−19−
GAIDAI BIBLIOTHECA
u松浦玲 著
『新選組』
(岩波書店)
2004年の大河ドラマは「新選組!」です。幕末 の京都に誕生した新選組は、佐幕につき、市中の 見廻りを行っていました。激動する社会情勢に、
彼らはどのように対応していったのでしょうか?
本書では局長・近藤勇の書簡の活字化されてい ない部分等、様々な史料を読み解きながら、新解 釈を導き出し、新選組の誕生から終焉までの実像 に迫っています。外大からもほど近い京都壬生が 舞台の1つとなる大河ドラマを、更に楽しく見る ためにも、お勧めしたい1冊です。
210.58-Mat(I.W.)
i小田島雄志 著
『シェイクスピアに学ぶ老いの智恵』
(幻冬舎)
「楽しさに苦痛のともなうこともあるが、そこ に喜びを見いだせばつらさは忘れられる。卑しい 仕事も誇りをもってやってのければ、つまらぬこ とからりっぱな結果が得られるのだ」(テンペス ト)。価値の多様化する今の世の中、人生のよき 先輩シェイクスピアのことばが胸にしみてきま す。客観的に、そしてユーモアをもって、はかな い人生を大いに楽しむために。
932-Oda(N.T.) t小田空 著
『中国の思う壺』
(旅行人)
この本には、万里の長城、天安門、パンダなど 旅行ガイドブックに載っていそうなものは基本的 に出てきません。四千年の歴史と十二億余りの人 口を有する、どこから手を付けていいかわからな いまるで手に余る毛蟹のような中国。その中国と のつきあい方を、著者が最初は旅行者として、次 に留学生、思いあまって日本語教師までしていか にマスターしたかという16年の記録です。中国に 留学を考えている、もしくは日本語教師を目指し ている人には参考になるかも。上下2冊。
292.2-Oda-1-2(Y.N.)
yM.ブラン=モンマイユール 他著 松本栄寿、小浜清子 訳
『フランスの博物館と図書館』
(玉川大学出版部)
本書は、1994年11月から1995年6月にかけて、
フランスのポンピドゥー・センターで開催された セミナーの報告をまとめたものです。
内容は、博物館と図書館の共通性と異質性につ いて解明されたものです。両施設に共通すること は、歴史、使命、公共性などが上げられますが、
両者を隔てる主なものは、その所蔵品の違いです。
このように両施設は、異質性はあるけれども、多 くの共通性を持っているのだから、一つの館とし て共存できないものなのか。この二面性を抱えて 設立されたのが、ポンピドゥー・センターなのです。
069.0235-Fura(H.T.)