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福岡県工業技術センター

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(1)

F u ku ok a P ref ec tu re

福岡県工業技術センター

概要と成果

F ukuoka Industrial T echnology C enter

平成23年度

福岡県

(2)

ご挨拶

わが国は、東日本大震災の影響から持ち直しつつあるものの、電力の供給制約や円高の長期化、欧州 債務問題など、景気・雇用情勢は予断を許さない状況にあります。このような中、福岡県の経済・産業をより 飛躍させていくためには、新たな製品の創出、技術の高度化が必要です。

先月、「グリーンアジア国際戦略総合特区」が国の指定を受けました。これは、環境を軸に、成長・発展著 しいアジアの活力を取り込み、アジアと共に発展し、福岡県をアジアの活力拠点としていく構想です。

水ビジネスなど都市環境インフラのパッケージによる展開、自動車や半導体、ロボットなど、アジア、世界で 需要拡大が期待される産業のグリーン・イノベーションを主導する拠点の形成、リサイクル産業の集積を生か した資源リサイクル拠点の形成、東アジア海上高速グリーン物流網の形成等によるアジアとのシームレスな ビジネス環境の実現を通じて、日本経済の発展に貢献します。

北九州、福岡の両政令市、経済界と一緒になり、力を合わせて特区構想を強力に進め、「元気を西から」の 起爆剤にしていきます。

福岡県工業技術センターは企業の製品開発や技術的課題解決を支援し、地域経済を技術面から支える 重要な機能を発揮しています。企業の皆さまにおかれましては、工業技術センターにおいて蓄積された 技術、人材、設備をご活用いただき、魅力的な新製品や技術の開発を進められますようお願いいたします。

この冊子は、工業技術センターにおける実用化事例をとりまとめたものです。皆さまに福岡県の技術振興 施策をご理解いただく一助となれば幸いです。

平成24年1月

福岡県知事

小川 洋

(3)

概 要

ページ 主な業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

織、沿 革 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

福岡県工業技術センター各研究所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新規導入備品の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

成 果

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例 ページ 1.軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発 ・・・・・・ ・・・・・・・7 2.若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発

3.座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発 4.電池レス無線式温度監視装置の開発

5.微生物を利用した防カビスプレーの開発 ・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 6.遺伝子導入試薬NeoFectionの開発

7.柿甘味料とこれを原料とした食品の開発 8.久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発

9.筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 10.めっきスラッジの再資源化システムの開発

11.マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発 12.超音速湿式ジェットミル

13.マイクロ波常温乾燥機 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 14.EMC対策支援ソフトウェアの開発

15.久留米絣手ぬぐいの開発

16.耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発

17.コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発 ・・・・・・・・・・・11 18.福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工)

19.久留米産ヤーコンを用いたドレッシングの開発

20.Rhizobium菌生産カタラーゼを用いた過酸化水素処理剤の開発

21.生菌選択的蛍光染色キット“-Bacstain-CTC Rapid Staining Kit”の開発 ・・・・・12 22.電解式スケール除去装置の開発

23.電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発 24.機上計測式研削盤の開発

25.脆性材料加工用鉛筆型メタルボンド微細径砥石 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 26.配管内検査ロボットの開発

27.チタン酸バリウムナノ粒子分散液

28.石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発

29.大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 30.微生物検出キット “Microbial Viability Assay Kit-WST”の開発

31.久留米産ヤーコンを用いた地域特産品の開発 32.超精密洗浄ノズルの開発

33.福岡オリジナル吟醸酏の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 34.総木製防火ドアの開発

35.自然冷媒製氷機の開発

36.「打ち水効果」を示す機能性レンガの製造

37.土壌汚染評価システムの開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 38.プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発

39. TiO光触媒溶射技術の開発

40.遺伝子導入試薬“HilyMax (ハイリーマックス)”の開発

福岡県工業技術センター 概要と成果 目 次

1

(4)

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例 ページ 41.BT菌を用いた土壌改良剤の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 42.海水氷製氷機の開発

43.三次元微小変形計測装置の開発

44.撥水性を付与できる木材のソープフィニッシュ処理液の開発

45.福岡オリジナル純米酏の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 46.紫外線高透過率マイクロリアクターの開発

47.高精度二次元画像解析システムDICM2 48.マグネシウム合金のスタッド溶接技術の開発

49.高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 50.カツオ漁用疑似餌の開発

51.染料を使わない動物繊維着色技術の開発 52.(高分子/液晶)複合膜の開発

53.福岡オリジナルソフト清酏の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 54.高齢者用の二人用テーブルと回転椅子の開発

55.無電解めっき用前処理剤の開発

56.内部アクティブ磁気シールドシステムの開発

57.デジタル相関法を用いた面外変位計測装置の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 58.巟回警備ロボットの開発

59.自動水分制御装置の開発

60.プラスチック減容化プレス装置の開発

61.耐食性Zn-Al溶射皮膜の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ 22 62.高濃度オゾン氷製造装置の開発

63.廃棄樹脂微粉を活用した導電性微粒子の開発 64.床ずれ予防用メンタルマットレスの開発

65.エビ類養殖用飼料添加剤の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・23 66.アパタイトシートを利用した細胞培養装置の開発

67.ニーム抽出物を用いた害虫防除剤の開発 68.けい藻土を使用した塗装剤の開発

69.三次元研磨ロボットの開発 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・24 70.高耐食性溶射皮膜の開発

71.メンテナンスフリー軸継手の開発 72.高耐久性木材の開発

73.NC工作機械精度計測システムの開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 74.木製トレーの開発

75.水質浄化能を有する炭化物含有コンクリートの開発 76.新型管継ぎ手の開発

工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例 ページ 1.シコン配合美容製品の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 2.ガムタック粘着材の開発

3.医療用眼撮影装置の開発 4.洗濯のりの商品開発

5.カキ殻を利用した有機石灰の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 6.福岡オリジナルスパークリング清酏の開発

7.大入熱溶接部の靱性を向上させた490Nクラス厚板の開発 8.シェーバー用新型内刃 ドラムレザー刃の開発

9.球体キャラクターロボット“光が大好き!『たまロボ』”の開発 ・・・・・・・・・・・・ 28 10.セリシン絹パイル織商品の開発

11.亜硝酸分解菌を利用した観賞魚用水質改善剤の開発 12.環境に優しい鉄道レール用ハンダ材の開発

(5)

工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例 ページ 13.福岡オリジナル焼酎の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 14.保湿性ペプチドの不快臭を抑制したスキンケア用品の開発

15.蒸気処理した竹の脱臭材の開発 16.筑後の果物を使ったクッキーの開発

17.天然の原材料を用いたハミガキ剤の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 18.オゾン殺菌剤の開発

19.節水コマの開発

20.マイクロファイバー耳かきの開発

21.木工技術を利用した木の器の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 22.室内飼育ペット用排泄物吸収シートの開発

23.肌質改善効果を有するコラーゲン配合ゼリーの開発 24.地球に優しいフェイスタオルの開発

25.酏から生まれたドレッシングの開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 26.屋上緑化資材の開発

27.蛇篭型水質浄化土木資材の開発 28.三次元ハート形状毬寿司型の開発

29.化学薬品を使わないタオルの開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 30.間伐リボンの開発

31.食品用サニタリー新型ガスケットレス管継手と締結装置の開発 32.画期的なアルミサッシの開発

33.製鋼用耐摩耗部品の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 34.筑後もめん日傘の開発

35.連続鋳造用銅モールドの開発 36.ボイラー排熱回収装置の開発

工業技術センターからのご案内

ページ 関係機関 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 アクセス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37

(6)

人材育成

企業等から技術者などを受 け入れて、研究手法や専門 技術の習得を指導します。

福岡県工業技術センター

工業技術センター 業務

試験分析

企業等からの依頼により有料 で材料や製品等の評価試験・

分析・測定等を行います。

研究開発

地域の産業ニーズに基づく研究開発 を行い、その研究成果は地域産業へ 技術移転を図ります。

情報発信

新技術や研究成果に関する情報を刊行物、

講習会、ホームページ、メールマガジンなど を通じて提供します。

技術交流・

コーディネート

各種技術交流会の運営、異業種 交流事業の支援等を行います。

設備機器開放

企業の技術開発のために、

センターが保有する 種々の 設備・機器を開放しています。

技術指導

企業が抱える技術課題について 相 談 を 受 け 付 け 、 技 術 指 導 を 実施します。

お気軽にご相談下さい

企業の皆様がお抱えの技術課題について相談をお受けします(相談無料)。

相談窓口は、各研究所の技術総合支援室です。

セラミックス、高分子材料、繊維関係 :化学繊維研究所 092-925-7402 バイオ、食品関係、抄造関係 :生物食品研究所 0942-30-6644 木質系材料、家具関係 :インテリア研究所 0944-86-3259 金属材料、金属加工、電子技術関係 :機械電子研究所 093-691-0231 該当分野がわからないとき :企画管理部 情報交流課 092-925-5977

主な業務

県内企業への技術支援を使命とする開かれた研究開発機関です。

技術支援のご案内

即回答・

調査回答

試験分析・開放機器利用

(有料)

企業の技術課題 研究成果を利用したい 新製品を作りたい 品質を向上させたい 最適な方法を検討したい 原因を究明したい クレームに対応した い・・・・

など

共同研究開発

技術相談

(電話・メール、面談などで)

企業訪問

(技術指導)

各研究所の技術総合支援室

電脳技術相談室(ホームページ)

外部機関の紹介

ご相談内容により適切に対応致します。

*メールマガジンは、ホームページから登録できます。(P36 お知らせ参照)

(7)

福岡県工業技術センターは、試験・分析・指導業務中心の工業試験場から研究開発に軸足をおいた技術 支援機関として平成2年度に再編されました。当センターは企画管理部、化学繊維研究所、生物食品研究 所、インテリア研究所及び機械電子研究所で構成されています

組 織

沿 革

~平成2年(1990)年 工業試験場時代

大正 14 (1925)年 4月 福岡県福岡工業試験部、久留米工業試験部、福島工業試験部発足 昭和 2 (1927)年 4月 試験部を試験場に改称

昭和 13 (1938)年 8月 福岡県金属工業試験場設立 昭和 23 (1948)年 8月 久留米工業試験場を国へ移管 昭和 29 (1954)年 6月 福岡県直方鉱業試験場設立

昭和 29 (1954)年11月 福岡県福岡工業試験場久留米分場設置 昭和 32 (1957)年 3月 福岡県福島工業試験場大川分場設置

昭和 53 (1978)年 5月 福岡工業試験場に久留米分場を統合し、福岡工業試験場を筑紫野市に設置 昭和 56 (1981)年 6月 金属工業試験場と直方鉱業試験場を統合し、福岡県北九州工業試験場設立 昭和 57 (1982)年 4月 福岡県大川工業試験場設立

平成2年(1990)年~ 工業技術センター時代

平成 2 (1990)年 4月 4試験場を統合し、4研究所体制の福岡県工業技術センター設立 (化学繊維研究所、材料開発研究所、インテリア研究所、機械電子研究所) 平成 7 (1995)年 4月 材料開発研究所を廃庁し、福岡県工業技術センター生物食品研究所設立

各研究所技術総合支援室 10技術課

18チーム

技術総合支援室 繊 維 技 術 課

機能材料チーム

高分子材料チーム ナノセラミックチーム

技術総合支援室 技 術 開 発 課

デザイン・システムチーム 木材科学・室内環境チーム

技術総合支援室

材 料 技 術 課

金属プロセスチーム 表面プロセスチーム

生 産 技 術 課

精密加工チーム 生産システムチーム

機 械 技 術 課

強度解析チーム 熱エネルギーチーム

電 子 技 術 課

光・電磁環境チーム ロボットシステムチーム

総 務 課 戦略プロジェクト室 研究企画課 情報交流課

センター所長

センター副所長(事務・技術)

技術総合支援室 生 物 資 源 課

生物機能開発チーム 細胞機能開発チーム

微生物・発酵チーム 食品工学チーム

機 能 材 料 課

機能材料開発チーム

(8)

企画管理部

総務課

生物食品研究所

バイオテクノロジー、食品、および抄造関連技術

戦略プロジェクトの企画、産学官との連携 試験研究の総合企画・調整、

試験研究の成果の管理

予算、財務会計、人事、庶務 技術交流の企画・調整、研究成果の普及促進、

技術交流の総合窓口

技術総合支援室(技術相談窓口 TEL 092-925-7402) 繊維技術課 機能材料チーム 繊維材料の機能、染色加工技術

化学課 ナノセラミック材料チーム 無機材料、高分子材料

高分子材料チーム

(主要設備) 耐光試験機、恒温恒湿槽付属万能試験機、デジタルマイクロスコープ、

走査電子顕微鏡、テーバー形摩耗試験機、カストム式摩耗試験機、

摩擦帯電圧測定装置、風合計測装置(KES)、精密迅速熱物性測定装置、

低温恒温恒湿機、接触角測定装置、可視紫外分光光度計、色差計通気度試験機

(主要設備) 電界放射型走査電子顕微鏡、蛍光X線分析装置、X線回折装置、

赤外分光光度計、元素分析装置、熱分析装置、万能試験機、高温摩耗試験機、

低温高温衝撃試験機、粘度計FE-SEM、環境試験室、射出成形機、

加圧式ニーダー、絶縁抵抗測定器、水分定量装置、固定粘弾性測定装置、

蛍光光度計

技術総合支援室(技術相談窓口 TEL 0942-30-6644)

食品課 食品工学チーム微生物・発酵チーム 食品材料、食品加工技術

(主要設備) 孵卵器、マイクロプレートリーダー、遠心分離機、電気恒温器、電気泳動装置、卓上超遠心分離機、

分光光度計、飛行時間型質量分析計、実体顕微鏡、DNAシーケンサー、位相差生物顕微鏡

(主要設備) 高速液体クロマトグラフ、分光光度計、安全キャビネット、オートクレーブ、

凍結乾燥機、位相差生物顕微鏡、レトルト殺菌機、マルチプレート用発光分析装置、

マイクロアレイ解析装置、GC-FID、アミノ酸分析装置、卓上電子顕微鏡、

ウイレー式実験常用粉砕機、マスコロイダー(電子石臼)、清酏メーター

機能材料課 機能材料開発チーム 抄造技術を利用した材料関連技術

(主要設備) 赤外分光光度計、曲げ試験機、リファイナー、シートマシン、抄板機、コンクリートミキサー、電気るつぼ炉、

引っ張り試験機白色度測定機、紫外線可視分光装置

生物資源課 細胞機能開発チーム生物機能開発チーム バイオテクノロジー

福岡県工業技術センター 各研究所

電界放射型走査電子顕微鏡

アミノ酸分析装置 低荷重万能試験機

化学繊維研究所

繊維系、有機および無機系材料技術

戦略プロジェクト室 研究企画課

情報交流課

(9)

インテリア研究所

木質材料技術、及び生活・住環境関連技術 技術総合支援室(技術相談窓口 TEL 0944-86-3259)

(主要設備) 3次元CAD/CAMシステム、デジタルマイクロスコープ、

比表面積・細孔分布、キャピラリーガスクロマトグラフ、

三次元表面粗さ測定機、蒸気吸着量測定装置、フーリエ変換赤外分光光度計、

VOCガス測定システム、チャンバーセット、体圧分布測定装置、脳波計、

EMG測定器、赤外線熱画像装置、生態情報測定装置、恒温恒湿室、

恒温恒湿器、オートグラフ、丸鋸盤、自動鉋盤、広幅型ホットプレス、

卓上ボール盤、鋸盤

技術開発課 家具、木竹製品、木質材料、CAD/CAM、NC加工技術、

人間工学的視点からの住環境・家具設計

デザイン・システムチーム 木材科学・室内環境チーム

機械電子研究所

金属材料・機械及び電子技術 技術総合支援室(技術相談窓口 TEL 093-691-0231)

(主要設備) 電子線マイクロアナライザー、高周波溶解炉、金属顕微鏡、ガス雰囲気炉、

高感度顕微鏡システム、蛍光X線分析装置、グロー放電発光分析装置、

電気マッフル炉、塩水噴霧試験機、鉄銅中炭素いおう分析装置、

熱分析装置、ICP発光分析装置、X線回折装置、マイクロ高速切断機、

顕微鏡デジタルカメラ、プラズマ放電シンタリング装置

(主要設備) 表面形状測定システム、MC加工機、NC放電加工機、微細形状測定装置、

万能測定用顕微鏡、高精度三次元加工機

(主要設備) 300kN万能試験機、2000kN万能試験機、X線非破壊検査システム、

マイクロビッカーズ硬度計、ロックウェル硬度計、超音波探傷装置、

ビッカーズ硬度計、コンピュータ計測制御式精密万能試験機、

マイクロスコープ、 非接触式熱計測システム

庶務課 財務会計、庶務

(主要設備) EMC対策支援システム、3次元造形機、雑音総合評価試験機、

電磁ノイズ測定室、雷サージ許容度試験機、

光ファイバー回折格子作製装置

家具強度試験機

蛍光X線分析装置

表面形状計測システム

材料強度評価試験システム

EMC支援対策システム

材料技術課 金属プロセスチーム表面プロセスチーム 金属材料

生産技術課 精密加工チーム生産システムチーム 金属材料の加工技術、NC加工技術

機械技術課 強度解析チーム 材料・構造物の強度、エネルギーの高効率利用

熱エネルギーチーム

電子技術課 ロボットシステムチーム光・電磁環境チーム メカトロニクス、電子回路技術

(10)

新規導入備品の紹介

①メーカー・型式: テーラーホブソン・CCI-Lite,PGI-1240

②仕様・性能:

③装置概要

④担 当 課: 機械電子研究所 生産技術課

表面形状測定システム

3次元造形機

①メーカー・型式:

Stratasys, Inc・uPrint

②仕様・性能:

造形材料

ABS樹脂

積層ピッチ : 0.254mm

造形サイズ

W203×D152×H152 mm

以下

難形状の造形 : 切削加工や金型では困難な形状も簡単に造形可能 後加工 : メッキ、ヤスリ、ネジなどの後加工も可能

造形データ形式:

STL形式

③装置概要

3次元CAD等で生成された3次元立体形状を樹脂で容易に造形可能とし、試作品にとどまらず最終製品や 冶工具・簡易型まで製作可能な3次元造形システムです。

④担 当 課: 機械電子研究所 電子技術課

【3次元造形機 uPrint】

波長分散型蛍光

X

線分析装置

【波長分散型蛍光X線分析装置】

【表面形状測定システム】

【平成22年度導入】

【平成23年度導入】

非接触式測定(CCI-Lite) 接触式測定(PGI-1240)

Z軸分解能 (nm) 0.01 0.8

測定範囲

(mm) X:6.6 Y:6.6 Z:2.2 X:200 Y:100 Z:12.5

出力 測定値、グラフ、カラーマッピング

非接触式測定(CCI-Lite):

金属表面、塗装面、レンズなどの凹凸をナノスケールの精度 で測定可能

接触式測定(PGI-1240):

製品や部品の輪郭や曲率面・傾斜面の形状を高精度で測定 可能。たとえば、コーナーRが0.1mm程度の小さなコーナーR を計測でき、JISに 準拠した粗さやうねりも測定できます 。 両機器とも、測定値、グラフ、カラーマッピングなどで出力する ことができます。

①メーカー・型式: (株) リガク ・ZSX PrimusⅡ(上面照尃型)

②仕様・性能:

③装置概要

④担 当 課: 化学繊維研究所 化学課 分析元素: ホウ素 ~ ウラン

分析径:

0.5 ~ 30 mmφ

標準試料なしでの半定量分析(SQX定量分析)

検量線による定量分析(元素濃度既知の標準サンプルが別途必要)

試料へX線を照尃することにより、試料中の元素から特有のX線(蛍光X線)が発生します。この元素 特有のX線を検出することで、試料に含まれる元素の種類と含有量を見積もる装置です。

[(財)JKA補助物品]

(11)

GPC分析システム

①メーカー・型式: (株)島津製作所・LCソリューションGPCシステム(示差屈折率計検出式)

②仕様・性能:

カラム:TSKgel Multipore H-M(TOSOH),分画範囲500~2×106 検出器:RID-10A

ポンプ:LC-20AD(並列ダブルプランジャ型) 溶媒脱気装置付き

③装置概要

④担 当 課: 化学繊維研究所 化学課

【GPC分析システム】

木材加工用ルーター

①メーカー・型式: 庄田鉄工(株)・PTM7000U

②仕様・性能:

③装置概要

④担 当 課: インテリア研究所 技術開発課

【平成23年度導入】

熱定数測定システム

①メーカー・型式: ブルカー・エイエックスエス(株)・LAF447、LFA457、HFM436

②仕様・性能:

LAF447

測定温度範囲 室温~300 ℃・熱伝導率測定範囲

0.05~2000 W/mk LAF457

測定温度範囲 室温~1100 ℃・熱伝導率測定範囲

0.05~2000 W/mk HFM436

測定温度範囲

10~90 ℃・熱伝導率測定範囲 0.005~0.5 W/mk

③装置概要

金属、セラミックス 、樹脂などの板材だ けでなく、薄膜、透光性、積層材や断熱材等、幅広い 材料の 熱伝導率を広い範囲(5×10-3~103

W/mK)で測定できるシステムです。

④担 当 課: 機械電子研究所 機械技術課

【木材加工用ルーター設備全景】

【LAF447】 【LAF457】 【HFM436】

ゲル状粒子を充填したカラムに高分子の希薄な溶液を流し、分子の大きさ によって流出するまでの時間が異なることを利用した分子量測定装置です。

専用のプログラムを入力し、3次元CADで設計した物を高精度 で削り出す加工機です。

加工範囲:X軸2,100mm×Y軸1,300mm×Z軸800mm 最大回転力:18,000rpm

出力:5.5kW

NC装置:FANUC 31i MA5

*その他の保有設備機器はホームーページからご覧頂けます。

(URL:http://www.fitc.pref.fukuoka.jp/kigyo_shien/setsubi/setsubi.htm)

(12)

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例

1.軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発 化学繊維研究所 開発概要

自動車用部材のトノカバーや幌材は、被覆樹脂としてポリ塩化ビニルが用いら れていますが、重量が重く、さらに廃棄時に環境問題が生じます。そこで、本研 究ではウレタンに着目し、軽量化、高断熱性、耐光性、難燃性を付与した熱可 塑性ウレタンゴムフィルムによる新材料を開発しました。

関 連 研 究 : 摘果巨峰の高付加価値化に関する研究

(平成20年度 小規模事業者新事業全国展開支援事業

/中小企業庁)

実用化企業 : (株)夢工房くらて

2.若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発 生物食品研究所

開発概要

若摘み巨峰(巨峰を栽培する過程で廃棄されていた摘果巨峰)を 使用した白ワインとコンフィチュールを鞍手町商工会と共同で開発 し、製品化しました。若摘み巨峰の白ワイン及びコンフィチュール には、健康に良いとされるポリフェノールが非常に多く含有されて います。

3.座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発 インテリア研究所

関 連 研 究 : 座り心地・使い勝手の良い木製ダイニングチェアの開発

(平成22年度 県単独事業)

実用化企業 : ナカヤマ木工

関 連 意 匠 : 「椅子」意願2011-021428、意願2011-021429 開発概要

「硬い」、「痛い」、「座りづらい」。そのような今までの木製椅子の概念を 覆そうと、人間工学に基づき構造設計し、身体を優しく包み込み、安定 感のある柔らかな座り心地を与える木製ダイニングチェアの開発を行 いました。

関 連 研 究 : 軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車部材の開発

(平成21年~22年度 地域イノベーション創出研究開発事業/

経済産業省)

実用化企業 : (株)ピラミッド

関 連 特 許 : 「合成樹脂及び合成樹脂製品の耐光性向上剤及び耐光性向上方法」 特開2011-46792号

ダイニングチェア「ウッドペック」

4.電池レス無線式温度監視装置の開発 機械電子研究所

開発概要

特別高電圧設備の保守・管理を安全、容易にするため、電力線接合部の温度 情報を子機から無線で親機に送信することで、その温度変化を遠隔で常時監 視可能にするものです。子機は、線路電流の電磁誘導により電源を得ており、

電池レスで動作します。平成23年に「サーモパト」として製品化しました。

若摘み巨峰の白ワインとコンフィチュール

(上)親機

(左)子機 熱可塑性発泡ウレタンフィルム

「アリスタード」

電池レス無線式温度監視装置

「サーモパト」

関 連 研 究 : 電力設備のための電池レス無線通信式温度監視装置の開発

(平成21年度 ものづくり中小企業製品開発等支援補助金

(試作開発等支援事業)/全国中小企業団体中央会)

実用化企業 : (株)巧電社、(株)サイバネテック

(13)

5.微生物を利用した防カビスプレーの開発 生物食品研究所 開発概要

ダイヤ糊工業(株)との共同研究により、微生物の持つ抗カビ活性を利用し た防カビスプレーを開発し、製品化しました。含有する微生物は納豆菌類縁 菌で、安全で高い抗カビ活性を有しています。

カビ取りなっとう君 関 連 研 究 : 有用微生物(B1144)を利用した抗カビ製品および脱臭製品

の開発と新規天然生理活性物質の探索

(平成21年~22年度 県単独事業)

実用化企業 : ダイヤ糊工業(株)

関 連 特 許 : 「バチルス・ズブチリスを用いた甲殻類カビ病および魚介類カビ 病の予防方法」

PCT/JP2006/305494

関 連 研 究 : がん研究・診断新規バイオツールの開発/超高速タンパク質生産システム開発

(平成21年~25年度 地域科学技術振興事業委託費 地域イノベーションクラスタープログラム

/文部科学省)

実用化企業 : (株)アステック

関 連 特 許 : 「ペプチド脂質を含んだキャリア及びそれを用いた化合物の細胞内導入法」WO/2007/099650

6.遺伝子導入試薬

NeoFectionの開発

生物食品研究所

開発概要

バイオ医薬品を開発するためには、重要な機能を持つ生理活性タンパク質を 得て、その機能を調べる必要があります。そのようなニーズに応えるために、

迅速にタンパク質を製造させるシステムとして、簡単にかつ高効率で目的の 遺伝子を導入できる遺伝子導入試薬を開発しました。本製品は、平成21年度 に販売を開始しました。

遺伝子導入試薬

NeoFection

7.柿甘味料とこれを原料とした食品の開発 生物食品研究所

関 連 研 究 : 未利用柿を活用した食品素材の大量生産 法および機能性食品の開発

(平成20年~21年度 福岡県バイオベンチャー 等育成事業/(株)久留米リサーチ・パーク)

実用化企業 : (株)元山、バイオボックス(株)

開発概要

規格外等の理由により大量廃棄されている未利用柿を有効活用するた め、真空減圧濃縮ニーダーを用いた低温蒸煮法により柿ピューレ/柿シ ロップを大量生産する方法を確立し製品化すると共に、これを原料とした ドリンク及び卵かけご飯専用醤油を製品化しました。

8.久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発 生物食品研究所

開発概要

福徳長酒類㈱、九州産業大学と共同で、久留米ツバキを代表する品種「正義

(まさよし)」から酵母を分離し、久留米産米「ヒノヒカリ」を使った焼酎を製造し製 品化しました。

関 連 研 究 : 久留米ツバキからの焼酎用酵母の分離(平成21年度 経常研究事業)

実用化企業 : 福徳長酒類(株)

本格米焼酎

「吟薫 久留米椿正義」

柿ドリンク“柿の雫”(写真左)

“和食のたまごの醤油”(写真上)

柿ピューレKP-40(左)

柿シロップKS-60(右)

(14)

9.筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材 機械電子研究所 開発概要

筑後川下流域の潟土は生態系への影響も懸念される程膨大な量が堆積 しています。そこで、この潟土を建築材料として有効利用するべく、

瓦製造技術を用いて加工し多孔質の素材を開発しました。これを活か した瓦屋根用断熱材を城島瓦協同組合にて製造・販売しています。

関 連 研 究 : めっきスラッジの再資源化システムの開発

(平成19年~21年度 福岡県リサイクル総合研究センター共同 研究プロジェクト/(財)福岡県環境保全公社)

実用化企業 : 九州エンジニアリング(株)

10.めっきスラッジの再資源化システムの開発 機械電子研究所

開発概要

めっき工場の排水処理から発生するスラッジは有用な金属を含むにもかかわ らず、これまで廃棄処分されていました。本開発では亜鉛に着目し、コンパク トな排水分別処理装置を開発して、安価に亜鉛を回収することに成功しまし た。回収した亜鉛は精錬原料としてリサイクルできます。

開発した排水分別処理

11.マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発 機械電子研究所

関 連 研 究 : マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術 の開発(平成20年~21年度 重点地域研究開発推進プログラム 地域ニーズ即応型/(独)科学技術振興機構)

実用化企業 : ケイアンドエムテクノロジィ(株)、(株)正信 開発概要

マグネシウム合金の耐食性を向上させる環境負荷物質を含まない化成処理剤 の開発に成功しました。本処理で得られる皮膜は、塩水噴霧試験で48時間腐食 が 発 生 せ ず 、塗 装 密 着 性 も 良 好 です 。自 動 車 部 材 か ら 家 電 ま で 幅 広 い マグネシウム合金に適用できます。

関 連 研 究 : 潟粘土を用いた製品設計における瓦製造技術の活用

(平成19年~20年度 県単独事業)

実用化企業 : 城島瓦協同組合

関 連 特 許 : 「屋根用断熱材とその製造方法及びそれを用いた屋根材の 葺設方法」 特開2010-209529

本処理剤で得られる化成処理被膜

(左:通常仕様,右:光沢仕様)

12.超音速湿式ジェットミル 機械電子研究所・化学繊維研究所

開発概要

超音速エアジェット技術を利用して、電子材料やセラミックスなどの 無機材料、顔料などの有機材料、金属粒子など、様々なナノ粒子凝 集材料を分散処理できる全く新しい微粒化技術をリックス㈱と共同 開発しました。開発した分散装置の導入により、ナノ粒子材料への 異物の混入、材料の加熱やメンテナンスの難しさといった従来装置 の課題を解決することができます。平成22年より装置の販売と受託 試験を開始しました。

関 連 研 究 : 超音速湿式ジェットミルの開発 (平成19年~21年度 ナノテク産業化促進事業/福岡ナノテク推進会議)

実用化企業 : リックス(株)

関 連 特 許 : 「微粒化装置および微粒化方法」 特許第4447042号

チタン酸バリウム ナノ粒子の分散処理

処理前

処理後

400nm

超音速湿式ジェットミル

瓦屋根用断熱材

(15)

15.久留米絣手ぬぐいの開発 化学繊維研究所 開発概要

久留米絣の主な使用染料が製造停止となるという産地の一大危機を打開する ため、反応染料による新規な代替染色技術を開発しました。これにより絣産地 が存続できるほか、染色堅ろう度が向上するという利点も生じました。この技術 を新しい用途の「手ぬぐい」に応用し、カラフルなデザインのものを多数試作しま した。

試作サンプル:

KURUME KASURI TENUGUI

関 連 研 究 : 色素退色抑制技術を用いたウレタン黄変防止剤の開発

(平成19年度 ナノテク産業化促進事業(FS枠)/福岡ナノテク推進会議)

自動車用内装部材の機能化に関する研究

(平成20年度 県単独事業)

実用化企業 : (株)ピラミッド

関 連 特 許 : 「合成樹脂及び合成樹脂製品の耐光性向上剤及び耐光性向上方法」

特願2009-194732号

16.耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発 化学繊維研究所

開発概要

芳香族系ウレタンは光などで黄変する問題があるため、新しく耐光剤を開発し ました。この耐光剤を使って、実用化企業の商品である軽量、断熱機能が高い 熱 可 塑 性 ウ レタ ン フ ィ ル ム 「 ダ ン ネ ッ タ ー 」 へ 導 入 し 、 平 成2 2年 度 か ら ロールカーテンへ展開し、販売を行っています。

新しい耐光剤を導入した軽量、断熱機 能が高いウレタン製ロールカーテン 関 連 研 究 : 久留米絣技術を用いた手ぬぐいの開発

(平成20年度 地域資源活用売れる商品づくり支援事業/経済産業省)

久留米絣の代替染色技術の開発

(平成18年~20年度 県単独事業)

実用化企業 : (株)オカモト商店

13.マイクロ波常温乾燥機 機械電子研究所

開発概要

加熱や凍結による変質・変性や損傷を生じることなく、様々な多孔性食材 を常温で乾燥できるマイクロ波常温乾燥法に着目し、乾燥時間と品質とを 同時に改善する革新的な省エネルギー常温乾燥技術を開発・実用化しま した。

マイクロ波常温乾燥機

14.EMC対策支援ソフトウェアの開発 機械電子研究所

開発概要

電子・電気機器開発時のEMC対策、中でも放尃ノイズ測定・低減対策の 効率化が強く求められています。そこで、小型電波暗室での「予備測定結 果」からノイズ源を可視化し、さらに大型電波暗室における「規格適合試 験結果」を推定する『EMC対策支援ソフトウェア』を開発しました。

EMC対策支援ソフトウェア

(ノイズ源可視化例)

関 連 研 究 : 新相関手法を用いた一般環境放尃ノイズ測定法の確立

(平成15年~17年度 新産業創造等基金研究開発事業

/(財)福岡県産炭地域振興センター)

車載用電子機器からの放尃ノイズ推定法の開発

(平成18年~19年度 県単独事業)

実用化企業 :

(株)テクノサイエンスジャパン

関 連 研 究 : 大気導入型マイクロ波減圧乾燥技術に関する研究開発

(平成16年~18年度 県単独事業)

マイクロ波常温乾燥による高品位・省エネ乾燥技術の開発

(平成18年~19年度 地域新生コンソーシアム研究開発事業/経済産業省)

共同研究機関 : 九州工業大学、九州指月(株)、クロレラ工業(株)

実 用 化 企 業 : (株)ワコー、西光エンジニアリング(株)、美濃窯業(株)、桂商事(株)

関 連 特 許 : 「マイクロ波を用いた減圧乾燥方法及びその装置」特許第4474506号

(16)

17.コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発 化学繊維研究所

関 連 研 究 : コンクリートに亀裂を生じさせない鉄筋位置固定用プラスチックスペーサの 開発(平成17年~18年度 研究開発事業/

(財)福岡県産炭地振興センター)

実用化企業 : (株)中央産業

技 術 名 称 : 星型プラスチックスペーサ

国土交通省NETIS登録商品 登録No. QS-080024A 開発概要

鉄筋コンクリートの施工時に使用するプラスチック製星型スペーサ「プラ・スターG」を開発し ました。本製品は、温度荷重によるコンクリートのひび割れを85%以上抑制することができま す。㈱中央産業では、スペーサ材料にほぼ100%リサイクル材料を使用しており、土木工事・

建築工事・二次製品等に対応できるサイズ展開をしています。

プラ・スターG施工例

プラ・スターG

関 連 研 究 : 久留米地域で収穫されるヤーコンを原料にした地域特産品の開発

(平成18年~19年度 県単独事業)

実用化企業 : キットカットキッチン

19.久留米産ヤーコンを用いたドレッシングの開発 生物食品研究所

開発概要

久留米市役所、㈱久留米リサーチ・パーク、中村学園大学、田主丸ふれあい市 場、生産農家と連携して、久留米産ヤーコンを用いたドレッシングを開発しました。

キットカットキッチンより販売されています。

くるめ育ち ヤーコンドレッシング

関 連 研 究 : 新規微生物を用いたカタラーゼの製造方法に関する研究

(平成18年~19年度 共同研究)

実用化企業 : (有)S・Gラボラトリー

20.

Rhizobium

菌生産カタラーゼを用いた過酸化水素処理剤の開発 生物食品研究所

開発概要

(有)S・Gラボラトリーと共同で過酸化水素分解酵素(カタラーゼ)を多量に生産する 細菌についてスクリーニングやカタラーゼ抽出などの製剤化条件の検討を行い、

現行のカタラーゼ製剤より安価な過酸化水素処理製剤を開発しました。

過水クリア

18.福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工) 化学繊維研究所 開発概要

福岡・相島(あいのしま)で真珠の養殖を始めました。真珠貝(あこや貝)の貝殻 にも真珠層があり、装飾品(螺鈿細工(らでんざいく))に応用しました。万徳屋で は、熟練の技を生かした、ぬくもりのある手作りの作品が特徴です。(有)カラー プラネットでは、デジタルデータも再現できる精密加工が特徴ですが、ネイル素 材等の用途へも展開しています。

関 連 研 究 : 相島産アコヤ貝殻の有効利用法に関する研究

(平成20年~21年度 県単独事業)

実用化企業 : 万徳屋、(有)カラープラネット (貝殻装飾品の作品例)

万徳屋

(有)カラープラネット

(17)

関 連 研 究 : 微生物簡易識別法の開発 (平成20年~21年度 県単独事業)

実用化企業 : (株)同仁化学研究所

21.生菌選択的蛍光染色キット“

-Bacstain- CTC Rapid Staining

Kit”の開発 生物食品研究所 開発概要

㈱同仁化学研究所との共同研究により、生きた微生物を選択的かつ高感度に 検出する蛍光染色キットの開発に成功し、平成21年度に商品化されました。蛍 光染色試薬CTCとエンハンサー (反応促進物質)を併用することで、スピー ディーで高感度な蛍光染色を実現しました。また、従来の試薬では検出できな かった微生物も染色が可能になりました。蛍光検出法で汎用されている蛍光顕 微鏡とフローサイトメータのそれぞれに対応した2種類のキットを準備しています。

生菌選択的蛍光染色キット

関 連 研 究 : 冷却水システムにおけるレジオネラ対策のための光触媒装置の実用化

(平成17年~18年度 新産業創造等基金センター委託事業/

(財)福岡県産炭地振興センター)

実用化企業 : フロンティアテクノロジー(株)

22.電解式スケール除去装置の開発 機械電子研究所

開発概要

空調設備等に使用される冷凍機やコンプレッサの熱交換器へのスケール付着による性能 低下を防ぐため、循環する冷却水を電解処理しスケールの原因となる水中のミネラル分を 除去する装置を開発しました。従来、必要であった冷却水への薬剤添加が不要となります。

スケール除去装置

23.電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発 機械電子研究所

開発概要

赤司電機(株)、大分大学との産学官共同研究により、平成21年に低速回転高効 率型永久磁石式同期発電機「GENE-MASTER」を製品化しました。600rpmの低速 回転で効率90%以上を実現しており、まさに低炭素社会に貢献できるこれまでに ない高効率発電機です。

永久磁石発電機「GENE-MASTER」

関 連 研 究 : 非接触オンマシンナノ計測式自動補正型次世代研削 システムの開発

(平成20年度 地域イノベーション創出研究開発事業/

経済産業省)

実用化企業 : (株)三井ハイテック

24.機上計測式研削盤の開発 機械電子研究所

開発概要

金型部品の成形研削加工は、職人頼みの領域で、検査・加工には多大な 時間を要します。これらの問題解決の為、ビジョン技術と精密加工技術を 取入れたリバースエンジニアリング内蔵CNC研削盤(機上計測式研削盤)

を開発しました。これにより、加工物を研削盤に保持したまま研削・形状計 測が可能になるので、加工の省力化、省人化、高品質化を実現できます。

機上計測式研削盤 関 連 研 究 : 高配向性電磁鋼板と高性能永久磁石によるハイパワー発電機の

開発 (平成15年~17年度 新産業創造等基金研究開発事業/

(財)福岡県産炭地域振興センター)

風力発電のための高集束化高密度発電機の開発

(平成18年~20年度 革新技術研究開発事業/(独)科学技術振興機構)

実用化企業 : 赤司電機(株)

(18)

関 連 研 究 : 流れの可視化を用いたマイクロスケール成形の評価・解析システムの開発

(平成14年~15年度 (財)福岡県産炭地域振興センター研究開発事業/

(財)福岡県産炭地域振興センター)

実用化企業 : (株)ピーエムティー

25.脆性材料加工用鉛筆型メタルボンド微細径砥石 機械電子研究所

開発概要

機械加工が困難な脆性材料(ガラス、セラミックス等)の 微細な形状加工を行うことを目的に、超砥粒メタルボン ド砥石の結合剤に耐摩耗性ろう材を使用した鉛筆型の 砥石を開発しました。

ろう材砥石写真 先端部SEM像

関 連 研 究 : 配管検査用センサシステムの開発

(平成18年~19年度 中小企業産学官連携研究開発事業/

(財)北九州産業学術推進機構)

共同研究機関 : (株)フジコー、(株)九州エレクトロニクスシステム、

九州工業大学、早稲田大学 実 用 化 企 業 : 新日本非破壊検査(株)

関 連 特 許 : 「対向面間の走行装置」特開2009-1069

26.配管内検査ロボットの開発 機械電子研究所

開発概要

配管内の割れ・腐食・減肉などの配管内面の状態を検査するロボット「エル ボマスター」を開発しました。配管の材質や形状によらず配管内を自由に走 行することができ、カメラの画像で配管内を観察します。平成20年度よりサー ビス事業を開始しました。

エルボマスター(管内検査システム)

関 連 研 究 : プリント配線基板内蔵用高容量薄膜コンデンサの開発

(平成16年~21年度 産業技術研究助成事業/

新エネルギー・産業技術総合開発機構)

実用化企業 : 日揮触媒化成(株)

関 連 特 許 : 「チタン酸バリウム粉末およびその製造方法」特許第4411483号

27.チタン酸バリウムナノ粒子分散液 化学繊維研究所

開発概要

高濃度ゾルゲル法を利用して各種電子デバイスの原材料であるチタン酸バリウムの10 nm(ナノ メートル。10億分の1メートル)~30 nmの超微細粒子分散溶液の開発に成功しました。既製の電 子デバイスに用いられている粒子サイズは微細なものでも100~200nm。今回開発した粒子の微 細さは際立っています。原材料のナノサイズ化が望まれている各種電子デバイスや各種光学部 材への用途展開が期待できます。

チタン酸バリウム ナノ粒子分散溶液

関 連 研 究 : 乾燥剤リサイクル研究会

(平成19年度 研究会事業/(財)福岡県環境保全公社 リサイクル総合研究センター)

共同研究機関 : シタマ石灰(有)、(株)筑後物産、大江化学工業(株)

実 用 化 企 業 : シタマ石灰(有)

肥料登録番号2213号(福岡県告示第1118号)

28.石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発 化学繊維研究所

開発概要

農業用土壌改良剤(消石灰)は一般的に粉末状ですが、造粒してブロック状 にしました。飛散しにくいため作業性や人体への安全性に優れており、土壌 中で崩壊しやすく即効性があり、高アルカリ分であるといった特徴がありま す。更に、従来、主に産廃処理されていた石灰乾燥剤の規格外品をバイン ダーとして利用しており、環境に優しい商品です。本製品は、平成20年に商 品化されました。

造粒型消石灰(土壌改良剤)

(19)

29.大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発 化学繊維研究所

関 連 研 究 : 博多人形の原材料の調査研究 (平成19年度 受託研究)

実用化企業 : 博多人形商工業協同組合 「羽衣」除幕式(20年9月)の写真.

(右) 大きな博多人形「羽衣」.

(左) 「羽衣」作者の國崎氏.

開発概要

博多人形の大型化の課題であった焼き縮みによる「割れ」等の問題解決に取り組 み、各種粘土の配合比を最適化することで焼き縮みの尐ない粘土の開発に成功し、

大きな博多人形「羽衣」を作製しました。「羽衣」は、福岡を代表する伝統工芸品とし て、平成20年9月から福岡国際会議場に展示されています。

関 連 研 究 : 微生物検出試薬の開発、微生物簡易識別法の開発

(平成19年~20年度 県単独事業)

実用化企業 : (株)同仁化学研究所

30.微生物検出キット “Microbial Viability Assay Kit-WST” の開発 生物食品研究所 開発概要

(株)同仁化学研究所との共同研究により、細菌やカビなど微生物

の生死を検出するキットの開発に成功し、平成20年度に商品化さ れました。検出試薬を添加すると生きている微生物のみに反応が 起こり着色するという非常に簡単な手法で微生物の生死を検出す るキットです。また、検査時間を従来法に比べ大幅に短縮すること ができました。

微生物検出キット

関 連 研 究 : 久留米地域で収穫されるヤーコンを原料にした地域特産品の開発 (平成18年~19年度 県単独事業)

実用化企業 : ヤーコン生産農家、クロボー製菓(株)

31.久留米産ヤーコンを用いた地域特産品の開発 生物食品研究所

開発概要

久留米市役所、㈱久留米リサーチ・パーク、中村学園大学、クロ ボー製菓㈱、生産農家と連携して、久留米産ヤーコンを用いた地域 特産品を開発し、平成20年5月31日に新規オープンした道の駅 くるめにて試験販売を行っています。

久留米産ヤーコン茶 ヤーコン入り黒棒

関 連 研 究 : 液体の微粒化凍結技術を用いた超精密洗浄ノズルの開発

(平成17年~18年度 県単独事業)

実用化企業 : リックス(株)

関 連 特 許 : 「洗浄ノズル及びそれを用いた洗浄方法」 特許第4120991号

「バリ取り洗浄装置およびバリ取り洗浄方法」 特許第4151796号

32.超精密洗浄ノズルの開発 機械電子研究所

開発概要

超音速ノズルを用いて空気と水だけで微細な氷粒子 を形成すると同時に超音速まで加速して衝突させ、洗 浄対象の表面を傷つけずに異物を除去する「マイクロ アイスジェット洗浄ユニット」を開発し、平成20年に製 品化しました。

洗浄の様子

マイクロアイスジェット 洗浄ユニット

参照

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