Unit 1 臨床各論Ⅵ 運動器コース
1 . 教 員 名 責 任 者 赤木 將男 整形外科学 職 位 教 員 名 ・ 所 属 教 授 赤木 將男・柿木 良介(整形外科学)・小山 敦子(心療内科学) 准 教 授 三井 良之(安全管理部) 講 師 宮本 裕史・朝田 滋貴(整形外科学) 医学部講師 三木 健司・池田 光正・森 成志・西村 俊司・冨山 貴司橋本 和喜(整形外科学)・西村 章朗(救命医学) 助 教 井上 紳司・橋本 和彦・墳本 一郎・村上 哲平・西地 晴彦小川 智永(整形外科学) 非常勤講師 中川 晃一(市立岸和田市民病院) 2 . コース目標 ・一般目標(GIO) 運動器は人が人らしく尊厳をもって自立した生活を送る上で欠くことの出来ない重要な器官であ る。歩行不能となれば,他人の手を借りずには生活が成り立たないことは容易に理解できる。急速 な高齢化により運動器に障害を持つものは増加の一途を辿り,官民を問わず運動器への関心・意識 は高まっている。実際,介護の領域で要支援となった 3 大原因疾患は, 1 )関節疾患, 2 )脳血管 疾患, 3 )骨折・転倒である。一方,少子化社会においては,未来を担う小児の運動器疾患・外傷 の位置づけも必然的に高くなる。さらに,豊かな社会はスポーツ人口の増加をもたらし,それに伴 う急性・慢性運動器障害も増加している。これらの障害を扱い国民の健康と福祉に貢献するのが整 形外科である。 本コースでは,臨床医として必要な運動器に関する基本医学情報を,解剖学,生理学,病理学,薬 理学など基礎医学を振り返りつつ学んで頂く。 従来の講義プリント(配布用スライド)を纏めた近畿大学医学部整形外科シラバスを配布する。授 業で強調された点,分からなくて調べた事項,過去の試験に出題されているポイント,クリクラで 学んだ症例のことなど,あらゆる事をこのシラバスにマークし書き込み,自分のノートを作成する のである。 5 ・ 6 学年のクリクラの際にも必ず持参し活用して欲しい。この 1 冊さえあれば学内試 験から共用試験・国試まで全ての試験や臨床実習に対応出来るように各自カスタマイズを行うとよ い。さらに初期研修まで,このシラバスを用いて繰り返し学習することを勧めたい。授業担当の各 教員にはシラバス理解のために必要な解説をお願いしている。 運動器コース最終日には,国試過去問題の演習時間を設けた。 2 週間のコース受講により,どこま で深く理解が進んだかを実感できるであろう。 ・行動目標(SBO) 1 ) 骨折・脱臼(肘内障を含む)・捻挫・腱断裂さらには脊髄損傷など,整形外科外傷のプライマ リーケアについて説明することができる。 2 ) 骨折の治癒過程,および,骨折の癒合不全,偽関節の原因・病態について述べる事ができる。 — 16 — — 17 — Unit1 臨床各論 Ⅵの診断と治療について述べる事ができる。 4 ) 腰痛症の原因について心因的な側面も含めて説明ができる。 5 ) 側弯症,先天性股関節脱臼およびペルテス病など代表的小児整形外科疾患について説明ができる。 6 ) 臼蓋形成不全による変形性股関節症,内反膝・外反膝による変形性膝関節症など,生体力学的 要因を背景として軟骨の変性および変形性関節症が発症することを述べる事ができる。 7 ) 関節リウマチや痛風・偽痛風,肩関節周囲炎など関節の炎症性疾患の病態と治療について述べ ることができる。 8 ) 絞扼性末梢神経障害(脊椎神経根症,手根管症候群,肘部管症候群など)および,絞扼性循環 障害(胸郭出口症候群など)について解剖学的構造より症候と診断を述べる事ができる。 9 ) 骨肉腫,軟骨肉腫,骨繊維肉腫,Ewing 肉腫,骨悪性線維性組織球腫,脊索腫などの代表的 な悪性骨腫瘍,および,骨軟骨腫,骨巨細胞腫,内軟骨腫,良性軟骨芽細胞腫,動脈瘤様骨嚢 腫,単発性骨嚢腫,類骨骨腫,線維性骨異型性症など代表的な良性骨腫瘍の病理所見と画像所 見について説明できる。 10) 半月板損傷や膝靭帯損傷などの膝スポーツ外傷の診断,および,Osgood-Schlatter 病や離断 性骨軟骨炎,上腕骨外側上顆炎を生じる慢性スポーツ障害の成因と予防について説明すること ができる。 11) 骨粗鬆症における骨代謝異常の成因と病態,それに伴う様々な骨折や変形について説明ができる。 12) 大腿骨頭壊死症を代表とする骨壊死性疾患について,その成因と画像診断について説明できる。 *ゴシック体は国試出題基準の項目,下線はその内の最重要項目 3 . コース時間割表 第 1 週 運動器 1 週責任者:赤木 將男 月日 曜日 時限 担当教員 内 容 4/6 月 1 赤木 將男 運動器と人の尊厳 GIO:運動器障害と人の尊厳の関係を学 ぶ。 SBOs:人として尊厳を保って生きて行 く上での運動器の重要性を認識し,医療 人として障害を持つものへの態度を修得 する。 2 赤木 將男 運動器疾患とその治療理念 GIO:運動器疾患の治療理念を知る。 SBOs:多様な運動器疾患の治療理念と インフォームドコンセントのあり方を理 解し,説明ができる。 3 森 成志 運動器の構造と機能Ⅰ GIO:骨の解剖学的構造とその機能につ いて理解を深める。 SBOs:骨の解剖学的基本構造と骨の成 長,代謝と血液循環について述べること ができる。 4 森 成志 運動器の構造と機能Ⅱ GIO:関節・脊椎・脊髄と神経根の基本 構造の理解を深める。 SBOs:関節と脊椎(脊柱)の構造と腱 による運動(可動域・徒手筋力テスト), 脊髄・神経根障害による神経学的高位診 断(神経支配)の基本を述べる事ができ る。 Unit1 臨床各論 Ⅵ
4/6 月 5 森 成志 骨折治癒過程と治療原則 GIO:骨折治癒過程を知り,治療原則を 理解する。 SBOs:骨折の治癒過程を理解し,それ に影響を与える要因と偽関節・変形治癒 について説明できる。その上で治療原則 を述べることができる。 6 赤木 將男 自 習 GIO:本日の重要項目について復習する。 SBOs:本日の重要項目について配布資 料を参考に,自習ノートを作成し,臨床 実習に備える。 4/7 火 1 冨山 貴司 骨折の形態と治療法 GIO:それぞれの骨折により治療法が異 なることを学ぶ。 SBOs:下肢骨折を例に骨折の部位と形 態を表現でき,プライマリケアおよび適 切な固定法を選択できる。 2 池田 光正 骨粗鬆症の診断と薬物治療 GIO:骨粗鬆症の原因と薬物療法につい て学ぶ。 SBOs:原発性・続発性骨粗鬆症におけ る骨代謝異常を診断(骨密度測定を含む) し,どのような薬物治療があるかを説明 できる。 3 池田 光正 骨粗鬆症性骨折の診断と治療 GIO:骨粗鬆症性骨折など骨脆弱性が原 因で生じる骨折について学ぶ。 SBOs:骨粗鬆症など骨脆弱性を基盤に 発生する骨折を列挙し,予防法や治療に ついて説明できる。 4 橋本 和彦 足関節・足部の外傷と疾患 GIO:足関節・足部外傷と疾患について 学ぶ。 SBOs:足関節・足部の脱臼と骨折,腓 腹筋断裂・アキレス腱断裂などの外傷, 足部変形などの慢性疾患について述べる ことができる。 5 宮本 裕史 医学英語Ⅰ GIO:診療に必要な基本的英語表現を学 ぶ。 SBOs:外国人患者の診療に必要な基本 的英語表現を身につける。 6 赤木 將男 自 習 GIO:本日の重要項目について復習する。 SBOs:本日の重要項目について配布資 料を参考に,自習ノートを作成し,臨床 実習に備える。 4/8 水 1 柿木 良介 上肢の外傷と疾患 GIO:上肢の外傷と疾患について理解する。 — 18 — — 19 — Unit1 臨床各論 Ⅵ
4/8 水 SBOs:上肢外傷とその後遺障害(内・ 外反肘,異所性骨化,Volkmann 拘縮, RSD)と慢性障害(腱鞘炎,弾発指,ガ ングリオン,Dupuytren 拘縮を含む)を 説明できる。 2 柿木 良介 上肢の機能再建術 GIO:上肢の機能障害と再建術について 理解する。 SBOs:手指形成異常,陳旧性外傷(偽 関節を含む)や慢性疾患(腱断裂,手指 変形,槌指変形,ヘベルデン結節を含 む)における機能再建術について説明で きる。 3 西村 章朗 運 動 器 高 エ ネ ルギー外傷 GIO:多発外傷など運動器の重篤な損傷 と初期診療について学ぶ。 ]SBOs:末梢神経・血管損傷を伴う開 放性骨折や骨盤骨折,多発損傷,Crush syndrome のプライマリーケアについて 述べることができる。また,減張切開に ついて説明できる。 4 柿木 良介 整形外科機能再建特論 GIO:運動器の機能障害とその再建術に ついて理解する。 SBOs:手指形成異常,陳旧性外傷(偽 関節,骨髄炎を含む)や慢性疾患(筋, 腱,神経損傷後,四肢悪性腫瘍切除後の 再建を含む)における機能再建術につい て説明できる。 5 朝田 滋貴 小児の運動器疾患 GIO:小児運動器疾患,化膿性疾患につ いて学ぶ。 SBOs:先天性疾患(股関節脱臼,筋性 斜頸,二分脊椎,内反足,肩甲骨高位症, 多発性関節拘縮症,下腿偽関節),およ び,小児疾患(側弯症,大腿骨頭辷り症) について説明できる。 6 赤木 將男 自 習 GIO:本日の重要項目について復習する。 SBOs:本日の重要項目について配布資 料を参考に,自習ノートを作成し,臨床 実習に備える。 4/9 木 1 井上 紳司 スポーツ障害とその予防 GIO:スポーツによる運動器障害の特徴 を理解する。 SBOs:スポーツ活動に伴う運動器障害 (Osgood-Schlatter 病,上腕骨外側上顆 炎,離断性骨軟骨炎,腱付着部炎など) の原因について理解し,その予防と治療 を指導できる。 Unit1 臨床各論 Ⅵ
4/9 木 2 朝田 滋貴 小 児 の 骨 折 と スポーツ外傷 GIO:小児骨折の特徴と治療について学 ぶ。 SBOs:小児に多い骨折とスポーツ外傷 の特徴について述べることができる。 3 朝田 滋貴 スポーツ膝外傷と靭帯断裂 GIO:膝関節損傷を例にスポーツ外傷を 学ぶ。 SBOs:膝損傷を例に関節靭帯・半月板 損傷・膝蓋骨軟化症の理学所見(関節腫 張・関節動揺性・半月徴候)と画像所 見・内視鏡所見について述べることがで きる。 4 中川 晃一 肩周辺部の外傷と疾患 GIO:肩関節周辺部に頻発する外傷を学 ぶ。 SBOs:鎖骨を含め肩関節周辺部の脱臼 と骨折,肩腱板障害と肩関節周囲炎,滑 液包炎について述べる事ができる。 5 中川 晃一 様々な関節の脱臼 GIO:関節の脱臼の病態と整復方法につ いて理解する。 SBOs:脱臼・亜脱臼の分類(外傷性,病的, 反復性など)と,よく見られる関節脱臼 (肘内障を含む)について述べることが できる。 6 赤木 將男 自 習 GIO:本日の重要項目について復習する。 SBOs:本日の重要項目について配布資 料を参考に,自習ノートを作成し,臨床 実習に備える。 4/10 金 1 西村 俊司 良性・悪性軟部腫瘍の診断と治療 GIO:良性・悪性軟部腫瘍の画像・病理 診断と治療について学ぶ。 SBOs:良性(神経鞘腫・神経線維腫症, 類腱腫,血管腫,グロムス腫瘍)・悪性 (悪性線維性組織球腫,繊維肉腫,滑膜 肉腫・横紋筋肉腫・平滑筋肉腫)軟部腫 瘍の画像・病理診断と治療について説明 できる。 2 西村 俊司 良性・悪性骨腫瘍の診断と治療 GIO:良性・悪性骨腫瘍の画像と病理診 断及び治療法と四肢再建術について理解 する。 SBOs:原発性良性・悪性骨腫瘍・転移 性骨腫瘍の画像・病理診断について説明 できる。悪性骨腫瘍の放射線・化学療法 と四肢切断,四肢再建術について説明で きる。また,再建に用いる人工関節,人 工骨,人工靭帯,人工腱について説明で きる。 — 20 — — 21 — Unit1 臨床各論 Ⅵ
4/10 金 3 橋本 和彦 整形外科術後合併症の予防と治療 GIO:整形外科術後合併症の予防法につ いて学ぶ。 SBOs:整形外科術後感染症の予防の意 義と方法について述べることができる。 4 西村 俊司 腫瘍外科特論 GIO:骨・軟部悪性腫瘍の診断と治療に 関する最新の知見を理解する。 SBOs:肉腫の特殊性と集学的治療につ いて説明できる。 5 赤木 將男 自 習 GIO:コース第一週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第一週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,臨床実習に備える。 6 赤木 將男 自 習 GIO:コース第一週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第一週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,臨床実習に備える。 4/11 土 1 三木 健司 国試問題演習 I GIO:国試出題基準の内容の理解をさら に深める。 SBOs:国試出題基準範囲の運動器コー ス重要項目について説明できる。 2 赤木 將男 自 習 GIO:コース第一週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第一週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,臨床実習に備える。 3 赤木 將男 自 習 GIO:コース第一週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第一週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,臨床実習に備える。 第 2 週 運動器 2 週責任者:柿木 良介 月日 曜日 時限 担当教員 内 容 4 /13 月 1 朝田 滋貴 関節軟骨の変性と変形性膝関節症 GIO:関節軟骨変性と変形性関節症の病態を理解する。 Unit1 臨床各論 Ⅵ
4 /13 月 SBOs:関節軟骨変性と滑膜炎の病理, 変形性関節症の病態を説明できる。また, 痛風・偽痛風と神経病性・血友病性関節 症について述べることができる。変形性 膝関節症の理学所見(可動域・強直・拘 縮・腫張・動揺性)と治療法,反張膝, 神経病性関節症の説明ができる。 2 朝田 滋貴 膝関節外科特論 GIO:膝関節の機能解剖の最新知見を理 解する。 SBOs:関節の骨軟骨解剖形態と靭帯構 造の協調により関節運動がなされること を説明できる。 3 森 成志 骨・関節感染症の診断と治療 GIO:骨・関節感染症の診断と治療につ いて学ぶ。 SBOs:成人および小児の骨髄炎(Brodie 骨膿瘍を含む)と化膿性・結核性関節炎 (乳児化膿性股関節炎を含む)の理学所 見・画像診断と治療法を説明できる。 4 池田 光正 脊髄損傷のプライマリケア GIO:脊髄損傷のプライマリケアを学ぶ。 SBOs:脊柱・脊椎骨折・脱臼骨折・脊 髄損傷の画像診断,特有の初期症状,レ ベル診断,予後判定のための徴候を理解 し,プライマリケアが実践できる。 5 宮本 裕史 腰椎変性と脊柱管狭窄症 GIO:変形性脊椎症と脊柱管狭窄症につ いて学ぶ。 SBOs:腰椎の加齢性変化(分離・辷り 症を含む)に伴う症候(腰痛症)と診断 (椎間板造影を含む),腰部脊柱管狭窄に 伴う間歇性跛行について説明できる。 6 柿木 良介 自 習 GIO:本日の重要項目について復習する。 SBOs:本日の重要項目について配布資 料を参考に,自習ノートを作成し,臨床 実習に備える。 4 /14 火 1 宮本 裕史 後縦靭帯と黄色靭帯の骨化症 GIO:脊椎靭帯骨化症と神経圧迫につい て学ぶ。 SBOs:日本人に多い脊柱靭帯骨化症(後 縦靭帯・黄色靭帯骨化症,強直性脊椎炎) の画像所見と脊髄症の発症機序と治療法 について説明できる。 2 冨山 貴司 末梢神経障害の症候と治療 GIO:四肢末梢神経障害の症候と診断を学ぶ。 — 22 — — 23 — Unit1 臨床各論 Ⅵ
4 /14 火 SBOs:絞扼性末梢神経障害,胸郭出口 症候群の症候(神経支配)と診断・治療 について述べることができる。 3 柿木 良介 医学英語Ⅱ GIO:整形外科関連英医学用語を学ぶ。 SBOs:整形外科医学論文を理解するた めの基本的用語を知り,論文を読むこと ができる。 4 宮本 裕史 脊椎外科特論 GIO:最新の脊柱再建法を理解する。 SBOs:リウマチ性頚髄症,脊柱後弯変 形や原発性・転移性脊椎腫瘍により損傷 された脊柱の再建法について説明するこ とができる。 5 三井 良之 鑑別を要する神経内科的疾患 GIO:整形外科的神経疾患と内科的神経 疾患の鑑別点を学ぶ。 SBOs:整形外科的神経疾患と鑑別を要 する神経内科的疾患を列挙し,鑑別点を 述べることができる。 6 柿木 良介 自 習 GIO:本日の重要項目について復習する。 SBOs:本日の重要項目について配布資 料を参考に,自習ノートを作成し,臨床 実習に備える。 4 /15 水 1 橋本 和喜 脊椎感染症の診断と治療 GIO:脊椎感染症の画像診断と治療原則 を学ぶ。 SBOs:化膿性脊椎炎,椎間板炎(脊椎 カリエスを含む)の診断と治療,転移性 脊椎腫瘍の鑑別について述べることがで きる。 2 橋本 和喜 神経根症状の診断と治療 GIO:神経根症状について解剖学との関 連から理解する。 SBOs:椎間板ヘルニアなどで生じる神 経根絞扼症状(根性坐骨神経痛や肋間神 経痛)の理学所見,レベル診断,画像所 見を解剖学的観点より説明できる。 3 池田 光正 脊髄症の診断と治療 GIO:脊髄障害について解剖学との関連 から理解する。 SBOs:様々な病態で生じる脊髄症の理 学所見,レベル診断,画像所見(脊髄造 影を含む)を説明できる。 4 三木 健司 腰痛・背部痛の原因と鑑別診断 GIO:腰痛・背部痛の原因を理解する。 Unit1 臨床各論 Ⅵ
4 /15 水 SBOs:非常に症例の多い腰痛と背部痛 の発生原因について述べることができ る。また,腰痛と背部痛を来す疾患を列 挙し鑑別できる。 5 三木 健司 運動器慢性痛の診断と治療 GIO:運動器慢性痛について理解する。 SBOs:社会的損失の大きい運動器慢性 痛の心理的・社会的な背景を理解し,そ の対応を考える。 6 三木 健司 運動器疼痛に対する鎮痛薬 GIO:運動器の鎮痛薬として用いる薬物 の理解を深める。 SBOs:運動器疼痛に対する様々な薬剤 の作用機序と有害事象について述べるこ とができる。 4 /16 木 1 赤木 將男 変形性股関節症とその治療 GIO:変形性股関節症の成因とその治療 法について学ぶ。 SBOs:変形性股関節症の成因(臼蓋形 成不全を含む),理学所見・画像診断と 基本的な保存療法と手術療法を列挙でき る。 2 小山 敦子 運動器愁訴に対する心療内科<的> アプローチ GIO:運動器愁訴に対する心療内科 < 的 > アプローチの方法を理解する。 SBOs:運動器の愁訴の多くが心療内科 的側面を含むことを理解し,心療内科的 アプローチの有効性を説明できる。 3 井上 紳司 大腿骨頭壊死と骨壊死性疾患 GIO:大腿骨頭壊死症を中心に骨壊死性 疾患について学ぶ。 SBOs:大腿骨頭壊死などの骨壊死性疾 患(ペルテス病を含む)について列挙し, その発症要因について考察できる。 4 三木 健司 関節リウマチの新しい診断基準 GIO:関節リウマチの総論と新しい診断 基準について学ぶ。 SBOs:関節リウマチの病態と新たな分 類基準の意味するところを説明できる。 また,患者の ADL や QOL に与えるイン パクト,社会経済的インパクトについて 理解し,最新の薬物治療が目指すところ を理解する。 5 三木 健司 内分泌・先天性骨疾患 GIO:内分泌・先天性骨疾患について学ぶ。 SBOs: 骨 軟 化 症・ く る 病 な ど の 代 謝 性骨疾患,軟骨無形成症,骨形成不全 症,脊椎骨端異形性症,大理石骨病,骨 Paget 病など先天性骨系統疾患を説明で きる。 — 24 — — 25 — Unit1 臨床各論 Ⅵ
4 /16 木 6 三木 健司 国試問題演習 Ⅱ GIO:国試出題基準の内容の理解をさら に深める。 SBOs:国試出題基準範囲の運動器コー ス重要項目について説明できる。 4 /17 金 1 赤木 將男 関節リウマチの薬物治療 GIO:関節リウマチの薬物療法について 学ぶ。 SBOs:関節リウマチ,リウマチ性脊椎症, 乾癬性関節炎,若年性関節リウマチの病 態(滑膜炎を含む),画像所見,診断基準, 薬剤について述べることができる。 2 西村 俊司 模擬試験 GIO:国試レベルの問題を実際に回答し,出題範囲とレベルについて認識する。 SBOs:整形外科国試問題に正答できる。 3 柿木 良介 自 習 GIO:コース第二週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第二週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,コース試験・臨床実習に備える。 4 柿木 良介 自 習 GIO:コース第二週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第二週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,コース試験・臨床実習に備える。 5 柿木 良介 自 習 GIO:コース第二週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第二週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,コース試験・臨床実習に備える。 6 柿木 良介 自 習 GIO:コース第二週の重要項目について 復習する。 SBOs:コース第二週の重要項目につい て配布資料を参考に,自習ノートを作成 し,コース試験・臨床実習に備える。 4 /18 土 1 柿木 良介 自 習 GIO:自習ノートを整理する。SBOs:自習ノートを整理し,コース試 験に備える。 10:10 ~ 11:40 赤木 將男 コース試験 *ゴシック体は国試出題基準の項目,下線はその内の最重要項目 Unit1 臨床各論 Ⅵ
書 籍 名 著 者 名 発 行 所 発行年
参 整形外科シラバス第 3 版 整形外科学教室 整形外科学教室 2015
参 標準整形外科学 医学書院 2011
教:教科書 参:参考書 5 .試験・その他
各授業には行動目標(SBO:Subjective Behavioral Objectives)を示す。
各授業にはカード方式の出欠確認を行い,学生には各講義の評価をしてもらう。コース目標の達成 度評価は,授業の出席率およびコース試験の成績を総合して行う。コース試験は CBT (Computer-based test) ,OSCE(Objective Structured Clinical Examination)から医師国家試験までのレベル とする。
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Unit1
臨床各論
Unit 1 臨床各論Ⅵ リハビリテーションコース
1 .教 員 名 責 任 者 福田 寛二 リハビリテーション医学 職 位 教 員 名 ・ 所 属 教 授 福田 寛二(リハビリテーション医学)・重吉 康史(解剖学)大槻 俊輔(脳卒中センター)・中村 雄作(堺病院神経内科) 石井 一成(早期認知症センター) 准 教 授 三井 良之(安全管理部)・谷本 道哉(生物理工学部) 講 師 谷口 貢・花田 一志(リハビリテーション医学)柏木 伸夫(放射線科診断部門) 医学部講師 山縣 俊之(呼吸器・アレルギー内科学)・上田 昌美(リハビリテーション医学)寺村 岳士(高度先端総合医療センター再生医療部) 助 教 豊増 麻美・大洞佳代子・岸本恵美理(リハビリテーション医学) 非常勤講師 森本 剛(兵庫医科大学 臨床疫学)・田中 敦子(さくら会病院) ソーシャル ワ ー カ ー 小西 直毅(患者支援センター) 2 .コース目標 ・一般目標(GIO) 神経系,循環系,呼吸器系を中心とした臨床分野において,各種徴候に対応できる理解と臨床実習 に必要な知識を修得する。 ・行動目標(SBO) コース開始時と終了時に神経系,循環系,呼吸器系を中心とした分野の国家試験レベルの試験問題 を施行する。知識・理解不足のある領域を認識し,コース終了時にはコース開始時に理解できてい なかった分野を克服できるように学習する。 3 .コース時間割表 第 1 週 リハビリテーション 週責任者:福田 寛二 月日 曜日 時限 担当教員 内 容 4 /20 月 1 福田 寛二岸本恵美理 医学英語 GIO:医学英語を理解できる。 SBOs: 1 . 各分野の医学英語の意味を述べるこ とができる。 2 . 関与するコメディカルを英語で表記 できる。 Unit1 臨床各論 Ⅵ4 /20 月 2 福田 寛二 総論 GIO:リハ医学の基本的な考え方を理解 できる。 SBOs: 1 .障害の分類を述べることができる。 2 .治療法の概要を理解できる。 3 重吉 康史 中枢の解剖 GIO:中枢神経系の解剖を理解できる。 SBOs: 1 .神経伝導路を述べることができる。 2 . 障害による神経徴候との関連を理解 できる。 4 − 5 森本 剛 発熱 GIO:発熱患者の鑑別診断ができる。 SBOs: 1 .発熱を来たす疾患をそうきできる。 2 .鑑別に必要な徴候を説明できる。 6 福田 寛二 補 講 ・ 自 習 4 /21 火 1 三井 良之豊増 麻美 神経難病 1 GIO:神経系疾患の診察について説明で きる。 SBOs: 1 . 神経伝導路を説明できる。 2 . 所見の意義と病的所見について説明 できる。 2 三井 良之 神経難病 2 GIO:神経難病について説明できる。 SBOs: 1 .主な疾患の病態が説明できる。 2 .特徴的徴候を説明できる。 3 花田 一志 神経難病 3 GIO:認知症について説明できる。 SBOs: 1 .主な認知症の病態を説明できる。 2 .特徴的な症状を説明できる。 4 中村 雄作 神経難病 4 GIO:在宅ケアの問題点を理解できる。 SBOs: 1 . 在宅における呼吸管理を述べること ができる。 2 .栄養管理の要点を説明できる。 5 三井 良之 神経難病 5 GIO:神経難病支援のチーム医療につい て理解できる。 SBOs: 1 . 神経難病支援に関わる多職種を列記 できる。 2 . それぞれの職種の役割分担を述べる ことができる。 6 福田 寛二 補 講 ・ 自 習 — 28 — — 29 — Unit1 臨床各論 Ⅵ
4 /22 水 1 小西 直毅 社会制度 GIO:神経難病の患者に対する社会保障 制度について説明できる。 SBOs: 1 . 難病対策要綱を述べることができ る。 2 .現在の難病対策を説明できる。 3 . 主な難病対策を述べることができ る。 2 − 3 石井 一成柏木 伸夫 画像診断 GIO:CT・MRI 所見について説明でき る。 SBOs: 1 . 正常所見を解剖と対比して述べるこ とができる。 2 .神経難病の画像所見を説明できる。 3 .脳卒中の画像所見を説明できる。 4 山縣 俊之 呼吸器 GIO:呼吸器疾患のリハについて説明で きる。 SBOs: 1 . 呼吸器の構造と機能を述べることが できる。 2 . リハの適応と禁忌について説明でき る。 5 谷本 道哉 スポーツ医学 GIO:スポーツ医学を理解できる。 SBOs: 1 . スポーツ障害と外傷の違いを述べる ことができる。 2 . アスリートに必要なリハを説明でき る。 6 福田 寛二 補 講 ・ 自 習 4 /23 木 1 − 2 谷口 貢 循環器 1 ・ 2 GIO:心大血管のリハについて説明でき る。 SBOs: 1 . 運動負荷試験について述べることが できる。 2 . リハの適応と禁忌について説明でき る。 3 上田 昌美 実践神経内科 GIO:代表的疾患に対するリハを実践す る。 SBOs: 1 . 重症筋無力症の症候・診断について 述べることができる。 2 . ギラン・バレー症候群の症候・診断 を説明できる。 Unit1 臨床各論 Ⅵ
4 /23 木 4 − 5 大槻 俊輔 脳卒中 1 ・ 2 GIO:脳卒中の症状について説明でき る。 SBOs: 1 . 片麻痺の徴候を述べることができる。 2 . 高次脳機能障害について説明できる。 3 . ニューロリハビリテーションを説明 できる。 6 福田 寛二 補 講 ・ 自 習 4 /24 金 1 寺村 岳士 再生医療 GIO:再生医療について説明できる。 SBOs: 1 . iPS・ES 細胞の特徴を述べることが できる。 2 . 再生医療の現状について説明できる。 2 大洞佳代子 摂食・嚥下 GIO:嚥下リハを説明できる。 SBOs: 1 . 嚥下困難に対する適切な対応が説明 できる。 2 . 適切な栄養補給を述べることができ る。 3 田中 敦子 糖尿病 GIO:糖尿病のリハについて説明できる。 SBOs: 1 . リハの適応を述べることができる。 2 . 運動療法の処方を説明できる。 4 福田 寛二 まとめ GIO:リハの適応と禁忌を説明できる。 SBOs: 1 . 各種疾患におけるリハ適応を述べる ことができる。 2 . 症例(障害)に応じたリハを想起で きる。 5 - 6 福田 寛二 補 講 ・ 自 習 4 /25 土 1 福田 寛二 自 習 10:10 ~ 11:40 福田 寛二 コース試験 教育目標の達成度を評価する。 4 .教 科 書(参考書) 書 籍 名 著 者 名 発 行 所 発行年 教 現代リハビリテーション医学 千野直一 金原出版 2009年 教:教科書 参:参考書 — 30 — — 31 — Unit1 臨床各論 Ⅵ
コース教育目標の達成評価は,コース試験の結果,講義・実習の出席率などによってなされる。 再試験の難易度レベルは本試験と同等である。
Unit1
臨床各論