平成28年度第2回
飾区男女平等推進審議会
議事録
日 時:平成 28 年 9 月 30 日(金)午後2時∼午後4時
会 場:飾区男女平等推進センター 3階洋室A
出席者:浅野委員、上田委員、戒能委員、黒﨑委員、坂井委員、櫻井委員、佐藤委員、しま委員、
杉江委員、千田委員、長澤委員、向山委員、山邊委員、柚木委員(五十音順)14 名出席
事務局:赤木総務部長、柴田人権推進課長、川上男女平等推進係長、男女平等推進係員1名
㈱サーベイリサーチセンター1名
議 題:
(1)第1回審議会におけるご意見整理について 資料1
(2)飾区男女平等推進計画(第5次)(案) 資料2
(3)その他
<事前送付資料>
・資料1 第1回審議会におけるご意見整理
・資料2 男女平等推進計画(第5次)(案)
<当日机上配布資料>
・次第(差替版)
・飾区男女平等推進審議会名簿
・飾区男女平等推進条例
・飾区男女平等推進審議会規則
・飾区男女平等推進審議会運営要領
・平成 28 年度飾区男女平等推進審議会開催日程(案)
・「知らないと損をする!会社を守る+発展させる 就業規則のススメ」チラシ
・「女性視点で考える 防災ワークショップ∼女性の声を、区の防災対策に反映させよう!∼」チ
ラシ
1 開 会
2 委員委嘱
委員改選に伴う委員委嘱
3 副区長挨拶
4 委員紹介
委員及び事務局紹介
飾区男女平等推進条例、飾区男女平等推進審議会規則、飾区男女平等推進審議会運営要
領に基づき事務局が説明。
6 会長及び職務代理の選任
「飾区男女平等推進審議会規則第2条第2項」に基づき、会長の互選を行い、戒能委員に決
定した。
また「飾区男女平等推進審議会規則第2条第4項」に基づき、会長より職務代理を指名いた
だき、谷茂岡委員に決定した。
7 議 題
(1)第1回審議会におけるご意見整理について
事務局より、資料1について説明
会 長:ありがとうございました。資料1について、何かご質問やご意見はございますか。新任
の委員の方は、今までの経緯などについて何かご質問はございますか。よろしいですか。
また後で思いつかれたら、どうぞ、ご遠慮なくご発言いただければと思います。
(2)飾区男女平等推進計画(第5次)(案)
事務局より、資料2について説明
会 長:ありがとうございました。資料2の計画案の文章及びグラフ等のデータは、まだいくら
か変更や追加の余地があるということですね。それでは、ご質問、ご意見はございます
か。
委 員:40ページの「被保護世帯の類型別世帯数の推移」、それから41ページの「子どもが
いる現役世帯の相対的貧困率(全国)」はわかりました。その後、43ページにかけて
図2−3−4「ひとり親の転職希望の有無」、図2−3−5「母の転職希望の有無(従
業上の地位別)」、図2−3−6「仕事を変えたい理由」とデータが3つ並んでおりま
すが、これはどういう意図で掲載しているのか、私にはわかりませんでした。
事 務 局:図2−3−4「ひとり親の転職希望の有無」から女性の回答を抜き出し、さらにそれを
正規・非正規などの従業上の地位別にしたものが図2−3−5「母の転職希望の有無(従
業上の地位別)」です。そしてその中で仕事を変えたいと回答した人に理由を尋ねたも
のが図2−3−6「仕事を変えたい理由」のデータであり、これらの相関関係を明らか
にすることによって、生活の困難、いわゆる貧困世帯との関連性をできるだけあぶり出
していきたいという考え方です。従業上の地位については、本人が就労を継続すること
を希望していない雇用形態の場合、転職を重ねることもあると思われますので、それが
貧困の原因の一つとなる可能性もあり得るとみています。データは平成23年のもので
委 員:わかりました。しかし、やはりわからないような気もします。
会 長:転職する理由は貧困の問題だけに限らないということと、43ページの図2−3−6「仕
事を変えたい理由」として、「収入がよくない」というのは貧困の問題とつながります
が、当たり前といえば当たり前の話であって、貧困問題を分析する文脈としては理解が
できないということでしょうか。
委 員:おっしゃるとおりです。私は、図2−3−3「子どもがいる現役世帯の相対的貧困率」
のデータを、シングルマザー、シングルファザー別の統計で示したり、それを職業を絡
めて分析するものだと思っていましたら、突然、転職希望の有無と言われても。また、
図2−3−6「仕事を変えたい理由」についても、「収入がよくない」が多いと言われ
ても、貧困について述べているのだから、そうなるに決まっていると思います。もちろ
ん私だけが読むものではないのですが、皆さんが読まれたときにピンとこないかもしれ
ないと思い、質問させていただきました。
会 長:そうしますと、今お話にありました、ひとり親の転職等のデータに基づいて39ページ
の中段の本文がつくられていますので、この本文も少し工夫をしたほうがよいと思いま
す。そして、図2−3−3「子どもがいる現役世帯の相対的貧困率」のデータは、母子
家庭の貧困問題が父子家庭と比べた場合にどうなるのか、父子家庭の貧困もだいぶ問題
があるのですが、そういったグラフのほうがわかりやすいといったご意見をいただきま
した。ほかにご意見はございますか。
委 員:この課題3に掲載されているデータは、全部全国(と東京都)のもので、飾区のもの
がありません。課題3以外の部分では、「男女平等に関する意識と実態調査」などの区
のデータを活用しています。区の計画なので、やはり区の情報で実態を示さなければ、
どのように取り組むかという計画も立てられないと思いますが、いかがでしょうか。
事 務 局:平成27年に実施しました「男女平等に関する意識と実態調査」の中では、生活困窮に
関する設問は設けていなかったため、代わりに全国のデータをつけさせていただきまし
た。飾区のデータというものは、今のところ持っていません。
会 長:生保の受給割合のようなものは、福祉の部署で当然持っていますよね。
事 務 局:はい。ただ、実数はありますが、中身の部分はなかなか分析し切れていないと思います。
会 長:増減などは、まだ分析できないということですか。
事 務 局:傾向的には、増加傾向であるということはわかっています。
してください。
事 務 局:それでは、追加できるものを探してみます。
会 長:飾区の問題であることをお示しいただきたいというご提案だったと思います。それか
ら、図2−3−4以降のデータは、父子家庭、母子家庭別に分析したものですとか、平
均の所得ですとか、そういうことも全部出ていると思いますので、修正等をご検討いた
だけますでしょうか。それではほかにご意見のある方はどうぞ。
委 員:41ページの図2−3−3「子どもがいる現役世帯の相対的貧困率」の説明に、大人が
1人、大人が2人とありますが、この「大人」とはどのような人を指し示すのか、ご説
明いただけますか。
事 務 局:これは厚生労働省の「国民生活基礎調査」のデータなのですが、具体的にそれが親であ
るか、祖父母であるかまでは、具体的にこの場ではわかりません。すみません。確認し
て資料に追加いたします。
委 員:このグラフを見ますと、大人が1人というのは父子家庭や母子家庭を指し、大人が2人
というのは夫婦が2人そろっている、という様に、どうしても受け取ってしまうと思い
ます。
会 長:あと、その関連で申し上げますが、「相対的貧困率」といった、普段使わないような難
しい言葉については説明が必要であると思います。また、「リプロダクティブ・ヘルス
/ライツ」のような片仮名言葉も、よくわからないと言われることが多いです。日本語
にするとかえって難しくなってわからないということもあるかもしれませんが、そうい
った配慮も、読んでいただくためには必要だという気がします。ほかに説明があったほ
うがいい言葉がございましたら、ご提案いただければと思います。それではほかにご意
見はございますか。
委 員:40ページから43ページのデータについてですが、40ページの下の段の図2−3−
2「被保護世帯の類型別世帯数の推移」は東京都のデータですが、他のデータはすべて
国レベルのものとなっています。都市部と地方では地域の特性に違いがあるかとも思い
ますので、東京都をベースにするという方法は妥当かと思いますが、基礎となるデータ
の次元を統一する、もしくは、多様に利用するとしても、見せ方の配慮が必要かと思い
ました。
事 務 局:今掲載している貧困関連のデータは、数少ない中から集めたものだったのですが、今い
ただいたご意見につきましては、整理できるものはしていきたいと思います。区の実情
会 長:図2−3−1と図2−3−2については、東京都と全国が比較できるつくりになってい
ますが、他のものは、東京都と比較するわけではないということで、この課題は新しい
テーマとして設定されていることもありますが、確かに難しいですね。もう少し委員の
皆様のご意見を参考に、よりわかりやすくなるように内容を検討していただけますか。
はい、委員。
委 員:新規の項目ですから、確かに扱い方はとても難しいと思います。データの見せ方や選び
方について、今議論がありましたが、何か、このデータだけ見ますと、ひとり親の問題
にすごく固執しているようにも見えます。課題に対応する施策が44ページにあります
が、ここには障害者の方を対象とした事業など、多種多様な項目が並んでいます。見せ
方は難しいかと思いますが、偏りのない見せ方もできると思います。
会 長:そうですね、特に、高齢女性の単身世帯の貧困の問題などは切実です。あと、障害のあ
る方のデータがどこにあるかはわかりませんが、生保の受給率では出ていますよね。や
はり高齢女性のほうが多く、それから母子家庭が多いということが出ていますので、少
し大変かもしれませんが、よろしくお願いいたします。委員、どうぞ。
委 員:39ページの下から7行目以降に「介護予防事業」という言葉があります。この言葉が、
44ページの「しあわせサービス事業」や「在宅高齢者福祉サービス」を指し示してい
るのか、少し紛らわしいというか、介護保険の考えから来ているものなのか、高齢者が
元気に生きようという意味合いなのか、どちらで捉えたらいいのかと疑問に思いました。
会 長:44ページには、介護予防・日常生活支援総合事業、それから、しあわせサービス事業
等があり、それらが何を指しているのかはっきりしない、紛らわしいということですね。
事 務 局:計画事業一覧が59ページ以降にございますのでご覧ください。その中の事業番号62
番「介護予防・日常生活支援総合事業」は高齢者支援課で扱っている事業で、在宅生活
の維持を図るという狙いで行っており、これは介護予防、元気高齢者の意味合いです。
委 員:内容的には理解しているのですが、「介護予防」や「元気高齢者」といった言葉が、介
護保険に関係するものなのか、あるいは具合が悪い時に使える何かなのかということに
ついて、一般的に区別がつくものなのでしょうか。
会 長:「介護予防事業」は、意図していることをわかるような表現にすると、元気な高齢者を
たくさんつくって、介護保険などはあまり使わないようにしようということなのかなと
思えてしまいますが。
事 務 局:狙いは確かに、介護保険の前段階で留めておこうというものだと思います。しかし、法
律上の用語などは、私どもが勝手に変えるわけにもいかない部分がございますので、言
会 長:それでしたら、事業番号62のとおりに変えたほうがわかりやすいですよね。また、高
齢者の困難は、元気に歳をとることだけではなく、貧困の問題や、年金の問題などを含
めて、もう少しシリアスです。この文面からはそれが読み取れません。高齢男性もそう
ですが高齢女性の問題はかなり大きく、増えていくばかりです。区民の方がお読みにな
ったときに、自分の問題が、男女共同参画と関係があると受け止めてもらえるようにし
ないといけません。先ほど、ひとり親に関する内容に少しウエートが行き過ぎていると
いう意見もございましたが、その辺りを、もう少し重視してもいいのかなと思います。
事 務 局:検討させていただきます。
会 長:それでは、ほかのところでは何かありますか。では、委員。
委 員:38のページに施策の方向「性と生殖に関する啓発と10代の健康支援」とあります。
27年度の男女平等に関する意識と実態調査では、「結婚しても必ずしも子どもをもつ
必要はない」という設問に対し、20代の男女は肯定的な回答でしたが、年齢が上がれ
ば上がるほど、反対意見も多くなっています。結婚して子どもを産むか産まないかとい
うことも、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに入りますし、それは10代ばかりでは
なく、例えば、おばあさんやおじいさん、お母さんやお父さんの世代にも理解してほし
い。そうでなければ、「女性は子どもを産むものだ」というすり込みが起こりますし、
私たちの世代もされています。若者に対する性教育は大事なのですが、年齢が高い方、
例えば40代の方の中絶なども増えていると思うので、そういった面にも着目して、も
う少し幅広く啓発するべきではないのかなと思いました。
また、実態調査では、「性や妊娠に関して女性が決めるうえで必要なこと」として「子
どもの成長と発育に応じた性教育」が上位に挙がっていますが、皆さんが思っている以
上に、今の人は性行為の年齢が早いことや、小学生でもそのようなことに関心がある子
がいたりするので、そこが難しいと思うのですが、中学生、高校生になってからという
より、段階を経てやっていかなければいけないのではないかと思いました。
会 長:若年世代だけではなく、世代を超えた問題であることがわかるような表現にするには、
具体的にどこをどう直すかを詳しく見ていかないといけないと思いますが、この実態調
査は、男女平等に関する意識調査の中のリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する設
問ということですよね。
事 務 局:昨年度実施した男女平等に関する意識調査のデータです。
会 長:この37ページの「特に若い世代の」という部分はそのとおりかもしれませんが、その
後に、若い世代だけではなく、実際に中絶の多い、既に子どものいる中年世代を支援し
ていく必要があるというようなことを、一言でいいのでつけ加えられないでしょうか。
委 員:私は、53ページの多様性の尊重のところでコメントと質問があります。いろいろな議
論がずっとあったと思いますが、結局、LGBTだけを扱うということにとどまってし
まったのは残念だと思います。ただ、多様性の尊重が課題として、計画に入れ込まれた
ということは、一歩前進だと考えています。
文言については2点あります。53ページの上から4行目、「思春期に同性に対して性
的関心を抱く人々の存在も徐々に認知されてきています」とあります。これはおそらく
同性愛者を指していると思いますが、「思春期に同性に性的感情があることに気づく」
という意味ですよね。これだけ読むと、思春期にだけ同性に関心があるように受け取れ
てしまいます。同性愛者の場合、思春期であろうとその後であろうと、自分の性的指向
は同性にあるので、この文言はわかりやすく修正されたほうがよいのではないかと思い
ました。そして、8行目の「セクシュアル・マイノリティ」の言葉ですが、性的少数者
と、括弧づけで説明を入れたほうがよいと思います。また、54ページのLGBT啓発
物の作成ですが、これは飾区独自で何かをつくるのでしょうか。
事 務 局:啓発物につきましては、他の自治体でそれぞれ製作しておりますが、飾区でもデータ
を集めながら、オリジナルのものができればいいと考えております。
委 員:こういった啓発資料は、東京都やほかの自治体、さまざまなNPO団体が作成している
と思いますし、ネットでも簡単に手に入ります。もし飾区が同じようなものを独自に
つくるのであれば、それは事業の重複ですし、コストがかかるだけだと思うのです。ほ
かの団体と連携するという手段もあるのではないかと思いました。せっかくであれば、
何か飾区らしいもの、飾区の人がなじみを持って見てもらえるようなものを目指し
たほうがよいと思います。
例えば、これはアイデアですが、寅さんや両さんがナビゲーターをするような教材です
とか、飾になじみがあるような人が出てくる資料などです。寅さんは、当時当たり前
とされた生き方をしなかった。でも、そのライフスタイルをみんなが認めていた。そう
いった意味で、多様性の走りみたいな人じゃないかと私は思っていて、だからこそ、
飾区は多様性を受け入れる土壌があると信じています。せっかくつくるのであれば、ほ
かの団体との差別化を図って、飾区らしさを出せたらいいと思いました。
会 長:ありがとうございました。セクシュアル・マイノリティもそうですし、LGBTも説明
なしで本文で使っているので、アルファベットの意味なども、一応説明を入れておいた
ほうがいいと思います。LGBTという言葉も一般的になってきているので、何となく
わかった気になってしまいがちですが。
そして啓発物は、寅さんを使うと、お金や許可が要るのかなと思いますが、そこは交渉
次第かもしれません。多様性の先駆者で、居所も定まらずという人物は、ご登場いただ
くと、すばらしいと思います。それから、自治体でこのようなパンフレットをつくると
きに、少し難しいかもしれませんが、LGBTの当事者の方のご意見を伺ったり、アイ
ほかにどうぞ。はい、委員。
委 員:53ページに「思春期に同性に対して性的関心を抱く人々の存在も徐々に認知されてき
ています」という文言があるのですが、この書き方について、今ショックを受けていま
す。同性を愛し、異性を愛し、ということを、「性的関心」という言葉で表していただ
きたくないと思っています。私は、LGBTのとても近くにいる人間なのですが、LG
BTの人がこれを読んだら、傷つくのではないかと、ふと思ったので、ご再考いただけ
ればと思います。
事 務 局:今の点について、何かいいアイデアなどはございますか。
委 員:「同性をパートナーに選ぶ」ですとか、そういった文言のほうがいいと思います。
会 長:委員、いかがですか。
委 員:私は、「性的関心」より、「性的指向」という言葉を使っています。もともと、英語の
「セクシュアル・オリエンテーション」から来ているので、それを訳すと「性的指向」
となります。そちらのほうが適切なように思います。
会 長:学問的には「指向」ということですね。
委 員:そうですね。好きな「嗜好」ではなくて、指す方向の「指向」です。
会 長:今おっしゃったように、「性的指向」という文言、あるいは、「同性のパートナー」と
いうところでいかがでしょうか。「性的指向」のほうがいいかなと思いますが。
事 務 局:それでは、「性的指向」を中心に使わせていただき、中身によっては「同性をパートナ
ーとする」というような表現にして、使い分けをしていきたいと思います。
会 長:どうぞ、委員。
委 員:この53ページの多様性の尊重は、新規の項目であり、非常に重要な課題だと思います。
そして本文のはじめの5行くらいの部分ですが、多様性に対する理解はまだまだ不十分
であるのに、かなり進んでいるような印象で書かれています。「まだまだ不十分です」
という書き方で、もっとすぱっと言い切ってしまっていいのではないかと思います。
会 長:人々の意識においては非常に根深い偏見があり、その中で差別で苦しむ人がいるという
ことは、まだ問題が解決されていないということですよね。前向きな姿勢をとることは
いいと思いますが、現状はどうなっているかということを、少し書き直していただけれ
委 員:31ページに目標2として「すべての人が生き生きと暮らすための支援を充実します」
とあります。27年度の実態調査の結果がいくつか掲載されていますが、34ページの
「女性の再就職に対する支援」に関連して申し上げますと、飾区は子育てにとても恵
まれているということで、ほかの区から転入してくる人も多いと聞いたことがあります。
そのような中で、学童保育や保育園、その他の保育形態に関して、なにか確実なものに
ついて計画として掲載できないでしょうか。
事 務 局:子育て支援の部署とは頻繁にやりとりをさせていただいています。保育施設や子育て施
設は、毎年先を見ながら進めても、必ず不足状態になるという、いたちごっこの状態で
あると言われております。行政としてできることはさせていただいているというのが本
音です。どれを確実と言われても、なかなか厳しいというのが現状です。
会 長:どうぞ。
委 員:今後の飾区の計画の中で、保育もそうですが、預けられる範囲など、計画的なもので
載せられるものはありますか。28年度だけでもいいので。ほかのデータが27年度の
ものですので、ここだけ少し違ってしまいますが、そのような、先が見えるようなもの
が少しあってもいいと思っております。やはり、女性の再就職に対する支援をここで打
ち出しているのであれば、子どもを預けて安心して働ける場所というものがあってもい
いと思います。
事 務 局:子育ての計画も鑑みて、検討いたします。
会 長:35ページの施策の方向3「女性の職業生活継続のための支援」は、講座などが多く、
36ページの施策の方向4「仕事と子育て・介護等との両立支援」は、まだこれからと
いう書きぶりで留まっているので、それをもう一押しですね。支援を充実させるのであ
れば、次年度以降の具体的な事業について、子育て支援課と協議して打ち出していくと
いうことをしないと。大変ニーズも高いですので。
まだご発言いただいていない方、委員、いかがですか。
委 員:45ページの課題1「あらゆる暴力の根絶」ですが、ドメスティック・バイオレンスの
定義を皆さんがどのように捉えていたのかをお尋ねしたいと思います。47ページには
「ドメスティック・バイオレンスの経験」に関するデータがありますが、最近きちんと
言葉として認識されつつある、いわゆるモラハラ(モラルハラスメント)のようなもの
も全部包括した形なのか、それとも、本当に暴力的、威圧的に何かをするということを
ドメスティック・バイオレンスと捉えているのか。今までの議事録などを拝見したので
すがわからなかったため、お尋ねいたします。
事 務 局:モラハラについては今、言葉による暴力の具体例と言われている部分かと思います。こ
の47ページのデータですと、具体的にどれがモラハラかということは断定はしていま
せんが、回答項目の(キ)から(シ)ぐらいまでの間が該当すると思います。文言の中
にモラハラを入れられるかということであれば、多少、入れることは可能かと思います。
会 長:これは法的な概念ではなく、防止のためですので、定義を書くかは別として、本当に暴
力というのは、受けたほうの価値観が一番大事ですから、あらゆる暴力ということを言
っています。暴力とは目に見えるものだけではないということを一言入れておくだけで
も、ご理解いただけると思います。ありがとうございました。委員はいかがでしょうか。
委 員:私は職場が保育園ということもありまして、やはり44ページの施策の方向1「自立と
安定した暮らしに向けた環境整備」の部分に一番現実味を感じました。私は他の大きな
区から来たのですが、飾区は非常に機動力があると感じました。待機児童の解消は、
いたちごっこです。解消しても、解消しても、続々と待機児童が発生する状況です。そ
れはきっと、女性が家庭で育児をするだけではなく、経済的にも働いて、意識を持って
自分が職業人として働きたい、そういった理由もあると思いますが、家にいて子育てが
しにくい状況も相まって、非常にいたちごっこの状況です。ただ、かなり今、子育て支
援課では、認可保育園に対してもいろいろなアプローチをしています。うちの保育園の
悩みは、今、1歳児が非常に入りにくいことなのですが、それは育休を取った後の受け
入れ口がないということです。そういったことに対して、子育て支援課がアプローチを
図っているところなので、ここに掲載できるかはわからないですが、行政がかなり具体
的に動いていると感じています。
それから、セクシュアル・マイノリティ関連の話は、報道等でよく聞きますが、知ろう
とする気持ちはあるものの、私も含め、まだまだ一般的な理解は十分ではないと思われ
ますので、今後、勉強させていただきたいと思っています。ありがとうございました。
会 長:ありがとうございました。委員。
委 員:私は、民生委員という立場ですので、高齢者の方とお話をすることが多いのですが、男
女共同参画ということであれば、女性をリーダにするという働きかけだけでなく、男性
に関することも、今後何か考えていただければと思っています。高齢者の男性は女性よ
りも8年ほど平均寿命が短いです。これは、なぜなのでしょうか。私はいつも朝にラジ
オ体操をしておりますが、いらっしゃる方の80%ぐらいが女性です。36ページの施
策の方向4「仕事と子育て・介護等との両立支援」が飾区女性活躍推進計画に指定さ
れていますが、男性のことももう少し載せてもらえればと思います。男性と女性は平等
ですから。そのように感じております。
会 長:男性にとっての男女共同参画という視点も大事なことだと思いますが、ワーク・ライフ・
も充実したいさせたいと考えていながら、現実は違うという状況で、男性の抱える問題
が何であるかなど、そういったことがもう少し出てくるといいというようなご意見だと
思います。参画したいと考えているデータが出ていて、そこから一歩進んでもらいたい
ということですが、そこに男性問題の視点があると、もう少し説得力があるということ
です。ありがとうございました。では、委員。
委 員:32ページに、「ワーク・ライフ・バランスを実現するために必要なこと」というデー
タがあります。上位2項目は「残業を減らしたり、年休をしっかり取る」、「仕事の段
取りを工夫し、効率よく仕事をする」ですが、労働者と使用者ということで考えてみる
と、正直、使用者、事業主から見れば、年休はあまり取ってもらいたくないというとこ
ろが本音だと思うのです。使用者にとって少し抵抗のある事業についても、もっとご理
解いただきたいと考えています。資料1に記載のある企業向けセミナーも就職につなが
ってくると思うのです。セミナーに行くまでの段階で何か広報することも可能かと思わ
れますので、次からの計画では、もう少し案を練る必要があるのではないかと考えまし
た。
また、育児世代に関して見ると、M字カーブの下がっているところは30代ぐらいの育
児世代ですので、一度仕事をお休みしたり、短時間勤務などでキャリアをダウンしてい
る世代について、今後の働き方について、講習やセミナー等で意識づけを図っていくこ
とが必要なのではないかと思いました。
そして、35ページの施策の方向3「女性の職業生活継続のための支援」の3つ目、「キ
ャリアアップ支援講座」ですが、こちらは、区のほかにも、ハローワーク等と連携して、
ハローワークの職員を呼んだりして実施しています。雇用保険法で定められていること
で。お越しになっている女性の方は多分わからないと思うので、それで一元的にわかる
ようなものにしていったらいいと思いました。
会 長:具体的なご提案も含めてお話しいただきました。これは長年の懸案事項といいますか、
待っていてもセミナーにはいらしていただけないということで、その前の段階でどう働
きかけるか。きょうもチラシが入っておりますが、そういった試みもしているというこ
となのですが、もう一頑張りというところですね。あとは、国や都との連携ということ
も考えて、より実効性のある講座を展開してほしいということだったと思います。何か
ございますか。
事 務 局:東京都の計画については、28年度に新規策定ということで、今年の10月下旬に概要
が示されると聞いております。私どもの手元にはまだ入ってきていない状況ですので、
区の計画書案の東京都に関する記載がある部分については、答申までに間に合えば書き
込みをしていきたいと考えています。
会 長:まだ詳細は具体的には公表していないようですが、大きくスタイルが変わるようですね。
委 員:3点ほど申し上げたいと思います。
45ページの課題1「あらゆる暴力の根絶」のところの2段落目ですが、「女性では『暴
力を受けたことがある』と回答した人の割合が、平成22年度の調査と比較して、ほぼ
全ての項目において増えています。」とありますが、この文章だけ読むと、何がいつ増
えたのかということが少しわかりにくいです。22年と27年度を比較していることが
わかる文言を入れるなどの工夫が必要かと思います。
そして2点目ですが、掲載されているデータをもとにこの本文がつくられているわけで
すが、どのデータをもとに意見を述べているのかということが、本文中で欠落している
箇所がいくつか見受けられます。全体的にもう一度確認した方がよいと思います。
そして、全体的なことですが、課題1の文章を見ますと、問題点、提言、結論づけにあ
たる部分と、データなり現状分析の部分とが、文章として混在しているように思います。
もう少し整理をされたほうがよいと感じました。
会 長:ありがとうございました。データとの参照関係は、全部チェックをしていただくといい
ですね。それから、この計画書は小見出しなどが全くないため読みにくいですね。読み
やすくするための何かをご検討いただければと思います。そろそろ終わりの時間に近づ
いていますが。どうぞ、委員。
委 員:55ページ以降の男女共同参画の実現に向けた推進体制のところですが、区としての全
庁的な取り組みを行うのであれば、区報を利用したらいいと思います。私のマンション
の話ですが、新聞受けにチラシや広報かつしかも一緒に入りますが、チラシはみんな共
同ごみ捨て場に捨てていくのです。区報も一緒に捨てる人は極めて少ないようで、ああ、
やっぱり読まれているのだと思うのです。全庁的な取組であれば、区報をもう少し男女
平等問題に利用してもいいと思うのです。年に何回か特集は組みますが、あのような形
だとあまり読まれない。例えば、毎号のどこかの場所を決めて、小さなコラムでいいで
すから、男女平等問題を扱うなど、そういった取り組みについて区の中で話し合いをし
ていただきたいと思います。
会 長:ありがとうございました。そのようなコラムを書いている自治体が、どこかにあったか
と思いますが、そのように巻き込んでいくと、全庁的な取り組みにつながるかもしれま
せん。そして区の中で、男女共同参画に直接関係のないところで、男女共同参画やジェ
ンダーのスタンスが出てしまうということがあります。最近も有名な事件が西のほうで
ありました。縦割りですから、ほかの課のチェックはしていないと思うのですが、それ
が区民向けに出てしまうことがある。区の女性活躍推進計画の中に、家庭生活に関する
ことだけではなく、庁内の行政のあり方としての男女共同参画という視点を、少しどこ
かに書けないものかと感じました。これはどこの自治体でもそうだと思います。例えば、
男女共同参画には全く関係のないように思われる土木ですとか、そういったところでど
うなっているかが実は問われているのではないかと思います。
会 長:今後の予定について、ご説明をお願いいたします。
事 務 局:それでは、本日の机上配布資料の「平成 28 年度飾区男女平等推進審議会開催日程(案)」
をご覧ください。10月28日の審議会で、第4次推進計画の原案について審議会から
区長への答申を行います。その後は庁内の各部局、総務委員会への報告を行い、12月
中旬以降、パブリック・コメントを実施いたします。その後、計画書の印刷、発注の手
順を踏みまして、2月に庁内の幹事会・本部会、庁議・調整会議等を経て、計画決定に
ついて総務委員会へ報告をさせていただきます。その後、最終的な調整を進め、3月に
開催予定の第4回男女平等推進審議会で、策定のご報告と計画書の配布をさせていただ
きます。
9 閉 会
会 長:ありがとうございました。これで本日の審議は全て終了でございます。ご協力いただき