令和3年度一般選抜(後期日程)
化 学
【出題の意図】
個別学力検査においては,化学の基礎学力を元に,共通テストで問うことが困難な、
単なる知識だけではなく、それを踏まえた思考力・応用力を問うことを目的としてい る。特に、今年度,化学物質の状態、変化、および化学の多様性発現の仕組みを原理 的なところから理解しているかを, 各設問毎に問い,総合的に判断しそれを記述す る力を問うた。
大問1:アルミニウムに関する問題を通して、身近なアルミニウム製品やアルミニウ ムの関与する化学反応についての基礎知識を評価するとともに、電気分解に 必要な電気量や結晶の密度を算出する思考力と計算力を評価する。
大問2:緩衝液に関する問題を通して,血液の pH が維持されている理由,pH の変 動に関する基本的な理解度を評価するとともに,それらを論理的に導き出す 力を評価する。反応速度に関する総合的な知識を評価する。
大問3:浸透圧に関する総合的な知識と気体の状態方程式に関する総合的な知識を評 価するとともに,論理的な思考に基づいた説明と計算を行う能力を評価する。
大問4:熱化学方程式における生成熱および反応熱の基礎を理解し,与えられた熱化 学方程式から求めるべき熱化学方程式を導き,論理的な思考に基づいて計算 を行う能力を評価する.糖類について,低分子から高分子(天然高分子化合 物,人工高分子化合物)にわたる様々な化合物の性質や反応に関する総合的 な知識と理解力を評価する。
大問5:複数の置換基を有する有機芳香族化合物群の反応性、構造異性体の考え方、
アミノ酸という両性化合物の性質、及び立体化学についての総合的な理解度 を評価する。