作畦・作条の生産生態学的研究(1)作畦・作条の方 向と収量性(要旨)

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作畦・作条の生産生態学的研究(1)作畦・作条の方 向と収量性(要旨)

立野, 喜代太

九州大学農学部

https://doi.org/10.15017/14151

出版情報:九州大学農学部農場研究資料. 5, pp.57-59, 1980-03. 九州大学農学部附属農場 バージョン:

権利関係:

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57

         作畦・作条の生産生態学的研究

      (1)作畦・作条の方向と収量性(要旨)

      立 野 喜代太  作畦・作条の方向と収量の関係を2・3の作物について検討した。

(1)ジャガイモ(秋植)=畦間55㎝、株間30㎝、東西と南北畦間、および日向切り面と反対面と の植付間に有意差が認められた。(2)キャベツ(秋冬)=畦間140㎝、条間50cm、株間36㎝の 2条並木植。東西、南北畦間に有意差、東西畦の南側と北側間にも差があり、東西畦の球は南面に 傾斜していた。(3)小麦:平畦(条間40、60、80㎝)および畦立(畔間180cm、条間60cm、

2条播)による東西と南北一問では、平畦、条間40㎝1と60cmで差が認められた。(4)水稲:田植 機稚苗移植(レイホウ、並木植:条間33.4cm、株間16.7cm、2条並木植;条間60.1㎝、30.0       り

cm、株間16.6cm)では、並木植の東西、南北間に3年のうち1年だけ(77)有意性が認められ たほかは差がなかった。また、成苗手植栽培(農林22号、並木植:条問30cm、株間15cm、2 条並木植.条間40㎝、20cm、株間15cm)では差が認められない。

 以上の結果は、平均収量において、いずれも東西畦が南北畦に優っている。これは畦・条の形態 や方向による受光量や作物の受光態勢の違い、地温や風向による作物のなびきによって光の透過率 が変化したためと考えられる。

3

2

   シマバラ      シラサギ    (秋植)     (秋冬、冬)     (秋播小麦)

ジャガイモ(×1000k9  キャベツ(k9/球) 小麦(×100 k9       /10a)       /10a)

⑭⑳⑧⑪

︒♂ %︶20

  ㏄  曲⑳⑭

ω芸

ub

G⑪

︒讃

⑧⑲ 妬

5

   (励磁)(春立)

   (夏作)

水稲(×100k9/10a)

0● 8

  8

8

㌔●

○●

(レイホウ)

 1

儂22)

(:EW)(:NS)

東西畦南北畦

(EW)(NS)

}    }

(並)(2並)

第1図 作畦・作条の方向(O東西、●南北)と収量

(並)(2並)

(3)

58 立 野 喜代太

  20

地16 温10

(℃)8

  4

xf

∵ン ノ㌧

Nl i ? ?

  (測定位置)

郭軸噂

/ギ

  s}  1初

      ユ6/0          葉15/0       14/0

    ノ㌧  1蜘

   メ   「x位    〆

      12/〈)

   ノ    11ゆ

  乙      10/O

亀x   I

 . 跡・

12     16    20     24、   4

       時    間   第2図 日向切りと地温

8   12  16

 (時)

緑葉

半枯死

   枯死

(水稲、レイホウ)

    :EW   :NS      条の方向 第7三条方向と葉の枯上り

  50

頻 40

度 30

(%)20

  10

側側 南北

,, ●

ノ!

1

!   、

80

@60 40 20 入射角度      一︑●  ︑︑   \

  20    25    30    35   40

      角   度

第3図 東西畦における球(キャベツ)

   の傾斜角度

 冬至(12/22)

 春分(3/21)

 夏至(6諺1)

        /×\

       メ  )阪x (福岡)

      ノ             ノ      

     ×         X

     ノ      

    X

            ×、

           、    ノ      し

  ,メ μか・・ト〜、 へ

//    \, x

凶 ♂        \  ・、

       x

6    8・  10   12   ユ4   16   18

     時   間  (時)

 第4図 麦作期間の太陽光入射角度

(4)

作田畦・作条の生産生態学的研究(1)作畦・作条の方向と収量性(要旨) 59

      N(318、 9、 10       :N:EW    NN:E

         NW  \、   /

      ヘ      ノ

      ノ  NE       入      ノ

       /    :E:N:E

       ノ       ノノ

         WNW       1   /

       、       ノ        ,       、              イ       へ       ノ

         w   ≡遇ζ    E

      ノ        へ        ,1   ノ 、  、、

      /ノ  / 、  \、

        WSW  /\ \ESE

      ノ      、

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      SW 4  \ SE

       ノ       、                、                、

       ノ

      SSW     SSE       (1)9        S

      第5図 風向と最大風速()内数値は10m以上/sec       の最大風速を示した回数を表わす

      1978(8月〜10月)

100 9/5(直立、出穂;期)

      9/13(なびく、乳熟期)

         ノ      ノ

        ●ノ      ・    づ

       ノ      ノ        ノ      ノ

40  〆        _,一♂

     ノ      ノ

2・

      

 0     20    40    60     80    100      20    40     60    80    100

     相対照度(%)      相対照度(%)

    第6図 水稲(レイホウ)のなびきと相対照度の変化

昭和54年10月 日本作物学会講演会で発表

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