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(1)

(旧)UT STORE HARAJUKU

第 16

第16 期 資産運用報告

8964

自 平成 24 年  1月  1日 至 平成 24 年 6 月 30 日

フロンティア最新情報の メール配信サービス

フロンティアが全国に保有・運営する商業施設 、 27 物件を紹介します。

お近くの商業施設へ、実際にお買い物やご見学に是非お立ち寄り下さい。

(2)

三井不動産の サポート体制を 活用した成長戦略

中長期安定的な 収益構造

全国の都市にある 商業施設に 特化した投資

(取得価格: 101 億円)

VIORO

取得日:平成24年2月28日

(取得価格: 88 億円)

カナート洛北

取得日:平成24年7月4日

(取得価格: 57 億円)

サミットストア横浜岡野店(底地)

取得日:平成24年2月24日

直 近 TO PI C S

3大特徴を活かし、

安定した収益を 実現します。

投資主の皆さまへ  . . . .   1

第17期取得資産(カナート洛北) . . . .   3

第16期取得資産(VIORO) . . . .  5

第16期取得資産(サミットストア横浜岡野店) . . .

  7

3物件の取得および公募増資  . . . .   8

フロンティアの安定した分配金と財務戦略  . . .   9

バランスのとれたポートフォリオ  . . . .  11

決算書の解説  . . . .  13

投資主インフォメーション  . . . .  15

Ⅰ 資産運用報告  . . . .  17

Ⅱ 貸借対照表  . . . .  31

Ⅲ 損益計算書  . . . .  33

Ⅳ 投資主資本等変動計算書  . . . .  34

Ⅴ 注記表  . . . .  35

Ⅵ 金銭の分配に係る計算書 . . . .  44

Ⅶ 会計監査人の監査報告書  . . . .  45

Ⅷ 参考情報  . . . .  46

ポートフォリオ・ガイドは右面表紙よりご覧ください。

Portfolio Guide 1〜8

目次

投 資 主 の 皆 さま へ

横浜市 京都市

福岡市

フロンティア不動産 投 資 法 人は、中長 期にわたり安定的な収 益を 確保することを目指した商 業 施 設特 化型REITです。

安定的な分 配 金の配当を行うことを基 本とし、

ポートフォリオの成長・質の向上および 安定化を図っていきます。

フロンティア不動産投資法人

3大特徴

資 産 規模の拡大

第16期末の資産規模

(※決算発表日(8月14日)現在 2,458億円)

2,370 億円

安定した分配金水準の維持

第16期(平成24年6月期)分配金実績

19,982

高稼 働 率の維 持

第16期末稼働率

100.0 %

公募増資の実施

1 2 新規3物件の取得

約 205 億円 33, 500 口

631,800 円

第16期および 第17期に、

下記の3物件を取得しました。

平成 24 年 7 月 10 日(一般募集分)

調達金額 発行投資口数 発行価格 払込日 監督役員

片柳  二

執行役員

亀井 浩彦

監督役員

落合 孝彰

(平成 24 年 4 月着任)

 投資主の皆さまにおかれましては、ますますご清栄の こととお慶び申し上げます。

 フロンティア不動産投資法人は、平成16年8月の上 場後、商業施設特化型REITとして、中長期にわたり安定 的な収益を確保することを目指してまいりました。平成 20年3月には、当時スポンサーであった日本たばこ産業に 代わって、三井不動産が新たなスポンサーとなりました。

 今後とも最重要経営指標として分配金水準を重視し、

運用委託先の三井不動産フロンティアリートマネジメン トと連携しながら、投資主価値の向上を目指して運用を 行ってまいりますので、投資主の皆さまにおかれまして は、引き続きご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し 上げます。

P. 5

P. 3 P. 7

1 2

(3)

3km 1km

1km

カナート洛北 

第17期新規取得資産

京都駅の北東約8kmの緑豊かな住宅地に立地 物件概要

所在地

京都府京都市左京区

取得価格

8,800 百万円

建築時期

平成 12 年 11 月

取得日

平成 24 年 7 月 4 日

総賃貸可能面積 / 稼働率

48,303.21㎡ /100.0%

テナント

イズミヤ株式会社

賃貸借契約概要

契約期間:20 年 賃料形態:固定賃料+

     売上歩合賃料

大型商業施設の開発を条例等で制限 関西を地盤とする食品スーパーを核とした、

バラエティ豊かなテナント構成のショッピングセンター

 大規模な商業施設の参入障壁が高い京都市の特殊性   良 好な 商圏 人口

同等人口規模の都市平均を 下回る新規参入

店舗面積 3,000㎡を超える大型店の売場面積当たり人口は、

全国平均の 1.5 人 /㎡の倍以上となる 3.9 人 /㎡となっており、

高い商圏クオリティを誇っています。

条例等による規制の影響もあり、商業施設の新規参 入時に必要となる大店立地法届出件数は、同等人口 規模の都市(仙台市、 福岡市)平均を下回っています。

京都市では、 「京都市土地利用の調整に係わるまちづ くりに関する条例」により、都市構造・地域構造に与 える影響が大きい商業施設について一定の規制を実 施しており、大型商業施設の開発が制限されています。

良好なアクセスと緩やかな競合環境による安定した運用

クルマでのアクセスが非常に便利なのもカナート洛北の特徴です。幹線道路 である川端通りに面しているほか、東大路通りと国道367号線も近くを走って いるので、様々な方面からのお客様を取り込むことができています。約800台 の駐車場を備えていることも、周辺施設に対しての大きな強みと言えます。

また、京都市では条例などによって大型商業施設の開発が制限されているの で、周辺における同規模の店舗は限られています。競合する店舗が少なく、継 続的に安定した売上が期待できます。

カナート洛北のマスターレッシーである 「イズミヤ」 は関西を地盤とする大手スーパーで、全国に86店舗を展開しており、

本物件はその中でも売上上位にランクされる人気店です。またその他にも、 「ユニクロ」 、 「ABCマート」 「キディランド」な 、 ど、ファミリー層に人気の約70のテナントが入っており、週末には家族連れの買い物客で賑わいをみせています。ファッ ションや雑貨、グルメなど、バラエティに富んだテナント構成で、ただモノを買うだけではなく、そこに訪れることを楽し むことができる商業施設であるというのがポイントです。

1km圏で約4万人、 3km圏で約20万人を有する 良好な商圏人口

ネイバーフッド SC 関西

三井不動産からの取得

仙台市:年平均 6.3 件 福岡市:年平均 6.5 件 平成 12 年度以降

年平均 3.4

競合店舗が少なく、希少性の高い商業施設です

カナート洛北から

3km 圏:

3.9 人/㎡

全国平均:1.5 人/㎡

スーパー(イズミヤ)

フード&レストラン

ファッション&雑貨 サービス&ビューティ

1

F

B1 2

F

ショッピングの間のブレイクに 混み合うコーヒーショップ 人気の高いビューティゾーン

キャラクターグッズや雑貨など、

幅広い年齢層に支持される 自然素材の製品が揃う、

女性に人気のショップ 

集客力のあるカジュアルブランドが 多数

食品スーパーのイズミヤを核とした約70のバラエティ豊かな専門店

(4)

VIORO

第16 期取得資産

物件概要

所在地

福岡県福岡市中央区

取得価格

10,100 百万円

建築時期

平成 18 年 8 月

取得日

平成 24 年 2 月 28 日

総賃貸可能面積 / 稼働率

5,838.65㎡ /100.0%

エンドテナント

ユナイテッドアローズ等 約 50 店舗

賃貸借契約概要

契約期間:1 年〜 5 年 賃料形態: 固定賃料+

     売上歩合賃料

 売上歩合賃料について

BARNEYS NEW YORK

VIOROの固定賃料と売上歩合賃料の比率

(注1)

ポートフォリオ全体比率

(注1)

(注1)小数第2位を四捨五入して記載しています。

(注2)VIOROは平成24年2月28日に取得しているため、2月から6月までの      賃料に基づいた比率です。

第16期 実績 第16期

実績

固定賃料比率

87.3%

売上歩合賃料比率

12.7%

固定賃料比率

98.8%

売上歩合賃料比率

1.2%

(注2)

ファッション性の高い専門店が集積した都心型商業施設

商業施設の集積する天神エリアの中でも、人気のアパレルと高いファッション性の服飾雑貨店の集まるVIORO は、集客力において群を抜いています。福岡県唯一のユナイテッドアローズなど、メインターゲットの20〜40代の 女性にとって魅力的なテナントがいくつも入っているのが強みです。今年の3月にリニューアルも実施し、

常に新しいものを取り入れてお客様を飽きさせない工夫をするなど、今後も施設運営に力を入れてまいります。

※イメージ図

7F

6F

5F

1F 2F4F

B2F〜B1F

インテリア 雑貨

ファッション& 雑貨 ファッション

ファッション レストラン&カフェ

B1F、1Fには福岡県唯一のユナイテッド アローズ

気軽に立ち寄ることのできるIL BAR

世界中で愛されているフィンランドのテ キスタイルブランドmarimekko

デザイン感度の高いファッションを 提供するアメリカンラグ シー 人気のハウスウェアショップMadu

ベーシックから個性派ファッションまで、

多彩なラインナップのセレクトショップ SHIPS

前面のきらめき通 りは週末に賑わい をみせます

H&MやFOREVER21等のファストファ  ッション、 BARNEYS NEW YORKやル イ・ヴィトン等のラグジュアリーショップ も新規出店する等、天神エリアには商業 施設が集積しています

VIOROの賃料は、売上にかかわら ず受領できる「固定賃料」と、売上に 応じて受領する「売上歩合賃料」で 構成されています。売上歩合賃料を 採用することで、売上好調時には賃 料のアップ サイドも期待できるメ リットがあります。また、固定賃料 を 総 賃 料 の9割 程 度としています ので、売 上 不 調時にも一 定 の 賃 料 を確保できる保守的な賃料形態と なっています。

ポートフォリオ全体 と し て は、  VIORO 取得後も総賃料に占 める売上歩合賃料比 率は1%程度であり、

安定した収益構造と なっています。

九州最大の繁華街としての集客パワーを持つ天神エリアの中心に位置する 都心型ファッションビル

天神エリアといえば、九州を代表する繁華街として連日、大変大きな賑わいをみせています。本物件の位置す るきらめき通りは、その天神エリアの中でも特に通行量の多い、いわば『プライムロケーション』です。週末 ともなれば、大変多くの買い物客が行き交います。

ま た 周 辺 に は 百 貨 店 の 岩 田 屋 や ソ ラ リ ア プ ラ ザ な ど、多 数 の 大 型 商 業 施 設 が 隣 接 し て い る ほ か、

BARNEYS  NEW  YORKやルイ・ヴィトンなどのラグジュアリーショップからH&MやFOREVER21な どのファストファッションなど人気のブランド・アパレルショップの路面店も多数進出しており、エリ ア全体としての相乗効果による安定性、成長性が期待できます。

VIORO 運用担当 

三井不動産フロンティアリート マネジメント株式会社 投資運用部 課長代理 

髙山 幸太郎

都心型商業施設 九州

スポンサー外からの取得

5 6

(5)

サミットストア横浜岡野店

(底地)

第16 期取得資産

 3 物件取得のポイント

 ポートフォリオの 状況

▶   経済規模と比較して、これまで投資割合の低かった関西エリアの物件

▶   商業施設開発を厳しく規制しているため、競合施設が少ない京都市に所在する希少性

▶   商業施設が集積し、九州一円からの集客パワーを持つ天神地区の中心に位置する   立地優位性の高さ

▶   フロンティアも売上向上策等の施設運営に関わり、テナントの売上が賃料に連動する変動 賃料を一部採用した運営型施設という新しい運営タイプへの取組み

▶   底堅い需要のある生活密着の食品スーパーであり、信用力の高いテナントとの長期契約により、

  中長期にわたり安定的な収益の確保が可能

▶   土地のみの取得のため、建物償却の負担がなく利回りが高く、安定した分配金の維持・

向上に貢献

その他 首都圏

生活に密着した店舗が集まる近隣型商業施設

安定的な収益を見込める長期契約

借地人であるサミット株式会社は、住友商事株式会社の子会社であり、食品スーパーを首都圏に100店舗以 上展開している高い実績を誇るテナントです。定期借地契約の期間は平成43年11月までとなっており、中長 期にわたり安定した収益の確保が見込めます。

横浜市内の中心部に近接、商圏 人口は1km圏約5.4万人と、良 好なマーケットボリュームを 有するエリアに立地

平成23年の11月にオープンしたばかりの新しい店舗で、食品スーパーのサミットストアをはじめ、日用品、紳 士服、ドラッグストアやレンタルストア、クリニック、保育園など、生活に密着した約20のテナントで構成され ています。1km圏内の人口が5.4万人と良好なボリュームがあるのに加え、駐車場も約350台分備えているの で、クルマでの買い物客の集客も期待できます。

 東日本大震災以降、不動産取引の見合わ せにより一時的に停滞がみられた不動産売 買市場は、平成23年夏頃より取引件数の増 加がみられ、フロンティアに寄せられるス ポンサー以外からの物件情報量も確実に増 えてまいりました。数多い物件情報の中で、

VIOROやサミットストア横浜岡野店 (底地)

は物件の競争力およびフロンティアのポー トフォリオの分散化・多様化という側面か らも非常に魅力的と考え、 2月に取得に至り ました。

 7月に取得したカナート洛北は、スポン サー三井不動産からの取得です。取得と同 時に公募増資を行い、 2月に2物件を借入に て取得したことで高くなっていた負債比率 を下げることができました。こうしたスポ

ンサーの確実なサポートを期待できるのは、フ ロンティアの大きな強みの一つです。

 今回の増資は、フロンティアにとって2年 ぶり、 3回目の公募増資となります。 1口当た りの発行価格が631,800円で、約205億円 の資金を調達することができました。欧州 危機などの影響で不安定な投資マーケット ではありましたが、第16期末のBPS (1口あ たり純資産額)約58万円を8%強上回る価 格で発行することができました。

 3物件の取得および公募増資により、ポー トフォリオの分散化および多様化を両立し ながら資産規模の拡大を実現することがで きました。今後も投資主の皆さまの出資金 を有効活用して収益基盤のさらなる安定化 に向けて外部成長を続けてまいります。

3物件の取得および公募増資

物件概要

所在地

神奈川県横浜市西区

取得価格

5,700 百万円

取得日

平成 24 年 2 月 24 日

土地面積

14,394.09㎡

テナント(借地人)

サミット株式会社

定期借地契約概要 契約期間:21年8 か月間

賃料形態:固定借地料

三井不動産フロンティアリートマネジメント株式会社 代表取締役社長

田中 浩

サミットストア横浜岡野店 (底地)

VIORO カナート洛北 

10年超

86.8

%

5年以内 4.8%

5年超 1 0年以内

8 .4%

平均賃貸借契約期間 19.3年

賃貸借契約期間の比率 地域分散

首都圏を中心に 日本全国の中核都市に分散

物件タイプ分散

幅広い商圏特性・多様な物件タイプ

テナント分散

信用力の高いテナントを中心としつつ クレジットリスクの過度な偏りを回避 首都圏

44.0

% 中部

18.7

% 関西

13.3

% 中国

14.5

% 九州 

9.4

%

アウトレットモール

7.6% 食品スーパー 7.4%

都心型商業施設

12.5% その他 5.0%

コミュニティSC

23.2% ネイバーフッドSC

10.3%

リージョナルSC

34.0% リージョナルSC

34.0%

その他

22.2%

イトーヨーカ堂

8.2% イズミヤ 3.4% サミット 4.9%

イズミ

8.9% 三井不動産

19.2% イオンリテール

33.3% 平成23年11月  オープン時

スポンサー外からの取得

公募増資の概要

発行口数 

33,500

(オーバーアロットメント分2,500口を含む)

発行後投資口数 

227,500

発行価格

   1口あたり 

631,800

   (条件決定日終値:648,000円)

発行価額

   1口あたり 

611,064

   総額 

204.7

億円

(6)

18,599

19,982

18,000

18,478

18,195

18,588

18,737

18,548

18,441

17,960

18,000円 19,000円

40%

50%

2,370

億円

2,212

億円

2,212

億円

2,068

億円

1,780

億円

1,780

億円

1,743

億円

1,596

億円

1,231

億円

2,458

億円

46.3

%

49.6

%

43

%

46.8

%

43.6

%

45.7

%

46.2

%

45.5

%

41.0

%

41.0

%

LTV

(負債比率)

借入を活用した機動的な資産取得 借入を活用した機動的な資産取得

       公募増資 借入を活用した機動的な資産取得

1口当たり 分配金

資産規模

(注)

堅 実 な L TV マネジメント 18,000円程度の 安定した分配金実績

公募増資による取得資産 借入による取得資産

      公募増資        公募増資

(*1)LTV50%までの借入余力をいいます。

三井不動産から4物件取得 第8期 平成20年

6月期

第9期 平成20年

12月期

第10期 平成21年

6月期

第11期 平成21年

12月期

第12期 平成22年

6月期

第13期 平成22年

12月期

第14期 平成23年

6月期

第15期 平成23年

12月期

第16期 平成24年

6月期

第17期

(予想)

(注)資産規模は取得価格ベースです。

         なお、億円未満を切り捨てて記載しています。

WV SAKAE

(ウーブサカエ)

クイーンズ伊勢丹 杉並桃井店

三井アウトレットパーク 入間

コストコホールセール 入間倉庫店(底地)

三井ショッピングパーク ららぽーと磐田

ギンザ・グラッセ カナート洛北

三井不動産から2物件取得 三井不動産からカナート洛北取得

平成20年7月 平成22年7月 平成24年7月

志村ショッピング センター

三井ショッピングパーク ララガーデン春日部

三井不動産及びスポンサー外から2物件取得

平成23年1〜2月

サミットストア横浜岡野店

(底地)

VIORO

スポンサー外から2物件取得

平成24年2月

借入金等の返済期間の分散 主要財務指標の状況

安 定した 分 配 金 水 準を支える財 務 戦 略

借入金等(*1)残高 敷金保証金残高 負債残高合計 負債比率(LTV)(*2)

有利子負債比率(*3)

長期負債比率

797億円 409億円 1,206億円 49.6%

31.6%

73.7%

687億円 419億円 1,107億円 約43%

約26%

78.1%

第16期末

(平成24年6月末日)

平成24年8月14日 現在

 

100 150160

0 50 200

(億円)

平成 24年 平成

25年 平成 26年 平成

27年 平成 28年 平成

29年 平成 30年 平成

31年 平成 32年 決算発表日(平成24年8月14日)現在

うち、短期借入金(1年以内に返済する長期借入金は含まない)

(注)コミットメントラインとは金融機関が取引先に対して設定する    随時借入可能な融資枠です。

*1 借入金等には投資法人債を含みます。

*2 LTV=(借入金等+敷金保証金−使途制限のない現預金)/(総資産残高−使途制限のない現預金)

*3 有利子負債比率=(借入金等−使途制限のない現預金)/(総資産残高−使途制限のない現預金)

長期借入金等

コミットメントライン(160億円)

格付の状況

 R&I  AA−  安定的  S&P  A+  安定的   Moodys  A2  安定的 

格付機関 格付 見通し

(平成24年8月14日現在)

主要格付機関より、J-REIT上位の 格付を維持しています。

日本銀行の買入対象となる格付です。

 フロンティアは、安定的な分配金の配当を基本方針とし、8期連続18,000円を超える分配金を達成 してまいりました。今後も資産規模の拡大やポートフォリオの確実なマネジメント等を通じて強固な 収益基盤を維持するとともに、保守的な財務運営を推進することで、この安定配当を継続していきた いと考えております。

 保守的な財務運営とは、例えば負債比率(LTV)のコントロールです。J-REITの中でも低水準である、

40-50%(最大60%目処)の間でLTVをマネジメントしています。2月に借入にて2物件を取得したこと によってLTVは50%近くとなりましたが、7月には公募増資を行い、約43%まで下げることができました。

LTVを下げたことで創出された約300億円の取得余力

(*1)

で機動的に物件取得を行い、今後も安定した 分配金の配当を行ってまいります。

借 敷 負 負 有 長

*1 借

*2 L

*3 有

成 な た

、 と

。 た

17期

17期18期18期 19期

20期 21期

22期 23期

24期 25期

26期 27期

28期 29期

30期 31期 32期

収益基盤の安定性の 維持・向上のため さらなる資産規模の

成長を目指します

2物件を借入で取得した ことにより、過去最高の 分配金となりました。

公募増資を実施してLTVを下げましたが、

18,000円の分配金は維持する見込みです。

着実な資産規模の拡大と保守的な財務運営を両立させながら、安定した      1 口当たり分配金の配当を継続的に実現してきました。

フロンティアの安定した分配金と財務戦略

三井不動産フロンティアリートマネジメント株式会社 取締役 財務部長

牧野 辰

9 10

(7)

New

2012年取得資産

New

New

埼玉県

東京都

神奈川県

総資産 27 物件、 2,458 億円 (取得価格ベース)

決算発表日(2012年8月14日)現在

バラエティ豊かな物件タイプと分散されたエリア

New

バランスのとれたポートフォリオ

しています。

(8)

フロンティアの財務諸表の要約を基に、資産状況とその運用経過について    ご理解いただけるように解説します。

貸借対照表(要旨)   単位:百万円

科 目 第15期末 第16期末 増減

資産の部

 流動資産 13,094 13,168 73   現金及び預金 13,026 12,976 ▲50

  その他流動資産 68 192 124

 固定資産  208,114 222,313 14,198   有形固定資産 208,068 222,276 14,208

    (信託) 建物 79,509 79,651 141

    (信託) 土地 128,558 142,625 14,066

  無形固定資産 0 1 1

  投資その他の資産(繰延資産含む) 46 34 ▲11

資産合計 221,209 235,481 14,272

負債・純資産の部

 流動負債 25,919 31,753 5,833   短期借入金 24,020 29,720 5,700   その他流動負債 1,899 2,033 133  固定負債 82,821 90,991 8,169   長期借入金 37,400 45,040 7,640   投資法人債 5,000 5,000 ̶   (信託)預り敷金及び保証金 40,372 40,905 533

  その他固定負債 49 46 ▲3

負債合計 108,741 122,745 14,003

出資総額 108,857 108,857 ̶

剰余金その他 3,610 3,878 268 負債・純資産合計 221,209 235,481 14,272 損益計算書(要旨)   単位:百万円

科 目 第15期 第16期 増減

営業収益 8,023 8,472 449

営業費用 3,943 4,117 173

 賃貸事業費用 3,490 3,647 157

  外注委託費 350 420 69

  公租公課 899 898 ▲ 0

  損害保険料 11 11 0

  修繕費 157 138 ▲18

  減価償却費 1,959 1,997 38

  その他賃貸事業費用 111 180 69

  その他営業費用 453 469 15

営業利益 4,079 4,355 275

営業外収益 6 11 5

営業外費用 477 489 12

  支払利息 462 438 ▲24

  投資口交付費 ̶ 32 32

  その他営業外費用 14 19 4

経常利益 3,609 3,877 268

当期純利益 3,608 3,876 268

一口当たり分配金 (円) 18,599 19,982 1,383

(億円) 期末帳簿価額 含み益

第15期

(H23/12月)

第11期

(H21/12月) 第12期

(H22/6月) 第13期

(H22/12月) 第14期

(H23/6月)

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

1,963 1,689

1,704

150 190

2,094 175 157

132

2,080

16

(H24/6月)

228

2,222 2,222

当期末の含み益 (期末鑑定評価額と期 末帳簿価額の差) は 約228億円 。 今後も競争力のある物件取得、計画的 な修繕やリニューアル等の取り組みに より資産価値の維持向上に努めます。

期末帳簿価額および含み益の推移

新 規2物 件 の 取 得により

借 入残額は増加しました が、 金利の低減等に より支払利息は減少 しました。

3

Point

新 規2物 件 取 得 の ため、

合計135億円の新規借入 を行いました。

7

Point

投資主の皆さまからお預 かりしている大切な資金 です。

今後も中長期的に安定した収益を確 保するため、 競争力の高い物件 への選別投資 等を通じて、安定 的な分配金水準を維持していきます。

9

Point

テナントからお預かりして い る 敷 金・保 証 金

(合計  約409億円)

は、重要な調達資金のひとつ です 。第16期も既存物件の保証金 約定返還が ありましたが、新規取得 した2物 件 の 敷 金受入れにより前期 末比約5.3億円の増加となりました。

8

Point

新 規 物 件 の 取 得により、

外 注委託費や減価償却費 等が増加しましたが、営業 費用の増加を上回る収益をあげること ができ、 増益を達成 しました。

2

Point

サミットストア横浜岡野店

( 底 地 )およびVIOROの 2物 件 ( 合 計158億 円 )の 取 得 により、 有 形 固 定 資 産 が 増加 しました。

6

Point

第16期に取得したサミッ

トストア 横 浜 岡 野 店 ( 底 地) およびVIOROの賃料収 入やイオン茨木の賃料増額等が寄与 し、 前期比約4.5億円の増収

となりました。

1

Point

4期連続の増収増益

を 達 成。分配金はフロン ティア過去最 高 額となる 19,982円となりました。

5

Point

平 成24年7月の第3回公 募増資による新投資口発 行 に 係 る 費 用として32 百万円を計上しました。

4

Point

決算書の解説

13 14

(9)

三井住友信託銀行

第15期 第16期

(H23/12月)

(H24/6月) 30.6% 37.5% 9.1% 12.7%

10.1%

28.3% 39.0% 8.1% 14.6%

10.0%

個人投資主比率

8.1%    9.1% (1.0ポイントの増加)

 本投資法人・本資産運用会社の体制

 投資口価格の推移(相対価格)

 投資主の状況  投資主メモ

 個人投資家の皆さまとのコミュニケーションに注力

 投資主アンケートのお知らせとお願い

投資主インフォメーション

住所、氏名、届出印等の変更は、お取引証券会 社にお申し出下さい。なお、特別口座に記録さ れた投資口についてのお手続きは、三菱UFJ信 託銀行株式会社証券代行部へご連絡下さい。

フロンティアでは、投資主の皆さまとの対話を重視し、今後の資産運用やIR活動に反映させていくことを目的に、

投資主アンケートを継続的に実施しております。

アンケートはがきを同封させていただきますので、忌憚のないご意見をお寄せいただけると幸いです。

「分配金」は「分配金領収証」をお近くのゆうちょ銀行・郵便局にお持ちいただくことでお受取りいただけます。受取 期間を過ぎた場合は、「分配金領収書」裏面に受取方法を指定し、三菱UFJ信託銀行株式会社証券代行部へご郵送い ただくか、同銀行の本支店窓口にてお受取り下さい。また、今後の分配金に関して、銀行振込のご指定などの手続き をご希望の方はお取引証券会社にお申し出下さい。ゆうちょ銀行口座への振込が選択できるようになりました。詳し い手続きにつきましては、お取引証券会社または三菱UFJ信託銀行株式会社証券代行部にお問合せ下さい。

平成 24 5 月  横浜

(SMBC日興証券主催)

平成 24 5 月  名古屋

(大和証券主催)

平成 24 5 月  京都、札幌

(野村證券主催)

平成 24 4 月  福岡、鹿児島

(SMBC日興証券主催)

個人・その他 その他の

国内法人 金融機関 外国法人等 合計 第 16 期

(H24/6 月)7,059 名 149 名 147 名 131 名 7,486 名 第 15 期

(H23/12 月)6,585 名 136 名 143 名 145 名 7,009 名 増減 474 名 13 名 4 名 △ 14 名 477 名

前期比+7.2%

平成 24 4 月  熊本、鹿児島

(東海東京証券主催)

当期も積極的にIR活動を行い、多くの個人投資家の皆さまとコミュニケーションを取らせていただきました。

計8回、のべ400名近くの皆さまと直接お会いする機会を作り、ご出席いただいた皆さまと活発な意見交換を行いました。

今後も引き続き、このようなイベント等に参加し、フロンティアへのご理解を深めていただけるよう積極的なIR活動に 取り組んでまいります。

 

2期連続個人投資主数増加

(10)

1. 資産運用の概況

. 資産運用報告

(1)投資法人の運用状況等の推移

期別 第12期 第13期 第14期 第15期 第16期

決算年月 平成22年6月 平成22年12月 平成23年6月 平成23年12月 平成24年6月

営業収益 百万円 6,364 7,407 7,801 8,023 8,472

 うち賃貸事業収益 百万円 6,364 7,404 7,801 8,023 8,472

営業費用 百万円 3,031 3,475 3,748 3,943 4,117

 うち賃貸事業費用 百万円 2,646 3,071 3,313 3,490 3,647

営業利益 百万円 3,332 3,931 4,053 4,079 4,355

経常利益 百万円 2,975 3,533 3,624 3,609 3,877

当期純利益 百万円 2,974 3,532 3,584 3,608 3,876

総資産額 百万円 177,390

(対前期比△0.3%) 207,973

(対前期比17.2%) 221,201

(対前期比6.4%) 221,209

(対前期比0.0%) 235,481

(対前期比6.5%)

純資産額 百万円 92,354

(対前期比△0.0%) 112,389

(対前期比21.7%) 112,444

(対前期比0.0%) 112,467

(対前期比0.0%) 112,736

(対前期比0.2%)

出資総額 百万円 89,379 108,857 108,857 108,857 108,857

発行済投資口総数 口 160,000 194,000 194,000 194,000 194,000

1口当たり純資産額 円 577,212 579,327 579,610 579,731 581,114

分配総額 百万円 2,974 3,529 3,584 3,608 3,876

1口当たり分配金 円 18,588 18,195 18,478 18,599 19,982

 うち1口当たり利益分配金 円 18,588 18,195 18,478 18,599 19,982

 うち1口当たり利益超過分配金 円 0 0 0 0 0

総資産経常利益率(注1) % 1.7

(年換算値3.4) 1.8

(年換算値3.6) 1.7

(年換算値3.4) 1.6

(年換算値3.2) 1.7

(年換算値3.4)

自己資本利益率(注2) % 3.2

(年換算値6.5) 3.5

(年換算値6.8) 3.2

(年換算値6.4) 3.2

(年換算値6.4) 3.4

(年換算値6.9)

期末自己資本比率(注3) % 52.1

(対前期増減0.2) 54.0

(対前期増減1.9) 50.8

(対前期増減△3.2) 50.8

(対前期増減0.0) 47.9

(対前期増減△2.9)

当期運用日数 日 181 184 181 184 182

配当性向(注4) % 99.9 99.9 99.9 100.0 99.9

期末投資物件数 件 20 22 24 24 26

期末総賃貸可能面積(注5) ㎡ (971,573.16) (1,112,883.93) (1,193,426.09) (1,195,502.89) (1,215,797.73)

期末テナント数(注6) 件 25(48) 27(63) 29(65) 29(65) 31(117)

期末稼働率(注7) % 100.0(100.0) 100.0(100.0) 100.0(100.0) 100.0(100.0) 100.0(100.0)

当期減価償却費 百万円 1,465 1,783 1,917 1,959 1,997

当期資本的支出 百万円 14 10 14 668 43

賃貸NOI(注8)

(Net Operating Income) 百万円 5,183 6,116 6,405 6,492 6,822

FFO(注9)

(Funds from Operations) 百万円 4,439 5,315 5,502 5,567 5,874

1口当たりFFO(注10) 円 27,748 27,401 28,363 28,698 30,279

(注1) 総資産経常利益率=経常利益/((期首総資産額+期末総資産額)÷2)×100(小数点第2位を四捨五入して記載しています。)

(注2) 自己資本利益率=当期純利益/((期首純資産額+期末純資産額)÷2)×100(小数点第2位を四捨五入して記載しています。)

(注3) 期末自己資本比率=期末純資産額/期末総資産額×100(小数点第2位を四捨五入して記載しています。)

(注4) 「配当性向」は小数点第1位未満を切り捨てて記載しています。

(注5) 「期末総賃貸可能面積」はテナントに対して賃貸可能な面積を記載しています。ただし、パススルー型マスターリース契約が締結されている物件がある場合には、当該物件について、

エンドテナントに対して賃貸可能な面積を以て集計した「期末総賃貸可能面積」を括弧書きにて記載しています。

(注6) 「期末テナント数」は賃貸借契約に基づくテナント数を記載しています。なお、パススルー型マスターリース契約が締結されている物件がある場合には、当該物件について、マスター リース会社とエンドテナントとの賃貸借契約に基づくテナント数を以て集計した「期末テナント数」を括弧書きにて付記しています。

(注7) 「期末稼働率」は賃貸可能面積に占める賃貸面積の割合を、小数点第2位を四捨五入して記載しています。なお、パススルー型マスターリース契約が締結されている物件がある場合 には、当該物件について、エンドテナントに対して賃貸可能な面積を賃貸可能面積、エンドテナントとの賃貸借契約に基づく面積を賃貸面積として算定した「期末稼働率」を括弧書き にて付記しています。

(注8) 賃貸NOI=賃貸事業収益―賃貸事業費用+当期減価償却費

(注9) FFO=当期純利益+当期減価償却費

(注10) 1口当たりFFO=FFO/発行済投資口総数(小数点第1位を四捨五入して記載しています。)

(2)当期の資産の運用の経過

 フロンティア不動産投資法人(以下「本投資法人」といいます。)は、投資信託及び投資法人に関する法律(昭和26年法律第198号。その後の改正を含み ます。)に基づき、三井不動産フロンティアリートマネジメント株式会社(旧商号 フロンティア・リート・マネジメント株式会社。以下「本資産運用会社」とい います。)を設立企画人として、平成16年5月12日に設立され、同年8月9日にその発行する投資証券(以下「本投資証券」といいます。)(注)が株式会社東 京証券取引所(以下「東京証券取引所」といいます。)不動産投資信託証券市場に上場(銘柄コード8964)しました。

 本投資法人は中長期にわたる安定的な収益の確保を目指し、主として全国の商業施設の用途に供されている不動産等(信託財産としての不動産を含み ます。以下本(2)において同じです。)を投資対象とする「商業施設特化型REIT」です。本投資法人は、平成24年6月期(以下「当期」といいます。)末日現在で 設立から8年が経過し、着実に運用実績を積み重ねた結果、合計26物件の不動産等(取得価格総額237,038百万円)を運用しています。また、発行済投資 口総数は、194,000口となっています。

(注) 本投資法人の投資口は、振替投資口(社債、株式等の振替に関する法律(平成13年法律第75号。その後の改正を含みます。以下「新振替法」といいます。)第226条第1項に定める意味 を有します。以下同じです。また、振替投資口である本投資法人の投資口を、以下「本振替投資口」といいます。)です。本振替投資口については、本投資法人は投資証券を発行すること ができず、権利の帰属は振替口座簿の記載又は記録により定まります(新振替法第226条及び第227条)。なお、以下では、別途明記する場合を除き、本投資証券についての記載は本 振替投資口を含むものとします。

また、本投資法人が発行する投資法人債は、振替投資法人債(新振替法第116条に定める意味を有します。以下同じです。また、振替投資法人債である本投資法人の投資法人債を、以下

「本振替投資法人債」といいます。)です。なお、以下では、別途明記する場合を除き、本投資法人が発行する投資法人債券(以下「本投資法人債券」といいます。)についての記載は、本振 替投資法人債を含むものとします。

(注) 以下本書では、特に記載のない限り、記載未満の数値について、金額は切り捨てて、比率は四捨五入して記載しています。

【①投資環境と運用実績】

 平成23年3月に発生した東日本大震災の復興需要等を背景に我が国の経済活動は緩やかな回復基調にあります。

 一方、我が国の金融環境については、日本銀行による潤沢な資金供給を背景とした強い資金余剰感が継続し、更に欧州債務問題への懸念等による「質 への逃避」から長期国債の利回りが一段と低下しています。このため、長めのものを含めて金利は低位で安定的に推移しており、企業の資金調達コストも 低水準で推移しています。一方、株式市場においては、グローバルにリスク回避の姿勢が続く中で、株価は軟調に推移しています。

 J-REIT市場においては、包括的な金融緩和政策のもと日本銀行がJ-REITの投資口の買い入れを断続的に行っており、東証REIT指数は春先にかけて大 きく回復しましたが、その後の欧州債務問題の再燃により、再び東証REIT指数も軟調に推移しています。しかしながら、このような環境の中、平成24年4月 及び6月に、約4年半ぶりに、東京証券取引所においてそれぞれJ-REITの新規上場が行われたほか、既存の銘柄においても公募増資が継続的に実施され ています。また、不動産市場におけるJ-REITによる物件の取得は、この2社の新規上場が大きく寄与したこともあり、リーマンショック前の平成20年第一四 半期以来の高水準となりました。

 不動産賃貸市場に関して、賃貸オフィスにおいては、東京都心5区の平均空室率が3か月連続で上昇する等、空室率の改善には至っていません。また、商 業施設においては、東北地方など被災地の復興特需が一巡しましたが、百貨店では一部高額商材なども底堅い動きが継続するなど、消費者マインドが改 善するもとで底堅さを増しています。経済産業省が発表した平成24年6月の商業販売統計速報においても、小売業販売額の上昇幅は縮小しているものの、

前年同月比0.2%増と6か月連続での増加となっています。

 上記のような本投資法人を取り巻く外部環境のもと、本投資法人は、運用方針に基づき、安定的かつ強固な収益基盤を構築すべく、ポートフォリオの質 と収益性、安定性の維持向上に努めました。

 その結果、当期末現在において、平成24年2月24日にサミットストア横浜岡野店(底地)、平成24年2月28日にVIOROを取得したことにより、本投資法 人が所有する不動産等は、26物件、取得価格の合計は237,038百万円となっています。

 当期末日現在におけるポートフォリオ全体の賃貸状況については、イオンリテール株式会社等の大手小売業者と中長期的な契約(賃料ベースで全体の 約6割超が残存契約年数10年超)を締結しており、稼働率も100.0%となっています。

【②資金調達の概要】

 当期において、本投資法人は、新規物件の取得に際し新たに13,500百万円の借入れを行いました。

 また、既存の短期借入金及び長期借入金の借換えを行い、この結果、当期末日現在の借入残高は短期借入金25,700百万円、長期借入金49,060百万 円及び本投資法人債券5,000百万円の合計79,760百万円となっています。

 また、本投資法人は、資金調達の多様性・機動性を保持するため、平成18年12月26日付でスタンダード&プアーズ(S&P)及びムーディーズ・ジャパン株 式会社から、平成21年6月30日付で格付投資情報センター(R&I)から発行体格付けを取得しています。

 当期末日現在の格付けの概要は以下の通りです。

信用格付業者 格付け対象 格付け 見通し

スタンダード&プアーズ(S&P) 長期会社格付け A+ 安定的

短期会社格付け A-1 安定的

ムーディーズ・ジャパン株式会社 発行体格付け A2 安定的

格付投資情報センター(R&I) 発行体格付け AA- 安定的

【③業績及び分配の概要】

 上記のような運用の結果、当期の実績として営業収益は8,472百万円、営業利益は4,355百万円となり、経常利益は3,877百万円、当期純利益は 3,876百万円となりました。

 分配金については、税制の特例(租税特別措置法第67条の15)の適用により、利益分配金の最大額が損金算入されることを企図して、投資口1口当たり の分配金が1円未満となる端数部分を除く当期未処分利益の全額を分配することとし、この結果、投資口1口当たりの分配金は19,982円となりました。

17 18

(11)

(3)増資等の状況

 当期までの発行済投資口総数及び出資総額増減状況は以下の通りです。

年月日 摘要 発行済投資口総数(口) 出資総額(注1)(百万円)

増加口数 残高 増加額 残高 備考

平成16年 5 月12日 私募設立 400 400 200 200 (注2)

平成16年 8 月 7 日 公募増資 102,000 102,400 54,136 54,336 (注3)

平成16年 9 月 8 日 第三者割当増資 8,000 110,400 4,246 58,582 (注4)

平成20年 3 月24日 第三者割当増資 14,600 125,000 9,650 68,233 (注5)

平成20年 7 月24日 公募増資 35,000 160,000 21,146 89,379 (注6)

平成22年 7 月 1 日 公募増資 32,000 192,000 18,331 107,711 (注7)

平成22年 7 月28日 第三者割当増資 2,000 194,000 1,145 108,857 (注8)

(注1) 「出資総額」は百万円未満を切り捨てて記載しています。

(注2) 本投資法人の設立に際して、1口当たり発行価格500,000円にて投資口を発行しました。

(注3) 1口当たり発行価格550,000円(引受価額530,750円)にて、新規物件の取得資金の調達を目的として新投資口を発行しました。

(注4) 1口当たり発行価格530,750円にて、新規物件の取得資金の調達を目的として第三者割当により新投資口を発行しました。

(注5) 1口当たり発行価格661,000円にて、新規物件の取得に伴う借入金の一部返済に充当することを目的として第三者割当により新投資口を発行しました。

(注6) 1口当たり発行価格625,240円(引受価額604,186円)にて、新規物件の取得に伴う借入金の一部返済に充当することを目的として新投資口を発行しました。

(注7) 1口当たり発行価格592,312円(引受価額572,872円)にて、新規物件の取得資金の調達を目的として新投資口を発行しました。

(注8) 1口当たり発行価額572,872円にて、新規物件の取得に伴う借入金の一部返済に充当することを目的として第三者割当により新投資口を発行しました。

【投資証券の取引所価格の推移】

 本投資法人の投資証券が上場する東京証券取引所の不動産投資信託証券市場における期別の最高・最低価格(取引値)は以下の通りです。

期別 第12期 第13期 第14期 第15期 第16期

決算年月 平成22年6月 平成22年12月 平成23年6月 平成23年12月 平成24年6月

最 高 746,000円 785,000円 804,000円 723,000円 695,000円

最 低 600,000円 590,000円 555,000円 615,000円 598,000円

(4)分配金等の実績

 当期の分配金については、税制の特例(租税特別措置法第67条の15)の適用により、利益分配金の最大額が損金算入されることを企図して、投資口1 口当たりの分配金が1円未満となる端数部分を除く当期未処分利益の全額を分配することとし、この結果、投資口1口当たりの分配金は19,982円となり ました。

期別 第12期

自 平成22年 1 月 1 日 至 平成22年 6 月30日

自 平成22年 7 月 1 日第13期 至 平成22年12月31日

自 平成23年 1 月 1 日第14期 至 平成23年 6 月30日

自 平成23年 7 月 1 日第15期 至 平成23年12月31日

自 平成24年 1 月 1 日第16期 至 平成24年 6 月30日 当期未処分利益総額 千円 2,974,115 3,532,058 3,584,826 3,608,213 3,876,546

利益留保額 千円 35 2,228 94 7 38

金銭の分配金総額 千円 2,974,080 3,529,830 3,584,732 3,608,206 3,876,508

(1口当たり分配金) 円 (18,588) (18,195) (18,478) (18,599) (19,982)

うち利益分配金総額 千円 2,974,080 3,529,830 3,584,732 3,608,206 3,676,508

(1口当たり利益分配金) 円 (18,588) (18,195) (18,478) (18,599) (19,982)

うち出資払戻総額 千円 - - - - -

(1口当たり出資払戻額) 円 (-) (-) (-) (-) (-)

(5)今後の運用方針及び対処すべき課題

【①投資環境】

 我が国の経済は、平成23年度の国内総生産(GDP)の実質成長率は0.0%と、震災による需要の大幅な落ち込みと、その後はサプライチェーンの修復が 図られ、景気は持ち直しに転じたものの、年度後半にかけては円高の進行や欧州債務問題などの海外経済の鈍化による輸出の頭打ちを反映した結果とな りました。

 また、平成24年度の成長率は、政府の経済見通しによれば2.2%程度と、我が国の景気は緩やかに回復していくことが見込まれています。これは、平成 24年度においては、本格的な復興施策推進によって、需要の発現と雇用の創出が図られることに加えて、新興国・資源国に牽引される形で海外経済が減速 した状態を脱していくにつれて輸出が増加することなどから、景気が緩やかなテンポで回復すると見込まれるためです。

 ただし、一方において、欧州債務問題の抜本的な解決には時間がかかると考えられ、国際資本市場においては引き続き神経質な動きが続いています。し たがって、その深刻化による国際資本市場の不安定化や海外経済の景気減速のリスクが懸念され、その影響により円高、株安に振れ、企業や家計のマイン ドなどを通じて、我が国の設備投資や個人消費を下押しするおそれがあることに留意が必要です。

 不動産市場に関して、J-REIT市場においては、日本銀行によるJ-REIT投資口の買い入れ上限額の1,200億円のうち、平成24年6月末現在の買い入れ残 高は914億円に達しており、残額についても平成24年末の買い入れ期限まで継続的な買い入れが見込まれます。また、内閣総理大臣の諮問機関である 金融審議会のワーキング・グループにおいては、J-REITの課題が幅広く議論されており、平成25年度の法制度改正に向けて、今後の制度改正や市場活性 化への期待が高まっています。

 不動産賃貸市場に関して、賃貸オフィスにおいては、東京都心5区における平成24年6月末時点の空室率は、小幅ながら上昇し過去最高を更新するなど、

相次ぐ大規模オフィスビルの竣工による大量供給の影響を受けています。しかしながら、割安感のある賃料を背景にグレードの高いビルへの移転あるい は耐震性の高いビルへの移転の動きもあり、オフィスビルの募集賃料は2か月連続の小幅上昇に転じるなどオフィス需要の底堅い動きも見られます。また、

商業施設を取り巻く環境においても、個人消費は、企業収益の改善しつつあるもとで雇用・所得環境の改善が見込まれ、底堅く推移していくものと考えら れます。

 このような投資環境の中、本投資法人は以下の方針に基づき、中長期的な安定収益の確保を目指した運用を行っていきます。

【②運用方針及び対処すべき課題】

A 今後の運用の基本方針

   本投資法人は、中長期にわたり安定的な収益を確保し、分配金を安定的に配当していくことを基本方針とします。この基本方針に基づき、更なる収益 基盤の安定化を目的とした資産規模の拡大、保有物件の中長期的な資産価値の維持向上並びにポートフォリオの多様化及び分散化を目指すとともに、

保守的かつ効率的な財務運営を行います。

B 今後の投資方針と成長戦略

 ⅰ収益基盤の更なる安定化に向けた外部成長戦略

    収益基盤の更なる安定化のため、多様な外部成長リソースを活用し、中長期的に競争力を有する物件への選別投資を行い、多様化・分散化された ポートフォリオを構築すると共に、その更なる成長及び質の向上を図ります。

  ①選別投資による外部成長

     商業施設の評価は、商業施設の商圏人口、交通状況といった地理的要素、施設の築年数や建物の状況といったハード面、商業施設としての完成 度やテナント信用力などのソフト面といった物件固有の要素に加え、商圏内における競合関係や優位性、商圏特性や消費者選好とのマッチング、今 後の消費動向といった多岐にわたる要素に影響されます。本投資法人は、このような様々な要素を適切に見極めた上で、中長期的に競争力を有す る、いわゆる地域一番店や特筆すべき性格を有する物件と、今後地域一番店や特筆すべき性格を有する物件になりうる可能性のある物件を中心に 取得し、選別投資を行っていきます。

  ②安定的な収益基盤構築へ向けた資産規模の更なる拡大

     当期末日現在、本投資法人の資産規模は237,038百万円(取得価格総額)に達していますが、中長期的に安定した分配金を配当していくための 強固な収益基盤の構築へ向けて、資産規模の更なる拡大が必要と考えています。当期末日現在のポートフォリオは比較的築年数の浅い物件が中 心ですが、中長期的な視野のもと、各物件の老朽化や環境の変化に対応し、将来にわたりポートフォリオの競争力の維持・向上を図っていくために、

大規模リニューアル、再開発及び資産の入替え等の対応が必要となる可能性があります。機動的にこれらの対応を実施しながら、ポートフォリオに 与えるその影響を限定的なものとするために、資産規模の更なる拡大を図り、収益基盤の一層の安定化を目指します。

  ③多様な外部成長リソースと持続的な安定成長のための成長サイクル

     本投資法人は、引き続き本資産運用会社のスポンサーである三井不動産株式会社(以下「三井不動産」といいます。)の商業施設開発力を活用し た外部成長を目指すと同時に、三井不動産及び本資産運用会社の情報収集力に基づき三井不動産以外の第三者からの物件取得も積極的に行うこ とによって、多様な外部成長リソースを活用した外部成長を図っていきます。また、取得に際しては法令及び本投資法人における利益相反対策ルー ルを遵守し、適切な適時情報開示を行います。

  ④ポートフォリオの多様化の深化と更なる分散化

     本投資法人は、リージョナルSC及びアウトレットモールといった広域商圏を対象とした大規模ショッピングセンターを中心に、コミュニティSC、ネ イバーフッドSC、食品スーパー及び都心型商業施設など幅広い商圏特性を有する多様な物件タイプへの投資により、引き続き多様化・分散化を進 めることで、資産規模の更なる拡大及びポートフォリオの質と収益性及び安定性の更なる維持・向上を図っていきます。

     また、本投資法人は、各地域の経済規模を勘案の上、首都圏を中心とした日本全国の中核都市への地域分散に配慮し、信用力の高いテナントを 中心としつつ特定のテナントのクレジットリスクに偏ることのないようテナント分散にも配慮しながら、ポートフォリオに与える影響のプラス面・マイ ナス面を総合的に判断し、物件の取得を行います。更に、本投資法人における資産規模の更なる拡大を進める中で、各物件のポートフォリオ全体に 占める割合を低下させ、より分散化されたポートフォリオの構築を図ります。

  ⑤収益基盤の更なる安定化とアップサイドポテンシャルへの配慮

     本投資法人は、引き続き中長期にわたり安定的な収益を確保するため、信用力の高いテナントとの長期固定の賃貸借契約を中心とする強固な収 益基盤の維持・向上に注力します。

     また、景気動向に大きく左右されない安定性に軸足を置きながら、売上歩合賃料の導入されている物件及びテナント入替えや賃料改定等による 賃貸収益の増加が見込める物件など、運営管理によって賃貸収益の増加が見込める物件を限定的に組み入れることで、ダウンサイドリスクを低く 保ったまま、一部アップサイドが期待できる収益基盤の構築を図ります。

 ⅱ三井不動産グループの商業施設運営管理ノウハウを活用した資産価値の維持・向上

    本投資法人のポートフォリオは、当期末日現在において100.0%の稼働率を維持しており、賃貸収入も安定的に推移しています。これは、ポートフォ リオを構成する物件の多くが長期固定の賃貸借契約を締結していることに加え、それぞれの商圏内において中長期的に高い競争力を有する、いわゆ る地域一番店や特筆すべき性格を有する物件を中心としていることが大きな要因であると考えています。ただし、商業施設の競争力を中長期的に維 持していくには、商圏動向や建物の状況だけではなく、多種多様な要素を把握した上で、内外環境の変化への適切な対応を実施する必要があるため、

商業施設の運営管理についての非常に高い専門性が求められます。

    本投資法人は、底地のみを保有している物件を除く全物件において、三井不動産との間でSCマネジメント契約を締結する等により、取引関係を構 築することを通じて(注)、商業施設の運営管理に関して日本有数の実績をもつ企業グループである三井不動産及びその連結子会社(以下「三井不動 産グループ」といいます。)のサポートを受けられる体制を構築しています。「SCマネジメント」とは、プロパティマネジメント業務を包含する、商業施設 における総合的なマネジメント業務であり、以下のような専門性の高い業務を提供するものです。

(注) 三井不動産は、SCマネジメント業務の一部を、三井不動産グループの同業務専業の会社であるフロンティアリートSCマネジメント株式会社に再委託しています。

  ◆商圏や競合店動向等商業施設を取り巻く環境の把握分析、テナント動向の把握   ◆運営管理全般の企画・計画立案・マネジメント

  ◆テナントのリーシング・契約管理・窓口業務   ◆資産保全、管理会社等の監督・契約管理

    本投資法人は、引き続きSCマネジメント委託先の三井不動産グループが有する商業施設運営管理ノウハウを活用し、内外の環境の変化を適切に 把握し対処することで、現在のポートフォリオの質と収益性及び安定性の更なる維持・向上を目指します。

Ⅰ. 資産運用報告

参照

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