目次
日本語教育ニュース
2012 年 5 月「みんなの「Can-do」サイト」を使つかってみてください!
授業のヒント
2012 年 7 月ディスカッションで自じ分ぶんの意い見けんを伝つたえる
日本語の教え方イロハ
2012 年 4 月、8 月第 13 回
文も字じ・語ご彙いを教おしえる 第 14 回
学がく習しゅうを評ひょう価かする
文法を楽しく
2012 年 6 月、9 月「もの」(1)
「もの」(2)
本ばこ
2012 年 4 月~ 2012 年 9 月『マンガで学まなぶ日に本ほん語ご上じょう級きゅう表ひょう現げん使つかい分わけ 100』
『日に本ほん語ご教きょう師しのための楽たのしく教おしえる活かつ動どう集しゅう22 子こブタの日に本ほん語ごお道どう具ぐ箱ばこ』 『新しん日に本ほん語ご歌うたはじめ <日に本ほん語ご学がく習しゅう者しゃのための歌うた>』
『日に本ほん語ご文ぶん法ぽうの論ろん点てん43―「日に本ほん語ごらしさ」のナゾが氷ひょう解かいする―』
『新しん「ことば」の課か外がい授じゅ業ぎょう』 『日に本
ほん語
ご教
きょう師
しのための多
た読
どく授
じゅ業
ぎょう入
にゅう門
もん』
『日本語教育通信』
編集:独立行政法人 国際交流基金
〒 330-0074 埼玉県さいたま市浦和区北浦和 5-6-36 国際交流基金日本語国際センター TEL:+81-48-834-1183 FAX:+81-48-831-7846
E-mail:[email protected]
印刷して保存するときにこの表紙をお使いください。
「日本語教育通信」は、海外の日本語教師を主な対象として、教材情報、授業のアイディア、日本事情や内外日本語教育 情報等を提供するニューズレターです。2009 年 5 月より、印刷物としての発行にかわり、ウェブサイトで公開していま す。毎月末頃に、いずれかのコーナーの記事が更新されます。どうぞお役立てください!
編集 独立行政法人国際交流基金
第 号
2012 年 4 月~ 2012 年 9 月
70
日 本 語 教 育 通 信
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/tsushin/index.html
日
に本
ほ ん語
ご国
こ く際
さ いセンター 事
じ業
ぎょう化
か開
か い発
は つチーム
●日
に本
ほ ん語
ごで何
な にが、どれだけ「できる」?
あなたは日
に本
ほん語
ご教
きょう師
しです。ヤンさんは、あなたが受
うけ持
もっている入
にゅう門
もんクラスで、半
はん年
とし前
まえに日
に本
ほん語
ごの勉
べん強
きょうを始
はじめました。来
らい週
しゅうから 日に本
ほん人
じんの加
か藤
とうさんの家
いえにホームステイをします。
加か藤
とうさんがあなたに、ヤンさんの日
に本
ほん語
ご能
のう力
りょくについてたずねました。
「ヤンさんは、どのくらい日
に本
ほん語
ごができるんでしょうか?」
あなただったら、どのように答
こたえますか。
●熟
じゅく達
た つ度
どを表
あらわす「ものさし」=「Can-do」
何なん年
ねん勉
べん強
きょうした、漢
かん字
じや文
ぶん法
ぽうなどをいくつ知
しっている、などから、学
がく習
しゅう者
しゃのおおよその熟
じゅく達
たつ度
どを言
いい表
あらわすことはできるかもしれま せん。しかし、学
がく習
しゅう者
しゃは「勉
べん強
きょうした」ことや「知
しっている」ことを使
つかって、日
に本
ほん語
ごで何
なにが「できる」のでしょうか。そして、何
なにが
「できた」らどのような学
がく習
しゅうの段
だん階
かいにいる、といえるのでしょうか。
「日に本
ほん語
ごでこういうことができたら、この段
だん階
かい」という、日
に本
ほん語
ご能
のう力
りょくの熟
じゅく達
たつ度
どをはかる「ものさし」があり、それを的
てき確
かくに表
ひょう現
げん
することができれば、教
きょう師
しは授
じゅ業
ぎょうの目
もく標
ひょうを学
がく習
しゅう者
しゃと共
きょう有
ゆうしやすくなります。また、この「ものさし」を教
きょう師
しどうしや教
きょう育
いく機
き関
かんなど で共きょう有
ゆうできれば、学
がく習
しゅうの継
けい続
ぞくが円
えん滑
かつになるでしょう。教
きょう育
いく機
き関
かん、国
くに、言
げん語
ごを越
こえて日
に本
ほん語
ご教
きょう育
いくに関
かんする情
じょう報
ほうを交
こう換
かんすることも可
か能
のう
になります。
国こく際
さい交
こう流
りゅう基
き金
きんは、日
に本
ほん語
ご能
のう力
りょくの「ものさし」を日
に本
ほん語
ご教
きょう育
いく機
き関
かん、教
きょう師
し、学
がく習
しゅう者
しゃなどで共
きょう通
つうのものとするために、2010年
ねんに「JF 日に本
ほん語
ご教
きょう育
いくスタンダード」を開
かい発
はつしました。「JF日
に本
ほん語
ご教
きょう育
いくスタンダード」では、熟
じゅく達
たつ度
どのレベルをA1、A2、B1、B2、C1、C2の 6段だん階
かいとし、それぞれのレベルで、日
に本
ほん語
ごで何
なにがどれだけ「できる」かが「Can-do」という形
けい式
しきの文
ぶん(「~できる」の文
ぶん)を使
つかっ て表あらわされています。
例たとえば、上
うえのヤンさんのレベルについて説
せつ明
めいする際
さいに、「家
いえでのルールに関
かんするホストファミリーのごく簡
かん単
たんな指
し示
じを聞
きいて、
理り解
かいすることができる」や「食
しょく事
じのとき、食
たべ物
ものや飲
のみ物
ものについての好
すき嫌
きらいを聞
きかれて、答
こたえることができる」などの「Can-do」
を使つかって説せつ明めいすれば、加か藤とうさんは具ぐ体たい的てきにヤンさんの日に本ほん語ご能のう力りょくをイメージすることができるでしょう。
このような「Can-do」をデータベース化
かして公
こう開
かいしているのが、「みんなの「Can-do」サイト」(以
い下
か、「Can-doサイト」)(http://
jfstandard.jp/cando/)です。ここでは、「Can-doサイト」の概
がい要
よう、活
かつ用
よう方
ほう法
ほうなどを紹
しょう介
かいします。
●「Can-doサイト」とは?
「Can-doサイト」を使
つかうにはユーザー登
とう録
ろくが必
ひつ要
ようですが、すでに「みんなの教
きょう材
ざいサイト」(http://minnanokyozai.jp/)のIDとパ スワードを持
もっている方
かたは、それでログインできます。
「Can-do サイト」は、それぞれのレベルでできる「Can-do」を集
あつめた データベースです。493 の「CEFR(※ 1)Can-do」と、国
こく際
さい交
こう流
りゅう基
き金
きん
が作さく成せいした 342 の「JF Can-do」の中なかから、自じ分ぶんの目もく的てきに合あった「Can-do」
を検けん索
さく、閲
えつ覧
らん、編
へん集
しゅう、保
ほ存
ぞん、出
しゅつ力
りょくして活
かつ用
ようすることができます。
また、「Can-do サイト」が提てい供
きょうする「Can-do」をそのまま使
つかうことが 難むずかしい場
ば合
あい、自
じ分
ぶんのオリジナルの「Can-do」(「MY Can-do」)をサイト上
じょう
で作さく成
せいし、既
き存
ぞんの「Can-do」と同
どう様
ように編
へん集
しゅう、保
ほ存
ぞん、出
しゅつ力
りょくすることもできます。
日
に本
ほん語
ご教
きょう育
いくニュース
「みんなの「Can-do」サイト」を使
つかってみてください!
2010 年 7 月 2012 年 5 月
●「Can-doサイト」を使
つ かってできること
では、実じっ際
さいに「Can-doサイト」を使
つかってできることを詳
くわしく見
みてみましょう。
「Can-doサイト」は、「わたしのページ」、「Can-doを探
さがす」、「サイトの使
つかい方
かた」から構
こう成
せいされています。ここでは「Can-doサイ ト」の使つかい方
かたを、「探
さがす」「選
えらんで入
いれる」「編
へん集
しゅうする」「出
しゅつ力
りょくする」の4つのステップにそって詳
くわしく説
せつ明
めいします(「Can-doサイト」
は2012年
ねん4月
がつに一
いち部
ぶ機
き能
のうを加
くわえ、リニューアルしました。ここでは、リニューアルした部
ぶ分
ぶんも含
ふくめて説
せつ明
めいします。)
①探さがす
「Can-doを探
さがす」ページでは、キーワードや条
じょう件
けんを指
し定
ていして、自
じ分
ぶんの目
もく的
てきに合
あった「Can-do」を検
けん索
さくすることができます。「キー ワードで探さがす」と「詳しょう細さい条じょう件けんで探さがす」の2つの方ほう法ほうがあります。「キーワードで探さがす」では、「Can-do」本ほん文ぶん中ちゅうに含ふくまれるキーワー ドや、レベル、トピックなどを入
にゅう力
りょくして探
さがします。「詳
しょう細
さい条
じょう件
けんを探
さがす」では、レベル、種
しゅ別
べつ、トピック、カテゴリーなどの詳
くわしい 条じょう件
けんを表
ひょうから選
えらんで探
さがします。必
ひつ要
ように応
おうじて、どちらかの方
ほう法
ほうを選
えらんでください。
(リニューアルに際さいして、ヒットするキーワードの幅はばを広ひろげました。また、詳しょう細さい条じょう件けんにチェックをつけると、ヒット件けん数すうが画が面めん右みぎ に表ひょう示
じされるようになりました。)
©The Japan Foundation
②選えらんで入
いれる
「Can-do を選
えらんで入
いれる」ページ(検
けん索
さく結
けっ果
か画
が面
めん)では、検
けん索
さく結
けっ果
かから使
つかいたい「Can-do」を選
えらび、自
じ分
ぶんのフォルダに入
いれて保
ほ存
ぞん
することができます。
(リニューアルに際
さいして、フォルダに階
かい層
そうをつけられるようにしました。)
③編へん集
しゅうする
「Can-do フォルダ」(「わたしのページ」内
ない)では、フォルダの基
き本
ほん情
じょう報
ほうを編
へん集
しゅうしたり、フォルダに保
ほ存
ぞんした「Can-do」を自
じ分
ぶんの目
もく
的てきに合あわせて編へん集しゅうすることができます。また、新あたらしい「MY Can-do」を作さく成せいすることもできます。
(リニューアル後
ごの「Can-do」編
へん集
しゅう/「MY Can-do」作
さく成
せい画
が面
めんでは、レベルとカテゴリーを選
せん択
たくすると、そのカテゴリーにおける そのレベルの特
とく徴
ちょうとなるキーワードが表
ひょう示
じされるようになりました。これらをヒントにして、「MY Can-do」を作
さく成
せいすることがで きます。)
2012 年 5 月
2010 年 7 月 2012 年 5 月
④出しゅつ力
りょくする
「Can-doフォルダ」をExcelファイルに出
しゅつ力
りょくすることができます。出
しゅつ力
りょくする前
まえに、フォルダ内
ないの「Can-do」をグラフで分
ぶん析
せきしたり、
絞しぼり込
こみ機
き能
のうを使
つかって出
しゅつ力
りょくしたい「Can-do」を整
せい理
りすることもできます。(リニューアル後
ごは、CSVファイルにも出
しゅつ力
りょくできるよう になりました。)
このほか、「Can-doサイト」の詳
くわしい使
つかい方
かたは、サイト内
ないの「サイトの使
つかい方
かた」ページ(https://jfstandard.jp/cando/about/site/ja/
render.do)にも掲
けい載
さいされています。リニューアル後
ごの機
き能
のうの使
つかい方
かたについては近
きん日
じつ中
ちゅうに掲
けい載
さい予
よ定
ていです。
●進
し ん化
かし続
つ づける「Can-doサイト」
2010年
ねん4月
がつに運
うん営
えいを開
かい始
しした「Can-doサイト」は、2年
ねんを経
へて、ユーザーの皆
みなさんから寄
よせられたご意
い見
けんなどを反
はん映
えいし、より使
つか
いやすくなるようにと考かんがえ、リニューアルしました。今こん後ごは、ユーザーが作さく成せいした「Can-do」や「Can-doフォルダ」をユーザー どうしで共
きょう有
ゆうできるような機
き能
のうなども追
つい加
かしていく予
よ定
ていです。これからも「Can-doサイト」の発
はっ展
てんにご期
き待
たいください!
※1
CEFRとは、“Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment”(外
がい国
こく語
ごの学
がく習
しゅう、教
きょう授
じゅ、評
ひょう
価かのためのヨーロッパ共
きょう通
つう参
さん照
しょう枠
わく)の略
りゃくで、ヨーロッパの言
げん語
ご教
きょう育
いく・学
がく習
しゅうの場
ばで共
きょう有
ゆうされる枠
わく組
ぐみです。詳
しょう細
さいは以
い下
かの文
ぶん献
けんをご覧
らん
ください。
Council of Europe(2004)『外
がい国
こく語
ごの学
がく習
しゅう、教
きょう授
じゅ、評
ひょう価
かのためのヨーロッパ共
きょう通
つう参
さん照
しょう枠
わく』吉
よし島
じま茂
しげる、大
おお橋
はし理
り枝
え(訳
やく、編
へん)朝
あさ日
ひ出
しゅっ版
ぱん社
しゃ
<関かん連
れんサイト>
「JF日に本
ほん語
ご教
きょう育
いくスタンダード」http://jfstandard.jp/
JF日に本
ほん語
ご教
きょう育
いくスタンダードの概
がい要
ようを確
かく認
にんしたり、資
し料
りょうや「Can-do」一
いち覧
らんを見
みたりしたいときはこちらをご覧
らん下
ください。資
し料
りょうのダウン ロードもできます。
目もく標
ひょう
ディスカッションの中
なか
で、効
こう
果
か
的
てき
に自
じ
分
ぶん
の 意
い見
けん
を伝
つた
えることができる
学がく習しゅう者
しゃのタイプ
中
ちゅう級
きゅう
~
クラスの人にん数
ずう
3~8人
にん◆話
は なし方
か たに注
ちゅう目
も くさせる
ディスカッション活
かつ
動
どう
が中
ちゅう
心
しん
の授
じゅ
業
ぎょう
では、学
がく
習
しゅう
者
しゃ
から、
話
はなす内
ない
容
よう
に集
しゅう
中
ちゅう
してしまうので日
に
本
ほん
語
ご
の目
もく
標
ひょう
や達
たっ
成
せい
度
ど
がわかりにくいという声
こえ
が聞
き
かれることがあります。
そのため、内
ない
容
よう
について意
い
見
けん
交
こう
換
かん
をしたいという学
がく
習
しゅう
者
しゃの欲
よっ
求
きゅう
を満
み
たしながら、日
に
本
ほん
語
ご
の運
うん
用
よう
面
めん
も意
い
識
しき
させ るような授
じゅ
業
ぎょう
の展
てん
開
かい
を考
かんが
えることが必
ひつ
要
よう
です。
では、学
がく習
しゅう
者
しゃ
自
じ
身
しん
が「意
い
見
けん
をどのように伝
つた
えたら効
こう
果
か的
てき
に伝
つた
えることができるか」を考
かんが
えながら積
せっ
極
きょく
的
てき
に 取
とり組
く
めるような活
かつ
動
どう
にするためには、どうしたらい いのでしょうか。今
こん
回
かい
はこのような点
てん
から、ディスカ ッションの中
なか
での効
こう
果
か
的
てき
な意
い
見
けん
の述
の
べ方
かた
の指
し
導
どう
ポイン トと練
れん習
しゅう
方
ほう
法
ほう
をご紹
しょう
介
かい
します。
1.聞
きき手
てを意
い識
しきした、まとまりのある 話
はなしをする
まず最
さい初
しょ
のポイントは、学
がく
習
しゅう
者
しゃ
に、自
じ
分
ぶん
自
じ
身
しん
の話
はな
し 方
かたが聞
き
き手
て
にとって聞
き
きやすいかどうか注
ちゅう
目
もく
させるこ
とです。「長
なが
々
なが
と話
はなし
をしたものの結
けっ
局
きょく
結
けつ
論
ろん
がわからない」
というようなことにならないためには、話
はなし
の結
けつ
論
ろん
が明
めい
確
かくにわかるような話
はな
し方
かた
をしなければなりません。
そのためには、まずは目
もく
標
ひょう
となる談
だん
話
わ
例
れい
を示
しめ
して、
その型
かたを意
い
識
しき
しながら話
はな
す練
れん
習
しゅう
が効
こう
果
か
的
てき
です。その際
さい
には、結
けつ論
ろん
を強
きょう
調
ちょう
した談
だん
話
わ
構
こう
成
せい
や談
だん
話
わ
展
てん
開
かい
を表
あらわ
す接
せつ
続
ぞく
表
ひょう現
げん
などを意
い
識
しき
的
てき
に使
つか
うように気
き
をつけましょう。
<意
い見
けん
を述
の
べる談
だん
話
わ
例
れい
> 1.私
わたしは、 結
けつ
論
ろん
と思
おも
います。
2.というのは、 理
り
由
ゆう
① からです。
(3.それに 理
り
由
ゆう
② 。/また 理
り
由
ゆう
③ 。)
4.ですから 結
けつ論
ろんと思
おもいます。
もちろん学
がく
習
しゅう
者
しゃ
のレベルによっては、一
いち
度
ど
談
だん
話
わ
の型
かた
や表
ひょう現
げん
を意
い
識
しき
させたら必
ひつ
要
よう
以
い
上
じょう
にその練
れん
習
しゅう
を繰
く
り返
かえ
す 必
ひつ要
よう
はありません。目
もく
的
てき
は、あくまでも学
がく
習
しゅう
者
しゃ
自
じ
身
しん
が 談
だん話
わ
構
こう
成
せい
や表
ひょう
現
げん
を意
い
識
しき
して、考
かんが
えながら話
はな
すことにあ ります。ですから、続
つづ
く練
れん
習
しゅう
では、積
せっ
極
きょく
的
てき
に文
ぶん
末
まつ
表
ひょう
現
げん
や接
せつ続
ぞく
表
ひょう
現
げん
などの表
ひょう
現
げん
のバリエーションを使
つか
ってみる
ように促
うながしましょう。
<文
ぶん末
まつ
表
ひょう
現
げん
のバリエーション例
れい
>
~と思
おもいます。
~んじゃ(のでは)ないかと思
おもいます。
~んじゃ(のでは)ないでしょうか。
<理
り由
ゆう
の接
せつ
続
ぞく
表
ひょう
現
げん
のバリエーション例
れい
> というのは、(理
り
由
ゆう
) からです。
なぜなら/その理
り
由
ゆう
は/どうしてかと言
い
うと、~。
2.相
あい手
ての意
い見
けんに言
げん及
きゅうする
次
つぎのポイントは、議
ぎ
論
ろん
のつながりや展
てん
開
かい
を意
い
識
しき
しな がら意
い見
けん
を述
の
べることです。そのためには、前
まえ
の意
い
見
けん
と自
じ分
ぶん
の意
い
見
けん
の関
かん
係
けい
をわかりやすく示
しめ
すことが必
ひつ
要
よう
に なります。前
まえ
置
お
き表
ひょう
現
げん
を使
つか
ったり、前
まえ
に聞
き
いたことを まとめたりした後
あと
に自
じ
分
ぶん
の意
い
見
けん
を続
つづ
けることで、話
はなし
の 流
ながれの中
なか
での意
い
見
けん
の位
い
置
ち
づけが明
めい
確
かく
になります。
授
じゅ業
ぎょうのヒント ディスカッションで自 テーマ じ分
ぶんの意
い 見
けんを伝える
2010 年 4 月
《活
かつ動
どう
例
れい
1》ペアで話
はな
す
・ペアになり、まずAが意
い
見
けん
を述
の
べ、それを聞
き
いてBが
意
い見
けん
を述
の
べる。さらに、今
こん
度
ど
はBに対
たい
してAが意
い
見
けん
を 述
のべる、というように繰
く
り返
かえ
す。
・前
まえ置
お
き表
ひょう
現
げん
を使
つか
って、必
かなら
ず相
あい
手
て
の意
い
見
けん
について言
げん
及
きゅう
し てから自
じ分
ぶん
の意
い
見
けん
を話
はな
すことがポイント。
<前
まえ置
お
き表
ひょう
現
げん
①>
【賛
さん成
せい
・一
いち
部
ぶ
賛
さん
成
せい
】 そうですね。
+(それについては)賛
さん成
せいです。
私
わたし
もそう思
おも
います。
【反
はん対
たい
・一
いち
部
ぶ
反
はん
対
たい
】 そうでしょうか。
+(それについては) 私
わたし
はそうは思
おも
いません。
それはちょっと違
ちがうんじゃないでしょうか。
【どちらとも言
い
えない】
うーん、そうですね。
+難
むずかしい問
もん
題
だい
ですね…。
《活
かつ動
どう
例
れい
2》リレーディスカッション
・1つのことについて、複
ふく
数
すう
名
めい
が次
つぎ
々
つぎ
と意
い
見
けん
を話
はな
す。
・前
まえの意
い
見
けん
をまとめてから、自
じ
分
ぶん
の意
い
見
けん
を話
はな
す。
・初
はじめのうちは「Aさんは賛
さん
成
せい
だと言
い
いましたが、私
わたし
は ・・・」と結
けつ
論
ろん
だけを話
はな
すのではなく、全
ぜん
体
たい
を要
よう
約
やく
して話
はなすように指
し
導
どう
することがポイント。
3.相
あい手
ての意
い見
けんに関
かん連
れん付
づけて自
じ分
ぶんの 意
い見
けんを述
のべる
2. のような練
れん
習
しゅう
を繰
く
り返
かえ
すことで、学
がく
習
しゅう
者
しゃ
は議
ぎ
論
ろん
の つながりや展
てん
開
かい
を意
い
識
しき
して発
はつ
言
げん
できるようになります。
さらに次
つぎのポイントとしては、自
じ
身
しん
の意
い
見
けん
をより正
せい
確
かく
に、詳
しょう細
さい
に伝
つた
えることです。そのためには、論
ろん
点
てん
や前
ぜん
者
しゃの意
い
見
けん
に対
たい
して、細
こま
かい意
い
見
けん
の違
ちが
いを示
しめ
す必
ひつ
要
よう
があ ります。また、ひとつの視
し
点
てん
からではなく、多
た
角
かく
的
てき
な 視
し点
てん
から説
せつ
明
めい
することも、説
せっ
得
とく
力
りょく
の高
たか
い説
せつ
明
めい
のために
は重
じゅう要
よう
になるでしょう。
2012年7月
このコーナーの担たん当とう者しゃ:市いち岡おか香か代よ(日に本ほん語ご試し験けんセンター研けん究きゅう員いん) 読どく者しゃのみなさんからのアイディア、成せい功こう例れい、失しっ敗ぱい例れいなどぜひお寄よせください。
<前
まえ置
お
き表
ひょう
現
げん
②>
【反
はん論
ろん
する】
うーん、そうですね。
+たしかに、それはそうかもしれませんが、
もちろん、○さんのご意
い
見
けん
もわかるんですけど、
【限
げん定
てい
して賛
さん
成
せい
する/反
はん
対
たい
する】
Aという点
てん
については同
どう
意
い
できますが、Bという点
てん
については賛
さん成
せいできません。
《活
かつ動
どう
例
れい
3》反
はん
論
ろん
の練
れん
習
しゅう
・前
まえの意
い
見
けん
を確
かく
認
にん
してから、反
はん
論
ろん
をする。
・前
まえの意
い
見
けん
の一
いち
部
ぶ
を認
みと
めつつ異
こと
なる意
い
見
けん
を述
の
べる。
・練
れん習
しゅう
に集
しゅう
中
ちゅう
するために、教
きょう
師
し
が意
い
見
けん
を用
よう
意
い
し、それ
について反
はん
論
ろん
するという方
ほう
法
ほう
も効
こう
果
か
的
てき
。 (例
れい)
Q:環
かん境
きょう
問
もん
題
だい
の解
かい
決
けつ
のために、何
なに
が必
ひつ
要
よう
でしょうか。
A:―(意
い
見
けん
)―
B:つまり、Aさんのご意
い見
けんは 個
こ人
じんよりも政
せい府
ふの取
とり組
くみのほうが重
じゅう
要
よう
だということですね。 確
たし
かに、
政
せい府
ふ
の取
と
り組
く
みが重
じゅう
要
よう
だということについてはそ の通
とおりだと思
おも
いますが、個
こ
人
じん
よりもまず政
せい
府
ふ
だと いうご意
い見
けん
には賛
さん
成
せい
できません。というのは…
ディスカッション活
かつ
動
どう
では、学
がく
習
しゅう
者
しゃ
に合
あ
わせた様
さま
々
ざま
なトピックが考
かんが
えられますが、このような話
はな
し方
かた
の練
れん
習
しゅうを意
い
図
と
的
てき
に授
じゅ
業
ぎょう
に取
と
り入
い
れ日
に
本
ほん
語
ご
能
のう
力
りょく
や学
がく
習
しゅう
意
い
欲
よく
の 向
こう上
じょう
につなげることが必
ひつ
要
よう
ではないでしょうか。
参
さん考
こう
資
し
料
りょう
――――――――――――――――――――
荻
おぎ原
わら
稚
ち
佳
か
子
こ
・ 増
ます
田
だ
眞
ま
佐
さ
子
こ
・齊
さい
藤
とう
眞
ま
理
り
子
こ
・ 伊
い
藤
とう
とく美
み
(2005)『日
に
本
ほん
語
ご
上
じょう
級
きゅう
話
わ
者
しゃ
へのかけはし-きちんと伝
つた
える技
ぎ術
じゅつ
と表
ひょう
現
げん
』スリーエーネットワーク 荻
おぎ原
わら
稚
ち
佳
か
子
こ
・ 齊
さい
藤
とう
眞
ま
理
り
子
こ
・ 伊
い
藤
とう
とく美
み
(2007)『日
に
本
ほん
語
ご超
ちょう
級
きゅう
話
わ
者
しゃ
へのかけはし-きちんと伝
つた
える技
ぎ
術
じゅつ
と表
ひょう