3 調査 14 9 10 35 66 86 112 89 40 13 2 0 0 0 0 0 0 0 0 476 79.4 計 14 9 10 38 75 96 138 126 95 75 62 85 87 63 49 29 16 2 0 1,069 82.3 表1.平成26年度体型調査及び審査結果表(後期) 0 20 40 60 80 100 120 140 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 以下 以上 牛群 得点分布 個体 調査き、阿蘇でも雪が残っておりましたし、平地でも 風が冷たく感じられました。球磨地方では朝起き ると周囲の山並みが真っ白で、南九州も12月にな れば本当に寒いと感じた 3 週間でした。さらに、 途中には阿蘇中岳が活発に噴煙を上げ、酪連車の ボンネットが真っ黒になるなど、いろんな意味で 思い出深い日程となりました。 結果的には正味15日間で、牛群審査が40戸559 頭、奨励審査が10戸34頭、LIAJ熊本種雄牛セン ターでは雄牛個体審査1頭、体型調査が62戸で材 料娘牛132頭プラス同期牛344頭の計476頭となり ました。調査農家で牛群審査を実施していただい た箇所もあるため、実質94戸の農家・団体で1,069 頭の審査・調査を実施することができました。こ の数字を昨年度同期と比べると、牛群審査は+ 5 戸で+183頭、奨励・個体は− 4 頭、体型調査は −14戸で−27頭となりました。体型調査は年間の 頭数がきっちりと決められていますので計画対比 100%で終えることができました。有料の審査に あっては大きく増やすことができました。また、 1 日当たりの審査頭数は最高で139頭、全行程の 平均でも71. 3 頭と非常に効率の良い日程を組ん でいただきましたが、これは審査・調査にご協力 いただいた酪農家並びに関係者のご協力の賜と厚 く御礼する次第であります。 また、牛の見方の研修を 2 カ所で実施すること ができました。菊池市泗水町の菊池農業高校では 生徒さん10名程度を対象に実施。球磨郡あさぎり 町では南稜高校でデジカメを前に実施しました。 当初は生徒さんも一緒に研修を行う予定でした が、授業の都合でデジカメとなりました。果たし て説明したことを理解してくれたか一抹の不安も ありますが。しかしながら平成27年10月には北海 道安平町で第14回全日本ホルスタイン共進会が開 催されますので、是が非でもこれに出品したいと いう強い意志が感じられました。 ところで、今回は審査頭数もさることながら、 数多くの高得点牛に巡り会えることができまし た。なかでもその筆頭は菊池農業高校のKAHS メーヤース ブリッツ カイト M ET(父ブリッツ) で、 9 月半ばに 5 歳 7 月で 3 産目を分娩し、最高 の状態で見せていただきました。正確な骨格と尻 の構造、極めて優れた乳用強健性を示していたほ か、乳器に関しては強い前乳房の付着と高くて幅 のある後乳房、搾乳しやすい乳頭配置が印象的で、 EX-91点と評価しました。乳房底面も高く、今後 どのように成熟していくのか楽しみな 1 頭でし た。ご存じのように本牛は秋の熊本県共進会及び 九州地区連合共進会でグランドチャンピオンの栄 冠に輝いた牛です。また、菊池市旭志の本田牧場 のコルンダイク トイストーリー フラワー(父ト イストーリー)もEX-91点と評価しました。10月 初旬に 6 歳11月で 5 産目を分娩し泌乳のピークを 迎えた牛ですが、正確な骨格構造をもち、肢蹄が 極めて良く、乳用性に富んだ牛で、乳器も素晴ら しい状態を保っていました。 さらに、今回は上記のほかにも新規にEX-90点 牛がでました。和水町・大城戸牧場で 2 頭、熊本 市・真鍋正隆さんで 2 頭、熊本市・小嶺篤さんで 1 頭、合志市・上島英樹さんで1頭、合志市・衛 藤彰一さんで 1 頭、菊池市・本田牧場で 2 頭、菊 池市・永田大貴さんで 2 頭、菊池市・芹川恵介さ んで 1 頭、菊池市・斉藤和彦さんで1頭、大津町・ 藤本雅夫さんで 1 頭、多良木町・荒木牧場で 2 頭、 そしてLIAJ熊本種雄牛センターで 1 頭、合計19 頭ものEX牛に出会いました。特に、大城戸牧場、 上島さん、斉藤さん、荒木牧場の 4 名は初めての EXとのことで、長年にわたる飼養管理の改善と 乳牛改良の成果がようやく発揮されたものとお慶 び申し上げます。 最後になりますが、将来性のある若牛のほか成 熟した高齢牛も数多く見せていただきました。真 に経営に貢献している牛を評価できる機会に恵ま れた3週間であったと改めて関係各位に感謝いた します。
輸入粗飼料の情勢
H27 . 2 月号(H27年 1 月情勢) 北米コンテナ船 フレート 米国西海岸港湾の労使交渉は越年後も妥結には至らず、主要港のシアトル/タコマ港やオークランド港で熟練 度の低い従業員を働かせ意図的に荷役効率を悪くさせるスローワーク戦術が行われた。他の港へも余波が広 がることで港湾の混雑はさらに悪化し、デリバリーの遅れが西海岸全体でさらに続いている。海上運賃につ いて、原油価格の弱含みにより1−3月のBAF(燃料費調整係数)$84/コンテナ値下げが案内されているが、 GRI(基礎レート)は12月から$100/コンテナ値上げを実施。また、硫黄酸化物の排出規制が強化され、低硫 黄で価格が高い燃油への切り替えによる新たなチャージが導入され、 1 月より$47/コンテナの負担増となっ ている。さらに、西海岸の混雑を受け、港湾混雑チャージ($1,000/コンテナ)導入も検討されたが、予告があっ た12/21の実施は回避された模様。 西海岸港湾の混雑により荷動きにタイト感が出ているが、“パニック買い”のように引合いが強くなればなる ほどチャージがかかるため、冷静かつ適正な買付けに徹することが肝要であると思われる。 米国の乳価動向 14年1 ~ 11月は$20を下回ることなく史上最高値の水準で推移していたが、12月は11月に比べ$4以上も値下が りし、$18を下回る結果となった。乳製品の国際相場価格は軟化して推移していたことから、今春以降は米国 乳価も軟化するとの予想がされていたが、ようやくその通りになってきたと言える。この背景には、米国乳 価高騰を招いた中国からの粉ミルクの需要が一服したことが原因の一つとも言われている。米国乳価の軟化 傾向により、アルファルファの産地価格も軟化することを期待したい。 ビートパルプ 【米国産】9月上旬から各地で製糖作業が続いているが、産地では春先に冷涼な気候が続いたため、過去10年 で最も悪い作柄とも言われている。そのため、単収は例年よりも少なく、生産量もかなり減少することが見 込まれる。 【中国産】以前は旧正月(2/18 ~ 24)前に輸出向けの売買が盛んに行われていたが、昨年3月から日本、韓国 向けの輸出は途絶えており、今後も輸出余力が戻ることはないと予想されている。 アルファルファ 【総合】全体の生産量は増加しているが、雨当たり被害が多く発生し、西海岸全体で良品が不足している。全 体の需給バランスから考えて、14年産の産地価格が極端に下がることはないと考えられる。15年産は作付面積 が増える見込みのため、米国乳価の軟化が期待通りに進むと、アルファルファ価格も軟化が期待されるが、少 し軟化しただけでも中国やUAE向けが大きく買付けをする可能性もあることから、今後も動向には注意が必要。 チモシー 【米国産】14年産 1 番刈の産地価格は昨年よりも軟化傾向だが、期待されたほどの値下げには至らず、同じく 作柄が良かった 3 年前より高値で推移している。シアトル/タコマ港での混雑の影響により日本向けは馬用ハ イグレード品の引合いが強いとも言われていることと、カナダ産の作柄が芳しくないことから、これ以上産 地価格は軟化することなく堅調に推移することが予想されている。為替円安の影響もあり、引き続き酪農向 けには費用対効果のある価格帯ではなくなっているのが現状。 【カナダ産】レスブリッジの14年産 1 番刈は大半が中間グレード以下、クレモナでも過去最悪に近いほど深刻 な状況となっている。両産地とも1番刈の価格は軟化傾向だが、作柄が悪いため高くなりつつある。品質も米 国産より芳しくない傾向にある。 スーダン 【インペリアルバレー産】 2 回目の収穫が可能な早播きが増えていることから、生産量は昨年よりも増加見込 み。早播き1番刈は過去 3 ~ 4 年で最高の作柄と言われているが、急激な円安の影響から日本向けのハイグ レード品の荷動きが鈍化し、中間・ローグレード品へ需要が移行し始めているとも伝えられる。デュラム小 麦の相場価格が9月より値上がりし、小麦の作付面積が前年対比298%と増加していることから、15年産の早 播きスーダンの作付面積の減少が予想される。 クレイングラス 12/15時点での作付面積は前年対比90%。産地価格は、韓国・日本向け共に引合いが強く、堅調に推移してい る。それでも科本科牧草の中では割安感があるため、他草種からの切り替えも有益であると思われる。 ストロー類 14年産の米国産ストロー類について、トールフェスク、ペレニアルライグラスともに収穫が終了しているが、 どちらも深刻な雨当たり被害が発生している。韓国・日本向け共に引合いが弱く需要が減退しているとも伝 えられているが、西海岸港湾の混雑の影響もあり徐々に回復しているとも言われている。14年産は供給力不 足の懸念もあるため、産地価格は堅調に推移する見込み。オーツヘイ 産地では14年産の収穫が11月までに終了。西豪州産は雨当たり被害からハイグレード品は 5 %程度と非常 に少なく、中間・ローグレード品が多く発生した。それに比べ、南豪州産は 4 割、東豪州産は 7 割程度 がハイグレード品となっており、両極端な作柄となっている。日本・韓国向けのみならず、中国向けに も中間・ローグレード品の引合いが強いことから、価格は強含みで推移している模様。特に、13年産では 発生量が多く、弱含みで推移していた中間・ローグレード品の価格ほど強含みで推移しているのが現状。 また、米国西海岸港湾の混雑について、豪州にまで影響が及んでおり、日本向けのみならず、米国産科本科 牧草の船積み遅延が続く韓国・台湾向けからも豪州産オーツヘイの引合いが集中し、荷動きがタイトになり つつあると言われている。
原料情勢
1月10日発表 米国農務省 トウモロコシ 需給予想 【13/14年産】作付面積95.4百万(前月95.4百万)エーカー、単収158.1(158.8)bu /エーカー、生産量138億2,900 万(139億2,500万)bu、総需要量134億5,400万(135億4,600万)bu、期末在庫12億3,200万(12億3,600万)bu、 在庫率9.2(9.1)%。 【14/15年産】作付面積90.6百万(前月90.9百万)エーカー、単収171.0(173.4)bu /エーカー、生産量142億1,600 万(144億700万)bu、総需要量135億9,500万(136億7,000万)bu、期末在庫18億7,700万(19億9,800万)bu、 在庫率13.8(14.6)%。 トウモロコシ 相場動向 シカゴ相場は、輸出需要の他にエタノール用や飼料用の需要も好調のため、上昇基調で推移し400¢前後の値 動きで推移している。南米では乾燥気候が懸念されていたが、降雨が観測された。しかし、一部地域ではま だ懸念が残っている。アルゼンチンの作付はやや遅延しており、この新穀が遅れると、米国からのコーンの 積出が増加しやすくなる。今後も来年度産の米国作付面積や南米産の生育状況が需給動向に影響すると思わ れる。 1月10日発表 米国農務省 大豆需給予想 【14/15年産】需給両面で上方修正されたため、期末在庫4億1,000万(4億1,000万)bu、在庫率11.2(11.2)%。 大豆粕相場動向 シカゴ大豆相場は、南米の天候不安が解消されつつあり、下げ基調に転じている。南米ブラジルでも作付面 積が大幅に増えており、豊作となればより軟調な展開が期待される。国産大豆粕は、輸入品の入船遅延や減 少の影響から引合いが増加し、需給は締まっている。 2 月以降は需給の緩和が期待されるが、発生量の減少 に注意したい。 糟糠類 国産フスマは、発生時期ではあるが、小麦粉の消費低迷から発生量は低調に推移し、需給は締まってきている。 今後も春の麦価改定では、円安の影響もあり、原料用小麦価格の上昇が見込まれることから、フスマの発生量、 価格動向に注意が必要。 グルテンフィードは発生量が減少し、需給は非常にタイトになっており、 1 − 3 月期の価格は大幅値上げと なった。主な輸入元である中国は国内の需要が堅調であることや、ドル高の影響で日本国産品より高値で推 移している。 海上運賃 海上運賃市況は弱含みで推移している。今後は、米国ガルフ湾にて混雑し始め、停船が発生しやすくなったり、 季節的な航海日数の増加から、海上運賃は上昇基調で推移していくと思われる。 H27.2月号『阿蘇 ミ ル ク 牧 場』より 多 くの お客 様 か ら の 声 にお応 え して 、 コ ン セ プ ト シ ョ ッ プ を オー プ ン し ま し た 。 場 所 は、 今 、人 気 の 「ゆ め タウ ン 光 の 森」 牧 場 直 送 の 自 家製 チ ー ズ 、オリ ジ ナ ル ミ ート 商 品、 限 定 ソ フト ク リー ム の 販売な ど 、 魅 力満 載 の シ ョ ッ プ に ぜ ひ、お立 ち 寄り く ださ い☆ 熊本県阿蘇郡西原村河原 3944-1 熊本県阿蘇郡西原村河原 3944-1 TEL:096−292−2100 ●ソフトクリーム全品● ●ソフトクリーム全品●